昨年12月31日の大みそかから、今年の1月3日までの3泊4日で、関西・紀伊・名古屋を巡る旅に行ってまいりました。
年始のシフトが3連休になったから急に決めたのだけれど、思えば年越しで旅行に行くのって、2011(H23)12月29日~2012(H24)年1月3日以来、12年ぶりの事になりました。それについては、№622・№623・№624・№625・№626・№627で、集中的に書いています。
あの時は当時の大阪市営地下鉄など、関西圏の大半の鉄道が終夜運転を行っていて、年越しは比較的「ラク」?でした。しかしコロナ禍を経た今回は、関西で夜通し終夜運転を行うのは近鉄と京阪のみ、JRと南海は一部路線が2~3時台までのみ行う、というさみしいものになりましたが、ともかく年越しの足があるという事も、今回の旅を後押しする事になりました。
6年前は6日間だったが、今回は4日間、しかも大みそかは午前中は仕事があったから午後スタートになりましたが、ともかくできる限り堪能だ、天気も良さそうだし、と思って、張り切って横浜を発ったのでしたが…。
12月31日(日)
仕事場から直接出ます。横浜発1877E。
ボックスシートが空いたところで、崎陽軒の「横濱チャーハン」で昼食。このご時世で以前より値上がりしているが、それでも730円とは、オトク感がある内容だと思っています。
(お茶はもちろん別売りね)
関東地方は、天気が全体的にチグハグ。根府川から望む相模湾はやや曇り気味。
熱海2番線到着。大みそか+「青春18大移動」だろう、ホームの反対側3番線に着く451M(15時57分発)を待つ旅客はとても多い。
ところが、列車がまだ到着しておらず、大半のお客さんは、どこに並んでいいかわからない様子。足元の乗車目標もJR東日本自社のものはあるが、JR東海編成に対応するものはかなり小さい。
15時51分、451Mとなる編成が、島田始発438Mとして、3番線に到着。
と、当然ホームの前後で適当に待っていた行列が、慌てて列車に駆け込む事になる。何しろ15連→5連への乗り換えだ。
一応、ホームにはJR東海編成に対応する乗車目標の表示は出る(JR東海方式)。が、肝心のホームの乗車目標が小さいし、駅のアナウンスも、駅員の誘導もない。この乗り換えは、やはり問題ありと言わざるを得ない。
乗り換えが済むと、ホームは一気にガラン。が、451Mは大混雑、という事になる。左のE257系は〔踊り子14号〕。
改めて、島田行451M。211系×2+313系×3。
三島駅の伊豆箱根鉄道駿豆線ホーム。左の1300系はちょっと解りづらいですかね、「鉄道むすめ」HM。右は「幻日のヨハネ」ラッピング編成。
浜松方面へ行くには、興津始発の827Mに乗り換え。むろん他の皆さんも、解っていらっしゃる。跨線橋を渡って3番線へ。
この先はもう暗いので、お見せできる画像は少ない。浜松で985M豊橋行に乗り換え。
豊橋からの新快速5357F米原行。
米原は、この時点では雪がなかった。ただし、雨。接続は、この時間はもう米原発の新快速はなくなっていて(というか4分前に出ていったばかりだった)、1分の乗り換えになるが、普通845T姫路行。
湖西線は強風の影響とかで(米原は、風はなかったけれどなあ?)、〔サンダーバード〕は米原経由で迂回運転、だそうだ。
このため、近江八幡で臨時の退避。〔サンダーバード〕の通過待ち。たぶん38号が、雨の中駆け抜けてゆく。
新快速は野洲が始発。姫路行3545M。845Tのあとの入線になるが、〔サンダーバード〕迂回運転の影響だろう。やや遅れての出発になった。
大阪に着きました。横浜から8時間44分。
阪和線直通の大阪環状線快速日根野行4243M。
天王寺を出発する、大和路線(関西本線)各駅停車1874Kは、201系でした。最後の越年、となるのだろうか。
天王寺駅の、地上部の地下鉄への入口のサイン、なのだけれど…。
サイン自体が「昭和レトロ」風に思えたし、地下鉄のマークが市営時代のもの、そのままだ。
今回の旅で一つ困るのは、スマホ用のモバイルバッテリー。いつもなら宿泊先のホテルでの充電で事足りるのだが、これから終夜運転で夜明かし、となると、間違いなく足りなくなる。ので今回初めて、レンタルのモバイルバッテリー、というものを利用してみる事にしました。近くのコンビニで借ります(あらかじめスマホのアプリをインストールし、情報を入力しておく必要がある。また次回書きます)。
となんだかんだしている間に、2023年・平成5年は終わりを迎えようとしていました。
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3月16日改正のリリースが続々出ています。関東各社について簡単に記します。。
京王: 〔京王ライナー〕は、平日は京王多摩センター9時54分始発と、新宿17時20分発・21時40分発橋本行を増発(新宿発橋本行は、17~21時台は毎時20・40分発)。土休日は、橋本11時05分発と、新宿10時15分発橋本行を増発する。午前中に新宿を出発する〔京王ライナー〕は初設定。平日は、朝の高尾山口発急行1本を区間急行に変更。新線新宿19時台発笹塚行各駅停車を2本増発。平日・土休日共、高幡不動を21時30分以降に出発する新宿発特急・急行は全て、高幡不動から各駅停車で運行する。井の頭線は、平日は朝ラッシュ時の一部列車の行先と発着番線を変更、土休日は早朝に一部列車の時刻を変更。
相鉄:平日は、朝方の海老名発浦和美園行各停を横浜行通勤急行に、湘南台発横浜行通勤急行を浦和美園行各停に、各1本変更する。湘南台発横浜行各停は1本を通勤急行に、1本を快速に変更し、西谷始発の各駅停車2本を増発する。JR直通は、21~23時台の1往復を取りやめ、海老名5時24分発新宿行特急・新宿6時31分発海老名行各停を設定する。海老名発特急は、西谷で始発川越市行に接続。夕方~夜間の横浜発快速5本を特急に、西谷で接続するJR直通特急を各停にそれぞれ変更する。また海老名発6本を横浜行特急に変更、二俣川または西谷で接続するJR・東急直通を各停に変更する。22時台以降のいずみ野線を等間隔化し、下りを1本増発する。土休日は、平日同様21~23時台の1往復を取りやめ、5~7時台に1往復設定する(西谷からの接続はない)。夕方~夜間の横浜発快速5本を特急に、西谷で接続するJR直通特急を各停にそれぞれ変更する。22時台以降のいずみ野線を等間隔化し、下りを1本増発する。夜間の新横浜線の西谷行を平日は5本、土休日は2本、海老名・大和へ延長する。
東急:東横線・目黒線・東急新玉川線のみ実施。東横線は、平日渋谷18時31分始発の菊名行各停を増発し、20時台の武蔵小杉行急行2本を各停に変更する。目黒線・東急新横浜線は、平日6時台に日吉→新横浜間各停を増発する他、平日・土休日共日中に増発を行い、東急新横浜線内は毎時6→8本とする。
東京都:三田線も改正を行うはずだが、今日現在は新宿線のみ発表になっている。平日は、新宿17~19時台の本八幡方面急行を4本に増発するほか、本八幡9時台発新宿方面行各停1本を急行に変更する。日中は運転本数の「適正化」を行う。土休日は新宿18時台発大島行各停1本を急行に変更する。平日・土休日共全ての急行が、大島で各停と接続する。
新京成(3月23日実施):平日6時台にくぬぎ山始発津田沼方面行1本を増発し、くぬぎ山始発松戸行1本を新津田沼始発に延長する。平日・土休日共、22時以降の運転間隔の拡大を行う(初列車・終列車の時刻の変更はない)。
《What's New》
12日 「太平洋・島サミット」準備会合 フィジーで開催
13日 ドミノピザ 従業員の不適切行為動画公開で謝罪
№2751 2023 九州の鉄道トピックスを訪ねて 5〔終〕.SNA18便
熊本空港からの帰宅は、今回は最初からソラシドエア(SNA)と決めていました。コロナ禍直前の2020(R2)年1月28日以来、乗る機会がなかったので。今回搭乗の18便は4年近く前と同じだが、あの時は16時30分出発(予定)だった。この位の時間の便があると良かった(南阿蘇鉄道にもう少しお付き合いができた)というのが、率直な感想。この次の20便は19時05分発になってしまい、完全に真っ暗になっていて正直面白くなさそうだった上、羽田到着が20時35分、自宅に着くのが22時頃になってしまいそう。なので少々早めだが、今回も便名は同じ18便の選択となりました。
SNAの搭乗券もオンライン。体裁もANA・SFJと同じで、色だけ違う、という感じ。
再び、肥後大津駅の南口。12時00分発の乗合タクシー「空港ライナー」に乗車。無料。この数年、熊本空港で乗り降り、というと必ずこの乗合タクシーを利用させてもらっていて、熊本市内直行バスは、この所乗っていないなあ。
空港ターミナル、このコロナ禍の4年近くの間で、全面的にリニューアルされていました。話題のスポットになっているようだ。
コンコース。
SNAのカウンターはANAと共用。既にオンラインチェックインが済んでいるので、荷物を預けるだけ。各社のチェックインカウンターは、それほど変わっていないかも。
一方で観光案内とか、物産展やコンビニとかは、様変わりしているよう。
展望デッキは、逆に狭くなったかも知れない。羽田から来るSNA機の到着までの1時間をここで費やすが、地方空港だし、フライトはそう多くはない。年末の№2740でご覧頂いたFDA機くらいか。もう少し時間があれば、AMXなども撮影できたはずだ。
14時ちょうど、羽田発15便として、SNA機がランディング。JA67AN。定刻。これを見て、保安検査場へ向かう。
その途中、出発ロビーを見下ろせる場所がある。物産店や飲食店は、保安検査場を通過した先、搭乗口があるエリアと一体になっている。地方空港としては、珍しい形態となった。
クリスマスが近い。クリスマスツリー。
ワークスペースの設置は、空港でも駅でも、最近のトレンドか。
保安検査場にある、「ヒノ国 保安検査場」の、イラスト入り案内書きが楽しい。
保安検査場を抜けた先に、飲食店や物産店が並ぶ。これは、手荷物検査場を早めに通過してもらいたい、という狙いもあるのかも知れない。出発直前は行列が長くなりがちなので。
(ただ当然、見送りの人は利用できなくなるが)
各搭乗口付近も、かなり広々している。これまでの空港ではなかったようなスタイルだ。スーツ姿・スーツケースも大きい女性が、案外多い気がした。
搭乗開始。
乗客は少なくなかったはずだが、出発10分近く前で早くも、搭乗終了のアナウンスが入った。この後のアナウンスでは、「リージョナルプラス」の名が聞こえた。
5分早い出発。見送ってくれるのは、ANAのハンドリング。
国際線側に、香港エクスプレス機がいる。撮りたかったなあ。地方空港の国際線も、再開が相次いでいるようだ。
AMXのATR-42もいる。伊丹から着いたばかり。これも、撮りたかった…。
R/W07からテイクオフ。すぐに左旋回して、肥後大津駅などを見る。
右旋回が続いて、クルリ一周する感じ。熊本空港を見下ろす。
そして、阿蘇!
