№2763 国際興業バスまつり2024in飯能

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 前々からお約束していた通り、一昨日2月25日(日)に飯能市内で行われた、「国際興業バスまつり2024in飯能」、行ってまいりました。
 今回の飯能行を後押ししたのは、BU04のレストアでした。イベントの最初のリリースではBU04の展示は予告されていなかったが、BU04の修復の完成が2月予定、ともリリースされていたので、ここで展示になるに違いない、と考えていたのでした。実際その通りになったのだが、さらに、「ヤマノススメ Next Summit」ラッピング車も急遽展示決定との一報も入り、これは楽しみが2倍・3倍になったと、ワクワクしていたものでした。
 枚数が多いので、一気に行きます。

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 しょっぱな(10時)から入りたかったが、朝方どうしても外せない所用(通院)が入ってしまって、終わって即飯能へまっしぐら。池袋からは西武特急〔ちちぶ11号〕に乗って行きました。
 が、東急東横線内で発生した遅延を引きずったのか、飯能は5分近く遅れて到着。

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 飯能駅からは会場までの臨時バスが頻発していたが、11時20分発の定期便・〔飯15〕系統・双柳循環(工場先回り)への乗車となりました。最寄りバス停・椿本チエイン前到着。
 道路を隔てた反対側が、会場です(臨時便はルートが異なり、手前に着く)。

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 あいにくの雨模様だったが、人出は多かった。

 さっそく回ります。会場入り口から入ってすぐのところから。
(画像は撮影順になっていない所もあります)

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 手前は町田ドライヴィングの教習車・トヨタアクシオ(ハイブリッド)、奥は国際興業ハイヤーのトヨタセンチュリー。

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 バス行きます。まず、飯能市内のローカル路線(飯能駅~間野黒指及び新寺~中沢)で走り出した、やはりトヨタのハイエース。

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 車内はこんな感じ。乗客は12人乗れる。

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 左右とも、リアには飯能市のゆるきゃら「夢馬(むーま)」が描かれています。

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 国際興業観光バスの貸切車。さいたま〔営〕の271号車。2PG-RU1ASDJ。貸切車はコロナ禍以降導入がなく、2019(H31~R元)年式のこの車両が最新。

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 その車内。非常にオーソドックスな62人乗り。

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 夜行高速車。志村〔営〕の2KG-RU1ESDJ。これも2019(H31~R元)年式。

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 その車内は、独立3列の28人乗り。この車ではないが、国際興業の〔シリウス〕に八戸駅まで乗った事は、№1536で書きました(その前にもあり)。

 そして、今回の最大の目玉。

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 祝!復刻のBU04です。
 最初「バスまつり」開催のリリースが出された時点では、BU04の展示はまだ発表がなかったが、2月にレストアが完了するというリリースは出ていたので、ここで公開されるのは間違いないと、狙っていたのでした。
(既にこの3日前にツアーで運行済み)

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 やはりこの型式、そしてこのカラーだったら、後部には「KKK」の3文字がないと。消されていった事情は分かっているが、やはり徐々に少なくなっていく様は、寂しいものがありました。

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 川崎のプレートも、復刻。

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 ひとつ、現役時代にはなかったものとして、排気ガス処理のためのDPFが追加されています。これがないと、少なくとも首都圏は走れない。

 車内の写真は、申し訳ないが撮り損なってしまっていました。乗っている人が多くて、気後れしてしまったのかも知れない。

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 簡素なパイプ式のシート。正直長時間の乗車になるとツラそうだが、これも、時代の証人。

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 優先席は現在と同じ場所が指定されているが、当時は現在のような統一マークではなく、各事業者が個別に作っていたようです。座席のシートにもカバーがあって、同じデザインのステッカーが貼られていました。

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 窓上には、全盛期のBU04の姿の写真が並ぶ。

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 そして、レストアのメイキング写真もあります。

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 二段サッシの上部には、こんな表示もありました。現代とは意味が全然違うけれど。

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 運転席。運賃箱も旧型。なお右側の無線は、このレストア時に設けられたものでしょう。

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 正面の運賃表は、当時はどこの事業者も同じだったが、このようなフィルム式で、ドライバーがいちいちセットしなければならず、手間ヒマかかるものでした(国際興業は、運賃の境となるバス停の名は表示していなかったようだ)。現代のサイネージとは大違い。

