今回は、どうしてもこれを書かねば、という更新のネタがなかったので、ローカル私鉄の駅の画像を並べて、お茶を濁してみたいと思います(?)
昨年暮れの12月14日、日帰りで銚子に行ってきて、銚子電鉄の駅の写真を撮ってきました。仲ノ町駅のたたずまいを写した画像は、去年の大みそか更新の№2269でご覧いただいたところだが、改めて各駅の画像を、ご覧頂きたいと思います。
銚子 ちょうし
JR線の2・3番ホームの先端部にあります。駅舎然とした瀟洒な建物はあるが、銚子電鉄の駅員はいません(切符は電車内またはJRの駅で購入する事になる)。このホーム、JRの列車の運転士・車掌の通路にもなっているようです。
仲ノ町 なかのちょう
車庫がある事は、№2269でも書いたところです。駅員が常駐し、記念グッズも販売しています。クリアファイルは№2261の一番最後に出しました。
観音 かんのん
以前たい焼き店があったので有名だったが、犬吠駅に移転し、現在は完全に無人駅。
本銚子 ほんちょうし
笠上黒生 かさがみくろはえ
唯一行き違いができる駅です(ただし撮影日の時点はコロナ禍の影響による減便のため、行き違いが行われていなかった)。駅員が常駐し、タブレットの交換が見られます。ネーミングライツにより、駅名標は「髪毛黒生」になっています…。
西海鹿島 にしあしかじま
海鹿島 あしかじま
君ヶ浜 きみがはま
犬吠 いぬぼう
観光物産店があり、有名な「ぬれ煎餅」も販売しています。以前は旧相鉄の電車が置いてあったが、近年解体されたとの事。
外川 とがわ
構内には、クリアファイルに描かれていたモハ801と、「澪つくし」のトロッコ客車が留置、というか放置された状態で置いてあります。
少々駆け足で、もう少しじっくり見物・見学すべきだったのだろうが、スケジュールの都合で、やや駆け足になった感がありました。今月になって、運休になっていた朝の便の運行が再開された事もあるので、もう一度、できるだけ早めに訪れたいと思います。今はある程度話題性で持っている感がある銚子電鉄だが、№2269でも書いた事の繰り返しになるけれど、線路とか施設とかが貧弱で、このままだと近い将来に行き詰ってしまう危険性があると思う。駅も、味のある木造駅舎とかもいいが、バリアフリーという点では難点もある。距離が短いし、ほぼ全線に渡ってすぐ近くにバス路線(京成タクシー成田)があり、便数も電車と同じくらいはあるので、利用者がバスの方に流れてしまう可能性もあります。恒常的に残し続けたいのなら、どこかで抜本的な近代化をしなければならないと思う。施設も、駅も。それはもちろん銚子電鉄単独ではできない事で、銚子市(あるいは千葉県)が、銚子市の交通ネットワークのどこに電車を位置づけるのか、その辺から考えなければならないのではないだろうか。その時には、駅の姿も変わってしまうだろうが、良い方向に変わるなら、我々も受け入れるべきなのだろうと思います。
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《今日のニュースから》
14日 アフガニスタンから米軍完全撤退 バイデン大統領表明
(れいわ新選組 木村 英子参院議員 国会活動復帰)
15日 中小企業サイバーセキュリティ対策 経済産業省など支援サービス開始発表
(京都祇園祭「山鉾巡行」 2年連続中止決定)
大阪府のコロナ禍はかなり危機的な状況にあるらしいし(これまでの首都圏でさえなかったくらいのレベルに見える)、関東地方も神奈川県に埼玉県・千葉県・愛知県も、20日から「まん延防止等重点措置」の対象となる事が決まりました。今日現在で、関東に関してはこれに対応した交通事業者の反応はない(JR西日本は、金沢の新幹線・在来線の各総合車両所の、今年度の公開の中止を発表した)が、明日あたりには一斉に、措置に対する対応が発表になるような気がします(その場合は土曜日にまとめて記します)。どうやら今年のGWも今年並み、いや、今年以上に厳しい状況になりそうな気がします。毎日毎日、朝一番で、悪化する一方のコロナ禍のニュースを聞かされ続けていると、たとえウィルスに感染していなくても、なんだかヤル気が失われ、精神的にダメになってしまいそう…。
№2274 相鉄線 鶴ヶ峰駅
相鉄線の各駅は、JR線との直通運転開始や、新しいブランドイメージの採用もあって、どこも大きく姿を変えつつあります。№2136の瀬谷駅に続いて、今回は横浜市旭区の鶴ヶ峰駅をご覧いただきます。
