今年もまた、日本も世界も新型コロナウィルス感染禍に右往左往させられた2021(R3)年が、終わろうとしています。例年通り、今年もJTB時刻表に現れた事項を中心に、今年1年の、鉄道を中心とした交通の動向を、回顧したいと思います。
明るい話題もなかったわけではないはずだが、やはりウィルスの拡散が人の移動・行動とダイレクトに連動する以上、移動を売り物にする交通とは到底相容れず、重苦しい空気に上書きされた感があります。一方で現状、そして「アフターコロナ」を見据えた、新しいサービスが、交通の世界で始まりつつあります。
《2021年の十大ニュース》
例年同様、この「十大」はあくまで個人的な主観であり、これ以外にもあるだろ、こっちの方が大事(おおごと)だろ、というものもあるだろうとは思いますが、ご了承ください。
◆ 新型コロナウィルス感染禍 交通業界に引き続き打撃 相次ぐダイヤ縮小
今年もまた日本の交通は、新型コロナウィルス感染禍の甚大な影響を受ける事となった。
まず、終夜運転が一斉に取りやめになるなど、年末年始の輸送がいきなり影響を受ける事となった。お盆と並ぶ最繁忙期でありながら、各交通機関では輸送力の縮小を余儀なくされた。
JRグループ各社を中心とした春のダイヤ改正では、深夜帯の急速な需要の減少もあり、各線区で最大30分程度の最終列車の繰り上げが行われた(JR西日本が2019(R元)年に予告していた通り、コロナ禍だけが理由ではないが)。JRの他、東急・京急・名鉄・近鉄・京阪・南海・西鉄などでは日中も減便が行われた。特急も減便となり、特に空港関係は航空需要(特に高裁線)の大幅な減少により、〔成田エクスプレス〕〔はるか〕など、JR・私鉄とも日中を中心として、大半の列車が運休に追い込まれている。
東京オリンピック・パラリンピックでは、一度JRを中心として、各会場を控えた各社からの輸送計画が発表されたが、首都圏の会場が全て無観客開催となったため、運行も一切取りやめとなり、選手・関係者輸送のバスのみ、粛々と輸送の任に当たった。昨年末より始まったワクチン接種が進んだ事もあり、緊急事態宣言下でも去年のようなパニックには陥らなかったものの、京阪のように、大幅な減便を伴う臨時ダイヤを施行した事業者もあった。
10月2日には、JR西日本の各線で、日中のダイヤの見直しが実施され、一部線区で列車の間引きが行われた。大半は区間運転だったが、福塩線(非電化区間)では1日5往復(区間運転除く)にまで削減されるなど、地域によっては大きな影響が出た。現在でも観光路線や高速バス、航空では、運休・減便に追い込まれている所が少なくない。JRグループなどでは今月、来年73月12日(一部除く)のダイヤ改正の詳細が発表されたが、大都市圏の朝ラッシュ時でも削減が行われるなど、需要の減少を見据えた、ダイヤの減量が進められる事になる。
◆ 新幹線シェアオフィスサービス 設定開始
コロナ禍は新幹線の最大の顧客層となっているビジネスパーソンの行動様式にも影響を与える事となって、各新幹線では、対応した新サービスを開始する事となった。
東海道新幹線の〔のぞみ〕は10月1日より、⑦号車をビジネスパーソン向け「S Work」車両とした。ビジネスツールの無料貸し出しを行う。JR東海の「スマートEX」「エクスプレス予約」利用で購入した場合のみ利用可能。来年には禁煙ブースを改造した、「ビジネスブース」の試験運用を開始する予定。この他一部新幹線駅では、EXサービス会員向けのワークスペース事業も始めている。
またJR東日本では、各新幹線(こまち・つばさ・つるぎを除く)の⑧号車を、11月22日より「新幹線オフィス車両」として設定した(通常の月~金曜日のみ)。12月1日より、利用者へのサブスクリプションサービスや、一部列車では専任のアテンダントによるリモートワーク支援ツールの無料貸し出しも行う(事前の予約はできない)。
この他、JR東日本は、個室型「STATION BOOTH」の展開、東急も旧定期券発売所の跡地等を活用したシェアオフィス事業を拡大するなど、各社はコロナ禍が後押ししたと言える「新しい働き方」への対応を急いでいる。
◆ 〔踊り子〕185系引退 新特急〔湘南〕デビュー
3月13日のダイヤ改正では、〔踊り子〕の車両置き換えが進められた。既に昨年の改正で2往復が置き替えられていたが、今改正では、伊豆箱根鉄道駿豆線・修善寺直通編成も、房総地域から転用改造された2500番台5連を使用して置き換えが行われた。
また、東海道本線で朝夕に運行されていた各ライナー列車も、新特急〔湘南〕に格上げされた。ライナー列車の性格が踏襲され、平日のみ運行される。
〔踊り子〕〔湘南〕は全車両指定席となり、新しい着席サービスが提供されている。
1981(S56)年より〔踊り子〕を中心とした東海道本線の顔として、40年以上の長きに渡り活躍をつづけた185系は、この改正で完全に引退した(実際のデビューは、その前年の急行〔伊豆〕)。その仕様は賛否両論を巻き起こしたが、首都圏における東海道本線の一時代を築いた事は、間違いない。これにより、国鉄時代の車両を使用した電車特急は、西日本の〔やくも〕のみとなった。
また、新潟地域で運行されていたライナー列車も廃止になり、整理券を購入して乗車する在来タイプのライナー列車は、JR東日本からは消滅した。
◆ 〔ムーンライトながら〕 運行終了
長らく東海道を行き来する旅人に低廉な足として重宝がられていた、はずの夜行快速〔ムーンライトながら〕だったが、JR東海・383系を使用した定期列車は2009(H21)年までとなり、以降はJR東日本の車両を使用した、「青春18きっぷ」を中心に運行される臨時列車のみとなった。185系も使用されていたが、昨年春の運行が最後となり、その後はコロナ禍の影響で設定がなかった。
そして今年1月22日、JR東海・JR東日本両社より運行を終了するというリリースが出され、寂しい幕切れとなった。JR東日本の〔ムーンライト信州〕も設定がなくなって久しく、「青春18きっぷ」で利用できる(指定券の購入は必要でも)夜行列車は、完全に消滅する事になった。
◆ 上越新幹線E4系「MAX」引退
新幹線通勤の増加への対応を求められていた東北・上越新幹線では、1994(H6)年デビュー(~2012(H24))のE1系に次ぎ、1997(H9)年には、全2階建て編成の第2弾となる、E4系がデビューした。8両編成だが、通勤時間帯には2編成を連結、16両編成で座席定員1,634人と、高速鉄道では世界最大の客席数を誇った。当初は東北新幹線でも使用されたが、後には上越新幹線専用となった。
今春を持って引退する予定だったが、2年前の長野豪雨によるE7系の大量被災のため、引退が延期になっていた。10月1日にラストランを迎え、これで1985(S60)年の東海道・山陽新幹線100系に始まる、新幹線の2階建て車両は、36年の歴史に幕を閉じた。
◆ 日高本線・鵡川~様似間廃止
116.0㎞と長大なこの区間は、2015(H27)年1月の高波による土砂災害のため、長らく運休が続いていた。JR北海道と地元自治体の話し合いが進み、今年3月一杯を持って正式に廃線となった。代替交通機関として、静内を境に北側は道南バス、南側は主にJR北海道バス(JHB)が代替路線を運行する(道南バスの在来路線もあり)他、JHBによる苫小牧~様似・えりも間高速バスも設定された。JHBの浦河以北への路線延長は、国鉄バス時代に廃止になって以来久しぶり。
◆ 飯田線・日南線・小湊鐵道・アルピコ交通 豪雨災害に被災
今年も日本は豪雨災害が頻発し、7月には熱海で土石流災害が発生して、多数の犠牲者を出す惨事となった(豪雨だけでなく、盛り土の不適切な管理も原因とされ、裁判で係争中)。この熱海の一件は、幸い鉄道には被害を与えなかったものの(東海バス路線は多数が被災し、土石流に飲み込まれた車両もあった。幸い、今月より復帰)、それ以外の地域で長期間、不通になった路線がいくつか発生した。
この7月豪雨では、小湊鐵道・光風台~上総中野間が、路盤の流出により、不通になった。近年小湊鐵道では、災害による長期の不通が頻発している。
8月には長野県を中心とした大雨により、JR東海飯田線で橋梁の変形が発生し、伊那新町~辰野間が長期不通になった。この区間は辰野以北のJR東日本への直通列車が多く、中央東線も影響を受けている。この大雨では一時、中央西線も影響を受け、〔しなの〕も全面運休に追い込まれていた。
また、アルピコ交通上高地線も同じく橋梁の損傷により、松本~新村間が不通となった。
9月には台風14号により、JR九州日南線・青島~志布志間が不通となった。この間、時刻表には掲載がなかったが、〔海幸山幸〕が宮崎~鹿児島中央間で運行を行っている。
小湊鐵道は10月18日に、飯田線は11月15日に、日南線も今月11日より全線の運行を再開している。しかしアルピコ交通は、不通区間は松本~渚間に縮小しているが、今の所、全線運行再開の見通しは示されていない。
◆ 水郡線・久大本線・上田電鉄・叡山電鉄 全線運行再開
一方で、長らく運休が続いていた路線も全線、または一部の運行を再開した。
JR東日本・水郡線は、2年前の台風19号の影響により不通になっていた袋田~常陸大子間が、3月22日に運行を再開した。
JR九州・久大本線は、昨年7月の豪雨で豊後森~庄内間が不通となっていたが、2月13日に由布院~庄内間、3月1日に豊後森~庄内間が復旧し、全線の運行が再開された。〔ゆふいんのもり〕〔ゆふ〕も、被災前の形態で運行されている。
上田電鉄別所線は、2年前・2019(R元)年の台風19号による豪雨で千曲川橋梁が被災し、長期間不通になっていたが、橋梁の復旧工事が終わり、3月28日、1年半ぶりの運行再開を見る事が出来た。
また、昨年7月の豪雨で被災した、叡山電鉄鞍馬線・市原~鞍馬間も、9月18日に運行を再開している。
この他、2年前の九州豪雨で被災したくま川鉄道のうち、肥後西村~湯前間は、11月28日に運行を再開した。人吉温泉~肥後西村間はバス代行(休日を除く)を行っている。
これらを踏まえ、今日現在の、日本の鉄道の長期不通区間をまとめた。
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
JR東日本 只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
JR九州 日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
肥薩線:八代~吉松間 86.8㎞
アルピコ交通 上高地線:松本~渚間 1.1㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
くま川鉄道 人吉温泉~肥後西村間 5.8㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
只見線は来年秋の全線再開が見込まれる。復旧区間は福島県が線路・施設を保有・JR東日本が線路・施設を利用して営業を行う「上下分離方式」となり、11月にはJR東日本に第2種・福島県には第3種の鉄道事業の申請が許可されている。
◆ 小田急「ロマンスカーミュージアム」オープン
4月19日、海老名駅前に開業した。過去の歴代ロマンスカー(SE・NSE・LSE・HiSE・RSE)が先頭車両を中心に展示されるほか、ジオラマ鉄道模型や子供向けのワークショップ、シミュレーター、グッズショップやカフェも設けられている。SEは長らく、海老名で保管されていた。改修前・改修後、両方の先頭の表情を見る五事が出来る。パノラマデッキからは、海老名駅を行き来する小田急の電車を見る事もでき、ロマンスカーの通過(一部は発車時刻)も公開されている。なお、感染防止対策の一環で、当面の間は入館時刻の予約が必要になる(空きがあれば当日でも入れる)。
◆ 阿佐海岸鉄道 DMV運行開始
25日に始まったばかりだが、かねてより工事・準備が進められていたDMV(デュアル・モード・ビーグル)が運行を開始した。全体の運行区間は、基本的には阿波海南文化村~道の駅宍喰温泉間で、中間の阿波海南~甲浦間が在来の鉄道(阿波海南~海部間は昨年11月、JR四国から阿佐海岸鉄道に譲渡されていた)、両端がバスとなる。また土休日には、阿波海南~室戸岬間の直通便も設定されている。この便は全席指定、他の便も一部が指定席となっている。DMVは、元々はJR北海道が主導して開発を進め、同社の路線での試験走行も行われていたが、経営悪化のため運行を断念していた。
◆ その他
● 各新幹線 公衆電話サービス終了
6月30日を持って、全新幹線で終了。かつては在来線の特急や私鉄、高速バスや国内線旅客機でも見られたものだったが、ケータイ・スマホに完全に取って代わられた格好。
● 各新幹線 車いすスペース拡大編成運行開始
一方で、障害者団体からの強い要望もあり、車いすスペースを拡大した新幹線車両が、各社・各路線で運行を開始した。JR東海のN700S系は、来年春のダイヤ改正時より、一部運用を固定する。
● JR北海道261系「ラベンダー編成」デビュー
昨年デビューの「はまなす編成」に続く。同様に一部定期特急で在来車を置き替える形で使用されるほか、臨時特急でも使用される。
● JR北海道 一挙18駅を廃止
1988(S63)年の青函トンネル開業時には615駅あったが(吉岡海底・竜飛海底・原生花園含む)、この廃止で345駅(奥津軽いまべつ含む)にまで減少。この他、管理を地元に移行した駅がある。
● 京浜急行バス 夜行バスから全面撤退
〔ノクターン〕〔ビーム1〕〔キャメル〕〔エディ〕からの撤退により、京浜急行バスの夜行バス事業は、3月いっぱいで全廃した。1985(S60)年スタートの〔ノクターン〕は、夜行バスブームの火付け役となった。共同運行会社が運行を継続する路線もあるが、〔キャメル〕は完全に廃止。
また、紙製時刻表が、各社で相次ぎ廃止になった。特に私鉄では、駅で配布していたポケット時刻表を廃止した所が大半で、ダイヤ改正毎に発行していた、冊子状の時刻表の発行を取りやめた所が少なくない。コロナ禍の状況があり、スマホ普及という事もあろうが、スマホなどのデバイスを持たない人への配慮が、今後求められるでしょう。
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 石北本線 端野~緋牛内間(キハ40形)
● いま、乗っておきたい列車 2021
2月号 北陸新幹線 安中榛名~軽井沢間(E7系)
● 速報 3月13日 JRグループダイヤ改正
3月号 東海道新幹線 三島~新富士間(N700系)
● JRダイヤ改正で 生活はこう変わる!
特別付録:特急運転系統図2021&ありがとうJR東日本185系ポスター
4月号 三陸鉄道 浪板海岸~岩手船越間(36-700形)
● 私鉄ダイヤ改正 ココに注目!
