
金沢で一息ついて、旧北陸本線の後半戦…本当は直江津まで行くべきだが…糸魚川まで乗り継ぎを続けます。

金沢駅前(東口)。雨交じりだったけれど、相変わらず観光客が多い(もちろん、インバウンドも)。

しかし困った事に、ここでもドライバー不足の影響が出ているのか、北陸鉄道「城下町かなざわ周遊」の左回りは現在、平日は運休中。

また、駅前の西日本JRバスの窓口は、水・木曜日は休業になっている。

北陸鉄道のバスはICカード「ICa」を導入しているが、西日本JRバスやIRのICOCAとは互換性がない。こういうの、金沢の外の人にはどう映るのか、非常に気になる。

大きなガラスの屋根に覆われた、東口。

13時42分発445Mで、旧北陸本線の旅を再開します。

七尾線の521系とすれ違う。短区間の交流区間のために交直両用車を残すのは、やはりムダがあるように思えてならない。

金沢~富山間はあいの風とやま鉄道と相互直通の形態になっていて、あいの風の521系とすれ違う。

IRとあいの風の境界となる、倶利伽羅駅(ここは石川県)。普通の中間駅の風情で、むろん運転士の交代などはない。IRの運転士が富山まで乗務する。

倶利伽羅峠を越えて富山県に入ると、雪があるにはあるが、そんなに多くはない。またあいの風の521系とすれ違う。

高岡駅の構内には、「忍者ハットリくん」のラッピング車がいた。氷見線・城端線は数年後にはあいの風への移管が予想されているが、車両はどうなるのだろう。キハ40系、というわけにはいかないと思うし、やはり電化、という所まで行って欲しいのだが。

小杉~呉羽間のこの踏切、去年の4月にあいの風やJRの列車を撮った場所です。呉羽駅から、歩いて20分はかかる場所。

富山に到着。IR編成は回送で入庫。すぐに泊行があるが、泊からのトキめきの列車の接続がない。駅前で地鉄の市内線を見ていました。

市内線の「富山駅」駅。

元富山ライトレール0606編成にラッピングされている「鉄道むすめ・岩瀬ゆうこ」。元々は富山ライトレールのキャラクターだったが、富山地鉄合併で、地鉄のキャラクターになっている。

南富山駅前方面からと、富山大学方面からの合流部。新旧の顔合わせ。

富山大学の方から来た、レトロ電車。
しかし、雨の中駅前で電車の動きを見ていると、やはり「遅い」の印象が、どうしても否めない。このレトロ電車は、一つ手前の新富町に姿を見せてから、富山駅に到着するまで、5分はかかっていた。道路信号の動きを見ても、何か電車は「後回し」にされているよう見えてならない。もちろん走行中のスピードもそうだが、優先度をもう少し高めて所要時間の短縮を図る事を考えないと、富山に限らないが、いずれジリ貧になってしまうだろう。

15時37分発557M・泊行。

発車してすぐ、DD200型けん引の貨物列車とすれ違う。

車両基地には「一万三千尺」編成がいた。

東富山に到着する直前、ちょっと離れているが、アルペンスタジアムが見えた。去年ここでプロ野球・巨人vsDeNA戦が行われ、この時に413系を使用した臨時列車も運転されていたようだ。これが413系の、事実上最後の晴れ舞台となったようだった。
(今年も5月27日に、巨人vs広島戦が予定されている)