午前中は、この南側(下の方)を走ってきたわけ。やはり晴れの日の昼間の便は、いいなあ。
大分と、国東半島。
キャビン。
ドリンクサービスが回ってきたので、アップルジュースをリクエスト。これで、空港で買ってきておいたお菓子を食べる。
離陸から15分弱で四国。細長い佐田岬半島が延びる。
八幡浜。
遠くだけれど、松山の街が広がっているのも見える。
SNAではWi-Fiサービス「ソラタイム」があるが、オーディオ・ビデオなどはちょっとうまく接続できなかったかな?フライトマップを見た。
愛媛県北部を横断し、香川県へ。川之江と、瀬戸大橋。
小豆島。
離陸から30分で、徳島空港が見る。北側には鳴門市と鳴門大橋。
淡路島。
和歌山の上空にいるようだ。関西空港と、白く広がる大阪を見る。
この辺でキャプテンアナウンスが入って、高度12500mと聞かされた。思ったより高い。国内線でそんなにマイルがあるわけではないし、もう少し低いかと思っていたのだが。
遠いのだけれど、琵琶湖。
紀伊半島から伊勢湾を横断して、知多半島とセントレア。
浜名湖。
この先で、降下が始まる。
やや遠いけれど、富士山。雪がたっぷりでいいなあ。冬の富士山はこうでなくちゃ、と思う。
かなり高度を下げて、大島を真下に見る。ここで左に旋回して、東京湾に向かう。
館山。
16時が近づいてかなり陽が傾いてきたが、まだ明るい。三浦半島のシルエットを見る。
東京湾を北上していく。横浜を見る。という事は、着陸はA滑走路、R/W34Lだろう。
やはりそうだ。左旋回して、東扇島。窓から差し込む西日がまぶしい。
浮島。もう海上スレスレ。
16時05分着陸。定刻より15分早い着陸、とアナウンスが入った。
ターミナルの北側を廻っていく。「鬼滅の刃 じぇっと参」が駐機しているのを見る。
到着は16時09分。54番スポット。11分も早く着いた。
やはり日中の便は、晴れてくれると景色に恵まれていいなあ。
しかしここは、北側のフィンガーの先端の方だから、荷物受け取り場までが、相当遠い。気圧のせいか、耳の中がガリガリする…。
既にターンテーブルの上では、自分のバッグが回っていた。
帰りは電車。羽田空港第1・第2ターミナル駅ホーム。16時31分発急行は逃した。
16時42分発急行。「エアポート」の文言はなくなり、種別表示からも飛行機マークが消えている。
(ちなみに新ダイヤでは、品川発逗子・葉山行急行918H(平日)の運行がある)
上大岡まで乗り通す。もう夕方のラッシュ時で、最後まで座っていきたかったから。でも案外遅く、京急蒲田では特急が先発し、神奈川新町では快特に抜かれて、上大岡は17時31分着だった。
こうして、3日間の九州の旅が終わりました。前半2日間が曇天だったのは残念だったが(特に福岡空港)、まあやりたい事はやれたのかな、と考えています。
今回は去年の鉄道のトピックスのうち、九州の3か所を廻ってきました。新しく生まれたもの(福岡市営地下鉄七隈線)・立ち直ったもの(南阿蘇鉄道)・新たな手段に託したもの(日田彦山線)と三者三様だったが、三者とも困難も少なからずあるだろうが、今後とも地域の足として、観光の足として、発展してくれる事を、大いに期待したいと思います。
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小田急は24日、小田急箱根グループの大幅な再編成を発表しました。交通では、持ち株会社の小田急箱根ホールディングスと、その子会社の箱根登山鉄道(電車・ケーブルカー)・箱根観光船(芦ノ湖の海賊船)・箱根観光施設が合併、4月1日付で箱根登山鉄道を存続会社として、「㈱小田急箱根」に改称するというものです(箱根登山バスは、小田急箱根の子会社になる)。登山電車はもう「箱根登山線」「箱根登山電車」の名が全国区であるから、4月1日以降も「ブランド」名で残り続けるだろうし、(旅客案内の面でも)そうあって欲しい。京成の新京成、南海の泉北高速統合が来年行われる事が発表になっているが、私鉄の再編成も、結構慌ただしいものがあるようです。これも「アフターコロナ」がもたらしたものなのか。
《What's New》柿沢 未途前法務副大臣起訴 江東区長選挙・選挙違反事件
24日 沖縄県玉城知事・木原防衛大臣と会談 対話の機会継続で一致
25日 日中経済協会 4年ぶりに訪中 王 文涛商務相と会談
26日 外国人労働者 過去最多 初の200万人超 厚生労働省発表
№2750 2023 九州の鉄道トピックスを訪ねて 4.再開 南阿蘇鉄道
熊本地震で被災し、長らく立野~中松間の不通が続いていた南阿蘇鉄道は、去年の7月、7年ぶりに全線の運転を再開しました。同時に新車両を導入、朝の2往復が肥後大津までの直通運転を行っています。
今回は帰りの航空便もあって、残念ながら立野まで1往復するだけで終わってしまうが(だから肥後大津に宿を確保できなかったのが残念)、ともかく、再開後の南阿蘇鉄道の「今」を、見てこようと思います。
12月13日(水)
早朝の熊本駅。
7時35分発の肥後大津行1437Mで出発。815系2連。
肥後大津駅。こちらは北口。
駅舎内には、南阿蘇鉄道運転再開を祝福する写真が、数枚貼られていました。
昨日三角線で見たような、ドア扱い変更のお知らせが、肥後大津にもありました。
下は、大分のキハ125が描かれています。実は写真がなくて大変申し訳ないが、肥後大津8時57分発423D宮地行が、キハ125の単行でした。
一方こちらは南口で、熊本空港への無料乗合タクシーがあります。高森から帰ってきてから、乗ります。
ホームの時刻表と、南阿蘇鉄道直通列車の扱い、それとICカード。豊肥本線(熊本側)は、この肥後大津まで。
南阿蘇鉄道直通のMTー4001が着きました。高森から豊肥本線に直通するのは、高森線→南阿蘇鉄道転換後では初。
フルカラーLEDの行先表示。
9時23分到着の1445Mからの接続で出発。この時点ではまあまあ、という感じの乗り具合。車内は全ロングシートで、トイレはない。
立野まで、山間部をグングン上がっていく。右に見えるニールセンローゼ橋は、県道瀬田竜田線の比丘尼谷橋。
左から(右の線路)、スイッチバックで下ってきた、阿蘇方面からの線路と合流して、立野到着。
ここで、インバウンドの団体?が乗り込んできて、かなりの賑わいになる。
再開と同時に、JRの線路が延びて、南阿蘇鉄道の線路(右側)と合流。
構内には、南阿蘇鉄道(と豊肥本線)の再開の支援に感謝する看板もありました。でもJRは、立野に来る事がない815系電車だ。
再建された、白川第一橋梁をゆっくり渡る。渓谷の上には、同じく地震から再建された、阿蘇長陽大橋がかかる。
川に鉄骨が見えるが、地震の時に鉄橋から落ちた一部だという。
この辺の観光案内は運転士地震が行うが、時々中国語が混じって、おやおや、と感じさせる。到着後、別の鉄道職員に尋ねたら、独学なのだそう。
長陽駅には、全線運転再開を祝う横断幕がありました。
左手には、雄大なスケールで阿蘇中岳を見る。
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅の先、小鉄橋が跨ぐ寺坂水源。
明神池名水公園。改めて、ずいぶんと水に恵まれた場所なのか、と思わされる。
高森が近づくと、根子岳も姿を見せてきました。中岳とは相当山容が違って、かなりゴツゴツしている。
高森到着。乗客が記念撮影にいそしむ。
インバウンドの方々は、駅前に待っていた観光バスに乗り換えていったようだ。
構内には、「ワンピース」がラッピングされたMT-3010号が留置され、格好の被写体になっていたようです。「ワンピースサニー号トレイン」として、日中に線内を3往復するダイヤだが、木・金・土休日運行で今日はお休み(JTB時刻表には、その点が記されていない。11月号までは記載があったが)。
駅の傍らには、「ONE PIECE」のキャラクター、フランキーの銅像が建てられていました。3年前にお披露目されたそう。
前日の日田駅前の「進撃の巨人」とか、新函館北斗や佐久平には「北斗の拳」のキャラの銅像などがあり、他にも多数あるはずで、これらを訪ねて歩く旅も、楽しい?
高森駅は駅舎が立て替えられました。付近の観光の拠点として機能しているようです。バス路線も入ってきます。
中もかなり広々していて、乗車券類のみならず、観光物産の販売も行っています。
目を惹くのは、「マンガ」。地震直後、一部区間再開の時に「マンガよせがきトレイン」が運行されていて、当時協賛した漫画家の名前が並べられています。小学館の協力なので、皆「サンデー」や「ビッグコミック」などに掲載された作品の作者です。あだち 充・高橋 留美子・細野 不二彦・ゆうき まさみらの名前も見えますねえ。残念ながら、この後亡くなられた方の名もあります。
その漫画家の皆さんのイラストの寄せ書きが、並んでいます。
これとは別に、熊本県出身の宮崎 美子や、TVのアナウンサーのサインも。
さらに、上白石 萌音・萌歌姉妹や、「ふなっしー」のサインもあります。
この時点では全然意識しなくて扱いがぞんざいになってしまっているが、右には年末に亡くなられた、八代 亜紀さんのサインもありました。
残念ながら高森周辺の周遊とか、列車の撮影とか、そういう時間は全然ない。熊本空港からの帰りのソラシド便の時刻を考えると、10時55分発の立野行で高森を後にせざるを得ない。
(これでも12月1日の改正で、滞在時間は30分増えていたが)
構内には開業時から走るMT-2000形の姿があるが、近頃はあまり可動していない?今月になってMT-4000形の増備車両が甲種回送されたそうで、MT-2000形の先は長くはなさそうだ。
線路そのものはやはり、旧「簡易線」なので貧弱。
阿蘇の外輪の山々。
トンネル部分も、かなり修復された後がある。
長陽~立野間は、やはりいちから線路を造り変えたのだろうか。
立野橋梁と、立野ダム。
立野駅自体も完全に造り替えられ、ホームを地盤が覆うようになっていました。
もう少し観察も必要だろうが、肥後大津行428Dへの乗り換え時間が5分しかなく、乗り換えだけで精一杯になりました。次の列車は2時間後で、そうなると肥後大津からの乗合タクシーの時間では、ソラシド便に乗れなくなってしまうので、泣く泣くさっさと乗り換えてしまいました。
という感じで、慌ただしく南阿蘇鉄道を訪ねてきました。午前中だけになってしまったのは、何とももったいなかったです。
当分は観光客、特にインバウンドで賑わうと思うし、鉄道側も、上も下も彼らを迎える心構えができているようで、これは今後も継続が期待される。ただ、やはり南阿蘇鉄道の努力だけでは限界もあるだろう。再度線路がつながった、JR九州側の協力も欠かせない。南阿蘇鉄道自体が観光資源になりうるので、それこそD&S列車、〔かわせみやませみ〕〔A列車で行こう〕あたりの直通運転の設定などあっても、良いのではないか?可能なら、阿蘇一周観光ルートの構築も考えたい(高森と阿蘇・宮地をバスなどで結ぶ)。また一般の輸送も、いろいろ制約もあるだろうが、肥後大津直通運転も、もう少し運転時間帯を拡大し、本数を増やしたい。MT-4000形が増備されるのなら、この辺は期待しても良いかも知れない。
ともかく、せっかく長い年月とコストをかけて再建した鉄道だけに、今後一層発展する事を願います。次に来る時は、もっと時間を取りたい。1日は必要だなあ。
肥後大津に戻って、熊本空港からソラシド便で帰路に就き、3日間の旅を終える事とします。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《What's New》柿沢 未途前法務副大臣起訴 江東区長選挙・選挙違反事件
22日 NYダウ平均株価 終値3万8001ドル11セント 史上最高値更新
23日 阪神タイガース 原口 文仁 大腸がん「完治」報告
№2749 2023 九州の鉄道トピックスを訪ねて 3.「BRTひこぼしライン」と三角線
1回休んだが、九州旅行記続けます。
日田彦山線の添田~夜明間は、2017(H29)年の豪雨災害で被災し、長らく代行バス輸送が続いてきたが、結局鉄道としては立ち直れず、8月28日に「BRTひこぼしライン」として、事実上バス転換されました。
私にとっては日田彦山線自体、またも何十年も乗っていなかった路線で、本当なら夜明(日田)まで全区間鉄道で通して乗りたかったけれど、それはもう叶わぬこと。せめて列車・バス乗り継ぎで、数十年ぶりの日田彦山線の「今」を辿ってみたいと思います。
後半は、これも同じく久しぶりの三角線に乗ります。
12月12日 (火)
夜明けまで通しで行くのであれば、小倉8時11分発の列車に乗れば良いが(田川後藤寺で乗り換え)、添田駅の様子も見ておきたかったから、ひとつ前の7時26分発931D添田行で発ちます。「青春18きっぷ」1日分使用(今回「青春18きっぷ」を使用したのはこの日だけ)。
早朝の小倉駅。
現在のJR九州で交直両用の電車は415系しかいないが、近いうちに置き換えの時期が来るはず。下関へ行く列車の後継車両はどうするのだろう?日田彦山線にハイブリッドとかの新型を導入した上で共用、などと妄想してみたりするのだが。
現状の日田彦山線は未だ、キハ147形の天下。添田行931D。
