№2891 小浜線と樽見鉄道 欲張り紀行のはずが 3〔終〕.久々に樽見鉄道

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 11月26日の続きです。何とか米原までたどり着きました。ここからはほぼ、当初の想定通りに行けそうです。

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 米原からは想定より1本早い、12時30分発のJR東海216Fに乗車。クモハ311-3×4連。

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 車内はデビュー当時からほぼ変わらない。車いすスペースが設置された程度だろうか。この車両は、車内の車番表記が剥がされていた。

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 運転士の運行時刻表はタブレット端末。
 雨は降っていないが、こちらも風が少々強くて70㎞/h制限、駅毎に少しづつ遅れていく。車内は元々空いているうえに、滋賀県内は全く乗降がなかった。

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 毎度毎度関ヶ原のこの看板を見ると、特に大河ドラマのシーンを思い出す(関ヶ原が書かれなかったドラマもあるが)。石田三成だったら田中 圭、山本 耕史、中村 七之助、徳川 家康だと寺尾 聰、内野 聖陽、阿部 サダヲ、風間 俊介、去年の松本 潤といったメンツの顔が浮かんでくる。

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 大垣駅到着。樽見鉄道に乗り換える前に、いったん改札を出て、北口のコンビニに行く。自由通路から見た構内。315系4連の姿がある。
(大垣~米原間ワンマン運転の計画があるが、とりあえず来春の改正では行われない?)

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 樽見鉄道も一時は割と頻繁に通った鉄道だったが、いつの間にかご無沙汰してしまった。今日も、樽見まで往復するだけ。樽見行21列車、だが、この列車は本巣で車両交換になる。ハイモ295-516、「モトスミライ号」。

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 次の東大垣を発つと、後方から貨物列車が迫ってきた。抜かれる直前に分かれていく。

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 樽見鉄道は貨物列車も走っていたので、線路の状況は比較的良いほうか。

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 本巣の手前、立体化で高架化されている区間も。

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 本巣到着直前、旧名鉄揖斐線の築堤を見る。太陽光発電パネルが並んでいるようだ。
 本巣で車両交換。先にこの駅が目的地の乗客を降ろすが、樽見方面へ行く旅客はしばらく待つよう指示される。反対側には大垣行22列車がいて、これが出発した後、車庫から出てきた車両が据え付けられ、それから乗り換える事になる。

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 本巣駅。

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 今の樽見の駅名標は、車体のカラーを模したものになっている(肝心の車両はラッピング車が大半だが)。駅ナンバリングも。
 本巣からは、旧国鉄首都圏色のハイモ295-315になる。

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 一転して農村地帯になる。
 谷汲口からは団体?が乗り込んできて、突然賑やか、というか騒がしくなる。ロクに外も観ないで、ペチャクチャおしゃべりばかり。

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 樽見到着。団体客は駅前にいた観光バス(谷汲口からきて追い抜いていったようだ)に乗り換えていった。これで「ローカル線に乗った」などと自慢、できるのかねえ…。樽見鉄道にとっては上客、だろうが。

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 車内の窓上には転換前の、国鉄樽見線時代の写真が並べられている。キハ55(または26)、か。
 川を何度も渡るが、神海~樽見間は比較的新しい路線なのでトンネルが多く、ややせわしないのは仕方がないか。

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 本巣に戻ってきて、23列車と交換。向こうも本巣で車両交換になり、この後樽見行が入線する事になる。

 というわけで、久しぶりにしては、少々慌ただしい往復になってしまった。天気も悪かったし。新車両を撮っていない。次は晴れの日に訪れたいが…。

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 東海道本線の特別快速で、名古屋に向かう。

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 名古屋駅の1番線はリニアの工事で閉鎖されているが、期間限定でラーメン店になっているらしい。

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 名古屋からは、小田原停車の〔ひかり658号〕。東海道新幹線区間に収まる列車だが、JR西日本編成。5号車の785-4320に乗車。

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〔ひかり〕は自由席が5両あるし、名古屋での入れ替わりもあるから、普段は窓際への着席も容易だ(早めに並ぶ必要もあるが)。

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 名古屋で買っておいた、みそカツの駅弁。

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 小田原18時38分着。この列車からだと、18時50分発の湘南新宿ライン籠原行への乗り換えは余裕、なのだが。

 こうして、この日は20時少しすぎには自宅に帰ってこれました。
 実は!翌11月27日水曜日、夜な夜なまたも福井に向けて、出かける事になるのです!
 まったくもって何を考えているのやら、だが、この3日間の旅は、来週書く予定です。北陸新幹線、乗りました。

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《What's New》
14日 アメリカ海兵隊 沖縄駐留100人 グアムへ移転開始の声明
15日 TPP イギリス正式加盟
16日 横浜国際プール再整備計画案 横浜市提示 メインプールは廃止
 アーティストの久里 洋二氏が先月亡くなっていた事が明らかになります。ご冥福をお祈りします。多彩な活動をされていたようだが、交通関係ではやはり、相鉄6000系「ほほえみ号」、ではないですかね?6000系は鋼製車体だったし、当時は現代のアニメ等の列車のようなラッピングの技術もなかったから、車体をそのまま塗装する事になって、大変な手間ヒマもかかったと思うが、相鉄では後の「緑園都市号」(柳原 良平氏)「アートギャラリー号」(池田 満寿夫氏)と続いていく事になります。そう、この3本をデザインした御三方、皆いなくなってしまった事に、なりますね…。

№2890 小浜線と樽見鉄道 欲張り紀行のはずが 2.小浜線 またも強風で運休

 JRグループの、来年3月15日ダイヤ改正がリリースされました。来年は万博開催なので、新大阪~桜島間の〔エキスポライナー〕運行とかの話題もあるが、(日本最東端の駅)東根室駅廃止、というのが、一部の人にとっては、ひょっとしたら大きいかも?他に第3セクター鉄道(特に新幹線の並行在来線転換鉄道)や小田急などがリリースしているが、来週まとめて書きます。

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 翌日、去年と同様、小浜線に乗って敦賀へ抜けよう、と思っていたのだが…。

11月26日(火)

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 朝の西舞鶴駅。手前のバスは京都交通だが、親会社になっている日本交通からの移籍車両のようだ。

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 京都丹後鉄道の車庫には、稼働を開始した元JR東海のキハ85の姿が。

 なんてチンタラ過ごして運行状況を確認しないから、痛い目に合う。西舞鶴へ行こうと改札口に向かうと…。

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 なんと、小浜線は強風で、不通!
 前にもあったな、こんな事。あの時は小浜線だけでなく京都北部全体が悪天だったが、この日は舞鶴線は普通に走っていたから、油断してしまった。

 運転再開は15時の見込み、ではお話にならない。引き返す以外ないが、乗車券どうしよう?まだ敦賀経由で米原まで残っているのに。とにかく西舞鶴に居残りするわけにもいかず、〔まいづる4号〕に乗り込む。

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 それにしても西舞鶴駅、駅員はいないし、小浜線不通と書かれたボードさえない。改札上の表示をキチンと見ないと分からないとは…。都会とは大違いだ。

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 乗車券に関しては、今回は(再来年廃止と発表されている)連続乗車券を保有しているが、車掌が最初の券片に、西舞鶴から先は不使用の証明をする。そのあと駅で払い戻しを受けるように、と指示された。JR西日本の区間であるうちに受けておいた方が良さそう。その後東舞鶴から京都経由で米原までの乗車券、特急券も購入(当然座席は指定されないが、この列車も空いていた)。

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 乗車券は米原まで通しだが、昨日と同じ京都経由というのもつまらん。多少の損は承知で、嵯峨嵐山から寄り道する。亀岡で普通電車1230Mに乗り換え。

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 クモハ221-31の前頭部には、湖西線50周年のヘッドマークがついていた。共通運用なのか。

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 亀岡付近も、だいぶ京都の都市圏にふさわしい姿になってきたようだ。243Mとのすれ違い。

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 それはやはり、保津峡付近の抜本的な近代化によるところが大きいはず。風光明媚な車窓は失われたが、都市鉄道として脱皮するには、当然の方策だった。

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 嵯峨嵐山で下車。当然の如く、観光客が多い。嵯峨野観光鉄道乗り換え客が大半のよう。曇り空が残念だなー。

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 ほぼすぐ目の前に、嵐電嵐山駅。
 やがて現れた四条大宮行は2連だった。通常の平日の10時台は単行になるが、やはり観光シーズン真っただ中だからだろう。
 その2両目は、江ノ電色の613号車。

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 今年は姉妹提携15周年という事で、いろいろイベントが行われている。

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 座席のモケットも、あらんとえのんのツーショット。

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 壁部には写真も。その上には東映太秦映画村の広告があるが、なんでエヴァ?