2019(H31~R元)年度のデータがまだ公表されていないが、2018(H30)年度の乗降人員は57,578人でした。この3年間は横ばいです。相鉄線は長らく、急行と各停の2本立てのダイヤが続いていて、鶴ヶ峰は急行が通過だったのだが、以前から本線の急行通過駅の中では、ダントツの乗降人員がありました(現在でも、次に多い星川のほぼ倍)。1999(H11)年のいずみ野線湘南台延伸時に設定された快速が、初めて鶴ヶ峰に停車する急行系の列車となりました。くぬぎ台団地やひかりが丘団地、少し遠いが若葉台団地などが控えている事もあるでしょう。よこはま動物園ズーラシアへのアクセスとなる駅でもあります。どこも、バスへの乗り換えが必要になるが。駅ナンバリングSO09。
以前の鶴ヶ峰駅。元々橋上駅舎であったものの、かなり手狭になっていて、需要の増加に追い付いていない所がありました。無論、エスカレーターもエレベーターも、ありませんでした。しかしよく見ると、イチから全部造り直したわけではなくて、今の駅舎にも、以前の面影が残っているように見えます。
北口のエスカレーター。ひかりが丘団地や若葉台団地、ズーラシアなどは、北口からバスターミナル(少し離れている)に出て、バスに乗り換える事になります。
北口のエレベーター。
一方、南口のエスカレーター。くぬぎ台団地方面はこちらから、市営バスに乗っていきます。
なお、南口のエレベーターは、道路を隔てて建設された商業ビル「ココロット鶴ヶ峰」のものを利用します(24時間利用可)。
その「ココロット鶴ヶ峰」と、駅舎を結ぶ連絡通路。
コンコース。以前と比べたら、だいぶ広くなりました。
周辺の案内図。旭区役所の最寄り駅でもあります。
崎陽軒の売店。
券売機。左には、ゆうちょ銀行のATMがあります。
ところで駅そのものから少々離れるが、運賃表を見ると、相鉄線内の駅の運賃しか書かれていない。羽沢横浜国大からのJR線はもちろん、横浜からのJRや東急・京急、大和や海老名からの小田急の運賃もない。実際、券売機の画面をタッチしても、他線の運賃は表示されません。連絡きっぷは、もう発売していないらしい。初めて気づきました(瀬谷では気づかなかった)。ICカードへの移行が進んでいるからか?
改札口。
その頭上には、駅名にちなんでか、鶴のアート?がぶら下がっていました。
改札口の、発車案内表示。
精算機、だが、ICカードへのチャージが主流になっている感じ。
改札内の、コンコース。
改札内にファミリーマートがあるのは、瀬谷と同じ。
上りホームのエスカレーター。
エレベーターは、撮り忘れました…。
待合室は、上下ホームにあります。上りホームはやはり広め。そうにゃんが描かれている。コロナ禍の影響で、扉が開けっぱなしにされていました。冬なのに…。
下りホームのエスカレーター。
下りホームのエレベーター。
下りホームの待合室。こちらはやや小ぢんまり。そうにゃんが描かれているのと、扉が開け放たれているのは、同じ。
ホームの駅名標。時刻表・路線図と一体化。だいぶオシャレになりました。
現状の鶴ヶ峰駅の時刻は、基本的に快速と各駅停車のみ停車なのは変わっていない。一昨年のJR直通開始時に、平日の朝方上りのみ、通勤特急と通勤急行が停車するようになりました。ただ、JR直通は各駅停車しか停車しなくて、平日の朝方は設定なし(西谷で乗り換える必要がある)。逆に土休日だと新宿の先、それこそ埼京線に直通する各駅停車が、7~8時台に3本あります(7時03分発大宮行・7時43分発川越行・8時13分発武蔵浦和行)。今や埼玉県に行く列車が止まるんだ。
ホームの発車案内表示。これは上りで、新宿行の種別は緑で区別。日中は平日・土休日とも、毎時08分が新宿行になる(西谷で、横浜行特急を待つ)。
ホームはごく普通の相対式。ホームも昔は、だいぶ狭かったけれど、上下とも拡幅されています。ホームドア設置の準備が既になされています。小さくなっちゃったけれど、12時08分発新宿行となる、JRのE233系が進入してきます。
最後に、全然知らなかったけれど、鶴ヶ峰にも連続立体交差事業の話があるようで、ホームに小さくだが、説明会のお知らせがありました。特に、二俣川側に交通量の多い踏切(鶴ヶ峰2号踏切)があって(平日の日中だけだが、相鉄バスも通過する)、そこが最大の問題なのだろうと思うが、どんな形態になるのだろう。周辺の地形からして、高架化は難しいと思うのだが。大改築されたばかりの鶴ヶ峰駅だが、次の10年くらいで、また大きく変わる事に、なるのだろうか?
