№2737 JRグループ 2024年3月16日(土)ダイヤ改正

2023_0904-02.jpg
 JRグループは先週金曜日、来年3月16日のダイヤ改正に関するリリースを、一斉に出しました。少々遅くなったが、ここでまとめてみます。
 もちろん次期改正の目玉は、北陸新幹線・金沢~敦賀間の開業です。JR2社にまたがる事(新規開業区間の営業はJR西日本)なので、今回はまず、北陸新幹線に関してまとめます。それからJR各社毎に、改正点を記してみます。

北陸新幹線
 金沢~敦賀間が開業する。
 同区間の中間には、小松・加賀温泉・芦原温泉・福井・越前たけふの各駅が設置される。越前たけふのみ新幹線の独立駅。他は在来線に併設。
 新規開業区間は全区間、JR西日本が運営。

 東京からの直通は、朝夜は〔かがやき〕9往復・日中は〔はくたか〕5往復が設定される。〔かがやき〕は全列車、福井に停車。他の中間駅は一部の列車が停車する。〔はくたか〕は各駅に停車。

 東京~敦賀間最速は、下りは〔かがやき503号〕(東京→福井間2時間51分・東京→敦賀間3時間08分)、上りは〔かがやき514号〕(福井→東京間2時間52分・敦賀→東京間3時間10分)。
 また、富山・金沢~敦賀間〔つるぎ〕を25往復(うち7往復は金沢発着)設定し、特急〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕と接続する。
 一部の〔つるぎ〕は、金沢~敦賀間は福井のみ停車。〔つるぎ〕は全車両営業となり、グランクラス(シートサービスのみ)も設定される。

 とテキストに記すとやや簡単に過ぎるかと思います。
 JR西日本では、〔かがやき〕〔はくたか〕と〔つるぎ〕の時刻表を別々にして、北陸新幹線の時刻表を掲載しています。前者は対東京・後者は敦賀乗り換えで対大阪及び名古屋を主な対象にしているので若干性格が異なるが、このままだと、新規開業区間のダイヤの全体像がつかみづらいと思います。
 なので新規開業区間のみになるが、この両者をまとめた時刻表を作成してみました。前述の通り、目指す方向の違いから、中間各駅の発時刻・着時刻は逆に掲載されています。下りは〔つるぎ〕が発車・〔かがやき〕〔はくたか〕が到着時刻です。上りはその逆です。あくまでイメージという形を思い浮かべて頂けると幸いです。〔つるぎ〕に関しては、敦賀で接続する在来線特急も記しています。大阪発着が〔サンダーバード〕、名古屋・米原発着が〔しらさぎ〕です(名古屋は一部、東海道新幹線利用)。

北陸新幹線 下り.jpg

北陸新幹線 上り.jpg

 開業と同時に、並行在来線となる北陸本線は、第3セクター鉄道に転換される。福井~大聖寺間はハピラインふくい、大聖寺~金沢間はIRいしかわ鉄道が営業する。

JR東日本

新幹線
1.山形新幹線
 新車両E8系を、新規導入する。
 改正日時点では、東京~山形・新庄間3往復で運行。原則E8系の運行が確約されるのは、下り131号・上り122・124号(他はE3系で運行の場合あり)。
 E8系運行列車の一部では、最高速度を300㎞/hに引き上げ、東京~山形間最速が2時間22分・東京~新庄間最速が3時間07分に短縮される(いずれも△4分)。
(東京~福島間で併結する相手の〔やまびこ〕はE5系に置き換え)

2.上越新幹線
 夜間の作業時間拡大のため、下り最終列車を一部繰り上げる。
 東京→浦佐~新潟間各駅は、現行〔とき351号〕(東京発21時40分)→新〔とき347号〕(東京発21時20分・本庄早稲田通過)・東京→上野~高崎間各駅は、現行〔たにがわ477号〕(東京発23時00分)→新〔たにがわ477号〕(東京発22時40分)に、それぞれ20分繰り上がる。
(上毛高原・越後湯沢は変更なし)

3.その他新幹線全般
 輸送需要の回復のため、定期列車として増発を行う。
 東北新幹線 東京~新青森・盛岡間〔はやぶさ〕下り3本・上り4本、東京~仙台間〔やまびこ〕5往復
  また、上野始発の臨時〔はやぶさ〕2本を、東京始発に延長する。なお、東京~盛岡間〔やまびこ〕2往復は、東京~仙台間に短縮。
 秋田新幹線 東京~秋田間〔こまち〕1往復
 北陸新幹線 東京~金沢(敦賀)間〔かがやき〕2往復
 上越新幹線 東京→越後湯沢間〔たにがわ〕下り1本(平日のみ)

在来線

房総特急
1.〔しおさい〕の一部列車に、E259系を導入し、E257系と併用する。
 (E259系の列車は、〔成田エクスプレス〕と同様に車内Wi-Fi、電源コンセントが使用できる)
2.平日朝方に佐倉→東京間〔しおさい〕・勝浦→東京間〔わかしお〕各1本、平日夜間に東京→佐倉間〔しおさい〕1本を増発する。
3.〔成田エクスプレス〕は運行時間帯を一部変更し、東京~成田空港間で7~19時台、約30分間隔の運行を行う。八王子~新宿間は廃止。
4.〔しおさい〕は全列車船橋に停車する。〔しおさい〕の四街道、〔わかしお〕の土気、〔成田エクスプレス〕の千葉・佐倉停車を拡大する。
5.〔成田エクスプレス〕は料金形態を変更する。空港第2ビル・成田空港両駅を含まない場合は、〔しおさい〕と同じ特急料金となる。
  両駅を含む場合は据え置きだが、シーズン料金を廃止し、通年同額とする。
  グリーン料金は〔しおさい〕と同じ(100㎞まで1,300円)とする。
6.〔しおさい〕〔わかしお〕〔さざなみ〕は、全列車全車指定席となる(事前にリリース済み)。

その他特急
1.〔富士回遊〕は1往復増発する。
2.仙台発着〔ひたち〕の時刻を変更し、首都圏及び仙台圏の滞在時間を拡大する。
3.〔つがる〕1往復は停車駅を見直し(途中東能代・鷹ノ巣・大館・大鰐温泉・弘前・新青森に停車)、〔スーパーつがる〕として、青森~秋田間で最大14分短縮する。

その他
1.相鉄直通列車は、早朝時間帯に1往復設定する(新宿着6時24分・新宿発6時31分 相鉄線内の時刻は調整中)。
2.横浜線は、朝夕の東神奈川折返し列車を根岸線桜木町直通に延長する。
3.その他、一部特急で運転区間・停車駅等の見直しを行う。鶴見線・常磐線・磐越西線・只見線でワンマン運転を開始。この他一部路線で運行形態を見直す。

横浜支社
◆ 〔成田エクスプレス7号〕は大船発を6時38分→7時00分に変更(〔5号〕を6時22分→6時38分に変更。
◆ 〔踊り子〕2往復は網代の停車を取りやめ、東京~伊豆急下田間で1分短縮。
◆ 〔湘南〕は、2号の平塚→東京間が2分、6号の小田原→東京間が4分短縮。
  (5・14号の平塚~東京間は取りやめ)
◆ 相模線は、夜間の茅ヶ崎→海老名間及び早朝の海老名→茅ヶ崎間区間運転各1本を、橋本発着に延長。
  (海老名発21時50分茅ヶ崎行は取りやめ)
◆ 南武線は、平日日中の快速を、川崎発毎時00・30分、立川発15・45分に変更。
◆ 鶴見線は、E131系への置き換えを完了し、全列車ワンマン運転を開始。
◆ 東海道本線は、朝方下り1本を15連に増結。
◆ 横須賀線は、土休日の大船~逗子間の運行時間帯を一部変更し、混雑緩和を図る。引き続きE235系を追加で導入する。

八王子支社
◆ 〔あずさ〕2往復を9→12連に増結。
◆ 〔はちおうじ2号〕を10分繰り下げ。
◆ 中央本線は、夜間の小淵沢→長野間に1本増発する。
◆ 中央線快速は、日中の大月直通を5往復追加する(全て中央特快)。平日の立川発5時45分~6時45分の10本の待ち合わせ駅変更により、立川→東京間で最大7分短縮する。
◆ 五日市線は、夕方の一部列車を立川直通で運行する。
◆ 八高線は、平日9時台に高麗川→八王子間で1本増発する。

千葉支社
◆ 〔しおさい〕はE259系6連及びE257系5連、〔わかしお〕〔さざなみ〕はE257系5連で運行する。255系は定期列車から撤退の模様。また減便を行う。
◆ 〔しおさい〕は全列車が船橋に、一部列車が四街道に停車する。〔わかしお6号〕が土気に停車する。〔新宿わかしお〕〔新宿さざなみ〕は、秋葉原・津田沼は通過する。
◆ 総武線快速は、早朝に千葉→東京間で1本増発し、1本を11→15連に増結する。下り東京20時台発1本を減便。
◆ 京葉線は、10~16時台を除き、全ての通勤快速・快速を各駅停車に変更する(内房・外房・東金線直通も含む)。また勝浦発着列車を、上総一ノ宮発着に短縮する(上総一ノ宮で安房鴨川方面発着の普通列車と接続)
◆ この他、総武本線・外房線・内房線で運転本数を見直す。

大宮支社
◆ 湘南新宿ライン・上野東京ラインは、土休日を中心に一部列車を10→15連に増結する。
◆ 宇都宮線(東北本線)・高崎線とも、夕刻以降の快速を普通列車に変更する。

高崎支社
◆ 高崎線は、上野~籠原間で17時以降、平日1往復・土休日下り1本を取りやめる。
◆ 下り21時台の上越線・高崎線(上野東京ライン)→両毛線前橋行各1本の時刻を変更する。
  (前橋行から上越線水上行に、新前橋で接続する)

水戸支社
◆ 平日はいわきで〔ひたち〕⇔原ノ町発着の普通列車の接続を、各1回改善する。
◆ 〔ときわ83号〕→勝田行普通列車の土浦での接続を開始する。
◆ 品川~土浦間の普通列車の一部を、10→15連に増結する。
◆ 原ノ町→いわき間最終列車の時刻を、8分繰り上げる(原ノ町発20時22分→20時14分)。
◆ 水郡線は、一部列車の編成両数・運転区間・時刻を変更する。常陸大子→水戸間初発列車の時刻を、2分繰り上げる(常陸大子発5時05分→5時03分)。

東北本部
◆ 奥羽本線・福島~米沢間で、普通列車の時刻を変更する。福島発は夕刻以降、米沢行と庭坂行を交互に、合わせて約1時間間隔で運転。
◆ 週2回行っていた、磐越東線・郡山→三春間の代行バス輸送を終了する。
 同日、別リリースで、山形県内でSuica利用駅の拡大が発表されている。奥羽本線・かみのやま温泉~村山間及び左沢線・北山形~寒河江間では、Suica定期券の取り扱いを開始する。

盛岡支社
 普通列車等に関しては、大幅な変更はない模様。

秋田支社
 奥羽本線・羽越本線でワンマン運転を拡大する。一部普通列車の時刻変更により、秋田での乗り換えの列車が変更になる。

新潟支社
◆ 上越新幹線下り最終の繰り上げにより、新潟で新〔とき347号〕→長岡・新潟からの在来線最終列車への乗り換えが可能になる。この他、新潟で新幹線⇔在来線及び在来線同士の接続を改善する。
◆ 白新線・越後線は、日中の一部列車を直通運転とする。
◆ 越後線は、日中10~14時台を完全20分間隔運転とする(新潟発内野方面行 毎時01・21・41分 内野発新潟方面行 毎時11・31・51分)。
◆ 白新線は、日中の新潟~豊栄間区間運転を、1往復は新発田発着に延長し、1往復は取りやめる。新崎始発7時51分新潟行(休日運休)は、土曜日も取りやめる。
◆ 磐越西線は、午後以降の新潟~馬下・津川間直通運転の一部を、新津乗り換えに変更する。

長野支社
◆ 〔信州1号〕は、塩尻発6時58分に繰り上げ、田沢新規停車の上、長野まで11分短縮し、1時間11分で運転する。
  (同時間帯の臨時快速は廃止)
◆ 篠ノ井線・塩尻~松本間、中央本線・小淵沢→上諏訪方面行を増発する。篠ノ井線・塩尻~松本間、大糸線・松本~穂高・有明間で、夜間の各1往復を取りやめる。
◆ 小海線は、小淵沢20時04分発小諸行→19時02分発中込行に変更する(中込から引き続き小諸行として運行)。日中の中込~小諸間は60分間隔で運行する(中込発毎時50分・小諸発毎時00分)。
◆ 中央本線・辰野~(小野経由)~塩尻間は、日中の時刻を変更し、運転間隔を調整する(2往復減便し、9往復運行)。

 別リリースで、首都圏近郊列車のグリーン車の料金体系の変更が発表されている。現在は平日・土休日(ホリデー)料金の2本立てで、それぞれ事前購入と車内購入(260円増し)になっているが、3月16日からは曜日・購入のタイミングに関係なく、「Suicaグリーン料金」と「通常料金(紙の切符)」の2本立てとなる。また101㎞以上の料金帯を新設する。ICカードは、りんかいSuica・モノレールSuca・PASMO・Kitaca・TOICAも対象(他は不可)。

********************

JR北海道

 既に特急の指定席拡大や、千歳線の運行形態の変更はリリースされていたが、まとめて書きます。

◆ 〔北斗〕〔すずらん〕〔おおぞら〕〔とかち〕は全列車、全車指定席で運行する。
  また〔ライラック〕〔カムイ〕も指定席車両を拡大し、自由席は全列車2両とする。
  繁忙期に増結を行う列車があるが、全車指定席の列車は、増結車両も指定席となる。
  石勝線・新夕張~新得間は、この区間のみ利用の場合、乗車券だけで自由席を利用できるが、改正後は空席に着席する事になる(空席がなければデッキで立ち席)。
  〔すずらん〕は、東室蘭~室蘭間も特急で運行するが、同区間のみ利用の場合、改正後は乗車券だけで空席に着席できる(空席がなければデッキで立ち席)。
  〔宗谷〕〔サロベツ〕〔オホーツク〕〔大雪〕は変更なし。
◆ 千歳線快速〔エアポート〕は、日中(9~16時台)は特別快速(毎時1本 小樽発着)・快速(毎時3本 1本は小樽発着)・区間快速(毎時2本)の毎時6本体制となり、輸送力を増強する。
  区間快速は、北広島~新千歳空港間は各駅に停車する(札幌~新千歳空港間は上下とも、後続の特別快速・快速に先着)。
  新千歳空港23時21分発特別快速を増発し、苫小牧・岩見沢・あいの里公園行最終と接続する。19時台の快速1本も特別快速に変更する。
  普通列車は、札幌~北広島間毎時2本・千歳~苫小牧間毎時1本(一部は737系ワンマン)運行。
◆ 函館本線の快速〔エアポート〕〔ニセコライナー〕は、全列車桑園に停車する。日中の快速〔エアポート〕は手稲~小樽間各駅停車に変更し、一部の普通列車を取りやめる。〔ニセコライナー〕も、手稲~小樽間は各駅に停車する。
◆ 日中の札幌~江別間普通列車は、毎時3→2本に削減する。
◆ 岩見沢~旭川間に737系を導入し、ワンマン運転を開始する(一部はH100形使用)。滝川発6時33分旭川行は6時45分発に変更し、旭川までの所要時間を14分短縮する。
◆ 夕方の滝川~旭川間で一部列車を増発する。日中は一部列車を取りやめる。
◆ 石北本線・上川~網走間及び釧網本線にH100形を導入し、全列車H100形で運行する。特別快速〔きたみ〕は2連に増結する。釧網本線は早朝・夜間の一部列車を取りやめ。釧路→網走間〔しれとこ摩周号〕は、一部区間で車窓鑑賞用に減速運転を行う。
◆ 根室本線・滝川~東鹿越間は、富良野で運転系統を分断し、富良野~東鹿越間は3月31日の最終運行までの間、1往復増発する。滝川~富良野間は全列車普通列車で運行し、日中の増発と夜間の取りやめを行う。
◆ 石勝線・滝ノ上、宗谷本線・初野及び恩根内、石北本線・愛山、函館本線・中ノ沢の各駅を廃止する。宗谷本線は美深~天塩川温泉間の2駅が同時に廃止、23.3㎞の間に駅がなくなる。

********************

JR東海

新幹線
◆ 多需要が見込まれる日に、臨時〔のぞみ〕を下り1本・上り2本設定する。〔のぞみ488号〕は、定期列車の最終〔のぞみ〕の6分後に運行する(新大阪21:30 → 23:51東京)。
◆ 今年の改正で新規に設定した新横浜始発臨時〔のぞみ491号〕を、一部日程では博多まで延長する。延長日は〔のぞみ97号〕として運行し、延長区間は新神戸・岡山・広島・新山口・小倉に停車(新大阪止まりの日は〔のぞみ497号〕で運行)。
  なお、新大阪→博多間は現行の〔さくら545号〕と時刻が被るが、JR九州のページに拠れば、〔さくら545号〕は、新大阪→鹿児島中央間の全区間で4分繰り上げ。
◆ 東京→岡山間最終〔のぞみ93号〕は、東京発を6分繰り下げ、20時39分発に変更。西明石は通過となり(後続〔のぞみ95号〕が新規停車)、東京→岡山間は7分短縮。
◆ 夜間の静岡・浜松・豊橋停車〔ひかり〕の運転間隔を改善する他、下りの静岡・浜松停車を各1回増回する。
◆ 静岡始発の下り〔こだま765号〕を三島始発に延長して増発、三島・新富士からの下り初発を約40分繰り上げる。〔こだま763号〕は、静岡発を5分繰り上げ。名古屋での〔のぞみ273号〕(名古屋始発)への接続で、新大阪も7時台に到着できる。
◆ 三島始発の上り〔こだま818号〕を浜松始発に延長して増発する。
  (〔こだま820号〕は静岡→三島間取りやめ)
◆ ビジネスブース設定のN700S系を追加導入し、〔のぞみ〕〔ひかり〕〔こだま〕合計で下り15本・上り13本で運行する。
  (この他にもビジネスブース設定編成で運行される場合あり)

在来線
◆ 中央西線名古屋口は、315系への置き換えが完了する。
  最高速度を130㎞/hに引き上げ、朝夕時間帯では名古屋~多治見間平均1分・名古屋~中津川間平均3分、所要時間を短縮する。
  日中は快速が新守山・神領に停車、区間快速として運行する(通過駅は定光寺・古虎渓のみ)。日中の名古屋~高蔵寺間は、各駅に停車する列車を10分間隔(毎時区間快速3・普通3)で運行する。
◆ 身延線は平日朝方、西富士宮→富士間に1本増発する。日中は富士~西富士宮間で3往復削減し、毎時2本運行する。
◆ 飯田線は、日中の豊橋~豊川間で3往復削減し、毎時2本運転する(船町・下地停車を追加)。
◆ 〔しらさぎ〕は名古屋~敦賀間の運行とし、全車指定席となる。

********************

JR西日本

◆ 北陸新幹線敦賀開業時より、〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕は、新幹線ホーム直下の新ホームでの発着になる。乗り換え標準時間は8分を見込んでいる。
  大阪~富山間は最速2時間35分(〔サンダーバード35号〕→〔つるぎ36号〕)・平均2時間50分。
  名古屋~富山間は最速2時間35分(〔ひかり661号〕〔しらさぎ63号〕→〔つるぎ50号〕)・平均2時間44分(名古屋~米原間東海道新幹線利用の場合)となる。
◆ 岡山での〔のぞみ99号〕(品川始発)→〔やくも5号〕の乗り換え時間を短縮し、新大阪→米子間は3時間07分(△14分)に短縮する。
◆ 〔やくも〕は、週末中心運転の列車を毎日運転に変更し、毎日15往復の運行となる(3往復は利用状況により、取りやめとなる可能性あり)。また、4月6日より273系を導入する。
◆ 〔スーパーはくと〕は、大阪~鳥取間で1往復増発、臨時列車を毎日運転に変更し、大阪~鳥取間で毎日8往復の運行となる(1往復は利用状況により、取りやめとなる可能性あり)。姫路での〔スーパーはくと8号〕→〔のぞみ96号〕の乗り換え時間を短縮し、鳥取→東京間は4時間36分(△27分)に短縮する。なお8往復中6往復は、大阪発着に短縮する。全列車、全車指定席となる。
◆ 大和路線(関西本線)・おおさか東線の有料座席サービスを拡大し、土休日にも設定する。
◆ 奈良~天王寺~新大阪間に通勤特急〔らくラクやまと〕を新設する(平日運行)。
◆ 嵯峨野線(山陰本線)では、日中の京都~嵯峨嵐山間に毎時1本増発し、一部列車では4→6・8連に増結する。
◆ ゆめ咲線(桜島線)では、USJ新エリアオープンに伴い、平日7・8時台に増発を行う。

金沢支社
◆ 〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕は、全車指定席となる。
◆ 〔能登かがり火〕は定期列車を5往復運転。
◆ 小浜線は、小浜始発5時10分を10分繰り上げ、敦賀で〔かがやき502号〕に接続する。小浜→東京間は4時間32分。敦賀発21時35分(小浜行)を8分繰り下げ、〔かがやき515号〕から接続する。東京→小浜間は4時間25分。また土休日のみ、敦賀9時50分発(小浜行)を設定。〔かがやき501号〕から接続、小浜に10時57分に到着する。
◆ 越美北線は、福井発9時08分を13分繰り下げ、〔かがやき501号〕から接続する。
◆ 〔しらさぎ52・65号〕の取りやめに伴い、代替で敦賀~米原間の臨時快速を運転する(毎日運転の予定)。途中ノンストップ。

近畿統括本部
◆ 平日のみ、奈良~天王寺~新大阪間に通勤特急〔らくラクやまと〕を運転する。
  奈良7:16 → 8:19新大阪・新大阪19:43 → 20:46奈良
  途中停車駅:郡山・大和小泉・法隆寺・王寺・久宝寺・天王寺・大阪(うめきたエリア)
  全車指定席。
◆ 「うれシート」設定列車は、平日は〔F直通快速〕(奈良→大阪間)2本・〔Q区間快速〕(奈良→大阪環状線方面間)1本を追加設定し、土休日は〔F直通快速〕4本(2本は午後)・〔Q区間快速〕3本を新規設定する。
◆ 〔らくラクはりま〕は、京都~網干間に延長する(はりま勝原に新規停車)。下りは1時間繰り下げ。
◆ 〔びわこエクスプレス〕は〔らくラクびわこ〕に改称する。上りは大阪発19時36分(米原行)・20時36分(草津行)に変更する。
◆ 夕刻の下り〔くろしお〕6本が、和泉府中に新規停車する(31号は週末中心に運行)。
◆ 奈良線は、平日夕方の京都→宇治間普通1本を、城陽に延長する。
◆ おおさか東線直通快速が、城北公園通に新規停車する。
◆ 〔はるか〕は、30往復全てを定期列車として運行する。
◆ 〔南紀〕の新宮~南紀勝浦間はワンマン運転とする(乗降方法などは変更なし)。

中国統括本部
◆ 〔やくも〕は4月16日より、273系が6往復で運行を開始する。
  下り:岡山発5号(9時13分)・7号(10時13分)・11号(12時13分)・21号(17時13分)・23号(18時13分)・27号(20時17分)
  上り:出雲市発4号(5時27分)・6号(6時30分)・10号(8時34分)・20号(13時40分)・22号(14時37分)・26号(16時42分)
  6月までに全44両の導入を完了する予定だが、それ以降も一部、381系で運転する場合がある。
  全列車、全車指定席となる。
◆ 〔スーパーいなば〕〔スーパーおき〕〔スーパーまつかぜ〕は、運転時刻を変更する(本数の変更はない)。〔スーパーいなば〕は全列車、全車指定席となる。
◆ 赤穂線は、夜間の岡山~備前片上間1往復を、岡山~長船間に短縮する。長船発は岡山で、福山行・快速高松行・宇野行の最終列車に接続する。
◆ 宇野線・茶屋町~宇野間は、昼間時間帯の発車時刻を統一する(朝方の列車の一部を昼間に変更)。
◆ 山口線は、新山口発8時55分山口行を、8時28分発宮野行に変更する。
◆ 山陽本線は、朝方の小月~下関間区間運転2往復の、土休日の運転を取りやめる。
◆ 山陰本線の鳥取~米子間・松江~宍道間及び木次線では、普通列車は終日ワンマン運転となる。

