4月の北陸・東海旅行の時、名鉄の駅3駅に乗り降りしてきた事は前回までに書いてきたが、もう一か所、近鉄名古屋線で近年高架駅となった、川原町駅にも降りてきました。名鉄3駅の翌日、三岐鉄道に乗ってきて、さらに四日市に寄り道した帰りだったが、ここで書きたいと思います。
川原町駅は四日市市にあり、近鉄名古屋から来ると、近鉄四日市の一つ手前になります。近鉄に拠る2023(R5)年11月7日の調査では、一日の乗降人員は1,716人だったそうで、やはり少ない、のイメージがあります。準急停車駅(といっても準急は、近鉄蟹江~近鉄四日市間は各駅停車)。駅ナンバリングE20。
2016(H28)年5月7日、上下線ともに高架化が完成したという事で、もう8年経ちました。
高架化前の川原町駅。上り線側に駅舎があり、下りホームとは踏切で結ばれていました。当時は駅員がいました。
近鉄の高架化とともに駅前広場も整備されたようで、路線バスも入ってきます。ただし1日4往復のみ(三重交通71系統が日中のみ乗り入れ)。
高架下のエントランス。
券売機。ここももう1台増設できるスペースが確保されているが、そういう日はたぶん来ないだろう。
改札口。むろん現在は無人駅。改札部の窓口は、シャッターが下ろされたまま。
駅員配置の代替で、インターホンが設置されています。
精算機。
改札内のコンコース。
このコンコースでは、茶色の支柱が目を惹きます。三重県の伝統的な焼き物「萬古焼」(ばんこやき)が用いられている。耐熱性が高く、急須等でよく用いられているらしい。
ホームのエレベーター。
ホームの待合室。
時刻表。日中は毎時3本停車。近年は近鉄も、時刻表の体裁が変わりました。
発車案内表示。
駅名標にも「萬古焼の里」と添えられています。近鉄は駅ナンバリングの表記がかなり大きい。
最後にホーム。5連分確保されています。ただし、大半は3連まで。それを上回る列車は、朝方だけでは?
前回も少し書いたが、同じ高架の無人駅でも、名鉄の高横須賀駅とは、だいぶ趣きが異なっていると感じました。以前は駅員がいた川原町と、元々ローカル線然の無人駅だった高横須賀、という違いもあるだろうが。
これで4回に渡って名鉄・近鉄の近年の改良駅を見てきましたが、まだ見ていないところも、かなり残っています。いつか訪ねる機会を作れればと思っています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《What's New》
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17日 青森県鰺ヶ沢町・みなみ保育園 最後のねぷた運行 今年度で閉園
18日 韓国最大野党「共に民主党」 李 在明氏を党首に再度選出
№2836 名鉄河和線 高横須賀駅
4月に訪れた名鉄の改良駅、最後は河和線の高横須賀駅です。
前回書いた、常滑線の太田川から分岐して、最初の駅になります。
太田川と同じく、東海市にあります。乗降人員は不明。普通電車だけ停車で、平日は15分・土休日の日中以降は30分間隔で停車。駅ナンバリングKC01。
高架化前の高横須賀駅。ほとんどローカル線の駅の装いでした。当然、最初から無人駅。
高架下のエントランス。自由通路にもなっています。
券売機。
改札口。
無人駅なので、精算機は切符の精算機能もあります。シャッターは窓口、なのかな?
改札を入ると、目の前の階段は、踊り場までは上下共用。その先で別れる形態です。その踊り場から撮っています。先の券売機や精算機は、やや安普請なプレハブ?小屋?に入っているのが特徴。高架駅と一体、という構造ではない。駅の内外は、金網で仕切られているだけ。
ホームのエレベーター。
ホームの接近表示。
最後に、ホーム。6連分あります。
こうしてみると、簡素というか、正直なところやや殺風景かなあという印象もしました。最初から無人駅だった駅の高架化、という事もあるだろうが、次回書く予定の近鉄名古屋線・川原町駅と比較しても、もう少し「色」があっても良いかな、とも感じました。
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台風5号は幸い大きな被害にはならなかったようだが、今度は台風7号が関東地方に迫っています。上陸はギリギリしないようだが、既に東海道新幹線は明日、東京~名古屋間で終日の運行の取りやめを発表しています。在来線も、房総半島の各路線や、東京メトロ東西線一部区間、小田急ロマンスカーの一部列車などで、計画運休が決まっています。今日22時現在では「嵐の前の静けさ」なのか、横浜はやや風が強くなっているのかなという程度で、おおごとになりそうな気配は感じないのだが、明日はどうなるのか。私は休みだが、自宅から出られずに一日が終わってしまうのか。せっかく「南海トラフ地震」の臨時情報が終わったのに、数時間前はまた神奈川で地震があって(小田急は伊勢原~新松田間が不通)、どうにも落ち着かないまま、今年のお盆は終わりを迎える事になりそうです。
《What's New》
13日 ウクライナ災害医療当局者 福島第一原発事故対応の放射線医学研究所視察
14日 タイ セター首相 憲法裁判所が解職命令
15日 広瀬 めぐみ参議院議員 公設秘書給与疑惑で議員辞職
前回書いた、常滑線の太田川から分岐して、最初の駅になります。
太田川と同じく、東海市にあります。乗降人員は不明。普通電車だけ停車で、平日は15分・土休日の日中以降は30分間隔で停車。駅ナンバリングKC01。
高架化前の高横須賀駅。ほとんどローカル線の駅の装いでした。当然、最初から無人駅。
高架下のエントランス。自由通路にもなっています。
券売機。
改札口。
無人駅なので、精算機は切符の精算機能もあります。シャッターは窓口、なのかな?
改札を入ると、目の前の階段は、踊り場までは上下共用。その先で別れる形態です。その踊り場から撮っています。先の券売機や精算機は、やや安普請なプレハブ?小屋?に入っているのが特徴。高架駅と一体、という構造ではない。駅の内外は、金網で仕切られているだけ。
ホームのエレベーター。
ホームの接近表示。
最後に、ホーム。6連分あります。
こうしてみると、簡素というか、正直なところやや殺風景かなあという印象もしました。最初から無人駅だった駅の高架化、という事もあるだろうが、次回書く予定の近鉄名古屋線・川原町駅と比較しても、もう少し「色」があっても良いかな、とも感じました。
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台風5号は幸い大きな被害にはならなかったようだが、今度は台風7号が関東地方に迫っています。上陸はギリギリしないようだが、既に東海道新幹線は明日、東京~名古屋間で終日の運行の取りやめを発表しています。在来線も、房総半島の各路線や、東京メトロ東西線一部区間、小田急ロマンスカーの一部列車などで、計画運休が決まっています。今日22時現在では「嵐の前の静けさ」なのか、横浜はやや風が強くなっているのかなという程度で、おおごとになりそうな気配は感じないのだが、明日はどうなるのか。私は休みだが、自宅から出られずに一日が終わってしまうのか。せっかく「南海トラフ地震」の臨時情報が終わったのに、数時間前はまた神奈川で地震があって(小田急は伊勢原~新松田間が不通)、どうにも落ち着かないまま、今年のお盆は終わりを迎える事になりそうです。
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№2835 名鉄常滑線・河和線 太田川駅
4月に訪れた名鉄の改良駅3か所、2回目は太田川駅です。
太田川駅は、名古屋の南に位置する東海市を代表する駅です。常滑線から河和線が分岐する、知多半島における名鉄の要衝、とも言えるでしょう。ただし、この駅自体の乗降人員は多くない。名鉄自身の公式HPには記載がないが、他サイトを検索したところでは、1日平均16,000人を超える程度、らしい。それでも、ミュースカイ以外の全列車が停車します(ミュースカイも、朝方の上り名古屋方面行は停車がある)。駅ナンバリングTA09。
7年前には高架化が完成していたらしいが、訪れるのが遅くなってしまいました。
高架化前の太田川駅。駅舎が特徴的でした。当時は2面4線で、河和線は平面で分岐していました。留置線もあったが、高架化で大半が聚楽園に移設されています。
新高架駅は、南北に改札口があります。南がメインです。東側の出入り口。知多バスやコミュニティバスが発着する交通広場が隣接しています。
西側の出入り口。
入ってすぐのところにファミマがあります。
マツモトキヨシもあります。
ATM。大手は入っていない。
パブリックアート「くすのき」。くすのきは東海市の木で、姉妹提携をしているトルコのブルサ市がある、ブルサ県のイズニックで生産されるタイルで作られているそう。
南改札口付近のエントランス。
券売機。台数は少ないし、それでも行列ができる事はない。
窓口。
南改札口。
南口はチャージ機が置かれている。manacaのポイントチャージ機能もあるが、駅員が常駐しているからか、きっぷの精算機能はないようだ。
一方、北側にも改札口があります。
北口の券売機。
北改札は駅員がいない。遠隔。
駅員がいないからか、北口の方は、きっぷの精算機能が付加されている。
改札内のコンコース。
コンコースには、ランの花が飾られている。ランは東海市の花。
コンコースの発車案内表示。
この名古屋方面の表示でお分かりと思うが、高架化後の太田川駅は少々特殊な構造になっていて、常滑線は上下とも2Fに発着するが、河和線の上りは3Fに到着し、名古屋方で常滑線と合流する形態になっている。なので名古屋方面に向かうには、2F・3Fどちらから出発するのか、確認する必要がある。
どうしてこんな構造になったのかと思うが、下りの常滑・河和方面は1面2線で十分だが、上りの名古屋方面は2面4線が必要、と考えられたのだろう。しかし2Fが1面2線・3Fを2面4線とすると、駅全体の構造が無駄に大きくなってしまうし(駅自体の乗降がそんなに多くはないし)、旅客の動線が複雑になってしまう、という判断だろうか。ただこのため、河和線内の折り返し列車は、設定がほぼなくなっている。
その2Fのホームのエスカレーター。2Fは1・2番線が下り(中部国際空港・河和方面)、3・4番線が上り(常滑線の金山・名鉄名古屋方面)。
2Fのホームの待合室。
2Fのホームの発車案内表示。これは下りの1・2番ホーム。
2Fホーム。3番線にセントレアから来た、名鉄岐阜行の特急が停車中。
2Fと3Fの間には、中3Fと称する連絡通路があります。河和線から常滑線(セントレア方面)に乗り換えようとしたら、この通路を通る事になります。
エレベーターがあります。東側は中3Fが終点で、2F(1・2番ホーム)を経由して、改札がある1Fとつながっています。
西側は3F(5・6番ホーム)から中3F・2F(3・4番ホーム)を経由して1Fへ。
3F(5・6番ホーム)の時刻表。日中以降は中部国際空港→名鉄岐阜間特急・河和→名鉄名古屋間特急・河和→新鵜沼間急行・中部国際空港→新鵜沼間準急・知多半田→金山間普通が1:1:1:1:2(ただし土休日の普通は、昼以降は2本に1本は太田川始発)のパターンが繰り返される。夕方に「波」がないのは名鉄らしい?