志井公園駅近くでは、北九州モノレールの企救丘駅を見る。日田彦山線がもう少し早く北九州近郊の通勤路線として、効果を発揮できていたら、JR(国鉄)とモノレールで統一した駅が造られていたのかも知れない(駅の開業はモノレールの開通の後で、1989(H元)年3月11日)。
この列車も通学の学生でかなり混んでいたが、志井公園でどっと降りた。
しかしこの先は、もうローカル線風情になる。石原町で快速3920Dと交換。
伊田のかなり手前で合流するのは、平成筑豊鉄道の田川線。駅が見えるが、田川線の上伊田駅。ここから田川伊田まで、田川線と共用する。
田川伊田駅。平成筑豊のDCが見られる。構内はかなり広いが、線路は少ない。昔は石炭列車が構内を埋め尽くしていたのだろう。
田川後藤寺を過ぎたら、もうガラガラだ。
添田駅到着。鉄道の線路は1線しかないし、何より駅舎がない。ホームの反対側が、BRTの乗り場。停車しているのは、日田から着いた「ひこぼし2号」。
行き止まりの標識。その先に線路の跡が続く。残念ながら、鉄道の旅は、もう叶わない。
バス停、というか、BRTだから標識?「ひこぼしライン」だけでなく、西鉄バス筑豊の10系統(西鉄後藤寺~めんべい添田町工場:「めんべい」とは、辛子明太子風味のおせんべい)が乗り入れる。
バスの発車案内表示もある。鉄道にはないのに。
931Dから直接接続するBRT(一番上の画像の、黄色のBYD・J6)は、彦山止まり。
BRTを運行する、JRバス九州の添田営業所。ここは、1985(S60)年に廃線になった、添田線の跡地にあります。
(添田線の代替バスは、廃止になっている。大任までは大任町のバスがあるらしいが、乗り場はBRT乗り場ではない)
「ひこぼしライン」は、JR東日本が直接運営(運行は民営バス会社委託)する三陸の2路線(気仙沼線・大船渡線)と違い、JR九州バスが運営する路線となっていて、JR九州バスの公式WEBにも、他の一般路線バスと同列で掲載があります。
バスの営業所に隣接して、「添田カメラ」という店舗があります。カメラではなく、主に添田の鉄道のモノクロ写真の販売を行っている。その入口に、福岡市内での「ひこぼしライン」PRイベントのポスターが貼られていました。
中には、D51の模型もありました。デフレクターが北九州固有の形状になっている。
ここで写真を購入。
さて、先のポスターにもあった、トヨタコースター改造のFCバス。JR九州のプレスリリースに掲載があって、週3日、1日1往復のみの、まあ「お試し」的な運行なのだが、なんと、これから乗る日田行で走るダイヤになっていました。先の添田営業所の車庫にも見えていたが、時刻が近づき、駅に向かって走ってきました。
(小倉を早い列車で出てきたのは、確実にFCバスに乗車する事も理由の一つだった。座席定員14席の限定なので)
その車内。普通のコースターと変わらない、と思う(コースターはほとんど乗らないから、比べようがない)。
走っている感じも、正直通常のガソリンエンジン車と変わらない、と思った。少なくとも、大型の「SORA」と、一般のディーゼルエンジン車ほどの違いはない。
乗客はやはり、「試し乗り」がほとんどだと思った。途中の乗降はほぼない。
雨降りだったので、見づらい画像が多くなるのは勘弁してください。彦山から、専用道区間に入る。14人しか乗れないバスなので、J6が続行便として仕立てられています。乗客・途中の乗降があったかどうかは解らない。
深倉は唯一、専用道区間で新規に設定された駅(停留所)だが、山間部で、「ひこぼしライン」では便数が一番少なくなる所。
一般道と交差する地点では、専用道側に遮断桿がある。
釈迦岳トンネルを抜けていく。長い。
車内前方、次の駅(停留所)や運賃を表示するモニターでは、「ひこぼしライン」をPRする動画も流される。
トンネルを抜けると、棚田がある集落になる。釈迦岳トンネルを抜けた先の東峰村はまだ福岡県だが、大分県の日田の方に利用の流れが向いているようだ。それはダイヤを見ても解る(被災前の鉄道もそうだった)。
大行司は、旧鉄道のホームが残されていて、この部分で行き違いが可能になっている。
(今のところ、普通に走っている限りは、ここで行違うダイヤはない)
専用道終点の宝珠山。添田行「ひこぼし6号」のエルガミオが待っていた。
この先はまた一般道で大分県に入るが、途中わき道にそれて、こまめに停車していく、という区間もあって、この点は一般のローカルバス路線と同じ。
今山は、鉄道の線路が途切れた先に専用の折返し場所があり、一般道から一旦それて経由していく形態になっている。
夜明からは鉄道は九大本線になり、バスはその脇の一般道を走行。光岡駅も駅前を経由していく。
日田に着きました。添田から所要1時間33分。
何しろ片道の「お試し」乗車程度では実態が解るはずもないが、添田側・夜明(日田)側双方でこまめにバス停を設定し、沿線の住民の利用を促進する設定になっている、というのは解った。裏を返すと、彦山~宝珠山間だけとなっている専用道区間が延長される可能性は、ほぼないと思われる。釈迦岳トンネルを挟む区間だけ専用道にしたのは、一般道ではあまりにも遠回りで時間がかかりすぎ、という事もあったはず(代行バス時代は、筑前岩屋通過便でも33分かかっていた。「ひこぼしライン」は26分)。それにしても、開業時で既にJ6とエルガミオで間に合ってしまうとは、利用は相当少なさそうだ。利用が増えて、いつか大型車が入ればいいけれど、とは思う。各地で鉄道残すか否か?の議論が盛んになりつつあるが、「ひこぼしライン」は、災害被災区間の復旧の一例、というよりは、全国で起きているローカル鉄道の在り方について考えるためのケーススタディになると思う。同じ鉄道代替BRTでも、幹線的な三陸の2路線とは、いずれ方向性の違いが見えてくるのかも知れない。
日田駅。ここに降り立つのも、相当久しぶりだなあ。
日田市は「進撃の巨人」の作者、諫山 創氏の出身地なのだそうで、駅前にはリヴァイ兵士長の銅像が造られていました。
久留米行普通列車1850D。キハ200系2連のワンマン運転。
駅構内の反対側に「ひこぼしライン」の待機場所があり、先のコースターとJ6の姿がありました。
筑後吉井駅。ちょうど今の時間、窓口が閉まっている(駅員の昼休みだろう)。ICカードは使えない。久大本線の久留米側の導入は善道寺までだが、日田まで導入されても良いのではないか?
筑後吉井はで10分近く停車するが、定期列車の行き違いはない。何があるの?と思っていたら…。
「ななつ星in九州」が現れました。初めて見た。博多を出発したばかり、3泊4日の「雲仙コース」。
(個人的には、「ななつ星in九州」の方が待つべきだと思う。日常のための列車を犠牲にすべきではない。まして「ななつ星in九州」は毎日運転ではないし、ガンガン急ぐ列車ではないはずだ)
久留米からの鹿児島本線345M。鳥栖始発荒尾行。817系2連。
817系では、日英中韓の4か国の言語が繰り返し表示される。ハングルをこんなに大きく表示するのも、韓国に近い九州ならでは、か。
荒尾駅に留置されていた、更新工事前の811系。ロングシート改造はもったいない気も、するけれど。
荒尾から熊本までは、5349Mでつなぐ。815系2連。銀水始発八代行。
熊本駅。ここで、左端の三角線537Dに乗り換える。キハ200×2連。また年齢がバレそうだが、三角線も、国鉄時代末期以来、のはずだ。
車内や、この後の三角駅、それに翌日の肥後大津駅ではこのように、6月5日から三角線・豊肥本線の一部の駅の乗降方法が変わる、と記されている。英語版もあるのは観光路線らしいが。三角線では緑川・網田・三角が対象。最初は例によって、駅務体制の縮小(駅員を置かない時間が長くなる)が理由かと思っていたのだが。
住吉を発つと、島原湾沿いを走る区間が現れる。海の向こうに見えるのは、熊の岳と金峰山、だろうか。
網田到着。ここも、上り列車がないのに10分近く停車があった。
去年の3月18日改正で〔A列車で行こう〕が停車するようになった(下りのみ)網田駅だが、木造駅舎(有形文化財・熊本県最古だそう)の存在は見どころだが、改めて整備されているようではなく、何の変哲もない田舎の駅の風情だ。海がすぐ近く、というわけでもないし。
この網田駅の貼り紙に拠れば、乗降方法の変更は、「コロナ禍の5類移行」が理由だという。これは、どういう事だろうか?当然コロナ禍の最中には乗った事がないから、変更前がどうだったかは知らないのだが。
三角線もICカードを入れても、いいんじゃない?
駅の傍らには、国鉄時代の無蓋貨車(たぶんワム70000形)を転用した倉庫が残っていた。
終点の三角駅。ここはかなりデコっていた。
1面1線の棒線の駅で、線路は少し先まで延びている。これを見て、537Dの網田駅での長時間停車の理由が、なんとなく解った。537Dの網田到着時、運転日なら〔A列車で行こう5号〕が三角到着目前で、到着後線路の先端部まで移動するのを、537Dは網田で待っている、という事ではないだろうか。
なお、道路を隔てた反対側に九州産交バスのバスターミナル(三角産交)があるが、駅とバス乗り場の統一は、できないですかねえ?
駅舎のホーム側には、〔A列車で行こう〕と高速船、それに崎津天主堂を描いたタペストリーが掲げられている。
こうして、三角まで往復して、熊本まで戻ってきました。
本当ならさらに肥後大津まで足を延ばして、翌日の南阿蘇鉄道乗車に備えて宿泊、としたかったが、ホテルが早々に満室になっていて、熊本市内泊とせざるを得なかった。夜はぶらぶらと、市電を乗り歩いていました。
最後に、熊本駅前では、クリスマスマーケットが行われていました。イルミネーションが、時々色を変えながら、クリスマス間近の駅前広場を彩っています。普通の平日だったが、訪れる人々が多かった。そのイルミネーションと、電停にいる市電を合わせて撮ってみました。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
3月16日は、西鉄天神大牟田線でもダイヤ改正が行われます。昨日、リリースが出ていました。桜並木駅(T08)が開業。特急が平日日中の運行を再開し、全特急列車が春日原に新規停車。急行は、平日朝方上りの10本が、平尾・高宮に停車(大橋からは各駅に停車となる)。「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は、木・金曜日の運行は、木曜日は西鉄福岡(天神)から花畑1往復(花畑折返しの間に記念撮影タイムや、不定期で土産出張販売がある)、金曜日は西鉄福岡(天神)発で太宰府(観光タイムあり)・柳川(途中下車可)経由で大牟田までの片道、それぞれ1便の運行となる。特急は、だいぶ停車駅が増えました。平成が始まった頃は、途中西鉄二日市・西鉄久留米・西鉄柳川・新栄町のみの停車でした(他に朝夕一部が大善寺に、朝方の上りが薬院に停車していた)。
《What's New》
20日 北陸新幹線福井駅 内覧会開催
21日 楽天 田中 将大 2憶1500万円ダウン 2憶6000万円で契約更改
№2747 2023 九州の鉄道トピックスを訪ねて 2.博多開業地下鉄七隈線と 貝塚線・香椎線の「今」
紆余曲折がありながらも、去年の3月27日に開業した、福岡市営地下鉄七隈線・天神南~博多間。空港を離れて、さっそく乗りに行きます。ついでに、一昨年・2022(R4)10月に乗った時、まだ途中下車していなかった駅に降りて、七隈線の駅をコンプリートします。
後半は、西鉄貝塚線と、JR香椎線に乗車。
貝塚線全線が描きこまれた、空港・箱崎線列車の地下鉄路線図。
博多で一旦改札を出て、荷物をロッカーに預け、七隈線ホームに向かいます。一旦地上に出てみたが、七隈線延伸で新しくできた地上部の出入口、というのは、ちょっと見当たらなかった(既存のビルに接続、という個所が多い)。見落としたのかも知らんが。
ホームに進入する、七隈線3000系。
博多駅ホームは、島式1面2線。基本的に、交互に発着。
とりあえず一旦、再度橋本まで乗り通しました。午前中の下りだったが、福大前あたりまでは割と乗客が多かった。
七隈線路線図も、博多まで表示されるようになった。櫛田神社前…N17・博多…N18。
博多に向けて戻るが、途中、前年降りていなかった駅に途中下車していきました。
(駅と言っても、全部地下駅だから出入口だけになってしまうが)
茶山駅。
茶山駅のシンボルマークと絵画。
別府駅。「べふ」と読みます。
(遠い昔、兵庫県に「別府鉄道(べふてつどう)」という小私鉄があり、そこも終点の別府は「べふ」と呼んだ)
別府駅のシンボルマークと絵画。
六本松駅。
六本松駅のシンボルマークと絵画。
六本松は西鉄バスの拠点ともなっているようで、案内所もあります(ターミナルというものはないが)。右側の日デスペースランナーは、EVレトロフィット改造車。
桜坂駅。
桜坂駅のシンボルマークと絵画。
薬院大通駅。
薬院大通駅のシンボルマークと絵画。
薬院は一昨年降りた(西鉄に乗り換えた)ので、飛ばします。
渡辺通駅。
渡辺通駅のシンボルマークと絵画。路面電車が描かれている。
天神南を過ぎて、再び新線区間に入ります。単線シールド。
今回の開業区間で唯一の純粋な新駅、櫛田神社前駅のホーム。七隈線の駅は全て、島式ホームの1面2線。