 運行される特急列車が全車指定席のみとなる区間では、通勤定期券「パスカル」の発売が、2025(R7)年2月28日まで有効となるものをもって、発売を終了する。
(3月16日~2025(R7)年2月28日は、指定席の空席を利用できる)

********************

JR四国

◆ 土讃線・高知~伊野間、高徳線・高松~引田間で「パターンダイヤ」を導入する。徳島線は普通列車3本を増発し、「パターンダイヤ」を強化する。
◆ 〔あしずり5・10号〕が旭・朝倉に停車する。
◆ 〔あしずり18号〕は宿毛発を1時間繰り上げ、〔しまんと8号〕と一本化して高松へ直通する。
◆ 〔南風〕の自由席の一部を、指定席に変更する。
◆ 〔うずしお〕は、日中の時間帯の停車駅を基本的に統一する(昼間の讃岐津田・勝瑞停車をとりやめ)。
◆ 徳島駅に於いて「タクトダイヤ」を導入する。複数の路線の発着時間帯を統一し、各線区相互間の乗り換えを改善する。また、高徳・徳島・鳴門各線~牟岐線の直通列車を19本増加させる。
◆ この他利用状況に応じて、特急・普通とも一部列車の取りやめ・行先の変更や、最終列車の繰り上げを行う。
◆ 事前に予告リリースを行っていた、板野・勝瑞・佐古・石井・南小松島・羽ノ浦・端岡・高瀬・伊予市・旭駅・伊野各駅の終日無人化を、ダイヤ改正に合わせて実施する。

********************

JR九州

新幹線
〔みずほ603号〕が、久留米に新規停車する。

在来線
◆ 〔ソニック56・58・60号〕が福間に停車する。小倉方面からの特急が毎時約1本、福間に停車する。
◆ 〔ソニック60号〕は運転時刻を7~13分繰り上げ(大分発21時43分→21時30分)、博多で市営地下鉄(筑肥線直通)筑前前原行最終との接続を改善する。
◆ 〔リレーかもめ14号〕(武雄温泉発9時42分)を増発し、混雑を緩和する。現行の〔みどり14号(リレーかもめ14号)〕は、〔みどり16号〕として運行する。
◆ 〔かささぎ204号〕を取りやめ、〔かささぎ104号〕を6→8連に増結する。
◆ 現行の〔ひゅうが7・18号〕を取りやめる。〔ひゅうが5号〕は、延岡7時00分発宮崎空港行に変更する。宮崎からの高鍋以遠延岡行最終は、22時53分発普通列車となる。
◆ 鹿児島本線は、日中毎時2本運転の区間快速の内1本(二日市~鳥栖間快速運転)を、折尾~福間間・鳥栖~羽犬塚間も快速運転とする。日中の海老津折返し列車を折尾に延伸し、福北ゆたか線(筑豊本線)直通列車と接続させる。
  (教育大前・南福間は、日中の停車回数が毎時1回減少する)
◆ 博多付近で平日のみ運転の2本を、毎日運転に変更する。南福岡8時05分発吉塚行は、福間まで延長する。
◆ 荒尾17時28分発区間快速と、荒木18時01分発快速を、荒尾17時32分発快速に一本化する。博多19時21分発快速羽犬塚行を荒尾に、20時21分発快速荒木行を羽犬塚に延長する。
◆ 福北ゆたか線(篠栗線)は、長者原始発8時04分の普通列車を増発する。この列車は、香椎線宇美発7時48分の普通列車から接続する。
 鹿児島本線・福北ゆたか線(篠栗線)の列車増発により、博多駅の朝方到着の輸送力は前回改正時との比較で109%、夕方出発時は105%となる。
◆ 日豊本線は、中津発22時33分の最終小倉行を5分繰り上げる。小倉で門司港行最終に接続する。
  鹿児島本線は、博多発23時16分の荒木行最終を、久留米行に短縮する。博多→荒木の最終は22時54分発区間快速となり、22分繰り上げ。
◆ 長崎本線は、江北22時03分発肥前鹿島行を増発する。この列車は〔リレーかもめ61・64号〕から接続する。なおこの列車は、今月20日より改正前日まで、臨時列車として運行している。
◆ 「D&S列車」は、〔A列車で行こう〕は1往復減便、下りは網田の停車時間を25~30分に拡大する。〔海幸山幸〕は、2・3号は取りやめ、残存の下りの飫肥の停車時間を13分に拡大する。〔指宿のたまて箱〕は全列車、喜入停車を取りやめる(鹿児島中央~指宿間ノンストップ運転)。
◆ 813系電車は計画的にロングシート化を推進し、輸送力を増加させる。江北では特急と、肥前鹿島方面への普通列車の接続を改善する。
 この結果、在来線の運行本数は、特急243本(△2本)・快速・普通は2,441本(+6本)となる。新幹線は九州・西九州共変更なし。

熊本支社
◆ 鹿児島本線・豊肥本線で通勤通学時間帯に増結を行い、輸送力を増強する。
◆ 肥後大津発18時12分熊本行を18時05分に繰り上げ、運転間隔を見直す。

鹿児島支社
◆ 鹿児島中央を23時32分に出発する、川内行・国分行・五位野行各最終列車の発車時刻を3分繰り下げ、新幹線(〔さくら571号〕 23時25分着)からの乗り換え時間の改善を行う。

宮崎支社
◆ 日豊本線は、通学時間帯の変更に合わせ、延岡発6時02分田野行を、6時18分発宮崎空港行に変更する。佐土原発8時08分南宮崎行を、高鍋発8時16分に延長し、時刻を変更する。宮崎発7時37分佐土原行を、高鍋行に変更する。宮崎発16時44分発延岡行を高鍋行に変更し、4連に増結する。後続の17時05分発高鍋行を、16時57分発延岡行に変更する。
◆ 宮崎空港線は、3往復の運行を取りやめる。
◆ 日南線の快速〔日南マリーン〕は、下りは宮崎9時10分発に変更する(12時30分発は普通列車となる)。上りは宮崎行に延長する。普通列車は、下りの宮崎→油津(南宮崎乗り換え)・上りの志布志→南宮崎(油津乗り換え)を、直通運転に改める(上りは宮崎へ延長)。

********************

JR貨物

◆ 東京ターミナル~大阪ターミナル間の速達化を図る。下り65列車は59分・上り2068列車は3時間45分短縮し、8時間前後で運行する。
◆ 関東地域(東京ターミナル・倉賀野・熊谷ターミナル)→広島ターミナル間のコンテナの輸送力を増強する。
◆ 東京ターミナル→札幌ターミナル間、札幌ターミナル→新座ターミナル・横浜羽沢・相模貨物間のコンテナ列車を新設する。
◆ 名古屋ターミナル→広島ターミナル間、京都貨物→北九州ターミナル・鳥栖ターミナル・熊本間、岡山ターミナル・吹田ターミナル→横浜羽沢間のコンテナ輸送力を増強する。
◆ 名古屋ターミナル・西浜松→盛岡ターミナル間、東京ターミナル→広島ターミナル間で31ft コンテナ、東京ターミナル→盛岡ターミナル間でISO 20ft タンクコンテナの取り扱いを拡大する。宇都宮ターミナル~根岸(~神奈川臨海鉄道)で、海上コンテナ(40ft コンテナ)の輸送力を新設する。
 EF210形8両、EF510形7両、フォークリフト・トップリフター3型式68両、コンテナ3型式2,900個を新製。

 この他、JRグループ統一事項として、新幹線⇔在来線特急・急行の乗り継ぎ割引制度が、廃止になります(九州は既に廃止済み)。

 さて、当ブログがスタートした2009(H21)年8月16日以降、整備新幹線は現在まで5路線・5区間が開業しています。

2010(H22)年12月4日 東北新幹線 八戸~新青森
2011(H23)年3月12日 九州新幹線 博多~新八代
2015(H27)年3月14日 北陸新幹線 長野~金沢
2016(H28)年3月26日 北海道新幹線 新青森~新函館北斗
2022(R4)年9月23日 西九州新幹線 武雄温泉~長崎

 そして来年3月、北陸新幹線・金沢~敦賀間の開業を迎えます。
 ここで改めて、その北陸新幹線延伸開業時の、日本の新幹線ネットワークを、簡単な路線図にしてみました。

新幹線ネットワーク.JPG
 今回福井県に延伸する事で、全47都道府県中、32都道府県(山形・秋田含む)に、新幹線のネットワークが広がる事になります。
 ちなみに新幹線の駅が一番多いのは岩手県と新潟県で各7駅(岩手県は、秋田新幹線の雫石を含めれば8駅)、次が静岡県の6駅になります(山形県で山形新幹線が停車する駅が10ある)。福井県は3駅新規開業、石川県は2駅開業して3駅となります。

 北陸新幹線開業が最大の目玉となる次期改正だが、それ以外の部分では、在来線特急の全車指定席化・指定席車拡大の傾向がさらにはっきり見えてきました。次期改正では、〔北斗〕〔すずらん〕〔おおぞら〕〔とかち〕〔さざなみ〕〔わかしお〕〔しおさい〕〔しらさぎ〕〔サンダーバード〕〔スーパーはくと〕〔スーパーいなば〕〔やくも〕が全車指定席となり、〔ライラック〕〔カムイ〕〔南風〕で指定席車が拡大します。首都圏・近畿圏では、在来線特急の自由席がなくなります。コロナ禍の影響もあるだろうし、JR北海道では「自由席車は始発地あたりで埋まってしまって、途中の駅からでは座れなくて不公平」という声がある、みたいな事を理由に挙げています。〔のぞみ〕が今後、ピークシーズンには全車指定席で運行となるし、恐らくはこの先も、新幹線も含めて指定席の拡大は続く事になるのでしょう。ただ、在来線ではJR四国のように、特急停車駅であっても駅員が終日不在、という所が相当数出てきています。なので今後は中間駅、特に駅員がいない駅からの乗車であっても、指定席を容易に確保できるようなシステムの整備が、より求められると思います。
(JR各社はネット販売に誘導したいようだが、それだけにすべきではない)
 あとはJR東日本で顕著だが、快速運転の縮小が目立ってきました。朝夕を全部各駅停車にする京葉線の場合は、全体の旅客が減っているのだろうし、一方で快速通過駅でも利用が増えてきていて(流通関係の通勤客が多いようだ)、通過駅の対策も考えなければならなくなっていた、のかも知れない。が、他線区・他社も含めて、やや安易な気がしないでもない。長距離輸送の速達も大事なはずなので、今後も緩急のバランスを取ったダイヤの編成を、(JR以外も含めて)考え続けて欲しいと思います。
 北陸新幹線の延伸区間は、来年のどこかで乗りに行く、と宣言しておきます。というか、長野より先がまだ一度も乗った事がないので、そろそろ。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 金剛自動車が20日を持って、営業を終了してしまいました。バス業界全体の苦境を反映した出来事として、全国的な一般のニュースにもなっています。ヨソモノとしては、関係者の皆様、お疲れさまでした、という他はない。バスの仕事を続けたい、という人も少なくはないはずで、無事他事業者に転職などできれば良いのだが、と思っています。ところで21日より、近鉄バスと南海バスがそれぞれ、一部の路線を引き継いで運行を開始しています(他に、関係自治体に拠る自家用有償運行(白ナンバー車での営業運行)が行われている)。が、近鉄バス・南海バスとも、自社のWEBサイトにはそのような事が、一切記されていません。各社の路線図を見ても、新規運行開始の路線はどこにも記載がない。当然、時刻も検索のしようがない。SNSも、Xは最新記事が読めない状態だし、近鉄バスはフェイスブックもあるが、こちらも記載がない(というか、去年から記事の更新がないようだ)。運行の確保が自治体の主導だから、なのかもしれないが、両社とも自社のバスで営業を行う以上、利用の促進を図らなければならないはず。一体、どうした事なのだろうか?

《What's New》
21日 「徴用」裁判 韓国最高裁 日本企業に賠償命令判決
22日 オンラインゲームの新規制案 中国当局公表
23日 福岡県糸島市新庁舎完成 落成式開催

№2624 3月18日ダイヤ改正 まとめ

東急.jpg
 3月18日ダイヤ改正が近づいてきました。JRグループ各社だけでなく、関東地方ではほとんどの鉄道で改正が行われます。春の改正は例年、JRグループの扱いが大きくなるが、今年は東急・相鉄の新横浜線開通という大イベントがあり、関連する私鉄ネットワークも大きく変わります。
 これまで各社のコロナ対策の中で書いてきた今春ダイヤ改正について、今回は改めてダイヤ改正に特化して、まとめてみました。

JR東日本 
 首都圏では、〔ホリデー快速おくたま〕は青梅で系統分断の上、青梅~奥多摩間は多客期のみ運転とする。6月いっぱいまでは、毎土休日運転(上り82号は、3月21日は運行しない)。〔ホリデー快速あきがわ〕は廃止。青梅~奥多摩間及び常磐線・勝田~いわき間でワンマン運転を開始。
 特急〔草津〕は〔草津・四万〕に改称してE257系を導入、全車指定席とする。〔スワローあかぎ〕は〔あかぎ〕に改称してE257系を導入、土休日も全車指定席として新サービスを提供する。東武直通特急は通常期2往復に削減(多客期は5往復設定)。
 京葉線に幕張豊砂駅が開業。武蔵野線直通を含めた各駅停車が停車。
 上越新幹線は全列車E7系に統一し、所要時間を短縮。東京~新潟間は最速1時間29分、

JR東海
 東海道新幹線は、東急・相鉄新横浜線開業を見据えて、新横浜6時03分始発臨時〔のぞみ491号〕新大阪行を設定。原則月・土曜日に運行する。定期〔のぞみ〕上下19本の所要時間を短縮、定期・臨時の配列の変更で、定期列車の間隔を、(東京発)9~21分→12~18分に平準化。〔ひかり〕は一部列車で停車駅を入換え。
 東海道本線・御殿場線・身延線は大きな変更はない。

東京メトロ
 東西・千代田・有楽町・半蔵門・南北・副都心の各線で実施。
南北・副都心線:東急・相鉄新横浜線への直通を開始する。通勤急行が明治神宮前に停車。
 各線とも早朝~ラッシュ時・夜間で減便を行う。
 
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー)
 三田・新宿両線で実施。
三田線:東急・相鉄新横浜線への直通を開始する(日中は急行が直通)。
新宿線:日中の急行を取りやめ(各駅停車に変更)する一方、平日朝方の新宿方面行2本・夕方の本八幡行1本の各駅停車を急行に変更する。

東武
 東上線・スカイツリーライン系統で実施。
東上線:東急・相鉄新横浜線への直通を開始する。〔TJライナー〕は、上りは土休日3本を新規設定し、平日は1本増発する。下りは平日1本増発する。川越特急は快速急行等からの変更を含め、設定を大幅に増やす。快速急行は朝霞台と川越以北の各駅、急行は朝霞、準急は上板橋に停車し、快速は廃止。日中の川越市以西は、各駅に停車する列車を約10分間隔で運行する。
日光線:南栗橋に朝方の浅草行3本・夕方以降の浅草発6本が停車する。JR直通特急は通常2往復に削減(多客期は5往復運行)。

西武
 東急・相鉄新横浜線への直通は行わないが、東横線内の駅の同一ホームでの乗り換えを可能とする。
新宿線:平日上り朝方に〔拝島ライナー〕2本を運行。〔小江戸〕は、平日朝方上りは利用の多い時刻に変更。
池袋線:〔ちちぶ〕〔むさし〕は、平日朝方上りは1本増発し、利用の多い時刻に変更。秩父鉄道直通は、下りは1本削減の上、横瀬→長瀞間1本を運行、上りは取りやめ。

京王 
〔京王ライナー〕は、平日は、新宿に8時台に到着する列車を、京王八王子発・橋本発各1本増発。夜間は橋本行を3本増発する。土休日は、下り〔京王ライナー〕を京王八王子行・橋本行各1本、上り〔Mt.TAKAO号〕を1本増発する。夜間は京王線・井の頭線とも減便。

小田急 
 一部ダイヤの修正を実施する。朝方の江ノ島線や、ロマンスカー停車駅で、「若干ゆとりを持った運行計画」に変更する。千代田線・常磐線直通列車で行先が変わる列車が発生する。

東急 
 東急新横浜線が開業し、相鉄線との相互直通を開始する。
 東急新横浜線は、平日朝ラッシュ時は1時間最大16本運行し、4本が東横線・12本が目黒線に直通(うち最大5本は新横浜始発)。東横線は菊名始発各停を、新横浜線直通急行に変更。目黒線は日吉~目黒間を5分短縮(17分で運行)する急行を6本設定。
 日中は1時間6本を運行し、2本が東横線・4本が目黒線に直通(うち2本は新横浜始発)。東横線は、渋谷~日吉間の急行が毎時2本増発になる(新横浜線直通)。
 東横線の〔S-TRAIN1号〕(元町・中華街→西武秩父間)は時刻を45~50分繰り下げる。
 田園都市線は平日朝ラッシュ時と夜間、池上線は午前中、東急多摩川線は平日朝方と土休日日中に減便を行う。
 東横線は全線でワンマン運転を開始する。

相鉄 
 相鉄新横浜線・新横浜~羽沢横浜国大間が開業し、東急線との相互直通を開始する。1日100往復運行。平日朝ラッシュ時は1時間11本運行し、本線からは4本・いずみ野線からは7本が直通する。日中は1時間4~8本(主に本線~目黒線・いずみ野線~東横線)運行する。いずみ野線の特急を東急直通で再開し、本線特急・いずみ野線快速の運行時間帯を拡大する。また、横浜~西谷間区間運転の各駅停車を設定する。急行は休止する(通勤急行は運行)。最速列車は海老名~目黒間53分・湘南台~渋谷間51分。

東京臨海高速鉄道 りんかい線
 一部列車の時刻を変更する。

つくばエクスプレス
 青井・六町両駅のホーム延伸工事の安全性確保のため、75㎞/h以下の徐行運転を行う(来年春までの予定)。このため、所要時間が1~2分増加する。土休日の21時台で1往復減便。

東葉高速
 平日6時台の上り1本を通勤快速に変更し、17時台の下り1本の時刻を変更して、運行間隔を改善する。

多摩都市モノレール 
 平日ダイヤのみ、3月20日に改正する。7・8時台、多摩センター発北行を1本ずつ増発する。沿線の大学の授業等で混雑が予想させる日には、中央大学・明星大学駅10時台到着列車を、南行・北行各2本運行。多摩センター駅は、最混雑時間帯は1・2番線交互発着になる。夕方にも増発を行う。一部時間帯の運行本数は見直しを行う。初発・最終列車、及び土休日ダイヤは変更しない。

千葉都市モノレール 
 JR線のダイヤ改正に伴い、一部列車の時刻を修正する。千葉みなと23時29分発千城台行→23時31分発に繰り下げ。この他この時刻以降、千葉みなと発2本・千城台発3本の時刻を変更する。

関東鉄道
 常総線は、JR・TXの改正に合わせ、一部列車の時刻を修正する。守谷駅では学校の登下校時間帯に、一部列車の停車時間を延長する。竜ケ崎線は改正なし。

埼玉高速鉄道 
 東急・相鉄新横浜線との直通運転を開始する。線内から新横浜には平日36本(内17本が相鉄直通)・土休日26本(内11本が相鉄直通)運行。相鉄線への直通は朝夕のみ設定、日中は東急目黒線内急行が新横浜まで運行。

横浜市営地下鉄 
ブルーライン:平日朝ラッシュ時は4分30秒→4分40秒、平日・土休日共日中は約7分30秒→約10分に運行間隔を拡大し、減便。平日21~22時台も減便する。快速の運行時間帯を平日・土休日共拡大。
グリーンライン:平日・土休日共日中は約7分30秒→約10分に運行間隔を拡大し、減便。平日22時台も減便する。

横浜高速鉄道みなとみらい線 
 土休日の〔S-TRAIN1号〕の時刻を変更し、一部の時間帯で運行時刻・本数の見直しを行う。
 同日より、ワンマン運転を開始する(みなとみらい線は、東急の乗務員が乗務している)。

江ノ電 
 12→14分間隔に変更。全区間の所要時間が3分延び、37分になる。

伊豆箱根 
 駿豆線:10~15時台・16時台以降最終までの運行本数・時刻を変更する。上り5本・下り4本を削減。
 大雄山線:10~15時台の運行間隔を12→15分間隔に変更。5往復を削減する。全線の所要時間が24分になる。

伊豆急行 
 一部の特急列車の所要時間を短縮し、伊東~伊豆急下田間は最速50分(踊り子3号)になる(停車駅の変更はない)。伊東19時25分発伊豆急下田行は、熱海からの直通運転になる。3000系「アロハ」電車は4連で運行し、運用列車を拡大する。

富士山麓電気鉄道 
 普通列車を平日1往復・土休日2往復増発する。〔フジサン特急〕は平日も運行を再開する(1往復)。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は2号車を指定席に変更し、1号車と共に1か月前から予約を受け付ける。ネット予約は事前決済が必要になる。

いすみ鉄道
 全体の運行本数は平日・土休日共、増減はない。

いすみ鉄道
 平日は大原~大多喜間1往復・大多喜~上総中野間下り1本を削減。
 土休日は大原~大多喜間2往復・大多喜~上総中野間1往復を削減。 急行は土曜日のみ国鉄型(キハ52型)で運行、料金が必要。日曜日・祝日(土曜日を除く)はいすみ型で運行、料金は不要。

秩父鉄道 
 平日・土休日共、羽生・熊谷~寄居間の列車の一部を長瀞まで延長する。羽生~熊谷間は夜間に1往復増発する。また羽生→寄居間の最終を繰り下げる。土休日の急行〔秩父路〕は、羽生→三峰口間・影森→羽生間で各2本運行する。西武線発直通長瀞行は、秩父鉄道線内は直通急行として運行する(秩父鉄道線内は御花畑・秩父・皆野のみ停車)。なお〔秩父路〕は4月1日より、急行料金が必要。

 新横浜線開通は明るい話題だが、全体的にはやはり、去年ほどではないにしても減量色が濃い印象があります。初発・最終の時刻の変更は、去年の改正でどこも大きかったから今回は(JRの房総地域の一部を除いて)ほぼないが、夜間の減便は引き続き各社で行われます。今後も平日の日中と、土休日の早朝・深夜に関しては、かなり厳しく精査される事になると思われます。ただ、土休日の日中に関しては、「第8波」がほぼ収まりつつあり、行動制限もないから、路線によっては混雑が戻ってきているように思います。減らし過ぎるとまた混雑が激しくなって(「3密」どうこうではなくて)問題になろうかと思うが、この先も数年、各鉄道会社はダイヤ編成で頭を悩ませる事になるのでしょう。
 とにかく、「アフターコロナ」の光が見えてきた今、新しく開業する路線が引っ張る形で、どの鉄道路線も活気が戻ってきてくれれば、と思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 結局、2日夜に起きた川越線のトラブルって、何だったんだ?あわや正面衝突の大惨事、と思っていたのに、結局何の音さたもなし。JR東日本の公式ページにも報告がないし、運輸安全委員会の調査が始まったとも記されていない。メディアも騒がない。状況が何もわからないし、どういう事だったのだろう?
(南古谷には川越車両センターへの出入りの線路があるが、これが何か影響していたのか?)

