№2015 乗り物で行こう、あの山へ 塔ノ岳と鍋割山<後>

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 元々想定していたプランより、1時間近く早い下山開始。うまくいけば、寄からの新松田行富士急バスは、1本前の便に乗れるかも知れない。

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 大倉尾根の金冷シまで戻ります。右側から上ってきて、左手の塔ノ岳山頂への道を上りました。今度は手前の方へ。

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 穏やかな道もあります。視界が良くないけれど、それほど険しくなくて、テレンコテレンコ歩いて行ける道なら、これはこれで趣きもなくはない。
(視界が悪すぎて道に迷ってしまうようだとまずいが)

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 二俣分岐。ここから小丸尾根を下って、直接大倉に行く事もできます。エスケープルートに良いか。この日は、そこまでは悪天ではない。

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 森の中、という感じの山道。

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 左手はこの曇天のせいで、何も見えない。小丸尾根が見えるはずなのだが。

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 ツツジ、ですよね?

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 木道もあります。

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 鍋割山直下、最後に急登が待ち構えていました。

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 鍋割山頂、到着しました。塔ノ岳山頂から1時間弱。しかしここもまた、雲の中。展望は全くありません。
 鍋割山荘は営業しています。鍋焼きうどんが名物、らしいが、それは次の機会とさせて頂きます。スマホの自撮りだけで、残念ながら今回は10分程度の休憩のみで出発。

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 いきなり、急坂を下る。大倉尾根でも、こんな急坂はなかったような…。
 後沢乗越に至るこの尾根には、名前はないようだ。

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 この尾根にもつつじが。

 下りきった所に…。

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 ああ、ここだったんだ…。
 10連休のGW真っ只中の5月4日、鍋割山近くで落雷事故があり、登山者が1名亡くなった。という事は、ニュースで聞かれた方も多いと思うが、ここがその現場だったとは。
 木の幹には、鍋割山荘によるお悔やみと、雷発生時の注意事項がくくりつけられています。花も手向けられています。私も、静かに手を合わせます。
 この日は天気は悪いけれど、幸い雷の兆候は感じない。そのまま下山を続行します。

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 さらに下り坂が続く。やはり大倉尾根よりキツイ。

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 後沢乗越に着きました。一般的には左のルートを取って、二俣から延々林道を歩いて大倉を目指すのが一般的だが、今回は直進し、寄へ。

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 この道は秦野市と松田町の市町境になっているが、後沢乗越を過ぎると、松田町側にはフェンスが張られるようになります。シカ対策、なのか。

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 栗の木洞に向けて、急登になる。振り返ると、本当なら鍋割山が見えるはずだが、雲に覆われてしまっている。

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 栗の木洞のピークだが、森の中。大倉への道が分岐している。

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 急に開けた所に出て、櫟山。「くぬぎ山」と読む。鉄道ファンなら新京成電鉄のくぬぎ山駅をすぐ連想できるだろうが、漢字で書くと難しい(だから駅名は平仮名なのか)。
 どうやら雨は止んでくれたようだ。最後の小休止。雨具をしまって出発。

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 左手には、秦野の町を見る事ができます。

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 樹林帯の中を下っていく。下りながらややキツイが、道は基本的には整備されている。ただ、倒木がある。

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 今朝上ってきた大倉尾根と、秦野。

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 花が咲いているが、無学の哀しさ、名前が解らない…。

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 櫟山から30分弱で、林道と交差します。

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 シカ柵、なのだけれど、もうボロボロで、役には立つまい。

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 突然、という感じで、茶畑が現れました。

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 寄のバス停まで、隠れ里のような土佐原の集落の中のコンクリ舗装道を下っていきます。春はしだれ桜が有名だそう。いい雰囲気です。

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 着きました!寄バス停。
 塔ノ岳から約3時間40分、鍋割山からは約2時間30分、という所でしょうか。
バスジャパン・ハンドブックシリーズR72 終点の構図」でも取上げられた所です。

 この時に写っていたのはレインボーⅡだったが、今回の15時40分発便は、さらに一回り小型のエアロミディ。何より、お客さんがいない…。新松田から着いた便からは誰も降りてこなかったし、折返し新松田行も、ついに私以外、誰一人乗り降りがなかった。この路線、平日18本、土休日も12本の便があり、この手の路線としては利便性は良い方だとは思うのだが、時間帯もあるのだろうけれど、この先が少々心配だなあ、の印象が否めませんでした。

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 松田からは御殿場線もあるのだけれど、小田急の方がやや早く帰れる。16時07分発小田原行各駅停車。EXEαの通過を待って、出発。

 という感じで、数十年ぶりのはずの、丹沢・塔ノ岳と鍋割山の登山が終わりました。
 私の場合、まずはプラン通りのルートをとにかく歩き切る(無論安全第一、天候とも相談してだが)、のをメインのテーマと考えているので、その意味では、今回の山行は一応成功、と言えます。一昨年の金時山みたいに、途中であきらめざるを得なくなった、という事がなかったし。
 ただ、せっかくの丹沢の名峰・塔ノ岳・鍋割山なのに、展望が全くなかったのは、やはり残念無念でした。これはまた近いうちに行かねば…といっても、いつになる事やら解らないのが私の悪いクセでもあるのだが…と思います。ただ、夏場は暑いので行かない。早くても秋になるのでしょうかね。その場合は、今度はヤビツ峠からの表尾根縦走になると思います。

 なお、今回歩いた上での私の感触としては、逆コース・寄→鍋割山というのは、あまりオススメではないです。登りが大倉尾根以上にキツイ上に、整備状態が良くない所が多々あるので。ある程度の経験者ならいいと思うが、ビギナーだと、やはり塔ノ岳から来て、後沢乗越から(あるいは小丸尾根経由で)大倉へ向かうプランの方が良いかと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》
 京阪が昨日、2019年度設備投資計画を発表しました。大規模な工事(立体化・駅舎改築など)がないからか、投資総額が92億円で、関東各社より1ケタ少ない。
 目玉は3000系の「プレミアムカー」で、今年度より6両の製造を開始し、来年度の導入を目指す。今回は8000系と違って完全な新造になるので、置き換えとなる現在の6号車、3500形(T3)はどこへ行くのか。以前書いたように、ロングシート改造の上、13000系に組み込まれる事になるのだろうとみています。今年度の新造はないが、2200系や5000系などの完全置換えが視野に入っているはずで、来年度以降ある程度まとまって新造される事になるだろうから、タイミング的にいいでしょう。13000系は6連で製作、これに組み込む事になると思われます。
 この他、6000系のリニューアルを、今年度は2編成16両に実施。
 男山ケーブル(現在休止中)は制御装置等を更新、車両のデザインを一新し、駅も美装。なお、リニューアル完成時に名称を「石清水八幡宮参道ケーブル」に、駅名を「ケーブル八幡宮口」「ケーブル八幡宮山上」に改称。
 多情報連続式ATSは、今年度は枚方市~守口市間に拡大、2020(R2)年度に京阪線全線への導入を予定。この他、耐震補強工事や、変電所の更新を実施。案内放送・ディスプレイを多言語化(車内放送は、近鉄のように、タブレット端末を使用した他言語放送が実施されています)。
 毎年の事だけれど、どうして関西の他の大手は、設備投資計画を発表しないのだろう?(他は名鉄のみ)作成しないはずはないし、株主などへの説明でも必要なものだろうと思うのだが。中長期の方針を示したものは散見するのだが、是非設備投資計画の一般への公表を、お願いしたいと思います。

「スルッとKANSAIバスまつり」、今年は明日、京都市の岡崎公園で行われます。何しろ2年連続で中止になっていて(だから今年から6月開催)、とにかく無事に開催される事を願います。私は行けないけれど。

 JR芸備線は、10月下旬に全線で運転再開の方針が示されました。先駆けて暫定的に再開している三次~中三田間は学校の夏休み期間中は運休となるが、再開後は若干のスピードアップが行われるという事です。

 JALのA350-900が昨日、羽田空港に到着し、セレモニーも行われました。一連の様子はFacebookでも公開されているが、着陸シーンは90度傾いてしまっていますね…。何とか修正してもらえないものでしょうか?