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 嵐電天神川で降りた。走り去る613号始め2連。
 これもいつかキチンと撮りたいし(そういえば、新型デビューはいつ?)、それ以前に江ノ電の嵐電色を撮らないと…!

 太秦天神川から地下鉄東西線で山科へ移動する、と…。

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 琵琶湖線(東海道本線)も乱れている…。11時05分発の米原経由近江塩津行新快速は、本来なら出発している時間だったが、25分の遅れ、と表示されている。また湖西線も強風の影響が出ていて、普通列車は和邇折り返し、〔サンダーバード〕は米原経由になっていた。どうも小浜線も湖西線も、やむなしとはいえ、風に弱いなあ。
 この11時05分の新快速に乗らないと、米原から想定のプランに乗れなくなり、樽見鉄道はあきらめざるを得なくなる。どうしても乗らないと。とはいえ多少時間があったので、先の乗車券の払い戻しを、ここで受ける事に。
(東舞鶴から〔まいづる〕で、結果的にはセーフだった)

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 地下通路には、京都への観光は山科・地下鉄東西線経由の検討を、みたいな事が書かれたポスターが貼られていた。京都駅の混雑を分散させる狙いで、〔はるか〕の山科延伸も、その一環だ。

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 山科駅のホームから下り方を見る。このあたりに、〔はるか〕が使用する引き上げ線が新設される。

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 同じ223系だが、左が琵琶湖線・右が湖西線で、仕様の違いが分かる。

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 上り列車線は〔サンダーバード〕が通過しようとしているが、この外側は、今は保線用の車両が使用する線路が敷かれているようだが、この部分に新しくホームを造る、としている。完成すると、米原方面への新快速などが使用する事になるのだろう。

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 しかし今日の新快速3440Mは、電車線を経由してやってきた。列車線を貨物列車や〔サンダーバード〕のために空けておく、という事だろうか。

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 石山ではおお、「光る君へ」ラッピング電車を見た。次の日曜日(12月15日)で完結するが、なかなかスキャンダラスな大河ドラマだった、と思う(一方で三谷 幸喜的なテイストも感じたが、皆さんはどう思います?)「光る君へ」は石山寺が何回か出たが、4年前は反対側の坂本が舞台の一つだった「麒麟がくる」で、石山坂本線はアニメのみならず、大河ドラマにも縁が深いものだ。

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〔サンダーバード〕とすれ違う。〇〇号というのは分からんが、先頭の3両は681系だ。

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 草津からは複線となり、貨物列車ともすれ違う。

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〔サンダーバード〕ともすれ違う。これは683系の固定9連。

 こんな感じでドタバタしながらも、米原にたどり着きました。米原も天気は良くないが、この先は普通に走ってくれそうです。この先は次回。

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《What's New》
12日 京成本線千住大橋駅高架 横断歩道上に鉄骨落下
13日 中国サッカー元代表監督に懲役25年 約25億円の贈収賄に関与
 京成の方はまだ原因がよくわからないが、鹿児島の貨物列車の脱線もあり、鉄道業界は何か落ち着きを失っている気がする。繰り返しになるけれど、どの鉄道も今一度足元を見直さなければならないのではないか?


№2889 小浜線と樽見鉄道 欲張り紀行のはずが 1.宵闇の〔のぞみ〕+〔まいづる〕で西舞鶴へ

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 11月2回目の「弾丸旅行」は、小浜線と樽見鉄道を両方乗る、という、少々欲張りなプランにしました。が…。

11月25日(月)

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 新横浜駅の新幹線のピクトグラム、まだ700系なんだね。今さらだけれど。

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 前回乗ったのと同じ16時58分発の〔のぞみ〕になるが、前回は三連休最終日だったからか博多直通の181号だったものが、この日は普通の月曜日だから、新大阪どまりの239号になりました。

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〔のぞみ239号〕。東海のN700S系。先頭の743-35に乗車。

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 窓際は座れない。D席に乗車。前にも書いたが、来春に自由席が1両減ると、特に新横浜からの自由席の確保は、結構大変になるはず。

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 11月後半の17時過ぎだともう真っ暗だから車窓も記す事はない。この程度のものしか撮れないが、真ん中はファミマ?

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 京都到着。

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 京都駅の新幹線ホームへのコンコース。さすがに土産物屋とかが多い。

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 嵯峨野線(山陰本線)のホームは、西の端の方だから、遠い…。

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 壁面には、Jリーグ・京都サンガFCの選手たちが大きく描かれている。今のサンガのスタジアムは亀岡。

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 左は30番線の〔はるか55号〕、右が31番線の〔きのさき17号・まいづる13号〕。〔はるか〕はこの3日前に、2029(R11)年の山科延伸がリリースされたばかりで、この光景もいずれ見られなくなるのか。

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 今回乗る列車は、前4両が〔きのさき17号〕。クモロハ286-6+モハ287-106+モハ286-6+クモハ287-10。城崎温泉へ行かない、城崎温泉は兵庫県なのに、京都府内で完結する列車が〔きのさき〕とは変ではないか?昔使っていた〔たんば〕とかに変えた方が良いのでは?
(関東でも埼玉県内始終着の〔あかぎ〕があったりするが)

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 今回乗る〔まいづる13号〕は、後3両。クモハ286-5+モハ286ー105+クモハ287-11。昨今のJR西日本では標準の「オールM」。全車指定席で、5号車の6Aに着席。

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 だいぶ空いている。5人だけ。次の二条からどのくらい乗るのかと思っていたが、ほとんど乗車がなかった。287系は、コンセントは車端側にしかない。

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 新幹線駅のコンコースの売店で購入した「柿の葉寿司」で、夕食。

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 口直しのスィーツも、生八つ橋の「おたべ」と、和テイスト。

 それにしても、平日の夜にしてはガラガラで、園部を発ってから〔まいづる〕編成だけ車内を回ってみたが、⑤号車…8人・⑥号車…9人・⑦号車…8人、合計25人しかいない。この3連ユニットは座席数178なので、乗車効率14.04%。もう少し乗っているかと思ったのに、これでは先行きが心配?