《What's New》
 5日 水木 しげる生誕101年記念 境港市内で4年ぶり仮装パレード
 6日 羽村駅区画整理事業計画取り消し裁判 住民側敗訴確定
 7日 雇用助成金不正受給容疑 水戸京成百貨店など捜索

№2602 名鉄 3月18日ダイヤ改正

名鉄2200系.jpg
 名鉄は今日、3月18日のダイヤ改正についてリリースしました。JR東海などJRグループと同日です。
 名鉄は2011(H23)年12月以降の10年間、本格的なダイヤ改正を行ってきませんでした。パンデミック以降の輸送量の減少に伴い、本線を中心に便数を間引く形でのダイヤ変更は行われてきたが、ダイヤのパターンにまで関わるような改正は、約11年ぶりになるのではないかと思われます。
 内容を見ると、やはり厳しいなあの印象があります。朝ラッシュ時の幹線まで含めて全体的な減便になるほか、ワンマン区間の拡大も行われます。

① 平日・土休日共 朝方の輸送力の適正化
平日 名古屋本線・知多新線・犬山線・広見線・各務原線・瀬戸線で24本の削減・17本の運行区間短縮を行う。名古屋本線の特急上下各1本を、急行に変更する(特別車連結)。新木曽川・笠松は全特急列車停車。
土休日 名古屋本線・常滑線・河和線・知多新線・津島線・尾西線・広見線で8本の削減・18本の運行区間短縮を行う。新可児始発特急3本を新鵜沼始発に変更し、広見線は全列車普通列車で運行する。
※ 一部特別車の急行は既に、犬山線の上りで平日朝方に2本運行中。

② 平日・土休日共 日中の運行本数を見直し
 名古屋本線…岐阜発着急行(2本/h)を一宮発着に短縮し、一宮~岐阜間優等列車は毎時4本/hに削減。豊明~須ヶ口間の準急を新規設定する(土休日は国府~一宮間急行からの変更)。
 河和線・知多新線…内海発着の特急・急行を河和発着に変更。河和・内海発着の普通は知多半田折返しに短縮し、急行は知多半田以南を普通で運行。知多新線は線内折返しの普通列車のみ2本/h運行。

③ 平日・土休日共 21時以降の運行本数削減
 全線(蒲郡線・豊田線・築港線・空港線・小牧線を除く)合計で、平日は31本の削減・41本の運行区間短縮、土休日は23本の削減・33本の運行区間短縮を行う。

④ ワンマン運転区間の拡大
 各務原線・犬山線(岐阜~犬山間)…終日全列車(全列車折り返し運転に変更)
 知多新線…9~22時台

⑤ その他
 土休日、中部国際空港19時以降発の準急を6連に増結。
 この他、一部列車の時刻・行先・両数の変更がある。

 以上、本当におおざっぱに名鉄のリリースからまとめてみました。
 特に知多新線は、実は昨年末に乗る機会がありました。今回は記事にはしていないのだけれど、名古屋からの直通特急で乗車。特急と言っても特別車がない、3500系の4連だったが、寂れているなあの印象が否めませんでした。終点の内海からして無人駅だし。知多新線は1980(S55)年6月5日に全線開業、当時は観光開発が期待されて、観光特急8800系「パノラマDX」も走ったものでした。全区間で複線の用地が確保され(トンネルも複線断面)、野間~内海間には新駅の設置も想定された構造物が今もあるのだが、残念ながら期待通りには成長してくれなかった、の印象が否めません。
 これでJRグループや関東大手も含め、3月18日改正ダイヤが大方出そろったと言えるが、これに11月の京急や京成、12月の関西各社も加えると、大都市部を貫く幹線でさえ例外なく、しかも朝ラッシュ時まで含めての、減量傾向が鮮明になったと言えます。ラッシュ時の混雑の緩和は歓迎かも知れないが。コロナ禍前には想像できなかった状況だが、残念ながら、反転攻勢の兆しが、鉄道に関してはちょっとうかがえない。どうにかコロナ禍が何らかの形で終息しても、リモートワークの定着や地方移住、何より「三密」から来る公共交通の敬遠で、相当長期間、利用の低迷が続くと思います。クルマ社会に生きる名鉄あたりは、特に。幹線はまだしも、支線区はどこまで現状が維持されるのか、非常に懸念されます。最低、今の利用が繋ぎ止められないと。

 ところで名鉄もまた、全線の時刻表の刊行がなくなりました。現地のポケット時刻表もなかった。一昨年10月の知立の工事による三河線の時刻の変更時に、全線の時刻表(路線別)がPDF形式でダウンロードできるようになったが、今改正でも提供してくれるでしょうか?

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 今日は航空各社からも、3月26日から航空輸送事業計画がリリースされています。ANA・JALの2社のみ、本当に簡単にまとめてみます。
ANA … 国内線は一部の路線で増便・期間運行・減便・運休を行う。国際線は羽田~ミュンヘン線・羽田~ブリュッセル線(定期運航)が再開し、ウィンタースケジュールから成田~パース線が再開する。また、暫定的に成田発着だったシアトル・ワシントンDC・ヒューストン・バンクーバー路線を羽田発着に変更する。中国メインランド路線は全路線調整中で別途通知(深圳路線は羽田→成田発着に変更)
JAL … 国内線のみの発表。B777-200ERが全機退役する(詳細は後日通知)。一部の路線で増便・減便・運休を行う。JTAの関空~宮古線は通年運航になる。また、JALの羽田~小松・岡山路線の一部便で、共同引き受けによる運航をおこなう(JAL便名)。HACは4機目のATR42-600を導入する。国際線はリリースがないが、A350-1000導入と絡めた発表になるのかも知れない。

《What's New》
15日 台湾民進党 頼 清徳副総統を新主席に選出
16日 れいわ新選組 水道橋博士氏 参議院議員辞職
17日 ウクライナへのODA 返済期限延期 政府決定
 今日は阪神・淡路大震災から28年でした。私としては、犠牲となられた方々のご冥福を改めてお祈りする、としか言えない。この震災もまた、兵庫県の鉄道を中心とした交通網に、直接の被害だけでなく、ダイヤや営業政策など、現在に至るまでの多大な影響を与えているのは間違いないと思う。
 ネパールの旅客機墜落事故は、今の時点では何とも言えないと思う。元々気象条件などが影響して事故が多い国とされているが、映像を見た限りでは真昼間の快晴で、しかも地形が険しいとかいう感じには見えなかった。事故現場近くの空港は最近開港したらしいが、何か影響を与えているのか。

№2588 2023年3月18日ダイヤ改正 3(終).その他私鉄・地下鉄

 来春3月18日ダイヤ改正に関わる鉄道各社のリリースのまとめ、3回目(最終回)は、東京の地下鉄2者と、大都市近郊の通勤鉄道、それに主に整備新幹線に並行する在来線を引き継いだ第3セクター鉄道について書きます。

東京メトロ
 東西線・千代田線・有楽町線・南北線・半蔵門線・副都心線で改正を行う。
◆ 東西線は、平日の5~8時台・10時台で減便を行う。その他一部列車の行先・時刻を変更する。
◆ 千代田線は、平日8時台に霞ケ関→綾瀬で1本増発する。土休日は6時台の霞ケ関→綾瀬間1本を7時台に変更し、綾瀬~北綾瀬間は19・20時台で1往復減便。その他一部列車の行先・時刻を変更する。
◆ 有楽町線は、平日・土休日共、日中は毎時12→10本に減便する。平日は7~9及び23時台で減便を行う。
◆ 東西線は、平日の9及び23時台で減便を行う。その他一部列車の行先・時刻を変更する。
◆ 南北線は、東急・相鉄新横浜線との直通運転を開始する。相鉄線→南北線は平日20本・土休日14本、南北線→相鉄線は平日18本・土休日15本が直通する(日中の相鉄線との直通運転はない。新横浜で乗り換え)。5時台の白金高輪発1本を東急線発に延長。その他一部列車の行先・時刻を変更する。
◆ 副都心線は、東急・相鉄新横浜線との直通運転を開始する。相鉄→副都心線は平日38本・土休日30本、副都心線→相鉄線は平日35本・土休30本が直通する(日中は毎時2本)。平日は、8時台は4往復増便、5~7及び21~23時台で減便を行う。通勤急行が明治神宮前に停車。土休日は6~9及び19~23時台で減便を行う。

********************

都営地下鉄
 三田線・新宿線で改正を行う。
◆ 三田線は、東急・相鉄新横浜線との直通運転を開始する。相鉄線→三田線は平日30本・土休日31本、三田線→相鉄線は平日・土休日共31本(日中は毎時2本)。平日・土休日共、6時台の白金高輪折返し1往復を東急直通に延長する。その他一部列車の行先・時刻を変更する。
◆ 新宿線は、日中の急行は全て各駅停車に変更する。平日は、7・9時台の大島始発新宿方面行各駅停車各1本、9時台の本八幡始発各駅停車1本を急行に変更。17時台の新宿方面発各駅停車1本を急行に変更する。その他一部列車の種別・行先・時刻を変更する。

********************

仙台空港鉄道(仙台空港アクセス線)
◆ 仙台発11時10分発快速は普通、14時50分発普通は快速に変更。仙台空港12時16分発快速は12時08分発普通、11時28分発普通は11時36分発快速に変更する。
◆ 19時台の仙台発・仙台空港発各1本の時刻を変更する。

********************

東葉高速鉄道
◆ 平日6時台の上り各駅停車1本を通勤快速に変更し、都心への所要時間を短縮する。
◆ 平日17時台の下り各駅停車1本の時刻を変更し、所要時分の短縮と運転間隔の短縮を図る。

********************

埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)
◆ 東急・相鉄新横浜線との直通運転を開始する。相鉄線→埼玉高速は平日19本・土休日10本、埼玉高速→相鉄線は平日17本・土休日11本。相鉄直通も含めた新横浜行は、平日36本・土休日26本を運行する(日中は相鉄線には直通しない)。埼玉高速線内の本数の変更はない模様。

********************

横浜高速鉄道(みなとみらい線)
◆ 土休日の〔S-TRAIN1号〕は、元町・中華街発7時01分→7時46分に変更する。その他土休日の一部時間帯で、時刻・本数の変更を行う。

********************

しなの鉄道
◆ 日中及び夜間の本数を削減する。軽井沢~小諸間上下計6本・小諸~上田間12本・上田~戸倉間8本・戸倉~長野間8本、長野~豊野間5本、豊野~妙高高原間10本減便。
◆ 最終列車を繰り上げる。
 しなの鉄道線は、軽井沢→小諸間約22分、小諸→長野間約3分の繰り上げ(軽井沢→小諸間時刻変更により、軽井沢~小諸間から長野へは約19分繰り下げになる)。長野→平原以遠軽井沢まで約14分(小諸乗り換え)、信濃国分寺以遠小諸まで約22分、上田まで約15分の繰り上げ。
 北しなの線は、長野→牟礼以遠妙高高原まで約21分、豊野まで約21分の繰り上げ。妙高高原~豊野間約40分の繰り上げ(豊野~長野間は飯山線列車が最終となり、21分の繰り上げ)。
 軽井沢・上田・篠ノ井の各駅での、北陸新幹線・篠ノ井線との接続が変更になる。
◆ 北しなの線・豊野5時28分発妙高高原行は、長野始発6時00分発に変更。
◆ 日中の上田~長野間は40分間隔で運行。
◆ 特別快速〔しなのサンライズ〕は、小諸→上田間各駅停車に変更。小諸7時05分発長野行は、上田始発に短縮。〔しなのサンセット〕は長野19時48分発に変更。
◆ 〔軽井沢リゾート〕は、4号は妙高高原16時46分発→12時00分発に変更。2・3号は取りやめ。
◆ 軽井沢~小諸間増便運行は、上下8本の運行に変更。
◆ 最高速度を85㎞/hに引き下げ。軽井沢~篠ノ井間では所要時間が2~3分程度延びる列車が発生する。
 千曲駅は無人化。戸倉駅は業務委託化(4月1日~)。軽井沢・小諸・上田・屋代各駅に、クレジットカード対応の券売機を自動券売機を導入する。
 同時に、JR東日本・トキめきとの乗り継ぎ割引を廃止。戸倉~長野間420円→460円、長野→飯山間550円→590円、黒姫→直江津間1,100円→1,140円。「千曲川回数券」を「千曲川きっぷ」(6枚つづり)に変更する。

********************

えちごトキめき鉄道
◆ 妙高はねうまラインは、北陸新幹線〔はくたか577号〕から接続する、普通列車〔おかえり上越〕(上越妙高22時27分発)を新設する(特急編成使用)。この列車は、直江津で日本海ひすいライン糸魚川行にも接続する。この他一部上下列車の時刻を変更し、上越妙高での〔はくたか〕との接続を改善する。下り1本・上り3本を取りやめ(北越急行との直通も取りやめ)、1往復の運行区間を短縮。下り普通列車4本を妙高高原→直江津間2本に統合し、〔おかえり上越〕として運行。
◆ 日本海ひすいラインは、上り1本の時刻を変更する。

********************

あいの風とやま鉄道
◆ 朝方の富山6時27分発金沢行・金沢7時57分発泊行・泊9時58分発富山行を3→4連に増車する。
◆ 夕方の富山17時12分発泊行・泊18時12分発金沢行・金沢20時40分発泊行・泊22時44分発富山行を3→4連に増車する。
◆ 土休日朝方の富山5時14分発泊行・泊6時10分発高岡行・高岡7時44分発富山行を4→2連に減車し、ワンマン運転を行う。
◆ 土休日夕方の富山17時12分発泊行・泊18時12分発金沢行・金沢20時40分発泊行・泊22時44分発富山行を4→2連に減車し、富山~泊間はワンマン運転を行う。
◆ 大型連休や混雑が予想される休日の富山9時42分発金沢行・金沢11時07分発富山行きを2→4連に増車する。
 全体の運行本数・区間自体は、変更はない。

********************

IRいしかわ鉄道
 運行本数の変更はない。一部列車の時刻や編成に変更が生じる見込み。

********************

IGRいわて銀河鉄道
◆ 朝方に盛岡~滝沢間で2往復を増発する。またJR東北本線との直通列車を、上下合計9本に増強する(1本はJR花輪線から直通)。盛岡~いわて沼宮内間1往復は、土休日運休とする。
◆ 日中は盛岡→八戸・金田一温泉→盛岡間各1本の時刻を変更し、最大2時間30分程度空いている運行間隔を、2時間程度に調整する。盛岡~滝沢間で間隔が空いている時間帯に2往復新設、一方で1往復を取りやめ。差し引き1往復の増発になる。
◆ 午後は列車の統合を行い、盛岡~八戸間直通列車を下り4本・上り3本、盛岡~いわて沼宮内間1往復の運行になる。
 この結果、運行本数(上下合計)は、盛岡~滝沢間平日6本・土休日2本増、滝沢~いわて沼宮内間土休日2本減、いわて沼宮内間~二戸間及び金田一温泉~目時(~八戸)間2本・二戸~金田一温泉間4本、トータルで平日5本・土休日1本増。

********************

青い森鉄道
 青い森鉄道は、昨日リリースが出ました。
◆ 現在八戸~青森間で運用されている青い森703系を、三戸まで延長して運用する。これに伴い、現行の2563M(小鳥谷6時15分発八戸行)・2564M(八戸7時58分発三戸行)の時刻を変更する。
◆ IGRの運行形態変更に伴い、現行の2570M・2571M(二戸~八戸間)を三戸~八戸間に短縮し、現行の4530M・4531M・4532M・4535M(盛岡~八戸間)の時刻を変更する。

********************

道南いさりび鉄道
◆ 夜間の利用状況により、時刻の変更を行う。

********************

北越急行
◆ 平日ダイヤ・土休日ダイヤを設定する。
 平日ダイヤは、朝夕の運行本数に変更はない。六日町での上越線・犀潟での信越線との接続列車が一部変更になる。
 土休日は、1往復を運休。2往復は越後湯沢に延長し、上越新幹線との接続を増加させる。
◆ 平日・土休日共、快速は全て普通列車に変更する。また列車統合により、2往復減便となる。
◆ 最高速度を95㎞/hに変更し、駅間の運転時間を見直す。また利用実態に合わせて編成を見直す。

********************

愛知環状鉄道
◆ 岡崎での乗り換えを考慮し、一部列車の時刻を1~2分程度変更する。

 3回に渡って、来年3月18日のダイヤ改正に関する各社のリリースをまとめてみました。これから先も、中小私鉄や第3セクター鉄道から、改正のリリースが相次いで出る事になるはずです。
 コロナ禍でどこも運営が厳しく減量、減量なのは現状ではやむなしとして、JR東日本や関東大手のそれ以外の傾向として、有料の全席指定列車、特急やライナーの、ラッシュのピークに近い時間帯への新設・変更が目立つようになりました。特に京王で新設になる〔京王ライナー36号〕の新宿着8時ちょうど。すでに小田急〔モーニングウェイ76号〕7時59分着・〔78号〕8時19分着という例があるが、この時間の到着は、大袈裟に言えば「衝撃的」とさえ言えます。ピークのはずの真っただ中なのだから。特に東京では、コロナ禍前はどの鉄道も、7時30分より前~8時台は、有料列車のターミナル駅(JR山手線と接続する駅)の到着はほぼありませんでした(〔成田エクスプレス〕はまあ例外)。東海道ブルートレインの最盛期でさえ、7時30分~9時30分間は、到着を外していましす。本来、夜行列車の到着時刻としては最適な時間帯のはずなのに。それが今や、JR東日本でも、〔かいじ2号〕の新宿着は現状でも8時42分(しかも来春改正では東京延長)、〔さざなみ6号〕の東京着が8時46分、〔ときわ56号〕〔ひたち2号〕の上野着が8時台で、共にそのまま品川まで直通していきます。減便により余裕が出たダイヤ+ゆとりのある着席ニーズの増加(しかもコロナ禍で「三密」を回避したい)、この2点が、有料列車のピーク時の到着の増加につながっていると考えられます。

 今後のダイヤ編成は、もちろんコロナ禍がどうなるかにもかかってくるが、前にも少しだけ書いたが、ダイヤが減量されるという事は、=ダイヤ編成上の「しがらみ」も少なくなる事でもあるはずです。なので、この機に各社とも、思い切ったダイヤの再編成、「白紙ダイヤ改正」の実施なども、考えられるべきではないだろうか?現状のダイヤの傾向は ①単純な減便 ②優等列車の格下げ・停車駅増加 があるように見えるが、これでは、必要以上に旅客を減らす原因となりはしないか?例えば、今の中央快速線は、明らかに特別快速に利用が集中していると感じます。思い切って特別快速:快速=1:1くらいに持っていくべきではないか、特急や甲府方面への中距離列車も巻き込んだ全面改正という道も、あるのではないか?京急~浅草線~京成間とか、東急~副都心線~東武・西武間などの、直通運転列車の種別変更回数が多くなる傾向も「解りやすさ」の点で問題で、関係各社が話し合って、ダイヤパターンの抜本的な変更により統一を図る道を探る事も、必要なのではないか?しばらくは輸送量をいかに維持するかに腐心しなければならないだろうが、ただ縮こまるだけではなく、新しいダイヤサービスを世に示し、提供する道を探す事も、是非考えて頂きたいと思っています。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《What's New》
22日 ベトナム ブー・ホン・ナム前駐日大使 コロナ帰国便巡る収賄容疑で逮捕
23日 ヤクルト「つば九郎」 契約交渉保留
 平和、だねえ。日本は日本海側を中心に大変な大雪で交通も大混乱し、皆様大変だと思うが、アメリカの特に東海岸も「一世代に一度」らしい冬の嵐で、クリスマス直前というのに、さらに大混乱に陥っているそうです。

№2587 2023年3月18日ダイヤ改正 2.関東大手私鉄 

相鉄20000系試運転列車.jpg
 上の画像は、先日東急東横線・新丸子で撮影した、相鉄20000系の訓練運転の様子です。東横線・新横浜線では日中チラッと見たところでは、訓練運転の列車は30分間隔くらいで走っているようです(渋谷折返し。ほとんどは東急編成)。こういうのを見ると、相直運転開始間近、のムードが高まっているのを感じます。
 来春3月18日の全国レベルのダイヤ改正、今回の目玉は間違いなく、東急・相鉄新横浜線の開業です(「うめきた」もあるやろ!と関西の方からは怒られそうだが)。ダイヤ改正リリースのまとめ、2回目は、新横浜線開業を中心とした、関東大手私鉄各社です。先月改正を行った京急・京成以外は全て、程度の差はあれ時刻が変わります(新横浜線やJRと直接関係ない京王も、同日改正)。

東急

◆ 東急新横浜線が開業する。
 基本的には全列車が東横線または目黒線と直通運転を行う(下りは一部日吉始発あり)。また大半の列車は相鉄新横浜線と直通を行う(一部新横浜折返しあり)

運行本数
 平 日 相鉄線→東急東横線→メトロ副都心線
      7~10時:9本 日中:毎時2本 17~20時:8本 終日:38本
     相鉄線→東急目黒線→メトロ南北線
      7~10時:7本 日中:運行なし 17~20時:7本 終日:20本
     相鉄線→東急目黒線→都営三田線
      7~10時:7本 日中:毎時2本 17~20時:3本 終日:30本
 
     メトロ副都心線→東急東横線→相鉄線
      7~10時:8本 日中:毎時2本 17~20時:11本 終日:35本
     メトロ南北線→東急目黒線→相鉄線
      7~10時:4本 日中:運行なし 17~20時:5本 終日:18本
     都営三田線→東急目黒線→相鉄線
      7~10時:7本 日中:毎時2本 17~20時:4本 終日:31本

 土休日 相鉄線→東急東横線→メトロ副都心線
      7~20時:毎時2本 終日:30本
     相鉄線→東急目黒線→メトロ南北線
      7~10時:4本 日中:運行なし 17~20時:4本 終日:14本 
     相鉄線→東急目黒線→都営三田線
      7~10時:6本 日中:毎時2本 17~20時:6本 終日:31本

     メトロ副都心線→東急東横線→相鉄線
      7~20時:毎時2本 終日:30本
     メトロ南北線→東急目黒線→相鉄線
      7~10時:3本 日中:運行なし 17~20時:6本 終日:15本
     都営三田線→東急目黒線→相鉄線
      7~10時:9本 日中:毎時2本 17~20時:5本 終日:31本

 新横浜には、目黒線系統は5時44分までに4本、東横線系統は5時48分に1本が到着、東海道新幹線・新横浜始発〔ひかり533号〕(6時00分発)・臨時〔のぞみ491号〕(6時03分発)に乗り換えられる。

◆ 目黒線は、平日朝方、奥沢・武蔵小山の両方で各駅停車を追い抜く急行を6本設定する。日吉→目黒間の所要時間を最大5分短縮(所要17~18分)。
◆ 田園都市線は、平日上りで渋谷9時前後に到着する急行・準急の所要時間を短縮する。また8時台の準急2本を急行に変更する。土休日の渋谷23時台発各駅停車1本を準急に変更する。
 平日朝方の長津田~中央林間間で各駅停車を2往復増発。9時台の長津田→渋谷間は各駅停車を1本削減、渋谷着9時30分までは急行:各停=1:1で運行する。22時台以降の渋谷~長津田間で各駅停車を削減。関連で大井町線も一部で時刻を変更する。
◆ 池上線は、平日6時台の雪が谷大塚→蒲田間、8~10時台の五反田~雪が谷大塚間で本数を削減する。
◆ 東急多摩川線は、平日7~10時台、土休日9~17時台で本数を削減する(土休日日中は毎時10→9本)。
◆ 土休日の〔S-TRAIN1号〕の時刻を約45分繰り下げる(元町・中華街発7時01分→7時46分・西武秩父着9時15分→10時05分)
 なお、東横線に導入予定の「Q-SEAT」については、今回は発表がなかった。
 今改正より、新横浜線に加えて、東横線でも全線・全列車でワンマン運転を開始する。