《今日のニュースから》
14日 チケット不正転売禁止法 施行
15日 JRA 156頭の競争除外 禁止薬物摂取の可能性

 JRAは明日、函館で重賞競争「函館スプリントステークス」があるが、13頭中6頭も除外で、たった7頭立て。原因は、飼料メーカーが、餌に混ぜるサプリメントを、必要な検査を行う前に出荷させたため、という事。

№2014 乗り物で行こう、あの山へ 塔ノ岳と鍋割山<前>

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 標高1491mの塔ノ岳。関東平野の広い地域から、一目で「塔ノ岳だ」と解る、丹沢のランドマークとして親しまれています。丹沢では恐らく、大山に次ぐ人気の山でしょう。
 という山、地元なのに、登山自体の長いブランクもあって、もう数十年もご無沙汰になってしまいました。久々に登頂にトライします。先月20日、行って参りました。塔ノ岳から、帰路は鍋割山を経由します。

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 塔ノ岳へのメインの登山ルートは2つ。秦野から神奈中バスでヤビツ峠まで上り、三ノ塔や烏尾山を経由する表尾根と、渋沢から神奈中バスに乗り、終点の大倉からひたすら上りに次ぐ上りとなる、大倉尾根があります。今回は、上りがキツイが一番解りやすい、大倉尾根を選択しました。小田急で渋沢に向かうが、いつもははっきりその雄姿をたたえる塔ノ岳が、この日はてっぺんが雲に隠れて見えない…。自宅を出た時からだったが、不安混じりのスタート。渋沢駅は雨が降っていたようだし(降りた時は止んでいたが)。

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 渋沢駅北口から、神奈中バス〔渋02〕系統で15分の大倉。しばらく来ないうちに、雰囲気が全然変わりました。公園が整備され、秦野ビジターセンターが建っています。塔ノ岳や鍋割山など、丹沢エリアの南側の基地になります。

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 ビジターセンターからのお知らせ。登山届けも、出しておきましょう。出発。

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 …の前に、「丹沢讃歌」の歌碑。

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 風の吊り橋。サブルートあるいはエスケープルートとして利用される、天神尾根や政次郎尾根、あるいは三ノ塔尾根への入口です。
 平日だと、他に登山者の姿はないなあ。土日だとわんさかいるはずだけれど。天気もあるだろう。雨は、ここでは降っていないが。

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 吊り橋は渡らず、車道を上がっていきます。「丹沢大山国定公園」の碑。

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 大倉尾根への入口。左の道を上がっていきます。

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 神奈川県の取り組み「かながわ水源の森林づくり」の案内プレート。

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 ヤマビル注意の看板。ちょうど今時分が、ヤマビルが一番出そうな状況だなあ。
(結局、最後まで出なかった)

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 しばらくは、石が敷き詰められた上り道。何しろ「バカ尾根」の異名を持つ、ひたすら登り一方の大倉尾根、焦らず行きたい。

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 途中、ルートが一旦2つに分かれます。左を選択。大倉高原山の家(閉鎖されている)。
「大観峰」とも称するが、視界が少ない。晴れていれば、伊豆大島も見えるそうだが。

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 分かれた道は、山の家の先で、再度合流します。

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「丹沢の門」。

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「丹沢の門」から、秦野の市街地を見る事ができます。ここも晴れていれば、江ノ島とかも見えそうなのだが。
 人がいなくて、静か。

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 雑事場の平。丹沢まであと4.7㎞。

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 大倉尾根における、自然回復の取り組みが書かれています。

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 時々、このような荒れた道もあります。

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 一方で、このような木道もあります。
 見晴茶屋の先で、下山の6人パーティと出会う。前夜、塔ノ岳の山頂に泊まっていたらしい。登りの人には会わないのに、この後も下山者と度々会います。

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 青い紅葉。叡山電鉄みたいだけれど、関東地方の山でも見られます。

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 駒止茶屋(お休み)。大倉から約1時間30分。
 ここで5分程休憩。

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 時々花が咲いているのも見られるが、哀しい事に、名前が解らない…。

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 堀山の家。ここは営業はしているようだが、人影がない。

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 この先で初めて、登りの登山者を見ます。ご高齢のご婦人の単独行だった。

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 天神尾根の分岐。大倉から約2時間30分。天神尾根を下ると戸沢に出て、車道を下っていくと、先の風の吊り橋を渡って、大倉に至ります。

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 この先は、かなり急な階段になる。ひたすら耐えて上るのみ。かなり視界が悪くなってきた。とりあえず行く手がキチンと見えていれば良いが、右手に見えるはずの鍋割山は、全く見られない。

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 花立小屋。月見うどんが名物らしいが、ここも今日はお休み。
 10分休憩。だいたい、想定した通りのペースで歩けている。

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 大倉尾根にはこのように、一定の間隔で番号札が立っています。緊急時の連絡先も記されています。英語も記されているとは、やはりここも昨今は、インバウンドの登山が多くなっているのか(この日は終日見かけなかった)。先の入口が№0。

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 金冷シの手前では、このようにやや危なっかしい場所もあります。

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 塔ノ岳直下の金冷シで、鍋割山からの尾根道と合流します。大倉から約3時間。

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 このような木道もあるが、金冷シからは思いの外なだらかだったかも知れない。あくまで、金冷シまでと比較して、の感触ではあるが。

 11時過ぎ、大倉から3時間強、ついに着きました、塔ノ岳山頂!