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 綾部で〔きのさき〕と〔まいづる〕が分離される。岡山の〔サンライズ〕のような賑わいなど、ない。

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 どころか、綾部もこの時間は改札口に駅員がいない。まだ20時台なのに。
 綾部を発つと、乗客は3両で、14人…。

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 西舞鶴到着。むろんこの時間は改札口に駅員がいない、のは、去年の9月に降り立った時に、わかっている事。特急なのに、列車も駅も、わびしいなあ。

 という感じで、21時過ぎには着いて、駅近くのホテルに投宿。翌日は去年と同様に小浜線に乗って敦賀に抜けたかった、のに…。

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《What's New》
10日 阪神タイガース近本 光司 単年3億7000万円で契約更改
11日 国土交通省 対策会議 「交通空白」地域解消で財政支援方針を提示
 日本被団協がノーベル平和賞を受賞しました。もちろん「おめでとうございます」なのだが、本人たちは良いが、周りの人々の祝福の言葉は感情的なものに留まり、どうも形通りのセリフで終わってしまっていると思えてなりません。「反戦・反核」は明らかに、全世界規模の意思とはなりえていない、でしょ?核に限らず、いかに「軍国主義者の口を封じ(どうせ彼らの思想は変えられないから)」「武力・暴力を超越しうる平和的で確実な抑止力を人類は構築し、保有するのか」、この方策を追求する事こそが、これから人類に求められるのではないか。これが、特にウクライナ危機以降感じる事なのだけれど。極めて困難な事だが、やらなければならない事だ、と、覚悟を決められるかどうか。

№2888 11月最初の旅は広島路 3〔終〕.呉線の旅 海を愛でつつ 最後にちょっと困ったことが

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 11月5日の後半です。呉線に乗ります。呉ポートピアまでは12年前、廃止直前だった呉市営バスの撮影で乗車、さらに呉まではその前年に乗っているが、呉から先の東半分は、やはりもう何十年ぶり、の話になってしまいました。

 広島13時30分発快速〔安芸路ライナー〕で出発。呉線もこの12年の間で車両面では様変わり、完全に227系の天下になりました。クモハ227ー53を始めとする3連で、ワンマン運転。

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 坂を過ぎると、右手に瀬戸内の海を見るようになります。

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 小屋浦で、広島行き2641Mが待っていました。広島~呉間は、前回呉ポートピアまで乗車した時点では、〔安芸路ライナー〕は60分、普通は30分間隔でした。これが乗車直後の3月17日改正で、運行本数の関係が逆転する事になります。〔安芸路ライナー〕は停車駅の変更もありました(海田市・吉浦に停車、天神川は通過となった)。

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 さらに穏やかな瀬戸内の海は続く。

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 通過の川原石駅が近づくと、呉の市街地が近づいてきました。
 呉はそのままスルー、長いトンネルを通過していく。

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 黒瀬川を渡る。呉市は休山がある半島で東西に分断された格好だが、その東側も住宅や工場が多い。

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 広で始発の120M三原行に乗り換え。広側もかつては市電も走っていたようだが(駅前ではなく、その手前で曲がって海の方へ向かっていった)、1分では駅のたたずまいを見る余裕もなく、このようなツーショットを撮るのが精いっぱい。120Mはクモハ227-69×2連で、当然のごとくワンマン列車。

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 呉より東側は(西側もあったかもしれないが)、正規のJR西日本の駅名標の他、イラスト入りの駅名標が目立つ。

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 安浦を発つと、再び瀬戸内海を見る。島も多い。駅の駅名標はカニが描かれていたが、この付近は「生かき」の看板が目立つ。
 それにしても乗客が少ない。風早~安芸津間(ちなみに東広島市内。ピンとこない)で数えてみたら、1両目…5人・2両目…9人、合計14人だけ、だった。さすがに竹原からの乗車は少なくなかったが。

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 忠海では小型のフェリーを見かけた。大久野島(ウサギで有名なのだそうだ)へ行くのだろうか。

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 安芸幸崎駅。当然無人駅。

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 この駅で、広行127Mの待ち合わせ。ところが、山陽本線の踏切のトラブルを引きずったらしく、6分の遅れでやってきた。ちょっと待ってよ、三原から岡山まで、普通列車の乗り継ぎで行きたいのに…。

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 須波の手前、佐木島を見る。

 結局遅れを取り戻せないまま、三原到着。
 ところが、15時44分発岡山行1546Mは、さっさと時刻通りに出て行ってしまっていた。なんで?この程度は待ってくれないの?15時43分発広島行329Mは待っていたのに。
 次の岡山方面行は、16時19分発428M(糸崎行・岡山行連絡)になるらしい(16時05分発329Mはその後)。30分以上も待つ事になるのが分かっているなら、なんで5分くらい待ってくれないんだ、と思った。同じJR西日本だし、1546Mは福山で8分停車があるので遅れは取り返せるはずなのに(あるいは福塩線や新幹線への接続があるかと思ったが、それはない)。
 はっきり言って腹立たしい、が、泣いてもわめいても駄々こねてもカスハラかましても、何も変わらない。問題なのは、岡山まで普通列車で行ってしまうと、帰りが遅くなりすぎる事。名古屋からは小田原停車の〔ひかり〕に乗るつもりで、横川では乗車券のほかに岡山→小田原間の自由席特急券も購入していたのだが(C/Cで)、ここから新幹線、とせざるを得なくなった。新幹線の改札口の脇の窓口に聞くと、不足分は現金で支払ってほしい、という事で、新しい新幹線の特急券を手にする事になる。

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 今の三原は、山陽新幹線は事実上〔こだま〕しか停車しない(下り〔ひかり591号〕は新大阪~博多間で通過駅が新尾道と厚狭しかなく、〔こだま〕同然)。16時12分発〔こだま856号〕は「レールスター」編成だった。最後部の723-7013に乗車。

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「レールスター」編成に乗るのは初めてだったが、結構古びているなあ、の印象は否めなかった。コンセントが全くないのも、現代の旅客にはマイナスに映るだろう。華々しく山陽路を駆け抜けた「レールスター」も、輝きは短く終わってしまった感がある。九州新幹線全通・相互乗り入れが一因だろう。

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 福山城。

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〔こだま856号〕は新大阪行だが、乗り通してしまうと、新大阪からの〔ひかり662号〕には乗れなくなる。岡山で〔のぞみ42号〕に乗り換え。

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 大阪はもう真っ暗。茶屋町の高層ビル群の明かりがまぶしい。

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 新大阪で駅弁を購入する。コンコースの賑わいを見て思ったのだが、「フードコート」が新幹線の駅構内にあっても、良いのではないか?新大阪駅はコンコースも広くて、場所は確保できそうな気がするのだが。

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 本当は名古屋から乗りたかった(〔のぞみ〕からの乗り換えで)〔ひかり662号〕。基地から出てきて、折り返す形で出発する。5号車の785-1318(東海)に乗車。

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 先の新大阪で買っていた、とんかつ弁当の駅弁。

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 小田原20時38分着。東海道線に乗り換えるが、1938Eは4分しかない。むろん正式な接続列車ではないが、その次の1670Eは20時57分発だから20分近くも後になる。東海・東日本と会社が違うといっても、小田原の接続、もう少し何とかなりませんかねえ?夜は特に。小田原停車〔ひかり〕⇔東海道線沿線相互の乗り換え需要は、かなりあるので。

 という感じで、なんとか22時を回る前に、自宅に帰り着く事が出来ました。終盤にケチがついてしまったけれど。
 次の「弾丸旅」は、3週間後になります。小浜線と、樽見鉄道に乗りたかったのだが、小浜線が…。

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 いすみ鉄道は今日、「運休期間の長期化が見込まれ、再開時期は現状ではお知らせできない」旨の発表がありました。今年中は無理っぽいなと思っていたが、いすみ鉄道に限らないが、ローカル鉄道はどこも線路が貧弱だ、というのは、全国のローカル線に乗ってきて感じていたところで、函館本線の一件もあるし、やはりどこの鉄道も足元からしっかり固めないと、いずれもっと大変な惨事を引き起こす事になるのではないか。いすみ鉄道に関しては、とりあえず来春の菜の花のシーズンには、間に合わせる事ができるだろうか?
(今日から平日の代行バスの増便・増車を行っている)

