№2927 またも西へ 北陸へ 3〔終〕.北陸路 第3セクター鉄道乗り継ぎの旅・②金沢から 最後は新幹線になったけれど

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 金沢で一息ついて、旧北陸本線の後半戦…本当は直江津まで行くべきだが…糸魚川まで乗り継ぎを続けます。

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 金沢駅前(東口)。雨交じりだったけれど、相変わらず観光客が多い(もちろん、インバウンドも)。

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 しかし困った事に、ここでもドライバー不足の影響が出ているのか、北陸鉄道「城下町かなざわ周遊」の左回りは現在、平日は運休中。

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 また、駅前の西日本JRバスの窓口は、水・木曜日は休業になっている。

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 北陸鉄道のバスはICカード「ICa」を導入しているが、西日本JRバスやIRのICOCAとは互換性がない。こういうの、金沢の外の人にはどう映るのか、非常に気になる。

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 大きなガラスの屋根に覆われた、東口。

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 13時42分発445Mで、旧北陸本線の旅を再開します。

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 七尾線の521系とすれ違う。短区間の交流区間のために交直両用車を残すのは、やはりムダがあるように思えてならない。

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 金沢~富山間はあいの風とやま鉄道と相互直通の形態になっていて、あいの風の521系とすれ違う。

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 IRとあいの風の境界となる、倶利伽羅駅(ここは石川県)。普通の中間駅の風情で、むろん運転士の交代などはない。IRの運転士が富山まで乗務する。

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 倶利伽羅峠を越えて富山県に入ると、雪があるにはあるが、そんなに多くはない。またあいの風の521系とすれ違う。

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 高岡駅の構内には、「忍者ハットリくん」のラッピング車がいた。氷見線・城端線は数年後にはあいの風への移管が予想されているが、車両はどうなるのだろう。キハ40系、というわけにはいかないと思うし、やはり電化、という所まで行って欲しいのだが。

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 小杉~呉羽間のこの踏切、去年の4月にあいの風やJRの列車を撮った場所です。呉羽駅から、歩いて20分はかかる場所。

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 富山に到着。IR編成は回送で入庫。すぐに泊行があるが、泊からのトキめきの列車の接続がない。駅前で地鉄の市内線を見ていました。

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 市内線の「富山駅」駅。

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 元富山ライトレール0606編成にラッピングされている「鉄道むすめ・岩瀬ゆうこ」。元々は富山ライトレールのキャラクターだったが、富山地鉄合併で、地鉄のキャラクターになっている。

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 南富山駅前方面からと、富山大学方面からの合流部。新旧の顔合わせ。

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 富山大学の方から来た、レトロ電車。
 しかし、雨の中駅前で電車の動きを見ていると、やはり「遅い」の印象が、どうしても否めない。このレトロ電車は、一つ手前の新富町に姿を見せてから、富山駅に到着するまで、5分はかかっていた。道路信号の動きを見ても、何か電車は「後回し」にされているよう見えてならない。もちろん走行中のスピードもそうだが、優先度をもう少し高めて所要時間の短縮を図る事を考えないと、富山に限らないが、いずれジリ貧になってしまうだろう。

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 15時37分発557M・泊行。

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 発車してすぐ、DD200型けん引の貨物列車とすれ違う。

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 車両基地には「一万三千尺」編成がいた。

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 東富山に到着する直前、ちょっと離れているが、アルペンスタジアムが見えた。去年ここでプロ野球・巨人vsDeNA戦が行われ、この時に413系を使用した臨時列車も運転されていたようだ。これが413系の、事実上最後の晴れ舞台となったようだった。
(今年も5月27日に、巨人vs広島戦が予定されている)

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 曇天なので全容は分からないけれど、それでも北アルプスの白き峰々を見る事ができる。快晴なら圧倒的な絶景になるのだろうなあ。

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 富山は、この日の時点では、平地は雪はなかった。

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 泊が近づいてきた。場外の停止信号で、一旦停止。駅の中線に、トキめきのDCがいる。

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 場内信号機の下の誘導信号機が点灯。これを見て、ゆっくり駅に進入していく。

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 すぐ真正面にトキめきのET122形を見て、停止。

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 トキめきの直江津行1645Dと、同じホームで乗り換え。

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 すぐに出発。あいの風の521系が遠ざかっていく。

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 越中宮崎は純粋にあいの風の駅(ここまでICOCAが使える)だが、停車する列車は、1往復を除いてトキめきのDC。

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 雪はなくても、曇り空の下の日本海は、なんとも重苦しいムード。それはそれで冬の北陸らしくて、印象的。

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 新潟県に入って、市振。ここがあいの風とトキめきの境界。定期列車ではないが、〔急行〕はここで折り返していく。

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 長いトンネルも多くなるが、時々海も現れる。

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 青海駅の構内も広く、使われなくなった側線がそのまま残されている。かつては貨物の専用鉄道が分岐していたらしい。

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 糸魚川到着。
 今回の北陸第3セクター乗り継ぎはここで終わり。新幹線に乗り換える事になる。

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 在来線の駅は、JRの大糸線も含めて、トキめきの営業になっている。
 ここに降り立ったのは、3年前の2022(R4)年9月、腰痛を圧して旅をしていて、トキめきから大糸線に乗り継いだ時、以来か。

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 時間があるので、新幹線の高架下にオープンしている「糸魚川ジオステーション ジオパル」を除いてみました。入り口に生態保存されている「SLくろひめ号」は、かつて市内の専用線で使われていたそう。

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 中には、大糸線で使われていたキハ52がドーンと置いてあります。ガラスのシャッター越しになるが、外にも引き出せる?

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 車内は、大糸線時代のままになっている。

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 キハ52形3両の模型も。

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 記念のヘッドマークもあります。
 この他、ジオラマの鉄道模型(有料 一部は自前の車両の持ち込みも可)やその他もろもろの鉄道関連の展示物、また、ジオパーク関連の展示物もあって、なかなか楽しめると思います。

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 この「ジオパル」があるアルプス口。停車しているバスは、№2915でも出した、「大糸線増便バス」として白馬駅に行く糸魚川バス。

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 一般のバスは日本海口発着で、アルプス口からは一般の路線はない。バス停が3つ並んでいるが、「増便バス」以外では、左の「妙高シャトル」は、バス停だけで時刻は全く記されていない。右のJAMJAMライナーも、現在糸魚川を発着する便は、運行されていないようだ。

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 17時43分発〔はくたか572号〕で、東京に帰ります。西日本のW7系。

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〔はくたか〕は、車内販売が乗務していました。

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 この列車は通過駅が3つしかなく(安中榛名・本庄早稲田・熊谷)、各駅停車に近かったが、それでも糸魚川から2時間13分で東京に着きました。さすがに新幹線は、早い。

 こうして慌ただしくも、途中下車を交えて、旧北陸本線の第3セクター4社の路線を乗り継いできました。
 この最中、あるいは去年の福井旅でもそうだったが、特に福井県はハピライン区間の内でも外でも、新幹線開通を機に飛躍を遂げたいという意欲が、そこかしこにみなぎっていたように感じます。一方で、この先の旧北陸本線区間は、第3セクター転換を機に、変えた方が良いのではないか、という部分がいくつもあったような気がします。最も大きく転換すべきは電気方式(交流→直流にすべき)で、そこから派生していろいろ作り変えるべき部分が多々あるだろう、と感じられました。それはまた、後日考え方をまとめて、記したいと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 Suica・PASMOの無記名カードが、3月1日に発売再開と発表になりました。発売停止から2年近く、ようやくの感はあるが、この間にC/Cのタッチ決済の普及があり、全国相互利用対象の交通系ICカードから離れる動きも、熊本で起きました。Suicaに関しては、JR東日本の地域連携カード普及の動きもあるが、発売再開後のICカードの需要は(Suica・PASMO以外でも)どう変動するでしょうか。
 トロントの航空機事故は、まずは犠牲者が出なかったのは幸いだったが、どうして機体がひっくり返ったりする事になってしまったのか?