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 改めて外観を前後左右から撮ります。正面は、今は記念のプレートが掲げられているが、外すとやはり「KKK」と描かれているはず。
 なお、登録番号は希望ナンバーの「所沢230あ2413」で、どういう由来かと思ったが、一番最初に赤羽〔営〕に配置された時の「練馬22か2413」から来ているようだ。

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 公式側。ツーマン兼用車で、側面の区間表示が中ドア上にある。

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 後部。点検ブタにメッシュがないので、近代的に見える。この車両は1980(S55)年式だからBUとしてはもう末期、すぐ後にCLM系に移行するので、車体としては過渡期にあったという事だろうか。

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 非公式側。冷改されているのが解るが、岩手県交通時代に行われたのだろうか。今回は使用しない。従って、6~9月は運行しない模様。

 なお、この車両は乗合登録になっているようだが、運賃箱が旧式なので、一般の路線バスとしての営業は、たぶんない。基本的にはツアー専門でしょうか。

 そして、急遽展示決定の、この1台。

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「ヤマノススメ Next Summit」ラッピング車。
 先代の1~3号車が全て引退してちょうど1年。新作ラッピングやって欲しいよなあ、というファンが多かったのでは、と、№2598で記したのだが、ブランクはあったものの、やはり実現してしまいました。アニメのパワー、恐るべし。

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 公式側は2等身の6人。

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 非公式側が、リリースのイラストにもあった、等身大の6人。左から、「Next Summit」から登場の千手院 小春(CV:岩井 映美)、斎藤 楓(CV:日笠 陽子)、倉上 ひなた(CV:阿澄 佳奈)、主人公の雪村 あおい(CV:井口 裕香)、青羽 ここな(CV:小倉 唯)、黒崎 ほのか(CV:東山 奈央)。ほのかも、ラッピングバスでは初登場。

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 今回は、内装はまだ作業中で外観のみの展示、となったが、座席の地は既に、タイトルが入ったものになっている。

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 ここでも改めて、前後左右から撮ります。正面は、これだけだと普通の国際興業バス。せめて、1号車のようなタイトルは入れて欲しいかな。

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 公式側。このデザインは、最初のリリースでは公表されていなかった。

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 後部。「Next Summit」のテイザービジュアル(という表現でいいのかな?)。

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 非公式側。背景は、天覧山の山頂の展望台から望む、飯能の街並み(実は、天覧山の頂上は行った事があるので分かります)。
 なお、今回の車両は、2010(H22)年式のPKG-LV234L2、6955号車。

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 今回のラッピング車は、飯能アニメツーリズム実行委員会が資金を募ったもので、その提供者の名前が、メッセージと共に掲げられていました。

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「運転席で記念撮影」で使われていた2台。お子様向けですね。手前がさいたま東〔営〕の3095号車、奥が戸田〔営〕の3073号車。共に2017(H29)年式QDG-LV290N1。

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 お約束の記念撮影用ボードと、「体験コーナー」用の車両。車両は鳩ヶ谷〔営〕の3333号車。昨年2023(R5)年に入った2RG-LV290N3。脱線するが、飯能〔営〕の車両は、基本的には東京都・さいたま市内からの転属車ばかりだが(先の「ヤマノススメ」車も、元は西浦和〔営〕だったらしい)、1台でも2台でも、直接の新車導入、できませんかね?

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 ハイエースのもう一台は、おむつ替え・授乳用の車両として、敷地の離れた場所にいました。
 ハイエースは2台なのに、2台ともここにいて、運行は大丈夫なのか?と一瞬思ったが、飯能駅~間野黒指系統は土休日運休、新寺~中沢系統は夕方の運行(朝方は飯能駅から大型が直通運転)なので、終了までいても大丈夫みたい。

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 キッチンカーも並んでいます。

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 食いかけで非常に見苦しいが、「花園黒豚メンチカツバーガー」。ボリュームがあっておいしいです。黒豚ミート・花園バークが運営しているが、残念ながら、バーガーはこういうイベントの企画でないと食せないようだ(ラグビーの試合とかで出るのではないか?)。

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 企業ブースもいくつか。レシップ。機器(行先表示など)操作体験とか。