《What's New》
 8日 能登復興支援チャリティーテニス大会 国枝 慎吾・小田 凱人が対戦
 9日 教え子に性的暴行 中学校元校長に懲役9年判決

№2887 11月最初の旅は広島路 2.岩国と広電

 広島遠征2日目。画像が多めになるので2回に分けます。

11月 5日(火)

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 朝の西条駅。一般の路線バスの他、企業送迎のバスの出入りも多い。

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 7時40分発の岩国行1511Mで出発します。岩国まで乗り通す。

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 車内には西武「Laview」の広告があった。

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 4月いっぱいで廃線となった、スカイレールサービスの軌道は、今のところは完全にそのまんまになっている模様。いつか撤去される日が、来るのだろうか。

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 EF210の0番台と300番台。帯の色だけでなく、窓やルーバーの配置も異なっているのが分かる。

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 左はマツダスタジアム、行く手には高層ビル。まもなく広島駅。

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 西広島を過ぎると、左手に広電宮島線が並走する。五日市の手前で、広電は修大共創中高前。

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 宮島口を過ぎて、左手に宮島を見る。

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 岩国到着。現在の山陽本線の時刻表。日中は広島側も徳山側も、たぶん最盛期の半分くらいまで本数が減っていると思う。

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 改札口にはインターホンがある。まだ使用されていないが、この先、改札口に駅員がいない時間帯が発生する、という事になりそう。思えば、〔はやぶさ・富士〕廃止以降の今の岩国は、快速・普通列車しかないからねえ。

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 こんな運動があるとは知らなかったが、「世界遺産」とは、観光資源として登録するものではないから、そこは勘違いしないように。

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 快速・普通列車しかない今の岩国だが、10月5日からは、平日の〔通勤ライナー〕1本、土休日の〔シティライナー〕2本に「うれしート」が設定されている。実績は注目される。

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 折り返しの1522Mで、宮島口まで戻ってきました(この区間はPASMOで乗車)。

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 駅前の交差点の地下道をくぐって、宮島へのフェリーの乗り場。左が広島松大フェリー(広電系)、右がJR西日本宮島フェリー。当然の如く、インバウンドを中心にして観光客が朝から多かった。

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 前回・2022(R4)年3月に来た時には工事中だった、広電の宮島口駅。翌年(だから去年)には新駅に移転したよう。大きい。

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 3面4線で、屋根がドーム状。乗り場はアルファベットで表記されている。

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 以前の宮島口駅があった場所は、とりあえず駐車場になっている。

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 いきなり端折っちゃうが、広電西広島駅。

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 現在の広電西広島は、広電本社前行の3号線は日中の運行がなくなっていて、2号線(宮島線)が10分間隔で発着するのみ。だから広い構内は少々持て余し気味。広電といえども、コロナ禍あるいは運転士不足の影響は免れなかった、という事のよう。

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 JRの西広島駅。近代的な橋上駅舎になっている。
 ここで約1時間、ボン・バスの写真を撮っていました。先日本体で公開したが、この間に現れたのは、日野の中型車だけだった(もともと中型車しかないが)。

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 また端折って、土橋で乗り換えて江波。車庫の奥の方に、ハノーファーからの電車が見えます。
 手前の1913号車に乗って、横川駅に向かう。

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 広電では移籍車両には車内にプレートが貼られているが、1913号車が製造されたのは1957(S32)年だそうで、とっくに広電時代の方が長い。1900形は実働が70年に近くなり、さすがに廃車が進んでいる。この車両もいつまで走るのか。

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 横川駅の、広電の電停。現在は8号線の他、広島港へ行く7号線も発着する。それにしても、江波から横川駅までは27分かかった。8号線は4.3㎞だから表定速度が10㎞/hに満たず、明らかに遅すぎる。広電は来年「minamoa」の新駅に乗り入れるが、その先は自治体などの協力も得つつ、在来の路線の近代化を図って、全体的な所要時間短縮を図らないと、広電と言えどもいずれは行き詰ってしまうのではないか(信号の待ち時間がトータルで長すぎる)。

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 JR横川駅の地下通路には、サンフレッチェ広島の装飾があった。今年からホームが平和記念公園に近いエディオンピースウィング広島に移転していて、横川駅からも、歩いていけない事はない(電車利用なら最寄りは寺町)。試合がある日は、横川駅も相当混みあうのだろう(となると、この設備で大丈夫か?となるかも知れない)。

 横川駅で帰りの呉線経由の乗車券、それと新幹線の特急券を購入し(券売機で)、広島駅に移動して、呉線に乗る事になるが、それは次回です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 年末年始の運行計画が相次いで発表になっているが(主要な所では京王がまだ)、終夜運転に関しては、前年度並みとみて良さそう。京阪本線や伊豆箱根大雄山線は終夜運転を行うが、川崎大師がある京急でさえ終夜運転をやらない(〔初日号〕の運行や一部列車の運行区間延長はある)というのでは、全国規模で終夜運転は、この先もほぼほぼ、この規模で収まる事になるのだろう。元々縮小傾向だったところにコロナ禍だったから、深夜の初詣の需要は相当冷え込んだ、という判断なのでしょう。
 JR東日本が、再来年3月予定の運賃改定(早い話値上げ)を申請しました。もう少しキチンと内容を読みたいと思う。
 
《What's New》
 6日 慈恵医科大学付属病院小児科リニューアル セガサミーのゲームキャラ起用
 7日 島根原子力発電所2号機再稼働 2012年1月以来
 韓国の大統領の弾劾議案は投票自体が成立せず、ユン・ソンニョル大統領は職務を継続する事になりました。他国の内政だからどうのこうのは言えないかも知れないが、これで良かったのか?の印象はぬぐえない。なかった事にはできない(それは許されない)一大事だけに、今後は大統領自身のみならず、与党「国民の力」の姿勢も、相当厳しく問われる事になるのではないか。
 ミポリンがお亡くなりになってしまいました…。お悔やみを申し上げるが、まだ54歳なのに?

№2886 11月最初の旅は広島路 1.のぞみで西へ

 11月も弾丸旅行月間となって、まず4~5日は広島方面へ。呉線に乗る、という事もありました。当然、翌日になってしまうのだが。

11月 4日(月)

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 最初は9月に博多、10月に岡山まで乗った〔のぞみ51号〕を想定していたが、この日は1本早い〔のぞみ181号〕に乗れました。いつもは〔のぞみ239号〕として新大阪止まりだが、この日は博多まで延長運転。しかも福山停車。西条の宿泊を予定していたが、〔51号〕は福山通過、岡山で〔さくら571号〕に乗り換えなければならず、しかも普通列車の接続もあまりよくなくて、西条の到着が遅くなってしまうのでした。
 西日本のN700系で、①号車の783-5011に乗車。3連休の最終日とあって、自由席は混雑していて、窓際も通路側も全部埋まってしまっていました。まあ、空席があっただけまし。
(来年、自由席が1両減ると、特に新横浜からだと自由席の確保はさらに難しくなりそう)

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 夕食は、崎陽軒のシウマイ弁当♪スィーツも、崎陽軒の月餅にしました。

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〔のぞみ〕の車内。

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 名古屋で〔ひかり651号〕を追い抜き。
 もう暗いし、あまり書く事はない。

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 福山到着。通過線方式の相対式2面4線。

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 糸崎行1763Mに乗り換える。この列車はまだ115系。モハ115-1034に乗車。

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 その車内。

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 糸崎で347Mに乗り換え。広島側の227系。思えば糸崎で乗り換えなんて中途半端だ。次が新幹線停車駅でもある三原、なのに。

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 227系は、車端部がロングシート。

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 山陽本線を中心とした、JRの路線図。ブルー地はICOCAを始めとするICカードで乗れるエリアだが、設定がどこか中途半端な気がする。

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 この「きっぷは目的地まで正しくお求めください」の但し書き、そういえば、と今気が付いたのだが、これが列車内にあるのはひょっとしたら、JR西日本だけではないか?関東地方では、少なくとも車内では(JR以外も含めて)一切見ないのだが。今後他地域でもあるかどうか、注意してみたい。

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 夜の西条駅。21時34分着。〔のぞみ51号〕からだと22時12分になっていた。

 この日は駅前のホテルに宿泊、明日を待ちます。

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 通天閣が、南海電鉄の子会社になったそうです。こんな事、あるのか、と思った。大阪の方々はどう思います?