《What's New》
17日 岸和田市議会 市長不信任決議案再度可決 永野 耕平市長失職
18日 IAEAグロッシ事務局長 柏崎刈羽原子力発電所視察

№2926 またも西へ 北陸へ 2.北陸路 第3セクター鉄道乗り継ぎの旅・①金沢まで

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 翌日、湖西線から、旧北陸本線を構成する第3セクター鉄道を乗り継いで、糸魚川まで行きます。本当は直江津まで行くべきだろうが、帰りが遅くなって翌日の仕事に差し支えるので、途中まで。

 1月14日(火)

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 大阪駅前を発着する大阪シティバスは、まだ旧市営バス色が大半、という感じ。

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 敦賀まで、新快速3412Mで行きます。この列車、関西の新快速では唯一、2つの行先がある列車で(平日のみ運行)、前4連が敦賀行、後8連は米原行。

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 京都まで複々線を行く。先行する287系は、〔こうのとり2号〕の回送。

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 時速が120㎞/hを越える区間も。こういう線形が良い路線なら、この位のスピードを出しても良いだろうが。

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 向日町では「オーシャンアロー」編成の姿も。

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 京都で米原行を切り離して3800Mとなり、先行して山科までは電車線を走行。

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 しかし、山科では3分停車、その間に後から列車線を走ってきた米原行8連に先を越される。

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 湖西線もまた、通勤電車で新幹線を走っているような感覚、かも知れない。行く手に比叡の白い頂きを見る。

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 その山々が真正面に。

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 一方、右手には琵琶湖。

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〔サンダーバード8号〕とすれ違い。安曇川付近は、直線が長い。

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 近江今津で〔サンダーバード7号〕待ち合わせ(向こうも停車)。元北越急行の683系8000番台。

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 近江今津を発つと、湖西線沿線も雪がみられるようになる。近江中庄の先で大きなカーブ。振り返ると、近江中庄の高架駅が見える。

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 永原は除雪用の車両が出動していた。ここはまだ極端な積雪ではないが。

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 でもホームは結構積もっていて、雪だるまも。

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 右手の農村地帯も雪。こうしてみると、冬場という事もあるだろうが、湖西線は「大幹線」ではあるが、大都市から近い割には、結構車窓が変化に富んでいるように感じられた。

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 近江塩津で湖西線は終わって北陸本線(「湖東線」とでも呼び変えた方が、実態に合うはずだが)と合流。上りは駅のかなり先で分離する。

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 福井県に入り、新疋田を過ぎると、上りはループ線2つを含めた別線になって、単線のような様相になる。
 このまま、敦賀に定刻到着。

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 去年11月に来たばかりの敦賀駅。

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 敦賀からはハピラインふくい。大阪からPASMOで来ているが、ハピラインでも乗れる。10時13分発1241Mは521系ワンマン2連。

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 現在の交直切り替えは敦賀駅の北、北陸トンネルとの間になるが、ハピラインの電車はわずかな直流区間のためだけに、交直両用の電車を保有しなければならず、ムダな部分が多いと思う(この先のIR、あいの風もそうだが)。

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 全長13.9㎞の北陸トンネルは在来線最長だが、JR以外の鉄道では最長のトンネル、という事にもなった。第3セクター鉄道としては、今後保守の面で大変だろう。

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 ハピラインふくいはJR西日本時代から引き続き、ICOCAが使用できる。が、利用範囲は狭くなり、JR側は大阪まで。その先神戸へ行くとか、京都から奈良線や嵯峨野線(山陰本線)に行くとかはできない。IR側も金沢までで、その先は利用できない。

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 トンネルを抜けると、武生までは雪国風情。

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 武生駅のホームの看板。前回見た時は北陸新幹線敦賀開業(+越前たけふ〔かがやき〕停車決定)歓迎、だったものが、今度は、大阪までの早期延伸を求めるものになっていた。そんな日は、いつ現実になるだろうか。

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 越前花堂駅は、越美北線のホームは、ハピラインの上りホームから連絡通路を歩いて行く事になる。新幹線の真下。

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 福井到着。コンコースの壁面にあるモニュメント「越前幸幸」。

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 14分の乗り継ぎ時間で、金沢行337Mに乗り換え。やはり521系2連。
 ここから金沢までは、第3セクター転換後は初乗り。

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 福井付近は雪は少ないが、遠くの山々は雪を被っている。晴れていたら、大日山などの峰々を見る事も、できるのだろうか。

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 新幹線に接続する、芦原温泉駅。

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 ここで、福井行1332Mと行違う。向こうはIR編成だった。
 大聖寺からIRいしかわ鉄道になるが、ハピラインの運転士がそのまま金沢まで乗務。

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 白山車両基地。

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 12時40分、金沢到着。
 ここで一息ついて途中下車。1時間後の電車に乗ります。金沢以降は次回。

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 私鉄各社から、3月15日ダイヤ改正のリリースが出ています。また、4月1日に再編成を行う京成グループのバスに関する情報も、五月雨式に関係各社からチラホラ出てきているが、後日まとめて書きます。

《What's New》
15日 台湾・民衆党主席選挙 黄 国昌氏を選出
16日 スキージャンプ 葛西 紀明 W杯歴代最多出場記録579に更新

№2925 またも西へ 北陸へ 1.「ひのとり」に乗った

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 しつこいくらい、短期間であちらこちら泊りがけで出かけているが、先月半ば、13~14日にかけて、近鉄特急「ひのとり」に乗った後、北陸の第3セクター鉄道を乗り継いできました。10日前に足掛け2年の旅行から帰ってきたばかりなのに。
 まずは新幹線~「ひのとり」と乗り継いで、大阪に向かいます。

 1月13日(月)

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 この日は「成人の日」。新横浜駅にはこんなものが。

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 新横浜16時58分発、この日は博多行〔のぞみ181号〕。

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 冬至からまだ1か月経っていないが、少しは日がながくなった、かな?相模川。

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 根府川の、東海道本線の鉄橋。ここは晴れていて、お月様も見る。

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 新横浜からの東海道新幹線なのに、この日の夕食の駅弁は、本来は米沢の「米沢牛すきやきと鮭はらこめし」。もちろんおいしいけれど、今は地域に関係なく、どこの駅弁も、比較的簡単に手に入るようになった。大きな駅では。

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 その車内。やはり三連休最終日、とあって混んでいる(10月ほどではなかったかな?)。

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 名古屋到着。先行していた〔ひかり651号〕をここで追い抜く。

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 ところで、東海道新幹線では、開業60周年記念として、編成ごとに異なる沿線の自治体の章を車体に張り付けて、運行しているそう。今回乗車したJ23編成は、神奈川県の真鶴町らしい。

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 1号車の号車番号の下にありました。

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 移動して、近鉄名古屋駅。18時30分発のアーバンライナーにも乗れそうだったが、今日は「ひのとり」が目当て。