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 左から飯能市、「バスラマインターナショナル」のぽると出版(国際興業特集のバックナンバーを発売していた)、バス共通ICカード協会。

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 そして、国際興業のブースでは、ガチャや、グループのホテルの商品の販売も行われていました。

 今回購入、そしてプレゼントされた品々をいくつか。

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 飯能駅からバスで到着した際に、来場者にプレゼントされたカード。表面は、今朝乗ってきた〔飯15〕系統のエルガ(ただし写真は、双柳小学校先回り)。

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 裏面には、この〔飯15〕(区間運転〔飯15-2〕系統含む)の詳細が記されていて、ちょっと驚いた。こんな「マイナー」な系統を?以前は飯能駅~工場前~市営住宅の〔飯13〕系統(一部はさらに入間市に入って新光を終点としていた〔飯14〕系統)だったが、10年位前に再編成を行って、現在の運行形態になった。なので、椿本チエイン付近をバスが走るようになったのは、最近の事だ。浅間付近は、1車線しかない狭い道(だから臨時便はルートが異なる)。
 下は、レシップの整理券発行機で発行された「整理券」。

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 BU04と新エルガが描かれたトートバッグ。中にはチラシ各種が入ったクリアファイルが入っています。

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 ガチャ。300円と400円の2種類があって、300円の方にしました。人気なので売り切れ寸前だった。これは、先のハイエースが入る、間野黒指バス停の標識。他にはバスそのもの(BU04など)などがありました。400円は行先表示が中心だったようだ。

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 バス共通ICカード協会ではアンケートを募っていて、答えると福引が一回できる。そこでもらった自由帳。ICカードで乗れるバス(東急世田谷線もある)のイラストが描かれているが、やや古くて、西武バス(最上列一番右)は「S-tory」ではない。

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 左は奥むさし飯能観光協会で購入したジャム。大きいサイズは1個600円・2個1,000円。右は富士屋ホテルのカレーで、レトルトなのに、950円!どんな味がするのやら。

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 最後に、先の「ヤマノススメ」のブースでもらった、カレンダーとティッシュ。どちらも、あおい・ここなと「夢馬」が描かれている。飯能市市制70周年記念、らしいが、やはり飯能市のアニメへの関与の度合いが高い。「アニメツーリズム実行委員会」なんてあるくらいだから。あるいは沼津市や大洗町など以上かも知れない。

 あいにくの天気だったので、子供向けのお楽しみ(輪投げや綱引きなど)や、夢馬などのマスコットの来場が取りやめになったりしたのは残念だったが、それでも皆、老いも若きも、バスファンもアニメファンも、そうではない人々も、皆それぞれ堪能できていたようでした。アットホームな雰囲気が感じられたような気がします。
 欲を言えば、これは昨日の国際興業公式サイトのアンケートでも書いたが、近隣の同業他社、西武バスやイーグルバスあたりの車両の展示もあったら、良かったかな?西武バスは飯能に自動運転車両があるし。むろん他の事業者次第なので、なくても仕方がないのだが。
「ヤマノススメ」ラッピング車は、営業運行を開始したら、改めて撮りに行きます。BU04はツアー中心になるはずだから、キチンと撮る機会が、作れるかなあ…?

 ともあれ、関係者の皆様、ありがとうございました!来場者の皆様、楽しかったですよね!またこういう機会に巡り合えたら、と思います。

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《What's New》
26日 スウェーデン NATO加盟決定
27日 愛・地球博記念公園「ネコバス」 報道陣に公開
 サッカー岡崎 慎司が、今シーズン限りでの現役引退を発表しました。やはり一番印象深いのは、レスターの大番狂わせV、ですよねえ。サプライズな出来事に、主力選手として立ち会えたとは、幸せ者だと思うんだよねえ。

№2721 いすゞ「エルガEV」見に行った

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 すぐ書くと書いておきながら、もうショーが終わった後になってしまったが、先月10月26日~今月5日までの間行われた「TOKYO MOBIRITY SHOW」で、かねてよりリリースがあった、初の国産大型EVとなるいすゞ「エルガEV」が発表になったので、一般公開初日の先月28日、仕事帰りで見てきました。
 今ショーにおいて、いすゞはUDトラックスと共同で出展したが、開催前の時点では、いすゞの公式WEBのショー特設サイトで2か所、シークレットになっている所がありました。この内のどちらかがEVバスになるのではないかと思っていたところ、公開初日の26日になって、予想通り、片方が「エルガEV」である事が明らかになりました。という事で、これはやはり見に行かねばと、仕事が終わった後、直行で東京ビッグサイトに向かったのでした。「ショー」と名の付く催しに、しかも金を払って入るのは、たぶん初めて。