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 …のだけれど、山頂はご覧の通り雲に覆われて真っ白、景色も何もあったものではない。
 オマケに、ついに雨が降り出した。

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 山頂の、狗留尊佛如来(くるそんぶつにょらい)の石碑。
 本当はこの背後に、富士山を筆頭とする大パノラマが展開されるのだけれどなあ。

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 頂上に立つ、尊仏山荘。通年営業。中で休ませて貰う事にします。

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 尊仏山荘の中。何か一品注文を…という事なので、カップヌードル(350円)を購入、自宅から持参したおにぎりなどと共に、昼食としました。ともかく雨露凌げるのは、大変ありがたいです。
 先に堀山の家の先で追い抜かせて頂いたご婦人も、ややあって到着しました。

 一昨年の金時山のような荒れ模様でもないが、雨はもはや避けられない。手早く雨具を着用し、鍋割山に向けて出発します。それは次回。

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 JALのA350-900が、明日羽田空港に到着します。今日は17時過ぎからエアバスで受領式があり、JALのFacebookでライブ配信されていました。明日は8時過ぎに羽田到着予定で、これもFacebookでライブ配信するそうです。見たいのはヤマヤマだけれど、仕事だからねえ…。6年前の発注は一般にも大きなニュースになっていたから、たぶん、帰ってきてから、公式Webやニュース番組などで見る事ができるでしょう。
 北海道日本ハムファイターズが2023(R5)年頃頃をメドに、北広島市に新球場(北海道ボールパーク)をオープンさせる事になっているが、これに対応したJR北海道の方針が昨日示されました。新駅建設も検討されるが、まずは北広島駅の改修から手をつける事となります。下りホーム(札幌方面行)は苫小牧方に4両分延長し、快速エアポートと普通の停車位置をずらす事で、ホーム上の整列スペースを確保(線路を移設してホーム拡幅、という事はしないようだ)。他に自動改札機の増設や移設、ホーム行エスカレーターを、多客時間帯には同一方向に運行、など。改修費用9億円は全額JR北海道が負担。観客の鉄道の利用は40%弱と想定しているようで、他球団と比較して低い、かもなあ。

《今日のニュースから》
12日 日本ハム吉田輝星 プロ初登板・初勝利
13日 富士山「弾丸登山」自粛呼びかけ 静岡・山梨両県 国に要望

№1923 乗り物で行こう、あの山へ 再び金時山と 明神ヶ岳<後>

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 去年金時山に上った時は、最初は明神ヶ岳まで行く予定だったのに、雨・風が共に強くなり、早々に下山せざるを得ませんでした。
 今日は行きます。去年と打って変わって、絶好の天気だし。

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 矢倉沢峠。去年は左の「仙石原」の方へ下りました。今日は右手へ直進です。

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 行く手に明神ヶ岳が見えます。が、まだまだ遠い。

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 リンドウ?でしょうか?スミマセン、花の事はよく解らんので。

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 尾根道が続く。遠目には歩きやすそう。

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 振り返れば金時山。ここでは、富士山は金時山と長尾山を結ぶ尾根道に、チョコッと頂きをのぞかせているだけ。

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 明神ヶ岳を見ながら、竹笹に囲まれた道を行く。こういう、テレンコテレンコ歩けるなだらかな道はいいなあ。ただし、展望はなくなってしまうが。

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 金時山から1時間30分で、火打石の看板。ただしこの山は山腹を巻く形になるので、ピークには立てない。
 矢倉沢峠から先は、ほとんど登山者と会わなくなりました。時々上空をジェット旅客機が通過していくが、あとは風が竹笹を揺らすだけ。静かだ…。

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 金時山も、だいぶ遠くなりました。非常に特徴的な容姿。富士山が大きく見えるようになります。
 時々、結構キツい急坂も現れます。

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 やがて左手には、丹沢が見えてきました。大山や塔ノ岳が確認できます。次は塔ノ岳だ!大井や松田の町も見える。

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 明神ヶ岳の直下、道了尊への分岐があります。ここで、外国人のカップルと出会いました。

 14時過ぎ、金時山から2時間20分で、明神ヶ岳到着。

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 頂上からの、金時山と富士山。あそこから来たんだ…。

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 駒ケ岳。山腹から煙が上がってるが、大涌谷でしょうか。

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 山頂は金時山とは全然違って、ベンチとテーブルしかなくて、雨露をしのげる場所がない。去年はやはり、ここまで来る事は出来なかった。何より、人が全然いない。ここに留まっている間も、他に2人現れただけで、しかもすぐに出て行った。

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 明神ヶ岳の案内板。

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 環境省の「富士山がある風景100選」の看板。
 今日はとにかく、絶好の快晴で良かった。

 宮城野へ下山します。

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 すぐ左手は、青い青い相模湾。大分小さいけれど、江ノ島も確認できました。

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 尾根道。時々岩がゴツゴツする急坂も現れるが、全体的には穏やか。

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 摂政宮登山記念碑。
 完全に、他の人とは出会わなくなりました。この時間では当たり前か。

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 30分強で、明星ヶ岳の分岐に着きました。以前明神ヶ岳に登った時は、ここから明星ヶ岳を経由し、箱根登山電車の塔ノ沢駅に下りました。今日はここから宮城野へ下ります。

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 30分弱で、砂利道の車道と交差。町が近いのか。

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 しかし、右手は別荘地が広がっているようだが、こちらはまだひたすら登山道が続く。しかももう15時過ぎ、釣瓶落としでみるみる暗くなっていく。やや荒れた感じ。相次いだ台風の影響が残っているのかも知れない。

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 さらに20分程下って、ようやく街中。舗装された車道に出ました。

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 駒ケ岳。

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 16時過ぎ、宮城野のバス停に着きました。
 明星ヶ岳はまだ陽が当たっているが、下界はもう陽が差さなくなりました。

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 ここは前回も、わざわざ仙石からのバスを途中下車して立ち寄った、宮城野温泉会館。宮城野を終点に設定したのも、これがあるから。
 大人650円(入湯税50円含む)。木曜日休みです。汗まみれになった身には温泉がとても気持ちいい。

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 小田原行き箱根登山バス。普通のエアロスターだが、車内は観光客で席がほとんど埋まっている。困った事に、大平台を過ぎたら渋滞につかまってしまって、湯本駅までノロノロ。普通の平日なのに。小田原駅に着いたら、もう真っ暗になりました。

 こうして今回は無事、予定したルートを完歩できました。きつかったけれど、良い山旅でした。それにしても、富士山の絶好の展望が得られる事があるとはいえ、金時山山頂の外国人があんなに多かったのには、少々驚かされました。スマホの撮影もあるし、山登りも時代が変わったなあの印象です。
 次は再び丹沢、塔ノ岳を目指します。早い内に…と言いたいけれど、また間隔があいてしまうかも知れないなあ。できるだけ早く行きます。
 秋から冬にかけては、下山は早めに。遅くとも16時台前半に下山が完了するプランを組むべきでしょう。今回の登山で感じた事からアドバイスです。差し出がましいが。

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 石井国土交通大臣は今日、過去最大の赤字の見通しとなったJR北海道に対し、必要な財政支援を行うと発表しました。「徹底的な経営努力」を前提としているようです。さて、「経営努力」という言葉は、業績が思わしくない企業の経営に関連して内からも外からも結構便利に使われている言葉だが、では、現状のJR北海道においては、具体的に何をどうしたら、徹底的な経営努力を行った、と評価してもらえる事になるのだろうか?単にJR北海道だけが健全経営に戻れればそれでOK、なら、不採算路線の廃止、乗車効率の悪い列車の削減、駅の無人化とかだって、立派な「経営努力」だ。自動車メーカーが工場を閉鎖する、スーパーが不採算店舗を閉店する、事と同じなのだから。それで済まないから、彼の地ではなかなか話が進まないのであって、具体的に何をすべきなのか、そこまで踏み込んで発言をすべきではないのか。
 関空ではSQのA380、上海ではJAL機が絡んだ、空港でのトラブルが相次いでいます。