《What's New》
 4日 労働組合JAM 春闘方針案策定 月15,000円以上の賃上げ要求
 5日 中野サンプラザ跡地再開発見直し案 中野区議会で提示
 韓国の「非常戒厳」は、寝ている間に起きて、起床の直前に終わった事なので、「そんな事あったの?」というのが、正直な所。別に暴徒が群れを成して街の中を暴れまわっていたわけでもなく、国の元首が究極の宣言を発出するにはあまりにも唐突で稚拙、だったのは事実でしょう。とりあえずは韓国の内政で解決してもらわなければならないが、これが日本などとの関係を必要以上にこじらせる事にならなければ、良いのだが…。旅行を急遽取りやめ、という人が多かったようだが、航空会社の運航には影響は出ていないようで、ANA・JALは、特に運航状況を告知していない。

№2879 またも弾丸旅行 松本へ 3〔終〕.辰野まわり中央線 後半にはアクシデントも

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 昔の中央本線は、岡谷~塩尻間は辰野を経由するルートが一般的だったが、国鉄時代末期になって、塩嶺トンネルを通過する新ルートが開通して以降、岡谷~辰野間は飯田線直通列車がある程度の本数で運行されるが、辰野~塩尻間は、完全にローカル線に転落する事になりました。民営化の時点では一時、クモハ123形の単行が走っていたほどなので。
 松本からの帰りは、このルート経由で行きます。もう少し松本で時間を使いたかったが、塩尻発13時00分の次は16時00分発になってしまって、帰りが遅くなりすぎてしまう…。

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 その塩尻13時00分発156Mに間に合う松本発は、12時32分発の小淵沢行1530Mになります。211系6連。

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 長野を中心とした路線図で、JR東海や西日本(大糸線)、しなの鉄道やトキめき鉄道も記されています。東京都内から新潟県の西端までカバー。

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 塩尻からの156Mは、クモハE127-109×2連。左のJR東海313系は、先に松本を発ち、塩尻で27分停車している、中津川行1828M。どちらもワンマン列車。

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 塩尻を発つと、旧塩尻駅構内をゴトゴト走って、今の本線と別れていく。

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 山腹に沿って、どんどん高度を上げていく。少し分りづらいが、真ん中を現在の本線を貫いていく。

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 旧線は勾配も多いがカーブも多い。

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 振り返れば、今走ってきた路が、山腹を走っているのが分かる。

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 トンネルの手前に東塩尻〔信〕の跡があったはずだが、不覚にも見落としてしまった。

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 小野駅。線路もホームも草生している。
 ここで4人おりて、残った乗客は4人のみになってしまった。

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 信濃川島は棒線だった。

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 塩尻から22分で辰野。構内が相当広い。昔は貨物列車が多かったのだろうか?現在はほとんどの線路が使われていない。

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 辰野駅の駅舎。現状の運行の規模の割には、成りが大きすぎる気がする。

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 駅員がいる時間の案内。今時駅員がいない時間がある駅は珍しくもないが、朝方の通学の時間帯に、窓口に駅員がいないんだ。

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 現在の辰野駅の時刻表。飯田線、および飯田線から直通する岡谷方面への列車が圧倒的に多く、塩尻行は9本しかない。
 ここは東日本と東海の共同使用駅、の形になるはずだが、見た限りでは、東海色はほぼ感じられない。現れる列車は東海の方が圧倒的に多いはずだが。

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 現在、辰野町内を走るバスは、町営バスが2路線のみ(1路線は原則辰野駅は発着しない)。全便休日運休。その町営バスが、駅を挟んだ駐車場に留め置かれていました。バスといっても白一色のワゴン車、白ナンバーだし、「バス」という雰囲気がほとんどない(1番線ホームから撮影)。

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 天竜峡からの221M。クハ313-3013×2連。当然?東海→東日本への乗務員の交代があり、東日本区間では車掌も乗務する。東海の乗務員がそのまま中央線まで運転していくのかと、勝手に思っていたが。

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 辰野~岡谷間も、あまり変わらない。よくこんなルートを、〔あずさ〕や〔アルプス〕、貨物列車が多数行き交っていたものだ。低規格の路線では、遅かれ早かれ、新線の建設が行われる事になったはずで、ローカル線転落は止む無しか。

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 岡谷駅。後方の高架橋は長野自動車道。

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 現在の岡谷市内の交通の中心は、コミュニティ系の「シルキーバス」。アルピコタクシーが受託している。路線によって程度の差はあるが、土休日の運行は確保されている。

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 そのアルピコタクシーの車庫は、駅のすぐ近くにあります。フジエクスプレスのセレガ高速車が待機している。15時30分発新宿行だろう。

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 しかし、特急も停車する市の代表駅なのに、現状の公共交通はお寒い。現在、通常の一般路線は茅野からのアルピコ交通(旧諏訪バス)のみで、土休日運休になっていたところに、10月からは平日も一部減便が発生してしまった。

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 この結果、茅野行のバスは平日の10便のみ。このバス停、「諏訪バス」の文字が残っている。

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〔あずさ〕最大のライバル、中央道高速バスは毎時1本の運行がある、のだが、14時30分発アルピコ便は運休中。なので駅前に現れる事はなかった。

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 バスだけでなく、駅前のショッピングセンター「ララオカヤ」も閉店して久しいようで、岡谷市もまた、寂れゆく中小地方都市のひとつなのか、と思ってしまった。「イルフ童画館」を観光の目玉にしたいようだが。

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 岡谷駅のホームには、長野県のJRを代表する列車の横断幕が掲げられていました。パンデミックが一息ついた頃のもの、だろうか。

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 岡谷からは14時45分発塩山行440Mに乗車。221系6連。この列車は4月29日に塩尻から乗ったばかりで、№2830でも書きました。
 この時は東山梨で降りていたので、今回は春日居町で降りようとか、考えていたのですが。

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 高架線から見る諏訪の町並みと、少し分りづらいが諏訪湖。

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 茅野駅の構内で並んでいた、東日本の211系と、東海の213系。兄弟だなあ。

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 前回と当然同じく、富士見で14分も停車。そのさなかに撮影した、440Mの211系6連。

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〔あずさ38号〕の通過待ちも同じ。440Mは小淵沢までは逃げ切れるはずだと思うのだが、小淵沢駅構内の配線でそうはいかないようだ。

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 韮崎が近づいて、左手には金峰山や瑞牆山を見る。
 この日は午後から曇天になって、八ヶ岳や富士山は見えなかった。

 さて、前回と大きく異なる事になったのはこの先。竜王が近づいてきたと思ったら、ブレーキがかかって(「急」とまではいかなかったような気がしたが)、床下から突然「ガン、ガン」と物音がした。