祇園山笠で有名な櫛田神社の最寄り駅だけあって、駅構内全体も、何となく神社の雰囲気がします。
壁面には、地元の伝統工芸品も、多数並んでいました。
祇園山笠の大きな壁画も掲げられています。
この駅は、東と西に改札口があって、櫛田神社は西側(橋本寄り)へ。
櫛田神社前駅。出入口は近代的な装い。
櫛田神社前駅のシンボルマークと絵画。山笠じゃなくて、普通の秋の様子が描かれている。
櫛田神社前~博多間も、単線シールド(七隈線は基本的にそうだが)。
博多駅進入直前のクロス。この部分は複線シールド。
こうして博多に戻ってきました。七隈線自体は2005(H17)年2月開業だからもう20年近く経って、市民の足として、だいぶ定着で来ているようです。博多延伸で、さらに飛躍できるか。
あとは、路線の延伸の計画というものはないのか。市が発表した公式の計画、とか言うものは存在しないが、博多から志免・宇美方面(かつて国鉄勝田線が走っていたあたり)への構想、というものはあるようです。どういう展開になるのか。
博多駅の、空港線⇔七隈線ホーム間の連絡通路。左へ行くと空港線、右へ行くと七隈線。
天気は相変わらず悪い。撮影にはならんが、その分ローカル線を集中して乗り歩くには良いだろう。この後は西鉄貝塚線と、JR香椎線に乗りに行きます。
博多から空港線に乗り、中洲川端で箱崎線に乗り換えて、貝塚へ。
地下鉄箱崎線の、貝塚駅ホーム。
貝塚線は今から8年前の1月、新年早々、引退を目前にして旧塗装を復刻した313形を撮影するために乗車して、それ以来。
貝塚線の主、600形。
600形は8年前と変わっていないが、1962(S37)年製だから、さらに時が経って、もう車齢が60年を超えてしまった。貝塚線の行方そのものも関わってくるが、もうそろそろ、車両面では何らかの動きがあってしかるべき時期、ではないか。
貝塚14時過ぎの新宮行に乗ってみたが、和白まではまあまあの乗り具合だったものの、三苫を発つと、乗客は自分を含めて、4人になってしまった。
西鉄新宮駅は、8年前からも変わりがない。
西鉄新宮駅のバスターミナルも変わりはないように見える。しかし、宮地岳への代替バスは3年前、2020(R2)年10月に廃線になり、今は新宮町のコミュニティバスのみ(西鉄の運行ではない)。旧宮地岳線は、廃線まで全線で12~13分間隔で走っていたのに、廃線からわずか13年で、代替バスまで廃止になってしまった。JR鹿児島本線の存在もあるだろうが、それにしても、これだけ短期間で公共交通機関が衰退してしまうとは、ちょっとため息。
この後和白に戻って、和白→西戸崎→香椎→宇美→香椎→和白と、JR香椎線に乗ります。
西鉄の和白駅の駅舎は、改築されていた。駅員はいる(子会社)。
JRの駅へは、東側の踏切を渡っていく事になる。JRは無人駅。
香椎線は、これも何年ぶりかなあ?(特に宇美側は)
西戸崎駅。香椎線は全線非電化だが、全列車819系ECのお世話になる。
左手は、福岡湾。
西戸崎駅終点。無人駅。ここから志賀島へ行く西鉄バス路線があります。
(終点の勝馬は本体の方に掲載しました。もう15年も前)
ひたすら海を見ながら…というわけでもなく、森の中を行く区間も。中道信号所。国鉄時代はここが、海ノ中道駅だったらしい。
香椎駅。鹿児島本線との接続駅。停車している列車は皆、819系。
西戸崎から来て、ここで宇美行に乗り換え。こちらは往復とも、帰宅の学生で賑わっていた。
長者原。福北ゆたか線(篠栗線)との接続駅。香椎線は、後からできた。
もう一方の終着駅、宇美駅。こちらは西鉄バスの発着も比較的頻繁。福岡空港からの路線もある(あくまで一般的な路線)。かつて国鉄勝田線があったが、宇美駅は離れた場所だったらしい。乗った事がないまま終わっているので、どのあたり?というのは解らない。
駅には、昨年繰り返された、特急料金等の見直しを告知する掲示がありました。「D&S列車」に関しては、この機に「特急料金」とは別の料金形態を導入すべきでは、なかったか?
819系には蓄電池電車らしく、電気の流れ方を乗客に知らせるモニターも見られる(JR東日本・烏山線のEV-E301系にもありますね)。
この後香椎乗り継ぎで和白に戻り、西鉄電車で貝塚に向かいました。
香椎線は近年減便(運行間隔拡大)もあったが、819系導入もあって、しばらくは安定して運行ができるのかと思う。問題は西鉄貝塚線で、車両の問題もあるし、線路ももう少し近代化が必要に見えた(香椎付近では高架化や線路変更もあったが)。何より和白~西鉄新宮間は、このままだと西鉄新宮以東と、同じ運命をたどる危険が、あるのではないか。全線で何かしらの活性化策が欲しい。同じ福岡市内・福岡近郊でも、格差が大きいなあ。
明日はBRTも含めた日田彦山線に乗ります。なのでこの日は小倉に宿泊するべく、鹿児島本線の快速で小倉へ。811系のロングシート改造編成。
最後に、小倉に着いたところで、Jリーグ・ギラヴァンツ北九州の「感謝」の看板。ギラヴァンツは昨シーズン、J3でも最下位に終わり、あわやJFLに降格するところだった(JFL上位にJ3のライセンスを持つチームがなかったため、入れ替えがなかった)。2024シーズンは、何とかしないと。
という事でこの晩は小倉のホテルに泊まり、明日の日田彦山線乗車に備えます。
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JR改正日の3月16日は、名鉄・近鉄等も改正があります。おとといリリースがありました(近鉄は「ダイヤ変更」と呼称)。
名鉄 … 平日の金山始発中部国際空港行急行を弥富始発に延長(名鉄名古屋まで普通)、平日・土休日共中部国際空港23時05分発快速急行名鉄名古屋方面行快速急行を増発し、名鉄名古屋→東岡崎間最終を5分程度繰り下げて、神宮前からの中部国際空港発最終からの乗り換えを可能とする。犬山線は、名古屋市営地下鉄鶴舞線との直通運転を大幅に削減し、基本的には平日朝夕ラッシュ時のみの運転として、日中は設定がなくなる(鶴舞線自体も、平日も日中は10分間隔に削減)。小牧線も朝夕の削減を行う。広見線は犬山~新可児間もワンマン運転を開始(平日朝方一部・ミュースカイは除く)。河和線上ゲが快速急行停車駅となり、加木屋中ノ池駅が開業。三河線三河知立駅は、猿投側へ900m移転。築港線は、土曜日は休日ダイヤで運行。
近鉄 … 京都線は、平日日中の急行を毎時3→4本に増発、大和西大寺行を近鉄奈良に延長。京都・橿原線では一部急行の運行区間を変更する。奈良線では、大和西大寺5時00分発区間準急を増発し、初列車を約16分繰り上げる。大阪線では、平日朝方に五位堂始発急行1本を増発し、区間準急1本を、五位堂始発の急行に変更する(両列車とも、五位堂以東を五位堂行普通列車として運行し、五位堂で始発の急行に変更する形態になる)。快速急行は全列車10→8連に編成を削減(大阪線一般列車の10連運転が取りやめになる)。南大阪線系統では、平日の大阪阿部野橋発21~22時台の準急4本を2両増結(古市まで)、橿原神宮前~六田間で平日朝方に1往復増発。河内長野発初列車を5分繰り上げ。鈴鹿線の平日18・19時台を毎時3→4本に増発。特急は、土休日の大阪難波・近鉄名古屋発賢島行各1本を、閑散期には鳥羽行として運行。大阪難波発1本の停車駅を追加。南大阪線では運行区間短縮・増結・多客期のみ運転への変更がある。
一般にも話題になっているが、JALの新社長に、4月から現取締役の鳥取 三津子氏が就任する事になりました。CA出身者では初、また日本の大手クラスの航空会社で女性の社長は初、という事です。JALでは、2010(H22)年の大型経営破綻以降に就任した社長は、現会長の植木 義春氏(6月の株式総会等を持って退任)がDC-10のパイロット、また現在社長の赤坂 祐二氏が整備畑だったので、3代連続して、実際に現場を経験した人という事になります。なお鳥取氏は「1985(S60)年 当社入社」とあるが、実際には前身の東亜国内航空(TDA)入社だったそうで、確かに今は同じ会社だが、社長人事でもあれば、この辺は正確に記載すべきではなかったか。
またJR東日本も、4月1日より現副社長の喜㔟 陽一氏が社長に就任、と発表がありました(現社長の深澤 祐二氏は会長に、現会長の冨田 哲郎氏は相談役になる)。喜㔟氏は1989(H元)年4月にJR東日本入社で、初めて国鉄を知らない人が社長に就任する事になります。民営化からもう37年、国鉄時代は忘却の彼方に押しやられつつあります。
《What's New》
17日 柿沢 未途前法務副大臣起訴 江東区長選挙・選挙違反事件
18日 野球殿堂 谷繁 元信氏・黒田 博樹氏がプレーヤー表彰
№2746 2023 九州の鉄道トピックスを訪ねて 1.SFJ041
2023年末、12月28日の№2739で、私個人の主観による、2023(R5)年の日本の鉄道(を中心とした交通)の十大トピックスを挙げたが、その中で、
◆ 福岡市営地下鉄七隈線 博多~天神南間延伸開業
◆ 南阿蘇鉄道 全線運転再開 JRへ直通運転開始
◆ 日田彦山線 BRT「ひこぼしライン」運行開始
と、九州に関わるトピックスを3つ、挙げさせていただきました。
昨年12月、この3つのトピックスの舞台を巡る旅に出かけて参りました。かなり欲張りではあるが、一方で無理してでもこういう機会でも作らないと、一度に全部は訪ねられないと思いまして。前後の航空便も含め、今回から5回に分けて書きたいと思います。
12月11日(月)
今回の福岡へのフライトは、スターフライヤー(SFJ)をチョイスしました。羽田~福岡線は初めて、SFJ便に羽田から乗るというのも、初めてになりました。
羽田空港へは、いつもなら京急の電車利用なのだが、今回のSFJ041便は羽田発が6時35分と相当早く、YCATからの空港バスを利用しても羽田空港着はほぼ同じで、バスは出発階にダイレクトに到着するので、少々重い荷物を持つ者にとってはこちらが有利かな、と、今回はバスを選択しました。東戸塚駅からの神奈中バス路線が走っていれば迷わずそちらにしたはずだが、一昨年廃止になってしまいました。全く持って残念。
とんでもないブレブレで申し訳ないが、冬至目前の5時30分過ぎでは横浜はまだ真っ暗。ベイブリッジの灯り。
車内前方のモニターでは、京急バスのコロナ対策も放映されていた。
SFJ041便は第1ターミナルの1番搭乗口からの出発、という事は事前のチェックインで分かっていた。1番に駐機中のSFJ機。これから搭乗。
そのオンラインチェックインで発行された、スマホ画面上の「搭乗券」。去年のANA便と同じ体裁で、色だけ違う。このQRコードで搭乗する事になる。実際に直前になって「搭乗券」を探すのは大変。スクリーンショットでOKなので、チェックイン完了時に同時に撮っておいた方が良いと思う。
SFJのカウンター。第1ターミナルの一番南側。ここでは、荷物を預けるだけ。
手荷物検査場A(SFJオンリーでJALは不可)を通過した後、1番搭乗口は結構遠い。一番端なので。1番搭乗口。
TVのニュースワイドショーは、「オオタニサーン」。メッシさえ超える、世界のプロスポーツの最高契約で話題になった直後、いつ「ドジャース大谷」がお披露目になるのか、という話題。
搭乗開始。事前改札、グループ1・2(共にANAなどの上級会員)の次の、窓際になるグループ3で登場。今回の座席は後部の、入って右側の26F。
機内安全ビデオ。お馴染み「スターフライヤーマン」(ちゃんと見ているよね?)。
離陸はC滑走路、R/W34R。雲の切れ目から、朝日が。
離陸。東京湾の埋め立て地を見ながら右旋回するが、この日の東京は曇りがち、すぐに雲の中に入って、何も見えなくなってしまった。
パーソナルモニターに表示される、ルートマップ。
10,000mの上空は、いつも青空。多少揺れがあり、ベルトサイン消灯は、離陸から18分かかった。
キャビンの様子。
朝食を食べていないので、空港で買っておいたカツサンドを食する(食いかけでゴメン)。もう少し軽いハムチーズサンドとかあるといいと、いつも思うのだが。
食後のコーヒー。チョコレートが付くのがSFJらしい。
ビデオプログラムがいくつかあって、これは北九州市長の武内 和久氏と、「ぶちぬいてやる」のキッシーらが、北九州市内のスポットを訪ねる、というもの。背後に小倉駅を出発する北九州モノレールが見える。
他に勝野 洋&キャシー中島夫妻の豪華クルーズ船の旅、とかあるが、このクルーズ船のプログラムのラインナップとか、機内誌を眺めたりしていると、どうも「ジャパネットたかた」が前面に出てきているうだ。なお、オーディオは基本的には8月に終わったそうだが、この日はSEVENTEEN(K-POP)のプログラムがあった(SEVENTEENのラッピングのSFJ機が飛んでいる)。
機内誌には、機内限定発売のJR九州のフリーきっぷ3種類「北九州フリーきっぷ」「由布院・別府フリーきっぷ」「西九州フリーきっぷ」発売のお知らせも記されているが、残念ながらいずれも、今回の旅のプランでは、使えない…。
SFJのPRもある。
途中、東へ向かう機体とすれ違う。どこのキャリアかは解らなかった。尾翼がオレンジっぽくて、JEJU航空あたり?