特別付録:JTB時刻表 オリジナルバッグ
5月号 横須賀線 北鎌倉~鎌倉間(E235系)
● 鉄道会社の「新しい生活様式」
6月号 トミックスショールーム(鉄道模型群)
● 今こそ始めよう!初めてのNゲージ鉄道模型
7月号 銚子電気鉄道 海鹿島~君ヶ浜間(2000形)
● 伊東 壮吾と巡る 夏のローカル線
特別付録:JTB時刻表 オリジナルチケットケース
8月号 留萌本線 峠下駅 (キハ54形)
● 留萌本線 ノスタルジー
9月号 JR東海923形・東急7500系・近鉄モワ24系
● 検測車両カタログ
10月号 伯備線 足立~新郷 (381系)
(グラビアなし)
特別付録:絶景鉄道カレンダー2022 思い出の名車両たち
11月号 小湊鐵道 上総山田~光風台間
●譲渡車両の魅力
12月号 七尾線・花嫁のれん
●観光列車セレクション
《裏表紙の広告》
原則として「JR繁忙期・閑散期カレンダー」となり、7月号のみ、JTBパブリッシングから刊行されている「渡航手続マニュアル2020」の広告になっています。
《定価》
1~12月号 1,205円(本体1,095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年もジャンルに関係なく、月毎に5つずつ記しました。全部は網羅できていない事は、ご承知おきください。コロナ禍関連は、敢えて除きました。
1月
◆ 米バイデン新政権発足と 直前の議事堂襲撃事件
◆ 核兵器禁止条約 発効
◆ 座間9人殺害事件 死刑判決確定
◆ 渡部 暁斗 ノルディック複合W杯最多タイ19勝目
◆ 田中 将大 日本球界に復帰
2月
◆ ミャンマー 軍部クーデター スーチー氏らを拘束
◆ IOC森会長 「女性蔑視発言」で辞任
◆ 総務省・農林水産省幹部 接待疑惑
◆ NASA探査機 火星着陸
◆ 地球温暖化防止「パリ協定」 アメリカ復帰
3月
◆ フランス・サルコジ元大統領 収賄容疑で実刑判決
◆ ヤフー・LINE経営統合と LINE個人情報の中国サーバー「漏洩」
◆ スリランカ人女性 入国在留管理局施設で死亡
◆ スエズ運河 日本所有の貨物船が座礁
◆ メーガン妃 英王室の人種差別の存在を「暴露」
4月
◆ 福島原発1号機汚染水 海洋放出決定
◆ 松山 英樹 マスターズ優勝
◆ 星出 彰彦氏搭乗「スペースX」 打ち上げ成功
◆ アマゾンCEO富豪ランキング1位と 労組結成をめぐる対立
◆ 欧州サッカー「スーパーリーグ」構想 挫折
5月
◆ 静岡県牧之原市 竜巻被害
◆ 国民投票法改正案 衆議院憲法審査会で可決
◆ 愛知県知事リコール署名偽造疑惑 団体事務局長ら逮捕
◆ ベラルーシ 旅客機強制着陸と 反体制ジャーナリスト拘束
◆ イタリア ロープウェイ落下事故
6月
◆ 中国 「反外国制裁法」成立
◆ 「漫画村」元運営者に実刑判決
◆ 飲酒運転トラック暴走 通学の児童5人死傷
◆ 静岡県知事選挙 反「リニア」川勝氏再選
◆ 上野動物園パンダ「シンシン」 双子出産
7月
◆ 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」世界自然遺産・「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録
◆ 保育園児 送迎バス車内で熱中症で死亡
◆ 法人税最低15%引き上げ G20で合意
◆ 大富豪の有人宇宙飛行競争
◆ 東京五輪 日本人史上最年少金メダリスト誕生
8月
◆ 東京五輪出場ベラルーシ陸上代表選手 ポーランドに亡命
◆ 小田急線 車内で刺傷事件
◆ アフガニスタン 米軍撤退完了 タリバン全土掌握
◆ 米ニューヨーク州クオモ知事 セクハラ問題で辞任
◆ 国内初の鉄道築堤「高輪築堤跡」 国の史跡に指定
9月
◆ デジタル庁発足
◆ 藤井 聡太 最年少で三冠獲得
◆ 米・英・豪「AUKUS」発足 フランスと確執
◆ 全世界規模でエネルギー価格急騰
◆ 「ゴルゴ13」作者 さいとう・たかを氏死去
10月
◆ 横綱白鵬 引退
◆ ノーベル物理学賞 真鍋 淑郎氏
◆ 連合新会長に芳野 友子氏 初の女性
◆ 衆議院解散総選挙 与党過半数維持 日本維新の会躍進
◆ 京王線 車内で刺傷事件
11月
◆ 松坂 大輔 引退登板
◆ 中国共産党幹部とプロテニスプレーヤー 不倫疑惑浮上
◆ 大谷 翔平 MLBアメリカンリーグMVP獲得
◆ 無免許運転の東京都議会議員 辞職表明
◆ 立憲民主党 新党首に泉 健太氏
12月
◆ インドネシア・ジャワ島 火山噴火
◆ アメリカ 北京冬季オリ・パラ「外交的ボイコット」表明
◆ 前澤 友作氏 日本の民間人で初のISS滞在
◆ アメリカ南部で竜巻被害
◆ 大阪 雑居ビルで火災 25人死亡
プロ野球日本シリーズ ヤクルト4-2オリックス MVP:中村 悠平
日本ダービー優勝馬 シャフリヤール 鞍上:福永 祐一
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● 来年の乗り物はどうなる
来年もまた、少なくとも1年間は、コロナ禍の影響を引きずる事になるのは間違いないでしょう。今年よりは良くなる、とは思いたいが、ここへきてオミクロン株市中感染で東京都の感染者が久しぶり50人超、「第6波」の兆しが見えてきていて、年末年始を何とか乗り切っても、その先は?という事になるかも知れません。「緊急事態宣言」なんて、もういい加減カンベンしてもらいたいのだが。
そんな状況ではあるが、秋には西九州新幹線・武雄温泉~博多間が開業します。これが、鉄道以外も含めて、交通業界最大のトピックとなるはずです。既に〔かもめ〕の愛称も決まり、車両のイラストも公表されています。あとは実物の出現を待つばかり、ではあるが、鹿児島ルート同様、先端の先行開業だし、博多~武雄温泉間の扱いが未だ定まらず、全部開業して効果が最大限発揮されるには、あと何年かかるの?というのが、置かれた現状だろうと思う。ともあれ、リレー特急を中心に、在来線はどう変わるのか。「ふたつぼし4047」も良いけれど、私はやはり、一般の特急に注目します。特に783系は、そろそろ去就が注目される事になるはずです。
また、上に挙げたように、只見線・越後川口~只見間が、やはり来年秋(西九州新幹線と同時?)の再開の予定で、観光シーズン(紅葉)には間に合わせたい意向のようです。被災前は「風っこ」も走ってはいたが、一般のローカル列車は1日3往復と、路線そのものが「秘境」と言える区間だったので、手間ヒマかけて再開させるからには、JRも地元も、よほどの覚悟を持って運営に臨む必要があるでしょう。
それ以前に3月13日の改正が、今年以上に「目玉商品」がない。JRでこの改正でデビューする完全な新形式は、東海の通勤型315系のみ。近鉄「あをによし」は12200系の改造だし、「伊予灘ものがたり」も185系だし…。何しろそれ以前に、小田急VSE50000形が引退(来春で定期運用離脱)という位なので、やはりあまり明るくはない春、だなあの印象は否めないです。JRも大手も、朝ラッシュ時の通勤路線からして減便、と言っているようでは…。やはりここは、西九州新幹線と、再来年と予想される東武N100系デビュー、宇都宮ライトレール開業を心待ちにする、のが、精神的にいいのかなあ、なんて考えたりします。
個人的には…どうも人々の鉄道の利用、旅行の形態、そんな中にどこか、いろいろな形で「格差」が生まれつつあるように感じられるのだが…。緊急事態宣言終了後にあちらこちら行った感想から来るのだけれど。特にコロナ禍以降、強まっている気がする。その正体が何か、が、うまくまとめきれないが。
あとは運賃・料金面でしょうか。全体的に値上げが目立つ中、小田急の「ICこども運賃50円均一」は一般的な話題にもなりました。他にも子供や家族連れを意識した運賃・料金や、企画券の金額の設定がいくつか見られるようです。「アフターコロナ」のターゲットは子供、なのか。
航空では、トキ エアというキャリアが運行準備を進めているようだが、就航はいつになるのか。バスや航空にもいろいろトピックがある事はあるだろうが、とにもかくにもこのコロナ禍がいい加減どうにか好転しないと、どんなに魅力的な車両が生み出されようが、どんなに素晴らしいサービスが展開されようが、「外出自粛」では何も生まれない。これは、交通事業者にはどうにもならない事だけれど、とにかく来年こそは、終息、とまでは行かなくても、去年・今年よりはずっといい年になるはずだし、なってもらいたいし、なってもらわないと困ります。辛抱はもうちょっとだけ、と、信じる事にしましょう。
(そのためには、我々も感染症防止対策をキチンとしないと。それが、乗り物のためでもあるのだから)
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
28日 香取 慎吾 結婚を発表
29日 香港 ネットメディア幹部7名 警察に逮捕
№2440 JTB時刻表 2022年1月号(JTBパブリッシング)
来年もまた、我慢の1年になってしまうのか、の2022(R4)年、この西暦が記された「JTB時刻表2022年1月号」が先週、発売になりました。
表紙は常磐線・末続~広野間を行く、E531系。日の出、なのだろうね。
実はこの記事は、仙台近郊のホテルから更新しているのだが、昨日、E531系でこの区間を通りました(踏切事故の影響でヘロヘロになってしまったけれど)。当然もう真っ暗で何も見えなかったが。でも、なぜいわき~原ノ町間もE531系?去年も乗っているけれど、5両編成では、明らかに輸送力過剰に思えるのだけれど。
「のりもの情報局」は、「JR東海 EX 旅のコンテンツポータルに奈良の観光プラン登場」「名古屋鉄道『高性能パノラマカー 7500系の奇跡 記念乗車券』発売」「弘南鉄道✖津軽鉄道 コラボ硬券記念セット第弐弾発売中」「JTBパブリッシング 『るるぶ チコちゃんの諸国漫遊カードゲーム』発売中&プレゼント」。
「カードゲーム」の、大阪府の難読地名、私は3つとも楽勝で読めましたけれどね。
編集部厳選 2022年の鉄道ニュース
来年は、鉄道開業150年なのか。でも、この状況でどこまで大々的に祝えるだろうか?そんな、2022年(と、それ以降)に予想される鉄道ニュースを展望。
しかし、来年春のダイヤ改正が先日各社からリリースされ、JTB時刻表でも次の2月号で詳報されるはずだが、この改正に関しては、明るい話題がほとんどない。何より、「目玉商品」が、今年以上にない。この改正でデビューする純粋な新型車両は、JR東海の通勤型315系のみ。それどころか、小田急のVSE50000形の定期運用が終わってしまうというのがビックリで、各社とも例外なく減量で、北海道も、ロイズタウン駅開業は大きく書かれているが、一方でまた7駅が廃止になる。合理化(ワンマン化、駅務の縮小等)も進む事になり、冴えないなあの印象は、ぬぐえない。
一番の期待は、やはり秋の西九州新幹線〔かもめ〕の開業でしょう。とはいえ、ここも先端部の部分開業で、博多からだと在来線特急からの乗り換えが必要になる。しかもこのルートは鹿児島ルートとは違って、未だに博多~武雄温泉間の扱いがどうなるかが決まっておらず、全通までには相当な期間を要する事が予想されます。ともかく、開業したら様々な状況を見つつも、今年中に(リレーの在来線特急も含めて)見に、乗りに行く予定にしています。
相鉄・東急の直通線は、上を走る道路の陥没があったのに、「2022年度下期」に開業できるのだろうか?東急側も既にホームの8連対応工事が進んでいるし、東京都6500形の東急線内の試運転も見かけたから、東急側は案外進捗が早いのかも知れない。でもこの相直が始まったら、特に相鉄はJRとの直通もあるし、ダイヤ編成及び車両運用は、相当シビアなものになると思われるが、どうなるのか。
再来年以降になるが、宇都宮ライトレールは、JTB時刻表では初登場。
その他、トピック(来年秋に予想される、只見線の全線再開はなかった)や新車両の話はいくらでもあるが、何よりこのコロナ感染禍がどうにかして落ち着いてくれないと、どんなに素晴らしい路線が開業しても、どんなに素敵な列車がデビューしても、簡単には乗りに行けない状況が続く事になる。場合によっては、一方でさらに減便・減車、下手すると廃線という事態にも、なりかねない。ここでは華やかそうなトピックスが並んだが、浮かれてばかりもいられない。私個人としては、冷静に鉄道を始めとする交通の動向を、注視していきたいと思っています。
今号では「お年玉プレゼントキャンペーン」があります。ロマンスカーミュージアムのトートバッグは、非売品なのか。欲しいなあ。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、JR九州の185系で、左2両が〔九州横断特急〕、右2両が〔A列車で行こう〕。185系はJR四国からの購入だが、九州に渡ったグループは、JR九州時代の方が長くなりました。
「ひと目でわかる!JR線 電化区間と複線区間」が掲載。前にも何回か書いたが、札沼線(北海道医療大学~新十津川間)は、列車がいきなり運行終了になってしまった2020(R2)年4月18日以降も、路線自体は存続していたのだから、「2020年5月6日限り」とするのが、正当ではないでしょうか。
最新の事項は、今年3月いっぱいの、日高本線・鵡川~様似間の廃止。
次の大きな変化は、秋の西九州新幹線・武雄温泉~長崎間の開業。なお、長崎本線・肥前山口(新幹線開業時に江北と改称)~諫早間は引き続きJR九州が運営するものの(「上下分離」で第2種鉄道事業者になる)、肥前浜~諫早間は電化設備を撤去して非電化となるそうです。
今年末年始は、限定的ながら東京・大阪とも一部終夜運転が行われる予定だが、ついに記載がありませんでした。臨時列車は〔スペーシア八王子きぬ〕等数本あって注目されるが、オミクロン株の影響を受ける事なく、全列車が無事に運行されて欲しい。
私鉄の時刻表は、津軽鉄道と弘南鉄道2路線(弘南線・大鰐線)、それに前号に引き続き、伊豆箱根鉄道の駿豆線、静岡鉄道、一畑電車、ことでん(高松琴平電気鉄道)3路線。伊豆箱根鉄道駿豆線は、最終電車などが「当面の間運休」と記載されているが、同じく運休になっていた大雄山線共々、16日より運行を再開しています。
会社線は、いよいよ25日に開業した、阿佐海岸鉄道のDMVの時刻が掲載になりました。基本は阿波海南文化村~(バス)~阿波海南~(鉄道)~甲浦~(バス)~道の駅宍喰温泉間で、平日13往復・土休日14往復(うち3往復は、現時点では2月27日まで運行予定)。所要片道35分。運賃は通算で大人800円。基本的には一部指定で、「発車オーライネット」または宍喰駅での事前購入。これとは別に、阿波海南文化村~室戸岬(海の駅とろむ)間の便が土休日1往復あり、全区間全席指定。所要が下り1時間27分・上り1時間31分。運賃は通算で大人2,400円。定員は座席のみ18人。北海道で開発が進んでいたはずなのに、結局第一号が四国とは。それに、後に続く所は、出てくるだろうか?
本文
日南線は、11日に全線の運行を再開しました。なお、1月11~13日は、日中の青島~油津間で、下り快速〔日南マリーン号〕を含む4往復が運休。1月13日は、豊肥本線・宮地~豊後竹田~三重町間でも、日中の普通列車が運休になります。
くまがわ鉄道は、11月28日より、肥後西村~湯前間で運行を再開していて、今号から時刻が掲載になっています。あさぎり駅構内に暫定的な基地が置かれているようで、下りは肥後西村→湯前間が平日4本・土休日6本、肥後西村→あさぎり間が平日・土休日各2本、あさぎり→湯前間が平日・土休日各1本。上りは湯前→肥後西村間が平日6本・土休日8本。9~14時台は、土休日のみ運行。あさぎり駅は行き違いができる駅だが、このダイヤでは行き違いの設定はない。なお、人吉温泉~肥後西村間は一部を除いて代行バスの接続があるが、掲載はない。休日は運行がないので注意(祝日以外の土曜日は運行)。南阿蘇鉄道もだが、JRと接続する部分が一番痛めつけられているのが、何とも堪える。早期の復旧を、期待したいです。
常磐線で2月26日に運行される〔ひたち92号(水戸偕楽園号)〕について、乗車券の取り扱い方が記されていました。水戸以遠から乗車して偕楽園で降りる場合は、赤塚までの乗車券が必要(臨時駅は営業キロを持たず、一つ先の駅の営業キロで計算されるので。本来なら偕楽園~赤塚間は復乗になってしまうが、上りホームがなくて停車のしようがないから、特例というわけ)。偕楽園で降りず、水戸まで戻ってきたら、赤塚までの乗車券と、赤塚~水戸間の乗車券が必要。偕楽園から水戸まで乗車する場合は、赤塚~水戸間の乗車券が必要。
(水戸~赤塚(通過扱い)~偕楽園~水戸間は快速になるので、特急料金は不要)
仙山線は雪対策(雪の影響による輸送障害の防止)のため、仙台6時10分発821Mは、1月8日~2月28日の間、奥新川及び面白山高原は通過になる。関連して、朝方の一部列車の一部区間で、時刻の変更が発生する。
次号は、来春・3月12日改正の詳報が掲載になるはずだが、前述の通り、今年以上に「目玉商品なき」改正となるので、どう書かれる事になるのか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
26日 インド洋大津波から17年 インドネシアで追悼式典
27日 文部科学省入試汚職事件 被告に懲役2年6ヶ月求刑
オミクロン株の拡散も不安な材料だが、それ以上に中心に大変な雪になっていて、日本海側ばかりか、彦根も記録的な大雪になって、例によってまた大渋滞が発生した上、近江鉄道では脱線事故も起きたという。近江鉄道の一件はここでは置くとして、雪による渋滞は全国各地で起きているが、去年も同じような事が頻発していて、今回も事前にかなりしつこく警告が出ていたと思うのに、また繰り返されてしまいました。歩行者を巻き添えにした事故が頻発しているとか、環境(特に温暖化)問題とかも含めて、「クルマ」に極度に依存した社会の弊害が出ているはずなのに、なかなか改まらない。日本は「全体主義の反対は、個人主義しかないのか」国だからと私は勝手に考えているのだが、上(政治・行政・経済界など)に「あれしろこれしろ」「あれするなこれするな」と大声を上げるのも結構だが、まずは我々自らが、ライフスタイルを根本的に考え直す事も、必要なのではないか。これは、新型コロナウィルス感染禍についても言えるような気がする。
表紙は常磐線・末続~広野間を行く、E531系。日の出、なのだろうね。
実はこの記事は、仙台近郊のホテルから更新しているのだが、昨日、E531系でこの区間を通りました(踏切事故の影響でヘロヘロになってしまったけれど)。当然もう真っ暗で何も見えなかったが。でも、なぜいわき~原ノ町間もE531系?去年も乗っているけれど、5両編成では、明らかに輸送力過剰に思えるのだけれど。
「のりもの情報局」は、「JR東海 EX 旅のコンテンツポータルに奈良の観光プラン登場」「名古屋鉄道『高性能パノラマカー 7500系の奇跡 記念乗車券』発売」「弘南鉄道✖津軽鉄道 コラボ硬券記念セット第弐弾発売中」「JTBパブリッシング 『るるぶ チコちゃんの諸国漫遊カードゲーム』発売中&プレゼント」。
「カードゲーム」の、大阪府の難読地名、私は3つとも楽勝で読めましたけれどね。
編集部厳選 2022年の鉄道ニュース
来年は、鉄道開業150年なのか。でも、この状況でどこまで大々的に祝えるだろうか?そんな、2022年(と、それ以降)に予想される鉄道ニュースを展望。
しかし、来年春のダイヤ改正が先日各社からリリースされ、JTB時刻表でも次の2月号で詳報されるはずだが、この改正に関しては、明るい話題がほとんどない。何より、「目玉商品」が、今年以上にない。この改正でデビューする純粋な新型車両は、JR東海の通勤型315系のみ。それどころか、小田急のVSE50000形の定期運用が終わってしまうというのがビックリで、各社とも例外なく減量で、北海道も、ロイズタウン駅開業は大きく書かれているが、一方でまた7駅が廃止になる。合理化(ワンマン化、駅務の縮小等)も進む事になり、冴えないなあの印象は、ぬぐえない。
一番の期待は、やはり秋の西九州新幹線〔かもめ〕の開業でしょう。とはいえ、ここも先端部の部分開業で、博多からだと在来線特急からの乗り換えが必要になる。しかもこのルートは鹿児島ルートとは違って、未だに博多~武雄温泉間の扱いがどうなるかが決まっておらず、全通までには相当な期間を要する事が予想されます。ともかく、開業したら様々な状況を見つつも、今年中に(リレーの在来線特急も含めて)見に、乗りに行く予定にしています。
相鉄・東急の直通線は、上を走る道路の陥没があったのに、「2022年度下期」に開業できるのだろうか?東急側も既にホームの8連対応工事が進んでいるし、東京都6500形の東急線内の試運転も見かけたから、東急側は案外進捗が早いのかも知れない。でもこの相直が始まったら、特に相鉄はJRとの直通もあるし、ダイヤ編成及び車両運用は、相当シビアなものになると思われるが、どうなるのか。
再来年以降になるが、宇都宮ライトレールは、JTB時刻表では初登場。
その他、トピック(来年秋に予想される、只見線の全線再開はなかった)や新車両の話はいくらでもあるが、何よりこのコロナ感染禍がどうにかして落ち着いてくれないと、どんなに素晴らしい路線が開業しても、どんなに素敵な列車がデビューしても、簡単には乗りに行けない状況が続く事になる。場合によっては、一方でさらに減便・減車、下手すると廃線という事態にも、なりかねない。ここでは華やかそうなトピックスが並んだが、浮かれてばかりもいられない。私個人としては、冷静に鉄道を始めとする交通の動向を、注視していきたいと思っています。
今号では「お年玉プレゼントキャンペーン」があります。ロマンスカーミュージアムのトートバッグは、非売品なのか。欲しいなあ。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、JR九州の185系で、左2両が〔九州横断特急〕、右2両が〔A列車で行こう〕。185系はJR四国からの購入だが、九州に渡ったグループは、JR九州時代の方が長くなりました。
「ひと目でわかる!JR線 電化区間と複線区間」が掲載。前にも何回か書いたが、札沼線(北海道医療大学~新十津川間)は、列車がいきなり運行終了になってしまった2020(R2)年4月18日以降も、路線自体は存続していたのだから、「2020年5月6日限り」とするのが、正当ではないでしょうか。
最新の事項は、今年3月いっぱいの、日高本線・鵡川~様似間の廃止。
次の大きな変化は、秋の西九州新幹線・武雄温泉~長崎間の開業。なお、長崎本線・肥前山口(新幹線開業時に江北と改称)~諫早間は引き続きJR九州が運営するものの(「上下分離」で第2種鉄道事業者になる)、肥前浜~諫早間は電化設備を撤去して非電化となるそうです。
今年末年始は、限定的ながら東京・大阪とも一部終夜運転が行われる予定だが、ついに記載がありませんでした。臨時列車は〔スペーシア八王子きぬ〕等数本あって注目されるが、オミクロン株の影響を受ける事なく、全列車が無事に運行されて欲しい。
私鉄の時刻表は、津軽鉄道と弘南鉄道2路線(弘南線・大鰐線)、それに前号に引き続き、伊豆箱根鉄道の駿豆線、静岡鉄道、一畑電車、ことでん(高松琴平電気鉄道)3路線。伊豆箱根鉄道駿豆線は、最終電車などが「当面の間運休」と記載されているが、同じく運休になっていた大雄山線共々、16日より運行を再開しています。
会社線は、いよいよ25日に開業した、阿佐海岸鉄道のDMVの時刻が掲載になりました。基本は阿波海南文化村~(バス)~阿波海南~(鉄道)~甲浦~(バス)~道の駅宍喰温泉間で、平日13往復・土休日14往復(うち3往復は、現時点では2月27日まで運行予定)。所要片道35分。運賃は通算で大人800円。基本的には一部指定で、「発車オーライネット」または宍喰駅での事前購入。これとは別に、阿波海南文化村~室戸岬(海の駅とろむ)間の便が土休日1往復あり、全区間全席指定。所要が下り1時間27分・上り1時間31分。運賃は通算で大人2,400円。定員は座席のみ18人。北海道で開発が進んでいたはずなのに、結局第一号が四国とは。それに、後に続く所は、出てくるだろうか?