《今日のニュースから》
11日 北海道むかわ町 地震避難所閉鎖
12日 ジャパンライフ経営破綻 初の債権者集会
13日 日経平均株価全面安 終値2万1810円52銭

№1922 乗り物で行こう、あの山へ 再び金時山と 明神ヶ岳<前>

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 先月末29日、箱根の金時山と、明神ヶ岳に行ってきました。
 金時山は去年2月に行ってきたのだが、あの時は早くに天候が悪化、明神ヶ岳まで縦走の予定が、矢倉沢峠から早々にエスケープせざるを得ませんでした。そのリベンジ、「近いうち、かならずもう一回」と記しておきながら、また一年半も間が空いてしまいました。お恥ずかしい。金時山は通算で3度目になります。明神ヶ岳は、確か2回目。両方とも過去には大雄山から上っているが、今回は箱根側の乙女口から上ります。

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 乙女口は、朝方に箱根湯本から便があります。乙女峠を経由して御殿場のプレミアム/アウトレットへ行く路線で、登山客ではなく、買い物客がメインのお客さんなのでしょう。
 とはいえ箱根湯本駅前にならんでいたお客さんの大半は、登山に向かう風体に見えました。9時00分発アウトレット行は「スカイライト」。

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 スカイライト車内。天窓で明るい。

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 これから向かう明神ヶ岳。

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 そして、金時山。

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 意外に早く、湯本から30分程度で、乙女口のバス停に着きました。他の登山客は手前で降りていって、ここで降りたのは、自分の他は仙石から乗車した夫婦のみ。
 このバス停は、新宿からの小田急箱根高速バスも停車します。
(静岡側の乙女峠バス停からが普通だろうが)。
 目の前の山は、丸岳。

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 道路を渡った反対側が、登山口。

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 登山口にある、ハイキングコースの案内図。

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 乙女峠へは、木々の中の急坂を上っていく。あまり整備されていない印象。

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 途中、国道138号をかすめる。先のバスが通過した道路で、勾配克服のため大きく迂回してきました。工事中なのか、重機も置かれていました。道路はこの後、トンネルで御殿場側へ抜けていきます。

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 上空は、少し開けてきました。

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 バス停から約45分、まずは乙女峠に到着しました。

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 おお、富士山のなんと素晴らしき姿である事か!
 
 特別に、大きなサイズで公開します。

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 眼下に御殿場も見えます。中央が東名御殿場インター。

 静岡側から、外国人のグループが上ってきて、富士山を見て大はしゃぎしていました。
 小休止の後、金時山へ向け出発。

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 しばらくは穏やかな尾根道。この道は県境にもなっていて、左は静岡県御殿場市、右は神奈川県箱根町。

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 傍らには白い花。リョウノウギク?

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 長尾山の山頂、といってもはっきりとした頂というイメージはない。右手に箱根の台ヶ岳。

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 左側は富士山。

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 この先は、急な上りも下りもあります。注意喚起の看板。

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 急な上り坂。木々が少しばかし色づいています。あとひと踏ん張り、か。

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 何度でも、富士山。

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 箱根の内側の山々も、さらにはっきりして見えてきます。台ヶ岳の麓には仙石原のすすきの原。奥は駒ヶ岳。右手には芦ノ湖も見えます。

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 金時山が近づいてきました。

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 金時山の直下。もう少し!

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 ついに着きました、金時山。
 去年とは大違い、本当はこんなに見事な景色なのです。

 普通の平日なのに、登山者がこんなに多い。外国人が多かったのには少々驚いた。お互いにスマホで撮り合いました。
 ベンチには、少し解りづらいかな?仮装したイヌが並んでいます。明後日はハロウィン。とにかく賑やかでした。

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 振り返れば、今歩いてきた長尾山(右)を見ます。左は丸岳。乙女峠は、この間にあります。

 しばし休息の後、明神ヶ岳へ。去年は歩けなかったルート、今日こそは。それは次回です。

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 一昨日、南九州から帰ってきました。思いの他天気に恵まれてくれて、バスや鹿児島市電、それに鹿児島空港で航空機も存分に撮ってきました。それにしてもJR日豊本線は、大分から鹿児島中央まで2日かけて乗ったのだけれど、特に佐伯~延岡間と、南宮崎~国分間は、ローカル線とそんなに違わないなあの印象が否めませんでした。過去には東京や大阪へ行く夜行も走っていた区間なのに。来月書きます。
 京阪が、3000系への「プレミアムカー」の連結を発表しました。2020年度よりサービスを提供するという事。8000系と同等のサービスレベルにはなるだろうと思います。プラスアルファがあるのか。ところで、3000系のプレミアムカーは新造車。では現行の6号車、3500形はどこへいくのか?13000系の編成に組み込まれる事になると見ています。13000系も今後、5000系や2600系の置き換えである程度まとまって製造されると思われるので、タイミング的に良いでしょう。13000系は6連で製造し、それに組み込んで7連にする、という形になると思います。
 小田急線長後駅の屋根から部材が落下し乗客が軽傷、という一件は旅行中に知ったが、新幹線車内で発煙とか、新札幌駅では信号機が倒れたとか、落ち着かないですね…。JR北海道は、また一つ難題を抱える事になるのか。
 近江鉄道のミュージアムは、来月8日の公開を持って閉館される事になりました。EL群はどうなるのか。

《今日のニュースから》
 4日 環状2号線 築地~豊洲間暫定開通
 5日 「世界津波の日」 仙台市で7000人避難訓練
 6日 トヨタ自動車 中間決算 売り上げ過去最高更新
 7日 ドラッグストアチェーン「ゲンキー」 不当要求で公正取引委員会立ち入り検査
 8日 本屋大賞ノンフィクション部門 角幡唯介氏「極夜行」
 9日 フィリピン イメルダ・マルコス夫人 海外不正送金で有罪判決
10日 高島屋 バンコクに出店

 川崎フロンターレのJ1連覇、おめでとうございます。W杯の中断の前はホームでも結構負けていたりしてどうなってしまうのかなあと思っていたのだが、中断前のエスパルス戦の勝利(西城秀樹の追悼で、中村憲剛がYMCAのパフォーマンスを披露した試合)で、立ち直りのきっかけをつかめたのかと思っています。さて今晩、鹿島アントラーズが大一番。鹿島ほどのチームがアジアを勝ち抜けないはずはない、とずっと思われていたのだが、ついに頂点に立つことができるのか!?
 カリフォルニアの山火事はまた凄まじいです。レディー・ガガも逃げ出したらしい。この数年のアメリカは、東は水攻め、西は火攻め。異常気象が根本的な原因としたら、ドナルド・トランプ、あんた、このままでいいと本気で思っているのか!?