 同日より、運賃を改定(値上げ)する。普通運賃は初乗り(3㎞まで)130円(IC126円)→140円(IC同額)。東急新横浜線・新綱島~新横浜間には加算運賃が設定される。普通運賃70円・通勤定期(1ヶ月)2,620円・通学定期(1ヶ月)970円。
 渋谷~横浜間280円(IC272円)→310円(IC309円)・渋谷~中央林間間340円(IC335円)→390円(IC381円)。日吉~新横浜間250円(IC同額)・渋谷~新横浜間290円(IC288円)・目黒~新横浜間250円(IC同額)。

********************

相鉄

◆ 相鉄新横浜線(新横浜~羽沢横浜国大間)が開業する。

運行本数 時間は全て新横浜基準
 平 日 相鉄本線→東急新横浜線→東急目黒線
      6~7時:特急1本・各停1本
      7~8時:特急2本・各停1本
      8~9時:特急2本・各停2本
      終日:特急17本・各停26本
     相鉄本線→東急新横浜線→東急東横線
      5~6時:特急1本・各停2本
      6~7時:各停1本
      7~8時:各停1本
      終日:特急1本・各停10本
     9時以降は主に目黒線方面行各駅停車を毎時2~4本運行
     合計:54本
     相鉄いずみ野線→東急新横浜線→東急目黒線
      6~7時:各停3本
      7~8時:通勤特急1本・各停3本
      8~9時:各停2本
      終日:通勤特急1本・各停10本
     相鉄いずみ野線→東急新横浜線→東急東横線
      7~8時:通勤特急1本・各停3本
      8~9時:通勤特急3本・各停1本
      終日:通勤特急または特急11本・各停24本
     9時以降は主に東横線方面行各駅停車を毎時2~4本運行
     合計:46本
 これに相鉄・JR直通線46本を加えた、合計146本が東京の都心に向かう。

     東急目黒線→東急新横浜線→相鉄本線
      18時以降:特急5本・各停13本
      終日:特急11本・各停37本
     東急東横線→東急新横浜線→相鉄本線
      18時以降:特急1本・各停4本
      終日:特急2本・各停10本
     9時以降は主に目黒線方面発各駅停車を毎時2~4本運行 
     合計:60本
     東急目黒線→東急新横浜線→相鉄いずみ野線
      18時以降:特急1本
      終日:特急2本・各停4本
     東急東横線→東急新横浜線→相鉄いずみ野線
      18時以降:特急4本・各停10本
      終日:特急9本・各停20本
     9時以降は主に東横線方面発各駅停車を毎時2~4本運行
     合計:40本

 土休日 相鉄本線→東急新横浜線→東急目黒線
      6~7時:特急1本
      7~8時:特急2本
      8~9時:特急2本・各停2本
      終日:特急14本・各停28本
     相鉄本線→東急新横浜線→東急東横線
      5~6時:特急1本
      6~7時:各停2本
      終日:特急1本・各停2本
     9時以降は主に目黒線方面行各駅停車を毎時2~4本運行
     合計:45本
     相鉄いずみ野線→東急新横浜線→東急目黒線
      5~6時:各停1本
      7~8時:各停1本
      終日:各停9本
     相鉄いずみ野線→東急新横浜線→東急東横線
      7~8時:各停4本
      8~9時:各停2本
      終日:特急2本・各停32本
     9時以降は主に東横線方面行各駅停車を毎時2~4本運行
     合計:43本

     東急目黒線→東急新横浜線→相鉄本線
      18時以降:特急7本・各停8本
      終日:特急10本・各停36本
     東急東横線→東急新横浜線→相鉄本線
      18時以降:特急1本・各停1本
      終日:特急1本・各停2本
     9時以降は主に目黒線方面発各駅停車を毎時2~4本運行 
     合計:49本
     東急目黒線→東急新横浜線→相鉄いずみ野線
      18時以降:各停1本
      終日:特急1本:各停4本
     東急東横線→東急新横浜線→相鉄いずみ野線
      18時以降:各停11本
      終日:各停34本
     9時以降は主に東横線方面発各駅停車を毎時2~4本運行
     合計:39本

 新横浜には、6時05分までに平日5本・土休日3本が到着する。

◆ 横浜~西谷間区間運転の各停を、上下合計100本程度運行する。
◆ いずみ野線内の特急を、東急直通で再開する。
◆ いずみ野線快速・本線特急の運行時間帯を拡大する(土休日朝方のいずみ野線快速は東急直通に変更)。
◆ 平日朝方の海老名→横浜間の所要時間を約2分短縮し、29分で運行する(横浜行特急または新横浜線特急から通勤急行乗り換え)。

 同日より、「YOKOHAMAどっちも定期」サービスを開始する。新横浜~西谷間を含むIC通勤定期券所持者は、追加運賃なしで横浜駅を利用できる。
(横浜~西谷間の途中下車は不可。下車した場合は、運賃が別途必要。羽沢横浜国大~西谷間のみを含む定期券(JR連絡)は対象外と思われる。磁気券・通学定期も対象外)   
      
 以上の結果、最速の所要時間は以下の通りになる。
  湘南台⇔新宿三丁目 59分
  湘南台⇔池袋 68分
  湘南台⇔川越市 82分
  海老名⇔大手町 70分
  海老名⇔永田町 66分
  海老名⇔浦和美園 84分 

********************

東武

東上線
◆ 東急・相鉄新横浜線への直通運転を開始する。
 直通列車は、東上線→新横浜方面平日12本(うち急行1本)・土休日14本(うち快速急行1本)、新横浜方面→東上線平日13本(うち急行1本)・土休日14本設定(うち快速急行1本)。
 ※ さらに相鉄へ直通する列車は、公表されている時刻表では解らない。
◆ 〔TJライナー〕は、平日は上り朝方、下り夕方に1本ずつ増発し、土休日の上り朝方に3本新設する。
◆ 川越特急は、平日は下り2→4本・上り3→14本、土休日は下り2→3本・上り4→10本に増発する。
◆ 快速急行は、停車駅を志木→朝霞台に変更し、川越以北は各駅に停車する。急行は朝霞に、準急は上板橋に新規停車する。快速は廃止。「Fライナー」は、東上線内は快速急行で運行。
◆ 下りの志木→小川町間は6分・小川町→寄居間は7分、初列車を繰り上げる。上りの寄居→森林公園間は57分(寄居発)・森林公園→川越間は51分(森林公園発)、最終列車を繰り下げる。
◆ 平日朝ラッシュ時の池袋着ピーク時(7時30分~8時30分)の本数を、24→22本に削減する。
◆ 日中の川越市~森林公園間は毎時8→6本に削減し、約10分間隔で運行する(快速急行2・急行4)。
◆ 平日17時30分以降、一部列車の種別・行先・本数を変更する。
◆ 東上線末端部(小川町~寄居間)のワンマン運転は、一部列車を森林公園まで拡大する。

スカイツリーライン関連
◆ 南栗橋に特急が新規停車する。朝方上り3本・夕方以降下り6本。
◆ JR直通特急は、定期列車は〔スペーシア日光〕〔きぬがわ〕各1往復に削減。多客期は〔日光〕〔きぬがわ〕計3往復を設定する。
◆ 3連の〔リバティりょうもう〕4往復を6連に変更する(〔りょうもう〕で運行)。
◆ 下今市での、日光線特急と〔SL大樹〕〔DL大樹〕との接続を改善する。

********************

西武

新宿線
◆ 上り〔拝島ライナー〕を新設する。
 平日の拝島6時28分発・8時00分発の2本。小平までの各駅(乗車専用)・高田馬場(降車専用)に停車。途中停車駅の時刻・指定席料金・発売方法は後日通知。
◆ 平日の西武新宿着10時00分までの〔小江戸〕7本は、利用の多い時刻に変更する。西武新宿8時37分発本川越行を1本増発。
◆ 下り〔拝島ライナー〕と小平で接続する列車は全て、本川越まで運行する。
◆ 平日早朝、玉川上水→拝島間2本を新設。朝ラッシュ時、田無始発準急2本を新所沢始発に延長し、玉川上水始発西武新宿行各停を新設。
◆ 平日夕方以降(西武新宿17時~)、西武新宿発急行・準急の新所沢行の一部を本川越まで、玉川上水行は全列車拝島まで延長。各駅停車は一部運行区間を短縮。
◆ 土休日は、早朝に玉川上水→拝島間1本を新設。終日に渡り、8連の急行・準急の一部を10連化。

池袋線
◆ 東急・相鉄新横浜線への直通は行わないが、東急東横線内で、「Fライナー」⇔新横浜線列車の同一ホームの乗り換えを可能とする。
◆ 平日の池袋着10時までの〔ちちぶ〕〔むさし〕は、〔ちちぶ〕1本を増発(西武秩父6時02分発・飯能6時44分発)して10本となり、利用の多い時刻に変更する。
◆ 平日の飯能着15時00分~23時10分頃の特急は全て、西武秩父行各駅停車に接続する。
◆ 土休日の池袋発7時30分~10時00分〔ちちぶ〕〔むさし〕は、飯能行1本増発・1本は西武秩父に延長、30分間隔の発車になる。
◆ 平日・土休日共、夜間の特急の一部を飯能駅4番ホームに到着させ、西武秩父方面へは同一ホームへの乗り換えを可能とする(通常は特急専用の5番ホーム発着)。
◆ 土休日の〔S-TRAIN1号〕を、45~50分繰り下げる。
◆ 平日朝方上りの清瀬始発新木場行2本を取りやめ。池袋18時以降出発の急行は全て5番ホーム発に変更。
◆ 土休日の秩父鉄道直通は、下りは、飯能発は1本に削減(長瀞行は横瀬で、三峰口行は西武秩父で〔ちちぶ7号〕から接続)、横瀬始発長瀞行1本を運転(〔ちちぶ9号〕から接続)。上りは取りやめる。
◆ 狭山線は、土休日も12~15時は毎時3本に削減。
◆ 山口線は狭山線・多摩湖線時に合わせて時刻を変更する。

 同日より、「鉄道駅バリアフリー料金」を収受する。普通運賃はIC・現金とも10円加算。小児は、料金加算後の大人運賃の半額。通勤定期は、1ヶ月600円・3ヶ月1,710円・6ヶ月3,240円を加算。通学定期には加算しない。
「西武時刻表32号」の発売を予定している。

********************

京王

◆ 〔京王ライナー〕は、平日上りは京王八王子7時48分発・橋本7時10分発を新設し、京王八王子8時56分発を9時07分発に変更する。下りは新宿18・19・20時台20分発橋本行を新設し、橋本行は20・40分に発車する。京王八王子行は変更なし。平日の新宿は1番線発に変更する。土休日下りは新宿16時00分発京王八王子行・15時20分発橋本行を新設する。
◆ 〔Mt.TAKAO号〕は、上り高尾山口14時15分発を新設する。※17時15分発は運行期間限定。
◆ 京王線は、平日の21・22時台、土休日の22時台で減便する。
◆ 井の頭線は、平日は初列車~8時台・19時台以降で減便する。8時台は約2~3分間隔・19時台は約3分・20~21時台は約4分・22時台は約5分間隔で運行。土休日は初列車~7時台・22時台以降で減便する。22時台は約5分間隔。

********************

小田急

 大きな変更はない。遅延が慢性的に発生している朝ラッシュ時の江ノ島線、ホームドア設置予定の特急停車駅で、「若干ゆとりを持った運行計画」に変更する。千代田線・常磐線直通列車の一部で、行先の変更が発生する。

 次回は、JR・関東大手以外の鉄道で来春3月18日改正を予告してる鉄道事業者について、できるだけ取り上げます。改正全体で思った事も少し記します。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《What's New》
20日 日銀 金融緩和策一部修正決定 長期金利変動幅上限拡大
21日 阪神タイガース 新オーナー杉山 健博氏就任 初の阪急電鉄出身者
 高見 知佳さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りするが、60歳だからね…。渡辺 徹さんも61歳だったし、60代で他界されるのは、辛いです…。現代では早すぎ。

№2586 2023年3月18日ダイヤ改正 1.JRグループ

 JRグループ各社、関東地方の大手私鉄、そしてその他一部私鉄・第3セクター鉄道は先週金曜日、来年3月18日のダイヤ改正に関して一斉にリリースを出しました。
 今回の目玉は間違いなく、東急・相鉄新横浜線となります。その他ボリュームが多いので(後ろ向きな内容が少なくないが)、今年は3回に分けて、JRのみならず、私鉄各社についてももう少し突っ込んで書きたいと思います。
 第1回はJRグループです(列車名・列車番号は原則現行ダイヤ)。

JR東日本

新幹線

◆ 上越新幹線・大宮~新潟間の最高速度を275㎞/hに引き上げ。所要時間を最大7分短縮、東京~新潟間最速は下り1時間29分・上り1時間31分。
 また最速列車と〔いなほ〕との接続見直しで、東京~酒田間最速は下り3時間49分(△4分)・上り3時間44分(△14分)に短縮。
◆ 上越新幹線は全列車E7系に統一。
◆ 北陸新幹線も、大宮~高崎間最高速度引き上げにより最大2分短縮、東京~金沢間最速は下り2時間25分・上り2時間26分。

在来線

◆ 高崎線特急にE257系(5500番台)を導入する。〔草津〕は〔草津・四万〕に改称し、全車指定席とする。平日の〔スワローあかぎ〕は〔あかぎ〕に統一し、「新たな着席サービス」を提供する。〔草津32号〕(土休日運転)は時刻を約2時間繰り下げる(〔草津・四万34号〕として運行)。
◆ 〔湘南〕下り1本を、東京→平塚間で増発する。東京発17時30分。
◆ 平日の〔ひたち5号〕を品川始発に延長し、〔ひたち〕は全列車品川発着になる。〔ときわ〕は全列車柏に停車する。
◆ 〔かいじ2号〕〔あずさ16号〕を東京へ延長し、中央線の午前中新宿着特急は全て東京終着になる。
◆ 〔日光1号〕は時刻を約2時間繰り下げる(〔スペーシア日光1号〕として運行)。
◆ 京葉線に幕張豊砂駅、田沢湖線に前潟駅が開業する。

横浜支社
◆ 東京23時00分発臨時の〔湘南19号〕(現行17号)は平塚終着に短縮する。
◆ 南武線浜川崎支線は、平日朝6時台に小田栄始発→尻手行1本を増発する。
◆ 東海道線の快速〔アクティー〕は、東京19時48分発は普通列車に変更し、20時48分発は取りやめる(これにより、〔アクティー〕は全て廃止)。
◆ 横須賀線は、E235系を追加導入する。
◆ 伊東線は、一部列車を4連で運行する。

八王子支社
◆ 中央線快速は、平日上り朝の最混雑時間帯(中野7時40分~8時40分)を1本減便し(29→28本)、その前の1時間の時間帯にシフトする(15→16本)。夜間下りの本数を見直すとともに、行先の延長を行う。
◆ 青梅線は、青梅~奥多摩間(「東京アドベンチャーライン」区間)でワンマン運転を開始、青梅・御嶽~立川・東京間の直通を取りやめる(青梅で分断)。青梅・河辺両駅の新ホームの使用を開始する。日中は東京~青梅間直通運転を増加させる。
◆ 五日市線は、拝島折返しの一部を立川に延長する。
◆ 〔ホリデー快速おくたま〕は3往復運行し、青梅で系統を分断、青梅~奥多摩間は臨時列車として、利用が見込まれる時期に運行する。〔ホリデー快速あきがわ〕は取りやめ。

大宮支社
◆ JR~東武直通特急の運行形態を見直す。定期列車は〔きぬがわ〕〔スペーシア日光〕各1往復のみとなり、臨時列車として〔きぬがわ〕2往復・〔日光〕1往復を運行する。運行日は別途通知。

高崎支社
◆ 平日の〔スワローあかぎ1号〕は鴻巣行(〔あかぎ1号〕として運行)・〔スワローあかぎ8号〕は本庄始発(〔あかぎ8号〕として運行)に短縮。
◆ 高崎線(上野東京ライン)の上越・両毛線直通列車(前橋発着)は、高崎始終着に短縮。一部列車は、高崎~前橋間は両数を変更して運行。

水戸支社
◆ 常磐線普通列車は、土浦20時58分発上野行を品川に延長。品川・上野~土浦間の一部列車を15両編成に増結。高萩5時台発上野行1本・勝田23時台発高萩行1本を取りやめ。上野21時台以降発を1本減便し、運行間隔を調整する。上野~高萩間上下計3本を、水戸で分断する。いわき→水戸の最終を3分、水戸→高萩の最終を5分繰り上げ。水戸~いわき間のE531系5連の列車でワンマン運転を開始する。
◆ 水郡線は、土休日運休の1本を毎日運転に変更し、平日は3連に増結する。常陸大宮18時13分発水戸行を増発。常陸太田18時16分発水戸行は上菅谷行に短縮(常陸大宮発増発の列車に接続)。ワンマン運転を拡大。

千葉支社
◆ 京葉線は、朝方に西船橋始発東京行1本を増発(10連)。平日の武蔵野線東所沢始発1本は東京行→海浜幕張行に変更し、西船橋始発東京行(10連)を設定する。平日夕方は東京→西船橋間・海浜幕張→西船橋間各1本を増発(いずれも10連)。一部の快速を各駅停車に変更、上りは18時台で快速運転を終了する。
◆ 総武快速線は、日中の成田空港発着を3往復削減し、千葉~成田空港間は代替で8連の普通列車を運行。
◆ 総武本線は、千葉23時50分発3323M横芝行を成東行に短縮、千葉→松尾・横芝両駅への最終は1時間17分繰り上げ(22時37分発銚子行)。21時57分発1897M成東行は横芝に延長。成東では〔しおさい13号〕(平日のみ運転)から接続する。
◆ 内房線は、千葉20時29分発1125M・22時03分発千倉行を館山行に短縮、木更津21時49発1129M館山行を千倉に延長し、九重・千倉への最終となる。千葉→九重・千倉両駅への最終は36分繰り上げ(館山乗り換え)。館山21時18分発2151M安房鴨川行は、木更津20時20分発2153M館山行の安房鴨川延長に建て替える。千倉→安房鴨川間の最終は18分の繰り下げになる。
◆ 成田線は、夜間の下り1485M・上り1478M(千葉~成田間)1往復を取りやめる(東千葉の上り最終は10分繰り上げ)。
◆ 久留里線は、平日朝夕2往復の4連を、3連に削減する。

東北本部
◆ 仙山線のダイヤを全面的に変更する。快速の停車駅を仙台~愛子間各駅・作並・山寺・羽前千歳・北山形に統一し、下り3本・上り5本を運行する。山形発着の日中は普通と交互に運行。早朝・深夜の普通上下合計5本は、奥新川・面白山公園を通過。
◆ 仙台空港アクセス線(仙台~名取~仙台空港鉄道仙台空港)の快速を、仙台14時50分発・仙台空港11時36分発に変更。全体の本数に変更はない。
◆ 陸羽東線は夕夜間を中心に行先等を変更し、運転間隔を平均化する。古川で東北新幹線との接続時間を見直す。
◆ 山形新幹線アプローチ線工事のため福島~庭坂間で行っていた、代行バス輸送を終了する。

盛岡支社
◆ 東北本線は、朝方に盛岡~矢幅間で1往復増発。IGRとの直通列車を5→9本に拡大する(上り1本は花輪線からの直通)。朝方下り快速〔アテルイ〕と上り北上発一ノ関行1本、日中の日詰~盛岡間1往復、夜間の盛岡発北上行1本を取りやめ。
◆ 田沢湖線は、前潟駅開業に伴い、平日のみ雫石7時40分発盛岡行を新設。
◆ 〔はまゆり3・4号〕は、盛岡~花巻間は各駅に停車する(〔はまゆり53・54号〕として運行)。
◆ 北上線は、北上21時46分発ほっとゆだ行741Dを取りやめ、最終は北上21時00分発快速横手行3739D(時刻変更)となり、ほっとゆだまでは46分の繰り上げ。平津戸駅は廃止。
◆ 釜石線は、釜石20時37分発遠野行668Dを取りやめ、最終は釜石19時23分発花巻行666Dとなり、遠野までは1時間14分の繰り上げ。

秋田支社
◆ 羽後亀田駅は、普通列車の上下全列車が駅舎側の1番線ホームに発着する。
◆ 北上線の時刻見直しにより横手駅で、羽越本線の時刻見直しにより秋田駅で、一部乗り換えの列車が変更になる。

新潟支社
◆ 新潟・長岡で上越新幹線⇔在来線、新潟で〔しらゆき〕→〔いなほ〕の接続を改善する。
◆ 信越本線・白新線・羽越本線・越後線・上越線で最終列車の繰り上げや、運行区間・本数の見直しを行う。白新線・羽越本線では一部列車を取りやめ。
◆ 信越本線・磐越西線・越後線でワンマン運転を拡大する。

長野支社
◆ 篠ノ井線で、臨時特急を新設する。
 下り 塩尻7:37 → 8:59長野(松本・明科・篠ノ井に停車)
 上り 長野20:47 → 21:49松本(篠ノ井・明科に停車)
 E353系3連。運転日は後日通知(愛称は発表されていない)。
「篠ノ井線特急料金回数券」を新たに発売する。臨時特急・〔しなの〕の自由席で利用可。「信州しなの料金回数券」は終了する。
◆ 篠ノ井線は、松本~塩尻間で日中に1往復増発。長野・松本両駅で、〔しなの〕・普通列車の日中の発車時刻を統一する。
◆ 飯山線の飯山→長野間、信越本線(しなの鉄道)の長野→上田間で、最終列車を繰り上げ。
◆ 大糸線・松本~有明間では、(ワンマン運転列車も含めて)全てのドアから乗降が可能になる。

********************

JR東海

新幹線

◆ 定期〔のぞみ〕上下19本の、東京~新大阪間の所要時間を3分短縮。
  東京~新大阪間2時間27分運転の〔のぞみ〕を上下合計17本に増強する。早朝・深夜の〔のぞみ〕各1本は、新大阪→東京間を2時間24分で運行する。
◆ 東京発7~18時台の定期〔のぞみ〕の運転間隔を、9~21分→12~18分に平準化する。
◆ 東京~山陽地方間の平均所要時間を1~2分短縮。東京~広島間は全〔のぞみ〕が4時間以内で運行。
◆ 東急・相鉄新横浜線開業に合わせ、新横浜6時03分始発新大阪行臨時〔のぞみ491号〕を設定、土曜日・月曜日を中心に運行する。また新大阪6時08分始発東京行臨時〔のぞみ280号〕を設定、新大阪発6時台も〔のぞみ〕最大12本運転が可能になる。
◆ 山陽新幹線直通臨時〔のぞみ〕の設定を、毎時1本増強する。
◆ 夜間の上り〔ひかり〕3本の所要時間を短縮する。〔ひかり〕2本の停車駅を入れ替え、〔664号〕が浜松に、〔522号〕が豊橋に停車する。
◆ 名古屋での定期〔のぞみ〕と〔こだま〕の接続を改善し、〔のぞみ〕停車駅⇔〔こだま〕停車駅間の所要時間を最大9分短縮する。また上り山陽直通定期〔のぞみ〕と〔ひかり〕の接続を改善し、山陽方面→豊橋・小田原への所要時間を短縮する(各1回)。
◆ 東京着8時00分~9時03分の〔こだま〕7本中4本の所要時間を、最大5分短縮する。
◆ N700S系を追加導入し、定期列車50本で運用する。また、ビジネスブースを設置したN700S系を、東京~博多間〔のぞみ〕3往復に運用する。