本文
日南線は、11日に全線の運行を再開しました。なお、1月11~13日は、日中の青島~油津間で、下り快速〔日南マリーン号〕を含む4往復が運休。1月13日は、豊肥本線・宮地~豊後竹田~三重町間でも、日中の普通列車が運休になります。
くまがわ鉄道は、11月28日より、肥後西村~湯前間で運行を再開していて、今号から時刻が掲載になっています。あさぎり駅構内に暫定的な基地が置かれているようで、下りは肥後西村→湯前間が平日4本・土休日6本、肥後西村→あさぎり間が平日・土休日各2本、あさぎり→湯前間が平日・土休日各1本。上りは湯前→肥後西村間が平日6本・土休日8本。9~14時台は、土休日のみ運行。あさぎり駅は行き違いができる駅だが、このダイヤでは行き違いの設定はない。なお、人吉温泉~肥後西村間は一部を除いて代行バスの接続があるが、掲載はない。休日は運行がないので注意(祝日以外の土曜日は運行)。南阿蘇鉄道もだが、JRと接続する部分が一番痛めつけられているのが、何とも堪える。早期の復旧を、期待したいです。
常磐線で2月26日に運行される〔ひたち92号(水戸偕楽園号)〕について、乗車券の取り扱い方が記されていました。水戸以遠から乗車して偕楽園で降りる場合は、赤塚までの乗車券が必要(臨時駅は営業キロを持たず、一つ先の駅の営業キロで計算されるので。本来なら偕楽園~赤塚間は復乗になってしまうが、上りホームがなくて停車のしようがないから、特例というわけ)。偕楽園で降りず、水戸まで戻ってきたら、赤塚までの乗車券と、赤塚~水戸間の乗車券が必要。偕楽園から水戸まで乗車する場合は、赤塚~水戸間の乗車券が必要。
(水戸~赤塚(通過扱い)~偕楽園~水戸間は快速になるので、特急料金は不要)
仙山線は雪対策(雪の影響による輸送障害の防止)のため、仙台6時10分発821Mは、1月8日~2月28日の間、奥新川及び面白山高原は通過になる。関連して、朝方の一部列車の一部区間で、時刻の変更が発生する。
次号は、来春・3月12日改正の詳報が掲載になるはずだが、前述の通り、今年以上に「目玉商品なき」改正となるので、どう書かれる事になるのか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》
26日 インド洋大津波から17年 インドネシアで追悼式典
27日 文部科学省入試汚職事件 被告に懲役2年6ヶ月求刑
オミクロン株の拡散も不安な材料だが、それ以上に中心に大変な雪になっていて、日本海側ばかりか、彦根も記録的な大雪になって、例によってまた大渋滞が発生した上、近江鉄道では脱線事故も起きたという。近江鉄道の一件はここでは置くとして、雪による渋滞は全国各地で起きているが、去年も同じような事が頻発していて、今回も事前にかなりしつこく警告が出ていたと思うのに、また繰り返されてしまいました。歩行者を巻き添えにした事故が頻発しているとか、環境(特に温暖化)問題とかも含めて、「クルマ」に極度に依存した社会の弊害が出ているはずなのに、なかなか改まらない。日本は「全体主義の反対は、個人主義しかないのか」国だからと私は勝手に考えているのだが、上(政治・行政・経済界など)に「あれしろこれしろ」「あれするなこれするな」と大声を上げるのも結構だが、まずは我々自らが、ライフスタイルを根本的に考え直す事も、必要なのではないか。これは、新型コロナウィルス感染禍についても言えるような気がする。
№2426 「よんさんとお」復刻版 読んでみた 2.「みどりのページ」
JTBから復刻した「よんさんとお」、1968(S43)年10月白紙改正の時刻表を、毎月1回程度読み進めて、その印象を書き記す企画を、10月から始めています。
2回目は…「みどりのページ」と呼称していいのだろうか?「みどりの(丸数字)」のページです。
今月のお知らせの「ご注意」、「今までの時刻表は一切使用できなくなる」の注釈ですでに、今改正の熱量が伝わって来るようです。なお、「旅行プランの便宜のため早めにお届け(発売)」とあるが、いつ発売になったのかは、復刻版としての注釈にも記されていない。
当時は、路線別の時刻は、索引地図の他にも「目次」でも探す事が出来た。
「みどりの窓口」は、当時は索引地図には記されず(今だったら緑色に塗られている)、「みどりのページ」に一覧表がありました。「みどりの窓口」が始まったのは1965(S40)年というから、まだ3年程度しか経っていない。今と比べると数が全然少ない。小駅はもちろんだが、現代だったら(少なくとも当時としては)主要な駅と考えられるのに、まだない所が少なくない。紀勢本線の津は県庁所在地駅で特急〔くろしお〕も停車するのになかったし(松阪にはあった)、関西本線の亀山、山陰本線の上井(今の倉吉)・益田、北陸本線の糸魚川、上越線の越後湯沢、常磐線の土浦、羽越本線の鶴岡、函館本線の長万部、あたりもまだない。一方で日光や長野原(現長野原草津口)にはあった。どちらも観光地であり、上野へ直通する指定席を設定した急行が多数あったから、だろうか。
「エック」というのは、当時の交通公社の旅行商品で(後半のピンクのページ「国鉄の営業案内」にある)、列車の時刻を指定した上で、現地の私鉄・バス・船、それと宿泊料金がセットになったプランを販売する、というもののよう。「みどりの⑥⑦ページ」には東京をはじめとした首都圏発がないが、これが全てではない。コースによって出発期日が決まっている。面白いのは広島発着の「高知・桂浜・竜河洞エック」で、国鉄の鉄道・連絡船は一切使わない。高浜(今の松山観光港)まで(民間の)フェリー、高浜~高知間は時刻を指定したバスの利用になっているが、そういうバス路線があったのか?(当時の国鉄バス松山高知急行線には、そのような便の記載はなかった)。「エック」専用の貸切バスが仕立てられたのかも知れない。
「10月1日から誕生する新特急」はやはり、東北電車特急だろうか。「電車特急は、東北線方面では初の「月光」型寝台電車を使用する」の文言が、「よんさんとお」を象徴している。東京~青森間は2時間短縮、と記されているが、それでも〔はつかり1号〕で上野→青森間が8時間32分だから、隔世の感あり(今の最速〔はやぶさ〕だと、東京~新青森間2時間58分)。
「訂正表」では、「このほか訂正があったら、追録を発行する予定」とあるが、それが、復刻版としての巻頭グラビア7・8ページの訂正表なのだろう。大きな改正だけあって、編集が追い付かなかったのだろうか。編集はかなりバタバタしたのだろうねえ。
次回・来年からはいよいよ、メインの時刻表部分を読み進めていきます。まずは東海道新幹線と、新幹線を主体とする主要幹線連絡時刻表です。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
1日 中国での全大会中止 女子テニス協会発表
2日 飲酒運転根絶条例案 千葉県議会に提出
№2423 JTB時刻表 2021年12月号(JTBパブリッシング)
前回書いたとおり、23日の晩から山陰の旅に出かけていて、先ほど帰ってきたばかりです。来月書くが、帰り道にスマホのニュースアプリを開いたら、バス停に乗用車が突っ込んで、死傷者が出たとあってびっくりしました。私の自宅から、そんなに遠くない場所です。これもまたいつか書くかも知れないが、最近この手の事故が多発しています。事故の背景も見極めなければならないが、クルマに頼る生活は、私たち自身が進んで変えなければならない、上からの押し付けじゃなくて。環境だけでなく、いろいろな面で。そう思えてならないです。
帰りの飛行機から見下ろした東京の夜景、はっきり目が眩みました。
「2021年」としては最後となる「JTB時刻表2021年12月号」、先週発売になりました。
「のりもの情報局」は、「広島電鉄 神戸市電車両広島電鉄移籍50周年企画 リバイバルKOBE」開催中」「えちごトキめき鉄道 鉄道開業150周年記念 ホリデーツアーパス発売中」「青い森鉄道 青い森鉄道でGO!GO!縄文キャンペーン実施中」「大阪モノレール 鉄道むすめ『豊川まどか』記念乗車券発売」。
広電の旧神戸市電は582号車と1156号車が該当し、1156号車は広告ラッピングが施されているが、582号車は神戸市当時のカラーをそのまま残しています。582号車は1960(S35)年製でもう61年経つが、広電時代が圧倒的に長くなってしまいました。
今号では、カレンダー「新幹線2022」のプレゼントがあります。
観光列車セレクション
最近はやりの「観光列車」。「車窓も食もごちそう!」のサブタイトルの通り、食事と一体になった列車が取り上げられています。
そういえば、去年まではJR・私鉄を問わなければ、毎年少なくとも日本のどこかに1編成は、この手の「観光列車」がデビューしていたと思うのだが、今年はついに、新規デビューがありませんでした。コロナ禍の影響である事は今さら言うまでもなく、「不要不急」の外出の自粛が強く叫ばれるご時世では、鉄道の各列車でも、一番弱い立場にあるなあと思わされます。
一般の利用もできて、時刻表にも公示される列車(「花嫁のれん」「ろくもん」等)と、旅行会社等の旅行商品として発売される列車(「或る列車」「52席の至福」等)に大別できます。後者は、JTBの時刻表で書く列車としてはどうなんだろう、という気が、しないでもない。
以下はあくまで私個人の好みの問題でしかない、事をあらかじめお断りしておくが、正直この手の列車は、張り切って乗りに行きたい、とは思っていない。無論サービスの良い事は評価するが、それを超えた「至れり尽くせり」というのは、少々苦手なので。それに、食事やスイーツが立派過ぎて、どれもこれもかなりの高額。一部を除くと10,000円以上するので、簡単には乗りに行けないと思う。
むろんこれも、たぶん飛行機やバスではできない、鉄道ならではの試みであって、鉄道人気に一役買うものである事は認めるのだが、何度か書いているけれど、私は、鉄道復権の道は、「トータル的に向上させた車両そのもののアコモデーション」+「α」だと、今でも思っています。前半の各列車は水戸岡 鋭二氏デザインである事が共通しているが、彼の出世作となったJR九州787系〔つばめ〕がそうだった、でしょう?過去には私鉄の特急、小田急ロマンスカーの「走る喫茶室」とか、東武の特急で昔のDRCにあったサロンコーナーとかもそうだったと思います。だから、国鉄・JRの食堂車を筆頭にそれらがどんどんなくなっていく現状は、いろいろ理由があってやむを得ないとしても、やはり寂しいと思う(東武が再来年デビューさせるN100系にはカフェコーナーが設けられるらしいが)。
どの会社・どの路線でもやれるものではない、だろうが、やはりどこかがもう一度、はっきり言ってしまえば「富裕層向け」の観光列車ではなく、もう少し大衆性を持たせた列車を生み出して欲しいと思う。食事サービスももちろん歓迎するが、それにしたって、「B級グルメ」でいいのではないですか?大阪だったらたこ焼き、香川ならうどん。札幌はもちろんラーメン。日本各地、どこにでもあるものだから。座席はともかく、付帯サービスは、乗車した乗客全てが気軽に利用できるものを、もう一度期待したいです。
あと、これも以前どこかで書いたが(「36ぷらす3」の時だったっけ)、時刻表に公示される列車、特にJRでは大半が特急になっているのだが、特急というのは有料であれ無料であれ、車両の質も大事だが、とにかく早く目的地に行きたい人のためにあるはずだと思う。大半の観光列車の特急は定期特急に抜かれてしまうが、払う料金は同額なのに、それでいいのかと思う。それに、食事サービスがない列車も含めて、大半がキハ47などの旧式の車両で、中身は良くても「特急」としては?と思う(ここにはないが、近鉄「青の交響曲」もそう)。付帯設備に対する料金が欲しいのなら、特急料金とは違った、別の料金体系を考えるべきではないだろうか。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、東京メトロ半蔵門線の18000系。
終夜運転の案内は、去年に続いて今年も、今12月号ではナシ。一昨年2019(R元)年の12月号ではあったのだが、今現在では感染者数は大幅に減少してはいるものの、「第6波」の警戒は怠れず、JRの公式リリースにもないから、様子見なのだろう。私は、今シーズンも(私鉄・地下鉄含め)終夜運転はやらない事になるだろうと見ているが、今後のリリースに注目したいと思います。
終夜運転の記載はないが、初詣や初日の出観賞の列車は記載があります。関東地方では、快速でもE257系の列車が多いです(全車指定席)。
今号は、私鉄の時刻表もいくつか掲載がありました。伊豆箱根鉄道駿豆線、静岡鉄道、一畑電車、ことでん(高松琴平電気鉄道)3路線全てが掲載されています。
伊豆箱根鉄道駿豆線は去年の12月号にも掲載がありました。〔踊り子〕は、毎日運転の2往復のみになりました。全車指定席で、駿豆線内でも指定席料金が必要になったから、前後の普通列車の時刻の調整が行われるのかなあと思っていた(去年もそう書いた)のだがそんな事はなく、普通列車が最大25分空いてしまっている所もある。コロナ禍の影響で終電が繰り上がっているが、これも「当分の間運休」、のまま。現状の終電がこのまま固定化される事になると思われるのだが、来年あたりにダイヤ改正をやって、そこで正式な終電の時刻となるのだろうか。
一日乗車券「旅助け」の案内も書かれているが、スマホアプリ「RYDE PASS」で購入できるようになった事は、記されていない。スマホより、アニメやゲームを描いた特製「旅助け」の方だよ、という若い人も、少なくないだろうけれどねえ。
静岡鉄道は、コロナ禍の影響で全体的に減便が行われ、日中は10分間隔運転になっていたが、10月10日より一部復便し、日中は8分間隔、最終電車の繰り下げも行われている。ただし、コロナ禍前に運行があった、平日朝ラッシュ時の急行・通勤急行は復活していない(集中による「密」の防止を理由に挙げている)。
ことでんは、11月27日改正の志度線の時刻が掲載になっている。この路線もコロナ禍の影響で30分間隔に減便されていたが(それ以前は20分間隔だった)、これが24分間隔(平日朝の瓦町~大町間は12分間隔)に復便する。でも24分間隔というのは、中途半端な気がする。いつか20分間隔に戻ってもらいたいが。琴平線は、伏石駅が開業した去年の改正の時刻。
今後もこのように、定期的に地方ローカル私鉄の時刻の掲載をやって欲しいです。それが、ローカル私鉄の利用の促進にもつながるでしょう。
この他会社線では、関東の各ライナー列車、白樺湖・北八ヶ岳の観光路線に、一部高速バス。
冬の「青春18きっぷ」が、今年もあります!発売12月1~31日、利用期間12月10日~1月10日。夏はついに購入・利用する機会がなかったが、冬は買います、使います!