(常滑線・常滑方面発着の普通は太田川折り返し)
ちなみに、この他にミュースカイが毎時2本通過。このため、現在の太田川~神宮前間は毎時14本の運行があり、名古屋本線より多い。
右には、構内の案内図があります。だいたい構造がお分かりいただけるでしょうか。
先にも記した、改札階までスルーするエレベーター。
3Fホームの待合室。
3Fの発車案内表示。この通り、2F・3Fどちらからの出発かが表示されます。
最後に3Fのホーム。河和線から名古屋方面に向かう、5・6番ホーム。
今回は、全体の規模からしたら、写真の点数がやや少なくなってしまいましたか。
名鉄は、あと1駅残っています。次回で完結です。
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今日は、日航ジャンボ機墜落事故から39年でした。JALの公式フェイスブックには、今年は鳥取社長自らがメッセージを発出しています(このためなのか、今日のJALの公式HPの国内線トップは、ずいぶんおとなしいデザインになっている)。毎年同じ事の繰り返しになるが、私の立場としては、ただただ亡くなられた520名の方々の冥福をお祈りし、このような大惨事が繰り返されない事を、祈るのみです(残念ながらブラジルで事故が起きてしまったが…)。来年は、節目の40年、ですね…。
追悼も大事な事だが、それ以上に台風5号が大変だ、という方々、特に東北で多かったと思います。特に上陸地点の岩手県は、三陸の方で大変な雨になったそうです。三陸鉄道は、明日は釜石~宮古間(旧JR山田線区間)が運休し、代行バス4往復の運行になると発表されています。明日1日で済めばよいのだが。むろん人命最優先だが、私としてはやはり、鉄道の被災状況がどうしても心配になってしまいます。この数年、この時期になると必ずどこかで大規模な鉄道の被災(特に鉄橋の流出)が発生して、再開まで何年もかかる、という事態が繰り返されていますので…。
《What's New》
10日 スペイン・カタルーニャ州プチデモン元首相 一時帰国後再出国
11日 秋葉国家安全保障局長 モンゴル国家安全保障評議会事務総長らと会談
12日 イオン子会社のミャンマー駐在員 禁錮1年の有罪判決
パリ・オリンピックが終わりました。日本の金メダル20個は米中(共に40個)に次いで3番目に多く、開催国フランス(16個)より多かったのは、大したものだと思います(銀・銅も含めたメダル獲得数では7番目)。悔し涙を流したアスリートも少なくなかったけれど、みな一生懸命やった結果なので、胸を張って日本に帰ってくれば良いと思います。3年前の、ほぼ無観客だった東京大会を思えば、各会場全体の盛り上がりは、うらやましかった…。
№2833 名鉄名古屋本線 西琵琶島駅
6~7月にかけて、4月後半の旅について長々と書いてきたが、その途中の4月27日、近年の名鉄の改良・改築駅で乗り降りしてきました。3回に渡って書いていきます。
まずは名古屋本線の西琵琶島駅です。駅ナンバリングNH39。
30年位前の撮影だったと思う、昔の西琵琶島駅。この駅舎は今の下り線側にあって、上下ホームとは構内踏切で結ばれていました。当時は駅員がいた。
今は上下で駅舎が別々になり、一番上に掲げたのは下り(名鉄岐阜方面)の駅舎。旧駅舎とほぼ同じ位置、ですかね。当然、今は駅員はいません(遠隔操作)。
下りの駅舎の券売機。
下りの駅舎の改札口。ホームとは、通路全体がスロープで結ばれています。
下りの駅舎の精算機。
一方、こちらは上り(名鉄名古屋・豊橋方面)の駅舎。
上りの駅舎の券売機。
上りの駅舎の改札口。
上りの駅舎の精算機。
西琵琶島駅構内には犬山線への短絡線があって、この線路を横断するための踏切が残されています。遮断回数はかなり少ないはずだが。
上りホームは、構内踏切の先のスロープでホームに取りつく形態になっています。
接近表示。停車か通過か、だけの違い。
時刻表。これは下りホーム。この駅は普通列車しか停車しないし、名古屋にかなり近いにも関わらず(ただしここは名古屋市ではなく清須市)、30分に1本しか停車がありません。実際、お客さんの乗降は、かなり少なさそうです(名鉄の公式HPには、乗降人員に関するデータがなかった)。準急が停車する二ツ杁駅や、JR東海道本線の琵琶島駅がかなり近い、という事もあるでしょう。また名古屋方面は、万一乗り遅れてしまったら、庄内川を渡って東琵琶島駅(ここは名古屋市西区)に出た方が、少しは早く行けそうな感じです。
最後に、ホーム。以前は2面4線の退避駅、だったが、有効長が極めて短く、ホームは2連分しかありませんでした。それに、ホーム上は駅名標だけで、上屋もベンチもありませんでした。二ツ杁に待避線が新設されて以降は退避がほぼなくなっていて、現在は待避線は廃止になり(前述のように、短絡線は残っている)、その分ホームも4連分に延伸されています。小駅である事には、変わりはない。2200系の上り特急が通過していきます。この先で犬山線が合流します。
次回・次々回は常滑線・河和線の駅です。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《What's New》
4日 日本ハム・宮西 尚正投手 通算400ホールド達成 プロ野球史上初
5日 「まんが甲子園」 高岡龍谷高校 初の最優秀賞
6日 NTT東日本 大宮アルディージャ株式 レッドブルに100%譲渡
7日 タイ 最大野党「前進党」 憲法裁判所が解党命令
№2787 京王線 調布駅
調布市内の京王線が地下線になって、もう10年以上経ちました。この地下線化で、調布に加えて国領・布田両駅も地下化され、国領駅は№1547で、布田駅は№1548で書きました。
布田駅の最後で、「調布駅は次の機会に」と結んでいるが、それから8年も経ってしまいました。当時は、調布駅はまだ工事中(特に駅ビル建設)という事もあって、後回しにしていたものです。
今日、ようやく全体像を見る機会がありましたので、改めて公開したいと思います。
調布駅は言うまでもなく、調布市の中心となる駅で、同時に京王にとっても、本線と相模原線が分岐する重要な駅です。2022(R4)年度の乗降人員は109,110人で、新宿・渋谷・吉祥寺に次いで第4位(明大前の乗り換えは考えない)。〔京王ライナー〕以外の全列車が停車します。駅ナンバリングKO18。
地下線化前の調布駅。当時は南北にそれぞれ駅舎があって、これは北口。踏切だけでなく、京王線と相模原線が平面で分岐していたため、列車の運行回数が多くなると、ダイヤ策定の面でも大変な問題になっていました。
現在の調布駅は、駅ビル「トリエ京王調布」と一体になっています。中央口の入口。
中央口のエレベーター。トリエと共用になっています。
一方、やや離れた所に、広場口という入口もあります。
この「広場」の北側の交通広場は、整備が完了しています。京王バス・小田急バスが頻繁に発着し、後方には羽田空港行の京王バスの姿があります。
一方、南側はまだ整備途上という所。
最初は、北側と南側の交通広場を一体化、バスの東西直通運転とかありうるのかなあ、と思っていたのだが、歩行者の回遊性を優先した結果なのでしょう。
南側も京王バスと小田急バスが発着するが、③番乗り場は、現在は小田急オンリー。世田谷通りを走る小田急バスはほとんどなくなったが、渋谷駅へ行く便が一日2往復、かろうじて残っています。また、柿生駅へ行く便が休日に1回あります。
白くステッカーでふさがれているのは、神奈中バスの鶴川駅行です。土曜日のみ1往復あったものが、先月廃止になりました。最終日は新デザイン車の2台口運行だったらしい。
駅に戻って、中央口の、地下から地上へ行くエスカレーター。
広場口のエスカレーター。
広場口から連なる、中央口のコンコース。
みずほ銀行のATM。駅構内のATMとしては広めだし、オープンだ。
定期券発売窓口は、曜日に関係なく12時00分~20時00分。
券売機だが、2・3番はチャージ専用。台数は多いが、やはり行列ができる事はない。休日はまた違うのかも知れない。
中央口の改札口。
中央口の精算機とチャージ機。
一方、トリエの東側にも、駅への入口があります。
東口のエスカレーター。エレベーターもあるが、撮り忘れました。スミマセン。
東口のコンコース。
調布には日活の撮影所があり、このためか、日活のスターの手形を並べたモニュメントが、東口コンコースの壁面に掲げられています。
現役の方も、残念ながら亡くなられた方もいるが、その中から、津川 雅彦氏(2018(H30)年8月14日没)。石原 裕次郎もあるが、亡くなったのが1987(S62)年だからもう40年近く前になるが、手形はどこから手に入れたのだろう?