在来線

◆ 〔ひだ〕は、(大阪発着編成も含めた)全定期列車を、HC85系に統一する。
◆ 一部の〔ひだ〕の停車駅を変更する。〔ひだ5・25号〕〔ひだ16・36号〕は、岐阜~高山間の停車駅が美濃太田・下呂のみとなる。〔ひだ5・25号〕は名古屋・大阪→高山間の所要時間が10分短縮。〔ひだ1号〕は尾張一宮・鵜沼・白川口・飛騨金山・飛騨萩原・飛騨小坂・久々野に、〔ひだ18号〕は飛騨萩原に停車する。
※ 〔ひだ5・25号〕と〔ひだ1号〕、〔ひだ16・36号〕と〔ひだ18号〕で停車駅が入れ替わる形になる。
◆ 高山本線は、深夜下りの岐阜21時46分発1735C(土休日4735C)・早朝上りの高山4時44分発1702D(土休日4702D)の、いずれも下呂~高山間(途中通過駅がある区間)を取りやめる。下りは最終列車が繰り上がり、上りは初列車が繰り下がる。下り美濃太田9時55分発下呂行1715C(土休日4745C)・上り下呂13時46分発1716C(土休日4746C)は、下呂~高山間を延長する。下りは下呂で〔ひだ5・25号〕から接続する。
◆ 参宮線は、伊勢市4時45分発900Cは多気始発に短縮、多気5時54分発902Cは伊勢市5時22分発に延長。伊勢市~多気間の初列車は37分繰り下げ。

********************

JR西日本

山陽新幹線

◆ 臨時〔のぞみ〕を毎時1本増強し、〔のぞみ〕〔みずほ〕〔さくら〕の最大運転本数が毎時8→9本になる。
◆ 新山口に〔のぞみ〕・徳山に〔さくら〕が毎時1本停車するとともに、〔こだま〕の各駅毎の発車時刻を統一する。
◆ 〔みずほ〕4往復の全区間、〔ひかり〕1往復の新大阪~岡山間・同1往復の岡山~広島間は、利用状況に応じて運行する臨時列車とする(毎日運転の予定)。今春改正で臨時列車とした〔さくら〕4往復は定期列車に戻す。
◆ 〔ひかり590号〕は小倉→新下関間、〔こだま770号〕は全区間取りやめ。
◆ 〔こだま869号〕(改正後は広島始発〔こだま787号〕)は広島→新山口間各駅で最大13分、〔こだま875号〕は岡山→三原間各駅で最大11分、〔こだま874号〕は新下関→福山間で最大15分、繰り上げを行う。

北陸新幹線

◆ 上越新幹線・大宮~高崎間の最高速度引き上げに伴い、〔かがやき〕〔はくたか〕の東京~金沢間で、最大2分短縮。

在来線

※大阪駅(うめきたエリア)関連は先行リリース済み。なお組織の再編が行われている。

◆ 大阪駅のうめきた地下ホームが開業する。
〔くろしお〕〔はるか〕が新規に停車する。(日中の平均値で)大阪~関西空港間は24分(対関空快速比)、大阪~和歌山間は33分(対紀州路快速比)短縮。
 大阪発着の特急の増加で、通勤利用の快適性が向上する。
◆ 〔はるか12・43号〕が日根野・和泉府中に新規停車する。一部〔くろしお〕の西九条停車は取りやめ、通過に変更する。
◆ おおさか東線全列車が、大阪(うめきたエリア)に延伸する。直通化により、所要時間が平均4分短縮される。
◆ おおさか東線直通快速が、JR淡路に新規停車する。
◆ 奈良線・JR藤森~宇治間・新田~城陽間・山城多賀~玉水間の複線化が完成する。平日朝方、京都~宇治間で1往復増発、2往復は城陽に延伸する。また待ち合わせの解消で所要時間が短縮される。〔みやこ路快速〕は、日中の京都~奈良間は44分となり、5分(工事開始前比では3分)短縮。
◆ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線(東海道本線・山陽本線)新快速の「Aシート」連結列車を、6往復に増強する。

山陽新幹線統括本部
◆ 博多南線の本数の変更はない。

金沢支社
◆ 高山本線は、朝方の速星→富山間の1本を越中八尾始発に延長し、越中八尾発は6時45分~7時30分の間、15分間隔になる。
◆ 〔花嫁のれん〕は、車掌の乗務を取りやめる(アテンダントは引き続き乗務)。

近畿統括本部
◆ おおさか東線直通快速は、クロスシート車8連に変更する。
◆ 奈良線六地蔵駅の新駅舎は、ダイヤ改正に合わせて使用を開始する。移転に伴う運賃改定は、4月1日に行う。
◆ 〔はまかぜ1号〕は大阪発が1時間50分繰り上げで7時48分発となり、鳥取まで延長する。これにより、大阪方面からの城崎温泉の滞在時間の拡大、城崎温泉~鳥取間の観光利用の利便性の向上を図る。〔はまかぜ4号〕も鳥取始発に延長する。5号は豊岡終着・2号は城崎温泉始発に短縮する(鳥取方面へは普通列車が接続)。
◆ きのくに線(紀勢本線)は、11~16時台の和歌山発時刻を毎時00分(御坊行)・30分(箕島または湯浅行)に統一、9~16時台の和歌山市行を毎時45分に統一する。15~16時台の和歌山~箕島間2本を湯浅まで延長する。10~12時台の御坊~紀伊田辺間1往復を取りやめ。
◆ 大和路線(関西本線)・和歌山線では、日中の王寺における大和路快速→和歌山線普通の接続時間を拡大する(現行は対和歌山行で3分)。
◆ 琵琶湖線(東海道本線)は、早朝の草津発(柘植始発)京都行5323Mを取りやめ。
◆ 山陰本線は、早朝の園部~胡麻間1往復・日中の城崎温泉~香住間及び豊岡~香住間各1往復・16時台の綾部~福知山間1往復・平日17時~19時台の園部~胡麻間2往復を取りやめる。園部→胡麻間初列車は17分繰り下げ。
◆ 草津線は、柘植5時05分発5321M・6時44分発5329M(土休日6時34分発5327M)は貴生川始発に短縮。柘植→貴生川間初列車は36分繰り下げ。草津22時13分発5388M・23時34分発5392Mは貴生川行に短縮。貴生川→柘植間の最終は29分繰り上げ。
◆ JR宝塚・福知山線は、平日の福知山4時43分発2522Mを5時01分発(土休日の時刻に統一)に繰り下げ。平日の福知山→篠山口間初列車は18分繰り下げ。篠山口→福知山間2本(1本は土休日運休)を取りやめ。大阪21時05分発1223C(土休日運休)は宝塚行に、23時02分発丹波路快速篠山口行は、快速新三田行に短縮。
◆ 阪和線は、平日の日根野→天王寺間1本を熊取始発に短縮。
◆ 播但線は、和田山5時23分発寺前行220Dを取りやめ。同区間初列車は50分繰り下げ。寺前9時45分発和田山行229D、10~21時台の姫路~寺前間1往復・姫路寺前間3往復(土休日2往復)を取りやめ。
◆ 赤穂線は、11~15時台の播州赤穂~長船間2往復を取りやめ。

中国統括本部
◆ 〔スーパーおき〕は、山陽新幹線に合わせて時刻を変更する。島根県西部⇔九州間の所要時間が最大11分短縮。
◆ 一部の〔マリンライナー〕の時刻を変更し、山陽新幹線との接続を改善。東京・大阪方面~高松間の所要時間が最大17分短縮。
◆ 米子で〔スーパーおき2号〕→〔スーパーまつかぜ8号〕・〔スーパーおき6号〕→〔スーパーまつかぜ14号〕が接続する。

岡山エリア
◆ 山陽本線は、朝方に岡山~福山間で1往復新設。
◆ 山陽本線・岡山~糸崎間、宇野線・茶屋町~宇野間、赤穂線・岡山~播州赤穂間で一部列車の取りやめ、運行区間短縮が行われる。

広島エリア
◆ 芸備線は、三次18時44分発広島行を新設する。また一部の普通列車を、快速〔みよしライナー〕に変更する(日中約2時間間隔で運行)。
◆ 福塩線・福山~府中間、呉線・三原~広間、芸備線・三次→広島間で一部列車の取りやめ、運行区間短縮が行われる。三次→狩留家間の最終は約40分繰り上げ。
◆ 山陽本線・岩国~下関間は、一部列車を除きワンマン運転を行う。宇部線・新山口~宇部間、山陰本線、小串~下関間は終日ワンマン運転になる。

********************

JR北海道

※ボールパークFビレッジ(エスコンフィールド北広島)輸送関連は先行リリース済み。

◆ 〔オホーツク〕〔大雪〕は全て283系で運行する。普通車のみの3連(指定席2両・自由席1両)。札幌~網走間で最大5分・旭川~網走間で最大7分の短縮。
◆ 〔ライラック3号〕は札幌7時12分発・〔5号〕は札幌8時00分発に変更。
◆ ボールパークFビレッジ(エスコンフィールド北広島)のナイトゲーム開催時、21時以降北広島始発の臨時快速5本を運行し、特別快速〔エアポート〕が北広島に臨時停車する。
◆ 現在土休日運休としている〔エアポート〕3往復、ほしみ発苫小牧行のほしみ→手稲間を、毎日運転とする。
◆ 平日の朝方運行している〔ホームライナー〕を全車指定席とし、毎日運転する。
 指定席料金は、紙の指定席券は普通車530円・グリーン車780円、チケットレスサービスは普通車210円・グリーン車310円。
◆ H100系を、富良野線全列車に導入する。
◆ 日高本線の浜田浦駅を廃し、釧網本線の細岡駅は4月25日~11月30日営業とする。
 以上の結果、この改正で、年間8600万円の経費節減効果を見込んでいる。
 別リリースで、3月17日を持って退役するキハ183系の記念キャンペーンの開催と、定期運転終了後の道内各地へのラストラン運転が発表されている。
 なお、4月1日の留萌本線(石狩沼田~留萌間)廃止、5月20日の737系電車導入に伴い、再度時刻の変更が行われる。詳細は後日。北海道新幹線は変更がない模様。

********************

JR四国

 山陽新幹線の時刻変更に伴い、岡山での接続を改善する。東京~高松間は最大18分、新大阪~松山間は最大16分(〔しおかぜ28号〕利用時)短縮する。
 それ以外の、四国内の変更は発表されていない。

********************

JR九州

新幹線
◆ 博多駅を中心に各駅で、発車時刻のパターン化を行う。
◆ 〔つばめ〕の時刻を見直し、博多での〔のぞみ〕との接続を改善する(日中は上下とも6分で接続)。
◆ 朝の鹿児島中央発各列車の時刻・停車駅を変更する。〔みずほ600号〕は、鹿児島中央発を6時35分に繰り上げ。〔さくら542号〕は、出水・新水俣・新八代は通過になる。熊本始発の〔つばめ308号〕が鹿児島中央始発に延長される。
◆ 博多23時10分発〔つばめ343号〕が取りやめ。博多発最終は23時01分発〔さくら573号〕(各駅停車)となり、9分繰り上げ。
 九州新幹線の総運行本数(平日)は105本(△1本)。西九州新幹線は、運行本数の変更はない。

在来線
◆ 〔ソニック〕の「各停」タイプ全列車が赤間に停車。
◆ 鹿児島本線は、朝方上りの肥前浜・早岐発門司港行2824Mと、二日市始発福間行2134Mの運行順序を入れ替える。門司港15時41分発大牟田行2341Mは南福岡行に短縮、海老津16時49分発博多行を大牟田行に延長。
◆ 九州新幹線最終列車繰り上げに伴い、鹿児島本線・熊本23時52分発八代行6343Mを約10分、豊肥本線・熊本23時54分発肥後大津行1537Mを約15分繰り上げ。

********************

JR貨物

◆ ブロックトレインの輸送力を増強する。東京ターミナル~吹田ターミナルで、東京ターミナル~岡山ターミナル(広島ターミナル発着)各1往復で1列車5個増強。
◆ 福岡ターミナル22時04分発東京ターミナル行を0時10分発に変更し、所要時間を2時間14分短縮。
◆ フォワーダーズブロックトレインの利便性を向上する。越谷ターミナル20時16分発姫路貨物行の所要時間を46分短縮。(百済ターミナル20時26分発)吹田ターミナル→越谷ターミナルまで10個分の輸送力を新設する。
◆ コンテナ輸送力を増強する。東京ターミナル22時59分発大阪ターミナル行で10個増強。越谷ターミナル0時20分発札幌ターミナル行は、函館貨物まで5個新設。名古屋ターミナル20時26分発から熊谷ターミナルまで、直通輸送ルート(新鶴見(信)で継走)10個新設。
 EF210形15両・DD200形3両・コンテナ3形式合計4,000個・フォークリフト及びトップリフター合計50台を新製。

 以上、駆け足になったが、JRグループ各社の改正の内容をまとめてみました。
 いろいろ思う事はあるが、それは最終回で書きます。
 次回は関東大手私鉄です。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 東海道新幹線にJR西日本の山陽地域と、大規模トラブルが相次ぎました。新幹線は架線切断、山陽はシステムトラブルが原因との事。このような事態は、何としても今後とも防いでもらいたいものと思います。

《What's New》
18日 れいわ新選組 初の代表選挙 山本 太郎代表再選
19日 安倍元首相襲撃事件現場 ガードレール撤去作業実施

№2554 関西私鉄 12月17日(土)ダイヤ改正

阪神電気鉄道1000系.jpg
 関西の私鉄、近鉄・阪急・阪神・山陽・能勢・大阪メトロ(堺筋線)は、12月17日のダイヤ改正について、本日一斉にリリースを出しました。
 コロナ禍もあって全体的に減量色が濃く、また最終電車の繰り上げも、ほとんどの路線で行われる事になります。また阪急では新種別の設定や、再来年からの座席指定サービスの予告もあります
 関東人なので事情が全部は解らないけれど、ともかく要点をまとめ、個人的な感想も少しだけ加えてみます(※の部分)。中心に来るのは阪神なので、阪神から行きます。

1.阪神

① 快速急行は、平日夕方は全列車8連で運行。尼崎での増結・切り離し作業がなくなるため、大阪難波~神戸三宮間の所要時間が短縮される。
(現状は、下りは尼崎で切り離し作業の間に大阪梅田→西宮間の急行が追い抜いていくが、これが解消される)
 快速急行は平日朝ラッシュ時を除いて、武庫川・今津に全列車停車。逆に芦屋は平日朝ラッシュ時を除いて(平日日中も)通過になる。
 平日日中は約20分→約30分間隔(毎時3→2本)に削減(尼崎~西宮間は、現行の大阪梅田~尼崎間急行が毎時1本、西宮に延長)。土休日は変わらない。
※ 平日朝ラッシュ時の本線は6連・阪神なんば線内は10連、は変わらないようだ。

② 平日朝ラッシュ時の大阪梅田7時台発西宮行急行2本を、区間急行に変更。

③ 最終電車が繰り上げになる。大阪梅田からは、23時00分発山陽姫路行直通特急は22時36分、24時00分神戸三宮行特急は23時45分、平日の24時20分発御影行急行・土休日の24時16分発石屋川行普通は、24時10分御影行普通・24時20分発尼崎行(平日・土休日同じ。土休日、尼崎までの急行通過駅は逆に4分繰り下げ)に変更。大阪難波からは、24時15分発尼崎行普通は23時55分に変更。
※ 阪神は、最終電車に至るまでの深夜帯の運行間隔は変わらないのか。

********************

2.阪急

① 神戸線・京都線共通で、現行の快速急行は、停車駅を変えずに新種別「準特急」で運行する。
 平日の21・22時台は10→12分間隔・23時台は12→15分間隔に拡大する(京都線の23時台は既に15分間隔)。
※ 「準特急」の種別名は、今春に京王から消滅しているが、西で復活する。

② 神戸線は、平日朝ラッシュ時の特急の10連運転を取りやめる。神戸三宮での増結作業を廃止して、大阪梅田までの所要時間を短縮。神戸三宮始発の通勤特急は10連で変わらない。今津線からの直通準急の運行開始を15分繰り上げ、6時台から運行する。
 最終電車は、大阪梅田からは、24時00分発神戸三宮行急行は23時45分発に変更。繰り上げ幅が大きい所では、西宮北口からの24時20分発宝塚行が24時10分発、夙川からの24時05分発甲陽園行が23時55分発に繰り上げ。

③ 宝塚線は、平日朝ラッシュ時の通勤特急は10→8連に変更し、1本増発。箕面→大阪梅田間の直通は取りやめ、石橋阪大前の乗り換えの時間を確保する。
 最終電車は、大阪梅田からは、23時48分発宝塚行急行は23時45分発に変更。宝塚24時26分発雲雀丘花屋敷行は取りやめ、現行の24時10分発川西能勢口行が最終となる。

④ 京都線は、平日朝ラッシュ時の通勤特急は、上下各3本・合計6本に変更。準特急を増発して、淡路での千里線への乗り換えの便を図る。10連運転を取りやめ、全列車8連で運行。
 早朝・深夜の快速は西京極に新規停車し、「急行」に変更する。
 最終電車は、大阪梅田からは、24時00分発桂行準急が取りやめになり、23時45分発急行に変更する(現行の京都河原町行快速急行と統合になるが、京都河原町まで行くのか、桂までなのかが解らない)。
 土休日の快速特急Aは廃止になり、快速特急「京とれいん雅楽」のみ4往復運行する。
※ 京都線の急行は復活。6300系の「京とれいん」は終了か?
 阪急の10連運転は、神戸線の通勤特急のみになるようだ。

 なお、2024(R6)年より、京都線の特急・通勤特急・準特急で座席指定サービスを開始する予定。詳細は後日通知。

********************

3.山陽

① 東二見5時29分発の下り山陽姫路行特急を増発する。

② 直通特急の、夕方の荒井・白浜の宮停車時間帯を30分前倒しし、17時00~20時30分とする(朝方は変わらない)。

③ 最終電車を繰り上げる。山陽姫路・網干方面→山陽明石・東須磨方面については、山陽姫路23時17分発東二見行特急が、東二見で最終の普通に接続するため、16分程度繰り下げになる。

④ 平日夕ラッシュ時の高砂発上りS特急を2本増発する。16時58分発阪神神戸三宮行・17時13分発新開地行。

※ 山陽電鉄は、播磨地域の工業地帯の動向が、こちらで思っている以上に影響を与えているようだ。

********************

4.能勢電鉄

① 平日朝ラッシュ時、川西能勢口到着5本を削減する。

② 平日夕ラッシュ時、特急日生エクスプレスの運行時間帯を20分前倒しし、普通は10分間隔で運行する。

③ 平日の21・22時台は10→12分間隔・23時台は12→15分間隔に拡大する。

④ 土休日の朝方6時30分~8時00分の山下~日生中央・妙見口間は10分間隔で運行。

⑤ 最終電車を繰り上げる。川西能勢口発は、日生中央行は、平日24時25分→24時10分・土休日24時13分→24時10分、妙見口行は、平日24時25分→23時54分・土休日24時13分→23時50分発に変更。

⑥ 普通列車は基本的に、川西能勢口~日生中央間・山下~妙見口間の運行となる。
※本来は妙見線が本線、日生線が妙見線の支線だが、元々そういう傾向だったけれど、終電時刻の変更と合わせて、日生線(川西能勢口~日生中央)が本線、妙見線(山下~妙見口)が支線、と逆転した関係になった事が、いよいよはっきりしたと言える。

********************

5.大阪メトロ御堂筋線

 平日朝ラッシュ時は3分→3分30秒間隔(1時間当たり20→17本)、平日日中は5分→6~7分間隔(12→9本)、土休日も含めて21・22時台は10→12分間隔に削減。トータルで平日は上下それぞれ224→199本、土休日171→167本に削減。ホームドア整備に伴い、各駅の停車時間を5~10秒延長。

********************

6.近鉄
 改正対象は、1435㎜軌間・架線集電式の全線。

① 「あをによし」の時刻を変更し、京都~奈良間は1往復増発。

② 平日朝方、大和西大寺7時17分発大阪難波行「ひのとり」を増発。

③ 京都線・高の原に停車する上り京都行特急を追加する。平日・土休日共9~12時台の6本。名古屋線・久居に停車する特急を、上下各1本追加する。

④ 夕方下りの一部の鳥羽行・宇治山田行特急を、五十鈴川行に変更する。

⑤ 平日朝ラッシュ時、京都線・京都~新田辺間の普通は全て6連で運行する。平日の京都市営地下鉄~奈良間直通急行は、日中から朝夕時間帯の運行に変更する。

⑥ 平日・白子5時58分発鳥羽行急行を増発する。この他、運行本数・運行区間・種別・時刻の見直しを行う。

※阪神の快速急行が、平日の日中は削減になるので、奈良線の運行形態の変更が予想されるが、ここでは解らない。

 この他、京都市営地下鉄烏丸線も当然変更になるが、今日の時点ではリリースを出していない。
(東西線も、京阪京津線が12月19日改正で減便になるので影響が出るが、これに関するリリースも出ていない)
 全体的に、やはり厳しいなあの印象はあります。大阪市の中心を走る堺筋線さえ、朝ラッシュ時に減便を行うというのだから。単純に朝方の輸送力を削減すると「密」の回避は大丈夫か?の疑問もなくはないのだが、関西はそこまで利用が減少しているのか?終電の繰り上げも、関西も本格的になってきたようです。阪急の座席指定サービス導入など明るさを感じさせる話題もなくはないが、来春に予想されるJR西日本の改正もまた、明るくはならないだろうなあと思うし、ともかく早くコロナ禍がキチンとした形で終わって、元の賑わいが戻ってきて欲しい。それは関西に限らない事ですけれどね。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 また乗客が犠牲になるバスの事故が起きてしまいました。ドライバーの逮捕とか、関係個所の捜索とかが行われたと聞くが、具体的な事がまだあまりわかっていないうちは、どうのこうの簡単には言えないと思う。私自身、ここが…?と思ったポイントはあるが、書かない事にします。名古屋の事故もそうだし、またバスそのものの安全性が問われる状況に、なってしまうのか。

《What's New》
12日 サンディフック小学校銃乱射事件「やらせ」発言 政治評論家に約9億6500万ドル(約1417億円)賠償命令
13日 列車車内の状況を本社等と共有 京王電鉄 新システムを公開

№2511 JR九州 9月23日(金)ダイヤ改正 西九州新幹線開業

 西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)開業を最大の目玉とした、JR九州の9月23日ダイヤ改正の詳細が、先週の金曜日に発表になりました。
 再三書いているように、今春のダイヤ改正(JRも私鉄も)はコロナ禍の影響で去年以上に「目玉商品」なきものになり、必然的に、西九州新幹線開業に、期待が高まっていたと思います。そのダイヤや運行形態(新幹線・長崎以外も含めて)には、注目が集まっていました。
 リリースを私なりに分析・解釈して、今改正のポイントをまとめてみました。新幹線・特急(一般・D&S)・一般列車に分けます。

西九州新幹線

◆ 武雄温泉~長崎間69.6㎞が開業する。
 途中嬉野温泉・新大村・諫早に停車。嬉野温泉は新幹線単独の新駅。新大村は大村線共々駅を新設する。諫早は在来の駅に併設。
 在来線の博多~武雄温泉間は81.9㎞、新幹線との合計で、博多~長崎間の営業キロは151.5㎞。現行の長崎本線は153.9㎞で、大きくは違わない。
◆ 武雄温泉~長崎間22往復・新大村~長崎間下り2本・上り2本を設定する。基本的に朝夕は毎時2本・日中は毎時1本運行。
 武雄温泉発着は、途中諫早のみ停車、新大村・諫早に停車、各駅に停車の3タイプを運行する。最速23分。
◆ 武雄温泉では全列車が、博多~武雄温泉間の特急と、同一ホームで接続する。
 博多~武雄温泉間の特急は〔リレーかもめ〕と呼称する。一部は〔みどり〕との接続になる(「リレーかもめ」の副称が付く)。基本的には3分で接続する(対〔みどり〕ではもう少し長くなる列車もある)。号数は〔リレーかもめ〕と〔みどり〕〔ハウステンボス〕で通しになる。
 博多~長崎間最速は1時間20分(〔リレーかもめ17号〕→〔かもめ17号〕・〔かもめ16号〕→〔リレーかもめ16号〕となり、30分短縮。新大阪~長崎間最速は3時間59分となり、30分短縮(博多乗り換え)。