本文
日南線は台風被害の影響で、青島~志布志間が運休となっている(青島・宮崎~志布志間で代行バスを運行)が、今号では記されていない。〔海幸山幸〕は今月鹿児島中央~宮崎間で運行があり、次の土曜日・27日にも運行があるが(鹿児島中央10:10 → 13:28宮崎13:53 → 16:44鹿児島中央)、これも本文の記載はない。
ところで、今回行った山陰地方では、〔やくも5・9・13・17・21・25・29号〕〔やくも4・8・12・16・20・24・28号〕〔スーパーはくと6・9号〕が、コロナ禍の影響で運休になっていました。しかし、時刻表には列車毎の注釈がありません。確かに欄外に「新型コロナウィルス感染症の影響に伴い、一部の列車が運休している場合があります」と記されてはいるが、特に長距離の特急は、運休になってしまうと影響が大だと思う。〔くろしお〕や、東日本の〔成田エクスプレス〕もだが、運休そのものは致し方なしとしても、キチンと列車毎に運休の告知を記しておくべきではないか?JR西日本に限っても、〔はるか〕で取りやめになっている列車は時刻表から抹消されているのに、バランスを欠くのではないか。
会社線は、京成〔スカイライナー〕が全列車、運行を再開しました。一部列車の青砥停車は、本文では書かれていない(京成の公式WEBでは、下り3~13・21・29・37・45・53・61・69・77号、上り8・16・24・32・40・48・56・64・72~82号が青砥停車)。〔臨時ライナー〕も引き続き運行されているが、記載はない。
高速バスは相変わらず減便が多いが、東海バスの新宿~三島線は、土休日のみ新宿18時40分発・三島駅8時35分発(大平車庫始発)の運行を再開。夜行便では、年末年始限定で運行を再開するとアナウンスしている路線がいくつかあります。新宿~岡山・倉敷線は2路線が統合して〔ルミナス・マスカット号〕となっていながら「当面の間全便運休」となっているが、11月18日に再開しています。
営業案内
東北新幹線〔はやぶさ〕〔はやて〕〔やまびこ〕〔なすの〕、上越新幹線〔とき〕〔たにがわ〕、北陸新幹線〔かがやき〕〔はくたか〕〔あさま〕は、11月22日より⑧号車を「新幹線オフィス車両」として運用(土休日・年末年始などの繁忙期を除く)。必要な乗車券等を所持していれば誰でも利用できるが、事前予約は不可。
これで今年(2021(R3)年)分の発売は終わりました。
(来月に2022年1月号の発売がありますが…。)
例年通り、今年の更新最終日(12月31日の予定)の一回前、12月29日に、JTB時刻表に見る日本の交通の総まとめを行う予定です。
(年末は変則日程になる予定)
と言っても今年もまた日本の交通は新型コロナウィルス禍を逃れる事は出来ず、3月の首都圏各鉄道各線の終電一斉繰り上げに代表されるダイヤの減量が全国的に行われるなど、苦しい年が繰り返される事になりました。「オリ・パラ」輸送も、首都圏は無観客開催となったため中止になってしまったし。
明るい話題を探すのは難しく、明るくないものを含めても、〔踊り子〕の全面E257系置き換えと〔湘南〕運行開始、新幹線シェアオフィス車両設定開始、〔ムーンライトながら〕運行終了、上越新幹線E4系「MAX」引退、日高本線・鵡川~様似間廃止、JR北海道で合計18駅廃止、日南線・アルピコ交通が豪雨災害で長期不通、一方で久大本線・水郡線・上田電鉄が運行再開(くま川鉄道も28日に肥後西村~湯前間が再開)、「ロマンスカーミュージアム」オープン、などはあったが、正直探すのに苦労するなあ、という1年でした。あとは新幹線の車内公衆電話サービス終了、京浜急行バスの夜行バス廃止、とかでしょうか。純粋な新型車両も結局、JR東日本のE131系(3月に房総、11月に相模線)、だけです(京急1890番台は、1000形のバリエーション)。あとこの後の年末になるが、12月25日より、阿佐海岸鉄道のDMVがスタートします。
来年の日本の交通は…。1年を通して引き続き、コロナ禍を引きずる事は間違いない。去年・今年のような一大事にはならない、と思いたいが。その中で秋には西九州新幹線・武雄温泉~長崎間が開業の予定です。これが来年の交通業界で、最大の話題となるはずです。鹿児島ルートの時と同様、先端部が先行して開業するので、在来線リレー特急で博多方面と接続、となるが、その他の路線も含めて、この機にJR九州の特急はどう変わるか。特に783系の去就が注目されると思います。
また、10年前の豪雨で長らく不通が続いた、只見線・越後川口~只見間が、来年には運行を再開する予定です。再開区間は福島県が線路・施設を保有する「第3種鉄道事業者」、JR東日本が列車を走らせて営業を行う「第2種鉄道事業者」の「上下分離方式」になります。被災前から利用が極めて少ない区間なので、再開させるからには、JRも、県など自治体も、地元住民も、一体となって只見線を盛り立てていく意気込みが必要でしょう。
あとは今の所目立った、特に明るい話題は聞こえてこない。JR北海道が既に来春のダイヤ改正の方針を発表、また列車の廃止や特急の減車、駅の廃止ばかりが目立つ(一方でロイズタウン駅新規開業や、名寄高校駅移転開業、H100形追加導入によるローカル列車のスピードアップ、とかもあるのだが)けれど、JR東日本も来春の減量ダイヤが表明されているし、他のJRも、JR以外も、ダイヤがどうなるのか、懸念材料は少なくないです。また、運賃・料金面でも様々動きがありそうです。値上げが多くなりそうだが、小田急の「ICこども運賃50円均一」はどのような評価が下される事になるのだろうか。
来年一年もまたコロナに振り回される事になろうが、その先の「アフターコロナ」に向けた、明るい燭光が見える年になって欲しいと願います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
24日 移民乗船のボート 英仏海峡で転覆 27人死亡確認
25日 普天間基地辺野古移設の設計変更 沖縄県知事 不承認を国に通知
帰りの飛行機から見下ろした東京の夜景、はっきり目が眩みました。
「2021年」としては最後となる「JTB時刻表2021年12月号」、先週発売になりました。
「のりもの情報局」は、「広島電鉄 神戸市電車両広島電鉄移籍50周年企画 リバイバルKOBE」開催中」「えちごトキめき鉄道 鉄道開業150周年記念 ホリデーツアーパス発売中」「青い森鉄道 青い森鉄道でGO!GO!縄文キャンペーン実施中」「大阪モノレール 鉄道むすめ『豊川まどか』記念乗車券発売」。
広電の旧神戸市電は582号車と1156号車が該当し、1156号車は広告ラッピングが施されているが、582号車は神戸市当時のカラーをそのまま残しています。582号車は1960(S35)年製でもう61年経つが、広電時代が圧倒的に長くなってしまいました。
今号では、カレンダー「新幹線2022」のプレゼントがあります。
観光列車セレクション
最近はやりの「観光列車」。「車窓も食もごちそう!」のサブタイトルの通り、食事と一体になった列車が取り上げられています。
そういえば、去年まではJR・私鉄を問わなければ、毎年少なくとも日本のどこかに1編成は、この手の「観光列車」がデビューしていたと思うのだが、今年はついに、新規デビューがありませんでした。コロナ禍の影響である事は今さら言うまでもなく、「不要不急」の外出の自粛が強く叫ばれるご時世では、鉄道の各列車でも、一番弱い立場にあるなあと思わされます。
一般の利用もできて、時刻表にも公示される列車(「花嫁のれん」「ろくもん」等)と、旅行会社等の旅行商品として発売される列車(「或る列車」「52席の至福」等)に大別できます。後者は、JTBの時刻表で書く列車としてはどうなんだろう、という気が、しないでもない。
以下はあくまで私個人の好みの問題でしかない、事をあらかじめお断りしておくが、正直この手の列車は、張り切って乗りに行きたい、とは思っていない。無論サービスの良い事は評価するが、それを超えた「至れり尽くせり」というのは、少々苦手なので。それに、食事やスイーツが立派過ぎて、どれもこれもかなりの高額。一部を除くと10,000円以上するので、簡単には乗りに行けないと思う。
むろんこれも、たぶん飛行機やバスではできない、鉄道ならではの試みであって、鉄道人気に一役買うものである事は認めるのだが、何度か書いているけれど、私は、鉄道復権の道は、「トータル的に向上させた車両そのもののアコモデーション」+「α」だと、今でも思っています。前半の各列車は水戸岡 鋭二氏デザインである事が共通しているが、彼の出世作となったJR九州787系〔つばめ〕がそうだった、でしょう?過去には私鉄の特急、小田急ロマンスカーの「走る喫茶室」とか、東武の特急で昔のDRCにあったサロンコーナーとかもそうだったと思います。だから、国鉄・JRの食堂車を筆頭にそれらがどんどんなくなっていく現状は、いろいろ理由があってやむを得ないとしても、やはり寂しいと思う(東武が再来年デビューさせるN100系にはカフェコーナーが設けられるらしいが)。
どの会社・どの路線でもやれるものではない、だろうが、やはりどこかがもう一度、はっきり言ってしまえば「富裕層向け」の観光列車ではなく、もう少し大衆性を持たせた列車を生み出して欲しいと思う。食事サービスももちろん歓迎するが、それにしたって、「B級グルメ」でいいのではないですか?大阪だったらたこ焼き、香川ならうどん。札幌はもちろんラーメン。日本各地、どこにでもあるものだから。座席はともかく、付帯サービスは、乗車した乗客全てが気軽に利用できるものを、もう一度期待したいです。
あと、これも以前どこかで書いたが(「36ぷらす3」の時だったっけ)、時刻表に公示される列車、特にJRでは大半が特急になっているのだが、特急というのは有料であれ無料であれ、車両の質も大事だが、とにかく早く目的地に行きたい人のためにあるはずだと思う。大半の観光列車の特急は定期特急に抜かれてしまうが、払う料金は同額なのに、それでいいのかと思う。それに、食事サービスがない列車も含めて、大半がキハ47などの旧式の車両で、中身は良くても「特急」としては?と思う(ここにはないが、近鉄「青の交響曲」もそう)。付帯設備に対する料金が欲しいのなら、特急料金とは違った、別の料金体系を考えるべきではないだろうか。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、東京メトロ半蔵門線の18000系。
終夜運転の案内は、去年に続いて今年も、今12月号ではナシ。一昨年2019(R元)年の12月号ではあったのだが、今現在では感染者数は大幅に減少してはいるものの、「第6波」の警戒は怠れず、JRの公式リリースにもないから、様子見なのだろう。私は、今シーズンも(私鉄・地下鉄含め)終夜運転はやらない事になるだろうと見ているが、今後のリリースに注目したいと思います。
終夜運転の記載はないが、初詣や初日の出観賞の列車は記載があります。関東地方では、快速でもE257系の列車が多いです(全車指定席)。
今号は、私鉄の時刻表もいくつか掲載がありました。伊豆箱根鉄道駿豆線、静岡鉄道、一畑電車、ことでん(高松琴平電気鉄道)3路線全てが掲載されています。
伊豆箱根鉄道駿豆線は去年の12月号にも掲載がありました。〔踊り子〕は、毎日運転の2往復のみになりました。全車指定席で、駿豆線内でも指定席料金が必要になったから、前後の普通列車の時刻の調整が行われるのかなあと思っていた(去年もそう書いた)のだがそんな事はなく、普通列車が最大25分空いてしまっている所もある。コロナ禍の影響で終電が繰り上がっているが、これも「当分の間運休」、のまま。現状の終電がこのまま固定化される事になると思われるのだが、来年あたりにダイヤ改正をやって、そこで正式な終電の時刻となるのだろうか。
一日乗車券「旅助け」の案内も書かれているが、スマホアプリ「RYDE PASS」で購入できるようになった事は、記されていない。スマホより、アニメやゲームを描いた特製「旅助け」の方だよ、という若い人も、少なくないだろうけれどねえ。
静岡鉄道は、コロナ禍の影響で全体的に減便が行われ、日中は10分間隔運転になっていたが、10月10日より一部復便し、日中は8分間隔、最終電車の繰り下げも行われている。ただし、コロナ禍前に運行があった、平日朝ラッシュ時の急行・通勤急行は復活していない(集中による「密」の防止を理由に挙げている)。
ことでんは、11月27日改正の志度線の時刻が掲載になっている。この路線もコロナ禍の影響で30分間隔に減便されていたが(それ以前は20分間隔だった)、これが24分間隔(平日朝の瓦町~大町間は12分間隔)に復便する。でも24分間隔というのは、中途半端な気がする。いつか20分間隔に戻ってもらいたいが。琴平線は、伏石駅が開業した去年の改正の時刻。
今後もこのように、定期的に地方ローカル私鉄の時刻の掲載をやって欲しいです。それが、ローカル私鉄の利用の促進にもつながるでしょう。
この他会社線では、関東の各ライナー列車、白樺湖・北八ヶ岳の観光路線に、一部高速バス。
冬の「青春18きっぷ」が、今年もあります!発売12月1~31日、利用期間12月10日~1月10日。夏はついに購入・利用する機会がなかったが、冬は買います、使います!
本文
日南線は台風被害の影響で、青島~志布志間が運休となっている(青島・宮崎~志布志間で代行バスを運行)が、今号では記されていない。〔海幸山幸〕は今月鹿児島中央~宮崎間で運行があり、次の土曜日・27日にも運行があるが(鹿児島中央10:10 → 13:28宮崎13:53 → 16:44鹿児島中央)、これも本文の記載はない。
ところで、今回行った山陰地方では、〔やくも5・9・13・17・21・25・29号〕〔やくも4・8・12・16・20・24・28号〕〔スーパーはくと6・9号〕が、コロナ禍の影響で運休になっていました。しかし、時刻表には列車毎の注釈がありません。確かに欄外に「新型コロナウィルス感染症の影響に伴い、一部の列車が運休している場合があります」と記されてはいるが、特に長距離の特急は、運休になってしまうと影響が大だと思う。〔くろしお〕や、東日本の〔成田エクスプレス〕もだが、運休そのものは致し方なしとしても、キチンと列車毎に運休の告知を記しておくべきではないか?JR西日本に限っても、〔はるか〕で取りやめになっている列車は時刻表から抹消されているのに、バランスを欠くのではないか。
会社線は、京成〔スカイライナー〕が全列車、運行を再開しました。一部列車の青砥停車は、本文では書かれていない(京成の公式WEBでは、下り3~13・21・29・37・45・53・61・69・77号、上り8・16・24・32・40・48・56・64・72~82号が青砥停車)。〔臨時ライナー〕も引き続き運行されているが、記載はない。
高速バスは相変わらず減便が多いが、東海バスの新宿~三島線は、土休日のみ新宿18時40分発・三島駅8時35分発(大平車庫始発)の運行を再開。夜行便では、年末年始限定で運行を再開するとアナウンスしている路線がいくつかあります。新宿~岡山・倉敷線は2路線が統合して〔ルミナス・マスカット号〕となっていながら「当面の間全便運休」となっているが、11月18日に再開しています。
営業案内
東北新幹線〔はやぶさ〕〔はやて〕〔やまびこ〕〔なすの〕、上越新幹線〔とき〕〔たにがわ〕、北陸新幹線〔かがやき〕〔はくたか〕〔あさま〕は、11月22日より⑧号車を「新幹線オフィス車両」として運用(土休日・年末年始などの繁忙期を除く)。必要な乗車券等を所持していれば誰でも利用できるが、事前予約は不可。
これで今年(2021(R3)年)分の発売は終わりました。
(来月に2022年1月号の発売がありますが…。)
例年通り、今年の更新最終日(12月31日の予定)の一回前、12月29日に、JTB時刻表に見る日本の交通の総まとめを行う予定です。
(年末は変則日程になる予定)
と言っても今年もまた日本の交通は新型コロナウィルス禍を逃れる事は出来ず、3月の首都圏各鉄道各線の終電一斉繰り上げに代表されるダイヤの減量が全国的に行われるなど、苦しい年が繰り返される事になりました。「オリ・パラ」輸送も、首都圏は無観客開催となったため中止になってしまったし。
明るい話題を探すのは難しく、明るくないものを含めても、〔踊り子〕の全面E257系置き換えと〔湘南〕運行開始、新幹線シェアオフィス車両設定開始、〔ムーンライトながら〕運行終了、上越新幹線E4系「MAX」引退、日高本線・鵡川~様似間廃止、JR北海道で合計18駅廃止、日南線・アルピコ交通が豪雨災害で長期不通、一方で久大本線・水郡線・上田電鉄が運行再開(くま川鉄道も28日に肥後西村~湯前間が再開)、「ロマンスカーミュージアム」オープン、などはあったが、正直探すのに苦労するなあ、という1年でした。あとは新幹線の車内公衆電話サービス終了、京浜急行バスの夜行バス廃止、とかでしょうか。純粋な新型車両も結局、JR東日本のE131系(3月に房総、11月に相模線)、だけです(京急1890番台は、1000形のバリエーション)。あとこの後の年末になるが、12月25日より、阿佐海岸鉄道のDMVがスタートします。
来年の日本の交通は…。1年を通して引き続き、コロナ禍を引きずる事は間違いない。去年・今年のような一大事にはならない、と思いたいが。その中で秋には西九州新幹線・武雄温泉~長崎間が開業の予定です。これが来年の交通業界で、最大の話題となるはずです。鹿児島ルートの時と同様、先端部が先行して開業するので、在来線リレー特急で博多方面と接続、となるが、その他の路線も含めて、この機にJR九州の特急はどう変わるか。特に783系の去就が注目されると思います。
また、10年前の豪雨で長らく不通が続いた、只見線・越後川口~只見間が、来年には運行を再開する予定です。再開区間は福島県が線路・施設を保有する「第3種鉄道事業者」、JR東日本が列車を走らせて営業を行う「第2種鉄道事業者」の「上下分離方式」になります。被災前から利用が極めて少ない区間なので、再開させるからには、JRも、県など自治体も、地元住民も、一体となって只見線を盛り立てていく意気込みが必要でしょう。
あとは今の所目立った、特に明るい話題は聞こえてこない。JR北海道が既に来春のダイヤ改正の方針を発表、また列車の廃止や特急の減車、駅の廃止ばかりが目立つ(一方でロイズタウン駅新規開業や、名寄高校駅移転開業、H100形追加導入によるローカル列車のスピードアップ、とかもあるのだが)けれど、JR東日本も来春の減量ダイヤが表明されているし、他のJRも、JR以外も、ダイヤがどうなるのか、懸念材料は少なくないです。また、運賃・料金面でも様々動きがありそうです。値上げが多くなりそうだが、小田急の「ICこども運賃50円均一」はどのような評価が下される事になるのだろうか。
来年一年もまたコロナに振り回される事になろうが、その先の「アフターコロナ」に向けた、明るい燭光が見える年になって欲しいと願います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
24日 移民乗船のボート 英仏海峡で転覆 27人死亡確認
25日 普天間基地辺野古移設の設計変更 沖縄県知事 不承認を国に通知
№2410 「よんさんとお」復刻版 読んでみた 1.索引地図