東口の券売機。
東口の改札口は、遠隔。
東口の改札内は、チャージ機のみ。2台並べられるようになっているが、増設される事は、たぶんないだろう。
改札内のコンコース。
中央口・東口双方にある、発車案内表示。ただ、ダイヤ形態が複雑だから、直近3列車までは表示されるべきだし、下りは本線と相模原線を分離すべきだった。スペースの問題もあったのかも知れないが。
中央口側には、小駅で見られるモニタータイプの発車案内表示もあります。
改札内コンコースには、日活の特撮映画のシルエットが並んでいます。ガメラ。
ホームは上下で分離されています。B2Fは下り。エスカレーター。
エレベーター。コンコースからB3Fまでの直通。
下りホームの発車案内表示。1番線と2番線で別。
下りホーム。ホームドアを始め、ワンポイントのカラーはスカイブルー。
B3F上りホームのエスカレーター。これはB1Fのコンコースまで直通。
一方こちらはB2F行。
上りホームのエレベーター。
上りホームの発車案内表示。3番線と4番線で別だが、上りに関しては向かう方向が同じなのだから、一体にすべきではなかったか。でないとどちらに並べばよいのか迷う事になるので。
(京王に限った事ではない)
上りホーム。ワンポイントカラーは、こちらはピンク。
上下ともホームは、旅客数の割にはやや狭い気がする。ホームドアでカバーしているという所か(駅員も常駐している)。
なお、立体化後は上下線を繋ぐ線路がない。なので折り返し運転はできない(相模原線に快速つつじヶ丘行が設定されているのはそのため)。
上下ホームにある「ごあんない」。時刻表はあるが、やや小さい。
この駅では、誘導のためのイラスト上のアイコンが目立つ。これは地上部の、駅を表すのだろう電車のアイコン。
これは、下りホームを表す、高尾の天狗のアイコン。
これは、上りホームを表す、新宿のビル群のアイコン。京王百貨店のロゴマークもちゃっかり。
立体化と同時の上下線を上下に分離するのは、京成の青砥や京急蒲田で見られてきたが、調布の場合は、地下線化という手法が取られたのが、大きな特徴でした。高架化を選択した場合の景観などが問題視されたのかも知れないが、壮大な実験だったとも言えます。このために、ホームへの誘導には何とか工夫をこらそうというものも見えるが、個人的にはもう一歩、かな、とも感じました。地下駅は周りが見えないだけに、難しいよねえ。地上部はまだ整備が続いている所もあります。全部完成した時点で、調布駅界隈はどのような姿になるのでしょうか。
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《What's New》
19日 トーマスグリーンフィールド米国連大使 長崎の原爆資料館訪問
20日 ウクライナ支援緊急予算案 米下院 賛成多数で可決
21日 サッカーWEリーグ 清家 貴子 記録更新10試合連続ゴール
22日 東通原発安全対策工事完了時期 東北電力 延期決定
布田駅の最後で、「調布駅は次の機会に」と結んでいるが、それから8年も経ってしまいました。当時は、調布駅はまだ工事中(特に駅ビル建設)という事もあって、後回しにしていたものです。
今日、ようやく全体像を見る機会がありましたので、改めて公開したいと思います。
調布駅は言うまでもなく、調布市の中心となる駅で、同時に京王にとっても、本線と相模原線が分岐する重要な駅です。2022(R4)年度の乗降人員は109,110人で、新宿・渋谷・吉祥寺に次いで第4位(明大前の乗り換えは考えない)。〔京王ライナー〕以外の全列車が停車します。駅ナンバリングKO18。
地下線化前の調布駅。当時は南北にそれぞれ駅舎があって、これは北口。踏切だけでなく、京王線と相模原線が平面で分岐していたため、列車の運行回数が多くなると、ダイヤ策定の面でも大変な問題になっていました。
現在の調布駅は、駅ビル「トリエ京王調布」と一体になっています。中央口の入口。
中央口のエレベーター。トリエと共用になっています。
一方、やや離れた所に、広場口という入口もあります。
この「広場」の北側の交通広場は、整備が完了しています。京王バス・小田急バスが頻繁に発着し、後方には羽田空港行の京王バスの姿があります。
一方、南側はまだ整備途上という所。
最初は、北側と南側の交通広場を一体化、バスの東西直通運転とかありうるのかなあ、と思っていたのだが、歩行者の回遊性を優先した結果なのでしょう。
南側も京王バスと小田急バスが発着するが、③番乗り場は、現在は小田急オンリー。世田谷通りを走る小田急バスはほとんどなくなったが、渋谷駅へ行く便が一日2往復、かろうじて残っています。また、柿生駅へ行く便が休日に1回あります。
白くステッカーでふさがれているのは、神奈中バスの鶴川駅行です。土曜日のみ1往復あったものが、先月廃止になりました。最終日は新デザイン車の2台口運行だったらしい。
駅に戻って、中央口の、地下から地上へ行くエスカレーター。
広場口のエスカレーター。
広場口から連なる、中央口のコンコース。
みずほ銀行のATM。駅構内のATMとしては広めだし、オープンだ。
定期券発売窓口は、曜日に関係なく12時00分~20時00分。
券売機だが、2・3番はチャージ専用。台数は多いが、やはり行列ができる事はない。休日はまた違うのかも知れない。
中央口の改札口。
中央口の精算機とチャージ機。
一方、トリエの東側にも、駅への入口があります。
東口のエスカレーター。エレベーターもあるが、撮り忘れました。スミマセン。
東口のコンコース。
調布には日活の撮影所があり、このためか、日活のスターの手形を並べたモニュメントが、東口コンコースの壁面に掲げられています。
現役の方も、残念ながら亡くなられた方もいるが、その中から、津川 雅彦氏(2018(H30)年8月14日没)。石原 裕次郎もあるが、亡くなったのが1987(S62)年だからもう40年近く前になるが、手形はどこから手に入れたのだろう?
東口の券売機。
東口の改札口は、遠隔。
東口の改札内は、チャージ機のみ。2台並べられるようになっているが、増設される事は、たぶんないだろう。
改札内のコンコース。
中央口・東口双方にある、発車案内表示。ただ、ダイヤ形態が複雑だから、直近3列車までは表示されるべきだし、下りは本線と相模原線を分離すべきだった。スペースの問題もあったのかも知れないが。
中央口側には、小駅で見られるモニタータイプの発車案内表示もあります。
改札内コンコースには、日活の特撮映画のシルエットが並んでいます。ガメラ。
ホームは上下で分離されています。B2Fは下り。エスカレーター。
エレベーター。コンコースからB3Fまでの直通。
下りホームの発車案内表示。1番線と2番線で別。
下りホーム。ホームドアを始め、ワンポイントのカラーはスカイブルー。
B3F上りホームのエスカレーター。これはB1Fのコンコースまで直通。
一方こちらはB2F行。
上りホームのエレベーター。
上りホームの発車案内表示。3番線と4番線で別だが、上りに関しては向かう方向が同じなのだから、一体にすべきではなかったか。でないとどちらに並べばよいのか迷う事になるので。
(京王に限った事ではない)
上りホーム。ワンポイントカラーは、こちらはピンク。
上下ともホームは、旅客数の割にはやや狭い気がする。ホームドアでカバーしているという所か(駅員も常駐している)。
なお、立体化後は上下線を繋ぐ線路がない。なので折り返し運転はできない(相模原線に快速つつじヶ丘行が設定されているのはそのため)。
上下ホームにある「ごあんない」。時刻表はあるが、やや小さい。
この駅では、誘導のためのイラスト上のアイコンが目立つ。これは地上部の、駅を表すのだろう電車のアイコン。
これは、下りホームを表す、高尾の天狗のアイコン。
これは、上りホームを表す、新宿のビル群のアイコン。京王百貨店のロゴマークもちゃっかり。
立体化と同時の上下線を上下に分離するのは、京成の青砥や京急蒲田で見られてきたが、調布の場合は、地下線化という手法が取られたのが、大きな特徴でした。高架化を選択した場合の景観などが問題視されたのかも知れないが、壮大な実験だったとも言えます。このために、ホームへの誘導には何とか工夫をこらそうというものも見えるが、個人的にはもう一歩、かな、とも感じました。地下駅は周りが見えないだけに、難しいよねえ。地上部はまだ整備が続いている所もあります。全部完成した時点で、調布駅界隈はどのような姿になるのでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《What's New》
19日 トーマスグリーンフィールド米国連大使 長崎の原爆資料館訪問
20日 ウクライナ支援緊急予算案 米下院 賛成多数で可決
21日 サッカーWEリーグ 清家 貴子 記録更新10試合連続ゴール
22日 東通原発安全対策工事完了時期 東北電力 延期決定
№2752 福岡市営七隈線 駅とシンボルマーク
福岡市営地下鉄七隈線は2005(H27)年2月3日、日本で4番目(現大阪メトロ長堀鶴見緑地線・東京都大江戸線・神戸市海岸線に次いで)のリニア地下鉄として、橋本~天神南間が開業。そして去年の3月27日、博多まで延伸して、計画区間が全通しました。
博多開業前の一昨年・2022(R4)年10月と、去年・2023(R5)年の都合2回に分けて、七隈線の駅と、駅ごとに定められているシンボルマーク(七隈線の場合はその由来も)を撮影してきました。今回は、空港線と連結する博多を除いた、全17駅(と言っても全部地下駅なので入口になってしまうが)とシンボルマークを、一挙ご覧頂こうと思います。
七隈線は橋本が起点で博多が終点、駅ナンバリングも橋本→博多で昇順になっています。なので橋本から並べます。駅ナンバリングと、撮影日も付記します。
橋本 はしもと N01 2022(R4)年10月24日
次郎丸 じろうまる N02 2022(R4)年10月24日