在来線

特急(一般)
◆ 博多~佐賀・肥前鹿島間〔かささぎ〕を新設する。博多~肥前鹿島間7往復(101号は門司港始発・104号は吉塚行)、博多~佐賀間下り1本(小倉始発)・上り2本を運行。885系6連・787系6・8連、783系8連)
◆ 〔みどり〕5往復に885系を導入。博多~佐世保間最速は1時間34分となり、9分短縮。
◆ 〔リレーかもめ〕は885系6連・783系8連で運行。9・65号は門司港発着で運行。

◆ コロナ禍のため臨時列車として運行している(現在は8月31日まで毎日運行)博多~大分間〔ソニック〕のうち、現行81・80号を、29・46号として定期運転に復帰。
◆ 夜間の小倉→博多間〔きらめき7号〕は取りやめ、朝方の門司港→博多(→肥前鹿島)間〔かささぎ101号〕を設定。
◆ 福間に朝方下り〔かささぎ〕1本・夜間博多発〔ソニック4本〕が追加で停車。赤間に日中〔ソニック〕博多行6本・博多発5本が追加で停車。
◆ 〔ソニック8号〕が戸畑に、〔ソニック12号〕が戸畑・香椎に停車。〔ソニック59号〕〔きらめき9号〕は、吉塚は通過になる。
◆ 〔九州横断特急2・3号〕は、大分~別府間を取りやめる(熊本~大分間に短縮)。

特急(D&S)
◆ 〔ふたつ星4047〕の運行を開始する。
 武雄温泉~長崎間を、午前便は武雄温泉→江北→長崎本線→長崎・午後便は長崎→大村線→早岐→武雄温泉で運行。
(喜々津~浦上間は午前・午後とも旧線経由)
◆ 〔36ぷらす3〕は月曜日のルートを変更する。詳細は後日通知。現行の博多~長崎ルートは9月19日が最終運行になる。他の曜日は変更なし。
◆ 〔かわせみ やませみ〕は、豊肥本線・熊本~宮地間で運行する。
◆ 〔A列車で行こう〕の下り(熊本→三角)は全列車、網田に10~13分停車する。
 全てのD&S列車の運行日は、後日通知。

一般列車
◆ 鹿児島本線は、全体的に減便になる。
 ・ 門司港~荒尾間で7~9時台、減便や運行区間短縮などで、7~10%の輸送力削減を行う。
 ・ 10~16時台は快速を取りやめ。博多発着の区間快速のパターンを2種類に整理。鳥栖~熊本方面間の区間快速を普通に変更し、博多方面との区間快速と、鳥栖または久留米で接続する。
 ・ 小倉~荒尾間で17~23時台、毎時1本程度運行本数を削減する。
 ・ 博多0時02分発上り最終赤間行は福間止まりに短縮する。東福間・東郷・赤間への普通列車の最終は23時26分発(折尾行)になる。
  (博多23時44分発〔リレーかもめ64号〕を利用すると、福間で最終折尾行に接続する)
 ・ 小倉23時20分発下り最終福間行は赤間止まりに短縮する。東郷・東福間・福間への普通列車の最終は22時55分発になる。
  (小倉23時11分発〔ソニック60号〕を利用すると、赤間で最終福間行に乗り換えられる(遠賀川で追い抜き))
 ・ 鳥栖23時50分発下り最終荒尾行は、0時03分発荒木行に変更。23時35分発荒木行が23時34分発荒尾行となり、荒木より先の最終列車になる。
◆ 日豊本線は、朝方の小倉~中津間1往復、夜間の小倉→宇佐間及び中津→小倉間各1本を取りやめる。柳ヶ浦→宇佐間の下り普通最終は1時間12分繰り上げ。
◆ 若松線・福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)は、下りは若松→折尾間1本・折尾→直方間2本・直方→博多間1本、上りは直方→折尾・黒崎間2本・折尾→若松間1本を取りやめる。直方22時54分発下り最終博多行は、直方発を12分繰り上げる。博多22時06分発直方行は新飯塚行に短縮。
◆ 久大本線は、筑後吉井6時24分発(日田までは土休日運休)大分行は久留米始発に延長。日田6時11分発久留米行は鳥栖まで延長。久留米21時54分発日田行は取りやめ。23時18分発最終日田行は筑後吉井止まりに短縮、22時28分発善道寺行が22時14分発日田行となり、筑後吉井より先の最終列車になる。

長崎支社
◆ 大村線に新大村及び大村車両基地駅が開業する。長崎本線・肥前山口は江北と改称する。
◆ 長崎本線・肥前浜~長崎間は電車の運転を取りやめ、非電化となる。江北側は原則肥前浜で乗り換えになるが、同一ホームでの乗り換えとし、通勤通学時間帯には江北への直通運転を行う。長崎側は原則諫早で乗り換えになるが、通勤通学時間帯には長崎への直通運転を行う他、諫早乗り換えとなる場合でも、可能な限り同一ホームでの乗り換えを可能とする。同区間はキハ47で運行するが、一部リニューアルを行う(ハイブリッド車は、小長井より東には入線しない)。

2017年9月4日 肥前飯田駅.jpg
 2017(H9)年9月24日の肥前飯田駅。№1749の再録だが、このようなシーンは見られなくなる。

◆ 〔シーサイドライナー〕は、通勤時間帯と日中で停車駅のパターンを区別する。通勤時間帯は全列車諫早~長崎間、日中は(佐世保・)早岐~新大村間の各駅に停車する。
◆ 長崎5時48分発諫早行(新線経由)を増発。諫早で〔かもめ2号〕に接続する。
◆ 長崎22時34分発(旧線経由)竹松行は諫早止まりに、23時23分発(旧線経由)諫早行は長与止まりに短縮、23時57分発(新線経由)諫早行は取りやめ。
 最終列車は、岩松・大村・諏訪・新大村・竹松へは22時04分発(佐世保行)、現川・肥前古賀・市布・喜々津・西諌早・諫早へは23時18分発、本川内・大草・東園へは22時34分発(諫早行)に、それぞれ30~50分程度繰り上がる。

大分支社
◆ 日豊本線下りは、大在6時43分発大分行を増発する。
◆ 日豊本線上りは、佐伯16時00分発臼杵行と臼杵16時36分発大分行を一本化し、直通運転とする。
◆ 豊肥本線は、朝方の豊後竹田~三重町間1往復を取りやめ。

熊本支社
◆ 鹿児島本線は、11~14時台の荒尾~玉名間は毎時1本に削減。鳥栖発着区間快速→銀水発着普通に変更する。この他一部列車の取りやめ・運行区間の短縮・延長がある。
◆ 豊肥本線は、熊本→肥後大津間2本・肥後大津~宮地間2往復を削減。前後の列車を中心に時刻を変更する。

鹿児島支社
◆ 指宿枕崎線は、指宿~山川間1往復を削減。
◆ 肥薩線は、一部列車の編成両数を変更する。
◆ 竜ヶ水駅は、通過列車を追加する。

宮崎支社
◆ 宮崎発最終列車を、日豊本線延岡方面は14分、都城方面は26分、日南方面は24分繰り上げる。
◆ 夕方の宮崎発佐土原行3本を、日向新富まで延長する。
◆ 日豊本線の一部DC列車を電車に置き替える。
◆ 日南線は、8~11時台の各列車の時刻を変更する。上り〔日南マリーン号〕は南宮崎止まりとなる(始発の普通に接続)。

 さて、先に西九州新幹線開業で、博多~長崎間・新大阪~長崎間は30分の短縮になると書きました。
 では東京はどうか?現状ではあまり実用性がなさそうだけれど、今回ちょっと調べて、時刻表にしてみました。

東京~長崎間乗り継ぎ時刻表.jpg
(博多の乗り換えは、必要とされる7分以上の時間を取った)
 最速は、下りが6時間33分(東京6時51分発 のぞみ7号→リレーかもめ25号→かもめ25号 長崎13時24分着 )、上りが6時間30分(長崎17時15分発 かもめ46号→みどり46号→のぞみ64号 東京23時45分着)となりました。
 現行の最速は、下りが7時間ちょうど(東京6時51分発 のぞみ7号→かもめ19号 長崎13時51分着)、上りが6時間59分(長崎16時46分発 かもめ32号→のぞみ64号 東京23時45分着)。上下とも、〔のぞみ〕は現行と同じ列車を利用したパターンが最速になり、下りは27分、上りは29分の短縮です。
 この両列車は博多の乗り換え時間が7分だが、現行の〔かもめ〕は、毎日運行の定期〔のぞみ〕とはあまり相性が良くなく、博多では25分前後の乗り換えが必要になるのが一般的。新ダイヤの〔リレーかもめ〕(〔みどり〕含む)は、博多発着が基本的に現行〔かもめ〕の時刻をほぼ踏襲するので、西九州新幹線開業分の短縮効果のみという事になります(臨時〔のぞみ〕が利用できる日なら、もっと早く行けるパターンが多い)。まあこれでも、44年前の「ごお・さん・とお」のダイヤをひも解くと、当時の〔ひかり〕+〔かもめ〕では10時間近くかかり、鉄道では日帰りはできなかった(東京~博多間だけでも7時間かかっていた)ので、時間的には大変な進歩になる、とも言えます。

 本格的にはやはり、博多~武雄温泉間が開業して、この区間が1時間弱で走れるようになり、東京~長崎間が博多1回乗り換えだけで6時間弱、くらいで行けるようになれば、アクセスに時間を要する(羽田以上に長崎)空路から新幹線に乗り換え、という利用者も出てくるのかも知れません。
 やはり全線の早期開業が望まれる、のだが、何しろルートそのものが決まっていなくて、いつ工事が始まるか解らない。新八代開業から7年後に全線開業した九州新幹線のようなわけにはいかず、北海道新幹線札幌延伸や、下手するとリニア中央新幹線開業より後になってしまうかも。相当な長期間覚悟しなければならない不便が、利用の足かせにならなければ良いのだが。関係者それぞれ言い分があって簡単には調整できないだろうが、ともかく納得がいくまで話し合って、早期に全線開業の道筋をつけて欲しいと思う。

 なんだかんだ書いたが、今のところは、〔リレーかもめ〕含めて、今年中には乗りに行く予定です。コロナ禍の推移と、それ以上に現状では、自分自身の体調(腰痛)と相談しなければならないのだが。

 ところで、在来線は、普通列車は案の定朝ラッシュ時も含めて減便を強いられていて、これはある程度予想通りだったが、前回も書いたが、一般の在来線特急は、長崎本線以外は思ったほどは変わらないと思った。〔にちりんシーガイア〕はもう終わりだと思ったけれどねえ(少なくとも大分以北は廃止または〔ソニック〕立て替えだと考えていた)。D&S列車は新しい列車も走る事になり、JR九州も地域輸送が苦しいのは他と同じだから、当面は九州・西九州新幹線を柱に、一般・D&S含めた特急網で、輸送を支えていく事になるのだろう。
 ただ、これも以前に書いた事だが、D&S列車は、アコモデーションとか提供サービスは良いが、「特急」の2文字は、明らかに適切ではない。〔かもめ〕や〔ソニック〕と同列には扱えないはずだ。しかも、〔A列車で行こう〕は今改正で下りが網田に長時間停車になり、熊本→三角間の所要時間が平均38分→51分に延びる事になる(これは、現行の普通列車とほぼ同じ)。リリースでは、むしろ所要時間増大をセールスポイントとしてアピールしているかのようにも読めるが、「特急」としては誤りではないか?「特急」というのは、有料だろうが無料だろうが、先を急ぐ人のためにある列車なのだから。車内設備や付帯サービスの提供に対する代価が欲しいのなら、全く新しい種別名(それこそ「D&S」とか)を用意し、一般特急とは別の料金体系にすべきだろう。今後コロナ禍がある程度収束してインバウンドが帰ってくる、あるいは在来D&S列車の老朽化(〔ふたつぼし4047〕含め、大半がキハ40系)で代替が必要になるとか、これまでとは違った展開も予想される。その機に、特に料金面でのD&S列車の在り方を再考すべきでは、ないだろうか?これはJR九州以外にも言える事です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします(なお本体の通常の更新は、当面の間休止しています)。

 BIGLOBEの「ウエブリブログ」が、来年2023(R5)年1月一杯でサービスを終了します。このため当ブログは通常更新の体制に戻す時点で、「Seesaaブログ」に移転する予定です。その時期になったら、改めてお知らせします。


《What' New》 
12日 福島県葛尾村 帰還困難区域の一部 避難指示解除
13日 改正刑法成立 「拘禁刑」創設
14日 「ワールドゲームズ」出場 相撲ウクライナ代表 合宿地宇佐市内を観光

№2437 JRグループ 2022年3月12日(土)ダイヤ改正

相模線 E131系.jpg
 昨日は予告なく更新を見送って、申し訳ありませんでした。去年もだったのだが、JRグループの来年3月13日(土)のダイヤ改正について突っ込んで書いていたら、時間がなくなってしまいました。1日遅れになります。
 コロナ禍の影響は今年も甚大で、輸送人員が各社・各地域とも大幅に減少しています。それを反映し、北海道や東日本で事前に予告があったように、全体的に減量色が濃い、厳しい内容になっています。新幹線の看板列車や、首都圏・近畿圏の主要路線、それもラッシュ時にまで減量が及んでいます。「目玉商品」が例年以上にない改正で、辛いなあ、という印象は隠せません。
 ともかく、今回も東日本から順にチェックしていきます。
(列車名・列車番号は原則現行)

JR東日本

新幹線
◆ 上越新幹線にE7系を追加導入。〔とき〕2往復・〔たにがわ〕4往復増。
◆ 山形新幹線は全列車全車指定席となり、山形・秋田両新幹線の料金体系を変更。現在は新幹線~在来線直通と在来線のみでは、在来線区間の特急料金が異なっているが、新設される共通の特急料金に統一する。指定席は、直通の利用の場合は新幹線区間のみの料金とする。
 東京~山形間(通常期):現行5,500円(新幹線4,270円+在来線1,230円)→改定後5,400円(新幹線4,270円+在来線1,170円)
 東京~秋田間(通常期):現行8,110円(新幹線6,430円+在来線1,680円)→改定後8,010円(新幹線6,430円+在来線1,070円)
◆ 一部列車を臨時列車に変更し、利用状況に応じて運行する。
 東北新幹線:はやぶさ29・33号 東京~新青森間
        新函館北斗行を短縮 改正後は27・31号を新函館北斗まで運行
       はやぶさ3・9号及び12・26・36号 東京~新青森間
       ※36号以外は現状も臨時列車
       はやぶさ105・109号及び104・106号 東京~盛岡間
        改正後は東京~仙台間の一部〔やまびこ〕が盛岡発着に延長
       はやぶさ6号 東京←盛岡間
       ※現状も臨時列車 〔こまち6号〕と併結 改正後は〔こまち6号〕として運行
       はやぶさ30号 東京←仙台間
       こまち9・40号 東京~秋田間
        〔こまち40号〕は〔はやぶさ40号〕と併結 改正後は盛岡→東京間〔はやぶさ40号〕として運行)
       やまびこ129・135・137・139・141・143・153・159号及び128・132・136・138・140・146・148・158号
        全て〔つばさ〕と併結 改正後は東京~福島間は〔つばさ〕の単独運行
       なすの273号 東京→那須塩原間
 上越新幹線:とき327・345号及び324・332号
        ※大宮~長岡間ノンストップ
       たにがわ409号 東京→越後湯沢
       たにがわ473号 上野→高崎
 北陸新幹線:かがやき511・517号及び504・508号
◆ 一部列車を取りやめる。
 東北新幹線:なすの284号 東京←郡山間
        新白河・那須塩原・小山からの東京行最終が30~34分繰り上がる。
 上越新幹線:たにがわ416号 東京←越後湯沢間
        上毛高原・本庄早稲田・熊谷からの東京行最終が1時間15~16分繰り上がる。
       たにがわ474号 東京←高崎間        

在来線
◆ 〔スワローあかぎ〕は、現行8号(高崎8時50分発)は取りやめ、新たに4号(高崎5時52分発 → 上野7時37分着)を設定する。
◆ 〔さざなみ〕は、現行6号(君津8時10分発)は取りやめ、新たに4号(木更津7時03分発 → 東京8時10分着)を設定する。
◆ 〔湘南〕は、現行23号(新宿21時30分発)は取りやめ、新たに21号(新宿18時25分発)を設定する。新宿発着列車は全て、大崎に新規停車。
◆ 〔かいじ2号〕は、運行時刻を14~18分繰り上げる(竜王6時58分発 → 新宿8時42分着)。
◆ 〔湘南6号〕は品川→東京間、〔かいじ43号〕(現行〔あずさ43号〕)・〔あずさ8号〕(現行6号)・〔あずさ12号〕は新宿~東京間、〔ひたち3号〕〔ときわ52・55号〕は上野~品川間を延長する(〔ときわ53・54号〕も土休日のみ上野~品川間延長)。
◆ 常磐線の上野東京ライン直通を毎時2→3本に増強する。
◆ 南武線は、土休日の快速運転時間帯を拡大する。
◆ 宇都宮線(小山・宇都宮~黒磯間)・日光線にE131系を新規導入、相模線にE131系を追加導入する。いずれもワンマン運転を開始する。
◆ 〔踊り子5・18号〕〔湘南17号〕〔はちおうじ7号〕〔スワローあかぎ11・13号〕〔いなほ5・10号〕(酒田~秋田間)を臨時列車に変更し、利用状況に応じて運行する。
◆ 〔はちおうじ9号〕〔ときわ73・77・81号及び58・60・66号〕〔しらゆき8・9号〕は全区間取りやめる。
◆ 〔あずさ19・43号及び14・58号〕は甲府~松本間を取りやめ、〔かいじ〕に変更。〔ときわ63・82号〕は勝田~高萩間、〔ときわ89号〕は土浦→勝田間を取りやめる。
◆ 〔成田エクスプレス〕は、千葉停車を追加する(日中1時間毎に停車)。池袋・大宮発着は全て新宿発着に短縮。17・36号は大船~東京間を取りやめ。
◆ 首都圏の大半の線区で、最も運行本数が多くなる1時間の運行本数を、1~4本減便する。山手線など5路線は日中、8路線は夕刻の運行本数を見直す。その他の路線でも利用の少ない時間帯の運行本数を見直す。
◆ 東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線のグランクラス・グリーン料金・JR東日本区間内の特急のグリーン料金を改定する(実施日は後日通知)。

横浜支社
◆ 相模線は、横浜線への直通運転を取りやめる。

八王子支社
◆ 〔かいじ8・12号〕は松本始発に延長し、〔あずさ〕として運行する(石和温泉・山梨市・塩山は通過)。〔あずさ〕から運行区間を短縮する〔かいじ〕2往復は、塩山・山梨市・石和温泉に停車。〔あずさ〕は一部列車で、韮崎・小淵沢・富士見・上諏訪・下諏訪・岡谷・塩尻に追加で停車。
  ※新宿発8~19時台は、00分発〔あずさ〕・30分発〔かいじ〕に統一される。
◆ 〔おうめ3号〕は東京発を22時30分→22時15分に繰り上げる。
◆ 八高線は、朝夕の中央快速線直通を取りやめる。併結を行う五日市線の中央快速直通も取りやめ。
◆ 中央本線は、高尾~大月間で夜間、大月~塩山~甲府~小淵沢間で日中に一部列車が取りやめ。平日の大月7時12分発の通勤特快(746M~746T)を、快速に変更する。

大宮支社
◆ 宇都宮線は、宇都宮~黒磯間は原則折り返し運転となり、上野東京ラインからの直通は廃止。氏家7時35分発宇都宮行を増発する。平日夜間の一部の快速を普通に変更する。
◆ 日光線は、多客期に臨時快速を運転。宇都宮9時53分発→日光10時35分着・日光16時06分発→宇都宮16時44分着(途中鹿沼・今市に停車)。205系は「いろは」も含めて、定期運用を終了する。
◆ 埼京線は、朝方下りの一部の通勤快速を快速に変更する。

高崎支社
◆ 〔スワローあかぎ2号〕は、本庄始発(5時50分発)に延長する。
◆ 高崎線は、平日の高崎5時49分発上野行824M、上野22時30分発前橋行快速アーバン3939Mを取りやめる(湘南新宿ライン籠原行1944Eを前橋に延長)。
◆ 上越線は、水上5時51分発高崎行722Mの水上→渋川間、高崎22時26分発757Mの全区間を取りやめる。
◆ 八高線は、上り1本(242D)・下り3本(2223D・225D・2269D)以外は全てワンマン列車で運行。全ドアから乗降が可能になる。

水戸支社
◆ 常磐線(取手以北)は、特別快速は土浦9時00分発・10時00分発、上野(品川始発)15時11分発・16時11分発のみ運行。日中は、土浦以南は普通列車のみ20分間隔で、全て品川発着の直通運転になる。土浦で系統を分断し、土浦以北は主に5連で運行。土浦では、水戸・勝田方面は2番線・上野・品川方面は3番線発着として、同一ホームでの乗り換えを可能とする。
(15連で品川方面から土浦に到着後、前5連が水戸行・後10連が折返し品川方面行となる列車が2本ある)
  広野5時36分発660Mを17分繰り上げ、〔ひたち2号〕(いわき5時53分発に繰り上げ)との接続で、東京圏の滞在時間を拡大する。いわき5時40分発水戸行524Mは3分繰り上げ、いわき5時08分発広野行は取りやめ(下り初発は5時23分発原ノ町行663M)。
◆ 水郡線は、郡山6時06分発320Dの常陸大子以南を繰り上げ、水戸での特急への接続を改善。常陸大子19時05分発846Dは、水戸までの所要時分を13分短縮。ワンマン運転列車を拡大。

千葉支社
◆ 〔成田エクスプレス〕は、2・4号の所要時間を短縮する。「N’EXえきねっとトクだ値」(チケットレス特急券)設定区間を拡大する。
◆ 〔しおさい〕〔さざなみ〕〔わかしお〕は、平日と土休日で指定席の号車を統一し、一部列車は増強する。「えきねっとトクだ値」を期間・区間限定で発売(〔新宿さざなみ〕〔新宿わかしお〕を含む)
 なお、「えきねっとトクだ値」拡充により、〔成田エクスプレス〕〔しおさい〕〔さざなみ〕〔わかしお〕の企画券は、発売を終了する。
◆ 成田線は、E131系で運用する成田~佐原間2往復でワンマン運転を行う。総武快速線に直通する平日の通勤快速は全て、快速に変更。
◆ 京葉線は、内房線・外房線から直通する通勤快速各1本を、各駅停車に変更。平日日中の東京発着は快速:各駅停車:海浜幕張折返しを、3:1:3→2:2:2に変更。
◆ 内房線は、安房鴨川6時16分発2122Mから千葉方面は、現行の上総湊乗り換え→館山乗り換えに変更(館山→上総湊間は209系8連となり、輸送力が増強される)。千葉6時31分発127Mは、君津で乗り換え(E131系2連)になる。館山6時21分発134Mは、君津行に変更(千葉方面は上総湊または君津で乗り換え)。