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 放送では「踏切で事故」という。右下には、運転士・車掌の他、警察官も姿を現した。

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「人身事故」だって。人生で初めて、直接体験する事になった。後方の踏切には、消防車の姿も見える。アナウンスでは「野次馬で見に来ないで」とか言っていた。私には野次馬根性はないから、自分が座っている所から、時々窓を開けて様子を眺めるだけ。

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 だから状況の詳細は分からないが、「負傷者の救出を行っている」とかのアナウンスもあった。一方で列車の機器の点検も行われている。

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 さらに、1時間以上も停車する事になったから、車内にも救急隊が入ってきて、「体調が悪い方はいませんかー」と声をかけている。この列車は2か所にトイレがあるからまだ良かった。ない列車で、人里離れた場所に止められたら、もっと大変だったろう。

 結局18時少し前、大きなホイッスルが鳴って動き出すまで、1時間45分も停車していた。
 前にも書いたが、私は私鉄乗務員時代も、軽微な踏切事故の経験はあったが、人身事故の処理は行った事はない。また、他社線も含めて乗客として居合わせた経験もない。他人事のような書き方になってしまうが、「人身事故が起きると、こんな事になるんだ…」と、改めて思い知らされました。

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 ちなみに、この時のJR東日本のアプリに掲載された、竜王付近の運行状況。なぜか当事者の440Mのアイコンがない。下り〔あずさ〕も大幅な遅れだ。

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 結局440Mは甲府で打ち切り。もう18時を回っているし、普通列車の運行もこの先どうなるか分からず、やむなく甲府→八王子間は〔あずさ42号〕を利用する事になる。座席未指定券を購入して乗車。この列車にしても、2時間の遅れだ。

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 本来は八王子までノンストップだが、大月で臨時停車し、前方に〔富士回遊48号〕を連結する。富士急にまで影響が及んでいるとは思わなかった。あるいは大月でひたすら待っていたのか?

 こうして八王子には19時10分着。通常ダイヤでの普通列車乗り継ぎより、30分近く遅くなってしまいました。やれやれ。
 この先は横浜線経由で帰宅の途に。

 こんな感じで、急遽決定の松本弾丸旅行は終わりました。アルピコの20000系は、今回は撮影だけに終わっているので、いずれキチンと乗りに行きたいですが、いつになりますかね。

 実は今週、福井に行きます。そして、北陸新幹線〔かがやき〕に乗ります(しかも敦賀から)!遠くに行く事は、やめられない…!

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《What's New》
22日 新型コロナウィルス患者数 3か月ぶりに増加
23日 サッカー天皇杯 ヴィッセル神戸 5大会ぶり2度目優勝
24日 楽天 田中 将大 退団の意向 動画投稿サイトで公表

№2876 またも弾丸旅行 松本へ 1.〔あずさ〕〔しなの〕の旅路

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 山陰から帰ってきて、まだ一週間なのに、また「弾丸旅行」!?
 行きたい時に行く!行けるうちに!?

 今回は長野・松本です。アルピコ交通(旧松本電気鉄道)上高地線に乗りに、前夜から行きました。
 ただ、先に特急券を買っておいたのは失敗だったかもしれない。そのあとにホテルを探したが、松本付近は皆満室。塩尻や諏訪あたりもなく、結局、9月に日帰りで行ってきたばかりのしなの鉄道の沿線・屋代にかろうじて空室を見つけました。先にホテルを確保しておいたなら、北陸新幹線経由にしたとは思うが、仕方なし。

10月21日(月)

 新宿から〔あずさ45号〕で出発します。

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 新宿駅のコンコース。

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 353系では、このような表示が繰り返される。しかし、前週に乗った273系と比較するとスペースも小さいし、何度も書いてしまうが、JR東日本はどの車両も、その小さなスペースに、いろいろな情報を詰め込みすぎ。
 11号車のモハE353-6に乗車。

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 出発直前の車内。なお、353系に乗るのは、実は初めてではない。富士急線内のみ、〔富士回遊〕で乗った事がある(その時はJRは「青春18きっぷ」だったので、大月から中央本線は普通列車への乗り換えだった)。

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 座席下にはコンセント。273系もだったが、もはや新幹線も在来線も、1席に1つは、当たり前になりつつある。

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 10月後半の18時過ぎではもう暗くて、だから車窓に関しては記す事があまりない。新宿を発ってすぐ、東中野付近から見る新宿のビル群。立川まではノロノロ。
 意外だったのは、その立川の下車が結構多かった事。「ライナー」的な利用だが、帰宅時間とはいえ、松本行特急で、新宿→立川間1区間のみの利用が多いとは思わなかった。〔はちおうじ〕〔おうめ〕の設定も、この利用方を反映しているのか。八王子も同じ。乗車も少なからずあったが、全体的には空席が多くなったかな、と思う。

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 この列車は、ワゴンサービスがある。

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 これは事前に買っておいた、チキン弁当。

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 これが、ワゴンで買った「カチンコチンアイス」。なお、〔あずさ〕ではホットコーヒーの提供はない。

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 勝沼付近、急こう配を下る最中、左手に見る甲府盆地の夜景。

 甲府でもかなりの下車があり、窓上のランプは、空席を示す赤が一気に増えた。一方で、甲府から乗り込んだサラリーマン?らしきスーツ姿の男の方々が、ワゴンサービスからビールを買い込んでいた。アルコールのにおいが立ち込める。全体的には、空いてきた事もあって静か。

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 ちょっと見づらいが、仕切り上部の表示には、湘南新宿ラインの遅延が表示されていた。新宿からどんどん遠ざかっていくのに、無意味だろう。この先の各線の状況こそ知りたいはず。今後はこの運行情報の提供の在り方も(353系に限らず、JR東日本に限らず、だが)、再度検討されるべきではないか。

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 しんとした印象の、小淵沢駅。小海線DCの姿はなかった(まだ小海行の列車はあるが)。

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 松本到着。

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 ところで、以前も書いたが、上高地線の乗り換えでは、社名が「松本電鉄」になっている。松本到着前の車内アナウンスもそうだった。アルピコ交通発足からもう13年、なのに。一方で「Suica使えません」みたいな注意喚起は「アルピコ交通」になっていて、統一が取れていない。

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 本当はここで終わりにして、翌朝に備えてゆっくり休みたかったが、山を越えて屋代まで行かねばならない。篠ノ井までは、本当はホームにもあった普通列車で行きたいとも思うが、到着が遅くなりすぎるので、篠ノ井までは、すぐ後を追ってきた〔しなの23号〕に乗車する。小淵沢行1548Mとなる211系と同時の到着。
 最後部1号車の自由席に乗車。

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 最初に購入した乗車券も特急券も松本までだったから、改めて車内で篠ノ井まで買う。しかし特急料金1,200円は、60㎞未満なのに、高い?この区間はA特急料金なので、この金額になるのだが、地方区間だからもう少し安くても、という気はしました。
(なお乗車券の元券は横浜線経由となっているが、全区間東京近郊区間内なので、新宿経由で乗っても何ら問題ない)

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 383系の車内。いよいよ置き換えが視野に入ってきているので、見る・撮る・乗るなら「お早めに」、か?

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 もう真っ暗だが、姨捨からの夜景。これはこれで美しい、です。

 篠ノ井からはしなの鉄道に乗り換えて屋代着。辛うじて、22時を回る前に、駅近くのホテルに入る事が出来ました。
 翌朝はまた、しなの鉄道→〔しなの〕で松本に戻って、それからアルピコに乗ります。無駄ではあるが、致し方なし。それと、塩尻→辰野のローカルにも乗る事にしています(だからアルピコはあまり時間を作れず、この点でも屋代泊まりになったのは、少々痛かった)。

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 函館本線で、また貨物列車の脱線事故が起きてしまいました。今の時点では原因は分からない。「レールが破断していた」と報道されているが、今後の事故調査が待たれるところです。しかし、少々まずい事態、ではないか?