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 その「ひのとり」、アーバンライナーの後、折り返し回送1本の次に入ってきました。
〔ひのとり69列車〕と呼称するようだが、なぜ「号」ではないのか、どこかみょうちくりんな表現、という気がする。

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 今日はレギュラーシート。といっても「ひのとり」全体で、特別車両料金200円が追加になり、大阪まで2,130円。

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 デッキ付近には、ベンチスペースがあります。

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 その向かい側には、手荷物のロッカーと、缶・ペットボトル飲料の自動販売機。

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 両先頭車・プレミアムカーのデッキ部にはカフェスポットがあって、挽きたてのコーヒーや、紅茶のティーバッグ・菓子類を販売する自動販売機が置いてあります(レギュラーカーの利用者も利用可)。

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 右側の方は、もう少し販売品目が多いと良いと思ったが(菓子パンとか)、ともあれ、特にJRの新幹線とか特急列車にも、まあ食堂車とか車内販売はもう無理っぽいけれど、こういう一息つけるセルフ販売の自販機とフリースペースくらいは、作って欲しいなあ、と思っています。
(JR西日本には273系など、フリースペースはある車両もあるが)

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 昨今の大きな荷物を抱えた旅客が多い事も考慮してか、ロッカーのスペースもかなり取られています。

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 ロッカーは無料だが、交通系ICカードが鍵になるので、カードがないと利用できなさそう。

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「ひのとり」では、Wi-Fiに接続すると、雑誌やビジネス書が読み放題になるサービスがある(ビジネス書は要約。出版社の監修が入っているそう)。Wi-Fiのネットワーク一覧から「ひのとり」のアドレスを選択し、SNSログインまたはメルアドを入力するとメールが送られてくるから、そこに記されたURLをタップすると、利用できるようになる。

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 雑誌類のラインナップは、こんな感じ。

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 これは、ラインナップにあるアニメ雑誌の記事。

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 窓上の座席番号の脇には、最近のJR東日本の特急のような、座席指定有り無しのランプがある。私が着席している7Dは緑、隣の7Cは空席だったから青。

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 もちろん、各席に1つずつ、コンセントがあります。もはやスマホ対応(使用そのものも、スマホ経由のサービスも)は、在来線の特急でもあって当然、になりつつある。

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 出入口上部には、大きな画面のディスプレイがあります。走行中はニュースなどを流す。

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 肝心の座席は、レギュラーシートでも全席バックシェル。

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 フットレストもあり。

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 紙オシボリはセルフだが、健在でした。

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 喫煙コーナーは去年閉鎖されたが、最初から作らなくても良かったのではないか?令和デビューなのだからもはや特急も完全禁煙が当然の流れ、最初から完全禁煙を宣言しておけばよかった。

 何のかんの書いたが、車窓に関してはもう真っ暗だから書く事はない。しかし、とにかく静か!ひそひそ声さえ立てるのがはばかられると思えるほど。それに、揺れもほとんどない。大手私鉄でも屈指の大幹線を高速で走る列車なのだから、当然それを想定して造られているのだが、さすが「ひのとり」は、私鉄の世界でも最高峰クラスだ、と納得できる特急車、でした。
 今度は昼間に乗ってみたいし、プレミアムカーも、機会を作れるなら乗るのも良いだろう(でも、「おのぼりさん」には向かないかも?)

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 そんなこんなで21時過ぎ、大阪難波に到着。この後阪神の桜川まで回送されていったようだ。

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 この後、ちょっと訳ありで鶴橋に戻って、大阪環状線の南半分に乗り、弁天町からメトロ中央線に乗車。夢洲開業はまだだったが、路線図は既に反映されている。

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 阿波座駅の時刻表だが、コスモスクエア発着の全列車が夢洲まで延長かと思ったら、最終の1本前(平日・土休日とも23時59分)は、引き続きコスモスクエア止まりとなるようだ。

 この晩は阿波座駅近くのホテルに投宿。
 明日は、敦賀までは新快速、その先は北陸の第3セクター鉄道4社を、糸魚川まで乗り継いでいく。その先は北陸新幹線。

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《What's New》
13日 日経平均株価 終値3万9461円47銭 一時600円以上値上がり
14日 特別天然記念物トキ 能登地域での放鳥 専門家会議で了承

№2924 2年連続 年越し旅行 7〔終〕.ウン十年ぶり飯田線 高原ムードの北部

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 最終日・1月3日の続きです。駒ヶ根から飯田線の北半分をたどり、最後は中央線で帰ります。

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 天竜川のたもとにある天竜峡駅。行く手には中央アルプスの山が…見えるはずなんだが、冬場とあっては、てっぺんは雲に隠れています。頭上も曇天になっているし。

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〔伊那路1号〕が、豊橋から到着。ちょっと遅れていた。

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 左の1番線が〔伊那路1号〕、右の2番線が天竜峡始発茅野行普通225M。
 225Mは結局、天竜峡までの511Mと同じ編成(213系5009F)。だったら直通運転でいいだろ、と思うのだが、511Mで着いた3番線は飯田方面へはスルーできない配線、2番線は飯田始発1508Mが着いたばかり、1番線は〔伊那路1号〕のために空けなければならず、なのでこのような形態になったのかと思う。

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 天竜峡駅。JRではなく、ローカル私鉄の駅の装い。前身がローカル私鉄だし。

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 時又で544Mを待つ。上諏訪発豊橋行という、大変な列車だ。〔伊那路1号〕の遅れの影響だろう、向こうもやや遅れて着いた。

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 下山村から伊那上郷にかけては、飯田の町に寄り道するような線路形状になり、後方には南アルプスの山々を見る。25‰の急こう配が現れる。

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 飯田は、わずかな停車時間ですぐ出発。3番線には東日本の211系がいる。長野からの211Mあたりで着いたのだろうか。

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 伊那大島。

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 一方、左側の中央アルプスは、残念ながら雲の下。快晴だったら絶好の展望が楽しめそうだが、冬だからね…。

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 頭上の雲も多いのだけれど、それでも伊那谷は青空も広がる。

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 七久保駅。ここでも上り待ち合わせで5分ちょっと停車。無人駅だが、駅前にパン屋さんがあって、菓子パンを買い込んだ。

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 七久保駅のホーム。

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 天竜峡行214M。311系2連でも、ワンマン運転は少ないようだ。

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 南側程厳しい地形ではないはずだが、カーブとアップダウンが多い。伊那本郷からはいったん西にカーブを切って、与田切川を渡って、また東に向かうUの字線形。遠くに見える高架道路は、国道153号線のバイパスだろうか。

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 駒ヶ根駅。ここでも14分の停車。

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 ここは駅員がいるし、乗客もそれなりにいる。今はここから東京方面だとバスターミナルからの高速バスが主流だが、三が日最終日だし、〔あずさ〕に乗り換えていく、という客も少なくはないだろう。

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 飯田行216Mが来た。松本始発だが、東海の313系。

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 車内も割と、旅行者が多い。車掌が巡回して回る。

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 伊那市を過ぎて(一度降りてバス撮りたいなあ。EVもあるし)、伊那松島もまた、10分近い停車。

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 ここには、小規模な基地がある。これもローカル私鉄時代の名残だろう。ここを起終点とする列車も数本ある。やってくるのは天竜峡行216M。