中部地方は晴れ間もあった。どこらへんか、というのはちょっと解らないが。
南アルプスだと思うが、この先はまた雲が広がって、下界は何も見えなくて、解らない。
なのでいきなり端折ってしまうが、もうすぐ福岡。しかし福岡も残念ながら天気が悪そう。そのためなのか、全然気づかなかったけれど、北九州市の北の海上でクルリ一周していた。
だいぶ高度が下がって、雲の中に突っ込む。左右にぐらぐら揺れる。
雲を抜けると、雁ノ巣と志賀島、遠くには能古島を見る。この進入ルートだと、福岡のR/Wは16だ。
福岡市中心部に近くなって、JRの吉塚駅と鹿児島本線、それに福北ゆたか線(篠栗線)の高架橋を見下ろす。
着陸。右には国際線ターミナルを見る。海外のLCC勢が中心に見えた。
AMXのATR42を見る。残念ながらここでも、熊本でも撮影は叶わなさそうだ。
ほぼ定刻、福岡空港に到着。
12番スポット着。ここは、以前は第2ターミナルだった場所で、バゲージクレームが、また結構遠い。
空港ターミナル内も、近年は来るたびに様相が変わってきている。
大きく変わったのは、この展望デッキ。今回早朝の便を選んだのは、晴れていれば旅客機の撮影に充てたかったから。なのに、曇り空…というか、時々雨がぱらつく。全く持って残念。
R/W16の端が目の前なので、着陸の様子もすぐ目の前で見られる。
すぐ北側には、JALのA350-900・JA15XJ、「one world」機がいる。こういうのを見ると、本当に曇天が恨めしい。
悔しいと言えば、これもそう。タイ・ベトジェットのA320。「WOW」の意味は解らないが、こういうのも羽田では撮れないので、こういう機会に撮影したかったのだけれど。
私を乗せてきたSFJ機(JA24MC)が、042便として、羽田空港に帰っていきました。
この日の福岡はまる一日曇天らしいから、この先は、福岡市営七隈線新規開業区間に乗車するとともに、前年(2022(R4))年訪問時は撮り切れていなかった駅の撮影、それと西鉄やJRの列車の乗車に費やす事になります。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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今日もまた、新千歳空港でKE機とCX機の接触とかあったらしい。詳細はまだ解らないが、翼が破損しているように見えました。もう少し情報が欲しいところ。
JR京葉線の快速運転のスッタモンダだが、朝方上り2本の各駅停車が、快速で走る事になりました。上総一ノ宮発6時03分 → 東京着7時25分・君津発6時12分→東京着7時35分(現行のダイヤとほぼ同じ)どちらも平日・土休日共運転で、内房線・外房線内は各駅に停車。でもこれではまだ、千葉県や関係自治体の不満は解消できなさそう。京葉線の恒常的な利用者ではないヨソモノがあまりどうのこうのも言えないが、京葉線だけでも、JR東日本だけの話でもないが、長距離の路線であれば、やはり緩急のバランスを取ったダイヤ編成が、必要なのではないか。この所のJR東日本では、首都圏でも快速運転を縮小する傾向が見えていて、コロナ禍が招いた全体的な利用者の減少もあるのだろうけれど、路線によっては行き過ぎの所があるように思う。
《What's New》
15日 「砂川事件」裁判 国家賠償請求棄却判決
16日 プロ野球2軍参戦静岡球団 新チーム名“くふうハヤテベンチャーズ静岡”発表
◆ 福岡市営地下鉄七隈線 博多~天神南間延伸開業
◆ 南阿蘇鉄道 全線運転再開 JRへ直通運転開始
◆ 日田彦山線 BRT「ひこぼしライン」運行開始
と、九州に関わるトピックスを3つ、挙げさせていただきました。
昨年12月、この3つのトピックスの舞台を巡る旅に出かけて参りました。かなり欲張りではあるが、一方で無理してでもこういう機会でも作らないと、一度に全部は訪ねられないと思いまして。前後の航空便も含め、今回から5回に分けて書きたいと思います。
12月11日(月)
今回の福岡へのフライトは、スターフライヤー(SFJ)をチョイスしました。羽田~福岡線は初めて、SFJ便に羽田から乗るというのも、初めてになりました。
羽田空港へは、いつもなら京急の電車利用なのだが、今回のSFJ041便は羽田発が6時35分と相当早く、YCATからの空港バスを利用しても羽田空港着はほぼ同じで、バスは出発階にダイレクトに到着するので、少々重い荷物を持つ者にとってはこちらが有利かな、と、今回はバスを選択しました。東戸塚駅からの神奈中バス路線が走っていれば迷わずそちらにしたはずだが、一昨年廃止になってしまいました。全く持って残念。
とんでもないブレブレで申し訳ないが、冬至目前の5時30分過ぎでは横浜はまだ真っ暗。ベイブリッジの灯り。
車内前方のモニターでは、京急バスのコロナ対策も放映されていた。
SFJ041便は第1ターミナルの1番搭乗口からの出発、という事は事前のチェックインで分かっていた。1番に駐機中のSFJ機。これから搭乗。
そのオンラインチェックインで発行された、スマホ画面上の「搭乗券」。去年のANA便と同じ体裁で、色だけ違う。このQRコードで搭乗する事になる。実際に直前になって「搭乗券」を探すのは大変。スクリーンショットでOKなので、チェックイン完了時に同時に撮っておいた方が良いと思う。
SFJのカウンター。第1ターミナルの一番南側。ここでは、荷物を預けるだけ。
手荷物検査場A(SFJオンリーでJALは不可)を通過した後、1番搭乗口は結構遠い。一番端なので。1番搭乗口。
TVのニュースワイドショーは、「オオタニサーン」。メッシさえ超える、世界のプロスポーツの最高契約で話題になった直後、いつ「ドジャース大谷」がお披露目になるのか、という話題。
搭乗開始。事前改札、グループ1・2(共にANAなどの上級会員)の次の、窓際になるグループ3で登場。今回の座席は後部の、入って右側の26F。
機内安全ビデオ。お馴染み「スターフライヤーマン」(ちゃんと見ているよね?)。
離陸はC滑走路、R/W34R。雲の切れ目から、朝日が。
離陸。東京湾の埋め立て地を見ながら右旋回するが、この日の東京は曇りがち、すぐに雲の中に入って、何も見えなくなってしまった。
パーソナルモニターに表示される、ルートマップ。
10,000mの上空は、いつも青空。多少揺れがあり、ベルトサイン消灯は、離陸から18分かかった。
キャビンの様子。
朝食を食べていないので、空港で買っておいたカツサンドを食する(食いかけでゴメン)。もう少し軽いハムチーズサンドとかあるといいと、いつも思うのだが。
食後のコーヒー。チョコレートが付くのがSFJらしい。
ビデオプログラムがいくつかあって、これは北九州市長の武内 和久氏と、「ぶちぬいてやる」のキッシーらが、北九州市内のスポットを訪ねる、というもの。背後に小倉駅を出発する北九州モノレールが見える。
他に勝野 洋&キャシー中島夫妻の豪華クルーズ船の旅、とかあるが、このクルーズ船のプログラムのラインナップとか、機内誌を眺めたりしていると、どうも「ジャパネットたかた」が前面に出てきているうだ。なお、オーディオは基本的には8月に終わったそうだが、この日はSEVENTEEN(K-POP)のプログラムがあった(SEVENTEENのラッピングのSFJ機が飛んでいる)。
機内誌には、機内限定発売のJR九州のフリーきっぷ3種類「北九州フリーきっぷ」「由布院・別府フリーきっぷ」「西九州フリーきっぷ」発売のお知らせも記されているが、残念ながらいずれも、今回の旅のプランでは、使えない…。
SFJのPRもある。
途中、東へ向かう機体とすれ違う。どこのキャリアかは解らなかった。尾翼がオレンジっぽくて、JEJU航空あたり?
中部地方は晴れ間もあった。どこらへんか、というのはちょっと解らないが。
南アルプスだと思うが、この先はまた雲が広がって、下界は何も見えなくて、解らない。
なのでいきなり端折ってしまうが、もうすぐ福岡。しかし福岡も残念ながら天気が悪そう。そのためなのか、全然気づかなかったけれど、北九州市の北の海上でクルリ一周していた。
だいぶ高度が下がって、雲の中に突っ込む。左右にぐらぐら揺れる。
雲を抜けると、雁ノ巣と志賀島、遠くには能古島を見る。この進入ルートだと、福岡のR/Wは16だ。
福岡市中心部に近くなって、JRの吉塚駅と鹿児島本線、それに福北ゆたか線(篠栗線)の高架橋を見下ろす。
着陸。右には国際線ターミナルを見る。海外のLCC勢が中心に見えた。
AMXのATR42を見る。残念ながらここでも、熊本でも撮影は叶わなさそうだ。
ほぼ定刻、福岡空港に到着。
12番スポット着。ここは、以前は第2ターミナルだった場所で、バゲージクレームが、また結構遠い。
空港ターミナル内も、近年は来るたびに様相が変わってきている。
大きく変わったのは、この展望デッキ。今回早朝の便を選んだのは、晴れていれば旅客機の撮影に充てたかったから。なのに、曇り空…というか、時々雨がぱらつく。全く持って残念。
R/W16の端が目の前なので、着陸の様子もすぐ目の前で見られる。
すぐ北側には、JALのA350-900・JA15XJ、「one world」機がいる。こういうのを見ると、本当に曇天が恨めしい。
悔しいと言えば、これもそう。タイ・ベトジェットのA320。「WOW」の意味は解らないが、こういうのも羽田では撮れないので、こういう機会に撮影したかったのだけれど。
私を乗せてきたSFJ機(JA24MC)が、042便として、羽田空港に帰っていきました。
この日の福岡はまる一日曇天らしいから、この先は、福岡市営七隈線新規開業区間に乗車するとともに、前年(2022(R4))年訪問時は撮り切れていなかった駅の撮影、それと西鉄やJRの列車の乗車に費やす事になります。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
今日もまた、新千歳空港でKE機とCX機の接触とかあったらしい。詳細はまだ解らないが、翼が破損しているように見えました。もう少し情報が欲しいところ。
JR京葉線の快速運転のスッタモンダだが、朝方上り2本の各駅停車が、快速で走る事になりました。上総一ノ宮発6時03分 → 東京着7時25分・君津発6時12分→東京着7時35分(現行のダイヤとほぼ同じ)どちらも平日・土休日共運転で、内房線・外房線内は各駅に停車。でもこれではまだ、千葉県や関係自治体の不満は解消できなさそう。京葉線の恒常的な利用者ではないヨソモノがあまりどうのこうのも言えないが、京葉線だけでも、JR東日本だけの話でもないが、長距離の路線であれば、やはり緩急のバランスを取ったダイヤ編成が、必要なのではないか。この所のJR東日本では、首都圏でも快速運転を縮小する傾向が見えていて、コロナ禍が招いた全体的な利用者の減少もあるのだろうけれど、路線によっては行き過ぎの所があるように思う。
《What's New》
15日 「砂川事件」裁判 国家賠償請求棄却判決
16日 プロ野球2軍参戦静岡球団 新チーム名“くふうハヤテベンチャーズ静岡”発表
№2733 大阪と京都 去りゆくものと生まれるものを訪ねて 2〔終〕.紅葉シーズンの叡山電鉄
急ぎ足、2日間の「弾丸旅行」となった関西紀行、2日目は叡山電鉄に行きます。なかなか面白い電車が見られるようになったもので…。
11月16日(木)
投宿先に近いオリックス本町ビルに掲げられていた、バファローズ優勝(3連覇)記念のポスター(?)。
投宿先から京阪の淀屋橋駅は、ちょっと大変だったけれど歩いて行きました。
京阪淀屋橋駅のホームに通じる階段には、西武「52席の至福」の、英文オンリーの広告がありました。次の機会には秩父にも来てね、という事か?