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《今日のニュースから》
11日 アルメニア・アゼルバイジャン両国首脳 ロシア大統領仲介で首脳会談
(WHO調査チーム 14日に中国入り 中国政府発表)
12日 日産自動車元代表取締役裁判 元COO志賀 俊之氏証言
(内村 航平所属リンガーハット コロナ禍の経営悪化で契約打ち切り)
昨日は成人の日、この状況でもそれなりに晴れ着姿の女の子をあちらこちらで見かけたけれど、「晴れ着+マスク」なんて、ミスマッチもいいところ…。緊急事態宣言発出の地域が関西などに拡大される事になりそうで、本当に、どこまで耐えれば良いのだろうか。「リモート」じゃ、元気は出ないよ。
№2273 話題の内房線江見駅 見に行った
JR内房線の江見駅は昨年8月、郵便局と一体となった新駅舎となって、一般的な話題になりました。
駅舎と郵便局が一体になった所は、先例として、駅舎の建て替えと同時に簡易郵便局が入った、由利高原鉄道の子吉駅があります。ただしここは、郵便局は鉄道の業務には一切関わりません。郵便局が鉄道の業務も行うのは、初めてのケースとなります。
昨年12月21日、館山までバスを撮りに行ったついでに、寄り道して訪ねてきました。
訪問の時点では、旧駅舎の解体工事がまだ進行中、でした。
ポスト。かつて房総を走っていた、スカ色のクモユニ74を模したデザインになっています。「クモユニ74012」と書かれているが、実物を見た事がある、という方は、相当な大先輩のはず。「2-8 江見駅」の標記に注目。
その駅舎内、というかメインはやはり郵便業務なので、中身は郵便局そのものです。
その一角に、JRの窓口があります。と言ってもオープンカウンター。当然JRの職員はいなくて、郵便局の局員が対応する事になります。切符は、どの程度のものが発売できるのかは解りませんでした。近距離切符くらいでしょうか?ICカードのチャージ機もある(券売機はない)し、切符の発売で業務が煩雑になる、という事はないだろう。
(私は「青春18きっぷ」で来た)
現在、この所当ブログでも何回か名前を出している、位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」がタイアップのキャンペーンを行っていて、このゲームに出てくるキャラクター「友荷(ゆうに) なより」が、「江見駅郵便局 応援特使」に「就任」していて、パネルが置かれています。記念の切手シートも発売されています(他のキャラクターも描かれている。他の千葉県内の一部局でも発売されているらしい)。
右隣はモニター…というのか何というのか解らないが、自分の姿を映すと、その頭上に「なより」がひらひら現れます。体温は測りません。念のため。
期間限定で「なより」の消印も用意されています。話のタネにと、自分で絵ハガキを自宅に送って、消印を押してもらいました。こんな感じ。なお他に、209系を描いた消印とかもあるようです。
(駅のスタンプと違って業務用なので、規定の郵便料金を払わないと押してもらえない)
郵便局だから、平日の9時~17時が駅の営業時間にもなるわけで、この間は有人駅の扱いとなって、改札口もきちんとあります。ICカードリーダーがあるだけで、郵便局員が切符を拝見、とかはしないが。
改札の外側。郵便局の営業時間中は「有人駅」となり、郵便局は「エキナカ」ではないから、電車から降りて郵便局を利用したいなら、改札を受ける必要がある旨、書かれています。途中下車ができない切符で降りても、郵便局の利用はできない、という事。
駅舎から上りホーム(館山方面)には、スロープが造られていました。
ただし、下りホーム(安房鴨川方面)へは、階段の跨線橋しかありません。