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 宮木を出発。ここがJR東海としては、最後の駅になる。

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 辰野到着。ここは去年の10月に塩尻から来たばかりだ。

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 中央本線に入って、特に岡谷を過ぎると、単線のままではあるがさすがに特急街道、線路の整備状態が格段に違う。

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 上諏訪を過ぎて、信号所から複線になり、〔あずさ29号〕とすれ違う。

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 茅野到着。天竜峡から約3時間40分かかった。
 この編成はここで折り返し17時23分発平岡行222Mになるようだ。1時間以上間がある。中央本線だと、この茅野が、JR東海編成乗り入れの南限という事になるか。

 かなり久しぶりに…というか、もう初乗りに近い状態で飯田線を完走した感想としては、ダイヤ面に関しては、南部の愛知県側、北部の長野県側、ともに、日常の利用は決して少なくはないのではないかと思った。正月三が日で旅行者が多かった事もあるが。だから、愛知県側の豊橋~本長篠間、長野県側の天竜峡~辰野(~岡谷)間は、運行本数は確保されているが、もう一押しして60分くらいのネットダイヤを指向しても、良いのではないか?岡谷での〔あずさ〕接続もあるし。静岡県を挟む区間は、正直伸びしろは少なさそうだが。関連して、岡谷~辰野~塩尻間は、JR東海に運営を委ねて、地域で統一を図る方が良いだろうと思った。岡谷・塩尻とJR東海の路線が隣接しているのに直接つながっていないのは不自然でもあるし。関連して、ローカル私鉄の寄せ集め、という歴史上の経緯を反映してか、天竜峡の如く、線路の配線が効率の良い運行に向いていないところも多々あり、どこかで抜本的に手直しをする事も考えられるべきではないか。伊那松島の基地も中途半端で、広々とした構内に側線が残ったままの辰野あたりに移転する事も、考えられるだろう。
 車両の面では、313系は、飯田線では思ったより運用数が少なかった気がする。213系が相当数あるのだから、置き換えは簡単ではないのではないか?他線に315系を導入、313系2連ワンマン対応編成を各地から玉突きで転用、となるのだろうか。この辺も注目。でも213系がそのままリタイアするのはもったいない気もするし、ローカル私鉄が引き取ったりはしないだろうか、とか考えるが。
 そういえば、リニア新幹線の駅が飯田市に造られ、飯田線も元善光寺~伊那上郷間に新駅を造って接続するようだが、気づかなかったな。伊那谷は高架線なのだが。いつになるか分からんが、開通後は飯田線にどのような影響を与えるだろうか。

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 さて、茅野駅の西口には、C12 67が静態保存されている。この機体が茅野を走ったわけではなく、かつて鉄山と茅野駅を結ぶ産業鉄道で国鉄と同型のC12型が使われていたので、それを偲ぶ、というのが保存の目的、らしい。

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 ホームには、「黒耀石」のモニュメントが置かれている。

 三が日最終日とあって、「東京へ向かう〔あずさ〕は全列車満席」のアナウンスが頻繁に流れる。臨時列車も多数出ているが。私はもちろん、普通列車で岐路に就く。「青春18きっぷ」だし。小淵沢行1536M。小淵沢で始発の高尾行548Mに乗り換え。

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 日野春で〔あずさ82号〕通過待ち。ところが、その後何分経っても発車しないし、同時に通過するはずの下り〔あずさ37号〕も来ない。どうやらその〔あずさ37号〕が、動物を撥ねたらしい。なんてこったい。人身事故に遭遇した10月を思い出す。

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 この時の、JR東日本のアプリに表示されていた運行情報。

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 10月の時ほどひどくはならなくて、10分くらいで動き出した。

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 甲斐大和で〔あずさ84号〕、

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 さらに相模湖で〔あずさ86号〕通過待ち。

 高尾は、20分くらいの遅れになったのかな?ここのところの私の旅は、22時前には宿泊先に投宿、または帰宅、を目標にプランニングする事が多いが、結局自宅に戻ってきたのは、22時を過ぎてしまった…。明日はもう仕事始め、朝が早いのに…。

 というわけで、2年連続の三が日の旅も、何とか終わりました。「青春18きっぷ」は…。やはり連続した日程でないとダメ、では、今後利用回数は大幅に減る事は、間違いない。3日以上連続で休みになる機会、なんて今の職場では(有休をとらない限り)ないし、日帰りでは使えない、というのではね…。機会があれば、私なりに新「青春18きっぷ」の問題点と改善案みたいなものを、記してみたいと思っています。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 名鉄の特急が本線上で立ち往生して、動けなくなっているそうです(1000系か…)。

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12日 トヨタ自動車労働組合 要望書提出 最高月額24,450円要求

№2922 2年連続 年越し旅行 6.ウン十年ぶり飯田線 秘境越えの南部

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 足掛け2年の年越し旅行も、最終日となりました。
 飯田線に乗ります。飯田線は…たぶん、昭和の終わり、165系が走っていた頃が、完全に最後です。だから平成時代、119系とかには乗っていないのです…。
 何たるブランク…。
 乗るなら119系とかもいいが、昔の旧国…リニア・鉄道館で保存されているクモハ52とかに乗りたかったが、ともあれ超久しぶりの飯田線、豊橋から辰野(さらに茅野)まで完全踏破で、この旅を締めくくります。

 1月 3日(金)
 この日はキチンと目覚ましをONにして、6時には目を覚まして、朝食もキチンと食べています(前日もキチンと食べたけれど)。前日の長良川鉄道と違って、8時11分発の列車にキチンと乗らないと、最後に困るので…。

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 朝の豊橋駅。

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「負けヒロインが多すぎる」か…。豊橋舞台のラノベらしいが、この手の路線、そろそろ食傷気味、の感はしませんか?若い皆さん。
(「マケイン」とか長いタイトルを4文字に略して呼称するのも)

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 豊橋駅は、1・2番線が飯田線、3番線が名鉄名古屋本線で、下地の先まで線路を共用する。

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 天竜峡行511Mは、213系5000番台(5009F)。2連だが、車掌が乗務している。213系はワンマン運転には対応していない。

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 車内は基本的に、関西本線時代と変わらないか。トイレが追設されたくらいで。

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 下地の先、豊川放水路を渡った信号所で名鉄と別れる。左には何度も行ったが、右はだいぶ久しぶり。

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 元はローカル私鉄の寄せ集めだけに、やはり小ぢんまりした駅が多い。長山。

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 右に見る三角形の山は本宮山、で良いのだろうか?