仙台支社
◆ 仙石線は、日中はあおば通⇔松島海岸以遠を20分間隔で運転(+多賀城折返しが入る時間がある)。なお、高城町~石巻間の各駅停車は減便になり、日中は上下とも、2時間前後各駅停車がない時間帯が発生する。
  あおば通5時00分発521Sと5時28分発523Sは5時17分発に一本化、初電が17分繰り下げ。小鶴新田5時10分発572Sは、10分繰り上げ。石巻22時26分発2222Sは30分程度繰り上げ(東塩釜→あおば通間は現行とほぼ変わらない)。
  土休日ダイヤを設定する。
◆ 仙石東北ラインは、石巻19時53分発快速5538D→20時01分発特別快速5520D、20時59分発特別快速5520D→20時56分発快速5538Dに変更。
◆ 磐越西線(東部)は、日中(9~16時台)は、郡山発毎時30分発・会津若松発快速2時間毎30分発・普通2時間毎20分発に規格化。快速〔あいづ5・2号〕は4連に増結。喜多方直通3往復は、会津若松で分断(同一ホームで乗り換え)。
◆ 仙台空港アクセス線は、14時台に1往復増発(東北本線岩沼行からのシフト)し、仙台発の11~16時台は毎時10・30・50分発に規格化。
◆ 福島駅構内の工事(新幹線上り⇔在来線連絡線建設)工事のため、山形線(奥羽本線)・福島~庭坂間は、日中は普通列車を取りやめ、バス代行輸送を実施(本日12月22日、代行バスの時刻がリリースされている。1年程度の予定)。
◆ この他、東北本線・奥羽本線・陸羽東線・米坂線・陸羽西線・石巻線で、日中を中心に一部列車を取りやめ(土休日のみ取りやめの列車がある)。夕方の阿武隈急行直通・仙台発丸森行は梁川まで運行。

盛岡支社
◆ 津軽線は、蟹田発下り341D・上り334M、三厩発338Dの時刻を変更。下り339M→341Dの接続を改善。上り338Dは津軽二股で、奥津軽いまべつからの北海道新幹線〔はやぶさ34号〕に乗り換えられる(乗車券の営業キロは通算できない)。定期列車は全列車ワンマン化。
◆ 山田線は、盛岡20時11分発645Dの上米内→宮古間を取りやめ。盛岡から宮古へ行く列車は、17時46分発が最終になる。川内8時03分発633Dは、盛岡始発(6時32分)に延長。宮古5時00分発630Dの宮古→上米内間を取りやめ。宮古6時56分発川内行634Dが盛岡へ延長し、宮古から盛岡へ行く初発となる。宮古5時32分発632Dは、川内へ延長。
◆ 東北本線は、小牛田11時35分発547M・一ノ関11時53分発546Mの石越~一ノ関間を取りやめ。同区間は日中、2時間列車の間隔が空く事になる。
◆ 大船渡線は、一ノ関発325D・341D、気仙沼発322D(気仙沼→千厩間)を取りやめ。一ノ関21時25分発343Dは10分程度繰り上げ。
◆ 北上線の平石・矢美津両駅は廃止。両駅は既に冬季の全列車通過期間に入っていて、停車がないまま廃止となる。

秋田支社
◆ 奥羽本線は、新庄14時17分発2447M・秋田11時48分発2438Mの新庄~湯沢間を取りやめ。湯沢・横手・大曲→秋田方面・秋田→湯沢方面は、日中の毎時の発車時刻を統一する。

新潟支社
◆ 信越本線の快速〔信越〕を廃止。直江津~長岡間のみ、E129系による快速を運転する(犀潟・宮内にも停車)。
◆ 羽越本線・村上~鶴岡間の普通列車はGV-E400系に統一し、ワンマン運転を開始する。夜間の鶴岡22時15分発231D・酒田21時08分発228Dは取りやめ(鶴岡→酒田間の最終は21時22分発になる)。酒田22時39分発230Dは、21時40分発に繰り上げ。
◆ 陸羽西線は、新庄11時15分発157D・酒田14時02分発快速〔最上川〕の余目~酒田間を取りやめ(羽越本線に乗り換え)。
◆ 磐越西線(西部)は、快速〔あがの〕を取りやめ。上りの新潟→馬下間・野沢→会津若松間、下りの五泉→新津間は、近接する時刻に普通列車を設定する。会津若松8時14分発227Dを9時48分発に変更。

長野支社
◆ 小海線・篠ノ井線・大糸線・飯山線で、ワンマン運転を拡大する。

JR北海道
 JR北海道は、9月には既に、今改正の基本線が示されていました。

◆ 〔北斗〕の時刻を変更し、新函館北斗での北海道新幹線との接続が、上り9本・下り4本で1~22分短縮。
 下り〔はやぶさ13号〕→〔北斗13号〕は接続時間が39分→17分に短縮し、東京→札幌間は7時間54分。
◆ 〔おおぞら〕は、261系22両の追加導入により、3往復を283系から置き換え、全列車261系に統一。9号は札幌→帯広間7分・札幌→釧路間6分の短縮。下りの浦幌停車は11号→9号に変更。閑散期の平日(年間60日程度)は自由席を1両減車し、4連で運行。
◆ 〔ライラック38・39号〕は臨時列車化し、年間36日程度運行。土休日運転の〔カムイ9・28・29・42号〕は、年間35日程度の運行に縮小。
◆ 学園都市線(札沼)・あいの里公園~太美間にロイズタウン駅が開業。駅ナンバリングG11-1。全列車ではなく、下り37本・上り38本停車(全体の9割)。石狩太美→太美、石狩当別→当別に改称。札幌発19・20時台は00・20・40分発の20分間隔で運行。この時間帯は全て6連。日中の一部列車(12本)は6→3連に減車。
◆ 函館本線は、小樽~札幌~江別間で、土休日運休の列車を追加。
◆ H100形の運行区間を拡大する。根室本線・新得~帯広~釧路間は全列車H100形となり、新得~帯広間は平均7分(最大21分)・帯広~池田間は平均4分(最大13分)・白糠~釧路間は平均3分(最大8分)、所要時間を短縮する。石北本線・旭川~上川間は24本中19本が新規にH100形となり(2本が既に置き換え済み)、旭川~上川間は平均6分(最大11分)、所要時間を短縮する。旭川での〔ライラック〕〔カムイ〕との接続改善により、札幌~上川間で最大21分、所要時間が短縮される。
◆ 宗谷本線・東風連駅は1.5㎞名寄方に移転し、名寄高校前と改称する。快速・普通列車全列車が停車(現在の東風連駅は、普通列車も一部が通過)。比布発8時46分1362Dは15分繰り上げ、旭川で〔ライラック14号〕に接続、札幌までの所要時間を短縮する。
◆ 函館本線・函館12時31分発4835Dと、森13時44分発893Dを一本化し、函館→長万部間直通運転とする。
◆ 函館本線(岩見沢~滝川間)・室蘭本線(糸井~苫小牧~岩見沢間)・日高本線・根室本線(新得~帯広~池田間)・宗谷本線(旭川~名寄間)・函館本線(函館~森間)で、一部の列車が、土休日を中心に編成両数を削減する。函館発16時14分1875Dは、土休日運休。
◆ 函館本線の池田園・流山温泉・銚子口・石谷・本石倉、花咲線(根室本線)の糸魚沢、宗谷本線の歌内、合計7駅を廃止。流山温泉駅は2002(H14)年4月27日の開業で、20年足らずで廃止になる。大沼~鹿部間14.6㎞、森~石倉間12.6㎞、厚岸~茶内間20.2㎞、天塩中川~問寒別間13.9㎞の間に、駅がなくなる。
 以上の結果、この改正で、年間1.3億円の経費節減効果を見込んでいる。

JR東海

新幹線
◆ 〔のぞみ〕30本(定期13本・上り14本)を速達化する。定期〔のぞみ〕の、東京~新大阪間の平均所要時間は1分短縮し、2時間28分。下り〔のぞみ7・201号〕、上り〔のぞみ58号〕は6分短縮し、東京~新大阪間を2時間24分で運行。
◆ 〔のぞみ109号〕は東京発を9分繰り下げて20時00分発となり、広島・福山からの東京滞在時間を10時間3分に拡大する。
◆ 〔のぞみ2号〕は博多発を15分繰り上げて6時00分発となり、、東京着は18分繰り上がって10時57分となって、東京に10時台に到着する。また、博多・小倉からの名古屋滞在時間が11時間14分に拡大する。
◆ 〔のぞみ82号〕(姫路6時00分発)は、東京着が8時57分になって、東京に8時台に到着する。
◆ 〔のぞみ107号〕を広島に延長し、東京発の広島方面行〔のぞみ〕の運行間隔を改善する。
(現行広島行〔ひかり521号〕は、岡山行に短縮)
◆ 〔ひかり〕⇔山陽直通〔のぞみ〕3本(下り2本・上り1本)の時刻を変更し、名古屋で直接接続する。これにより、〔ひかり〕停車駅⇔〔のぞみ〕停車駅間の所要時間を短縮する。
◆ 〔こだま755号〕は新大阪まで延長し、名古屋で〔のぞみ115号〕から接続する。これにより、岐阜羽島・米原両駅からの東京滞在時間が拡大する。〔こだま753号〕は名古屋行に変更し、名古屋で〔ひかり663号〕に接続する。
◆ 車いすスペース6席確保のN700S系を、東京~新大阪間18往復(のぞみ下り4本・上り5本 ひかり下り2本・上り1本 こだま2往復)に固定して運用する。

在来線
◆ 中央本線・名古屋~中津川間は、終日全列車8連化。315系を導入し、2023(R5)年度には315系で統一する。
  10連の運行がなくなるため、平日朝ラッシュ時に土岐市・多治見・高蔵寺→名古屋間普通3本を増発し、多治見始発名古屋行1本を瑞浪始発に延長する。
  〔ホームライナー〕は、名古屋~瑞浪間〔ホームライナー瑞浪〕に統一し、朝方瑞浪発・夜間名古屋発各2本を運行。全列車高蔵寺・大曽根・鶴舞に停車。〔ホームライナー〕縮小のため、名古屋20時台発の瑞浪行快速を中津川へ延長する。
  名古屋発0時5分快速瑞浪行は、23時57分普通(現行の多治見行を延長)に変更。0時20分高蔵寺行最終は、0時05分に繰り上げ。
◆ 関西本線の区間快速は、全列車八田・春田に停車する。名古屋発23時39分発四日市行は23時40分発亀山行となり、亀山行の運転間隔を改善する。23時57分亀山行は、四日市行に短縮。
◆ 東海道本線・名古屋→豊橋方面は、名古屋23時16分発豊橋行快速を12分繰り下げ、〔のぞみ78号〕から接続。23時57分発豊橋行区間快速は快速に変更。0時20分発大府行普通は取りやめ、名古屋→大府は、最終が21分繰り上がる。
  なお、最終の豊橋行快速は、岡崎からの普通列車の接続がない模様で、岡崎から先、通過各駅への最終は、23時16分発快速豊橋行(刈谷で普通に乗り換え)になると思われる。
  この結果、名古屋から24時を過ぎて出発する列車は、東海道本線下り0時02分発普通大垣行と、中央本線下り0時05分発高蔵寺行の2本のみとなる。
◆ 高山本線は、岐阜23時台発の美濃太田行普通2本の時刻を繰り上げて、運転間隔を22時台からの約30分間隔に統一する。最終は23時40分発美濃太田行になる。
◆ 静岡地域の〔ホームライナー沼津・静岡・浜松〕は全列車、土休日は運休する。
 この他、在来線の特急は、愛称で使用されていた「ワイドビュー」の副称がなくなる。ダイヤ・編成等の運行形態には、今回は変更がない。

JR西日本

新幹線
◆ 〔さくら545・549・559・569号〕〔さくら548・552・564・572号〕は臨時列車化し、利用状況に合わせて運行する。
 ※JR九州のリリースでは、現状では毎日の運行を予定しているとの事。
◆ 〔みずほ615号〕は熊本行となり、利用状況に応じて鹿児島中央へ延長する。
◆ 〔ひかり〕〔こだま〕は、区間によって片道1~3本減便する。

在来線
◆ 〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕〔こうのとり〕〔きのさき〕〔はしだて〕〔スーパーはくと〕〔やくも〕は、一部列車を金~日曜日の週末・祝日の運行に変更する。
 サンダーバード 15・29・43号及び4・30・46号
 しらさぎ 55号及び58号
 くろしお 5・15・31号及び18・30・34号
 こうのとり 7・13・25号及び6・16・26号
 きのさき3・19号及び6号
 はしだて 10号
 スーパーはくと 9号及び6号
 やくも 13・17・29号及び12・16・28号
◆ 〔はるか〕は、7・10号の運行を再開する。17~45・49・53・57号及び14~40・44・48・52・56号は、引き続き運休する。
◆ 〔くろしお6号〕の時刻を変更(平日の和歌山発を24分繰り下げ)、阪和線・日根野→新大阪間の朝ラッシュ時間帯の特急は、〔くろしお〕〔はるか〕合わせて約25分間隔で運行する。
◆ 〔くろしお〕〔こうのとり〕〔きのさき〕〔はしだて〕〔まいづる〕は全車両指定席とし、「e5489チケットレスサービス」を拡充する。
 (これらの列車の特急用定期券「パスカル」は、発売を終了する)
◆ 朝通勤時間帯のJR京都・神戸線の新快速、大阪環状線・大和路線(関西本線)・阪和線の運行間隔を変更し、均一化する。

福岡支社
◆ 山陽新幹線の下り〔こだま783号〕〔こだま839号〕(広島→博多間)〔こだま789号〕・上り〔ひかり590号〕(博多→小倉間)〔こだま770号〕(小倉→新下関間)〔こだま866号〕(博多→岡山間)〔こだま874号〕(博多→広島間)は取りやめる。
  博多発6時台は、現行〔ひかり590号〕と〔のぞみ2号〕が入れ替わる形になる。
  博多南線の運行本数の変更はない。

金沢支社
◆ 北陸新幹線〔つるぎ716・726号〕は、毎日運行に変更する。
◆ 〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕は、指定席を拡大する。
◆ 七尾線は、〔能登かがり火9・10号〕を取りやめる。普通列車は、上下合計4本を削減。金沢~高松間1往復は、土休日は七尾に延長する。初列車は、七尾5時00分発822Mは11分繰り下げ。最終列車は、金沢23時06分発七尾行873Mは約40分、23時44分発高松行875Mは約20分、七尾22時20分発金沢行872Mは約10分繰り上げ。夜間は金沢発毎時19分・七尾発毎時08分に統一。
◆ 氷見線は全列車ワンマン化。

近畿統括本部
◆ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・JR宝塚線・大和路線・阪和線で朝ラッシュ時の運行間隔を変更し、一部削減する。
◆ 新快速「Aシート」は、全席指定席となる。
◆ 琵琶湖線は、9~15時台の米原~草津間の新快速5往復を取りやめる。同区間の新快速は1時間間隔になる。
◆ 湖西線は、10~15時台の近江舞子~近江今津間の普通5往復を取りやめる。
◆ 草津線は、11~13時台の草津~貴生川間の普通(区間運転)3往復を取りやめる。草津23時54分発5396Mを取りやめ、草津発最終を23分繰り上げる。
◆ 嵯峨野線は、11~15時台の亀岡~園部間の普通4往復(土休日3往復)を取りやめる。
◆ 学研都市線は、11~14時台の同志社前~木津間の普通4往復を取りやめる。
◆ 加古川線は、9~15時台の加古川~厄神間の普通(区間運転)下り7本・上り6本(土休日3往復)を取りやめる。
◆ 姫新線は、10~14時台の姫路~播磨新宮間の普通3往復を取りやめ、一部列車の行先を変更する。
◆ 和歌山線は、平日のみ11~14時台の王寺~高田間の普通4往復を取りやめる。万葉まほろば線(桜井線)は、平日のみ11~14時台の奈良~桜井間の普通4往復を取りやめる。日中は王寺~高田~和歌山間・奈良~桜井間に運行形態を変更する。
◆ 大阪環状線は、内回りの大阪0時11分発天王寺行・天王寺0時04分発大阪行を取りやめるなど、最終列車を最大16分繰り上げる。
◆ この他、各線区で減便を行う。
◆ おおさか東線の普通列車は全て、201系→221系に置き替える。

和歌山支社
◆ 阪和線は、日中の和歌山発紀州路快速を0・15・30・40分発に統一する。
◆ きのくに線(紀勢本線)は、日中及び夜間の和歌山~湯浅間折返しを、和歌山~箕島間に短縮する(箕島折返しが初めて設定になる)。和歌山9時17分発337Mは取りやめ、和歌山17時03分発箕島行を設定。
◆ 和歌山線は、和歌山~五条・橋本間各1往復を取りやめ、一部運行区間を短縮。下りの五条→橋本間は、午前中に1時間50分程度、列車がない時間がある。
◆ 阪和線は、和歌山~日根野間で上下計18本(土休日17本)を取りやめる。同区間では一部の快速が各駅停車で運行される。17~19時台の普通列車は、上下とも1時間4本の運行。

福知山支社
◆ JR宝塚線(福知山線)では、新三田~篠山口間で一部列車の見直しを行うとともに、下り区間快速は新三田での特急通過待ちを解消し、大阪→篠山口間の所要時間を6~7分短縮する。
◆ 山陰本線・浜坂~鳥取間は、9~16時台の普通列車は5往復運行。

岡山支社
◆ 臨時列車となる〔やくも29号〕は、岡山発を20分繰り上げ、21時20分発に変更。〔やくも16号〕は総社を通過し、〔やくも14号〕が総社に停車。
◆ 瀬戸大橋線快速〔マリンライナー〕は、上下の最終77・72号を取りやめ、最終が繰り上がる。75号は植松・木見・上の町に停車。
◆ 各方面で、初列車の繰り下げを行う。
  山陽本線下りは、和気→岡山間は和気5時13分発→5時39分発(三石始発)となって、26分繰り下げ。岡山→福山間は岡山5時15分発→5時34分発となって、19分繰り上げ。福山→糸崎間は福山5時37分発→6時10分発となって、33分繰り下げ。
  山陽本線上りは、糸崎→福山間は糸崎4時39分発→5時04分発となって、25分繰り下げ。福山→岡山間は福山4時48分発→4時50分発となって、2分繰り下げ。
  伯備線上りは、備中高梁4時54分発→5時29分発(新見始発)となって、35分繰り下げ。
◆ 各方面で、最終列車の繰り上げを行う。
  山陽本線下りは、福山→糸崎間は福山23時48分発→23時34分発となって、14分繰り上げ。
  山陽本線上りは、岡山→三石間は岡山23時27分→23時00分となって、27分繰り上げ。
  赤穂線下りは、備前片上→岡山間は備前片上23時16分発→23時04分発となって、12分繰り上げ。
  赤穂線上りは、岡山→備前片上間は岡山23時21分発→23時11分発となって、9分繰り上げ。
  伯備線下りは、岡山→備中高梁間は岡山発23時37分→23時09分発となって、35分(岡山→倉敷間は福山行5779Mがあるので4分)繰り上げ。
◆ 山陽本線は、快速〔サンライナー〕は全て廃止。吉永~岡山間1往復・岡山~福山・糸崎間4往復・福山~糸崎間4往復を取りやめ、岡山~福山・三原間4往復を岡山~金光間、糸崎→岡山間1本を糸崎~福山間に短縮。下りの金光→糸崎間では、1時間列車がない時間がある。岡山~倉敷間1往復は、土休日は運休。
  岡山22時19分発瀬戸行730Mは、三石まで延長。三原20時05分発福山行は、岡山まで延長。
◆ 赤穂線は、長船22時51分発1985Mを取りやめ。西大寺~岡山間1往復は、土休日は運休。
  岡山22時02分発長船行1982Mは、備前片上まで延長。
◆ 伯備線は、倉敷5時43分発米子(~西出雲)行825Mが、岡山始発に延長。岡山からの時刻は記載されていないが、この列車が、岡山→倉敷間の初列車となる。
◆ 津山線は、野々口7時45分発岡山行2923D、岡山~法界院間2980D・2981Dを取りやめ(全て休日運休)。津山6時45分発3931D快速〔ことぶき〕は、牧山・玉柏・備前原に停車。
◆ 因美線は、智頭6時33分発那岐行653Dを取りやめ。

米子支社
◆ 〔やくも〕は3往復の臨時列車化により、定期列車の下り15・19号は生山に、上り10・14・18・22・26号は根雨に、14・18号は加えて宍道に停車。
 (20・24号は根雨は通過)
  現行の〔やくも〕は、原則生山と根雨のどちらかに停車だったが、新ダイヤでは、下り15・19号、上り10・14・18・22・26号は両方に停車する。
◆ 〔スーパーおき1号〕は、浜田→新山口間の所要時間を18分短縮、新山口では〔のぞみ3号〕への乗り換えが可能になって、博多着が14分早くなる。
◆ 山陰本線・浜坂~益田間で、区間によって上下計で平日4~8本・土休日2~8本を取りやめ、平日1~4本・土休日2~4本の運行区間を短縮する。夕方・夜間には一部列車が3・4連に増結する。
◆ 境港線は、上下系で平日6本・土休日2本を取りやめる。夕方には一部列車が3・4連に増結する。平日・土休日共、2時間程度列車がない時間がある。

広島支社
◆ 山陽新幹線は、〔ひかり521・593号〕〔こだま783・789・835・839号〕〔こだま836・866・874号〕を全区間または一部区間を取りやめる。〔ひかり593号〕の代替で、〔こだま871号〕は広島→博多間を延長。
  一部区間で、〔ひかり〕〔こだま〕の初列車・最終列車を繰り上げる。新山口6時37分発〔ひかり590号〕(新ダイヤでは小倉始発?)は10分、新岩国6時38分発〔こだま838号〕は4分繰り上げ。広島23時05分発〔こだま873号〕(岡山始発)は9~11分、三原23時22分発〔こだま877号〕(新大阪始発)は3~8分、新下関22時18分発〔こだま878号〕(博多始発)は7~11分の繰り上げ。
◆ 広島発在来線(芸備線を除く)の23時台は、下り〔のぞみ〕から接続を考慮したダイヤに変更する。広島→五日市・坂間各1本を新規設定し、広島→白市・広・あき亀山・岩国間各1本の時刻を変更する。
◆ 227系の運用範囲が、新山口まで拡大される。徳山~新山口間4往復が227系で運行。
◆ 海田市・横川・岩国・徳山・宇部・厚狭・長門市・小串・新下関で、接続を改善する。
◆ 山陽本線・広島エリアは、白市~広島~岩国~由宇間で朝・夕時間帯に、一部列車の取りやめや、運行区間の短縮を行う。白市7時02分発快速5403Mと、西条7時16分発1509Mを1本化。見直しに合わせ、運転間隔や編成を調整する。
◆ 山陽本線・山口エリアは、宇部~下関間で朝方に、岩国~下関間で夜間に、一部列車の取りやめや、運行区間の短縮を行う。見直しに合わせ、運転間隔や編成を調整する。
◆ 呉線は、日中の広島毎時40分発の広行普通を、呉行に短縮する。
◆ 可部線は、平日朝夕時間帯の全列車4連で運行する。土休日の広島発16~19時台は、あき亀山行のみ20分間隔で運行する。
◆ 美祢線は、厚狭19時31分発719Dと21時28分発721Dを、19時58分発に一本化する。同列車が下り最終となり、厚狭発の最終は1時間23分繰り上げ。長門市11時36分発710Dと13時33分発712Dを、12時38分発に一本化する。長門市発最終は21時01分→19時54分になり、1時間7分繰り上げ。
◆ 山口線は、新山口~山口間で2往復を取りやめる。益田6時28分発山口行2534Dと、宮野8時21分発新山口行650Dを、益田→新山口間に一本化する。新山口18時52分発益田行683D~2557Dは、津和野行に短縮。津和野からの益田行最終列車は19時36分発となり、1時間3分の繰り上げ。益田20時59分発津和野行2558Dは取りやめる。益田からの津和野方面最終列車は19時20分発となり、1時間39分の繰り上げ。特急・SLを除き、終日ワンマン運転になる。
◆ 山陰本線は、長門市5時26分発961Dと、6時02分発821D(下関行)を、5時43分発に一本化。人丸6時20分発益田行960D~1562Dの人丸→長門市間は、土曜日も運休する。
 この他、一部線区・一部区間で、初列車・最終列車の時刻の変更が行われる。