10月6日、1968(S43)年10月号、鉄道史に名を残す国鉄の白紙改正「よん・さん・とお」の復刻版が発売されました。以前にも電子書籍版が発売されていたが、待望の紙の時刻表です。 今月から月1回程度、復刻版を読んだ印象を、少しづつ書き記していきたいと思います。
「よん・さん・とお」と、それ以前はどう違う?というのは、直前の時刻表はないから比較のしようがありません。あっても、手に負えないだろうと思う。なので、あくまで令和の世の現状からみて、当時はどうだった?という目線で書く事になります。
当然一度にたくさんは書けず、ほんの少しづつ、読んでみた印象を書き連ねる事になるので、できるだけ手短に書くつもりだが、相当な期間(ひょっとして数年?)を要する事になると思うが、ご承知おきください。
最初に書店で手に取った印象として、「思いの外薄い」と感じました。全体のページ数は測っていないが、今2021年11月号と比較で、1/3、あるいはそれ以下ではないかと。復刻版では旅館・ホテル一覧表のページを省略しているという事もあるが、グラビアもないし。当時の「180円」の価格は、東海道新幹線のビュフェのカレーライスと同じだが、今の価値だとどの程度のレベルになるのか。
(復刻版は10%の税込みで1,980円、2021年11月号は税込み1,205円)
今回は索引地図。デザインそのものは、後に分割・民営化でJRになり、「国鉄監修」ではなくなってからも続くものになっています。一般周遊券の周遊指定地も緑の網で描かれているので。読みやすくなっているかな?の印象がありました。
国鉄・私鉄・バス等々、当時はなかった路線も、逆に当時はあったのになくなってしまった路線も、多数あります。ここではそのあたりを中心に書きます。
全体として今と比較すると、空港のマークがない。県庁所在地駅の二重丸は赤色の二重丸、そのほかの市の代表駅を(私鉄のみ、バスのみも含めて)白の二重丸で表していた。一方で「みどりの窓口」所在駅は、索引地図では区別されていない(この後の緑色のページに記載があるが、今よりだいぶ少ない)。
九州地方(P2・3):福岡の炭鉱輸送の路線が、ほぼそのまま存在する。「特定地方交通線」以前に廃線になった幸袋線(小竹~二瀬)や世知原線(肥前吉井~世知原)、臼ノ浦線(佐々~臼ノ浦)、細島線(日向市~細島)がある。皆1~4駅の短路線。後の高千穂線(→高千穂鉄道→廃線)は日ノ影までの開通で日ノ影線、後の大隅線(→廃線)は国分~海潟間が開通しておらず、古江線と称していた。長崎本線は喜々津~浦上間の、肥前古賀経由の新線が開通していない。筑肥線は、博多~姪浜間は地下鉄開通前の、筑前高宮経由のルート。また、東唐津と唐津はつながっていない。
私鉄では大分交通や鹿児島交通があり、熊本電鉄は菊池まで走っていた(藤崎宮の路線がなぜか記されていない)。
なお、沖縄は返還前だからだろう、与論~那覇間の航路以外は一切記載がない。
中国地方(P4・5):山陰本線の今の倉吉は上井(あげい)と称し、ここから分岐して、後に廃止になる倉吉線に倉吉駅(ここが市の代表駅)があった(4年後に上井→倉吉・倉吉→打吹と改称)。三江線は口羽~浜原間が未開通で、三次~口羽間が三江南線・浜原~江津間が三江北線と称していた。口羽~浜原間の交通の記載がない。連絡船で宇高航路・宮島航路の他、仁堀航路・大島航路があった。
私鉄では井笠鉄道があり、下津井電鉄も茶屋町からの分岐だった。一畑電鉄の現雲州平田は、当時も雲州平田と称していた。当時は旧平田市(今は合併して出雲市)の代表駅で、2年後に平田市と改称。
四国地方(P4・5):後に土佐くろしお鉄道となる中村線は土佐佐賀まで、中村にはまだ到達していない。予土線も江川崎~若井間が未開通で、宇和島線と称していた。窪川~江川崎間は国鉄バスが連絡していた。牟岐線は牟岐まで。後にごめんなはり線が開業する後免~安芸間には、土佐電気鉄道が運行されている。
近畿・中部地方(P6・7):何しろ湖西線が未開通。江若鉄道が浜大津~近江今津間で運行されていた。国鉄は篠山線(篠山口~福住)があり、舞鶴線には東舞鶴~中舞鶴間の支線があった。中部地方は、後に愛知環状鉄道となる岡多線は、影も形もない。越美北線は勝原まで。
私鉄は、石川県には、北陸鉄道の路線が相当数残されていた。尾小屋鉄道も健在。一方で近鉄鳥羽線がまだ開通していない。静岡鉄道は、駿遠線が新藤枝~大井川間のみ残存していた(2年後廃線)が、現存する静岡~清水間の静岡清水線は記載がない。
関東地方(P8・9):只見線が全通していない。なぜか、既に只見に到達している福島県側が(会津滝ノ原(現会津高原尾瀬口)への路線と共に)「会津線」で、大白川までだった新潟県側が「只見線」と称している。現吾妻線の長野原線は、本体は長野原(現長野原草津口)までだったが、長野原~太子間の支線があった。五日市線も武蔵五日市~武蔵岩井間の支線がある。鹿島臨海鉄道はもちろん、鹿島線も開通していない。外房線は房総東線、内房線は房総西線と称していた。
私鉄は、上田交通は現別所線以外にも丸子町・真田・傍陽への路線があった。越後交通も鉄道線があり、新潟交通、蒲原鉄道も全線が運営されていた。東野鉄道も健在。成田空港がまだないから、京成は成田まで(国鉄と同じ駅に発着しているように書かれている)。
東北地方(P10・11):気仙沼線は本吉~気仙沼間のみ開通していて、現在鉄道として残存する前谷地~柳津間はまだ。川俣線が残っていた。後に三陸鉄道に転換される各路線は、この時点では全く開通していない。今の八戸は尻内と称し、南部鉄道が五戸へ延びていた(ただし、時刻表刊行時点では地震のため不通になっていて、結局立ち直れず廃線となる)。
私鉄はこの他、山形交通・庄内交通・羽後交通・福島臨海鉄道の鉄道線が残っているが、皆国鉄線の支線的な、短区間の路線だった。福島交通も福島・伊達~梁川・掛田の路線があった。十和田観光電鉄の終点だった十和田市は、当時は三本木と称していた。
北海道地方(P12・13):当然石勝線は開通していない。「特定地方交通線」以外にも、根北線(斜里~越川)・胆振線(京極~脇方間の支線)があった。札沼線は石狩沼田で留萌本線と接続していた。千歳線は、苗穂~上野幌間は旧ルートで、途中の東札幌から定山渓鉄道が分岐していた。
私鉄は野幌~夕張本町間の夕張鉄道、黒松内~寿都間の寿都鉄道、釧路からの雄別鉄道、さらには羽幌炭鉱鐡道、留萌鉄道、士別軌道、そして歌登町営軌道も健在。
神戸・大阪・京都付近(P14・15):和歌山線の和歌山付近が複雑で、田井ノ瀬から紀和を経由(途中紀伊中ノ島で阪和線と接続)し、南海の和歌山市に発着していた。本来の和歌山発着は連絡線的な扱い。
私鉄は泉北高速鉄道、近鉄難波線がまだ開通していない。能勢電鉄は川西能勢口~川西国鉄前の区間が残る一方、日生線が開通前。南海多奈川線の深日港からは、淡路島だけでなく、徳島、高知への航路があった。
名古屋付近(P15):伊勢線(現伊勢鉄道)は未開通。名鉄はある程度、支線の整理が一段落した頃と思われるが、上挙母~大樹寺間の支線が残されている。一方で知多新線・羽島線・豊田線は未開通。新安城は今村と称していた。
東京付近(P16):かなり意外だが、1ページしか充てられず、船橋(東武野田線)より東の千葉県は、ここでは出てこない。武蔵野線は開通していないし、根岸線はまだ磯子まで。競馬場支線が国分寺~東京競馬場間を走っていた。
後の多摩ニュータウンへの路線は、京王も小田急もまだ開通していない(京王相模原線は、まだ京王多摩川まで。小田急は新百合ヶ丘駅がない)。東急は砧線が残っているし、渋谷~二子玉川園(現二子玉川)は、まだ玉川線。田園都市線はつくし野まで。東急は鉄道線も、都内の一部の駅が省略されている。京急の久里浜線は三浦海岸までで、久里浜~三崎公園(現三崎港)間のバス路線が記されている。なお、井土ヶ谷の「土」の字が「戸」になってしまっていた。
地下鉄はまだ全体の路線数が少ないためか、東京(今の銀座・丸の内・日比谷・東西・浅草線)も名古屋(今の東山・名城線)も大阪(今の御堂筋・谷町・四ツ橋・中央線)も、別枠にはなっていない(一部区間のみ開通の路線がまだ大半)。また、いわゆる「路面電車」は、当時は横浜や京都などにも残っていたが、西鉄北九州線以外は記載がない。。
あとは、国鉄バスのネットワークが相当広い。国鉄も私鉄もバスも、残っていたらファンがわんさか押しかけそうな路線ばかりでした。
これからはおいおい、各路線・地域ごとの時刻を、本当に簡単なものになると思うが、令和の現代との単純比較を中心にチェックしていきます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JR東日本は、来年3月までの1年間の業績を下方修正し、1,600億円と2年連続の赤字になる見通しと発表しました。ボーナスカットの可能性に言及しているほか、さらにコスト削減を進めるとしていて、いよいよ首都圏でも、ワンマン運転を実施・拡大する路線が増えてきそうです。びゅうプラザも(元々コロナ禍とは関係なく)閉鎖が進んでいるし、みどりの窓口も廃止になる所が、急速に増えてくるでしょう。駅務体制そのものにも影響が出てきそうで、今後1~2年の間で、利用に大きな影響が出てきそうです。JR東海も2年連続の最終赤字の見通しと言っているし、この2社でこうなら、他のJR、そしてJR以外の私鉄・公営も推して知るべし、だと思う。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
27日 リニア中央新幹線中津川トンネル工事現場で崩落 作業員死亡
(政府調達マスク8000万枚余り未配布 会計検査院指摘)
28日 三菱自動車 プラグインハイブリッド車新モデル 9年ぶり発表
(ワクチン「ブースター接種」 2回接種者全員対象 厚生労働省分科会で一致)
№2409 JTB時刻表2021年11月号(JTBパブリッシング)
「JTB時刻表2021年11月号」、先週の20日に発売になりました。
「のりもの情報局」は、「弘南鉄道×津軽鉄道 コラボ硬券セット発売中」「箱根登山鉄道 箱根登山ケーブルカー(「ル」の字が抜けてしまっていました…)開業100周年キャンペーン開催中」「南海電鉄 5枚セット学文路駅入場券発売中」「三岐鉄道 2022年オリジナルカレンダー発売中」「道南いさりび鉄道 オリジナルタオルハンカチ発売中」。
南海の入場券、今月買いました!来月書きたいと思います。コロナ禍の影響なのか、今シーズンは発売開始が相当早いです。
懐かしの車両が今も活躍 譲渡車両の魅力
この所、JTB時刻表のグラビアもどこか「マニアック」というか、一般鉄道趣味誌並みの企画が目立つ気がします。
表紙がグラビア連動で、小湊鐵道に移籍したキハ40形(上総山田~光風台間)、一瞬東北地方かと勘違いしてしまったが、ずいぶんヘビーな車を入れたと思う。レイアウトもキハ200形とはだいぶ違って、現行ロング→クロスシートになるのは、JRとは方向性が逆になるのかと思うが、やはり新車両は入れられなかったのだろうか。現在単行で使用できる中古車両で、ある程度まとまって手に入るのはキハ40形しかない、という事だろう。JRのDCが地方に移籍する例は過去にもあるが、ほとんど国鉄時代の形式で、JRになってからの形式はまだ少ない(JR東海→ひたちなか海浜鉄道のキハ11形のみ)。小湊のキハ40形は今の所イベント列車のみの運行で、今日現在では、一般の列車への運用がいつになるかは記されていない。
(なお、10月18日に全線の運行を再開している)
えちごトキめき鉄道の455・413系は、本当は413系は急行色をまとった事はもちろんないが、編成のバランスを考え、クハ455形を優先したのだろう。413系の近郊色もいつかは見てみたい(413系は国鉄時代のデビュー時が既に当時の北陸地域色の赤+白帯で、旧近郊色をまとった事はないが、ムード本位で)。
静岡鉄道→熊本電鉄は、昭和時代にも300形があった。
電化された地方私鉄だと、現状では18m3ドアが適当なサイズで、だからメトロ03系、京王3000系が人気になるのだろうが、しかしメトロ日比谷線も京王井の頭線も20m4ドアになったから、今後は中古市場では(数十年先になるだろうが)あまり注目されなくなるかもしれない。今回は出てこないが、やはり東急が昔も今も変わらず人気で、養老鉄道がいまさら7700系(旧7000系)を導入したのは驚かされたが、池上線・東急多摩川線は今後も18m3ドアで行くようだから、有力な中古市場となり続けるだろう。現在も東急にある程度残留する1000系、あるいは相当先になるはずだが現行の7000系は、またどこか場所を変えて走る事になるかも知れない。
有料特急車両が中古で走るようになったのは、平成以降の傾向か。ここにはないが、富山地鉄で西武5000系レッドアローがあり(1編成は「アルプスエキスプレス」に改装)、大井川鐵道では近鉄の吉野特急用16000系が、普通電車で走っていたりする。基本的に短い編成には合わないから改造が大変そうだが(長電の元JR253系は、最初から3連があった)、今後も観光の目玉として購入する所が現れるかもしれない。富士急は、以前は富士山の南側で行き交っていた編成が、今度は北側で顔を合わせる事になったのが面白い。
本当は4ページでは足りないくらいで、譲渡車両も確かに「魅力的」だが、一方で特に中小は、自社オリジナルの車両がほとんどなくなってきているのが、少々寂しくも感じられる。ここに譲渡先として名前が挙がっている会社の大半は、自社オリジナルの車両がもう存在しない。しかし、ローカル私鉄が生き残るためにはそうならざるを得ないと、割り切って考えるしかないのでしょう。
「おもな駅のご案内」では、先月号から既に記載されているが、JR東日本の「びゅうプラザ」が相次いで閉店します。新宿は来年1月16日、上野は12月12日、大宮は11月10日、品川は11月26日、横浜は11月15日が、それぞれ最終営業日。なおJR東日本公式Webでは、観光情報発信機能を持たせた「駅たびコンシェルジュ」を開業させるとの事だが、場所等詳細はまだ発表されていない。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、五能線の「リゾートしらかみ」(くまげら編成)。左のイラストは、きりたんぽですかね?(「11」をきりたんぽで表現しているようだ)
冬の臨時列車が発表になったが、初詣の列車はまだない(コロナ禍だからではなさそうで、一昨年2019(R元)年の11月号も、掲載がまだだった)。
〔スペーシア八王子きぬ〕が、1月29日の八王子→鬼怒川温泉・1月30日の鬼怒川温泉→八王子に設定があります(途中立川・新秋津・北朝霞・大宮・栃木・新鹿沼・下今市・東武ワールドスクエアに停車。全部チェックしていないから断言できないが、通常の新宿~鬼怒川温泉間以外でスペーシアが走るのは、だいぶ久しぶりの事ではないだろうか?
会社線は、京王の10月30日からのライナー列車を掲載。土休日のみ全列車明大前に停車、高尾山口発着は上下とも〔Mt.TAKAO号〕の名称で運行。また、西武の〔S-TRAIN〕〔拝島ライナー〕、京急の〔モーニング・ウィング〕〔イブニング・ウィング〕も掲載。〔イブニング・ウィング20・22号〕は現在は臨時列車の扱いになっているが、12月の忘年会シーズンは、運行があるだろうか?忘年会はやりません、という企業が多いというリサーチの結果もあるようだし。
本文
冬の臨時列車が発表になっているが、東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸は、基本的には掲載が相変わらずなくてスカスカ。上越はガーラ湯沢のオープン(12月11日予定)に合わせた臨時〔たにがわ〕の設定もいくつかあるが。
(よくよく思えば、湯沢のスキー場に行く列車の名前が〔たにがわ〕というのは、少し違う気も、しないではない)
常磐線は前年の全線運行再開から時を経て、先月の「赤色ふわもこコキア号」に続いて、臨時特急の設定が活発になってきています。
まず12月18・25日には、〔冬をまるごと仙台松島号〕を運行。
下り 水戸8:27 → 13:02小牛田
停車駅:勝田・日立・高萩・泉・いわき・原ノ町・仙台・松島
上り 小牛田18:24 → 23:26水戸
停車駅:松島・仙台・原ノ町・いわき・泉・高萩・日立・勝田
E653系 全車指定席
1月には〔冬の宮城ホッと温泉号〕を運行。
下り 土浦7:54 → 13:02小牛田 1月15・22日運行
停車駅:石岡・友部・赤塚・水戸・勝田・日立・高萩・泉・いわき・原ノ町・仙台・松島
(水戸・勝田・日立・高萩は〔冬をまるごと仙台松島号〕と時刻が異なる)
上り 小牛田12:20→ 18:06土浦 1月16・23日運行
停車駅:松島・仙台・原ノ町・いわき・泉・高萩・日立・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡
E653系 全車指定席
仙台~小牛田間を昼行特急が走るのは、いつ以来だろう?
さらに2月26日には、仙台→水戸・偕楽園間の片道で、〔ひたち92号(水戸偕楽園号)〕を運行。仙台8:36 → 12:31水戸、だが、先に水戸に11時59分に着いたのち快速に変更、赤塚で折り返して(客扱いなし)、偕楽園に停車したのち、再度水戸に到着して終点。偕楽園の臨時駅は下りしか停車できないので、この形態になったと考えられる。
仙台→勝田は「赤色ふあもこコキア」とスジは近いが時刻が微妙に異なり、停車駅は岩沼・亘理・原ノ町・いわき・湯本・泉・勝田・水戸・偕楽園で、「コキア」が停車していた富岡と広野には停車しない。E653系で全車指定席(特急区間)は同じ。
帰りとなる下りはやはり運行しない。定期〔ひたち19号〕の利用を、という事だろう。ただそうなると、偕楽園での鑑賞時間が、せいぜい4時間程度しかなくなるが。
東海道本線では、11月6・7日に運行される〔あたみ〕に続き、1月22・23日には〔花咲く熱海満喫号〕を運行。
下り 甲府8:06 → 11:17熱海
停車駅:石和温泉・山梨市・塩山・大月・八王子・小田原・湯河原
上り 熱海16:33 → 19:44甲府
停車駅:湯河原・小田原・八王子・大月・塩山・山梨市・石和温泉
E257系 全車指定席(グリーン車なし)
11月28日には、富士山マラソンの臨時〔富士回遊〕を運行。
下り 富士回遊95号(富士山マラソン号) 新宿5:21 → 7:17河口湖
停車駅:立川・八王子・富士山・富士急ハイランド(富士急行線内のみの利用は不可)
上り 富士回遊96号(富士山マラソン号) 河口湖15:57 →17:59新宿
停車駅:富士急ハイランド・富士山・下吉田・都留文科大学前・大月・八王子・立川
E257系 全車指定席(グリーン車なし) 指定席の発売済み区間を知らせるランプがなく、座席未指定券等で利用する場合は、指定席特急券保有者が来た場合に席を変わる事になる。
会社線は、京急が久里浜線の減量が行われた10月18日のダイヤを掲載。ここでは解らないが、平日のみ日中は半数が京急久里浜折返しとなり、京急久里浜~三崎口間は10→20分間隔になる。基本的には、浅草線直通の快特(ファン的には「SH」快特)が京急久里浜で10分程停車し、京急久里浜折返しとなった泉岳寺発着の快特(いわゆる「A」快特)と接続を取る形になる。なぜそうしたのだろう?どちらも快特なのだし、「SH」が京急久里浜で長時間停車する必要はないはず。やはりクロスシート車2100形が中心の「A」快特の方が、同じ快特でも上位に位置する、という事なのだろうか?