これはやはり片手落ちだと思う。江見に限らず、JR東日本に限らず、どこも同じだと思うけれど、階段の上り下りというのは、特に地方部では、利用のネックになりかねない。JR九州で駅員がいない事で車いすが利用できないからと、障害者の団体がJRを訴えたというのは以前どこかで書いたが、当然同じような問題は、JR東日本をはじめとする他社でもあるはず(最近は駅員不在の駅・時間が増加しているというのは一般のニュースにもなっている)。私は、駅員がいてもいなくても、障害者やその支援者が安全に、ストレスなく列車の利用が可能になるのが理想形だと思っているが、跨線橋は明らかにその妨げになる。しょせん小駅だから、エレベーターなんて気の利いたものは作られなさそうだし。本数が多くなくて、全部ローカル列車なのだから、跨線橋をやめて踏切にしても、安全性の問題にはならないと思う。でなければ下りホーム専用の通路が造られるべきだし、究極的には、駅の構造そのもの(線路の配線・信号システム等まで含めて)を全面的に見直し、改良が図られるべきだと思う。どうでしょうか。
その、跨線橋の上からの眺め。ホームの上屋の脇の木が、どこか南国チック。
下りホームの、古めかしい上屋。
上屋の壁に掲げられたままの、郵便局の移転=駅舎との一体化のお知らせ。
先月リリースされた通り、木更津~安房鴨川~上総一ノ宮間は、3月13日改正時より、E131系によるワンマン運転が始まります。特に、江見を含んだ千倉~安房鴨川間は、全列車がE131系となるよう。ワンマン列車の2連用の、真新しい停車目標がありました。
ホームそのものは、普通の田舎の駅、という風情の相対式。だけど右側の、やたらに高いマンションは、何だ?
現状では、日中は209系の4連及び6連による、館山~安房鴨川間の区間運転が中心になっています。江見駅での上下行き違いは、9・12・16・17・20時台の5回あるが、209系同士の行き違いは、江見では間もなく見納め、という事になります。しかし、6連では輸送力過剰とも思うが、2連では逆に不足になるのではないか?通学・帰宅時間帯は特に。
最後に、安房鴨川駅構内で209系と並ぶ、E131系。3月13日からは、江見駅に発着する定期旅客列車は、全てこれになる(はず)。電化時から長く続いたスカ色113系から、211系→209系→E131系と、江見に発着する電車は、21世紀に入ってから、目まぐるしく変わっていきます。
無人駅(鉄道の職員がいない駅)では、昔から民間委託で、個人営業の商店や飲食店とかが入って駅業務を受託する、という所が、JRでもその他の第3セクター鉄道や私鉄でも少なくはないのだが、JRと同様の大規模な全国規模の企業(日本郵便だって、郵政の民営化だ)が鉄道の業務を請け負う形態は、今後の様々な駅業務の新しい可能性を生み出した、そんな気がしました。今度は、JRの列車が、駅に集まった郵便や「ゆうパック」を運ぶ、という事は、考えられないでしょうか?さすがにクモユニ74のような専用形式の車両の製造はなかろうが。次に同じような形態の駅は、どこかに現れるでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》
10日 熱気球 熊本市の田んぼに不時着 一人負傷
(英・南アフリカとは別種 変異ウィルス 羽田空港で発見と発表)
北陸ではまたも、大雪による大規模な立ち往生が発生しました。高速道路で遭難なんて笑い話にもならないが、勝手な勘繰りだとも思うが、間接的に新型コロナウィルス感染禍の影響がありませんかね?三連休だし出かけたい、でも感染は怖いから、慣れない雪道だけどマイカーで。そんな気が、しないではない。それにしても、昨春の一回目の緊急事態宣言時もだったが、どうも明るい話題を見いだせない。それを生み出そうとする行為自体が感染のリスクを呼ぶわけで、震災や豪雨とは、この点が決定的に違う所だと思います。感染が少しでも収まってくれる以外ない。