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 序盤はのどかな、あまり変哲もない田園地帯の風情。

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 新城で10分停車。駅前は意外に小ぢんまりしていて、普通の路線バスは来ない。この辺は豊鉄バスのエリアだが、昔の電車の代替路線も、駅から離れたところを経由するようだ。

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 平岡始発の320Mと交換。向こうも213系。

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 無人駅の三河東郷。新城から10分もかからないが、ここでも9分停車。

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 駒ヶ根始発の快速2524G。向こうは快速なのに、ワンマンだ。

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 新東名高速。国鉄時代には中央道の開通で、飯田線は特に長野県側が大打撃をこうむったが、新東名の開通で、今度は南部の愛知県側も、今後影響がじわじわと出てくるのかも知れない。

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 JR東海だからまだマシかも知れないが、線路はやはり、どこか貧弱。

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 ところで、三河大野を出ると、車掌が「きっぷを拝見」と、検札に回ってきた。普通列車で検札を受けたのって、いつ以来だったっけ?近年のJRでは、(車掌が乗務していても)検札を受ける事が全然なかったのだけれど…。

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 三河川合。ここでも5分ほど停車。駅舎…と呼べるほどのものではないが、真新しいけれど小ぢんまりした小屋が建つ。三河東郷もそうだった。

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 三河東郷駅のホーム。島式で、小屋とは踏切で結ばれている。

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 その踏切から撮った、伊那松島始発528M。普通列車だが、「秘境駅」など一部は通過、という列車。
 
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 この2つ先、東栄で愛知県は終わり、静岡県に入る。相川沿いに走る。

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 中部天竜駅到着。20分停車。
 ここは駅員はいるが、駅付近は何もない。もちろんコンビニなんて気の利いたものはなく、飲料の販売機以外では、飲食物が手に入らない。

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 それにしてもここが静岡県、しかも浜松市天竜区というのは、なんとも奇妙な感覚。新幹線がひっきりなしに行き交う浜松駅付近と、同じ政令指定都市なのだから。

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 運行の拠点の一つなので、構内は広い。213系が留置されている。

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 しかし運行本数は、浜松駅とは全く比べ物にならないくらい少ない。「かけ込み乗車は「危険」だから次の電車を」ったって、3時間以上間が空いている所もあるようでは、何の意味もあるまい。

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 213系の置き換え計画がアナウンスされている事もあって、停車中に撮影している「鉄」も少なくない。
 中部天竜止まりの1504Mの到着(それが一番上の画像)を待って、出発。

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 かつてはレールパークがあった佐久間だが、この間に訪れた事はなかった。

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 水窪も3分停車。時刻表は中部天竜以上にスカスカ。

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 水窪の市街地は、水窪川をはさんだ反対側にある。遠江二俣へ行くバス路線(かつては国鉄→JR東海バス、後に遠州鉄道、現在は地元のタクシー会社が運行)があるが、駅前からではない。

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〔伊那路2号〕待ち合わせ。

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 ここから静岡・長野両県境をまたぐあたりが、最も「秘境」らしいだろう。小和田は、かつては行き違いができたようだが。

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 代表的「秘境駅」の一つ、中井侍駅。それでもここで降りた客がいるが、「鉄」に違いない。それでも、次の停車は約2時間後で、まだ良い方?

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 平岡を発つと、平岡ダムが造った平岡湖沿いを行く。ニールセン橋の羽衣崎橋。

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 ここも「秘境駅」の代表格、為栗。

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 金野駅。中居侍も為栗も金野も、急行(臨時〔飯田線秘境駅号〕)は停車するのに、為栗と金野は、普通列車でさえ一部は通過してしまう…。

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 飯田線は、静岡県を挟む区間は、案外長大トンネルが多い(一部は災害対策もあったのかも知れない)。最後も長いトンネルを抜けると、急に開けた感じがして、終点の天竜峡に到着。豊橋から116.2㎞、約4時間の所要時間だった。

 しかし、195.6㎞の飯田線はまだこれから。辰野まであと79.5㎞、全線の40%が残っています。「飯田線=秘境」のイメージもあるがそれは天竜峡より南、特に静岡県を挟む区間について言える事、後半は、高原的な風景が連続します。茅野からは中央線で帰路に就くが、それは次回です。
(ただし、明日はお休みか、違う事を書く予定)

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10日 将棋 藤井 聡太七冠400勝達成 史上最年少22歳6か月

№2921 2年連続 年越し旅行 5.雪の北濃から 豊橋へ

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 1月2日の続き。
 長良川鉄道の終点、北濃でしばし佇み、折り返しの列車で美濃太田へ戻る。長々と今来た道を単純に帰るのも能がないといえばないが、鉄道にこだわるならこれしかない。名鉄美濃町線が残っていれば、美濃から名鉄にしたはずだが…。

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 北濃駅の駅舎。木造駅舎がそのまま残されている。駅前広場は雪がないから、年末からの数日は、降雪がなかったようだ。

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 駅員は当然いないが、今は飲食店が入っている。弁当も販売しているらしい(ただし予約制)。むろん年末年始の休業期間中だったが、営業していたら、折り返しの間に軽く飲み食いはしていたかもしれない。

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 駅前には、白鳥交通のバス停が立っている。美濃白鳥からのひるがの高原・石徹白(土休日・年末年始運休)路線が経由する。後ろの電話ボックスが割と新しい。都会の駅でなくなりつつあるのに、どの程度の利用があるのだろう。

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 北濃駅は海抜446mか。美濃太田駅の海抜は分からなかったが、美濃加茂市役所が65mだそうだから、やはり結構上がってきている。雪も当然か。

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 昔の写真も飾られているが、どん詰まりの終点なのに、転車台に給水塔まであって、ある程度SLの基地として機能していたようだ。

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 その転車台が、保存されています。

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 案内の看板。しかし、長良川鉄道転換後もしばらくは現役だったらしいが、DCの方向転換なんて、意味があったのだろうか?

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 ホームの名所案内の跡は、文字は全部消されていて、何と書いてあるかはほとんど読めないが、「国鉄バス」の跡が読み取れた。昔は国鉄→JR東海バスが鳩ケ谷まで走り、加越能鉄道のバスに乗り継げば、富山県の城端に抜けられたらしい。美濃白鳥からは九頭竜湖にも行けたし、良い時代だった…。

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 今は、棒線の終着駅にたたずむレールバスに乗って、乗ってきたばかりの路を戻るのみ。
 北濃駅は、正月休み故「鉄」もいるにはいたけれど、何よりも静かだったのが、結構でした。

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 1両分だけホームが除雪されている北濃を後にする。次にここに来る機会は、あるかな…?

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 淡々と雪道を下っていく。静かだ。

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 郡上大和駅。

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 7列車はナガラ602号。旧国鉄首都圏色の単色。結構雪に映える。

 長良川鉄道は、やはり郡上八幡を境に、特に冬場は気候が大きく異なる路線だ。今日2月9日も、郡上八幡以北は終日運休となり、明日2月10日も、初発から運休とアナウンスされている。雪国のローカル鉄道の運行の厳しさが、ちょっとだけ垣間見えた気がしました。
(白鳥交通バスも運休)

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 美濃太田駅に戻ってきました。穏やかだ。
 長良川鉄道は、ダイヤ面では北部はこんなものだろうと思うが、南部の美濃太田~美濃市間くらいは、コンスタントに60分に1本くらいの運行本数は確保できないだろうか。この区間の利用は少なくはなさそうだから。

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 美濃太田駅駅舎自由通路にある、美濃加茂市制70周年の記念モニュメント。

 この後はJRの高山本線と東海道本線を乗り継ぐが、名古屋で途中下車して、あおなみ線で金城ふ頭まで1往復。

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 名古屋も少々雲が多くなっていたけれど、金城ふ頭到着間際、夕日が西に沈んでいくのが見えました。

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 リニア・鉄道館。N700系。

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 あおなみ線は開業20周年を迎え、往復で乗車した1601Fには、記念のヘッドマークが掲げられていました。

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 最後に、豊橋駅のペデストリアンデッキの、イルミネーションアート。

 豊橋駅近くのホテルに投宿。
 明日は、これも何十年ぶり?になる飯田線に乗ります。今晩は、目覚ましをキチンとONにして寝ないと、明日は8時11分発で出発するので、寝坊したら大変だ。
(その後でも辰野まで乗り通せるが、帰宅がかなり遅くなってしまう)

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 この数日、世界規模で大小さまざま交通の事故が起きていて、メキシコではバスとトラックの衝突で41人死亡とか伝えられています(生存者もいたようだけれど)。ニュース映像を見たら、バスが完全にまる焼け。ひょっとしたらバスの構造にも、何か問題があったのかも知れません。

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 9日 「希少難病」シンポジウム オンラインで開催

№2920 2年連続 年越し旅行 4.長良川鉄道 雪の北濃へ

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 しまった!寝坊した!
 6時には起きるつもりだったんだけれど、ホテルの部屋の目覚ましの時刻は合わせていたのに、ONにするのを忘れていた。
 目覚めると、もう7時過ぎ…!