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 行きはりんかい線利用で、国際展示場駅に着きました。

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 ショーと全然関係ない所から始めるが、コンコースには陶板壁画「Osamu Tezuka, Characters on Parade」がありました。4年前、2019(H31)年の3月18日に公開されたそうです。手塚 治虫先生がなくなったのは平成の世になって間もない頃で、もう34年経ってしまいました。すぐ思いつくキャラクターは、皆入っていますね。

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 何のイベントかは分からないが、ビッグサイトに通じる道には、スポーツカーがずらりと並んでいました。

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 東京ビッグサイト。近年はコミケなどでもお馴染みだが、中に入るのもまた、今回が初めてでした。

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 今回は、16時以降の入場で有効な「アフター4」チケット(1,500円)での入場。会場でのチケット販売はないので、行きがけにコンビニで買ってきました。時間前には、これだけの人だかり。
 でも、時間が来てからの入場は、スムーズでした。リーダーでチェックされるだけで、チケットが回収される事はない。

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 エルガEVなどの商用車は、東1ホール。そこに向かうコンコースの天井にも、エルガEVなどの幕が並んでいました。

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 東1ホールに着きました。いすゞ・UDはすぐ目の前。

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 エルガEVの姿がありました。大きくラウンドした前部が印象的。

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 正面。

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 前照灯。最近はやりの、くの字形をしている。

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 非公式側の側面。
 車内に入るには、こちら側から、後部を回り込む形。

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 液晶式で、エルガEVをPR。

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 …なのだけれど、主要スペックについては、まだ未公表の部分も多い。全長は、エルガハイブリッドのS尺(11,255㎜)よりも長い。バッテリー容量は、BYDのK8(287kwh)よりも小さいが、出力(K8は75kw×2)は大きく、こうなると未公表の航続距離がどの程度のものになるのか、気になる所ではないだろうか。

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 早速車内へ。運転台回り。やはり割とすっきりしている。

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 前方から見た車内。出展車両では、前方のタイヤハウス部は左右とも座席を設けていない。

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 最後部は向かい合わせのボックスシート。乗客としては、EVであるかどうか以前に、こちらの方を気にするのではないか?EVでなくともフルフラットノンステップ車では、後方タイヤハウス部の処理をどうするのかは難問、欧州などでは当たり前で、日本でも連節バスである程度見られるようになってはいるものの、鉄道でもそうだがボックスシートは敬遠されがちなので。といってフルフラットで座席数を確保するためにはこうならざるを得ないだろうから(都営バスのスカニアはボックスシートにはなっていないが、タイヤハウス部は着席が一苦労)、あとは営業で走りだす時点で、どこまで旅客を「説得」できるかどうか、となるのではないだろうか。

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 その後方から見た車内。タイヤハウス部は、やはりかなり狭い。もう少し小型化できないか。
 気になったのは、今回の出展車両では、旅客の座席数が21とかなり少ない事で、このままでは、営業車両としては実用的ではないのではないか。走行面だけでなく、この点も改良が重ねられて欲しい。

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 降りると、こんなカードをくれます。裏面のQRコードを読み取ると、いすゞのWEBのショー特設サイトを閲覧できます。

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 リア部にも、走行に関する機器が収納されている模様で、窓がありません。

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 非常に簡単ながら、エルガEVの見学、終わりました。
 2024(R6)年度販売目標、とは記されているが、今回の感触では、実用化はもう少しかかるのではないか、というのが正直な印象。航続距離などのスペックが公表されていないし、バッテリーや走行ユニットなども公開されていない。何より、走っている姿をまだ見せられていない。既に(フルフラットではなくても)BYDやEVM、アルファバスのEVが相当数走っている上に、韓国ヒョンデのEVも発売になりそうとも聞いていて、開発のペースがあまり遅いと、国産フルフラットといえども、市場に食い込む余地がなくなってしまう懸念があります。やはりできるだけ早いうちに、どんな形でも良いから、まずは実際の走行シーンを披露しなければならない、と思います。バスは「走ってナンボ」なので。