7時59分発特急は3000系。座る事は出来たが、やはり朝ラッシュ時とあって、京橋からかなりの混雑。通路側に座っていて、窓にカーテンがかかっていた事もあって、外の景色を眺める、という事はできませんでした。
出町柳の叡山電鉄の券売機で、一日乗車券「ええきっぷ」(1,200円)を購入して、改札を入る。
叡山電鉄の出町柳駅。左は鞍馬行、多くのお客さんが待っていました。
先に本線の電車を撮りたくて、右の単行の、八瀬比叡山口行に乗車。臨時の増便。更新されています。
終点の、八瀬比叡山口駅。普通の平日なのに、行楽客が多かったです。
残念ながら本線上は撮影がキチンとできる場所が、見当たらなかった。
そこで、以前やった事を思い出して、修学院の車庫の南側、踏切の近くでの撮影となりました。単行・2連ならうまく撮れそうなので。
1時間ほど滞在。車庫内には「きらら」902Fがいたが、この後回送で出庫して、出町柳に向かって行きました。
722号。「星屑テレパス」のヘッドマーク付き。
初めて生で見たが、この楕円形がインパクトあるなあ、の732号「ひえい」。乗車は次の機会に。
緑色の711号。
青色の723号。
700形シリーズはこの他、車庫の奥の方にウグイス色の712号車がいました。今日は動かないみたいだ。
№2724でも出した、901F「きらら」のグリーン塗装、だが、ベールのような雲が太陽を遮り、少々薄暗くなってしまいました。902F共々、また撮影にチャレンジしたい。
これを撮って、今度は鞍馬に向かいました。
市原~二ノ瀬間の、「紅葉のトンネル」。この時期の叡山電鉄は乗るのが初めてので、いつもと比べてどうだ、というのは分からないが、パーフェクトな見頃には、もう一息なのかな、という印象。それでも乗客の皆さんが、歓声を上げていました。
紅葉だけではない、里山の集落もまた見どころと言える。だからもう一度、穏やかな時期に再訪したい。
鞍馬駅。
何しろ駅前には、乗客整理のロープが一面、ジグザグに貼られている。この日は普通の平日だったが、それでも観光客の姿が多い。もちろんインバウンドも(イスラム系が多かったようだ)。土休日のピーク時、帰りは何本待てば乗れるだろう。
…という時期は、正直避けたい。でもそうなると紅葉をキチンと楽しむ事はできなくなるし、難しい…。
名物、鞍馬駅前の天狗。
駅舎の中はこんな感じで、最近リニューアルされた?
乗降は完全に分離され、到着した電車から全員降りてから、乗車の改札が始まる。たとえ「ええきっぷ」でも、車内に留まる事は出来ない。
という感じで、途中市原で途中下車しつつ、出町柳駅に戻ってきました。
これも見て頂いたが、改めて「きらら」コラボの、「星屑テレパス」のヘッドマーク。
この他、「きらら」コラボとは別に、「甘神さんちの縁結び」のヘッドマークも、見かけました。
午後は京阪三条から、京都市営地下鉄全線に乗車。正直お見せするような画像は、ほぼない。ほぼ全線地下ゆえ。特に東西線は…。
その地下鉄三条京阪駅への通路には、リニア中央新幹線の京都誘致の大きなポスター(?)を見かけました。名古屋~大阪延伸部は奈良県経由が有力視されているが、本来の計画は京都経由じゃなかったのか?みたいな事も書かれている。でも、東京~名古屋間でさえいつ開通するのか分からなくなっているのに、状況が見えていないのではないか?という印象が否めない。それに、北陸新幹線の敦賀以西の延伸が小浜~京都~京田辺ルートとなり、京都に北陸新幹線の駅ができたら、さらにリニアを受け入れる余地は、あるのか?
市バスの一日乗車券終了のお知らせの、車内吊りポスター。一般のニュースにもなっていました。
初めて、南北線の20系に乗りました。と言っても五条~京都間の一区間だけだったし、混雑していたので、今日のところは評価の下しようがない。
帰りも新幹線、となるが、できるだけ特急料金を浮かせるべく、米原間では在来線で行く事に。先に野洲行普通が来たのでこれで先行し、野洲から新快速。
米原から、小田原停車の〔ひかり658号〕に乗車。〔のぞみ422号〕(N700S系)通過待ち。
駅弁は、改札口近くの売店で買うしかない。「牛肉弁当」は、最後の一つだった。1,200円。
編成の案内。来年になると、喫煙ブースの使用が停止になる。そうなったら、どう変わるか。
小田原到着。小田原に始まり、小田原に終わった、今回の弾丸旅行でした。
こうして、慌ただしい2日間が終わりました。前回も書いたように、金剛バスは残りがあと10日、ヨソモノがああだこうだ言えないが、残念だな、という印象はあります。ともあれ最後まで無事に走り通して欲しいと願います。関西圏の電車・バス、もっと撮りたいなあ!
最後に、前回出すべきだった、毎年恒例の南海・学文路駅の入場券。今年はお守りスタイル。河内長野駅で購入しています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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国際興業が飯能エリアで走らせていた「ヤマノススメ」ラッピングバス、2月までに全車両の運行が終了、その直前直後の飯能での展示の模様は、№2598でご覧頂きました。その「ヤマノススメ」ラッピングバスが再び走る事になったと、国際興業と飯能商工会議所からそれぞれ一昨日、リリースされました(最新シリーズ「Next Summit」)。デザインや運行開始時期など具体的な内容の発表はこれから。商工会議所では今日、協賛のお願いをリリースしています(一口10,000円、から)。
《What's New》
9日 大阪「万博鉄道まつり」 5年ぶり開催
10日 阪神タイガース MVP・新人王村上 頌樹 球団史上最高857%増6,700万円で契約更改
すごいよねえ、オオタニサーン!メッシさえ越える日本人が現れるとは、正直思っても見なかった。日本一の阪神タイガースを中心に、億単位の更改が相次いでいるが、正直オオタニサーンの前には、霞んで見えてしまう(落合 博満が日本球界初の1億円プレーヤーになったの、いつだったっけ?)
こんな感じで慌ただしく西に向かったばかりなのに、明日から3日間、九州に行ってきます。これは前から決めていた事で、福岡市営地下鉄七隈線延伸部、日田彦山線「ひこぼしラインBRT」、そして南阿蘇鉄道に乗ってきます。南阿蘇は帰りの航空便の都合で、午前中に行って帰ってくるだけで終わりそうだが。とにかく今年の鉄道・交通界を代表する出来事が起きた路線の、「今」を見ていきたいと思います。明日は羽田出発の福岡行SFJ便が6時35分と相当早いので、もう寝ないと…。
№2732 大阪と京都 去りゆくものと生まれるものを訪ねて 1.金剛バス と うめきたエリア
大阪府に本拠を置く金剛自動車(金剛バス)が、今月・12月20日を持って事業を廃止する事になりました。経営悪化に加えてドライバー不足という、バス業界が全国的に抱えている問題が極端な形で表面化したケースとあって、一般のニュースでも大々的に取り上げられてきたところです。
発表が9月で、3ヶ月間の「余裕」があった事で、撮影したいな、乗りたいな、とは思っていたが、先月のシフトで連休が発生したので、天気予報も微妙だったし、何よりコストが相当かかる事になる(往復新幹線なので)からいろいろな面でしんどくなるけれど、とにかく後悔したくなかったので、急遽関西行きを決定したのでした。
あとは、逆に3月に開業した、大阪駅「うめきたエリア」を見てくる事にします。
11月15日(月)
2か月前に乗ったばかりの〔ひかり533号〕。
新大阪到着直前、阪急の淡路駅高架駅舎が見える。だいぶ高い。付近に高層ビルがないから、よりそう感じられるのかも。電車が走るようになるのは、いつの日か。
新大阪から天王寺に出るわけだが、乗車券は「大阪市内」行だから、JRに乗り継いで行けばいいはずだ。が、大阪で乗り換えなければならんし、時間もかかるので、今回は大阪メトロの御堂筋線を選択。当然まだラッシュの真っただ中で、梅田で相当混雑するが、本町で逆に、一気に空いた。
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅前の、近鉄バスのBYD製EV。
今日の目的地は富田林だが、いったんやり過ごして、長野線の河内長野まで乗り通す。両側に並んでいて、左が先発だったが、右側に乗車。
河内長野の行先表示は今も、「河内長野」と「長野」が混在している。大阪阿部野橋などもそう。
7連だったが、古市で2両切り離し、5連となる。
富田林が近づくと、右手にPLの塔が見えてくる。正直「富田林=PL」のイメージが、強かったんだけれどなあ。
富田林で上り準急の到着を待つ。この時間帯の準急は、6200系×3+6400系×2の5連が目立った(昼間は4連)。
富田林から先は単線で、急にローカル色が出てくる。
河内長野到着。今は右側の線路しか使っていない(左側は3両分くらいしかない)。南海高野線接続駅で、6300系の姿があります。
近鉄の河内長野駅。といっても今は入口だけ、通路を上がって、南海と同じ橋上駅舎からホームに降りる形態(近鉄の駅員はいる)。
一つ後の電車で、富田林の一つ手前、富田林西口で降りる。富田林市役所の最寄り駅で、金剛バス事業廃止以降の代替交通の資料が何か手に入らないか、と思ったからだった。
関係部署に案内はされたが、訪問時点では、具体的な運行に関する資料はまだできていない、という事。
路線図を渡された。といってもこれは金剛バス発行の公式のものではなく、代替交通の検討のために地域公共交通活性化協議会が作成したものなので、完全に正確なものではない(同協議会のWEBでも見られる)。これを見ると、金剛バスは近鉄長野線の東側及び南大阪線の東側にエリアを広げている事が分かります。富田林市・太子町・河南町・千早赤坂村にまたがっていて、この4市町村で協議会が造られていました(上ノ太子駅は羽曳野市だが、協議会には関わっていない)。
富田林西口駅近くの、富田林西口バス停。田舎のバスのような、チープな標柱。平日のみ5時台に1本便がある、事になっているが、この富田林循環線は運休中(とは書かれていないのだが)。この路線は代替されず、廃止。
市役所・西口駅から富田林駅だと、歩いても大した距離ではない(なお市役所は今月から順次移転しているので注意)。こぎれいな富田林駅東口広場。
各乗り場に掲げられた、事業廃止のお知らせ。
乗り場に掲げられた、金剛バスの路線案内。
なるほど、寺内町の観光ガイドもある。
やはり、金剛バスに乗らねばならない。JTB時刻表にも掲載がある、千早線・千早ロープウェイ行に乗車。11時05分発だが、だいぶ早くから②番乗り場で乗客を待っていた。最初で最後の金剛バスの旅。
この1704号車(大阪230あ1704)の車内は面白い事に、後部の公式側がロングシートになっている。ラッシュ用に収容力を増加させるためだったのだろうか。
千早赤阪村に入ると、山道という感じ。勾配がきつく、カーブも多くなる。
千早ロープウェイの終点。富田林駅からだと約40分。
乗客は少なかったけれど、と言って私一人だけになってしまった、という事もなかった。
ここには河内長野駅から南海バスも入ってきているが、南海バスは金剛山ロープウェイと呼称している。バス停は、昔のマークが見えるから、昭和の頃から使っているみたいだ。
なおロープウェイと言っても、村営のロープウェイは長期運休中で、このまま廃止の公算が大。金剛山への登山口としては機能していて、折返場は広いし、脇にはマイカー向けの駐車場も。
ここから金剛登山口バス停まで、歩いて下っていきました。その途中、行きに乗ってきた便の折返しを撮った画像が、№2729でご覧いただいたものです。
河内長野駅から来た南海バス。南海バスは平日約1時間毎、土休日は約30分毎に便があります。
そして、1時間後の金剛バス便。
金剛登山口バス停。左側にシャッターが閉じた車庫があるが、金剛バスが使っていたのか?ずいぶん大きく、富田林駅までの運賃が書かれている。
金剛登山口時刻表。「金剛タクシー」は、既に廃止になっています。1時間毎に便がある(朝晩はここで折り返し)。