《What's New》
16日 「マグサイサイ賞」 宮崎 駿監督が受賞
17日 阿部一二三・詩兄妹らメダリスト 輪島市を訪問
 今日は兵庫県知事選挙の日で、そこへ行くまでの経緯から、全国的な関心も高かったようです(21時55分現在では、まだ「当選確実」は出ていない)。個人的には、LRT西側延伸の是非が争点の一つになった、宇都宮市長選挙の方に関心があった(同時に栃木県知事選挙も実施)が、2030年代前半までに延伸、と公約した現職市長が当選を確実にしています。が、基本的には反対で、やるつもりなら住民投票を行い、否決されたらBRT導入を、という候補も、それなりに多くの票を獲得しています。鉄道ファンだったらLRT延伸賛成、と叫びたくなるが、宇都宮市(に限らず北関東)は自動車の利用が多いし、軌道系となるとそれなりに整備コストがかかるので、疑問を抱く市民が少なからずいる、のも事実なのでしょう。個人的には大通りを行きかうLRTの絵を思い描きたいが、市長の公約通りに事を進めるためには、この先現行区間でいかに実績を上げられるか、がカギとなるでしょう。

№2875 山陰 振り子特急の弾丸旅行 2〔終〕.一畑・ローカル・〔おき〕の山陰路

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 前夜はホテルに入ったのが23時過ぎ(だから№2857は本当にわずかな時間で書きました)。風呂入って床に就いたのは日付が変わってから。そして起床は6時過ぎ。本当に慌ただしい山陰路弾丸旅行だが、ともかく2日目です。

10月15日(火)

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 出雲市までは一畑電車で行きます。松江しんじ湖温泉駅。そろそろ木々も色づき始めてきたでしょうか。

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 なぜか江ノ電の写真がある。一畑と似ているところがありますよ…という所。公式にコラボしているわけではないが。

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 8時08分発電鉄出雲市行は、元東急1000系の1001F。右は〔スーパーライナー〕で着いたばかりの、7000形3連。

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 次の松江イングリッシュガーデン駅では、来年1月13日の引退が発表になっている5110Fが待っていました。

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 右手は農村地帯。

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 左手は宍道湖。

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 秋鹿町でも1000系と行き違い。朝方は晴れていたが、今日は本当に、乗るだけ。

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 一畑口でスイッチバック。一畑へ延びていた跡が残る。走り去っていくバスは出雲市の平田生活バスだが、たぶん回送。

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 今でも「RAILWAYS」は、一畑電車にとっては経営のよりどころ、なのかなあ。もう14年前だが。雲州平田駅。

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 旅伏駅。実は、日本全国で「旅」の漢字が入った駅は、この旅伏のみ。この駅名を集客に活かす手、ありません?

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 川跡の名物、3本並び。真ん中が松江しんじ湖温泉行、右は出雲大社前行。

 こんな感じで、電鉄出雲市駅に到着すると…。

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 小田急のロマンスカーミュージアムの広告ポスターがありました。現在開催中の、他社で再生されている小田急車両、がテーマのようだが、なぜ一畑5000系?車体は元京王5000系、台車は旧営団3000系だが、どこかの部品で、元小田急がつかわれているのだろうか(ことでんもあるが、冷房装置が元NSEらしい)。

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 ここからがJR。出雲市駅のコンコース。

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 一角のモニターでは、273系〔やくも〕のプロモーションビデオが流されています。

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 ここから、山口線経由で横浜までの乗車券を購入、するのだが、券売機では(当然だろうが)山口線経由は提示されない。窓口で購入する事になるが、ここはまだ良いが、最近では比較的大きな駅でも窓口が開いていない所が多いので、比較的経路が複雑な乗車券の購入はどうしたら良いのか、事前に考えておく必要があるだろう。山口線経由で横浜市内までの乗車券は、14,410円。

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〔サンライズ出雲〕は、車両不具合の影響で前日の出雲市発から、計画運休に入っている(運行されていれば、前日の〔やくも27号〕とは新見で行違っていたはずだった)。三連休の最終日に運休が発生するのは、痛かったのだろうな。

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 出雲市9時40分発〔やくも12号〕。273系4連。

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 ホームに掲げられた、鳥取・島根のJR線の路線図。ここでは、布原は伯備線の駅になっている(芸備線は記されていない)。

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 米子行282M。115系2連。岡山で227系の導入が進んでいるので、あるいは213系あたりが玉突きで転用されてくるのではないかと思っていたが、今のところはそのような動きはないようだ。

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 東京からの〔サンライズ出雲〕が、定刻に着きました。降り立ったお客さんが、バシバシ写真を撮っている。「ブルトレブーム」の頃の駅のホームの熱狂も思い起こされる(そこまではいかないか)。クハネ285-6×7。

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 本当は新山口まで、全て普通列車で行きたかったが、本数が少なくなってきていて、浜田からは〔スーパーおき〕を利用せざるを得ない。せめて浜田までは普通列車で行きたい。327Dはキハ120-310の、単行…。

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 キハ120には、運転士がハンドルをキコキコ回す形で行先方向幕があるが、その順番を記した表。これを見ると、運用区間は米子~益田間と、木次線。廃線になって久しい三江線の駅名もみられるが、鳥取方面や長門市方面、山口線、さらに一部DC列車がある伯備線の駅名はない。

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 西出雲の車両基地には、381系の隣に283系の姿があるのが、わかるでしょうか。

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 やはりローカル色は濃くなるが、やはり「本線」という事か、ところどころでは、線路の整備状況は良い。特急も走るわけだし。

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 田儀~波根間では、右手に日本海が広がるのを見る。

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 大田市を過ぎて、静間は、以前は行き違いができた駅のようだが、今は棒線化。

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 車内は、旅行者でそれなりに賑わっているようにも見えた。〔サンライズ出雲〕からの乗り換え客も多いと思う。逆に、地元の人はどの程度乗っているだろうか?

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 海沿いの集落では、黒の瓦屋根が目立つ。山陰らしいと、私は思っています。

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 江津到着。右側に三江線の線路があったと思うが、完全に草木に埋もれてしまっていて、跡は判然としない。
 江津からは、早い帰宅の学生などの乗車が多くありました。

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 浜田到着。いつ以来だろう?今は近代的な、橋上駅舎。

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 来年3月グランドオープンの、広島新駅ビル「minamoa」(ミナモア)のCMが、駅舎内にありました。

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 でも広島まで鉄道で行くのは、現状では非現実的。大回りにすぎる。これから乗る〔スーパーおき3号〕+〔のぞみ38号〕でさえ2時間52分。やはり広島駅新幹線口まで2時間20分の高速バス〔いさりび号〕が現状ではベストで、せめてJRのバスで行ってもらいたい、という所だろう。12時30分発がJRバス中国便。

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 駅の北側には、かつては重圧な機関庫があって、〔出雲〕けん引のDD51が見られたりもしたが、もうその面影はない。車庫としては機能しているが。

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 その〔スーパーおき3号〕。自由席のキハ187-1004に乗車。2連のミニ編成だが、車掌はきっちり乗務していた。

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 三保三隅を経つと、海の向こうに特徴的な形の高山(須佐の近く)を見る。

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 車内。キハ187系には今回初めて乗車したが、やはり少々古びてきているのかなあ、という印象はあった。コンセントもないし。ただ乗り心地は、正直273系よりは良かった気がする。揺れはあるがゴツゴツとはしなかった。線形にも拠るのだろうが。