№1663 乗り物で行こう、あの山へ 金時山

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 去年は一度もやらずじまいで終わってしまった登山。今年こそもう少し回数を増やしたいと、先月の20日に行って参りました。
 行先は事前にいくつか考えたけれど、箱根の金時山としました。前にも行った事はあるが、もう二十数年ぶりとなってしまいました。
 最初は金時山から明神ヶ岳へ縦走し、宮城野へ直接降りるルートを予定していたのだが、予想以上に早く悪天になってしまって、途中でプランを変えざるを得ませんでした。

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 二十数年前と同様、小田原から伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り、東側の地蔵堂から金時山を目指します。小田原駅の大雄山線5000系。

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 和田河原駅で、旧塗装復刻編成と出会いました。背後のこんもりした独立峰は、矢倉岳。

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 その旧塗装復刻編成の時刻は、大雄山駅で見る事ができます。5運用で12分間隔だから、1時間おきになります。

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 大雄山駅。

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 地蔵堂へは、箱根登山バスに乗り換えます(箱根登山バスは関本と呼称)。平日は9時05分発が初発で、新松田駅が始発。高齢者の登山グループが乗っていたけれど、彼らは矢倉岳が目的地で、途中でみんな降りていきました。

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 終点の地蔵堂バス停。関本から15分弱。450円。
 土休日だとハイカーで大賑わいになるのだろうが(春~秋はさらに足柄万葉公園へ上がるバスも運行)、冬場の平日では、全然人影がない。マイカーさえ通らない。静かだ…。

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 地蔵堂。
 この時点では、まだ時々は青空ものぞきました。ただ風が強いから雲が流れるのが早い。波乱の予感。

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 出発。振り返れば地蔵堂の集落。登山バスも見えます。坂道を下ったところで折り返します。背後に矢倉岳。

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 この付近は「まさかりかついだ金太郎」の伝説が伝承されていて、金太郎にちなんだものがいくつかあります。これは金太郎が遊んだという「金太郎の遊び石」、手前は「かぶと石」、奥が「たいこ石」です。

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 金太郎の生家の跡。

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 さらに登っていって、脇道に入ると、「夕日の滝」。金太郎の産湯としても使われた、とか。

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「まさかりかついだ金太郎~♪」の歌詞碑。

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 その傍らの「力水」。


 再び登山道に戻り、本格的な山道になります。

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 急坂を振り返ると、矢倉岳を見ます。

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 夕日の滝から30分程で、足柄峠への分岐地点に着く。

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 今回は足柄峠ではなく、別のルートで金時山に連なる尾根道を目指すルートを選択。しかしこのルートは整備されていなくて、木々に付けられるリボンを目印にルートを探す。
 沢の流れだけで、静かと言えば静か。ただ、上空はさらに風が強くなってきたようで、ゴーゴー音がする。

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 急坂をヒーヒーいいながら、尾根道にたどり着く。正直に言うと、道を間違えていました…。

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 尾根道は林道になっていて、軽トラックも見かけました。

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 猪鼻砦跡。

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 実は、先の足柄峠分岐からの道を正確にたどった場合、ここで合流するはずでした。お恥ずかしい。
 雨がぱらつくようになるが、それ以上に風が急に強くなる。歩いていても、油断したら足を取られてしまうほど。
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 鳥居を見ると、林道は終わり。一気に急になり、階段もあるし、岩も階段状に削られている。相当しんどい。休み休みハァハァいいながら、少しずつ上がっていく。途中、金時山から下ってくるハイカーのおじさんと出会ったが、頂上はこんなものではないという。心配だ…。

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 こんな感じの道が、頂上直下まで続く。視界もよくなく、20m程度の先がもう見えない。登山道ははっきり認識できるが。
 やがて太陽光パネルを見ると、すぐ上に小屋が見えた。

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 地蔵堂から2時間40分、金時山の山頂につきました。しかし、風がビュービュー吹き荒れ、残念ながら長居できる状況にない。休業中の小屋の影に隠れて、おにぎりをほおばる。

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 頂上は景色もへったくれもない。富士山どころか、数メートル先もまともに見えない。ベンチは強風で座っていられない。

 残念ながら、20分程留まった後、下山開始。明神ヶ岳は、この天気では向かうべきではない。矢倉沢峠より、仙石へエスケープと決定。金時山だけでも、もう一度トライしたい。

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 下山道も急坂。

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 30分で矢倉沢峠。茶屋があるが休業。

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 本当は右へ行きたかったけれど、手前の仙石原の方向へ降ります。雨が強くなってきた。手早く雨具を装着。結局かなり濡れてしまったのだけれど。

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 15分程下ったら、すぐに別荘らしき屋根が見えてくる。やがて唐突な感じで、コンクリ舗装の車道に出る。リゾートの装い、だろうか。この天気ではリゾートもへったくれもないが。

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 車道に出てすぐに金時登山口のバス停に出るが、ここから小田原へ行くバスはない(新宿からの小田急箱根高速バスが停車)。5分程歩いて、仙石バス停に出る。

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 箱根登山バス。この便は箱根湯本止まり。どのみち宮城野で途中下車するつもりだったからかまわず乗る。こんな天気なのに、観光客が多かった。ガラスの森美術館が目当てで、最寄りの停留所でゾロゾロ降りていった。

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 宮城野で途中下車したのは、「宮城野温泉会館」でひとっ風呂浴びるため。当初明神ヶ岳へ向かうプランとしていたのも、ここへ直接降りる事を想定していたのでした。町民以外は大人650円。木曜日休みです。気持ちよかったです。露天の風呂もあります。

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 宮城野から小田原へ下るバスは、2台連続で来た。先行のエルガミオは立っている人も見えたので、2台目にしたら、なんと「スカイライト」。小田原行で運用されているとは思わなかった。1日1本だけのポーラ美術館始発便らしい。

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 山道を軽快に下っていく。天候は悪いが、交通量が少なめだったので、ほとんど滞ることなく、スムーズに小田原駅まで走れました。

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 箱根のバスはほとんどスムーズに走っていたのに、小田原駅に着いたら、JR東海道線は強風のため運行見合わせ、だって…。いつ動くか解らないから、早めに見切りを付けて、小田急~相鉄~神奈中バスの乗り継ぎで帰りました。自宅に一番近いバス停まで小田原から約2時間。通常時のほぼ倍。しかし東海道線の運転再開は18時前だったそうだったから、これで正解だったかな。

 こうして悪天に泣かされた金時山登山は終わりました。
 こんな事では悔しいだけなので、金時山は近いうち、必ずもう一回行きます。次は別の登山口、たぶん乙女峠から行く事になるでしょう。

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 北陸新幹線の京都~新大阪間は、京田辺市を経由するルートで決定しました。これで敦賀~新大阪間は、小浜~京都~京田辺市のルートが確定した事になります。京都~新大阪間は複数の新幹線ルートが建設される、日本では初のケースとなります。建設費が最大の問題となろうが、果たして開通はいつになるのやら。

《今日のニュースから》
15日 捜査令状なしのGPS捜査は違法 最高裁初の判断
16日 ヤマト運輸 宅配サービス縮小で春闘妥結

№1462 乗り物で行こう、あの山へ 陣馬山・高尾山<後>

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 陣馬山から高尾山への山行、堂所山で一服の後、後半が始まります。

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 堂所山からの下りはやや急だが、景信山の手前までは比較的平坦な道が続きます。「関東ふれあいの道」の道標が、だいたい1㎞の間隔で地面に設けられています。景信山の手前で、今回の行程の半分を過ぎました。
 景信山に至る上りはややきつい。そろそろ陣馬山方面を目指すハイカーの姿も増えてきました。