千早線は、転換後は千早赤坂中学校で系統が分断され(折返場がある)、富田林側は南海バスと村営バスが共同運行、その先は村営バスのみ12往復で運行。金剛登山口折返しとなって、千早ロープウェイには行かなくなる。協議会では「当面の間代替の足はない」と記されているが、恐らくもう設定される事はないと思われる。
富田林駅に近づくと、南海バスとすれ違う。「回送」表示だったが、教習の運行だったのではないか。
事前の天気予報通り、昼前からスッキリした青空が広がってくれました。どこかで撮影を、と思いながら駅まで戻ってくると、何の事はない、駅前の信号が、絶好の撮影ポイントになってくれていました。一網打尽、とはいかなかったはずだが、大方のタイプは撮れていたと思う。来年第1回目の更新でご覧頂ければと思います。
改めて、富田林駅前。
先の南海バスが(たぶん千早赤坂中学校前から)戻ってきた。が、駅前広場には入らなかった。南海バスは、富田林市の西側の住宅地に路線があるが、駅前に入るのは初めてになる(はず)。
金剛バス唯一なのか?中型車。しかも日産ディーゼル。大型は全部三菱ふそうらしい(昔はいすゞもあったようだ)。
この広場の片隅に、富田林営業所があります。バス1台分が突っ込めるスペースがあります。ドライバーの点呼もここで行われるよう。別に定期券・回数券発売窓口もあります。見ていると、通常はバスは乗り場で乗車扱いを行っている最中も、ドライバーはその場を離れて、営業所の中で待機している事が多いよう。
15時を過ぎて、富田林を後にします。金剛バスとは、これでお別れ。
近鉄道明寺線で、柏原に立ち寄ってみます。道明寺からのワンマン2連。
柏原駅は橋上駅舎になったが、駅員はJR西日本だけ、というスタイルは変わらない(ICカードリーダーがホームにある)。もうすぐ全て引退、という201系が、大和路快速221系の通過を待つ。
夜になって、久宝寺からおおさか東線に乗ります。平成最末期の2019(H31)年4月1日に乗って以来。もちろんうめきたエリア延伸後は初。車両が221系になりました。
今の221系では、こんな表示が出る。久宝寺は大和路線(関西本線)とホームが共用で、大和路快速が天王寺経由で大阪に向かうので、誤乗が発生しないか、少々気になる点ではあります。
暗くなってしまって見苦しいが、貨物列車とのすれ違いもあります。
新大阪を過ぎて淀川を渡ると、JR京都線(東海道本線)と別れ、左手にちゃやまちアプローズを見る。これは新鮮。
久宝寺行とすれ違って、地下線へ。
大阪駅「うめきたエリア」に着きました。
京都・久宝寺方面(上りホーム?)の、発車案内表示。うめきたエリアは2面4線だが、㉑番線…〔はるか〕関西空港行・〔くろしお〕和歌山方面行、㉒及び㉓番線…おおさか東線、㉔番線…〔はるか〕〔くろしお〕京都行。
ホームにある構内案内図。
㉑番線のみ、フルスクリーン式のホームドアが設置されています。
ちょっと柱で分かりづらくなってしまったが、戸袋部分も稼働するのが、大きな特徴。今のところは基本的に特急だけのはずだから、フル稼働という事には、なっていないと思われるが。
㉒番線は、そんなに発着はまだないかな?直通快速が使用しているようだが、この19時35分発奈良行は、はっきり言って…ガラガラだった。
最後に、地上に出て、大阪駅の地上部全景。手前に大阪シティバスのデマンド車両が見えるが、回送ではないだろうか。
という事で、慌ただしくも、金剛バスとうめきたエリアを見て、乗ってきました。金剛バスは残り2週間を切ってしまったが、最後まで事故もトラブルもなく、ラストを迎えて欲しいと願います(それには我々の協力も必要)。逆にうめきたエリアは、まだまだこれから、かな…。
明日(11月16日)はまた晴れのち曇り、という微妙な空模様だが、京都に行く事にします。
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国際興業が飯能エリアで走らせていた「ヤマノススメ」ラッピングバス、2月までに全車両の運行が終了、その直前直後の飯能での展示の模様は、№2598でご覧頂きました。その「ヤマノススメ」ラッピングバスが再び走る事になったと、国際興業と飯能商工会議所からそれぞれ一昨日、リリースされました(最新シリーズ「Next Summit」)。デザインや運行開始時期など具体的な内容の発表はこれから。商工会議所では今日、協賛のお願いをリリースしています(一口10,000円、から)。
《What's New》
7日 楽天グループ 楽天銀行株 606億円で売却発表
8日 旧ジャニーズ事務所 マネージメント新会社社名「STARTO ENTERTAINMENT」発表
№2717 山陰~北陸~東海 JR西日本のローカル線を追う 5〔終〕.湖西~草津~関西本線 大回りで帰路に
3日間の山陰~北陸~東海の、主にJR西日本の路線を巡る旅も、最終日となりました。
最終日は、ローカル線…とは呼びにくい路線が中心になるが、名古屋まではストレートに北陸本線~東海道本線…ではなく、大回りして帰路に就きます。湖西線も草津線もまた、久しぶりなもので。
9月 5日(火)
改めて、現在の敦賀駅。新幹線駅は開業しているが、在来線部分はどう変わっていくだろうか。左手のバスは、敦賀海運。
在来線ホームから、西側を見る。新幹線の、本線の高架橋は、現在は行き止まり。
金沢からの〔しらさぎ2号〕が到着。この方向から来る特急は、見納めになる。新幹線高架橋との組み合わせは、今のうち。
敦賀7時17分発、近江今津行4842Mで出発。と、ちょっと早いのだけれど、湖西線の近江塩津~永原間は、普通列車はこの後は2時間以上空いて、9時23分(姫路行新快速)になってしまう。ホテルが駅前で良かった。クモハ521-5の2連。側線には521系3次車がいて、顔つきの違いが分かる。
出発すると、すぐ左手に、新幹線の敦賀基地を見る。
この後ループ線を経由して滋賀県に入り、近江塩津へ。学生が多くなる。
湖西線に入って、遠くに余呉湖を見る。
近江中庄付近。この辺は、田舎だ。
近江今津駅。2面4線の高架駅。改札付近は狭いし(学生が多かった事もあるが)、ちょっと殺風景。
駅前の、湖西線の利用の促進を図ろうという看板、だけど、「乗って増やそう湖西線ダイヤ」とか書いてあるが、一昨年秋の改正で、逆に減ってしまっている(近江今津折り返しを近江舞子折返しに短縮)。
一昨日通過した小浜までは、西日本JRバスの若江線が運行されている。日中は新快速と接続。昔は近江今津側も小浜側も、もっと路線が多かったのに、今ではこの本線1本のみ。
京都行1815Mと接続。右の223系4連(1806Mで着いた所)。
敦賀の521系は、新幹線が開業したらどうなるのか。今回乗車した区間も含めて、敦賀より西はもう全区間直流で、交直両用形式を走らせる必要はなく、全面的に運用を変更する事になって、この並びは見られなくなるのではないだろうか。
(ちなみに新幹線開業後、JR西日本の在来線で交流電化区間は、七尾線の津幡から一部区間のみ、になる)
敦賀行とすれ違う。湖西線は「本線」ではなくても、本線以上に高規格だ。
北側は天気があまり良くなかったが、南側は快晴に近い。琵琶湖も美しく見える。
山科で下車し、琵琶湖線(東海道本線)に乗り継いで、草津へ。草津はまた曇りがち。どうもこの3日間、天気は不安定だ。
草津からの草津線5336Mは、221系更新車の4連。行先表示は白色LEDで、種別幕は幕のまま。
先頭のクモハ221-38に陣取る。113系が淘汰されたばかりだが、「アーバンネットワーク」においては、221系が113系のポジションを継ぐ事になるのだろう。
石部で草津行と行き違い。この列車の先頭乗務員室には技術関係(保線?)の職員も添乗していて、前面ガラス部に何やらカメラのようなものを張り付けている。
草津線もローカル線、ではあろうが、さすがに「アーバンネットワーク」の電化路線、線路の整備状態は良く、80㎞/hは出る。
貴生川の信楽高原鐵道。この鉄道ももう何十年も乗っていないし(たぶん、衝突事故の慰霊碑が完成した日が最後)、車両が再度代替わりしているので、近江鉄道共々再訪したい。線路は、草津線とは完全に切り離されている。
駅付近は人家が多いものの、貴生川より南側だと、さすがにローカル色が濃くなる。
関西本線と並んで柘植に着くが、明らかに草津線の方が、関西本線より規格が良いなあ。
柘植駅。
柘植駅の、現在の時刻表。ローカル然とした駅だが(ただし駅員は一応いる)、3方向とも、日中も1時間間隔のダイヤで、利便性は決して悪くない。
亀山行230D。キハ120の2連で、前後同じタイプに見えるが、先頭の12がロングシート、2両目の306はセミクロス。
関西本線は4年前の4月1日、あの新元号「令和」発表の日に乗って、それ以来です。
亀山到着。一昨日の岡山から延々とJR西日本の在来線を乗り歩いたが、ここで終わりになります。
反対側にはJR東海・紀勢本線の新宮行923C(キハ25×2)がいて、乗り換える乗客も、案外多い。
亀山駅。ここはJR東海の駅。駅前からはシャープ亀山工場や、近鉄鈴鹿線の平田町駅などへ行く三重交通バスが発着。
構内には315系の姿もありました。
名古屋行快速2304Gは313系の2連(クハ312-1311+クモハ313-1311)で、当然ワンマン。ある程度315系の導入が進むと、ラッシュ時も含めた名古屋~亀山間の電車列車は全部、ワンマン運転という事になるのか。
南四日市で見かけた、伊勢鉄道。
眠くて、桑名あたりまではほとんど寝ていた。
春田で運転停車し、下り普通321Gの待ち合わせ。
というのが、イマイチなんだよなあ。快速が普通の到着を待つ、というのはちょっと違う…。前にも書いたが、今は民営化の時点とは比べ物にならないくらい運行本数が多くなっているので、特に八田付近は高架化と同時に複線化、はできなかったのだろうか?
その八田を過ぎると、キハ85系が何本も留置されたまま。これから順次西浜松に回送され、解体という事になるのだろう。
名古屋に着きました。今の名古屋駅の、改札口付近の発車案内表示。運行状況に応じて、多目的な表示ができるようだ。
最初は名古屋からそのまま東に向かうつもりだったが、名古屋はまた晴れ。
そうだ、岐阜のバス(岐阜バス)を、この数年撮りに行っていないよなあ。時間にある程度余裕があって、1時間位なら撮影に充てられそう。空模様に確信は持てないが、ともかく行って見ようという事にして、大垣行の快速に乗り込みました。
その結果は、先日本体の方で公開させて頂いた通りです。一網打尽とは行かなかったが、ある程度満足できる撮影ができたのではないか、と思っています。
これも先日ご覧頂いたが、駅前には、旧名鉄揖斐線のモ510形が静態保存されていました。ピカピカできれいです。しかし、名鉄の600V電化路線が全部廃止になって、もう18年か。
岐阜のヒーロー、織田信長の像。キンピカ。
もっと長くいても良かったが、帰りは「普通」列車オンリーで、この日のうちに自宅に帰り着くためには、そろそろ岐阜を発たねばならない。13時53分発新快速2336F。
〔しらさぎ9号〕。681系6連。新幹線開業で、大変動が予想される。
EF65だ!「国鉄色」復刻だったら、ナンバープレートもクリーム色にして欲しいなあ。
琵琶島では同じ方向に向かう貨物を追い抜く。
名古屋を発ってしばらく行くと、貨物列車の右に中央本線315系、左には名鉄5000系のそろい踏み。
東海道本線はいつもながら、貨物列車の姿が多い。
相見駅は開業から、もう11年も経つのか。高層マンションが立ち並ぶようになってきた。
豊橋からの976Mは311系。JRになって初の新形式車両だが、こちらもそろそろ引退が近いか。老朽化に加えて、4両固定編成が使いづらい、という事もあるかも。
その車内。デビュー当時から、ほとんど変わっていないようだ(車いすスペースが設けられた程度か)。
西浜松は、今は211系の解体が行われているよう。もったいない気がしないでもなく、311系共々、JR他社も含めた譲渡先、はないものでしょうかねえ?