 どのみち北濃まで行く列車は9時56分までなく(8時12分発は美濃白鳥まで)、実害はなかったのだけれど。やはり前の晩、終夜運転で「徹夜」だったのが、堪えていましたねえ。前の晩は、早めに床に就いたのだけれど…。

 1月 2日(木)

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 改めて、美濃太田駅。今は橋上駅舎となり、JR東海と長良川鉄道の入り口は分離されています。

 折り返し北濃行5列車となる、北濃始発6列車を、JR駅のホームから撮影(入場券を買って入っています)。ナガラ307の単行。

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 JRのホームから、長良川鉄道の駅のホームを見る。長良川は、ホームに窓口があります。一日乗車券を購入。

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 このナガラ307号は「食品サンプル列車」と称し、車内の各所に、食品のサンプル(一昔前の大衆食堂でよく見られたもの)が置かれています。

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 チャーハンのトンネルを、列車が走っている(もちろん実際には動かない)。

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 今川焼きも。

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 ホームには「観光列車ながら」の広告があり、チラシも作られています。デラックスな料理がふるまわれるレストラン列車だが、それこそ、この「サンプル」の実物を食べられる列車があっても良いのに。郡上地方には郷土料理「鶏ちゃん」というものがあるそうで、こういうのを列車で味わいたい。

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 長良川鉄道では、C/Cのタッチ決済が利用できるらしい。一日乗車券等もアプリから購入できるそうだ。

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 美濃太田を発ってしばらくは、普通のローカル線風情。関口駅は、隣のローソンに「関口駅」と記されている。左手には、LE-CARのハリボテも。

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 関駅。右側は、一時発着があった名鉄美濃町線関駅の跡。廃止からもう20年以上経ってしまった。

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 山間部にかかると、やはり線路は貧弱だし、この第4種踏切は見通しが良くなさそうで危なっかしい。

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 湯の洞温泉口駅。この駅、一部折り返し列車があるのだが、棒線の上、信号機は一切ない。どうなっているのだろう?

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 長良川を何度も渡っていく。ちなみにこの列車は〔ゆら~り眺めて清流列車1号〕と称して、長良川を渡るところなどで減速運転を行うが、特に観光のアナウンスがあるわけではない。アテンダントの乗務もないし、運転士もアナウンスはしない。

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 やはり行楽の乗客が多いのか。郡上八幡まではインバウンドも少なくなかったような。

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 遠くに見える高速道路は、東海北陸道だろう。岐阜から高岡まで高規格で縦断していく道路で、こういうのが相手だと、ローカル鉄道はやはり苦しいだろう。

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 郡上八幡到着。美濃太田から約1時間20分。

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 郡上八幡からは、なお長良川に沿って上っていく。

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 郡上八幡を発つと、雪を見るようになってきた。だんだん量が増えてくる。空も曇りがちで、美濃太田とは様相がまるで違ってくる。

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 白鳥交通のバスとすれ違う。郡上八幡~美濃白鳥間は、昔は岐阜バスが新岐阜から直通していたのが、今は郡上八幡より北側の旧岐阜バスや、JR東海バス(九頭竜湖行を除いて)の路線は、基本的にはこの白鳥交通の運行になっているようだ(他に自治体のコミュニティバス・自主運行バスがあるようだが)。

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 上万場駅に到着。

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 美濃白鳥が近づくと、遠くに白山を中心とした白き峰々が連なっている。

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 美濃白鳥を過ぎて、2つ先の白山長滝は、案外地元の人々の下車が多かった。

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 駅に隣接して長滝白山神社があるからで、皆初詣客だろう。こういう地元の利用が、普段から定着してくれれば、良いのだが。

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 北濃駅が近づいてくる。白い山も近づいてくる。大日ヶ岳だろうか。

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 北濃到着。美濃太田から2時間10分。

 郡上八幡を境に、天候がまるっきり変わった。今日2月8日・明日2月9日は郡上八幡~北濃間は大雪で全面運休になるそうで、なるほどねえと、今改めて思った。

 北濃でしばし佇んだのち、今乗ってきた列車の折り返し12列車で美濃太田に戻る。その後は名古屋を経由して豊橋に向かうが、それはまた次回です。

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 8日 アイスホッケー女子 来年冬季オリンピック出場決定 全競技通じ日本初の出場権獲得

№2919 2年連続 年越し旅行 3.南海支線 「めでたいでんしゃ」に乗る

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 元日の続き。お昼からは南海の支線に乗り、撮影もします。夕方はJRの快速を乗り継いで、一気に美濃太田に向かいます。

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 南海の和歌山市駅は、ビルが完全に建て替わっていました。図書館も入っているよう。

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 ただ、南海の駅は昔の2階部から、地上に移っている。小規模になったが、スルスルッと乗れるようになったのは良かったかな。加太線も基本的には、階段の上り下りを必要としない。

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 加太線の「めでたいでんしゃ」。10時56分発は7187F、第1号の「さち」。

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 ヘッドマークは、「謹賀新年」仕様。

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 カーテンも鱗を模したものになっている。座席の地も変わっているが、他に込み入った改造は行われていない。

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 東松江で行き違いの7197F、「なな」。

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 海岸沿いを走るイメージがある加太線だが、海が見えるのは、一つ手前の磯ノ浦を過ぎた、ほんのわずかの区間。

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 終点の加太駅。ここに降りるのも相当久しぶりだが、イメージは変わっていない。

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「めでたいでんしゃ」各編成の運用は、南海のアプリから見る事が出来ます(これは12月になっちゃった)。

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 折り返しの電車は紀ノ川で降りて、上りホームから1時間強、南海線の電車を撮ります。「一足早く」泉北から南海の電車になった3000系。

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「めでたいでんしゃ なな」

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 10000系「サザン」。

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 8300系。南海線・泉佐野~和歌山市間は、3月22日から普通列車のワンマン運転が始まる事になっていて(8300系4連を使用する一部の普通のみ)、車体の上隅部にはカメラが装着されています(最近JR東日本などで見られるものと同じ)。

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 12000系「サザンプレミアム」。最初はこれで10000系をどんどん置き換えていくものと思っていたが、初回投入以降は動きがない。デビューから15年になろうとしているが、まだ乗った事がない…。後部は9200系。

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 本線用の7100系。7100系にも旧塗装復刻編成があるので、撮りたいなあ。

 この後は和歌山市に戻ります。

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 和歌山港線に乗るが、おや、2000系の「めでたいでんしゃ かなた」だ。今の和歌山港線は、加太線と運用が共通なのか。13時24分発は徳島行フェリーに接続があるからか(かなり慌ただしくなるが)、それなりに旅行者の姿があった。

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 和歌山港線は、以前は中間に駅が3つあったが、一斉に廃止になって、跡形もない。ここは…築港町駅があったところか?