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 いすゞ・UDトラックスのスペースの全景。

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 他の展示も数点。エルガEVと共にシークレットになっていた、「EVision Cycle Concept」。EV車のバッテリーの交換システム。

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「GIGA FUEL CELL」。水素で走る大型トラック。

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「エルフEV」。前照灯はエルガEVと共通。

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 グッズショップもあった。現金は取り扱わない。

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 日野自動車のブース。燃費の不正問題から早く立ち直らなけらばならないが…。

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 今回のショーでは「2024年問題」も意識されている、事もあってか、DJスタイルでこの問題について話し合う公開放送もありました。

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 三菱ふそうのブース。

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 最後に、三菱ふそうのトレーラー「スーパーグレート」。
 日野と三菱ふそうは統合に向けて動き出しているが、それが実際の車両という形で目に触れる事ができるのは、いつになるのか。特にバスは?(日野は、いすゞとの関係はどうするのだろう)
 
 こんな感じで、本当に駆け足だったが、エルガEVを中心に、商用車の展示を見てきました。もはや車一辺倒ではない、交通全般を扱うんだ、というコンセプトで、JR東日本の「HIBARI」とか、ドローンの類とかも別のホールでは展示されていたそうだが、バスに関しては結局のところ、東1ホールの出展車両は、エルガEVのみでした。事前にわかっていた事ではあるけれど、やはり残念。メディアもトラックなどが中心でバスに関してはほとんどなかったが、エルガEVそのものの一般の関心は、決して低くはなかった、と見えました。今の日本のバス業界は、作る方も、それを動かす方も元気が出ないが、何としても新車両・新技術が暗闇を吹き飛ばし、一般世論の関心をさらに高めて、社会の中でのバス業界の地位を向上させる事が、たくさんの意味で必要だろうと思います。エルガEVが是非、その先陣を切って欲しい。一日も早く、路線バス事業者のカラーをまとったエルガEVの姿を見たいと思います。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 阪神タイガース、やっちゃいましたねえ。日本一、おめでとうございます。阪神電鉄では早速、記念ラッピング列車が走りだしているそうです。今回もやはり、道頓堀川に飛び込む輩は少なからずいたようで、渋谷のハロウィンもだけれど、どんなに警告を発しても、やるヤツはやっちゃう、という事だよねえ。
 JR東日本は今日の記者会見で、来春のダイヤ改正予定で、上越新幹線の最終列車を20分程度繰り上げると発表しました。設備更新や地震対策の工事が必要だが、人員が減少しているため、夜間の作業時間を確保する必要があるとしています。現在の上越新幹線で一番遅い終着時刻は高崎着23時56分(東京発〔たにがわ477号〕)だが、23時30分頃くらいには全部の運行が終了する、という事になりそう。国鉄時代の東海道新幹線では「リフレッシュ工事」と称して、半日ほど全面運休させて工事を行った事がある(在来線の臨時の運行や、東名ハイウェイバスの増便を行った)が、現代ではローカル線ではできても、新幹線では不可能、という事か。東北・北陸新幹線については、状況を見極めたうえで検討、としています。

《What's New》
 5日 シンガポール リー・シェンロン首相 退任表明
 6日 中国・オーストラリア両首脳会談 経済面関係改善で一致
 7日 世界平和統一家庭連合会長 記者会見 特別供託金最大100億円 国に預託を表明

№2416 ロマンスカーミュージアム ついに行った

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 今年の4月、海老名にオープンした、小田急の「ロマンスカーミュージアム」。
 早いうちにとは思っていたが、新型コロナウィルスの感染の急激な拡大による緊急事態宣言が繰り返されて、なかなか足を運べない日々が続きました(休館していたわけではないが)。
 10月になってとりあえずあれやこれやの制限のほとんどがなくなり、そろそろいいかな、と思って、仕事が休みだった昨日、ようやく足を運びました。
 駆け足になるが、画像中心で一気に行きます。

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 ロマンスカーミュージアムの建物。JR相模線の海老名駅の方からの撮影だが、案外そっけない印象。ミュージアムと書かれているわけでもないし。