京成スカイライナーは10月30日より全列車、ここには記載がないが南海ラピートも10月30日より土休日のみ全列車、運行を再開。ラピートが土休日だけになるのは、閉鎖されていた関西空港の展望ホールが土休日のみ再開になる、という事もあるのだろうか?(ただし、5月のダイヤ改正時より、日中は60分間隔に削減されている)
JRバスの首都圏~京阪神間の高速バスは、10月28日に改正。全便が新東名高速道路経由に変更・統一になり、今号では時刻の掲載がないが、昼便は新城(道の駅もっくる新城)で乗降を共に取り扱う。西日本JRバス単独運行の〔横浜グラン昼特急大阪号〕も、新城に停車する。なお、10月28日以降も一部便が運休する(西日本JRバスのサイトに拠ると、〔ドリームルリエ〕と〔グランドリーム〕1往復は、11月2日出発から運行を再開する)。
「12月30日(木)→1月3日(月)は休日ダイヤで運転されます」の欄外の文言に、もうそういう時期かという感はあるが、今シーズンの年末年始輸送、特に、昨シーズンは全て取りやめになった終夜運転は、どうなりますかねえ?今の所、感染者数は激減しているが、やはりもう1シーズンは、慎重になるのではないかと思う。来月には運行の有無が関係各社から発表になると思われ、例年通りなら次の12月号にある程度掲載があるはずだが、他の初詣臨時と共に、注目されると思います。
ところで、「よん・さん・とお」復刻版、買いました!50年以上前の出来事なので今とは全然比べ物にならない、が、次回から月に1回、現代の時刻表について書いた次の回くらいに、「よん・さん・とお」復刻版について感想を連ねてみたいと思います。「よん・さん・とお」以前との比較、ではなく、令和の今の世と比べてどうか、という目線になります。全部読んで書き終わるまで、結構時間がかかるとは思うが、「昔はこんなんだったんだ」という感じで見てもらえればと思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JR東日本・JR西日本は今日、新幹線を中心としたグリーン料金・グランクラス料金の値上げを発表しました。来年春から(具体的な実施時期は別途)。対象は東北・秋田・山形・上越・北陸(JR西日本区間を含む)各新幹線のグランクラス及びグリーン車の料金、在来線特急列車のグリーン車の料金、〔サフィール踊り子〕のプレミアムグリーン及びグリーン個室の料金。
(JR北海道の北海道新幹線は値上げしない)
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
24日 自転車世界選手権 佐藤 水菜 ケイリン銀メダル 日本女子初
(茨城県 新型コロナウィルス感染者なし 370日ぶり)
25日 スーダン 軍がクーデター 首相・閣僚ら拘束
(KMバイオロジクス 自社開発3回目接種用ワクチン 年内の臨床実験開始を表明)
26日 H2Aロケット44号機 打ち上げ成功
(新型コロナウィルスワクチン2回接種 全人口の70%超)
「のりもの情報局」は、「弘南鉄道×津軽鉄道 コラボ硬券セット発売中」「箱根登山鉄道 箱根登山ケーブルカー(「ル」の字が抜けてしまっていました…)開業100周年キャンペーン開催中」「南海電鉄 5枚セット学文路駅入場券発売中」「三岐鉄道 2022年オリジナルカレンダー発売中」「道南いさりび鉄道 オリジナルタオルハンカチ発売中」。
南海の入場券、今月買いました!来月書きたいと思います。コロナ禍の影響なのか、今シーズンは発売開始が相当早いです。
懐かしの車両が今も活躍 譲渡車両の魅力
この所、JTB時刻表のグラビアもどこか「マニアック」というか、一般鉄道趣味誌並みの企画が目立つ気がします。
表紙がグラビア連動で、小湊鐵道に移籍したキハ40形(上総山田~光風台間)、一瞬東北地方かと勘違いしてしまったが、ずいぶんヘビーな車を入れたと思う。レイアウトもキハ200形とはだいぶ違って、現行ロング→クロスシートになるのは、JRとは方向性が逆になるのかと思うが、やはり新車両は入れられなかったのだろうか。現在単行で使用できる中古車両で、ある程度まとまって手に入るのはキハ40形しかない、という事だろう。JRのDCが地方に移籍する例は過去にもあるが、ほとんど国鉄時代の形式で、JRになってからの形式はまだ少ない(JR東海→ひたちなか海浜鉄道のキハ11形のみ)。小湊のキハ40形は今の所イベント列車のみの運行で、今日現在では、一般の列車への運用がいつになるかは記されていない。
(なお、10月18日に全線の運行を再開している)
えちごトキめき鉄道の455・413系は、本当は413系は急行色をまとった事はもちろんないが、編成のバランスを考え、クハ455形を優先したのだろう。413系の近郊色もいつかは見てみたい(413系は国鉄時代のデビュー時が既に当時の北陸地域色の赤+白帯で、旧近郊色をまとった事はないが、ムード本位で)。
静岡鉄道→熊本電鉄は、昭和時代にも300形があった。
電化された地方私鉄だと、現状では18m3ドアが適当なサイズで、だからメトロ03系、京王3000系が人気になるのだろうが、しかしメトロ日比谷線も京王井の頭線も20m4ドアになったから、今後は中古市場では(数十年先になるだろうが)あまり注目されなくなるかもしれない。今回は出てこないが、やはり東急が昔も今も変わらず人気で、養老鉄道がいまさら7700系(旧7000系)を導入したのは驚かされたが、池上線・東急多摩川線は今後も18m3ドアで行くようだから、有力な中古市場となり続けるだろう。現在も東急にある程度残留する1000系、あるいは相当先になるはずだが現行の7000系は、またどこか場所を変えて走る事になるかも知れない。
有料特急車両が中古で走るようになったのは、平成以降の傾向か。ここにはないが、富山地鉄で西武5000系レッドアローがあり(1編成は「アルプスエキスプレス」に改装)、大井川鐵道では近鉄の吉野特急用16000系が、普通電車で走っていたりする。基本的に短い編成には合わないから改造が大変そうだが(長電の元JR253系は、最初から3連があった)、今後も観光の目玉として購入する所が現れるかもしれない。富士急は、以前は富士山の南側で行き交っていた編成が、今度は北側で顔を合わせる事になったのが面白い。
本当は4ページでは足りないくらいで、譲渡車両も確かに「魅力的」だが、一方で特に中小は、自社オリジナルの車両がほとんどなくなってきているのが、少々寂しくも感じられる。ここに譲渡先として名前が挙がっている会社の大半は、自社オリジナルの車両がもう存在しない。しかし、ローカル私鉄が生き残るためにはそうならざるを得ないと、割り切って考えるしかないのでしょう。
「おもな駅のご案内」では、先月号から既に記載されているが、JR東日本の「びゅうプラザ」が相次いで閉店します。新宿は来年1月16日、上野は12月12日、大宮は11月10日、品川は11月26日、横浜は11月15日が、それぞれ最終営業日。なおJR東日本公式Webでは、観光情報発信機能を持たせた「駅たびコンシェルジュ」を開業させるとの事だが、場所等詳細はまだ発表されていない。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、五能線の「リゾートしらかみ」(くまげら編成)。左のイラストは、きりたんぽですかね?(「11」をきりたんぽで表現しているようだ)
冬の臨時列車が発表になったが、初詣の列車はまだない(コロナ禍だからではなさそうで、一昨年2019(R元)年の11月号も、掲載がまだだった)。
〔スペーシア八王子きぬ〕が、1月29日の八王子→鬼怒川温泉・1月30日の鬼怒川温泉→八王子に設定があります(途中立川・新秋津・北朝霞・大宮・栃木・新鹿沼・下今市・東武ワールドスクエアに停車。全部チェックしていないから断言できないが、通常の新宿~鬼怒川温泉間以外でスペーシアが走るのは、だいぶ久しぶりの事ではないだろうか?
会社線は、京王の10月30日からのライナー列車を掲載。土休日のみ全列車明大前に停車、高尾山口発着は上下とも〔Mt.TAKAO号〕の名称で運行。また、西武の〔S-TRAIN〕〔拝島ライナー〕、京急の〔モーニング・ウィング〕〔イブニング・ウィング〕も掲載。〔イブニング・ウィング20・22号〕は現在は臨時列車の扱いになっているが、12月の忘年会シーズンは、運行があるだろうか?忘年会はやりません、という企業が多いというリサーチの結果もあるようだし。
本文
冬の臨時列車が発表になっているが、東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸は、基本的には掲載が相変わらずなくてスカスカ。上越はガーラ湯沢のオープン(12月11日予定)に合わせた臨時〔たにがわ〕の設定もいくつかあるが。
(よくよく思えば、湯沢のスキー場に行く列車の名前が〔たにがわ〕というのは、少し違う気も、しないではない)
常磐線は前年の全線運行再開から時を経て、先月の「赤色ふわもこコキア号」に続いて、臨時特急の設定が活発になってきています。
まず12月18・25日には、〔冬をまるごと仙台松島号〕を運行。
下り 水戸8:27 → 13:02小牛田
停車駅:勝田・日立・高萩・泉・いわき・原ノ町・仙台・松島
上り 小牛田18:24 → 23:26水戸
停車駅:松島・仙台・原ノ町・いわき・泉・高萩・日立・勝田
E653系 全車指定席
1月には〔冬の宮城ホッと温泉号〕を運行。
下り 土浦7:54 → 13:02小牛田 1月15・22日運行
停車駅:石岡・友部・赤塚・水戸・勝田・日立・高萩・泉・いわき・原ノ町・仙台・松島
(水戸・勝田・日立・高萩は〔冬をまるごと仙台松島号〕と時刻が異なる)
上り 小牛田12:20→ 18:06土浦 1月16・23日運行
停車駅:松島・仙台・原ノ町・いわき・泉・高萩・日立・勝田・水戸・赤塚・友部・石岡
E653系 全車指定席
仙台~小牛田間を昼行特急が走るのは、いつ以来だろう?
さらに2月26日には、仙台→水戸・偕楽園間の片道で、〔ひたち92号(水戸偕楽園号)〕を運行。仙台8:36 → 12:31水戸、だが、先に水戸に11時59分に着いたのち快速に変更、赤塚で折り返して(客扱いなし)、偕楽園に停車したのち、再度水戸に到着して終点。偕楽園の臨時駅は下りしか停車できないので、この形態になったと考えられる。
仙台→勝田は「赤色ふあもこコキア」とスジは近いが時刻が微妙に異なり、停車駅は岩沼・亘理・原ノ町・いわき・湯本・泉・勝田・水戸・偕楽園で、「コキア」が停車していた富岡と広野には停車しない。E653系で全車指定席(特急区間)は同じ。
帰りとなる下りはやはり運行しない。定期〔ひたち19号〕の利用を、という事だろう。ただそうなると、偕楽園での鑑賞時間が、せいぜい4時間程度しかなくなるが。
東海道本線では、11月6・7日に運行される〔あたみ〕に続き、1月22・23日には〔花咲く熱海満喫号〕を運行。
下り 甲府8:06 → 11:17熱海
停車駅:石和温泉・山梨市・塩山・大月・八王子・小田原・湯河原
上り 熱海16:33 → 19:44甲府
停車駅:湯河原・小田原・八王子・大月・塩山・山梨市・石和温泉
E257系 全車指定席(グリーン車なし)
11月28日には、富士山マラソンの臨時〔富士回遊〕を運行。
下り 富士回遊95号(富士山マラソン号) 新宿5:21 → 7:17河口湖
停車駅:立川・八王子・富士山・富士急ハイランド(富士急行線内のみの利用は不可)
上り 富士回遊96号(富士山マラソン号) 河口湖15:57 →17:59新宿
停車駅:富士急ハイランド・富士山・下吉田・都留文科大学前・大月・八王子・立川
E257系 全車指定席(グリーン車なし) 指定席の発売済み区間を知らせるランプがなく、座席未指定券等で利用する場合は、指定席特急券保有者が来た場合に席を変わる事になる。
会社線は、京急が久里浜線の減量が行われた10月18日のダイヤを掲載。ここでは解らないが、平日のみ日中は半数が京急久里浜折返しとなり、京急久里浜~三崎口間は10→20分間隔になる。基本的には、浅草線直通の快特(ファン的には「SH」快特)が京急久里浜で10分程停車し、京急久里浜折返しとなった泉岳寺発着の快特(いわゆる「A」快特)と接続を取る形になる。なぜそうしたのだろう?どちらも快特なのだし、「SH」が京急久里浜で長時間停車する必要はないはず。やはりクロスシート車2100形が中心の「A」快特の方が、同じ快特でも上位に位置する、という事なのだろうか?
京成スカイライナーは10月30日より全列車、ここには記載がないが南海ラピートも10月30日より土休日のみ全列車、運行を再開。ラピートが土休日だけになるのは、閉鎖されていた関西空港の展望ホールが土休日のみ再開になる、という事もあるのだろうか?(ただし、5月のダイヤ改正時より、日中は60分間隔に削減されている)
JRバスの首都圏~京阪神間の高速バスは、10月28日に改正。全便が新東名高速道路経由に変更・統一になり、今号では時刻の掲載がないが、昼便は新城(道の駅もっくる新城)で乗降を共に取り扱う。西日本JRバス単独運行の〔横浜グラン昼特急大阪号〕も、新城に停車する。なお、10月28日以降も一部便が運休する(西日本JRバスのサイトに拠ると、〔ドリームルリエ〕と〔グランドリーム〕1往復は、11月2日出発から運行を再開する)。
「12月30日(木)→1月3日(月)は休日ダイヤで運転されます」の欄外の文言に、もうそういう時期かという感はあるが、今シーズンの年末年始輸送、特に、昨シーズンは全て取りやめになった終夜運転は、どうなりますかねえ?今の所、感染者数は激減しているが、やはりもう1シーズンは、慎重になるのではないかと思う。来月には運行の有無が関係各社から発表になると思われ、例年通りなら次の12月号にある程度掲載があるはずだが、他の初詣臨時と共に、注目されると思います。
ところで、「よん・さん・とお」復刻版、買いました!50年以上前の出来事なので今とは全然比べ物にならない、が、次回から月に1回、現代の時刻表について書いた次の回くらいに、「よん・さん・とお」復刻版について感想を連ねてみたいと思います。「よん・さん・とお」以前との比較、ではなく、令和の今の世と比べてどうか、という目線になります。全部読んで書き終わるまで、結構時間がかかるとは思うが、「昔はこんなんだったんだ」という感じで見てもらえればと思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JR東日本・JR西日本は今日、新幹線を中心としたグリーン料金・グランクラス料金の値上げを発表しました。来年春から(具体的な実施時期は別途)。対象は東北・秋田・山形・上越・北陸(JR西日本区間を含む)各新幹線のグランクラス及びグリーン車の料金、在来線特急列車のグリーン車の料金、〔サフィール踊り子〕のプレミアムグリーン及びグリーン個室の料金。
(JR北海道の北海道新幹線は値上げしない)
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
24日 自転車世界選手権 佐藤 水菜 ケイリン銀メダル 日本女子初
(茨城県 新型コロナウィルス感染者なし 370日ぶり)
25日 スーダン 軍がクーデター 首相・閣僚ら拘束
(KMバイオロジクス 自社開発3回目接種用ワクチン 年内の臨床実験開始を表明)
26日 H2Aロケット44号機 打ち上げ成功
(新型コロナウィルスワクチン2回接種 全人口の70%超)
№2398 JTB時刻表2021年10月号(JTBパブリッシング)
ようやく、と言っていいのか、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が、国レベルでは全て解除される事になりました。地方自治体レベルではもう少しいろいろな制限があるだろうし、大規模なイベントはまだ自粛が必要になるのかも知れないが、とりあえず、本当にホッと一息です。人の生活とダイレクトに連動するウィルス感染の事、まだまだ油断はならないが、一方でワクチンの接種も軌道に乗ってきているようで、ちょっとは希望が持てるようになったのかも知れません。これで、秋の行楽シーズンはどうなるか。今年も10月の祝日がないので、本格的には祝日が2日あり、紅葉が南の方でも見頃を迎える11月くらいから、観光シーズンが戻って来るのではないだろうか。我慢に我慢を重ねてきた乗り物たちも、張り切って行楽輸送にあたって欲しいと思います。我々も、引き続き感染対策に気を配りながら(難しい事は要求されていないはずだ)、秋の日本(…海外はまだ無理っぽいが…)を楽しみたいと思います。
その秋の日本を楽しむためのお供、「JTB時刻表2021年10月号」が21日に発売になりました。
「JR西日本 ダイヤ改正」がメインになっているからか、表紙は伯備線・足立~新郷間の381系〔やくも〕。〔踊り子〕からの185系引退により、最後の国鉄型電車特急となりました。〔やくも〕自体(含め特急)は、今回は変更なし。
「のりもの情報局」は、「青い森鉄道×IGRいわて銀河鉄道『盛岡~青森間鉄道開通130周年記念 もりもりフリーパス発売』」「天夢人『やすこーんの鉄道イロハ 9月18日発売』」「JTBパブリッシング『JTBのカレンダー 新幹線2020』」。
去年の10月号に続き、今号もグラビア企画はありませんでした。編集時点(今号は8月25日締め切り)では秋の状況は解らないから、大声で「さあ、○○に出かけよう!」とは、やはり書きづらいだろう。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、ついに引退、E4系「MAX」。
山手線は、渋谷駅の工事のため、10月23~24日、内回りの池袋→大崎間が運休。外回りも減便。外回り+池袋~上野~東京~品川~大崎の区間運転という形態になるのだろう。渋谷駅は去年も埼京線ホーム移転があり、銀座線のホームも移転して久しいが、鉄道に関しては、そろそろ大詰めなのだろうか。
会社線は、掲載内容は大方前9月号と同じ。他には11月4~30日のアルペンルートで、室堂~美女平間のバスと、美女平~立山間のケーブルカーのみ掲載。
「おトクなきっぷ情報」に「立山黒部アルペンきっぷ」があり、11月30日のアルペンルート今季営業終了まで(発売は11月23日まで)利用できるが、常々思うのだが、どうして、東京など関東地方発の設定がないのだろう?昔の「ルート周遊券」にはアルペンルートのコースの設定があったが、周遊券廃止後は、関東地方発着のアルペンルートの企画券が存在しない。JR東日本の意向なのか?