JR四国
◆ 〔南風17・20号〕が大杉に新規停車する。嶺北観光自動車が運行する、大杉~田井のバス便と接続する。
◆ 〔しまんと10号〕は、高知21時20分発(宿毛始発)→20時34分発(高知始発)の〔しまんと8号〕に変更する。高松で、高徳線オレンジタウン行に接続する。宿毛→高知間は、宿毛19時26分発〔あしずり18号〕となる。宿毛から高松・岡山方面への最終は、宿毛17時00分発の普通列車(中村で〔あしずり16号〕・高知で〔南風28号・しまんと8号〕乗り換え)になる。高知を直通する特急は、下り〔しまんと1号〕のみになる。〔しまんと9・6号〕は取りやめ(〔南風〕の単独運行になる)。
◆ 現在休日運休の〔モーニングEXP高松〕〔モーニングEXP松山〕は、毎日運行する。〔しおかぜ29号・いしづち29号〕の伊予北条→松山間、〔いしづち106号〕の新居浜→高松間は取りやめる。
◆ 快速〔マリンライナー77・72号〕は取りやめる。〔マリンライナー75・70号〕は、鬼無・国分は通過になる。
◆ 高徳線・板野~徳島間、鳴門線でパターンダイヤを導入する。徳島発9~15時台は、毎時00分→鳴門行(10時台はなく、9時50分発。13時台は04分発)、23分→〔うずしお〕、30分→高松方面行(9・13時台はなし)。〔うずしお〕は、一部停車駅を変更する。
◆ 土讃線・土佐山田~高知間でパターンダイヤを導入する。高知発9時30分~15時30分は、毎時13分→特急、16分→ごめん・なはり線直通、44分→土佐山田方面行。後免13時43分始発4233Dを土佐山田始発に延長し、土佐山田発高知方面行普通は、9~14時台は毎時33分に出発。
◆ 一部路線で、最終列車の繰り上げ、列車の新設・取りやめ(土休日のみの列車もある)を行う。
 この結果、JR四国で24時を過ぎて運行される列車は、〔南風27号〕〔マリンライナー73・75号〕の3本のみになると思われる。

JR九州
 秋に西九州新幹線開業を控えているからだろう、今回は大規模な変更はなし。
◆ 九州新幹線は、鹿児島中央6時25分発〔つばめ304号〕を、6時37分発〔つばめ306号〕に変更する(304号が熊本始発に短縮、306号が鹿児島中央始発に延長)。23時43分発〔つばめ342号〕は取りやめる(最終は23時00分発〔つばめ340号〕熊本行)。〔さくら571号〕は、新八代・新水俣・出水は通過になる。川内6時02分発〔つばめ301号〕は、6時17分発に繰り下げ。
◆ 朝方下りの〔きらめき1号〕〔ソニック2・4・6号〕〔かもめ101号〕、夜間上りの〔きらめき2号〕〔ソニック47・51・59号〕が、福間に新規停車する。
◆ 小倉23時53分発下関行5226Mは23時42分発となり、下関行最終は11分繰り上げ。
◆ 折尾駅は、鹿児島本線下りの新①・②番ホーム(直方方面直通)が使用を開始する。連絡線上のA・Bホームは廃止。現在、直方方面⇔福間・博多方面相互間は、黒崎でも乗り換えができる(折尾⇔黒崎間復乗)特例があるが、今改正以降廃止する。

JR貨物
◆ 越谷ターミナル~百済ターミナル・姫路貨物駅間に、特定の事業者向けの直行輸送ルートを新設する。26両中20両を貸切とする「ブロックトレイン」となる。
◆ 東京ターミナル~神戸ターミナル間1往復を東京ターミナル~大阪ターミナル間に変更し、12ftコンテナの輸送力を25個増強する。
◆ 南福井→百済ターミナル間の輸送力を12ftコンテナ10個分新設し、南福井→岡山ターミナル間の輸送力を12ftコンテナ10個分増強する。
◆ 広島ターミナル→東京ターミナル間の輸送力を31ftコンテナ2個分新設し、広島ターミナル→越谷ターミナル間の輸送力を、1列車で31ftコンテナ2個分新設・1列車で2個分増強する。
◆ 盛岡ターミナル→安治川口間、陸前山王→吹田ターミナル間「ブロックトレイン」各1本の所要時間を短縮する。
 EF210形10両・EF510形1両・DD200形8両、HD300形1両・DB500形3両を新製。※EF510形は初の九州向けになる。
 コンテナは3種類合計4,600個、フォークリフト・トップリフターを合計97台新製。

 以上、今回も少し突っ込んで書いてみたが、逆に、読みづらくなってしまったかも知れません。JR以外では、小田急(VSE引退にはビックリ)や、JR線と直通する第3セクター鉄道の一部からもリリースが出ているが、来年改めて、機会をみて書きたいと思います。
 ある程度見えてくる傾向としては、首都圏が顕著だが、通勤時間帯の特急の運行時刻のシフトが目立つと思った。朝方も夕方も、運行時間帯が1時間位前倒しになっている列車が多い。特に朝方は、東京や新宿に8時台に到着する特急の新規設定がいくつかあるが、ラッシュのピークに近い時間帯の到着は、以前だったら考えられない事でした。普通列車の削減が可能にしたと思われます。また、夜間は22~23時台→17~18時台へのシフトが見られます。これはJR以外の〔THライナー〕〔メトロホームウェイ〕でも見られる事で、深夜帯の需要が相当数減少している一方で、比較的早くなった帰宅時間帯に設定する事で、この時間の着席サービス提供による利用のつなぎ止めを図ろうとしていると、考えられます。
 また、特急の指定席の拡大も、コロナ禍の最中、混雑を確実に避けたい、という向きの利用の獲得を狙っていると思われます。JR西日本でも、在来の特急の全車指定席化、という方向に向かいつつあるようです。「ライナー」的な利用を狙った停車駅の追加や、Web限定の料金割引サービスの拡大も、この流れの一環だろう。コロナ禍そのものと合わせ、それがもたらす営業政策の変化もまた、注視すべきでしょう。
 オミクロン株出現により、コロナ禍の行方はまた不透明なものになってきたように思えるが、来年は西九州新幹線開業や、只見線全線再開という話題もあります。来春は今年以上に辛い改正になるが、再来年以降への希望を抱かせるものになって欲しいと、願います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
20日 日本人宇宙飛行士 13年ぶり新規応募受付開始
21日 千島海溝・日本海溝の巨大地震・津波被害 想定を公表 最悪19万9000人の犠牲を予測
22日 オミクロン株 家族3人「市中感染」 大阪府知事公表

 東京都でも、オミクロン株かどうかはともかく、今日一日の感染者が40人と公表され、1週間前より10人増加、との事。いよいよ「第6波」の前触れなのか。欧州や韓国はかなり深刻な状況になっているそうで、当然日本も他人事にはなり得ない。ブースター接種の在り方も何やかや議論されているようだが、ともかく我々としては、今の所は、ここまで続けてきた感染対策を継続するのみ。しつこく書くが、他人の事はどうでもいい、我が身と自由な暮らしを護るのは、自分自身のみ。

 次回は、金曜日に更新します。

№2283 関東私鉄 3月13日ダイヤ改正 2.京急・京成・小田急 その他

京急1000&京成3100.jpg
 関東私鉄のダイヤ改正、火曜日に東京メトロ・東武・西武・東急について記したが、その後京急・京成からもリリースが出ました。
 今回は、この2社と、去年リリースを出している小田急、その他近郊の私鉄でリリースを確認した所について、記します。
 京急と京成、それに都営浅草線は、3月27日の実施です。終電繰り上げというデリケートな行為を行うので、他社と足並みをそろえて3月13日になるだろうと思ったが、そうはなりませんでした。

京急
 平日のみ、最終電車を繰り上げる。主に、品川23時台以降発車の特急の運行区間の短縮・変更により行う。

下り 品川発
 22時50分発 特急 三崎口行(変わらない 三崎口への最終も変わらない)
 23時14分発 特急 三浦海岸行(変わらないが、京急久里浜より先は最終電車となる)
 23時32分発 特急 三浦海岸行→京急久里浜行に短縮(上大岡で浦賀行最終に接続。金沢文庫より先の、本線・久里浜線各駅への最終電車となる)
 23時46分発 特急 京急久里浜行→逗子・葉山行に変更(逗子線各駅への最終電車となる)
 0時02分発 特急 京急久里浜行→金沢文庫行に短縮
  (京急蒲田で羽田空港行・京急川崎で神奈川新町行・神奈川新町で上大岡行・上大岡で金沢文庫行最終に接続。京急川崎より先の本線各駅、および空港線各駅への最終電車となる)
 0時04分発 エアポート急行 羽田空港行 取りやめ
 0時06分発 普通 京急川崎行(変わらないが、京急川崎までの本線各駅への最終となる)
 0時23分発 特急 金沢文庫行 取りやめ
(この列車は成田空港始発で、現在の緊急事態宣言下のダイヤでは品川止まりとなっているが、改正後にどうなるかは記されていない)

 横浜0時27分(神奈川新町0時23分)発 金沢文庫行→上大岡行に短縮

 品川23時53分(泉岳寺23時48分)発神奈川新町行特急を設定。神奈川新町で金沢文庫行に接続)
 羽田空港第1・第2ターミナル23時48分発神奈川新町行エアポート急行を設定。

上り
 羽田空港第1・第2ターミナル発京急蒲田行最終 0時20分→0時10分
 逗子・葉山発金沢八景行最終 0時31分→0時07分

 この他の上り、大師線は変更しない。

品川から京急線内各駅への最終電車
 三崎口 22時50分発 三崎口行特急(変わらない)
 YRP野比・京急長沢・津久井浜・三浦海岸 23時14分発 三浦海岸行特急(18分繰り上げ)
 金沢八景・追浜・汐入・横須賀中央・堀ノ内・新大津・北久里浜・京急久里浜 23時32分発京急久里浜行特急(30分繰り上げ)
 京急田浦・安針塚・逸見・県立大学・京急大津・馬堀海岸・浦賀 23時32分発京急久里浜行特急(14分繰り上げ 上大岡で普通に乗り換え)
 六浦・神武寺・逗子・葉山 23時46分発逗子・葉山行特急(16分繰り上げ)
 神奈川新町・横浜・上大岡・金沢文庫 0時02分発金沢文庫行特急(21分繰り上げ)
 八丁畷~能見台間の特急通過駅 0時02分発金沢文庫行特急(変わらない 京急川崎より先の停車駅で普通に乗り換え)
 北品川~京急川崎間各駅 0時06分発京急川崎行普通(特急停車駅へは17分繰り上げ 通過駅へは変わらない)
 空港線内各駅 0時02分発金沢文庫行特急(2分繰り上げ 京急蒲田でエアポート急行に乗り換え)
 大師線内各駅 23時46分発逗子・葉山行特急(変わらない)

その他
 日中に設定されている(現在運休中)品川~京急蒲田間の普通電車区間運転は取りやめ、同区間の普通は10分間隔で運行する。
 5月6日より、上り〔モーニング・ウィング3号〕の金沢八景→品川間は、12連で運行する。三浦海岸→金沢文庫間は、新造の新1000形(座席転換形)4連で運行し、金沢文庫から12連となる。総座席数が539→667席となり、128席(23.7%)増強される。

 ダイヤ改正そのものからは逸れるが、5月6日から〔モーニング・ウィング3号〕運用に入る1000形(座席転換形)の、製造中の写真が公開されているけれど、社番が「1891-1」になっていますね。既に京急のリリースにも記されているが、長らく続いた連番方式は終わって、600形以来のハイフン付与方式(ハイフンの左の3桁を揃え、右の数字で編成内の位置を示す)に戻るのでしょうか?

********************

京成
 最終繰り上げは下り、初電繰り下げは上りのみ行う。本線のみで、押上線・金町線・成田スカイアクセス(北総線含む)・東成田線(芝山鉄道含む)・千葉線・千原線の終電・初電は変わらない。

下り
 平日:押上0時11分発京成佐倉行通勤特急を取りやめ(京成高砂行普通に変更)。
 京成上野23時40分発京成佐倉行快速を設定し、京成大久保から先は最終電車となる。押上からの最終接続は、23時47分(西馬込23時10分)発印西牧の原行となり、押上からは24分の繰り上げになる。
 なお、現行の最終京成佐倉行通勤特急は、京成大久保・実籾・京成大和田には停車しない(停車する列車への接続もない)。このため、この3駅行に限れば現行と変わらないか、むしろ遅く出られる(京成上野は10分遅くていい)。
 京成上野23時30分発京成成田行は23時12分発に変更し、18分の繰り上げ。押上23時36分(西馬込22時59分)発快速特急(通勤特急から変更)から、京成津田沼で接続。
 京成上野23時56分発京成津田沼行は23時52分発に変更し、4分の繰り上げ。京成高砂での通勤特急の待ち合わせがなくなるので、京成津田沼到着は8分早くなる。
 土休日:区間によって1~2分程度の繰り上げ。

上り
 平日・土休日とも、宗吾参道4時35分発京成上野行を4時39分発に変更し、4分繰り下げ。京成津田沼での、千葉線初電への接続がなくなる。
 京成津田沼4時41分発京成上野行を4時51分に、京成高砂4時45分発京成上野行を4時45分に変更し、10分繰り下げ。

その他
 現在行っている〔スカイライナー〕の一部青砥停車、10月から運行している印旛日本医大→京成上野間〔臨時ライナー〕の運行は、引き続き継続する。なお、現在の〔スカイライナー〕の日中一部運休は、航空の状況から見て改正以降も継続されると思われるが、ここには記載がない。

********************

小田急
 昨年、JRグループと同時に発表を行っていて、その後新しいリリースは出ていません。去年の発表を記します。
(なお12月18日のリリースの後、土休日の江ノ島線の接続に関して、12月25日に修正がなされている)
 以下の時刻は、全て平日ダイヤ

終電繰り上げ
下り
新宿発最終
 23時22分発小田原行急行(新松田で各駅停車に接続) (20分繰り上げ) 
 23時46分発本厚木行急行(相模大野から各駅停車) (22分繰り上げ)
 0時00分発海老名行急行(相模大野から各駅停車) (20分繰り上げ)
 0時15分発相模大野行(新百合ヶ丘から各駅停車) (23分繰り上げ)
 0時16分発新百合ヶ丘行 (9分繰り上げ)
 0時25分発向ヶ丘遊園行(14分繰り上げ ただしこの後の0時32分発成城学園前行急行が、経堂で接続する)
 0時43分発経堂行各駅停車 (10分繰り上げ)
江ノ島線・相模大野発最終
 0時17分発片瀬江ノ島行(変わらない 新宿23時33分発本厚木行急行から接続)
 0時26分発大和行(13分繰り上げ 新宿23時46分発本厚木行急行から接続)。
多摩線・新百合ヶ丘発最終
 0時45分(新宿始発)唐木田行(21分繰り上げ 新宿0時15分発相模大野行急行から接続)。
上り
新宿行最終は、本厚木23時30分発(4分繰り上げ 小田原23時04分発急行が追い抜き先着)。経堂行最終は本厚木0時01分発(1分繰り上げ 町田から先の最終となり、玉川学園前~成城学園前間の各駅へは17分の繰り上げになる。小田原23時15分発が接続)。町田行最終は、小田原23時49分発(14分繰り上げ)。
江ノ島線の町田行最終は、片瀬江ノ島23時53分発・相模大野行最終は片瀬江ノ島0時18分発。新宿行最終接続は片瀬江ノ島23時10分発・経堂行最終接続は片瀬江ノ島23時30分。
多摩線の新百合ヶ丘行最終は、唐木田0時06分発(経堂行最終接続)。新宿行最終接続は、唐木田23時45分発。

初電繰り下げ
下り
新宿発初電は、5時00分発新松田行(変わらない 新松田で小田原行に接続)。経堂発初電は、4時57分発伊勢原行(変わらない 本厚木で小田原行急行に接続)。新百合ヶ丘発初電は、5時08分発本厚木行(変わらない 本厚木で小田原行に接続)。町田発初電は、5時06分発小田原行(3分繰り下げ)。相模大野発初電は、4時54分発本厚木行(4分繰り下げ 海老名で小田原行急行に接続)。海老名発初電は、5時03分発伊勢原行(13分繰り下げ。伊勢原より先へは、5時07分始発の小田原行急行(新松田で各駅停車に接続)が初電になる)。新松田発初電は、5時23分発小田原行(変わらない)。
江ノ島線の相模大野発初電は、4時55分発片瀬江ノ島行(変わらない)。町田からは、5時06分発小田原行に乗車し、相模大野で乗り換え(相模大野から先は変わらない)。
多摩線の新百合ヶ丘発初電は、5時42分発唐木田行(変わらない)。

上り
新宿行初電
 経堂4時54分発 (5分繰り下げ)
 成城学園前4時55分発 (2分繰り下げ)
 向ヶ丘遊園4時58分発 (変わらない 現行は新百合ヶ丘始発)
 新百合ヶ丘5時00分発 (10分繰り下げ)
 相模大野4時55分発 (10分繰り下げ 新百合ヶ丘から急行)
 海老名4時55分発 (変わらない 新百合ヶ丘から急行)
 本厚木5時16分発我孫子行 (変わらない 新宿へは町田で後続の快速急行に乗り換え)
 新松田4時55分発快速急行 (1分のみ繰り上げ 現行は小田原始発)
 小田原4時54分発新松田行 (現行初電の4時45分発急行新宿行がなくなり、この電車の後の5時01分発急行(現行5時00分発快速急行)が、新松田より先へ行く初電となる。従って、この電車だけで見れば5分の繰り下げだが、小田原・開成から町田・新宿方面は16分の繰り下げになる)
江ノ島線初電
 大和5時10分発相模大野行 (15分繰り下げ 相模大野で新宿行(新百合ヶ丘から急行)に接続)
 片瀬江ノ島4時54分発相模大野行(変わらない)
多摩線初電
 唐木田4時55分発新宿行 (12分繰り下げ 新百合ヶ丘で新宿行急行に接続)

その他
 その他の時間帯はほぼ変更なし。特急ロマンスカーの車内販売サービスは、3月12日を持って終了する。

********************

その他の各私鉄

つくばエクスプレス:3月13日改正。下りは平日・土休日とも、秋葉原0時18分発守谷行最終を0時07分発に変更し、11分繰り上げ。その前の秋葉原→守谷間2本・北千住→八潮間1本の時刻を変更し、最終電車までの運行間隔を短縮する。上りは平日・土休日とも、つくば23時31分発北千住行最終を23時22分発に変更し、9分繰り上げ。その後につくば23時34分発守谷行を設定。

東葉高速:3月13日改正。下り最終を、平日は10分・土休日は1分程度繰り上げ。21時台に下り1本を増発。

東京モノレール:3月13日改正。平日・土休日とも、上下とも、現行の最終区間快速を取りやめる。下り最終は浜松町23時45分発羽田空港行、上り最終は羽田空港第2ターミナル23時45分発浜松町行。全体で運行本数を22%削減する。日中は空港快速・普通を10分間隔で交互に運転(昭和島での退避あり)。区間快速は廃止。朝方は普通のみを4分間隔で運行し、浜松町8時台到着は18→15本に削減。

横浜高速鉄道 みなとみらい線 東急東横線に連動し、最終電車を繰り上げ。平日は、下りは横浜0時26分発元町・中華街行。上りは元町・中華街23時41分(土休日23時39分)発渋谷行・0時07分(土休日0時00分)発武蔵小杉行・0時14分発元住吉行・0時19分発菊名行。

 今日現在、関東大手では、京王と相鉄が、具体的なダイヤ改正のリリースをまだ出していませんでした。他にもこれから、ダイヤ改正のリリースを出す所があると思われます。出され次第、書いていきたいと思います。
 今回の各社の改正(と言っていいのかどうかはよく解らないが)は、特に終電の繰り上げに関しては、理由はどこも同じで、夜間の作業時間の確保の必要(線路の保線などの他、ホームドアの整備などもある。西武や東武では連続立体交差事業も)があった一方で、夜間の利用者の減少が挙げられていました。コロナ禍が決定打とはなったが、JR西日本が一昨年既に表明していた事でも解るように、初めにコロナ禍ありきではなく、既にそういう傾向が見えていた、という事でしょう。夜間作業で、翌朝のラッシュ輸送にまで影響を与えるインシデントが、近年少なからず起きていた事も、遠因としてあったのではないだろうか。
 私は20世紀の終わりの頃まで、私鉄の乗務員として勤務していたが、当時はバブル経済の末期、各社とも夜間の増発や終電の繰り下げを行っても追いつかないほど、深夜まで会社帰りの利用者は多く、特に金曜日の夜は、駅の公衆電話(ケータイ普及の前で、台数は今より遥かに多かった)に長蛇の列、終電も朝ラッシュ時と同じくらいの大混雑が、珍しくありませんでした。退社以降、深夜に働く仕事に就いた事はなかったのだが、だから、各社が終電繰り上げの根拠としている、近年の夜間の利用を示したグラフを見ると、まるで状況が変わってしまったと、少々驚きがありました。無論コロナ禍が大きいが、その対応の中で、もはや長時間の通勤を毎日繰り返し、終電近くまで仕事や付き合いに明け暮れる必要なんて、本当はなかったんだと、(多少皮肉っぽく言ってしまえば)「エリート」の皆さんは、気づいてしまった、という事でしょう。元々近年は「働き方改革」が叫ばれていた事もあったし(と言って「リモート」「巣ごもり」が「改革」となるのかというと、これも少々違うと思っているが)。今回の鉄道各社の改正、これが良い方向なのかどうか、というのは正直解らないけれど、コロナ禍後の鉄道業界にとって、少しでもプラスになる事を、今の私は願うのみです。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


********************

 関東地方各社の他、今日は西鉄からも、3月13日のダイヤ改正の詳細が発表になりました。終電の繰り上げもあるが、ややショッキングな内容もあって、厳しい改正になります。

① 利用実態に合わせ、土曜日と休日のダイヤを分離する(日中は同じ)。
② 最終電車を繰り上げる。西鉄福岡(天神)発は、平日は22時45分発大牟田行急行(15分繰り上げ)・23時15分発西鉄柳川行急行(15分繰り上げ)・23時30分発花畑行急行(30分繰り上げ)・23時35分発筑紫行(13分繰り上げ)。土曜日・休日は22時45分発大牟田行急行(15分繰り上げ)・23時00分発西鉄柳川行急行(西鉄柳川までは変わらない)・23時30分発花畑行急行(この列車の天神発車時刻自体は変わらないが、西鉄二日市で接続する花畑行が筑紫行に短縮されるため、全区間急行のままなら、筑紫より先の急行通過駅へは行けなくなる。その辺の記載はなかった)・23時35分発筑紫行(13分繰り上げ)。大宰府線は全日15分程度の繰り上げ。
③ 平日の日中は、西鉄福岡(天神)~小郡間の急行を取りやめ、特急(西鉄福岡(天神)発11時00分~15時00分の9本)を急行に変更し、西鉄福岡(天神)~西鉄二日市間の普通を小郡発着に延伸する。日中は特急の運行がなくなる。
 甘木線は時刻の変更のみで、運行本数は変更なし。

 同時に天神大牟田線・貝塚線とも、一部区間の運賃改定(値上げ)の実施(3月6日~)も発表になりました(定期券は対象外)。天神大牟田線は7~17㎞で10~20円、貝塚線は4㎞以上で10~40円。西鉄福岡(天神)~西鉄二日市間350円→360円、貝塚~西鉄新宮間270円→310円。

《今日のニュースから》
27日 ファミペイ システム不具合 一部サービス停止
(ワクチン集団接種想定 川崎市で初の訓練実施)
28日 横浜ノースドッグ 一部返還 日米合同委員会で合意
(特別措置法改正案修正 刑事罰削除で与野党合意)
29日 東芝 東証一部復帰
(「なでしこジャパン」 米国「シービリーブスカップ」出場取りやめ)