賀茂 かも N03 2022(R4)年10月24日
野芥 のけ N04 2022(R4)年10月24日
梅林 うめばやし N05 2022(R4)年10月24日
福大前 ふくだいまえ N06 2022(R4)年10月24日
七隈 ななくま N07 2022(R4)年10月24日
金山 かなやま N08 2022(R4)年10月24日
茶山 ちゃやま N09 2023(R5)年12月11日
別府 べふ N10 2023(R5)年12月11日
六本松 ろっぽんまつ N11 2023(R5)年12月11日
桜坂 さくらざか N12 2023(R5)年12月11日
薬院大通 やくいんおおどおり N13 2023(R5)年12月11日
薬院 やくいん N14 2022(R4)年10月24日
渡辺通 わたなべどおり N15 2023(R5)年12月11日
天神南 てんじんみなみ N16 2022(R4)年10月24日
櫛田神社前 くしだじんじゃまえ N17 2023(R5)年12月11日
福岡市営地下鉄のシンボルマークは、空港線・箱崎線も含め、福岡を代表する絵師・西島 伊三雄氏によるもの、だそうです(七隈線の各駅のイラストもそう)。西島氏は2001(H13)年に亡くなられているが、七隈線の各駅のマークも、コンセプトはその前から考えられていたそうでした(マークの考案は、子息の西島 雅幸氏)。
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《What's New》柿沢 未途前法務副大臣起訴 江東区長選挙・選挙違反事件
27日 東京都のコロナ対策チーム「東京iCDC」専門家 フォーラムで意見交換
28日 女子マラソン 前田 穂南 2時間18分59秒日本新記録
29日 ファミリーマート プラ製スプーン・フォーク等一部店舗で有料化
№2726 東武アーバンパークライン(野田線) 高柳駅
№2723の小田急小田原線の複々線化(登戸駅)、前回の京急線の立体化に比べるとやや地味に映るかも知れないが、東武アーバンパークライン(野田線)の複線化の進捗も、地域の輸送の改善に、大いに貢献しています。特に南側・柏~船橋間は完全に複線化され、終日に渡る本格的な急行運転が実現、大幅に輸送が改善されています。。
そして今回の高柳駅は、その急行運転や、車両運用の拠点の一つとして、駅周辺と共に、完全に昔と姿を変える事になりました。今回はその高柳駅の今を見てきました。
高柳駅は、大宮からだと27番目、柏からだと4番目の駅になります。一日の平均乗降人員は、2022(R4)年度は14,647人とされています。急行停車駅だが、乗降人員はそんなに多くはない。柏~船橋間だと、一番多いのは当然新鎌ヶ谷、その後は馬込沢、鎌ヶ谷、新柏、塚田と続いて、高柳は今のところ6番目。駅ナンバリングTD28。柏市にあります。
こちらは東口になります。
昔の高柳駅。完全に田舎の駅していました。電話ボックスが、もう懐かしい?左側のテントの「沼南タクシー」は、現在でも上の画像に映っています。
平成の世になった時点で、野田線は逆井~馬込沢間がまるまる単線で、高柳は相対式の行き違いが可能な駅でした。その後、複線化の進捗や新鎌ヶ谷駅の開業等で列車運用数が増えてきた事で、車両の留置線が造られました(駅から少し離れている)。2020(R2)年の完全複線化で、急行追い抜きや出入庫など、運行の拠点になっています。駅全体が旧駅舎・ホーム時代より若干西側に移動し、一から造られています。逆に、それまで車両の留置や折返しなどが行われてきたお隣の六実駅は、現在は単純な相対式ホームの駅となっています。
東口のエスカレーター。
東口のエレベーター。
一方、こちらは西口。橋上駅舎化で新たに開発が進んだところです。ヤオコーが進出しています。
東口もだけれど、どうも「東西自由通路」である事が強調されて、駅である事のアピール(「TOBU」のマークがあるとか)があまりない気がします。
この新しい西口からは、ちばレインボーバスのしいの木台線(高柳駅~しいの木台~五香駅)が発着しています。日中40分間隔。本当はせめて、30分間隔にできると良いのだが。
西口のエスカレーター。
西口のエレベーター。
コンコース。窓側は木目調のデザイン。
券売機。
改札口。
やはり「小駅」だからだろう、精算機ではなく、ICカードのチャージ機が置かれています。
改札口の、発車案内表示。
改札内のコンコース。
その真ん中にはベンチ…と言って良いでしょうか…があり、花も植えられています。
ホームのエレベーター。この駅のホームには、エスカレーターはない。
ホームの駅名標と、時刻表及び構内の案内図。終日急行が30分毎に運行され、日中は大宮まで直通します。普通(なぜか東武の音声案内は駅も列車内も「各駅停車」と呼称)はほとんどが、柏~船橋間の折り返し運転。
ホームの発車案内表示。高柳は両端の1・4番線が主本線で、2・3番線は退避や折返しなどで使用されます。
最後に、2面4線となったホーム。
高柳駅は、前述のように運行の拠点としての性格が濃くなったが、利用は(コロナ禍もあるだろうが)まだ少ない方です。とはいえ西口のようにこれからは開発もある程度は進んで行くのだろうから、伸びしろは期待できるのではないだろうか。
ところで、ここでは「アーバンパークライン(野田線)」という書き方をしてきました。これまでも何度か書いてきたと思うが、なぜ「野田線」ではダメなのか。今乗降人員を調べるために東武の公式WEBを開いてみたが、「野田線」の表記がどこにもない。野田が千葉県北部の一地方都市に過ぎず、埼玉県から連なる外環状線的な性格が近年ではさらに濃くなっているので、この名は相応しくないと思ったのかも知れないが、東武に限らないけれど、もう少し在来の路線名称を大事にし、その名で育てていく、という方策は、あり得ないのだろうか?
(「スカイツリーライン」は、伊勢崎線(北部)及び日光線への直通列車がほぼ均等に走る区間であるから、まだ分からないではないが)。
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20日 パプアニューギニア ウラウン火山で大規模噴火
21日 北朝鮮 軍事偵察衛星 今年3回目の打ち上げ
22日 「飲酒ガイドライン」 厚生労働省専門家会議で取りまとめ
そして今回の高柳駅は、その急行運転や、車両運用の拠点の一つとして、駅周辺と共に、完全に昔と姿を変える事になりました。今回はその高柳駅の今を見てきました。
高柳駅は、大宮からだと27番目、柏からだと4番目の駅になります。一日の平均乗降人員は、2022(R4)年度は14,647人とされています。急行停車駅だが、乗降人員はそんなに多くはない。柏~船橋間だと、一番多いのは当然新鎌ヶ谷、その後は馬込沢、鎌ヶ谷、新柏、塚田と続いて、高柳は今のところ6番目。駅ナンバリングTD28。柏市にあります。
こちらは東口になります。
昔の高柳駅。完全に田舎の駅していました。電話ボックスが、もう懐かしい?左側のテントの「沼南タクシー」は、現在でも上の画像に映っています。
平成の世になった時点で、野田線は逆井~馬込沢間がまるまる単線で、高柳は相対式の行き違いが可能な駅でした。その後、複線化の進捗や新鎌ヶ谷駅の開業等で列車運用数が増えてきた事で、車両の留置線が造られました(駅から少し離れている)。2020(R2)年の完全複線化で、急行追い抜きや出入庫など、運行の拠点になっています。駅全体が旧駅舎・ホーム時代より若干西側に移動し、一から造られています。逆に、それまで車両の留置や折返しなどが行われてきたお隣の六実駅は、現在は単純な相対式ホームの駅となっています。
東口のエスカレーター。
東口のエレベーター。
一方、こちらは西口。橋上駅舎化で新たに開発が進んだところです。ヤオコーが進出しています。
東口もだけれど、どうも「東西自由通路」である事が強調されて、駅である事のアピール(「TOBU」のマークがあるとか)があまりない気がします。
この新しい西口からは、ちばレインボーバスのしいの木台線(高柳駅~しいの木台~五香駅)が発着しています。日中40分間隔。本当はせめて、30分間隔にできると良いのだが。
西口のエスカレーター。
西口のエレベーター。
コンコース。窓側は木目調のデザイン。
券売機。
改札口。
やはり「小駅」だからだろう、精算機ではなく、ICカードのチャージ機が置かれています。
改札口の、発車案内表示。
改札内のコンコース。
その真ん中にはベンチ…と言って良いでしょうか…があり、花も植えられています。
ホームのエレベーター。この駅のホームには、エスカレーターはない。
ホームの駅名標と、時刻表及び構内の案内図。終日急行が30分毎に運行され、日中は大宮まで直通します。普通(なぜか東武の音声案内は駅も列車内も「各駅停車」と呼称)はほとんどが、柏~船橋間の折り返し運転。
ホームの発車案内表示。高柳は両端の1・4番線が主本線で、2・3番線は退避や折返しなどで使用されます。
最後に、2面4線となったホーム。
高柳駅は、前述のように運行の拠点としての性格が濃くなったが、利用は(コロナ禍もあるだろうが)まだ少ない方です。とはいえ西口のようにこれからは開発もある程度は進んで行くのだろうから、伸びしろは期待できるのではないだろうか。
ところで、ここでは「アーバンパークライン(野田線)」という書き方をしてきました。これまでも何度か書いてきたと思うが、なぜ「野田線」ではダメなのか。今乗降人員を調べるために東武の公式WEBを開いてみたが、「野田線」の表記がどこにもない。野田が千葉県北部の一地方都市に過ぎず、埼玉県から連なる外環状線的な性格が近年ではさらに濃くなっているので、この名は相応しくないと思ったのかも知れないが、東武に限らないけれど、もう少し在来の路線名称を大事にし、その名で育てていく、という方策は、あり得ないのだろうか?