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 入り口。

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 現在のミュージアムは事前予約制、なのだけれど、絶対必要、ではなくて、枠(10時00分から15分刻み)に空きがあれば、当日の入館もOK。昨日は普通の平日だったからそんなに混みあう事はないだろ、と思ってフリで行ったのだけれど。
 時間になって、スタッフの案内で入館するが、先に氏名、住所、連絡先などの用紙への記入が求められる。万が一(あってもらいたくないが)「クラスター」が発生してしまったら、追跡のために必要、なのだろう。

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 券売機。大人900円・小児400円・幼児100円。

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 インフォメーションデスクもロマンスカー、特にNSE・3100形を連想させる。

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 ロマンスカーの海老名通過時刻も書かれています(一部は停車)。

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 コンコース。中央部の行列は、シミュレーターの抽選の受付。

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 まず、そのシミュレーター。LSE・7000形。有料(500円)なのだけれど、やはり人気が高くて抽選制になっています。入口左手のモニターに、当選番号が表示されます。
 なお12月1日より、当日先着順に変更になるという事。

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 鉄道ミュージアムの定番、鉄道模型「ジオラマパーク」。特に時刻が決まっているとか、説明のアナウンスとかはなくて、終始淡々と列車が走っているよう。朝→昼→夜→朝と繰り返されていきます。

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 小田急沿線の風景が模されているわけだが、当然ムード本位。これは町田。横浜線が交差するが、よく見ると横浜線(は走らない)は103系!しかも非冷房の低運転台!

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 ロマンスカーだけでなく、通勤車の3000形も走っています。背後は代々木上原にある、「東京ジャーミィ」(トルコにおけるモスク)。

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 相模川、なのか。右側にミュージアムの建物があるのが解るでしょうか。背後の山はケーブルカーがあるから、大山なのか?

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 箱根湯本駅。本当は、小田急が発着するホームは行き止まりだが、ここはスルーします。ドーム状の屋根がキチンと表現されています。

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 スマホのパノラマ撮影機能で撮ってみた、新宿付近。小田急百貨店のライバルのはずの京王百貨店のロゴマークも、キチンと表現されています。小田急百貨店本館は来年9月に閉館、この後はまだ未確定のようだが、この模型も変わる事になるのか?

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 夜景。

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 別室には、小田急そのものの歴史も記されています。2070年代までは、新しく書きこむスペースが用意されています。

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「59」とは、新宿~小田原間で目指した所要時間(現在、土休日の〔スーパーはこね〕で実現、「72」とは、「走る喫茶室」から連なる車内販売の期間(今年3月で終了)、「2」とは、ロマンスカーの由来、2人並んで座れる「ロマンスシート」。

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 下北沢付近の地下複々線の模型も展示。

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 複々線化事業についても展示があります。ロマンスカーで与えたかった「夢」と、下北沢で直面した「現実」のはざまで苦悩もあったのが、平成の小田急だったのではないだろうか。

 1Fへ降りて、いよいよロマンスカーの現物と対面します。

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 …の前に、10号。

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 RSE・20000形。新宿~沼津間直通〔あさぎり〕用。

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 RSEの解説。RSEは結局小田急では短命、平成の間しか走らなかった(3両が富士急に移籍)。

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 先頭側の台車。

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 RSEは先頭車と2階建て車が保存されているが、2階建て車は車内には入れない。デッキ部から撮影。2Fはスーパーシート(JR線内ではグリーン車)。RSEは今の所、小田急では唯一の複数クラス編成。

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 1Fのコンパート。これもデッキから。

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 車内販売のカウンター。「焼酎お湯割り始めました」の貼り紙が楽しい。

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 先頭車。こちらは車内に入れます。

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 ので、先頭部の運転台も撮ってみました。

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 入口の「禁煙車」のプレートも、今となってはどこかレトロ。何より、もう必要もない表示だしね。

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 次に、HiSE・10000形。

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 HiSEの解説。

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 HiSEは連接車で、普段は見る事が出来ない連接部を見る事が出来ます。

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 HiSEはデッキしか立ち入れない。展望室。

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 一般の車内。座席は禁煙車が赤系、喫煙車だと青系だった。昭和の終わりのデビューなのに、リクライニングシートではない。

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 SE・3000形。SEは長らく海老名で保管されていて、イベントなどで公開されていました。
 更新後の正面。

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 原型の正面。

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 SEの解説。狭軌での最高速度を樹立した、小田急のみならず、日本の鉄道における金字塔を打ち立てた名車です。

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〔乙女〕(箱根と御殿場を隔てる峠の名前)のヘッドマークと、原型の前照灯。
 最近の、どこかギラギラした顔つきが目立つ新型車両を見慣れた目には、なぜかホッとさせられるデザインに思えました。若い人には、どう映るだろう?