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 景信山山頂。くつろぐ人々が多いです。シーズン中の休日だったらどうだろうと思う。

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 東側は杉沢の頭、その向こうには関東平野が広がるが、遠くは霞んで見えません。

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 関東平野のやや北側。
 10分程休んで出発します。

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 山間部を、中央高速と中央本線が走るのが見えます。この撮影の直後、211系らしき列車が高尾方向へ走って行くのが見えました。奥の高架橋は圏央道で、山に隠れているが、中央道とのJCTがあります。
 出会うハイカーが、さらに多くなってきました。

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 小仏峠。ここは視界がありません。陣馬山からは6.9㎞で、高尾山まであと3.2㎞。

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 峠の一角に並ぶ、お地蔵様。

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 明治天皇の巡幸碑。

 城山への登りはかなり急。ふとももにくる。

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 城山山頂。

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 最終目的地・高尾山を見下ろす方向に、天狗の彫り物が立っています。
 ここまでずっと都県境を歩いてきたが、都県境は国道20号線の大垂水峠の方へ向かっていきます。
 こちらはいよいよ高尾山へラストスパート(走らないけれど)。

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 一丁平。ここまで来ると登山道ではなく、遊歩道という感じ。
 途中2ヶ所展望台があるがパス。しかし、最後の最後、高尾山山頂への急坂が、最後の胸突き八丁。

 着きました。高尾山の頂き。陣馬山から4時間23分、陣馬高原下バス停からだと5時間45分でした。
 頭上はまた曇り空に戻ってしまったが、山頂付近は明るい雰囲気。ここまで来てしまうと観光地風情だけれど、人は多すぎず、少なすぎず、です。

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 高尾山から望む、関東平野。と言っても見づらいか。

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 南側からは丹沢を見ます。左の三角の山が大山。丹沢山や蛭ヶ岳も見るが、塔ノ岳は丹沢山に隠れるので、大山から見る事はできません。

 ケーブルカーの駅まで下って行くが、完全に観光地の装い。外国人の姿も、チラホラ…。

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 不動堂。

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 飯縄権現堂。

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 そして、高尾山薬王院。初詣の準備も整いつつあるようだった。
 観光地、ではあるけれど、山頂へ向かう道はどのルートも急なので、そのつもりで。

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 30分かからずに、ケーブルカーの高尾山駅に着きました。
 ケーブルカー(高尾登山電鉄)は15分毎の運行。運賃480円。PASMOなどのICカードで支払いができるが、電子マネー機能での決済(履歴上は「物販」)。
 最終電車は12月の平日は17時15分、だったはずだが、時刻表には18時と書いてあったような気が…。

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 高尾登山電鉄。「あおば」と「もみじ」の2両で、これは「もみじ」号。

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 動き出すと、とんでもない急坂。31度18分とは、ケーブルカーでも日本最急勾配だそう。後ろのおねえちゃんたちが、「アトラクションみたいだ」とか言っていました。個人的には、この反応はうれしい。ケーブルカーに関心を持ってもらえてるという事だから。「初めてきちんとした紅葉を見た」とも。

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 昨年10月にオープンした、「京王高尾山温泉/極楽湯」。最後にここに立ち寄るのも、今回の山旅の目的の一つでした。温泉も、食事処も、マッサージも、仮眠室も、お客さんでいっぱい。連日盛況の様子で、京王電鉄の戦略が図に当たった?
 入館料大人1,000円(この三が日は1,200円でした)

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 最後に、京王高尾線の新宿行特急。7000系。16時23分が、高尾山口発の特急では最後になります。
 帰りも新宿経由でした。

 こんな感じで、久しぶりの山行も無事終わりました。疲れたけれど、久しぶりに山の感覚を取り戻せて、充実した山旅になったと思います。
 今年はこんな感じで、山旅の回数を少し増やしてみたいと思っています。次は神奈川になると思うが、どこへ行こうかな。

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《今日のニュースから》
 2日 気仙沼市仮設商店街「南町紫市場」 最後の初売り
 3日 「電車と綱引き」 上毛電鉄

№1461 乗り物で行こう、あの山へ 陣馬山・高尾山<前>

 新年あけましておめでとうございます。今年の交通業界も北海道新幹線開業を筆頭に、明暗様々な動きが見られるかと思うが、どんなに拙くても、交通全般について私自身が見て、聞いて、感じた事を、自分の言葉で書いていきたいと思います。今年も当ブログ、及び「日本の路線バス・フォトライブラリー」を、どうぞよろしくお願いいたします。

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 恐らくこの三が日、いや来月の節分位までははすごい人の波、なんだろうなあ高尾山。
 そして城山、景信山を経て陣馬山に至る登山道も、初詣登山の人でごった返すかもしれません。何しろシーズン中はこのルート、「まるで銀座みたいだ」と、以前歩いた事がある私の母親も申しておりました…。
 そんな人気の高尾・陣馬の山々、オフシーズンの平日となる昨年12月21日、えっちらおっちら歩いてきました。山登り、2年半振りです。
 陣馬山→高尾山の方向で歩いています。

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 戸塚から高尾だと通常は横浜線経由、となろうが、最低2回、根岸線直通がない時間だと3回乗り換えが必要で、めんどくさいから湘南新宿ラインに乗って、新宿乗り換えで行きました。所要時間的にも、多分大差はつかないはず。新宿からの中央線快速E231系。

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 三鷹で特急の通過待ち。

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 真新しい高架線からは富士山も一望…できるはずだが、この日は笠雲がかかって見る事ができません。多分今日一日、見る事は適わないでしょう。こちらも天候はあまり良くないが、ともかくこちらがこれ以上悪くなって、雨が降ったりしなければ、とりあえずはいいです。

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 国立。高架線の向こうには、これから向かう高尾・陣馬の山々が連なります。

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 陣馬山から登る事になるが、登山口となる陣馬高原下へ行く西東京バス、以前は八王子駅北口が起点で、シーズン中はボンネットバスの運行でも知られていました。しかし数年前に系統の再編成を行い、高尾駅北口を起点としています。

 
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 8時34分発〔霊園11〕系統、陣馬高原下行。驚いた、「ファンモンバス」だ!まだ走っていたのか。

 大久保から前方監視の添乗員が乗ります。その先は所々道幅が狭くなり、カーブで見通しも悪くなるので、人的な監視が必要になってくるのでしょう。

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 そのボンネットバス。引退後一時期は氷川(奥多摩)の車庫に置かれていたが、現在は夕焼小焼バス停近くの公園に静態保存されています。

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 終点の陣馬高原下。添乗員の誘導でスイッチバックしてから、乗客を降ろします。
 高尾駅から所要時間が所定で37分(実際はもっと早めに着いた)。運賃560円(IC556円)。
 幸い晴れてきたが、冬場は日が差さず、寒い。無論他にも登山者がいたが、12月の平日となればさすがに少ないと思います。
 ここからしばらくは車道。しかし、他に車は来ません。