(「スカイツリーライン」は、伊勢崎線(北部)及び日光線への直通列車がほぼ均等に走る区間であるから、まだ分からないではないが)。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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20日 パプアニューギニア ウラウン火山で大規模噴火
21日 北朝鮮 軍事偵察衛星 今年3回目の打ち上げ
22日 「飲酒ガイドライン」 厚生労働省専門家会議で取りまとめ
№2725 京急線 京急蒲田駅
約20年の長きにわたって展開された、京急線・京急蒲田駅付近の連続立体化事業。
羽田空港アクセスの整備(特に横浜方面からの直通運転の増強)も兼ねたため、特に今回取り上げる京急蒲田駅は、上下分離・空港線分岐の立体化も行われた、極めて大規模なものになりました。
この関連では、№1563で大森町、№1689で梅屋敷、№1710で雑色、№1717で糀谷の各駅の、高架化完成後の姿をご覧頂きました。皆2017(H29)年に書いたもので、糀谷では、「京急蒲田については少し時間を下さい」と結んだものだが、「少し」どころか、6年も経ってしまいました。付帯施設等が整備中だった事もあるが、ようやく先日、見て回る機会を作ったので、今回ここで書きたいと思います。
京急蒲田駅の2021(R3)年度の乗降人員は47,126人、京急全体では9位だが、駅の規模からしたら、意外に少なく感じられるかもしれない。2018(H30)年度が64,280人(8位)だったので、やはりコロナ禍の影響が、特に空港へ向かう方向で相当数出た、という事でしょう。〔モーニングウイング〕・〔イブニングウイング〕・エアポート快特は通過。駅ナンバリングKK11。
右が、ポイントとなった空港線で、上下が分離されているが、京急蒲田からの下りは空港線の上り、上りは空港線の下りとねじれて接続していて、品川方方面との直通列車は、合流後にクロスで転線します。
高架化・空港アクセス強化の工事が手についた頃の、30年くらい、あるいはそれ以上だったかな?前の京急蒲田駅。これでもまだ、京急線の中では大きい駅だと思うが、今とは全然比べ物になりません。本線は相対式、空港線は棒線で、屋根の形状が特徴的な駅舎は、両線が分岐するその真ん中にありました。当時はまだ本線から空港線への直通運転はなかったし、快特は全列車通過でした。
第一京浜は空港線の踏切があった頃は大変だったが(箱根駅伝の時は、特に本線との直通運転が始まって以降は、臨時ダイヤが組まれたほどだ)、大きく様変わりしました。第一京浜を隔てた反対側には、京急バスが発着するターミナルも設けられています(ただしここが起終点ではなく、全てJRの蒲田駅発着)。駅とは歩道橋で結ばれています。
歩道橋の各所に、エレベーターが設けられています。
高架化後は商業設備がいくつも入ったが、これから、というものも。今週木曜日22日には、ドンキがオープンするらしい。
東側の歩道橋から続く、改札階に連なる連絡通路。店舗はこれからも入居が予想されます。
1F部の入口。エスカレーターが整備され、店舗もいくつかオープンしています。
一方、新たに西口にも交通広場が整備されました。
西口の入口。
東と西の入口が合流する場所にある、コンコース。
ダイヤが複雑になっている事もあるからか、この駅ではコンコースにも、発車の案内表示が設けられています。
券売機の数は、この駅もその規模の割に少ないです。
改札口は1か所だけだが、二手に分かれています。
精算機。もう1機設けられるスペースが確保されているが、増設される事は、たぶんないでしょう。
コンコースの、発車案内表示。空港線は上下から出発します。
コンコース。
セブンイレブンがあります。昨今の私鉄の駅の売店は大方、大手のチェーンの傘下に入るようになっています。
連続立体化事業が行われた蒲田近辺の、立体模型地図もあります。手前の大鳥居は地下化。
ホームに上がるエスカレーター。注意したいのは、左は2F(上りホーム行)だが、左は3F(下りホーム)直通という事。私も一度、乗り間違えてしまいました。
2Fホームにある、ホームの案内。本当は、今のこの駅は改札階自体が2Fにあるので、上りホームは3F、下りホームは4Fが正しいのだが、まあ良いでしょう。
それはこの構内の案内図から見ても、分かる通りです。
まず、「2F」上りホームのエレベーター。「1F」~「3F」の通しです。
2Fの待合室。空港線が分岐するあたりにあります。
羽田空港行は2F(横浜方面発)・3F(品川方面発)双方から出るので、2F・3Fとも、羽田空港行の発車案内表示が独立して設けられています。
2Fの発車案内表示。
2Fの駅名標と、その他もろもろの旅客案内。京急蒲田駅と直接関係なくなるが、一年前・2022(R4)年11月改正で、朝ラッシュ時の快特(B)の大半が特急になったため、快特のみに設定されていた女性専用車が、品川終点の特急に代替で設定、という形になっています。
新しい京急蒲田駅を特徴づけるものと言えば、朝ラッシュ時に普通列車専用で使用される、退避用のホームでしょう。2Fでは5番線が欠き取り式になっていて、メインの4番線・空港線6番線と並列でつながっている独特の形態。有効長は6連分しかない。古いファンだと、東武伊勢崎線の、大改良・日比谷線上下分離以前の北千住駅にあったものを思い出されると思います。朝ラッシュ時に見ていたけれど、最初に普通が到着すると大勢の旅客が4・6番線に向かい、一瞬の静寂の後、今度は6番線についた特急から大勢の旅客が5番ホームの普通に乗り換える、という現象が繰り返し見られます。
5番線と、「3F」の2番線を結ぶエスカレーター。
当然朝ラッシュ時以外は旅客の往来がないので、床面には列車発着時以外は停止する旨記されています(3Fにもあります)。
通常使用されるメインのホーム。左6番線は横浜からの本線、右4番線は空港線だが、横浜方面からの羽田空港直通列車も、ここで進行方向を変えて空港に向かう。
3Fに上がって、下りホームのエレベーター。
3Fの待合室。ここはホームの真ん中にあります。
下りホームの発車案内表示。次の土曜日の改正で、「エアポート急行」は「急行」に変更になります(停車駅は変わらず)。飛行機マークは(列車共々)間もなく見納め。
下りホームの駅名標と、時刻表、その他案内。
下りホームのベンチ。
下りホームにも、普通列車専用の退避用ホーム(2番線)があります。以前は品川~京急蒲田間区間運転の普通列車があって、しかしここでは折り返せないから京急川崎まで回送して折り返していたが、下りは3番線で客を降ろした後、ここに入って、後続をやり過ごしてから京急川崎に向かっていった、と記憶しています。しかしコロナ禍の影響で運休となり、去年春先の改正で正式に廃止となって、以降はイベントや訓練で使用される事があるようです。
本線メインが12連分(約220m)+退避用ホーム6連分(約110m)、これに待避線分岐部も加えると、上下とも端から端までは400mに近くなる。大変な駅です。
最後に、下りのメインのホーム。左の3番線が横浜方面へ向かう本線、右の1番線は、主に品川方向から来る羽田空港行が出発するが、羽田空港からの横浜方面直通も、ここで進行方向を変えて、横浜方向に進出していきます。ホームドアは上も下も、先に空港線が整備され、本線は4ドア800形引退後に整備されました。2・5番線は柵のみ。1番線停車中は千葉ニュータウン鉄道の9800形(京成3700形のリース)です。
これで、京急蒲田駅は一通り回ってきました。あまりに大きいので、見落としてしまっているものも、あるかも知れません。
巨大ではあるけれど、地上の駅でもあるし、動線はシンプルだと感じる。とにかく、羽田空港行が上下どちらから出発するのか、キチンと見分けるのがこの駅でのポイントでしょう。
さて、京急線自体の整備は完了して久しいが、ここにきて、京急蒲田駅を巡る大きな動きが浮上してきました。
蒲田駅~京急蒲田駅間の新線、通称「蒲蒲線」の整備です。東急多摩川線の蒲田付近を地下化し、さらに地下線で京急蒲田駅の地下の駅に乗り入れさせるというものです。「新空港線」とも称されている通り、将来的には更に延伸し、一部区間を京急と共用して空港まで直通させるという構想になっています。空港延伸は、京急と東急の規格が違うので正直どうなの?と思うが、京急蒲田までの延伸は、現実味を帯びてきたようです。この新線は東急東横線・メトロ副都心線まで直通という構想になっていて、実現した時、京急蒲田駅そのもの、そして空港線の輸送形態はどうなるのか。また改めて注目していく必要が、ありそうです。
(蒲蒲線が乗り入れたらその時点で、「京急蒲田」の駅名は、変わる事になるのではないだろうか)
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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17日 歌舞伎俳優市川 猿之助 両親自殺ほう助で懲役3年・執行猶予5年有罪判決
18日 スペースX社大型宇宙船試験飛行 打ち上げ後通信途絶 計画未了
19日 北海道乙部町で住宅火災 強風で延焼
羽田空港アクセスの整備(特に横浜方面からの直通運転の増強)も兼ねたため、特に今回取り上げる京急蒲田駅は、上下分離・空港線分岐の立体化も行われた、極めて大規模なものになりました。
この関連では、№1563で大森町、№1689で梅屋敷、№1710で雑色、№1717で糀谷の各駅の、高架化完成後の姿をご覧頂きました。皆2017(H29)年に書いたもので、糀谷では、「京急蒲田については少し時間を下さい」と結んだものだが、「少し」どころか、6年も経ってしまいました。付帯施設等が整備中だった事もあるが、ようやく先日、見て回る機会を作ったので、今回ここで書きたいと思います。
京急蒲田駅の2021(R3)年度の乗降人員は47,126人、京急全体では9位だが、駅の規模からしたら、意外に少なく感じられるかもしれない。2018(H30)年度が64,280人(8位)だったので、やはりコロナ禍の影響が、特に空港へ向かう方向で相当数出た、という事でしょう。〔モーニングウイング〕・〔イブニングウイング〕・エアポート快特は通過。駅ナンバリングKK11。
右が、ポイントとなった空港線で、上下が分離されているが、京急蒲田からの下りは空港線の上り、上りは空港線の下りとねじれて接続していて、品川方方面との直通列車は、合流後にクロスで転線します。
高架化・空港アクセス強化の工事が手についた頃の、30年くらい、あるいはそれ以上だったかな?前の京急蒲田駅。これでもまだ、京急線の中では大きい駅だと思うが、今とは全然比べ物になりません。本線は相対式、空港線は棒線で、屋根の形状が特徴的な駅舎は、両線が分岐するその真ん中にありました。当時はまだ本線から空港線への直通運転はなかったし、快特は全列車通過でした。
第一京浜は空港線の踏切があった頃は大変だったが(箱根駅伝の時は、特に本線との直通運転が始まって以降は、臨時ダイヤが組まれたほどだ)、大きく様変わりしました。第一京浜を隔てた反対側には、京急バスが発着するターミナルも設けられています(ただしここが起終点ではなく、全てJRの蒲田駅発着)。駅とは歩道橋で結ばれています。
歩道橋の各所に、エレベーターが設けられています。
高架化後は商業設備がいくつも入ったが、これから、というものも。今週木曜日22日には、ドンキがオープンするらしい。
東側の歩道橋から続く、改札階に連なる連絡通路。店舗はこれからも入居が予想されます。