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〔あさぎり〕時代の、区間表示のサボ。

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 SEも車内への立入はできず、デッキからだけ。今の目で見てしまうと古めかしいというか、質素にも見えてしまうのだが。東武博物館とかでも思ったのだけれど、戻れるのなら、近年の至れり尽くせりの観光列車とかではなく、こういうシンプルな列車で遠くに行きたいなあと思う。SEは平成に入ってもしばらくは走っていたのだから、チャンスはあったのだが、乗る機会を作れぬまま終わったのは、数多い後悔の一つです。

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 車内に入れないので、外側から車内のプレート類を撮影。ブルーリボン賞のプレートが、今とは異なる。

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 NSE・3100形。

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 NSEの解説。

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 NSEもデッキからの撮影。まだリクライニングシートではない。ロマンスカーはリクライニングシートの採用が意外に遅くて、初採用はLSE・7000形だった。その次はRSEになった。

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 昭和のロマンスカー三代。手前からLSE、NSE、SE。
 実はウッカリして、LSEはキチンと撮影していない。車内も見ていない。申し訳ない。また機会を作ってみてみたい。

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 なのでLSEは解説のみになってしまいました。多少意外だが、これまで引退したロマンスカーの中で最長寿は、LSEだ。

記念撮影.jpg
 SEをバックに記念撮影。平日ながら子供が多かった(ベビーカーもそのまま入れる)が、一方で、高齢の方も目立ちました。

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「マチカメ」というのがあって、本来展示されているロマンスカーを見下ろす場所はないのだが、見下ろした環境で記念撮影ができるというサービス。撮影料金そのものは無料だが、ダウンロードは500円の課金が必要(クレジットカード決済)。少々面倒くさそうなので、今回はパス。3月いっぱいまで。

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 改めて、ロマンスカーギャラリーの内部。中も案外質素だなあ、敢えて言ってしまうと殺風景と言えてしまうかも知れない。それは、車両を引き立てるために、敢えてそうしているのかも。

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 キッズロマンスカーパーク。子供向けのお遊び施設。工作のワークショップの他、延期になっていたアスレチックも、緊急事態宣言の終了で先月からオープンになっています。

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 屋上階には、海老名駅の全景を見られるステーションビューテラスがあります。ただ、海老名駅自体が近年橋上駅舎の増築を行っている事もあって、駅に発着する列車はやや見づらいのは、仕方がないか。

52ステーションビューテラスロマンスカー通過時刻表.jpg
 入り口には、ここにもロマンスカーの通過(停車)時刻の記載があります。

VSE通過.jpg
 ちょうどVSE〔スーパーはこね9号〕が通過して行きます。

タワマン.jpg
 残念なのは、南側の丹沢は、近年建設のタワマンに完全に隠れてしまっている事。海老名の町自体、武蔵小杉ほどではないにしろ、東も西も、平成の30年の間にえらく変ったよなあ、という印象を強く持ちます(神奈川県で「済みたい街」第2位なのだそう)。だから一部でもロマンスカーが停まるようになったのだろうが。

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 これも定番、ミュージアムショップ。ここはGSEのオレンジでまとめられています。子供向けが多いかなと思うが、探せば大人向けも、少なくないです。
 その左側が、出口。チケットをなくしたりしなければ、当日の再入館は可能。行列はアンケートで、タブレットにポイントペンで入力する方法。お礼にロマンスカーのカードを1枚いただけます。

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 最後に、クラブハウス。喫茶・軽食が楽しめるコーナーです。
(これは入館前に撮影)

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 その内部。

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「走る喫茶室」の写真の展示も。

57クラブハウスソーシャルディスタンスマーク.jpg
「走る喫茶室」とは違ってここではセルフサービスになるのだが、注文時のソーシャルディスタンス2mを守ってもらうための目標が、鉄道の豆知識的で面白い。