本文
表紙には大きく「2021年10月2日 JR西日本ダイヤ改正」と謳われているが、実態は各地の普通列車の削減なので、寂しい限り。
特集のページでもあらましがあったが、JR西日本各支社からのリリースも合わせて読んで、新ダイヤをチェックしてみます。
(列車番号は、基本的には現行)
金沢支社
● 小浜線:下り8929M(土休日運休)・935M・949Mと939Mの東舞鶴→小浜間、上り920M・930M・934M・952Mを取りやめ。現行947M→新943Mは小浜から先は約29分繰り下げ、小浜→敦賀間の最終となる。951M(→新945M)は約41分繰り上げ。932M(→新928M)は約32分繰り下げ。950M(→新944M)は約23分繰り下げ、敦賀→小浜間の最終となる。現在は土休日運休の8926Mは、新ダイヤでは924Mとして、毎日運行。下りの933M(→新931M)と、上りの932M(→新928M)は、工事運休となる場合がある(今10月号時点では運休の予定はない)。
● 越美北線:下り723Dと、735Dの越前大野→九頭竜湖間、上り720D・726D・738Dを取りやめ。代わりに下り733D・上り736Dが越前大野~九頭竜湖間を延長し、同区間の最終列車となる。 現行の738Dは越前大野止まり、その先は行けなくなるので、九頭竜湖から福井へ行く最終は、逆に1時間30分繰り下がる。一方で福井からの初列車は9時08分と、相当遅くなる(九頭竜湖まで行く列車としては、変わりない)。下りの725D(→新723D)と、上りの728D(→新724D)は、工事運休となる場合がある(今10月号時点では運休の予定はない)。
● 城端線:全列車ワンマン化。
近畿統括本部(アーバンネットワーク)
● JR京都線(東海道本線):土休日日中の京都~高槻間普通8往復を取りやめ、高槻始終着に短縮。
● JR神戸線(山陽本線):土休日午前中の須磨~西明石間普通4往復を取りやめ、須磨始終着に短縮。
● 琵琶湖線(北陸本線):日中の米原~長浜間新快速5往復を取りやめ、米原始終着に短縮。同区間は60分間隔に削減。
● 山陽本線・赤穂線:日中の姫路~相生~播州赤穂間普通4往復、相生~上郡間5往復を取りやめ。同区間は60分間隔に削減。
● 大和路線(関西本線):日中の奈良~加茂間快速4往復を取りやめ、奈良発着に短縮(いずれも、加茂での亀山発着列車への接続はない)。同区間は60分間隔に削減。
和歌山支社
● きのくに線(紀勢本線):紀伊田辺~周参見間の下り2341M・上り2338M、紀伊勝浦~新宮間の下り2325M・2337M・上り2325M・2342Mを土休日のみ取りやめ(平日は運行)。
● 和歌山線:日中の和歌山~粉河間4往復を取りやめ。同区間は60分間隔に削減。
福知山支社
● 山陰本線:園部~胡麻間の下り1191M・1193M・上り1190M・1192Mを土休日のみ取りやめ(平日は運行)。城崎温泉→福知山間424Mは、城崎温泉→豊岡間の土休日のみ取りやめ(平日は運行)。浜坂~鳥取間の下り549D(土休日運休)は、約19分繰り上げ(豊岡からの187Dからの接続時間は短縮される)。上り548D(土休日548K)は、約22分繰り上げ。
岡山支社
● 山陽本線:岡山~福山間下り快速〔サンライナー〕3737M・3739M(土休日運休)・上り5782M・5784M(土休日運休)は取りやめ(5782Mは、岡山→長船間(1982M)は引き続き毎日運行)。岡山(0時04分発)→倉敷間の5881Mが取りやめとなり(備前片上→岡山間(1987M)は引き続き運行)、同区間の最終は岡山23時37分発備中高梁行1851Mとなって、27分の繰り上げ。
●瀬戸大橋線(宇野線):現在金・土曜日のみ運行している、岡山→茶屋町間の9697Mを取りやめ。
● 津山線:岡山~津山間の下り970D・上り965D、岡山~金川間の下り2926D・上り2927Dを取りやめ。下り968Dは約23分繰り下げ(岡山発21時05分~23時06分の間が約1時間間隔になるように調整)。
● 桃太郎線(吉備線):下り737D・上り742Dを取りやめ。
● 福塩線(電化区間):福山→府中間の下り普通277M、福山~万能倉間の下り1249M・上り1252Mを取りやめ。万能倉折返しがなくなる。
● 因美線(智頭以南):美濃加茂~津山間下り1679D・上り1682Dを取りやめ。津山→智頭間上り680Dは約36分繰り下げ(津山→美濃加茂間は1682Dとほぼ同じ時刻になる)。
米子支社
全体的に、最終列車の繰り上げが行われる。
● 山陰本線(米子以東:鳥取~倉吉間下り267D(土休日263K)・上り246D(土休日242K)・268D(土休日264K・米子~倉吉間は運行)、鳥取→青谷間下り249D(土休日247K)、倉吉~米子間下り245D(土休日243K)・265D(土休日運休・鳥取~倉吉間は運行)、上り244D(土休日240K)・270D(土休日266K)は取りやめ。鳥取→倉吉間下り243Dは倉吉→米子間を延長し、土休日運転の261Kと同時刻で運転(新261D(土休日新259K))、倉吉→米子間の普通列車の最終列車は、平日も土休日と同時刻になる(平日の倉吉発最終は約30分繰り上げ)。
下り快速〔とっとりライナー〕3427D(土休日3425K)は普通列車に変更(新245D(土休日新243K))。上り快速〔とっとりライナー〕3424D(土休日3424K)は普通列車に変更(新244D(土休日新240K))。
平日のみ運転の快速〔とっとりライナー〕3430D(出雲市始発)は普通列車に変更、米子→鳥取間は土休日の262Kと同時刻になり、倉吉→鳥取間の最終列車となって(倉吉22時36分発・新264D(平日のみ出雲市新148Dから直通・土休日新258K))、最終は約26分繰り上げ。米子→倉吉間の最終列車は、米子22時14分発倉吉行新266D(土休日新260K)となり、最終は約46分の繰り上げ。
青谷→鳥取間250D(土休日246K)は米子始発に延長(新248D(土休日244K))。
● 山陰本線(米子以西):米子~出雲市・西出雲間下り137D(土休日135K)・157D(土休日151K)、上り136D(土休日135K)・154D(土休日152K)は取りやめ。出雲市21時58分発152D(土休日150K)は約26分繰り下げて出雲市→米子間の最終列車となり、最終は約46分の繰り上げ。米子→西出雲間の最終列車(普通)は米子22時29分発291Mとなり、最終は約44分の繰り上げ。
出雲市→大田市間下り365Dは取りやめ。同区間の最終は出雲市21時41分発341D(浜田行 西出雲から最終)となり、約55分の繰り上げ。浜田→江津間上り376Dは取りやめ。浜田21時20分発340D(出雲市行)は約17分繰り下げて同区間の最終列車となり、最終は約68分の繰り上げ。
● 因美線(智頭以北):鳥取→智頭間665Dは取りやめ。鳥取21時20分発663Dは約28分繰り下げて同区間の最終列車となり、最終は約30分の繰り上げ。
● 伯備線:米子→根雨間5948D(土休日運休)は取りやめ。米子21時25分発834M(新見行)は米子→江尾間で約15分繰り下げて米子→根雨間の最終列車となり、最終は平日のみ約1時間4分の繰り上げ(土休日は逆に15分繰り下げ)。
● 境線:平日の下り1671D・上り1672D、土休日の下り1663K・上り1664Kは取りやめ。夜間に全体的な時刻の変更があり、平日は、下り1669Dが約41分繰り下げて最終列車となり、最終は約24分繰り上げ。上りは1670Dが約39分繰り下げて最終列車となり、最終は約22分繰り上げ。土休日は、下りは1661Kが約9分繰り下げて最終列車となり、最終は約45分繰り上げ。上りは1662Kが約15分繰り下げて最終列車となり、最終は約15分繰り上げ。
また、若桜鉄道も最終1往復(1366D・1367D)が取りやめになり、最終が繰り上げになる。
広島支社
● 芸備線:三次→備後落合間364Dの備後庄原→備後落合間が取りやめ。
● 福塩線(非電化区間):下り1725D・上り1724Dの府中~吉舎間が取りやめ。
● 山陽本線:設備点検・保守工事のため、岩国~下関間で毎週月曜、午前中の列車で運休が発生する。下り3319M(岩国→新山口間は6319M、小月→下関間は6519Mとして運行)・3321M(新山口→下関間は6321Mとして運行)、上り3330M(下関→小月間は6330Mとして運行)。南岩国→小月間・小月→岩国間は、月曜日は2時間程度、運行間隔が空く事になる。
全体を見た印象としては、本数が減る事自体一大事で地元の方は大変と思われるが、ヨソ者目線で見てしまうと、一部路線を除けば、大半は途中折返しや区間運転だったり、深夜帯だったりするので、「青春18きっぷ」を使っての長距離の乗り継ぎ旅行、とかいう点では、大げさなまでに一大事という感じはしなかった。
しかし、その「一部路線」の一つ、福塩線(非電化区間)は、府中~吉舎間は5往復のみとなり、朝2往復の後は8時間以上、列車の運行がなくなる事になりました。JRがスタートした1987(S62)年4月1日時点の非電化区間は、下り14本・上り13本(上下・河佐発着の区間運転含む +当時も三次→吉舎間で通学対策の区間運転1本があった)の設定があったので、34年の間で60%以上、列車が削減された事になります。ローカル線だけでなく、「アーバンネットワーク」に属する区間でも、郊外では一気に30→60分間隔になってしまうのだから、状況が厳しい事には、違いはない。
これで終わるのならまだマシかも知れないが、元々利用が「運営形態の見直しを検討する」としているJR北海道の路線並み、あるいはそれ以上に少ないかも知れないローカル線(特に中国地方の山間部)が多数ある上にこのコロナ禍だから、この先もまだどうなるか、解ったものではない。無論JR西日本だけ、JRグループだけの話でもなく、また地方だけの話でもない。この先、各地で本数の削減、果てには路線そのものの存在の危機も、起きるかも知れない。緊急事態宣言が終わっても、懸念される状況は続くと思います。
なお、山陰本線・江南~田儀間は8月の大雨の被災で不通になっていて、代行バスが運行されているが、JR西日本の公式Webでは、10月2日(改正日)に運行を再開する予定、との事。
会社線では、京阪が9月25日にダイヤ改正を実施。ここも減便になっていて、特急も日中は毎時4本に削減。快速急行が30分間隔で入るので、京阪らしいきれいな等間隔にはならず、日中(11~14時台くらい)は淀屋橋発が毎時00・13(または14)・30・43(または44)分発、出町柳発が毎時14・27・44・57分発と、少々間隔が乱れてしまいました。
なお、特急の全列車の時刻を掲載しているのはプレミアムカーを連結しているから、のはずだが(ない列車も掲載している)、今改正から日中の快速急行もプレミアムカーの営業を行うので、快速急行も、プレミアムカー営業の列車は時刻を掲載すべきではないだろうか?
(主に淀屋橋発毎時16・46分発、出町柳発毎時05分・35分)
この他、多摩都市モノレールは9月11日に改正。というか、コロナ禍で運休としていた最終電車が取りやめとなったため、最終電車が正式に繰り上げ。
営業案内
〔のぞみ〕の7号車は「S Work」車両となり、「スマートEX」「エクスプレス予約」利用で普通車指定席購入の場合のみ利用が可能となる。
特別付録 思い出の名車両たち 絶景鉄道カレンダー2022
今年も翌年のカレンダーの発売シーズンとなって、鉄道各社からも相次いで発売のリリースが出ているが、JTB時刻表も例年通り、カレンダーが付録につきました。カレンダーを付けているからグラビアを取りやめているのか、グラビアを取りやめている代わりにカレンダーを付録にしているのか、両方なのかも知れない。
今回は既に引退した、あるいは引退がアナウンスされているJR・私鉄の車両がテーマになっています。最終ページでは早くも2023(R5)年のカレンダー(1年分)も掲載。
車両そのものはおくとして、実際に(自己満足にすぎないが)Myカレンダーを自作している者としては、カレンダーって、(業務用を除けば)やはり季節感が欲しいよねと思う。私も今、遠出ままならぬ状況もあって、神奈川県の鉄道を題材にした来年のMyカレンダーの素材づくり(撮影)を進めているが、季節感が出ている写真を撮るのは、個人レベルでは結構大変だよねえ、と思う。その点、この付録もそうだし、市販のどのカレンダーも、(当然だが)季節感が出ていて、うらやましいなあと思っています。ただ、雪景色がないなあ。
とにもかくにもオリ・パラが終わったので、2年連続の変則日程は終了し、来年の祝日は通常通り。GWを見ると、来年は祝日の配置が非常に良く、5月2・6日に休みを取れると、4月29日~5月8日に10連休となります。例年なら「最大10連休!さあ遠くに出かけよう!!」と、交通事業者や旅行業界が大張り切りになる、はずなのだが…。それでも来年は、少なくとも去年・今年よりは良くなるはずだし、良くなって欲しい。混雑(個人的にはウィルスがなくてもイヤだが)するかどうか解らないが、3年ぶりに活気あるGWが戻ってきて欲しいと思います。
(再来年も5月1・2日に休みを取れれば9連休。大企業だと5月1日はメーデーで休み、という所が多いはずで、より簡単に遠出する旅行ができるのではないか)
次号11月号は、例年通りなら冬の臨時列車の発表があります。どの程度の設定があるのか。
ところで、10月6日には「よん・さん・とお」の復刻版が発売されるらしい。これ楽しみ!後は、各新幹線開業時(国鉄時代の上越新幹線あたりまでは)の時刻表の復刻版も出してもらえると、とても嬉しく思えると思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
26日 F1 ルイス・ハミルトン 前人未踏 通算100勝達成
(コロナ禍で困窮 イスラム教徒支援 「ハラル」認証食品配布)
27日 御岳村噴火災害から7年 長野県王滝村で犠牲者追悼
(米バイデン大統領 ワクチン3回目接種)
28日 日銀 黒田総裁 在任期間3115日 歴代最長
(緊急事態宣言下の泥酔・個人情報紛失 都職員に停職1ヶ月の懲戒処分)
緊急事態宣言終了は良いが、その前に、台風16号が日本列島に迫ってきています。金~土曜日あたりに最接近となるようで、大きな災害にならなければ良いが。
その秋の日本を楽しむためのお供、「JTB時刻表2021年10月号」が21日に発売になりました。
「JR西日本 ダイヤ改正」がメインになっているからか、表紙は伯備線・足立~新郷間の381系〔やくも〕。〔踊り子〕からの185系引退により、最後の国鉄型電車特急となりました。〔やくも〕自体(含め特急)は、今回は変更なし。
「のりもの情報局」は、「青い森鉄道×IGRいわて銀河鉄道『盛岡~青森間鉄道開通130周年記念 もりもりフリーパス発売』」「天夢人『やすこーんの鉄道イロハ 9月18日発売』」「JTBパブリッシング『JTBのカレンダー 新幹線2020』」。
去年の10月号に続き、今号もグラビア企画はありませんでした。編集時点(今号は8月25日締め切り)では秋の状況は解らないから、大声で「さあ、○○に出かけよう!」とは、やはり書きづらいだろう。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、ついに引退、E4系「MAX」。
山手線は、渋谷駅の工事のため、10月23~24日、内回りの池袋→大崎間が運休。外回りも減便。外回り+池袋~上野~東京~品川~大崎の区間運転という形態になるのだろう。渋谷駅は去年も埼京線ホーム移転があり、銀座線のホームも移転して久しいが、鉄道に関しては、そろそろ大詰めなのだろうか。
会社線は、掲載内容は大方前9月号と同じ。他には11月4~30日のアルペンルートで、室堂~美女平間のバスと、美女平~立山間のケーブルカーのみ掲載。
「おトクなきっぷ情報」に「立山黒部アルペンきっぷ」があり、11月30日のアルペンルート今季営業終了まで(発売は11月23日まで)利用できるが、常々思うのだが、どうして、東京など関東地方発の設定がないのだろう?昔の「ルート周遊券」にはアルペンルートのコースの設定があったが、周遊券廃止後は、関東地方発着のアルペンルートの企画券が存在しない。JR東日本の意向なのか?