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 和歌山港駅。今ではJRにもない、鉄道の駅とフェリーのターミナルが直結した駅、だが、今の鉄道は、無人駅…。

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 ホームからは、フェリーを見る事も出来ます。今の和歌山港線は、フェリーの二次アクセスにほぼ特化した運行内容になっている。

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 フェリーからの乗り換え客もいて、電車内は折り返しもそれなりにお客さんがいるが、ホームは閑散としている。

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 1番線は、昔は一つ先、水軒まで伸びていたが、廃線から既に23年、木々も育ち、知らなければ線路が続いていたとは気づかないだろう。

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 和歌山市駅は、和歌山港線は7番線に着くが、向こうに南海線の普通が停車している6番線とは、昔はスルーする構造だった。駅施設からは一番遠いし、他列車への乗り換えも遠い。自社グループのフェリーへ接続する路線にしては、何か冷遇されている気もしないではない(昔は〔サザン〕が多数直通していた、事もあるだろうが)。

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 今度は多奈川線に乗るべく、普通電車でみさき公園へ。何しろ前回改正で日中は1時間間隔に削減されてしまっているから、逃すと大変だ。みさき公園が閉園して久しいが、駅名を改称する気配はなさそうだ。
 多奈川線も、今は2000系だ。

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 14時15分発に乗車。しばらくは南海線と並走する。

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 深日町駅は、以前は行き違いが可能だったみたいで、ホームと、鉄橋がそのまま残っている。

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 海の向こうに、淡路島を見る。

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 深日港からは、かつてはその淡路島へ行く航路があって、連絡の急行が難波から直通していたものだが、明石海峡大橋の開通は、多奈川線にも大きなダメージを与えた、という所だろうか。

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 多奈川駅。閑散としている(全く人がいないわけでもないが)。

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 その多奈川駅でも見かけたが、岬町のコミュニティバスが、戻ってきたみさき公園の駅前にいた。元日でも運行があるんだ。

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 14時43分発〔サザン36号〕で大阪へ。指定席でも良かったが、一番前に陣取る。

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 海の向こうに、関西空港のターミナルが見える。

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 尾崎駅は結構前に駅舎が火災を起こして、ダイヤにも影響を与えていたのだが、今は新しい駅舎ができているようだ。

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 りんくうタワー。

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〔ラピート〕とすれ違う。〔ラピート〕は関空と共に30周年を迎えたが、この30年間で関空を取り巻く環境が大きく変わった、と思うので、(JRもだが)空港輸送の形態を大きく見直す時期が来ているのではないか、と思うがどうだろう?

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 高師浜線も高架化した、羽衣駅。高師浜線は、地上時代は欠き取り式ホームだったが、高架駅では南海線上りと並列になった。

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 浜寺公園は仮線に切り替わったけれど、高架化まではまだかなり時間がかかりそうだ。

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 岸里玉出。汐見橋支線も2000系。予想通り、2連は南海線の支線に転用→2200系置き換え、の道を進んだ。次の焦点は4連の処遇、だろうか?
 新今宮で下車。

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 JR大阪環状線のホームから見る、通天閣。今は南海の所有なのか。

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 大阪駅の、万博PRボード。

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 ホームを見下ろす。吹き抜けなので、広々としている。

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 あとは美濃太田へイッキ乗りするだけ。16時30分発新快速敦賀行3488M。

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 高槻~島本間(阪急京都線上牧駅の近く)では、高速道路の高架橋がニョキニョキ立っている。近畿自動車道(新名阪)になるらしい。この付近は平成以降、かなり高速道路が造られている印象があるが、まだ足りないのか。

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 223系の車内。

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 米原から、JR東海の特別快速5128F。

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 313系の車内。

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 ラスト!岐阜から高山本線の下麻生行1731D。

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 キハ75系の車内。同じ3ドア転換クロスシート車でも、三者三様。

 こうして、20時前には美濃太田に到着、駅前のホテルに着きました。さすがに、長かった…。
 それにしても美濃太田、鉄道のジャンクションで特急停車駅なのに、駅付近が暗く寂しい事。正月だから、という以前に、商店とか飲食店の類そのものがほぼない。コンビニさえ、駅から徒歩で5分では行けなかった。ともかく風呂に夕食(コンビニ弁当だけれどね…)、明日の事もあるので、早々とベッドに横になりました。

 翌日は、長良川鉄道を往復します。

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《What's New》
 7日 シャープ 261億円の特別損失計上発表

№2918 2年連続 年越し旅行 2.近鉄8A系と 和歌山電鐵

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 大阪に着いて間もなく、年が改まりました。

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 2025年、新年あけまして…

の先が、叫びづらくなってしまったような気がするんですよねえ。個人的には。能登の方々の事を思うと。
 ともかく今年1年、何とか生き抜くぞ、日本人として。との思いは新たに、新年の旅を続けます。

 1月 1日(水)

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 大阪駅のコンコースの表示。東京行〔サンライズ〕もある。JRの場合、この晩は、一部の路線では3時前後まで運行があります。

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 大阪環状線の内回りで、天王寺に向かいます。大阪阿部野橋から近鉄南大阪線、このパターン自体は、前の年と変わらない。

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 大阪阿部野橋駅の、越年ダイヤの時刻。前年と比較すると、本数は変わらないが、2時台の普通の時刻が変わり、最終の河内天美行は3時台。

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 1時04分発、準急の橿原神宮前行に乗車。
 車窓に関しては、書くことはあまりない。特に古市~尺土間の山越えは、(当たり前ではあるが)しんと寝静まった感じがしました。

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 橿原神宮前から、京都行普通に乗車。橿原線は、本数は少ないが、夜通しコンスタントに便があります。
 この2時06分発がなんと…。

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 いきなり!8A系だったりしました。
 この晩はこの状況だし、じっくり撮影や観察をするのはまたの機会になるが、早々に乗れてしまうとはね。

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 側面の表示は、この3パターンの繰り返し。ご丁寧にひらがなも表示されます。

 なのに、駅や車内の放送はみな「かくえきていしゃ」なのは、どうして?近鉄に限らず、関東でも京成や東武あたりは露骨なのだが、特に8A系の場合は堂々と「ふつう」と表示を出しておきながら、なぜ目と耳で食い違う案内をするのか?直接放送をする立場や、案内をする立場、裏方で設計をする立場、その他もろもろの関係者は、誰一人おかしいと思わないのだろうか?常々疑問がぬぐえないのだが、「かくえきていしゃ」と案内したいなら、この機に他の車両や駅等の案内表記も一斉に「各駅停車」に統一すべきではなかったのか?