1F部の入口。エスカレーターが整備され、店舗もいくつかオープンしています。
一方、新たに西口にも交通広場が整備されました。
西口の入口。
東と西の入口が合流する場所にある、コンコース。
ダイヤが複雑になっている事もあるからか、この駅ではコンコースにも、発車の案内表示が設けられています。
券売機の数は、この駅もその規模の割に少ないです。
改札口は1か所だけだが、二手に分かれています。
精算機。もう1機設けられるスペースが確保されているが、増設される事は、たぶんないでしょう。
コンコースの、発車案内表示。空港線は上下から出発します。
コンコース。
セブンイレブンがあります。昨今の私鉄の駅の売店は大方、大手のチェーンの傘下に入るようになっています。
連続立体化事業が行われた蒲田近辺の、立体模型地図もあります。手前の大鳥居は地下化。
ホームに上がるエスカレーター。注意したいのは、左は2F(上りホーム行)だが、左は3F(下りホーム)直通という事。私も一度、乗り間違えてしまいました。
2Fホームにある、ホームの案内。本当は、今のこの駅は改札階自体が2Fにあるので、上りホームは3F、下りホームは4Fが正しいのだが、まあ良いでしょう。
それはこの構内の案内図から見ても、分かる通りです。
まず、「2F」上りホームのエレベーター。「1F」~「3F」の通しです。
2Fの待合室。空港線が分岐するあたりにあります。
羽田空港行は2F(横浜方面発)・3F(品川方面発)双方から出るので、2F・3Fとも、羽田空港行の発車案内表示が独立して設けられています。
2Fの発車案内表示。
2Fの駅名標と、その他もろもろの旅客案内。京急蒲田駅と直接関係なくなるが、一年前・2022(R4)年11月改正で、朝ラッシュ時の快特(B)の大半が特急になったため、快特のみに設定されていた女性専用車が、品川終点の特急に代替で設定、という形になっています。
新しい京急蒲田駅を特徴づけるものと言えば、朝ラッシュ時に普通列車専用で使用される、退避用のホームでしょう。2Fでは5番線が欠き取り式になっていて、メインの4番線・空港線6番線と並列でつながっている独特の形態。有効長は6連分しかない。古いファンだと、東武伊勢崎線の、大改良・日比谷線上下分離以前の北千住駅にあったものを思い出されると思います。朝ラッシュ時に見ていたけれど、最初に普通が到着すると大勢の旅客が4・6番線に向かい、一瞬の静寂の後、今度は6番線についた特急から大勢の旅客が5番ホームの普通に乗り換える、という現象が繰り返し見られます。
5番線と、「3F」の2番線を結ぶエスカレーター。
当然朝ラッシュ時以外は旅客の往来がないので、床面には列車発着時以外は停止する旨記されています(3Fにもあります)。
通常使用されるメインのホーム。左6番線は横浜からの本線、右4番線は空港線だが、横浜方面からの羽田空港直通列車も、ここで進行方向を変えて空港に向かう。
3Fに上がって、下りホームのエレベーター。
3Fの待合室。ここはホームの真ん中にあります。
下りホームの発車案内表示。次の土曜日の改正で、「エアポート急行」は「急行」に変更になります(停車駅は変わらず)。飛行機マークは(列車共々)間もなく見納め。
下りホームの駅名標と、時刻表、その他案内。
下りホームのベンチ。
下りホームにも、普通列車専用の退避用ホーム(2番線)があります。以前は品川~京急蒲田間区間運転の普通列車があって、しかしここでは折り返せないから京急川崎まで回送して折り返していたが、下りは3番線で客を降ろした後、ここに入って、後続をやり過ごしてから京急川崎に向かっていった、と記憶しています。しかしコロナ禍の影響で運休となり、去年春先の改正で正式に廃止となって、以降はイベントや訓練で使用される事があるようです。
本線メインが12連分(約220m)+退避用ホーム6連分(約110m)、これに待避線分岐部も加えると、上下とも端から端までは400mに近くなる。大変な駅です。
最後に、下りのメインのホーム。左の3番線が横浜方面へ向かう本線、右の1番線は、主に品川方向から来る羽田空港行が出発するが、羽田空港からの横浜方面直通も、ここで進行方向を変えて、横浜方向に進出していきます。ホームドアは上も下も、先に空港線が整備され、本線は4ドア800形引退後に整備されました。2・5番線は柵のみ。1番線停車中は千葉ニュータウン鉄道の9800形(京成3700形のリース)です。
これで、京急蒲田駅は一通り回ってきました。あまりに大きいので、見落としてしまっているものも、あるかも知れません。
巨大ではあるけれど、地上の駅でもあるし、動線はシンプルだと感じる。とにかく、羽田空港行が上下どちらから出発するのか、キチンと見分けるのがこの駅でのポイントでしょう。
さて、京急線自体の整備は完了して久しいが、ここにきて、京急蒲田駅を巡る大きな動きが浮上してきました。
蒲田駅~京急蒲田駅間の新線、通称「蒲蒲線」の整備です。東急多摩川線の蒲田付近を地下化し、さらに地下線で京急蒲田駅の地下の駅に乗り入れさせるというものです。「新空港線」とも称されている通り、将来的には更に延伸し、一部区間を京急と共用して空港まで直通させるという構想になっています。空港延伸は、京急と東急の規格が違うので正直どうなの?と思うが、京急蒲田までの延伸は、現実味を帯びてきたようです。この新線は東急東横線・メトロ副都心線まで直通という構想になっていて、実現した時、京急蒲田駅そのもの、そして空港線の輸送形態はどうなるのか。また改めて注目していく必要が、ありそうです。
(蒲蒲線が乗り入れたらその時点で、「京急蒲田」の駅名は、変わる事になるのではないだろうか)
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《What's New》
17日 歌舞伎俳優市川 猿之助 両親自殺ほう助で懲役3年・執行猶予5年有罪判決
18日 スペースX社大型宇宙船試験飛行 打ち上げ後通信途絶 計画未了
19日 北海道乙部町で住宅火災 強風で延焼
№2723 小田急小田原線 登戸駅
小田急小田原線の、近年の複々線化事業に伴う地下化・高架化駅の今の姿を、豪徳寺(№1029)・経堂(№1123)・千歳船橋(№1124)・祖師ヶ谷大蔵(№1125)・成城学園前(№1126)、そして最後の複々線化区間の下北沢(№2660)・東北沢(№2689)・世田谷代田(№2690)と巡ってきました。
最後は多摩川を渡って神奈川県の、登戸駅です。下りの2線は今のところ、ここで終わりです。高架化と合わせて、大きな駅になりました。
小田急の登戸駅は新宿から18番目の駅で、神奈川県の最初の駅になります。JR南武線との乗換駅。2022(R4)年度の1日平均乗降人員146,926人は、新宿・町田・代々木上原・藤沢に次いで小田急で5位。快速急行・急行・準急・通勤準急が停車するが、通勤急行は通過。駅ナンバリングOH18。
いつ撮影かは記録がなくて申し訳ないが、おおよそ30年くらい前の登戸駅です。確かJRとの共同使用駅で、駅の営業はJRへの委託だったと思う(当然乗り換えはノーラッチ)。JRの2面3線は変わっていないが(駅舎は橋上式になった)、小田急は普通の相対式でした。
現在のJRの橋上駅舎と小田急の中央改札口(2F)は連絡通路(ペデストリアンデッキ)で結ばれているが、その連絡通路の端、地上に降りる部分にあるエスカレーター。
その近くにある、エレベーター。
全然関係なくなるけれど、手前の郵便ポストは、Jリーグ・川崎フロンターレのデザイン。
中央口近くにある、エレベーター。
小田急駅中央口のエントランス。JRの駅からの連絡通路が繋がっています。
この通路の柵には、藤子・F・不二雄のキャラクターが描かれたプレートが見られます。登戸は「藤子・F・不二雄ミュージアム」の最寄り駅、という事もあり、これから先、特に「ドラえもん」をイメージした装飾が随所に見られます。
中央口のコンコース、だが、思いの他狭く感じられました。小田急5位の大駅かつJRの乗換駅なのに、だが、大半が乗り換え客で、足早に改札を素通りするだけ、になるからかも知れない。
当然、横浜銀行のATMもあります。
セブンイレブンでは、ドラえもんのグッズも販売。
セブンイレブンの脇にある、周辺の案内図。駅のすぐ南に向ヶ丘遊園駅があるのが、分かるでしょうか。両駅は0.6㎞しか離れていない。
案内カウンター。
券売機。やはりもう台数が少ない(うち1台はチャージオンリー)し、券売機の前に列ができる事もない。
中央口の改札口は、2か所に分かれています。こちらは案内カウンターに接続する係員窓口があります。
中央口の改札口はこちらがメインになり、行き交う旅客も断然多いが、遠隔で駅員の配置はない。
精算機も2か所あります。こちらはメインの改札口の脇。
もう1か所は、案内カウンターがある側になります。どちらも、紙の乗車券の精算もできます。撮影日(10月15日)はハロウィンに近かったからか、ハロウィンの装飾が見られます。
中央改札口の、発車案内表示。
改札内のコンコースも、割と狭いかも。
小田急と言えば、箱根そば。
記念撮影のコーナーも。ドラえもんがアンキパンを食べている。
「ベビーケアルーム mamaro」。下北沢にもありました。小田急のいくつかの駅で展開されています。
ホームに行くエレベーターの入口には、「どこでもドア」がデコってあります。
ホームへ行く、エスカレーター。
コンコースの、ホームの案内がドラえもん柄。首の鈴がワンポイント。
一方、北口にも改札があります。ただし、ここは降車専用。ここから駅に入る事はできません。その改札口。当然遠隔で無人。
精算機はあります。が、左側に記されている通り、トイレはないので注意。
改札口から、外へ出る階段。多摩沿線道路を挟んだ反対側に出る事になります。
ホームのエレベーター。もちろん、どこでもドア。
駅名標もまた、ドラえもんデザイン。
待合室。よく見ると、ドラえもん柄のベンチもあります。待合室は上下ホームにあります。
オープンのベンチ。
飲料の自販機自体は普通のデザインだが、左側のリサイクルボックスがまた、ドラえもんデザイン。
時刻表と、停車駅の案内その他。現在日中は快速急行・急行・各停が10分サイクル。ただし急行は今年のダイヤ改正で、新宿~新松田間の列車が町田~小田原間に短縮されたため、代替で千代田線直通((主に常磐線我孫子)~向ヶ丘遊園間)の準急を急行に変更しています。登戸で言えば、その分日中の準急が減便になっている。
ホームの発車案内表示。
最後に、新宿方から見たホーム。代々木上原から来た複々線は、下りはこの登戸で終わり。上りは向ヶ丘遊園から2線になっているので、登戸~向ヶ丘遊園間は変則3線になっている。下りの2線化は周辺の再開発事業の様子を見て、とされているが、実現はかなり先になるように見えます。コロナ禍でお客さんが減ってしまって、列車も減便になってるので、当分はこのままで行く、という所ではないでしょうか。
登戸駅は、前述の通り小田急全体でも5本の指に入る乗降がある(藤沢より少ないのはやや意外だが)が、ロマンスカーの停車が、未だに1本もありません。隣の向ヶ丘遊園は、比較的最近まで一部停車があったのに。ある程度は停めてもいいんじゃない?南武線沿線から箱根へ、という戦略があっても良いはずだが、登戸は昔も、通勤電車でも一部は通過になっていて、小田急内部ではあまり重要視されていないのか?とも思ってしまう(現在の通勤急行が停車しないのは、混雑を分散させるという意味で分かるのだが)。小田急にとっては、同じ川崎市内でも、自社の路線(多摩線)が分岐する、新百合ヶ丘の方がやはり重要、なのでしょうか?