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 15分強車道を登って行くと、左側に陣馬山への登山道が現れます。今回はこちらを上ります。
 陣馬山は車道を直進し、和田峠からも登れます(ファミリーなら、そっちの方が良いだろう)。この車道は峠の先、神奈川県に入って、津久井神奈交バスの和田バス停に抜けられます。藤野駅行の便があるが、本数は少ないので利用するなら要確認。

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 急坂をえっちらおっちら登って行きます。多少整備状態はイマイチ、かも知れない。
 沢から離れてくると、ほとんど物音がしないで静か。たまに、西へ向かうジェット機の音が聞こえてくるだけ。

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 着きました、陣馬山のてっぺん。
 高原下のバス停から、1時間強でした。白馬の像が迎えてくれます。

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 東の方は関東平野と、遠くには雲に浮かぶような筑波山。

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 南には丹沢。

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 今日は富士山は見えないだろう、とは思っていました。右側は三ッ峠山。

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 北側には生藤山。和田峠を挟んだ反対側で、奥多摩の山々、三頭山方面に連なっています。

 頭上は青空が広がってきました。先に来ていたハイカーが出発すると、あたりはほとんど物音が聞こえてきません。
 20分程たたずみ、高尾山に向けて出発。

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 尾根道は「関東ふれあいの道」に指定されているだけあって、基本的には歩きやすいです。
 この道は東京都と神奈川県の都県境になっています。歩いてきた道を振り返って撮っているので、左…神奈川県相模原市緑区(というのはどうもピンとこないが、旧藤野町)、右…東京都八王子市。

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 奈良子峠。

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 明王峠。茶屋があるが、人気がない。ここからは相模湖駅へ降りる事が出来ます。

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 底沢峠。

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 この先、神奈川県側では保安林の皆伐を行っていました。県から地元の業者に委託されているよう。
 陣馬山を出てからここまで、皆伐以外で人を見たのは、奈良子峠の先で、駆け足で追い抜いて行った若い男子2人組のみ。さすがに12月の平日は静かです。

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 堂所山は、尾根道から外れて関場峠から夕焼小焼に向かうルートの途中にあり、陣馬山~高尾山間を行くハイカーはほとんど立ち寄らないようです。ここで小休止。

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 展望は北側のみ開けています。手前は要倉山、奥は戸倉三山の一つ、刈寄山。

 ここから後半の高尾山、そして高尾山口駅までは次回です。

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《今日のニュースから》
 1日 津波情報誤発信2回 和歌山県

№976 9年ぶりの山登り 丹沢・大山<後>

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 山のてっぺんとか、観光地で他の人の写真を撮ってあげる経験、皆様にも多々あるかと思います。
 実は、白状すると、今回大山の頂上で、初めて「スマホ」で他人の写真を撮ってあげました…。
 幸いキチンと写ってくれていたようで、良かった…。
 ITオンチには、困った時代になったねぇ…。

 12時ちょうど、少々早目だが阿夫利神社に向けて、下山開始です。

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 頂上の直下にあるこの「グレーチング階段」は、鹿がこの手の階段を苦手とする習性を利用して、山頂部への鹿の進入を防ぐためのものだそうです。

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 急な下りの登山道。
 傍らには「丁目」を記した石柱が立っています。
(古いのと新しいのがあって、微妙に場所が異なる)

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 頂上が二十八丁目で、ここが二十一丁目。
「富士見台」と言って富士山が見えるそうだが、今日はあいにく雲の向こう。

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 この道、意外に岩がゴロゴロしていて、下りでも結構キツイです。
 ご用心を。

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 十六丁目の「追分の碑」。
 ここから、蓑毛へ降りる事が出来ます。
(蓑毛からなら秦野駅まで、神奈中バスが30分に1本運行)

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 十五丁目、「天狗の鼻突きの岩」。
 岩に小さく孔が開いています。

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 ひたすら続く急坂。

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 八丁目まで下ってきました。
「夫婦杉」は樹齢500~600年は経っているそう。

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 ここまで来ると、下界からの音も聞こえてきて、いよいよ終点・阿夫利神社まぢか。

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 碑があって、

「豊作をたたへ 大山 仰ぎけり 伊代次」

と記されていました。

 終点間近の最後の難関!

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 急な石段。
 何段あるんだよー。
 あと、手すりは老朽化しているので、あまり頼りにしないようにと、注意書きが立っていました。
 ご注意。ゆっくり下りましょう。

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 着いたー!
 阿夫利神社です。
 広々した敷地にポンと出てきて、あまりの変わりぶりに少々戸惑いも感じました。
 山頂から、小休止も含めて1時間20分。
 急に足がグラグラ感じます。

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 境内の傍らの「大山獅子」。

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 さらに階段を下ると茶店が3つ軒を並べていて、客引きが賑やかです。
 せっかくだから、名物「大山豆腐」を食べていこう。

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 大山豆腐の冷奴。
 350円(3軒とも同じ)
 正直な話、他の豆腐とどこがどう違うとかは解りませんでした。
 でも、疲れた身体に冷えた豆腐はおいしかったです。

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 歩きの下山道もありますが(「男坂」と「女坂」がある)、帰りはケーブルカーに乗ります。
 大人片道450円。
 20分間隔の運転だが、午後早くからかなりの混雑になります。

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 目前に伊勢原の市街地を見ながら、グングン下っていきます。

 混雑が激しくなってきたからか、14時30分からは臨時便を出して10分間隔運転とするようでした。
 なお、終電が休日でも17時ちょうどと意外に早いので、下山が遅くなりそうだったら要注意。

 大山ケーブル駅から、神奈中バスの「大山ケーブル」バス停までの間には、みやげ物店や旅館が並ぶ参道が続いています。
 踊場部分には、これも大山名物の「コマ」をあしらったタイルがあります。
 大=10・小=1、これを組み合わせて表示しています。
 大山ケーブル駅前は大×2・小×1で27。
 下っていく内に、コマの数がどんどん少なくなっています。

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 明日・明後日の更新はお休みです。
 明後日6月30日の晩に、本体の更新を行いますが、今回の内容はしょぼくて、西武バスで追加と交換各1枚、江ノ電バスで追加1枚のみ。
 西武バスは、横浜駅東口で撮影した「Lions Express」(画像交換の形で公開)。
 現行ダイヤの大宮行は横浜9時30分頃だから、今の時期は何とか撮影可能ですが(先日の西鉄便も同じ)、7月1日にダイヤ改正を行い、大幅にダイヤが繰り上がるので、横浜での撮影は多分無理になるでしょう。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 フランスTGVの整備計画が、大幅に後退する事になりました。
 今朝BSで放送されたフランスのニュースが伝えていたもので、計画7路線中、6路線が計画を「断念」するそうです。
 数十億ユーロに上がる建設費をまかなえないそうで、一部は2030年以降の開業を目指す事になりそうだが。
 対象となるのはパリ~ルアーブル、パリ~クレルモン・フェラン~リヨン、ボルドー~アンダイヨ、トゥールーズ~ペルピニャン、など。
(ボルドー~トゥールーズは優先して建設されるらしい)
 TGVは日本の新幹線と違って在来線にも直通でき、在来線も線形は悪くないから、それでカバーは可能と見たのだろう。
 しかし日本と違って、フランスを初めとする欧州各国は、四方八方へニョキニョキと高速新線が建設されつつあるイメージがあったのに、やはり高速鉄道だけが、昨今の経済危機と無縁という訳には行かないのでしょう。
「『国の威信をかけてTGV』の時代は終わった」と、フランスのニュースは伝えています。
 パリ~クレルモン・フェランに関しては、在来線を高速で走れるタイプの列車の開発の可能性がありそうです。