クールケーキと日東紅茶のセット.jpg
「走る喫茶室」でも人気だったという、クールケーキと日東紅茶のセットを頂きました(クールケーキの中央部はアイスクリーム)。700円。

ロマンスカーミュージアム入場券&カード.jpg
 最後に、入場券と、アンケート御礼のカード。入場券のデザインはランダムなのか?私はHiSEでした。お礼のカードは、NSEを選択しました。

 こうして、無意識でもやや駆け足になってしまったのだろうか?(だからLSEをキチンと見なかったのか)ロマンスカーミュージアム訪問は、終わりました。正直なところ、入館の料金900円は、心持ち高い気がしないでもない。東武博物館が210円(IC200円)、東急の電車とバスの博物館も200円だから。お遊びの施設だからよほどの高額でなければ目くじらを立てるほどではないし、展示車両の保守にかかる費用も必要だから(特急車だし)やむを得ないかも知れない、が、できれば6~700円くらいに抑えてもらえれば、コロナ禍終息後には、もっと気軽に足を運べるかも知れない。
 最後に今後のミュージアムを展望すると、まだまだ先の話になるはずだが、10~20年位先には、EXE・30000形やVSE・50000形も展示の対象となるはずで、そのスペースは用意できるだろうか。また、これはアンケートでも簡単にコメントした事だが、ロマンスカーだけが小田急の歴史を支えてきたわけではないので、一般の通勤電車の展示の在り方も、どこかで考えて欲しい。長らく保管されながら解体されてしまった車両もあるらしいが、今は山梨県にあるらしい2200形や、相模大野に保管されている9000形なども、小田急の保存車両として日の目をみる日が来て欲しいと思います。

 それにしても、「ロマンスカー」人気恐るべし。それが、今回の訪問の結論でしょうか。

 ところでたまたま、小田急は昨日、「子育てパートナー宣言」の一環として、来年春よりIC小児運賃を全区間50円均一にすると発表していて、一般にも話題になっています。現在、新宿からロマンスカーミュージアムのある海老名まで、両親と子供2人のファミリーで往復しようとすると、(IC運賃で)3,020円になるが、これが2,212円という事になります。小田急に限らず、既に企画きっぷなどで子供向けを割安に設定している例は少なくないが、ICオンリーとはいえ、普通運賃では、画期的と言えるかも知れません。少子化の進展で子供の利用が少なくなることが十分予想できるので、子供のうちからもっと鉄道に親しんでもらおう、という意図があるかも知れません。もっと遠くの箱根とかならより効果が大きくなるので、マイカーから鉄道への転移も、(環境問題もあるから)期待したい所でしょう。ロマンスカーもより利用しやすくなるし。注目したいと思います。後に続く事業者が現れるだろうか。
(小児用記名PASMOを保有する必要がある。Suicaなど他の全国相互利用ICカードが対象になるかは、現時点では不明)

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR東日本の深澤社長は今日の記者会見で、来年春のダイヤ改正で、首都圏も含めた新幹線・在来線で列車の運行本数や編成両数の削減を行うと発表しました(今日現在では、公式なリリースとしては確認できない)。先月の鉄道利用者数がコロナ禍前の比較で、新幹線は54%・在来線は60%に留まっているそう。混雑する時期には臨時列車の運行で対応するという事だが、先月にはJR西日本が減便を行ったばかりだし、大手私鉄でも関東の東急や京急、関西の近鉄や京阪などで減量が行われていて、来春はもっと大規模な減量が各社で行われる事になるかも知れない。JR東日本は加えて、一部路線でのワンマン運転も行われる事になりそうで、みどりの窓口の削減もあるし、鉄道の運行・営業にかかる人手は、大幅に少なくなっていく事になりそう。まずは減量ダイヤがどの程度の規模になるかだが、12月17日と思われる正式なダイヤ改正の発表を前に、各社から予告的なアナウンスがありそう。小田急はどうなる?

 今度は九州新幹線で放火未遂事件がありました。今回は愉快犯・模倣犯的な犯行のように見えるが、どうしたものか。

《今日のニュースから》 
 7日 コロナ感染者 全国で162人確認 1年3か月ぶり死者発表なし
 8日 100人超の飲食会合でコロナ対策実証実験 新潟市
 9日 イプシロン5号機 打ち上げ成功