浜松では、すぐにホーム反対側から接続する840Mは掛川止まりなので、その次の、熱海まで直通の460Mに乗ります。右の211系3連。
この熱海側に、313系3連が増結。6連で熱海に向かう。
相変わらず、貨物列車が多い。幹線とローカル線では、線路の規格の違いが歴然。
静岡近くでは、富士山が目の前にはっきり見えました。
が、富士の近くでは、雲に隠れてしまっている。青空が長続きしない。
丹那トンネル。
熱海でE231系を見ると、ついに帰ってきたなあ、と、いつもながらの感慨がわいてきました。今のホームの表示はカラフル。
これで3日間の旅は完結、21時前には自宅に帰って来れました。
JR西日本に限らないが、やはり幹線とローカル線の格差は、特に地方部ではあまりに大きいと、改めて実感させられました。もともと沿線の人口、ひいては日常的に鉄道を利用する人が都会より少ない、という状況に置かれている(こんな事今さら言うまでもない事だが)以上、特急・急行がない、かつてはあっても廃止になったとかで都市間輸送がなくなると、地域の足としてだけでは、支えるのが非常に難しくなる、というのはJR各社が公表している各路線の運営状況から見ても、明らかだと思います。むろんJR各社の経営努力というのも必要だろうが、それだけではもう支えきれない路線も多々あるのは、間違いないです。といって廃止になったら困ってしまう、という人々が少なからずいるのも事実だが、沿線の行政、場合によっては国政も、地方の公共交通をどう維持するのか(鉄道だけでなく)、関係者皆で考えなければならない事だろうと思います。JR西日本のローカル線に関しては、来年前半も、中国山地を走る路線に乗って、現状を確かめてみたいと考えています。
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前回の予告通り、「TOKYO MOBIRITY SHOW」に行ってきました。この手の「ショー」に行ったのは、初めてでした。仕事帰りなので「アフター4」チケット利用、16時過ぎの入場だったが、人多かったです。わき目も降らず、「エルガEV」を中心に商用車ブースを見てきました。エルガEVは一般の関心、高かったですよ。ただ正直な所、実用化にはあと数年かかるのでは、という感触を持ちました。まだ基本的なスペックのほとんどが数字となって公表されていないし、走行ユニットやバッテリー等も公開されていないし、何より、どんな形であれ、いつ実際に走行する姿を見る事ができるのか、という点が定かになっていませんでした。中国勢の台頭に加えて韓国・ヒョンデのEVの発売という話もあるし、これ以上は時間をかけられないとは思うのだが。もう少し詳しい感想は、来月書く事にします。バスは結局、全体でエルガEVだけでした。少々寂しい。
《What's New》
26日 中国大手不動産「碧桂園」債務不履行 クレジットデリバティブ決定委員会判断
27日 池袋暴走事故 1億4600万円余り 賠償命令
28日 臓器移植法の脳死判定が1000件 日本臓器移植ネットワーク発表
日本シリーズ第1戦はこの記事の更新の直前、阪神の勝利で終了しました。「阪神なんば線シリーズ」として、鉄道ファンにも注目の今対戦、明日以降はどうなる?
№2716 山陰~北陸~東海 JR西日本のローカル線を追う 4.転換間際の北陸本線と 越美北線のいま
この日の後半は、北陸本線で福井に向かい、越美北線で九頭竜湖まで乗って、そのまま折り返して帰ってきます。越美北線も去年乗りたかったが、台風による混乱で乗れずじまいになってしまいました。そして、北陸新幹線・金沢~敦賀間が開通すると、北陸本線は並行在来線として、第3セクター鉄道に転換される事になる。福井県内は「ハピラインふくい」に転換されるが、という事は、JRの乗車券、ひいては「青春18きっぷ」では乗れなくなるので(特例措置が造られるだろうとは思うが)、「青春18きっぷ」で福井に行ける今年のうちに、何としても乗りたい、と考えていました。
この日は敦賀に宿泊。駅近くのホテルで大きなバッグを預かってもらい、身軽になってふくいを目指す。
敦賀駅の改札口。ICOCAエリアなので自動改札機も入っているが、古めかしくて少々狭い。新幹線開業後は、在来線改札も何らかの手が入るのだろうか。金沢行〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕の表示も、間もなく見納め。
新幹線敦賀延伸が来年3月16日と確定、イコール北陸本線の第3セクター移管も確定。という事で、定期券の発売は、徐々に制限されていく事になる。福井方面は、まもなく6ヶ月定期の発売が終了、という段階。
北陸本線1241M。クモハ521ー47の2連。北陸本線のダイヤが少々乱れがちで、この編成は発車間際の入線になった。どこにどう並べば良いのか分からない乗客が大半。ホームは長く、しかし列車は短いのに、大都市のような乗車目標が、ホームにない。待ち人が多いのに。
現在の、北陸関連のICOCAエリア。
いきなり端折ります。福井駅到着。右側は、後を追ってきた〔サンダーバード17号〕。
「サンダーバード」の名前自体は残るようだが、「金沢」の表示との組み合わせは、あと半年で見られなくなる。
越美北線725Dが出発する2番ホームは欠き取り式で、改札口からの階段から相当遠い。新幹線開業後は特急がなくなり、ホーム運用に余裕が出るはずだから、もっと階段から近い位置に発着させるよう、改善されるべき(ハピラインの判断にも拠るだろうが)。
越前花堂の手前で北陸本線と別れ、新幹線の高架下をくぐると、しばらくは平穏な農村地帯。
簡素な無人駅が続くが、一乗谷駅はかなりデコっていた。去年、県立の「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」(後方の建物)のオープンに合わせてリニューアルされたようだ。一乗谷は、一時は明智 光秀が隠遁生活を送っていた場所でもあって、3年前の「麒麟がくる」では、たいそう賑やかな街として描かれていて、少々びっくりしたものだ。博物館を訪れる人が、越美北線を利用してくれるようになるといいのだが。
2004(H16)年7月の豪雨災害でここから美山の間が約3年不通になり、西日本JRバスによる代行輸送が行われて、撮影もした(本体にキュービックの画像を出しています)。だから一乗谷駅に降りているはずなのだが、どうも駅の記憶がないなあ。
その豪雨災害で流出した、第七足羽川橋梁。まだ真新しく見える。
山間部にある美山駅。ここは行き違い可能。途中の越前東郷駅も行き違いができていたが、今は棒線化。
次の越前薬師駅の、待合室に掲げられている時刻表。下り8本・上り7本のみ(1往復は工事運休日あり)。
越前大野駅を出発。越美北線の中間では、一番大きい駅。
次の越前田野駅の先で交差する、大野油坂道路。この区間(大野~勝原間)は、3月19日に開通したばかりらしい。中部縦貫自動車道の一部でもあり、将来的には高山を経由して松本まで結ばれるらしい(一部は東海北陸自動車道と共用)。それがいつになるのかは分からないが、こんな高規格道路が開通しているようでは、貧弱なローカル線ではどこまで太刀打ちできるものなのか。
再び山間部になって、勝原駅。ここまでは1960(S60)年12月15日に開通。
この先九頭竜湖までは、ちょうど12年後の1972(S47)年12月15日の開通でした。まだ開通して50年ちょっと。
いきなり、長大トンネルに差し掛かる。全長5,251mという荒島トンネル。
越前下山駅。
この区間は、昭和40年代以降建設の路線の特徴として、ローカル線ではあっても、ある程度は規格が高くなっています。長いトンネルが多いし、踏切がない。
終点の九頭竜湖駅。今はこんな大きな駅舎なんだ。民営化直後に、この建物になったらしい。
駅前のバス停。大野市の市営バス。
ここでまた、年齢がバレる画像を出すが、これは1986(S61)年9月17日の撮影です。殺風景な無人駅でした。駅前にいる国鉄バスは、美濃白鳥から着いたいすゞBAナローです。この日は、当時はまだ長良川鉄道に転換する前だった越美南線で美濃白鳥に着いて、このバスに乗り継いで到着したものでした。国鉄バスの営業所は美濃白鳥にもあったが、これは大野〔営〕の車両です。当時は大野市にもある程度、国鉄バスの路線がありました。
ホームも簡素でした。キハ23+キハ20形の2連。
今の九頭竜湖駅ホーム。以前もご覧頂いたが、ホームは結構デコっていたが、列車は短くなりました…。
今の九頭竜湖駅は、簡易委託駅で、乗車券の発売もあります。「道の駅九頭竜」が隣接していてそれなりに賑わっているようだが、「道の駅」と称する通り、鉄道の方は向いていないかも知れない。これが鉄道の利用に結びつくかは、ちょっと…。
九頭竜湖駅の線路の終端。本当なら油阪峠を越えて、越美南線と結ばれるはずだった(国鉄バスはその先行の要素があった)が、もはやその可能性はなくなり、バスも廃止となって、公共交通で九頭竜湖から美濃白鳥を目指すのは、不可能になってしまいました。
滞在時間わずか10分、折り返し726Dで、福井に戻ります。
行きは全く行き違いがなかったが、帰りは美山で、越前大野行727Dと行き違い。
一乗谷駅の近くの、西山光照寺の跡。
越前花堂駅の先で北陸本線と合流し、福井に戻る。越美北線は、全線が戦後の開通の比較的新しい路線だが、やはり北陸本線とは違いすぎるな、というのが実感。
越美北線も利用状況が悪く、近年は常に廃止のうわさが立っているようです。列車の本数が少ないし。少なくとも、福井~越前大野間の利用がもっと増えないと、確かに先行きは厳しいかも。仮にも大野は「市」なのだし、かつては旧京福電鉄の路線もあったほどで、もう少し利用が多くても良さそうなものだが、先の通り高規格の自動車道が開通すると、ローカル線は一気に苦しくなるね、という事になる。その辺はJRだけでなく、関係自治体も考えて欲しい。
さて、敦賀へ戻る事になるが、「青春18きっぷ」だし、JR西日本時代に乗るのは、たぶん最後になるはず。なので、途中下車もしてみました。
福井からすぐに接続する北陸本線1244Mは武生止まり。
なのでその手前、大土呂で降りてみました。もちろん無人駅だが、この後帰宅の学生で賑わう事になります。
次の246M(ちなみに521系の4連で、今回乗車したJR西日本の在来線では初めて、車掌が乗務していた列車になった)に乗ったら、武生付近は土砂降りになってビックリ。今庄付近では止んだが、スマホのニュースアプリの気象情報を見たら、発達した雨雲がちょうど、武生付近にかかっていたのでした。
南今庄でも降りてみました。ホームに待合室があるだけの、さらに簡素な駅(ただし手前の青い小屋にICカードリーダーがある)。駅付近には人家はなく(集落はかなり離れている)、特急が行き来していても、「秘境駅」の装い。
もうすぐ見納め、JR西日本スタイルの駅名標。ハピラインになったら、どんなデザインになるのか。
〔サンダーバード36号〕。683系もここでは、見納めだろう。683系はまだしも、681系はどうなる?相当廃車が発生する事になりそうだ。
この後の250Mで、敦賀に戻ってきました。途中通過の北陸トンネルは13,870mあるが、現在のJR以外のトンネルの最長は、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインにある頸城トンネル(11,353m・中間に筒石駅がある)。なので、この区間がハピラインに転換されると、北陸トンネルはJR以外の鉄道で最長のトンネル、という事になります。どちらも、北陸本線の抜本的な改良の副産物として生まれたトンネルでした。
最後に、敦賀を発つ時には見落としていたのだけれど、正式に来年3月16日開業と謳った、北陸新幹線敦賀延伸のポスターがありました。
翌日の最終日は、湖西線・草津線・関西本線経由で名古屋に出て、東海道本線の普通列車乗り継ぎで帰ります。
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京急・京成・北総・東京都(浅草線)は昨日、11月25日のダイヤ改正に関するリリースを出しました。
京急 … 〔イブニング・ウイング14・16号〕は「Le Ciel 」4連による品川→金沢文庫間の設定となり、8連の快特に併結するスタイルとなる(京急蒲田・京急川崎・横浜ではドアが開かず、乗降はできない)。土休日の「ウイングシート」は、運用開始時刻が繰り上がる一方、昼以降は60分間隔の設定となる。平日朝ラッシュ時の上り快特(「B快特」)のうち1本を、全区間特急の運行に変更。下り堀ノ内→浦賀間特急を神奈川新町始発に、羽田空港→京急蒲田間普通を金沢文庫行急行に延長。土休日23時台に羽田空港発品川行急行・金沢文庫行特急を増発。「エアポート急行」→急行に変更(停車駅変更なし)。
京成 … 成田空港22時40分発〔スカイライナー〕を増発、22時台は20分間隔で出発。成田空港発夜間の通勤特急は快速(京成上野行)に変更。この他利用状況に応じて運行本数を見直す他、一部列車の時刻・運行区間・種別を変更する。京成は全線時刻表を発売(11月16日から 600円)。
北総 … 前回改正で新規設定した新鎌ヶ谷折返し列車のうち、平日2往復・土休日6往復を矢切まで延長、東松戸からの武蔵野線利用の便を測る。
都営地下鉄浅草線 … 一部列車の時刻・行先・運行区間を変更。
全容は11月中旬にならないと分からないようだが、特に京急はコロナ禍以降、〔イブニング・ウイング〕の縮小が目立ちます。他社では、ライナー列車はむしろ拡充傾向にあると見えるのだが、京急は朝方上り(B)快特も減少しているし、ラッシュ時の利用の減り方が、他社以上に大きくなっている、という事なのか?
いすゞは今日、待望されていた国産EVノンステップバス「ERGAEV」を発表しました。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で公開します。これまで同社の、ショーの特設サイトでは1台がシークレットになっていて、これがEVバスだろうと思っていたのだが、やっぱりね、という所です。一般公開初日の土曜日に、見に行く予定です。
(発売は2024(R6)年度を目指すとしている)
伊予鉄道市内線の「坊ちゃん列車」が、来月から当分の間、運休になります。ご多分に漏れず、運転士不足が理由としています。
《What's New》
23日 日本大学への補助金 3年連続全額不交付 日本私立学校振興・共済事業団決定
24日 IAEA 福島第一原発調査 処理水放出開始後初
25日 「性別変更」特例法の規定は憲法違反 最高裁判断