《今日のニュースから》
中日 山井大介投手 プロ野球77人目のノーヒットノーラン達成

№975 9年ぶりの山登り 丹沢・大山<前>

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 本来、私は山登りも趣味としていて、10~20年位前には近い所は丹沢や奥多摩、遠くは … と言ってもそんなとんでもない所じゃなく、北アルプスの槍ヶ岳や穂高、白馬岳や剣岳にも、重いザックを背負ってヒーヒーフーフー喘ぎながら歩いた事がありました。
 当然行き帰りは電車・バスで、それらのアクセスの乗り物については、当ブログや本体のWebサイトで御覧頂いた事もあります。
 しかし色々な事情があって、9年前を最後に、山登りから遠ざかってしまいました。
 行きたい行きたいとは思ってはいても、他にもっと行きたいところとかあったし、山登り(特に2~3泊必要な高山)だと普通の旅行とは全然違う次元の話で、装備をまとめるのも大変なので、ついつい行きそびれてしまっていました。
 このままじゃいかんと思い立ったが吉日、先日の日曜日(6月23日)、9年ぶりに山に足を運びました。

 何しろ超久々でいきなり高い山はないだろと、今回は丹沢の大山(標高1251.7m)を目的地に選びました。
 地元の人だったら何をいまさら、と言う程、丹沢ではポピュラーすぎるくらいポピュラーな山。
 山腹はケーブルカーも通っているし、そのケーブルカーも含めて麓を走る小田急グループ全体が強力にPRしている、神奈川県でも著名な観光地でもあります。
 ただ、山頂を極めるとなれば、それなりにキチンとした装備や下調べは必要です。
 通常は伊勢原側からそのケーブルカーを利用し、阿夫利神社を起点に単純往復するのが最も一般的な行程だが、他にもルートがいくつかあります。
 今回は秦野側からヤビツ峠を起点として「イタツミ尾根」経由で上り、ケーブルカーは下山で利用するプランとしました。

 戸塚から平塚までJR東海道線、平塚駅北口から秦野駅北口までは神奈中バス。
 一番上は、その神奈中バス〔平74〕系統から見る大山です。

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 秦野駅北口のヤビツ峠行乗場はさすがに日曜日、しかも天候が回復傾向にあって、長蛇の列ができています。
 大山の他、表尾根経由で塔の岳を目指すハイカーも多い。
 ヤビツ峠行は、休日の朝方は4本(平日は8時18分のみ、土曜日はもう1本)あるが、他に臨時便も仕立てられていました。

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 左が、定期便の8時55分発、〔秦21〕系統のヤビツ峠行。
 最新のエルガミオ。
 蓑毛から先が山道になり、中型車しか入れません。

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 車内は御覧のような混雑になります。
 車両自体は一般的な市内バス仕様。

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 少しづつ高度を上げてはいくが、蓑毛からが本格的な山岳道路。
(蓑毛までは本数が多く、蓑毛からヤビツ峠への登山道もある。直接大山にも登れる)
 秦野の市街地を見る事もできます。
 この道、なんだかやたら自転車が多くて、少々危なっかしい。

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 1時間弱で、終点のヤビツ峠。
 運賃460円。
 大勢のハイカーで賑わい、表尾根へ、大山へと三々五々散っていきます。 
 バスは、9時51分発の秦野駅行で下山していきます。
 しばしの一休み。

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 大山への登山口は、バスの後方に立つバス停ポールのすぐ脇。
 さっそく、出発しましょう。

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 少々登ると、先に触れた、蓑毛からの登山道と合流します。

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 先ほどの神奈中のエルガミオが、秦野に向けて下っていきます。
 どうか、事故のないように…。

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 しばらくは、階段状の急坂が続く。

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 丹沢の低山の登山道らしく、木々と笹に囲まれたうっそうとした上りが続くが、時々は秦野の市街地を遠望することもできます。
 左は伊勢原市と秦野市を隔てる、浅間山・高取山を初めとする尾根線。

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 鹿!!

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 尾根道はなおも続く。
 日曜日だからハイカーが多いのは当然だが、若いカップルがペチャクチャオシャベリしながら登っていくのはヘキエキ。
 だいたいイタツミ尾根は意外に急坂が続くので、オシャベリしながら登れる道じゃないんだけれどなあ。
 一人になってしまえば静か。
 曇り空は、景色を楽しむには残念だが、涼しいのはありがたい。

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 所々、花が咲く。
 恥ずかしながら花についての知識が乏しく、名前解らず。

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 時には鎖場も。

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 さらに急坂は続く。
 大山までまったり登っても1時間強、ナメてはいけないが、焦る必要もない。
 ブランクもあるのだし、休み休みでもいいからゆっくり高度を上げていく。

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 稜線は所々木々が切れ、陽が差す。

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 イタツミ尾根には、2箇所ベンチがあります。
 好天なら遠くも一望できるのだろうが。

 やがて遠くからも話し声が大きくなってきました。

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 阿夫利神社からの表参道と合流、急激にハイカーが増えます。
 数珠繋ぎ、という表現が正しいか?特に子供が多い。
 表参道には「丁目」の柱が所々立っていて、合流点は「二十六丁目」。

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 ゴロゴロした岩道が続く。
 結構登りにくくもあるが、頂上までもう一息。

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 二十七丁目の鳥居。

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 頂上直下の鳥居。
 もう一息!

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 ついたー!頂上だー!!
 ヤビツ峠からは、1時間20分。
 大山の頂上って、何十年ぶりだろう!?

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 当然老若男女多数のハイカーが山頂一体を埋め尽くし、茶店も大賑わい。
 腰を落ち着ける場所を探すのも少々難しいほどだったが、何とか腰を下ろし、持参してきた握り飯で昼飯。

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 頂上に祀られている、阿夫利神社の奥の院。

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 残念ながら山頂付近は天候が今一つで、遠くまで絶景を楽しむ、所までは行かない。
 相模湾に江ノ島、三浦半島も見られるのだけれどねえ。
 それでも厚木・伊勢原・秦野の市街地を見下ろす事ができます。

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 ご神木のブナ。

 まだまだ下界から、多くのハイカーが押し寄せてきます。
 この様子だと、少々早めに下山にかかった方が良さそうな気がしました。
 12時には出発するが、下山については次回。

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《今日のニュースから》
マイクロソフト 「ウインドウズ8.1」テスト版公開

「XP」のサポート終了が来年4月に迫ってきました。
 当方としては、今の所、別に用意している「ウインドウズ7」のノートパソコンへの移行を予定しています。
 外付けハードドライブディスクも既にあるので、容量は大丈夫でしょう。
 ただ、OSは当面これで良いとして、プリンターやスキャナーなどのドライバーや、アプリケーションのソフトはどうしよう…。
 今年中の解決を目標とするが、そのために当ブログや本体のWebサイト等に若干影響が出るかもしれません。