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 キハ187系にも、フリースペースがあった。

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 益田から山口線に入る。津和野で〔スーパーおき4号〕と行き違い。それから、車掌がここで交代になるとは意外だった。
 放送は、日本語は車掌の肉声+自動の英語放送というスタイル。

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 津和野を発ち、急こう配を駆け上がっていく。山の中腹に神社を見る。

 出雲市~益田~宮野間は、先日のJR西日本の閑散線区の情報開示でも、民営化初年度比で30%前後まで利用が落ち込む、「本線」とは言いながら引き続き厳しい状況が示されました。北海道などと違って完全な無人地帯、というわけではなかったし、〔スーパーおき〕〔スーパーまつかぜ〕も走るから都市間輸送の性格もないわけではなく(新幹線連絡もあるし)、何とか維持は図られるのではないか、とは思う。が、現在整備途上の山陰自動車道が全通すれば、特急だってどうなるか分かったものではない。快速が全て廃止になっている事でもわかる通り、地域輸送に関しては今後も厳しいはず(何しろローカルはキハ120形の単行で間に合ってしまうのだから)。後々への方策は、今のうちに真剣に考えておくべきでは、ないでしょうか。

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 新山口定時到着。山口線ホームは、片方(3番線?)は使用していない。春先に乗った宇部線のホームと同じだ。

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〔のぞみ38号〕。JR東海のN700S系。

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 徳山。通過。

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 N700系の車内。

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 新横浜到着。新山口から4時間03分。さすがに早いよね。

 こんな感じで、山陰弾丸旅行は終わりました。久しぶりに山陰本線や山口線に乗れて満足。ただ、やはり出費が…。

 のはずが、この一週間後、また弾丸旅行をやらかしてしまうのです。次は松本。それは次回。

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 京急・京成・北総・東京都浅草線では23日にダイヤ改正を行うが、京急の全線時刻表がPDF形式で、公式WEBにアップされました。マニアックな視点では、平日ダイヤで早朝の神奈川新町5時19分発青砥行特急(現行521H)と、押上発6時11分始発成田空港行アクセス特急(現行605K)が一本化されるが、新ダイヤでは京成の編成での運行になります(505K)。また、土休日の神奈川新町5時19分発青砥行特急は、現行の京急編成(553H)が、新ダイヤでは京成編成(503K)になります。神奈川新町で京成の編成が滞泊することになるが、送り込みは、平日の青砥23時18分発神奈川新町行特急(2370H)が、京成高砂23時10分発普通~特急(2302K)になります。土休日は分からなかった。送り込みは回送か。なお、現状で平日に運行されている、泉岳寺始発京急久里浜行特急(1710K)・京急久里浜発成田空港行特急~アクセス特急(2011K)は、新ダイヤでも京成の編成で運行が維持されます(列車番号も同じ)。

《What's New》
13日 みずほフィナンシャルグループ 楽天カードに14.99%出資を発表
14日 EU メタに制裁金7億9000万€(≒1300億円)科料 公正競争妨害理由
15日 静岡県小山町観光バス横転事故 調査委員会が報告書公表
 観光バス事故は一昨年、富士山五合目から下るバスが横転して死傷者を出した事故で、下り坂でフットブレーキを多用した結果、「フェード現象」が起きてブレーキが利かなくなったとしています。ドライバーには、「フェード現象」について先輩から聞いてはいても他人事だったし、フットブレーキを踏めばいつでも止まれるという誤認識があった(「自己流の運転だった」)と、また、経験しないと理解できない運転上の危険性を理解させる指導が行われていない、など、出発前の会社・運行管理者の指導・指示も適切ではなかったと指摘しています(なお、報告書では事業者名は公表されていない)。 

№2874 山陰 振り子特急の弾丸旅行 1.初乗り 273系〔やくも〕

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 先月は2度にわたって、月曜日仕事終了直後出発→宿泊→翌火曜日休みで乗り歩き、の「弾丸旅行」を繰り返してしまいました。効率が悪くてカネもかかるのも事実で、もう少し日程が欲しいのが正直なところだが、新しい職場に移って半年もたっていないから、有給がないんですよ。公休も飛び飛び(今の私は火・金曜日)だし。
 今回は山陰です。今春ダイヤ改正の数ある目玉の一つに、〔やくも〕用新型車両273系のデビューがありました。岡山発時点でもう真っ暗になってしまうが、ともかく乗りに行きました。

10月14日(月)
 今回も、3連休最終日の月曜日の夕方、出発です。

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 東海道新幹線は、開業60周年を迎えたばかりでした。新横浜駅ビルのコンコースに掲げられた、60周年記念の大型タペストリー。
 この日も、9月に博多まで乗り通した〔のぞみ71号〕。今回は指定席を取りました。結果的に、正解だったみたい。しかし、弁当を買おうと右往左往している間に列車が来てしまって、列車そのものの写真は、ナシ。5号車・785-5308号車。この日は西日本の編成でした。9月に乗った時は東海だったが、共通運用なのか。

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 その車内。指定席車だが、やはり混雑している、という雰囲気は感じてもらえるでしょうか。

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 そんなこんなで、ホームの売店で買い込んだ、崎陽軒のチャーハン弁当。980円。

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 今日は岡山で下車。

 岡山からの〔やくも27号〕は、クモロハ272-3×4連。〔やくも〕は今春から全車指定席で、もちろん事前に座席を確保していました。②号車・モハ273-103に乗車。

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 側面の行先表示が車体の真ん中にあるのは、特急車両としては異例。窓との比較で大きさがわかるでしょうか。行先表示は、やはりこの位の大きさは、必要ではないのか。ただ、「やくも」の表示はイラストマークになっているが、「やくも27号」とフルに表記した方が良いかも。

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 その車内。シートが青と緑で互い違いになっていて、カラフル。

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 ③号車には、3台分確保された広い車いすスペースがあります。

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 コロナ禍の後のデビュー、とあってか、抗菌対策についても大きく張り出されていました。Wi-Fiは外国人向けの英語のみ。

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 ①号車にはセミコンパートがあるが、少なくとも新見以北では利用がなかった。
 ほかの普通車は連休最終日とあってか、新見の先でも半分くらいは乗車があったようでした。

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 ③号車には少々狭いが、フリースペースがあります。

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 伯備線や山陰本線の写真集もあります。デッキと隔てる扉とかはないのでやや走行音がやかましくも感じるが、気分転換には良いでしょう(タバコはダメよ)。あとはやはり、自動販売機でいいから飲食物の提供があると、良いのだが。岡山~米子間だけでも2時間以上かかるので。

 肝心の乗り心地なのだけれど、下からゴツゴツする揺れが目立つ気がしました。むしろ山陽本線など、振り子区間ではないところで大きかったような。
 車窓に関しては、もう何も書く事はなく、ひたすら真っ暗。眠りについた田舎町も、これはこれで何となく、旅情みたいなものを感じないわけではないが。この列車は根雨にも停車するが、この駅は乗降は全くなかった。

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 松江到着。もう22時47分。
 この日のホテルは川の向こうで、もうタクシー以外に選択肢がない。10分くらい待たされる事になったのは、松江でもタクシー不足、なのだろうか?

 ともかく新型特急車両に早速乗る事が出来たのは、満足です。
 翌日は山口の方を回ります。一畑にも乗るが、今回は、乗車だけ…。

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《What's New》
11日 ノジマ VAIO買収・子会社化 取締役会議で決定
12日 KADOKAWA・KADOKAWA LifeDesign 下請け「買いたたき」 公正取引委員会が再発防止要求勧告