これで、複々線事業で変わった小田急小田原線の駅の今の姿を、全部公開し終わりました。東北沢・下北沢・世田谷代田…地下・梅ヶ丘・豪徳寺・経堂・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵…高架、成城学園前…地下、喜多見・狛江・和泉多摩川・登戸…高架、と目まぐるしく上下移動する様は、複々線事業に関わってきた小田急の苦闘を体現しているとも言えます。コロナ禍で減便になってしまっているが、それでも複々線事業の効果は、今後も存分に出てくるはずです。これが今後の小田急の発展に結びつく事が期待されます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
伊予鉄道が、郊外線の新車両700系の新製導入を発表しました。再来年2月から3年かけて、6編成18両を導入するとの事。元京王5000系の700系は、順次廃止になります。伊予鉄道は600系(2連×2)も新造車両で、昨今の中小私鉄では珍しく新造車両が多く(静岡鉄道もそうだが)、快挙とも言えるが、裏を返すと、適当な中古車両がなくなりつつあるという事ではないでしょうか(むろん、新造の方が中古より性能が良い、という事もあるだろうが)。地方私鉄では「1067㎜軌間の18m車」が最も好まれた中古車両になっていたと思うが、関東の大手私鉄においては、東京メトロ日比谷線~東武スカイツリーライン(伊勢崎線)が20m車になった事で、東京メトロでは(架線集電式路線では)全滅、東武も20000系が栃木県内ローカル運用に転用改造されて、あとは東急の池上線・東急多摩川線のみとなりました。あとは名鉄がこの規格だが、ここが中古車両の供給元になるのは、(過去には例があっても)あまり考えられない気がする。伊予鉄道以外でも早急に置き換えを必要とする元大手私鉄中古は少なくないと思われるが、今後困る事になる事業者が、数多く出てくるのではないか?
《What's New》
12日 京都・八幡市長選挙 川田 翔子氏初当選 女性市長では歴代最年少
13日 クマ捕獲費用支援 北海道・東北6県知事 環境省に要望
14日 キオクシア中間決算 過去最大 1800億円の赤字
最後は多摩川を渡って神奈川県の、登戸駅です。下りの2線は今のところ、ここで終わりです。高架化と合わせて、大きな駅になりました。
小田急の登戸駅は新宿から18番目の駅で、神奈川県の最初の駅になります。JR南武線との乗換駅。2022(R4)年度の1日平均乗降人員146,926人は、新宿・町田・代々木上原・藤沢に次いで小田急で5位。快速急行・急行・準急・通勤準急が停車するが、通勤急行は通過。駅ナンバリングOH18。
いつ撮影かは記録がなくて申し訳ないが、おおよそ30年くらい前の登戸駅です。確かJRとの共同使用駅で、駅の営業はJRへの委託だったと思う(当然乗り換えはノーラッチ)。JRの2面3線は変わっていないが(駅舎は橋上式になった)、小田急は普通の相対式でした。
現在のJRの橋上駅舎と小田急の中央改札口(2F)は連絡通路(ペデストリアンデッキ)で結ばれているが、その連絡通路の端、地上に降りる部分にあるエスカレーター。
その近くにある、エレベーター。
全然関係なくなるけれど、手前の郵便ポストは、Jリーグ・川崎フロンターレのデザイン。
中央口近くにある、エレベーター。
小田急駅中央口のエントランス。JRの駅からの連絡通路が繋がっています。
この通路の柵には、藤子・F・不二雄のキャラクターが描かれたプレートが見られます。登戸は「藤子・F・不二雄ミュージアム」の最寄り駅、という事もあり、これから先、特に「ドラえもん」をイメージした装飾が随所に見られます。
中央口のコンコース、だが、思いの他狭く感じられました。小田急5位の大駅かつJRの乗換駅なのに、だが、大半が乗り換え客で、足早に改札を素通りするだけ、になるからかも知れない。
当然、横浜銀行のATMもあります。
セブンイレブンでは、ドラえもんのグッズも販売。
セブンイレブンの脇にある、周辺の案内図。駅のすぐ南に向ヶ丘遊園駅があるのが、分かるでしょうか。両駅は0.6㎞しか離れていない。
案内カウンター。
券売機。やはりもう台数が少ない(うち1台はチャージオンリー)し、券売機の前に列ができる事もない。
中央口の改札口は、2か所に分かれています。こちらは案内カウンターに接続する係員窓口があります。
中央口の改札口はこちらがメインになり、行き交う旅客も断然多いが、遠隔で駅員の配置はない。
精算機も2か所あります。こちらはメインの改札口の脇。
もう1か所は、案内カウンターがある側になります。どちらも、紙の乗車券の精算もできます。撮影日(10月15日)はハロウィンに近かったからか、ハロウィンの装飾が見られます。
中央改札口の、発車案内表示。
改札内のコンコースも、割と狭いかも。
小田急と言えば、箱根そば。
記念撮影のコーナーも。ドラえもんがアンキパンを食べている。
「ベビーケアルーム mamaro」。下北沢にもありました。小田急のいくつかの駅で展開されています。
ホームに行くエレベーターの入口には、「どこでもドア」がデコってあります。
ホームへ行く、エスカレーター。
コンコースの、ホームの案内がドラえもん柄。首の鈴がワンポイント。
一方、北口にも改札があります。ただし、ここは降車専用。ここから駅に入る事はできません。その改札口。当然遠隔で無人。
精算機はあります。が、左側に記されている通り、トイレはないので注意。
改札口から、外へ出る階段。多摩沿線道路を挟んだ反対側に出る事になります。
ホームのエレベーター。もちろん、どこでもドア。
駅名標もまた、ドラえもんデザイン。
待合室。よく見ると、ドラえもん柄のベンチもあります。待合室は上下ホームにあります。
オープンのベンチ。
飲料の自販機自体は普通のデザインだが、左側のリサイクルボックスがまた、ドラえもんデザイン。
時刻表と、停車駅の案内その他。現在日中は快速急行・急行・各停が10分サイクル。ただし急行は今年のダイヤ改正で、新宿~新松田間の列車が町田~小田原間に短縮されたため、代替で千代田線直通((主に常磐線我孫子)~向ヶ丘遊園間)の準急を急行に変更しています。登戸で言えば、その分日中の準急が減便になっている。
ホームの発車案内表示。
最後に、新宿方から見たホーム。代々木上原から来た複々線は、下りはこの登戸で終わり。上りは向ヶ丘遊園から2線になっているので、登戸~向ヶ丘遊園間は変則3線になっている。下りの2線化は周辺の再開発事業の様子を見て、とされているが、実現はかなり先になるように見えます。コロナ禍でお客さんが減ってしまって、列車も減便になってるので、当分はこのままで行く、という所ではないでしょうか。
登戸駅は、前述の通り小田急全体でも5本の指に入る乗降がある(藤沢より少ないのはやや意外だが)が、ロマンスカーの停車が、未だに1本もありません。隣の向ヶ丘遊園は、比較的最近まで一部停車があったのに。ある程度は停めてもいいんじゃない?南武線沿線から箱根へ、という戦略があっても良いはずだが、登戸は昔も、通勤電車でも一部は通過になっていて、小田急内部ではあまり重要視されていないのか?とも思ってしまう(現在の通勤急行が停車しないのは、混雑を分散させるという意味で分かるのだが)。小田急にとっては、同じ川崎市内でも、自社の路線(多摩線)が分岐する、新百合ヶ丘の方がやはり重要、なのでしょうか?
これで、複々線事業で変わった小田急小田原線の駅の今の姿を、全部公開し終わりました。東北沢・下北沢・世田谷代田…地下・梅ヶ丘・豪徳寺・経堂・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵…高架、成城学園前…地下、喜多見・狛江・和泉多摩川・登戸…高架、と目まぐるしく上下移動する様は、複々線事業に関わってきた小田急の苦闘を体現しているとも言えます。コロナ禍で減便になってしまっているが、それでも複々線事業の効果は、今後も存分に出てくるはずです。これが今後の小田急の発展に結びつく事が期待されます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
伊予鉄道が、郊外線の新車両700系の新製導入を発表しました。再来年2月から3年かけて、6編成18両を導入するとの事。元京王5000系の700系は、順次廃止になります。伊予鉄道は600系(2連×2)も新造車両で、昨今の中小私鉄では珍しく新造車両が多く(静岡鉄道もそうだが)、快挙とも言えるが、裏を返すと、適当な中古車両がなくなりつつあるという事ではないでしょうか(むろん、新造の方が中古より性能が良い、という事もあるだろうが)。地方私鉄では「1067㎜軌間の18m車」が最も好まれた中古車両になっていたと思うが、関東の大手私鉄においては、東京メトロ日比谷線~東武スカイツリーライン(伊勢崎線)が20m車になった事で、東京メトロでは(架線集電式路線では)全滅、東武も20000系が栃木県内ローカル運用に転用改造されて、あとは東急の池上線・東急多摩川線のみとなりました。あとは名鉄がこの規格だが、ここが中古車両の供給元になるのは、(過去には例があっても)あまり考えられない気がする。伊予鉄道以外でも早急に置き換えを必要とする元大手私鉄中古は少なくないと思われるが、今後困る事になる事業者が、数多く出てくるのではないか?