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 車内での目玉はL/Cシートと、この「やさしば」。最近は純粋なロングシートであっても、一工夫凝らしたシートやコーナーを設置するケースが多くなってきたが、どのような評価がなされるのだろうか。

 大和西大寺で奈良線に乗り換え、生駒で下車。

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 けいはんな線も終夜運転が行われているが、大阪メトロ中央線は終夜運転がないので、長田止まり。近鉄編成で「長田」の行先は、レア。

 生駒からは生駒線に乗って、一往復ほとんど寝ていました。それから再び大阪へ。

 天王寺で、この日から使える「青春18きっぷ」を買おうと思ったが、「みどりの券売機」は、5時30分にならないと稼働しない…。やはり事前に購入しておくべきだった。

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 少々慌ただしかったが、5時39分発の和歌山行に乗車。223系4連。

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 関西の夜明けは遅い。7時前になって、ようやく東の空が明るくなってきた。
 和歌山着は7時14分。1時間35分(鳳で関空快速待ち合わせあり)とは、やはり普通だと、遅い…。

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 ちょっと寄り道があって、それから和歌山電鐵に乗る。ホームへの入り口の階段部のモニター式発車案内表示には、運用される編成が表示される。
 一日乗車券を購入して、改札を入る。

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 8時24分発は「チャギントン電車」。親会社の岡山電気軌道で走っているので、その関連だろう。

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 座席の地はチャギントン柄になっているが、大きく改造されていたりはしない。

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 名物ネコ駅長「ニタマ」「よんたま」の、勤務曜日が壁面に記されていた。

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 線路は多少貧弱だが、元々大手私鉄(南海)の路線だったから、状態は悪くない。ローカル鉄道と言えども、最低この位は整備されていないと、安全確保の面で厳しいのではないか。

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 終点、貴志駅。ネコをモチーフにした駅舎になってから久しい。

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 先代の「たま駅長」の写真が並んでいる。

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 駅舎内のカフェは、元日ながら営業があるみたいだが、10時から、では残念ながら今日は無理。また次の機会に。

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 ホームには「たま神社」。

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 山東駅で途中下車。貴志よりの、少し離れているけれど踏切から、行きがけに岡崎前で行違った「たま電車ミュージアム」編成を撮影。
(それが、一番上)。

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 貴志で折り返してきた、その「たま電車ミュージアム」で、和歌山に変える。何とも通勤電車らしからぬ内装。これは貴志側(2706)。

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 一方でこちらは和歌山側(2276)。ガチャも並んでいる。ローカル線とはいえ、通勤通学時間帯は大丈夫なのかと思ってしまうのだが。

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 天井にも「たま」。何ともすごい電車だ。

 今日は「たま電車」「いちご電車」はお休み。「梅星電車」は伊太祁曽折り返し運用のみで、昼間は走らない。個性派揃いゆえ、全部ウォッチングしようと思ったら、もっと頻繁に通わないと…。
 しかし今日は、もう一つの和歌山オリジナル、南海「めでたい電車」も見なければならない。午後は南海線へ。

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 JRの和歌山市行はしばらくないので、和歌山バスで移動する。「和歌山シャトル」も正月ダイヤだったが、それでも15分毎には運行があった。もっとも、乗客は自分を含めて3人、だけだったのだが…。

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《What's New》
 6日 新潟県 境界線訴訟 東京高裁 湯沢町の訴え認める判決

№2917 2年連続 年越し旅行 1.大晦日 新幹線挟んで東海道線南下

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 昨年度に続いて、2024(R6)年大晦日~2025(R7)年の正月三が日にかけて、また西方へ、足掛け2年の年越し旅行に出かけてまいりました。
 今回は、「青春18きっぷ」の発売スタイルが変更になって、初の利用になります。正直困っちゃうんだよなあ。今回は、1月2日はJR線にあまり乗らないプランニングにしているが、一方で最終日3日は飯田線から中央本線と乗り継いでいくので、「青春18きっぷ」でないと、少々都合が悪い。ので、元日からの3日間利用として、初日は大阪まで、普通に乗車券を買って乗る事にします。

12月31日(火)
 昼過ぎまで仕事があって、いったん自宅に戻ってからの出発になりました。だから戸塚を出るのが遅くなって、16時23分発1887Eでの出発、となりました。

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 ところが、その1887Eが、いきなり25分遅れ、てなんだよ!湘南新宿ラインで何かあって、そのアクシデントを引きずっているらしいが、このままだと当初頭に描いたとおりのプランでは西下できない。どうしたものか…。

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 しかし、回復運転もあったし、1887Eは国府津で5分(理由不明)、小田原で7分(本来は湘南新宿ライン特別快速4835Y待ち合わせ)があって、熱海は10分遅れにまで回復。それでも熱海からの481M発車時刻になってしまっているが、どうやら向こうは待ってくれているようだ。ホームは数少ない階段を目指して多くの乗客が押し寄せる。
 1881Eは4番線着、481M(一番上の311系(+315系))は3番線発。だから階段を上り下りした上に、狭い連絡通路を押し合いへし合い進まなければならない。何回も、去年も№2758で書いているのだけれど。熱海の乗り換えは本当に、何とかならないものだろうか?
(根本的には、直通運転の再拡充しかないと思っている)
 ともあれ、3分遅れで出発できたのは助かった。

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 沼津到着直前(本来なら沼津で並ぶはず)、1436Mとすれ違う。JR東日本のE233系5連。やはり5連の増結編成が、JR東海区間内の区間運転に入っていたんだ。

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 もう暗いので車窓に関しては記すことなし。静岡で下車。まもなく終焉の211系と、元「セントラルライナー」の313系8000番台の、今だけのそろい踏み。

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 静岡で降りたのは、豊橋までワンポイントで新幹線を利用するため。このまま普通列車だけで乗り通したかったけれど、それでは米原から先の列車がもうない。どのみちこの日は「青春18きっぷ」ではなかったから、新幹線料金だけで済むけれど(それでも2,560円かかってしまうが)。〔ひかり657号〕はN700S系。静岡・豊橋両方に停車するので、都合が良かった(だから序盤の1881Eの大幅遅れは少々焦った)。

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 で、その豊橋20時04分発の新快速5359F。313系8連。

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 発車直前、8番線に浜松からの991Mが着く。5359Fは5番線発で、ここも乗り換えがしんどいが、3月15日からの新ダイヤでは、新快速は7番線折り返しになるみたいなので、同一ホームでの乗り換えになって、ちょっとは乗り換えも楽になるのだろう。
 豊橋は年が改まって2日、また泊りに来ます。

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 岐阜を過ぎた車内。思ったよりは空いているなあ。もう少し「青春18きっぷ」利用者がいると思ったが。さすがに少し遅いのかも。

 この後米原からJR西日本区間ももう新快速がなく、普通列車(高槻から快速運転)の847Tに、1分で乗り継ぎ。
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 野洲始発の新快速があるので、下車して入線を待つ。雨だ…。

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 22時59分発の新快速3549M西明石行。これがこの日、つまり今年最後の下り新快速。

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 向日町で、野洲まで乗ってきた普通847Tを追い抜く。

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 大阪23時58分着。年が変わる前に大阪に着きました。最初はどうなるかと、思ったけれど…。

 1年前は天王寺で迎えた新年を、今回は大阪で迎えました。
 この後は近鉄の終夜運転で夜を明かした後、和歌山へ行く事になります。それは次回です。

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「特定技能」による外国人バスドライバーが初めて誕生する事になりました。技能試験に合格したインドネシア人男性が、来年度以降、両備グループの東京都内の会社で、観光バス(主にインバウンド向けになるのか)のドライバーとなる予定だそう。外国籍の登用がすぐにドライバー等、交通業界の人員不足の解消に結び付くとは思えないが、自動運転と同様、現実を直視すれば、この流れも変わる事は、ないのでしょう(JR東日本も、外国人材採用のための研修制度を設け、年間100人程度の育成を図ると、昨日発表している)。

《What's New》
 4日 投資ファンドKKR 富士ソフトへのTOB価格9,451→9,850円へ大幅引き上げ発表
 5日 米軍F35戦闘機2機 松山空港に緊急着陸