曇天なので全容は分からないけれど、それでも北アルプスの白き峰々を見る事ができる。快晴なら圧倒的な絶景になるのだろうなあ。

富山は、この日の時点では、平地は雪はなかった。

泊が近づいてきた。場外の停止信号で、一旦停止。駅の中線に、トキめきのDCがいる。

場内信号機の下の誘導信号機が点灯。これを見て、ゆっくり駅に進入していく。

すぐ真正面にトキめきのET122形を見て、停止。

トキめきの直江津行1645Dと、同じホームで乗り換え。

すぐに出発。あいの風の521系が遠ざかっていく。

越中宮崎は純粋にあいの風の駅(ここまでICOCAが使える)だが、停車する列車は、1往復を除いてトキめきのDC。

雪はなくても、曇り空の下の日本海は、なんとも重苦しいムード。それはそれで冬の北陸らしくて、印象的。

新潟県に入って、市振。ここがあいの風とトキめきの境界。定期列車ではないが、〔急行〕はここで折り返していく。

長いトンネルも多くなるが、時々海も現れる。

青海駅の構内も広く、使われなくなった側線がそのまま残されている。かつては貨物の専用鉄道が分岐していたらしい。

糸魚川到着。
今回の北陸第3セクター乗り継ぎはここで終わり。新幹線に乗り換える事になる。

在来線の駅は、JRの大糸線も含めて、トキめきの営業になっている。
ここに降り立ったのは、3年前の2022(R4)年9月、腰痛を圧して旅をしていて、トキめきから大糸線に乗り継いだ時、以来か。

時間があるので、新幹線の高架下にオープンしている「糸魚川ジオステーション ジオパル」を除いてみました。入り口に生態保存されている「SLくろひめ号」は、かつて市内の専用線で使われていたそう。

中には、大糸線で使われていたキハ52がドーンと置いてあります。ガラスのシャッター越しになるが、外にも引き出せる?

車内は、大糸線時代のままになっている。

キハ52形3両の模型も。

記念のヘッドマークもあります。
この他、ジオラマの鉄道模型(有料 一部は自前の車両の持ち込みも可)やその他もろもろの鉄道関連の展示物、また、ジオパーク関連の展示物もあって、なかなか楽しめると思います。

この「ジオパル」があるアルプス口。停車しているバスは、№2915でも出した、「大糸線増便バス」として白馬駅に行く糸魚川バス。

一般のバスは日本海口発着で、アルプス口からは一般の路線はない。バス停が3つ並んでいるが、「増便バス」以外では、左の「妙高シャトル」は、バス停だけで時刻は全く記されていない。右のJAMJAMライナーも、現在糸魚川を発着する便は、運行されていないようだ。

17時43分発〔はくたか572号〕で、東京に帰ります。西日本のW7系。

〔はくたか〕は、車内販売が乗務していました。

この列車は通過駅が3つしかなく(安中榛名・本庄早稲田・熊谷)、各駅停車に近かったが、それでも糸魚川から2時間13分で東京に着きました。さすがに新幹線は、早い。
こうして慌ただしくも、途中下車を交えて、旧北陸本線の第3セクター4社の路線を乗り継いできました。
この最中、あるいは去年の福井旅でもそうだったが、特に福井県はハピライン区間の内でも外でも、新幹線開通を機に飛躍を遂げたいという意欲が、そこかしこにみなぎっていたように感じます。一方で、この先の旧北陸本線区間は、第3セクター転換を機に、変えた方が良いのではないか、という部分がいくつもあったような気がします。最も大きく転換すべきは電気方式(交流→直流にすべき)で、そこから派生していろいろ作り変えるべき部分が多々あるだろう、と感じられました。それはまた、後日考え方をまとめて、記したいと思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
Suica・PASMOの無記名カードが、3月1日に発売再開と発表になりました。発売停止から2年近く、ようやくの感はあるが、この間にC/Cのタッチ決済の普及があり、全国相互利用対象の交通系ICカードから離れる動きも、熊本で起きました。Suicaに関しては、JR東日本の地域連携カード普及の動きもあるが、発売再開後のICカードの需要は(Suica・PASMO以外でも)どう変動するでしょうか。
トロントの航空機事故は、まずは犠牲者が出なかったのは幸いだったが、どうして機体がひっくり返ったりする事になってしまったのか?
《What's New》
17日 岸和田市議会 市長不信任決議案再度可決 永野 耕平市長失職
18日 IAEAグロッシ事務局長 柏崎刈羽原子力発電所視察