《What's New》
12日 京都・八幡市長選挙 川田 翔子氏初当選 女性市長では歴代最年少
13日 クマ捕獲費用支援 北海道・東北6県知事 環境省に要望
14日 キオクシア中間決算 過去最大 1800億円の赤字
№2705 小田急小田原線 梅ヶ丘駅
小田急小田原線の複々線区間のうち、東北沢~成城学園前間の各駅は、21世紀以降の複々線化により、高架駅もしくは地下駅となり、複々線化前とは全く違った駅になりました。
これまで機会あるごとに各駅の複々線化後の姿をご覧頂いてきたが、あと1か所、梅ヶ丘駅が残っていました。今回は、高架駅になって20年の時が経ってしまったが、梅ヶ丘駅の今をご覧いただきます。
梅ヶ丘は、新宿から9つ目の駅になります。2022(R4)年度の1日平均乗降人員は30,091人、小田急全体では33位。東京都内にある17駅のうち、各駅停車しか停車しない駅は9駅あるが、その中では一番乗降人員が多くなっています。駅ナンバリングOH09。これは南口。
2003(H15)年には高架駅となり、翌年には複々線となった。これで梅ヶ丘~登戸間が複々線でつながったが、肝心の下北沢付近の事業が進行せず、14年の間、複々線と複線の境界となっていました。
地平時代の梅ヶ丘駅。橋上駅舎・相対式ホームでした。これは北口。小田急バスのバス停があります。
今の北口。小田急バスの他、東急バスの〔等13〕系統・等々力操車場行が入ります。平成末期に運行を開始したらしい。日中は平日30分・土休日35分間隔。
コンコース。南北を繋ぐ自由通路にもなっています。
改札口の南側に、スターバックスが入っています。
反対側には、小田急系のスーパー、「Odakyu OX」が入っています。
小田急では東京都内も含めて各駅に横浜銀行のATMがあります。もちろん梅ヶ丘駅にもあります。ここは改札外。右には交通ICにも対応した、コインロッカー。
周辺の案内図。
時刻表と、停車駅の案内。日中は各駅停車が10分間隔で停車します。
券売機。
改札口。
発車案内表示。改札口は液晶式。
精算機。ここはまだ紙の乗車券の精算も扱う。次の機器交換の時期に、ICチャージ専用になるのだろう。
改札内コンコース。
ホーム行のエスカレーター。これは下りホーム行。
ホームのエレベーター。これも下りホーム。
ベンチと、寄りかかるための棒?(何というんだろう?)小田急では「子育て応援マスコットキャラクター」として、「もころん」がデビューしました。小田急グループのブランドカラーのブルーに(てっきりMSEから来ているかと思っていた)、GSEのオレンジとポシェットをあしらっています。
待合室。これは下りホーム。上りにもあります。
ホームの発車案内表示で、ホームはLED。ちょっと見づらくなってしまった…。
最後に、ホーム。複々線の両側に相対式ホームがあります。ホームドアが整備されています。真ん中2線は急行線、両側は緩行線、だが、千代田線直通列車は急行・準急も緩行線を通過していきます。ちょっと小さくなっているが、JRE233系の我孫子行急行が通過していきました。
これで何とか、東北沢~成城学園前間の全ての駅の今の姿をご覧頂きました。輸送量が(コロナ禍もあって)減少している昨今だが、それでも複々線化の効果は絶大なはず(登戸~向ヶ丘遊園間の下りが残っているが、2線化される日はいつになるのか?)。利用は回復傾向であり(梅ヶ丘駅は前年度比9.9%増)、充実したインフラを最大限活用した輸送サービスの拡充が、大いに期待されます。
東北沢~成城学園前間の各駅はこれまで、ここでご覧頂きました。豪徳寺から先は、もう10年前の発表になってしまった…。
東北沢 №2689(2023(R5)年8月11日)
下北沢 №2660(2023(R5)年5月23日)
世田谷代田 №2690(2023(R5)年8月14日)
豪徳寺 №1029(2013(H25)年9月27日)
経堂 №1123(2014(H26)年2月20日)
千歳船橋 №1124(2014(H26)年2月21日)
祖師ヶ谷大蔵 №1125(2014(H26)年2月22日)
成城学園前 №1126(2014(H26)年2月23日
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
日本のバスは昨日、120周年の節目を迎えました。が、現状は見る限り、正直明るい展望を見出すのが難しくなってきています。なにより運行の根本をなすドライバーがいないというのが致命的で、3万6千人が不足する試算がある2030(R12)年まで、7年しかない。日本のバスの未来は、どうなってしまうのだろう。道路交通におけるバスの地位の低さが何より問題、と私は考えているが、業界だけでなく、自治体も、国レベルでも、そして我々利用者となりうる立場になる人々も、ちょっとばっかし真剣に考えなければならない時期です(それもてんでバラバラではなく)。本当にバス(を始めとする公共交通)が必要だと思うなら、大声で叫ぶだけではダメ。策を練らないと。
《What's New》
19日 損保ジャパン・ビッグモーター 金融庁が立入り調査
20日 米FRB 利上げ見送りを決定
21日 元参議院議員ガーシー氏保釈 保釈金3,000円万円
Jリーグ・浦和レッズの、来年度の天皇杯の出場資格がはく奪されました。8月に行われた名古屋戦でのサポーターの暴力行為を問題視したJFAが発表したものです(JFAのホームページでは今日現在、発表のリリースを確認していない。見落としているのか?)。レッズは9年前にサポーターの行動がもとで無観客試合処分を受けているが、その後もサポーターの問題行動が後を絶っていないそう。レッズのサポーターはこんな連中は少数、暖かなおもてなしで観客を迎える人々の姿を映した映像を見た事もあります。それだけに、一部の過激な連中のために何もかもを台無しにしかねない事態は、何とも腹立たしい。球団・チームも対応を今一度考えなければならないが、何よりも、サポータ―自身が考えなければならない。暴力的な連中の思想は変えられないだろうから、何とか他の心ある人々がこのような輩を駆逐する事を、やらなければならないだろう。日本のサッカーに「フーリガン」はいらない。
プロ野球・オリックス・バファローズが、パ・リーグ3連覇を達成しました。オリックスは1990年代にイチローらを擁して2連覇を達成した後は、やや低迷していた感があったが、中島監督になって急に強くなった感があります。今はこの後クライマックスシリーズを勝ち抜かなければならないが、阪神タイガースとの「関西対決」、いよいよ実現が現実味を帯びてきたようです。
これまで機会あるごとに各駅の複々線化後の姿をご覧頂いてきたが、あと1か所、梅ヶ丘駅が残っていました。今回は、高架駅になって20年の時が経ってしまったが、梅ヶ丘駅の今をご覧いただきます。
梅ヶ丘は、新宿から9つ目の駅になります。2022(R4)年度の1日平均乗降人員は30,091人、小田急全体では33位。東京都内にある17駅のうち、各駅停車しか停車しない駅は9駅あるが、その中では一番乗降人員が多くなっています。駅ナンバリングOH09。これは南口。
2003(H15)年には高架駅となり、翌年には複々線となった。これで梅ヶ丘~登戸間が複々線でつながったが、肝心の下北沢付近の事業が進行せず、14年の間、複々線と複線の境界となっていました。
地平時代の梅ヶ丘駅。橋上駅舎・相対式ホームでした。これは北口。小田急バスのバス停があります。
今の北口。小田急バスの他、東急バスの〔等13〕系統・等々力操車場行が入ります。平成末期に運行を開始したらしい。日中は平日30分・土休日35分間隔。
コンコース。南北を繋ぐ自由通路にもなっています。
改札口の南側に、スターバックスが入っています。
反対側には、小田急系のスーパー、「Odakyu OX」が入っています。
小田急では東京都内も含めて各駅に横浜銀行のATMがあります。もちろん梅ヶ丘駅にもあります。ここは改札外。右には交通ICにも対応した、コインロッカー。
周辺の案内図。
時刻表と、停車駅の案内。日中は各駅停車が10分間隔で停車します。
券売機。
改札口。
発車案内表示。改札口は液晶式。
精算機。ここはまだ紙の乗車券の精算も扱う。次の機器交換の時期に、ICチャージ専用になるのだろう。
改札内コンコース。
ホーム行のエスカレーター。これは下りホーム行。
ホームのエレベーター。これも下りホーム。
ベンチと、寄りかかるための棒?(何というんだろう?)小田急では「子育て応援マスコットキャラクター」として、「もころん」がデビューしました。小田急グループのブランドカラーのブルーに(てっきりMSEから来ているかと思っていた)、GSEのオレンジとポシェットをあしらっています。
待合室。これは下りホーム。上りにもあります。
ホームの発車案内表示で、ホームはLED。ちょっと見づらくなってしまった…。
最後に、ホーム。複々線の両側に相対式ホームがあります。ホームドアが整備されています。真ん中2線は急行線、両側は緩行線、だが、千代田線直通列車は急行・準急も緩行線を通過していきます。ちょっと小さくなっているが、JRE233系の我孫子行急行が通過していきました。
これで何とか、東北沢~成城学園前間の全ての駅の今の姿をご覧頂きました。輸送量が(コロナ禍もあって)減少している昨今だが、それでも複々線化の効果は絶大なはず(登戸~向ヶ丘遊園間の下りが残っているが、2線化される日はいつになるのか?)。利用は回復傾向であり(梅ヶ丘駅は前年度比9.9%増)、充実したインフラを最大限活用した輸送サービスの拡充が、大いに期待されます。
東北沢~成城学園前間の各駅はこれまで、ここでご覧頂きました。豪徳寺から先は、もう10年前の発表になってしまった…。
東北沢 №2689(2023(R5)年8月11日)
下北沢 №2660(2023(R5)年5月23日)
世田谷代田 №2690(2023(R5)年8月14日)
豪徳寺 №1029(2013(H25)年9月27日)
経堂 №1123(2014(H26)年2月20日)
千歳船橋 №1124(2014(H26)年2月21日)
祖師ヶ谷大蔵 №1125(2014(H26)年2月22日)
成城学園前 №1126(2014(H26)年2月23日
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
日本のバスは昨日、120周年の節目を迎えました。が、現状は見る限り、正直明るい展望を見出すのが難しくなってきています。なにより運行の根本をなすドライバーがいないというのが致命的で、3万6千人が不足する試算がある2030(R12)年まで、7年しかない。日本のバスの未来は、どうなってしまうのだろう。道路交通におけるバスの地位の低さが何より問題、と私は考えているが、業界だけでなく、自治体も、国レベルでも、そして我々利用者となりうる立場になる人々も、ちょっとばっかし真剣に考えなければならない時期です(それもてんでバラバラではなく)。本当にバス(を始めとする公共交通)が必要だと思うなら、大声で叫ぶだけではダメ。策を練らないと。
《What's New》
19日 損保ジャパン・ビッグモーター 金融庁が立入り調査
20日 米FRB 利上げ見送りを決定
21日 元参議院議員ガーシー氏保釈 保釈金3,000円万円
Jリーグ・浦和レッズの、来年度の天皇杯の出場資格がはく奪されました。8月に行われた名古屋戦でのサポーターの暴力行為を問題視したJFAが発表したものです(JFAのホームページでは今日現在、発表のリリースを確認していない。見落としているのか?)。レッズは9年前にサポーターの行動がもとで無観客試合処分を受けているが、その後もサポーターの問題行動が後を絶っていないそう。レッズのサポーターはこんな連中は少数、暖かなおもてなしで観客を迎える人々の姿を映した映像を見た事もあります。それだけに、一部の過激な連中のために何もかもを台無しにしかねない事態は、何とも腹立たしい。球団・チームも対応を今一度考えなければならないが、何よりも、サポータ―自身が考えなければならない。暴力的な連中の思想は変えられないだろうから、何とか他の心ある人々がこのような輩を駆逐する事を、やらなければならないだろう。日本のサッカーに「フーリガン」はいらない。
プロ野球・オリックス・バファローズが、パ・リーグ3連覇を達成しました。オリックスは1990年代にイチローらを擁して2連覇を達成した後は、やや低迷していた感があったが、中島監督になって急に強くなった感があります。今はこの後クライマックスシリーズを勝ち抜かなければならないが、阪神タイガースとの「関西対決」、いよいよ実現が現実味を帯びてきたようです。