本文
表紙には大きく「2021年10月2日 JR西日本ダイヤ改正」と謳われているが、実態は各地の普通列車の削減なので、寂しい限り。
特集のページでもあらましがあったが、JR西日本各支社からのリリースも合わせて読んで、新ダイヤをチェックしてみます。
(列車番号は、基本的には現行)
金沢支社
● 小浜線:下り8929M(土休日運休)・935M・949Mと939Mの東舞鶴→小浜間、上り920M・930M・934M・952Mを取りやめ。現行947M→新943Mは小浜から先は約29分繰り下げ、小浜→敦賀間の最終となる。951M(→新945M)は約41分繰り上げ。932M(→新928M)は約32分繰り下げ。950M(→新944M)は約23分繰り下げ、敦賀→小浜間の最終となる。現在は土休日運休の8926Mは、新ダイヤでは924Mとして、毎日運行。下りの933M(→新931M)と、上りの932M(→新928M)は、工事運休となる場合がある(今10月号時点では運休の予定はない)。
● 越美北線:下り723Dと、735Dの越前大野→九頭竜湖間、上り720D・726D・738Dを取りやめ。代わりに下り733D・上り736Dが越前大野~九頭竜湖間を延長し、同区間の最終列車となる。 現行の738Dは越前大野止まり、その先は行けなくなるので、九頭竜湖から福井へ行く最終は、逆に1時間30分繰り下がる。一方で福井からの初列車は9時08分と、相当遅くなる(九頭竜湖まで行く列車としては、変わりない)。下りの725D(→新723D)と、上りの728D(→新724D)は、工事運休となる場合がある(今10月号時点では運休の予定はない)。
● 城端線:全列車ワンマン化。
近畿統括本部(アーバンネットワーク)
● JR京都線(東海道本線):土休日日中の京都~高槻間普通8往復を取りやめ、高槻始終着に短縮。
● JR神戸線(山陽本線):土休日午前中の須磨~西明石間普通4往復を取りやめ、須磨始終着に短縮。
● 琵琶湖線(北陸本線):日中の米原~長浜間新快速5往復を取りやめ、米原始終着に短縮。同区間は60分間隔に削減。
● 山陽本線・赤穂線:日中の姫路~相生~播州赤穂間普通4往復、相生~上郡間5往復を取りやめ。同区間は60分間隔に削減。
● 大和路線(関西本線):日中の奈良~加茂間快速4往復を取りやめ、奈良発着に短縮(いずれも、加茂での亀山発着列車への接続はない)。同区間は60分間隔に削減。
和歌山支社
● きのくに線(紀勢本線):紀伊田辺~周参見間の下り2341M・上り2338M、紀伊勝浦~新宮間の下り2325M・2337M・上り2325M・2342Mを土休日のみ取りやめ(平日は運行)。
● 和歌山線:日中の和歌山~粉河間4往復を取りやめ。同区間は60分間隔に削減。
福知山支社
● 山陰本線:園部~胡麻間の下り1191M・1193M・上り1190M・1192Mを土休日のみ取りやめ(平日は運行)。城崎温泉→福知山間424Mは、城崎温泉→豊岡間の土休日のみ取りやめ(平日は運行)。浜坂~鳥取間の下り549D(土休日運休)は、約19分繰り上げ(豊岡からの187Dからの接続時間は短縮される)。上り548D(土休日548K)は、約22分繰り上げ。
岡山支社
● 山陽本線:岡山~福山間下り快速〔サンライナー〕3737M・3739M(土休日運休)・上り5782M・5784M(土休日運休)は取りやめ(5782Mは、岡山→長船間(1982M)は引き続き毎日運行)。岡山(0時04分発)→倉敷間の5881Mが取りやめとなり(備前片上→岡山間(1987M)は引き続き運行)、同区間の最終は岡山23時37分発備中高梁行1851Mとなって、27分の繰り上げ。
●瀬戸大橋線(宇野線):現在金・土曜日のみ運行している、岡山→茶屋町間の9697Mを取りやめ。
● 津山線:岡山~津山間の下り970D・上り965D、岡山~金川間の下り2926D・上り2927Dを取りやめ。下り968Dは約23分繰り下げ(岡山発21時05分~23時06分の間が約1時間間隔になるように調整)。
● 桃太郎線(吉備線):下り737D・上り742Dを取りやめ。
● 福塩線(電化区間):福山→府中間の下り普通277M、福山~万能倉間の下り1249M・上り1252Mを取りやめ。万能倉折返しがなくなる。
● 因美線(智頭以南):美濃加茂~津山間下り1679D・上り1682Dを取りやめ。津山→智頭間上り680Dは約36分繰り下げ(津山→美濃加茂間は1682Dとほぼ同じ時刻になる)。
米子支社
全体的に、最終列車の繰り上げが行われる。
● 山陰本線(米子以東:鳥取~倉吉間下り267D(土休日263K)・上り246D(土休日242K)・268D(土休日264K・米子~倉吉間は運行)、鳥取→青谷間下り249D(土休日247K)、倉吉~米子間下り245D(土休日243K)・265D(土休日運休・鳥取~倉吉間は運行)、上り244D(土休日240K)・270D(土休日266K)は取りやめ。鳥取→倉吉間下り243Dは倉吉→米子間を延長し、土休日運転の261Kと同時刻で運転(新261D(土休日新259K))、倉吉→米子間の普通列車の最終列車は、平日も土休日と同時刻になる(平日の倉吉発最終は約30分繰り上げ)。
下り快速〔とっとりライナー〕3427D(土休日3425K)は普通列車に変更(新245D(土休日新243K))。上り快速〔とっとりライナー〕3424D(土休日3424K)は普通列車に変更(新244D(土休日新240K))。
平日のみ運転の快速〔とっとりライナー〕3430D(出雲市始発)は普通列車に変更、米子→鳥取間は土休日の262Kと同時刻になり、倉吉→鳥取間の最終列車となって(倉吉22時36分発・新264D(平日のみ出雲市新148Dから直通・土休日新258K))、最終は約26分繰り上げ。米子→倉吉間の最終列車は、米子22時14分発倉吉行新266D(土休日新260K)となり、最終は約46分の繰り上げ。
青谷→鳥取間250D(土休日246K)は米子始発に延長(新248D(土休日244K))。
● 山陰本線(米子以西):米子~出雲市・西出雲間下り137D(土休日135K)・157D(土休日151K)、上り136D(土休日135K)・154D(土休日152K)は取りやめ。出雲市21時58分発152D(土休日150K)は約26分繰り下げて出雲市→米子間の最終列車となり、最終は約46分の繰り上げ。米子→西出雲間の最終列車(普通)は米子22時29分発291Mとなり、最終は約44分の繰り上げ。
出雲市→大田市間下り365Dは取りやめ。同区間の最終は出雲市21時41分発341D(浜田行 西出雲から最終)となり、約55分の繰り上げ。浜田→江津間上り376Dは取りやめ。浜田21時20分発340D(出雲市行)は約17分繰り下げて同区間の最終列車となり、最終は約68分の繰り上げ。
● 因美線(智頭以北):鳥取→智頭間665Dは取りやめ。鳥取21時20分発663Dは約28分繰り下げて同区間の最終列車となり、最終は約30分の繰り上げ。
● 伯備線:米子→根雨間5948D(土休日運休)は取りやめ。米子21時25分発834M(新見行)は米子→江尾間で約15分繰り下げて米子→根雨間の最終列車となり、最終は平日のみ約1時間4分の繰り上げ(土休日は逆に15分繰り下げ)。
● 境線:平日の下り1671D・上り1672D、土休日の下り1663K・上り1664Kは取りやめ。夜間に全体的な時刻の変更があり、平日は、下り1669Dが約41分繰り下げて最終列車となり、最終は約24分繰り上げ。上りは1670Dが約39分繰り下げて最終列車となり、最終は約22分繰り上げ。土休日は、下りは1661Kが約9分繰り下げて最終列車となり、最終は約45分繰り上げ。上りは1662Kが約15分繰り下げて最終列車となり、最終は約15分繰り上げ。
また、若桜鉄道も最終1往復(1366D・1367D)が取りやめになり、最終が繰り上げになる。
広島支社
● 芸備線:三次→備後落合間364Dの備後庄原→備後落合間が取りやめ。
● 福塩線(非電化区間):下り1725D・上り1724Dの府中~吉舎間が取りやめ。
● 山陽本線:設備点検・保守工事のため、岩国~下関間で毎週月曜、午前中の列車で運休が発生する。下り3319M(岩国→新山口間は6319M、小月→下関間は6519Mとして運行)・3321M(新山口→下関間は6321Mとして運行)、上り3330M(下関→小月間は6330Mとして運行)。南岩国→小月間・小月→岩国間は、月曜日は2時間程度、運行間隔が空く事になる。
全体を見た印象としては、本数が減る事自体一大事で地元の方は大変と思われるが、ヨソ者目線で見てしまうと、一部路線を除けば、大半は途中折返しや区間運転だったり、深夜帯だったりするので、「青春18きっぷ」を使っての長距離の乗り継ぎ旅行、とかいう点では、大げさなまでに一大事という感じはしなかった。
しかし、その「一部路線」の一つ、福塩線(非電化区間)は、府中~吉舎間は5往復のみとなり、朝2往復の後は8時間以上、列車の運行がなくなる事になりました。JRがスタートした1987(S62)年4月1日時点の非電化区間は、下り14本・上り13本(上下・河佐発着の区間運転含む +当時も三次→吉舎間で通学対策の区間運転1本があった)の設定があったので、34年の間で60%以上、列車が削減された事になります。ローカル線だけでなく、「アーバンネットワーク」に属する区間でも、郊外では一気に30→60分間隔になってしまうのだから、状況が厳しい事には、違いはない。
これで終わるのならまだマシかも知れないが、元々利用が「運営形態の見直しを検討する」としているJR北海道の路線並み、あるいはそれ以上に少ないかも知れないローカル線(特に中国地方の山間部)が多数ある上にこのコロナ禍だから、この先もまだどうなるか、解ったものではない。無論JR西日本だけ、JRグループだけの話でもなく、また地方だけの話でもない。この先、各地で本数の削減、果てには路線そのものの存在の危機も、起きるかも知れない。緊急事態宣言が終わっても、懸念される状況は続くと思います。
なお、山陰本線・江南~田儀間は8月の大雨の被災で不通になっていて、代行バスが運行されているが、JR西日本の公式Webでは、10月2日(改正日)に運行を再開する予定、との事。
会社線では、京阪が9月25日にダイヤ改正を実施。ここも減便になっていて、特急も日中は毎時4本に削減。快速急行が30分間隔で入るので、京阪らしいきれいな等間隔にはならず、日中(11~14時台くらい)は淀屋橋発が毎時00・13(または14)・30・43(または44)分発、出町柳発が毎時14・27・44・57分発と、少々間隔が乱れてしまいました。
なお、特急の全列車の時刻を掲載しているのはプレミアムカーを連結しているから、のはずだが(ない列車も掲載している)、今改正から日中の快速急行もプレミアムカーの営業を行うので、快速急行も、プレミアムカー営業の列車は時刻を掲載すべきではないだろうか?
(主に淀屋橋発毎時16・46分発、出町柳発毎時05分・35分)
この他、多摩都市モノレールは9月11日に改正。というか、コロナ禍で運休としていた最終電車が取りやめとなったため、最終電車が正式に繰り上げ。
営業案内
〔のぞみ〕の7号車は「S Work」車両となり、「スマートEX」「エクスプレス予約」利用で普通車指定席購入の場合のみ利用が可能となる。
特別付録 思い出の名車両たち 絶景鉄道カレンダー2022
今年も翌年のカレンダーの発売シーズンとなって、鉄道各社からも相次いで発売のリリースが出ているが、JTB時刻表も例年通り、カレンダーが付録につきました。カレンダーを付けているからグラビアを取りやめているのか、グラビアを取りやめている代わりにカレンダーを付録にしているのか、両方なのかも知れない。
今回は既に引退した、あるいは引退がアナウンスされているJR・私鉄の車両がテーマになっています。最終ページでは早くも2023(R5)年のカレンダー(1年分)も掲載。
車両そのものはおくとして、実際に(自己満足にすぎないが)Myカレンダーを自作している者としては、カレンダーって、(業務用を除けば)やはり季節感が欲しいよねと思う。私も今、遠出ままならぬ状況もあって、神奈川県の鉄道を題材にした来年のMyカレンダーの素材づくり(撮影)を進めているが、季節感が出ている写真を撮るのは、個人レベルでは結構大変だよねえ、と思う。その点、この付録もそうだし、市販のどのカレンダーも、(当然だが)季節感が出ていて、うらやましいなあと思っています。ただ、雪景色がないなあ。
とにもかくにもオリ・パラが終わったので、2年連続の変則日程は終了し、来年の祝日は通常通り。GWを見ると、来年は祝日の配置が非常に良く、5月2・6日に休みを取れると、4月29日~5月8日に10連休となります。例年なら「最大10連休!さあ遠くに出かけよう!!」と、交通事業者や旅行業界が大張り切りになる、はずなのだが…。それでも来年は、少なくとも去年・今年よりは良くなるはずだし、良くなって欲しい。混雑(個人的にはウィルスがなくてもイヤだが)するかどうか解らないが、3年ぶりに活気あるGWが戻ってきて欲しいと思います。
(再来年も5月1・2日に休みを取れれば9連休。大企業だと5月1日はメーデーで休み、という所が多いはずで、より簡単に遠出する旅行ができるのではないか)
次号11月号は、例年通りなら冬の臨時列車の発表があります。どの程度の設定があるのか。
ところで、10月6日には「よん・さん・とお」の復刻版が発売されるらしい。これ楽しみ!後は、各新幹線開業時(国鉄時代の上越新幹線あたりまでは)の時刻表の復刻版も出してもらえると、とても嬉しく思えると思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
26日 F1 ルイス・ハミルトン 前人未踏 通算100勝達成
(コロナ禍で困窮 イスラム教徒支援 「ハラル」認証食品配布)
27日 御岳村噴火災害から7年 長野県王滝村で犠牲者追悼
(米バイデン大統領 ワクチン3回目接種)
28日 日銀 黒田総裁 在任期間3115日 歴代最長
(緊急事態宣言下の泥酔・個人情報紛失 都職員に停職1ヶ月の懲戒処分)
緊急事態宣言終了は良いが、その前に、台風16号が日本列島に迫ってきています。金~土曜日あたりに最接近となるようで、大きな災害にならなければ良いが。
№2387 JTB時刻表2021年9月号(JTBパブリッシング)
「JTB時刻表2021年9月号」、先月末に発売になっています。
表紙はグラビア企画と連動して、JR東海の923形“ドクターイエロー”、東急の7500系「TOQ i」、近鉄のモワ24系「はかるくん」と、検測車両が並びました。これも、時刻表としては異例だと思う。お客さんが乗れない列車なのだから。
「のりもの情報局」は、「京成電鉄『船橋~千葉間開業100周年記念乗車券』発売中」「遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道『1日フリーきっぷ ~限定エヴァンゲリオンデザイン~』発売」「岳南電車『岳南富士岡駅 がくてつ機関車広場』オープン」「JTBパブリッシング『脳内&リアルに楽しむ!達人が教える鉄道旅』発売中」。
岳南富士岡駅には、貨物輸送がなくなって以降、電気機関車が留置された状態になっていました。この中には戦前製の貴重な車両もあるのだが、近年は劣化が著しく、このまま朽ち果ててしまうのではないかと、先行きが不安視されていたものだった。今回ボランティアの力も借りて再整備し、同時に観光スポットとしても整備されたそうで、夜間はライトアップなども行われるそうです。グッズもいくらか発売されています(特設売店は土休日のみ営業)。
検測車両カタログ
正直、グラビア何やろう?と、編集部内部でも悩みがあるのではないかと思うが、6月号の鉄道模型に続いて、時刻表上には出てこない検測車両が、時刻表のグラビアの特集として取り上げられる事になりました。
ただ、こちらは営業の路線・列車(つまり、時刻表に現れる路線・列車)の運行を直接支えるものだし、鉄道趣味の裾野の広がりを反映してか、近年では市民権も勝ち得ているようです。「ドクターイエロー」がその最もたるものだし、これが火付け役になったと言っても良いのでしょう。
当然人目に触れる機会は(今でも)少ないから、昔は相当マニアックな領域にあったと思います。今回、JR九州に生き残っているマヤ34形も出てきているが、JR線内のみならず、私鉄にも入線する事があり、どこから情報をかぎつけるのか、その時点では大騒ぎにもなりました。ファンの間では「マヤ検」と呼ばれていたものだ。
マヤ34は新造だったが、国鉄~JRはともかく、私鉄は検測車両自体が少ない、あるいはあっても経年化した旅客車両の改造で賄うケースが大半でした。ここでも相鉄のモヤ700形は7000系の改造だが(営業用7000系が全滅したので相鉄唯一の抵抗制御車両となったが、今後どうするのだろう?)、近年は新造する事が多くなりました。東急は、以前はアルミ車体の7200系を改造していたのが、「TOQ i」は新造になったし、京王もそうです。新造車両が多くなったのは、昼間に検測する場合、営業列車の合間を縫って走る事になるから、改造車だと低性能で足を引っ張ってしまうという事も、あるかも知れない。愛称を付けるケースが多くなったのも、近年の傾向か。
「ヤ」というのは別に試験車両に限らず、旧国鉄では事業用車両全般に付けられていた文字でした(配給車両の「ル」もあったが)。例えば全滅が近いが、JR東日本に残るクモヤ143形は、それ自体は検測の機能はなく、それこそマヤ34を間につないで走ったり、車両基地内の入換えや、基地⇔工場あるいは基地⇔基地間の車両の回送などで見られました。信号方式の違いに対応するため、臨時急行の先頭に立った事もあります。私鉄にも、検測機能はないが事業用車両がいくらかあるようなので(京急のデト11・12とか)、そこまで範囲を広げても良かったかも知れません。
JR東日本の「East i」は、白石蔵王駅で見学するツアーが東京・仙台発で9月11日に予定されていたが、コロナ禍のため、中止になってしまいました。これは残念だが、近年は基地公開イベントなどで、検測車両などを見学できる機会が増えているようです。これも、近年の事業用車両を巡るトピックスか。
特集のページ
「NEWS」のイラスト、実は最初にパッと見た時点では、どこの車両か解りませんでした。調べてみてようやく、JR西日本・山陰地域の187系DC特急と判明。お恥ずかしい話でもあるが、モノクロのデフォルメでは、すぐに解らない事も。左の「NE」は鳥取県の花・二十世紀梨を描いた500番台、右の「WS」は島根県の花・牡丹を描いた0番台。
JR東日本が5,000円・10,000円の高額オレンジカード(券売機で乗車券に引き換えるタイプの磁気カード)を今月いっぱいで廃止(来月から払い戻しを開始)するが、対象となるのは、JR東日本が発行した高額オレンジカードであって、他のJR5社が発行した、及び国鉄時代に発行されたものは対象外(低額カード共々、引き続き使用可能)。イオカードさえ利用が終了して相当経つのに、未だに「オレンジカード」の文字を見るとは。
今夏はついに、「青春18きっぷ」を購入・使用する機会がないまま、終わりそうだ。
今回は、JR・私鉄の工事運休がまとめて記されています。月1回程度の定期的なものもあれば、平日の日中を利用した集中工事、さらに今回は、渋谷駅の工事に伴う山手線の工事運休もあります。渋谷は去年の埼京線ホーム移転もあったし、メトロ銀座線ホームの移転工事もあったし、この数年、工事運休が多い。開発がまだまだ途上、という事か。「代行輸送はありません」という路線が多いのは、昔はあまり考えられなかったと思う。地方は、昼間の利用がすくないんだねえ…。
秋の臨時列車が発表になったが、今回は初めて、B.B.BASEの臨時列車が掲載になりました。B.B.BASEは通常、JR東日本の旅行商品としての運行だが、今回は1・2号車が一般に開放される形になっています。指定席料金は大人840円・小児420円、「SL銀河」や「HIGH RAIL 1375」などと同額の、高めの設定。座席がクロスシートに改造されているとはいえ、通勤型が全車指定席の列車として、車両形式まで表示されて掲載されるのも異例。「専用の袋に収納していない自転車は持ち込めない」が、逆に自転車を持たない人は利用していいのだろうか?10月2日から順次運行されるが、そこまでにコロナ禍が及ぼす「規制」が、ある程度でも緩和されていれば良いのだが。
会社線は、上高地への直行バス、乗鞍高原へのシャトルバスが中心。沖縄の「リゾートライナー」「エアポートライナー」は半数が運休中で、かりゆしビーチを経由する、那覇空港~本部町(備瀬フクギ並木入口)間の5往復のみ運行(美ら海水族館は休業中)。何度か書いているが、ローカル私鉄の時刻表が欲しい。
本文
10月1日を持ってE4系「MAX」が定期運用から退く上越新幹線は、翌10月2日よりE7系が追加導入になります(今現在も金沢文庫で製造しているのが、京急の電車から見えます)。
長くなるけれど、10月2日以降の、上越新幹線の運用をまとめてみました。
(定期列車のみ。もっとも東北・北海道・秋田・山形・北陸と共に、今月も臨時列車の掲載はない)
赤い文字は、10月2日以降にE7系の運用となる列車、オレンジの文字は、現状既にE7系の運用の列車です。一方で、青文字の〔とき302号〕は、E7系→E2系に変更。
(他にE4系→E2系置き換えもある)
下り
とき491号 長岡7:00 → 7:23新潟 E2系(土休日運休)
とき481号 越後湯沢7:00 → 7:49新潟 E2系
とき301号 東京6:08 → 8:12新潟 E7系(←E2系)
たにがわ401号 東京6:36 → 8:05越後湯沢 E2系
とき303号 東京7:04 → 9:01新潟 E7系(←E4系 MAXとき303号)
たにがわ471号 東京7:36 → 8:32高崎 E2系(休日運休)
とき305号 東京7:48 → 9:55新潟 E7系
たにがわ403号 東京8:04 → 9:34越後湯沢 E7系(←E4系 MAXたにがわ403号 ⑯)
とき307号 東京8:24 → 10:27新潟 E7系(←E2系)
とき309号 東京8:52 → 11:10新潟 E7系
とき311号 東京9:12 → 10:48新潟 E7系(←E2系)
とき313号 東京9:28 → 11:33新潟 E2系(←E4系 MAXとき313号)
とき315号 東京10:16 → 12:24新潟 E7系
とき317号 東京10:40 → 12:38新潟 E2系
とき319号 東京11:40 → 13:47新潟 E2系
とき321号 東京12:40 → 14:48新潟 E7系(←E4系 MAXとき321号 ※)
とき323号 東京13:40 → 15:47新潟 E2系
とき325号 東京14:40 → 16:46新潟 E7系
とき327号 東京15:16 → 17:03新潟 E7系
とき329号 東京15:40 → 17:48新潟 E2系
とき331号 東京16:16 → 18:16新潟 E7系(←E2系)
とき333号 東京16:40 → 18:47新潟 E7系(←E4系 MAXとき333号)
とき335号 東京17:08 → 19:02新潟 E2系
たにがわ405号 東京17:12 → 18:38越後湯沢 E2系
とき337号 東京17:40 → 19:43新潟 E7系(←E4系 MAXとき337号)
たにがわ407号 東京17:52 → 19:23越後湯沢 E7系(←E4系 MAXたにがわ407号)
とき339号 東京18:12 → 20:12新潟 E7系
たにがわ409号 東京18:16 → 19:45越後湯沢 E2系(←E4系 MAXたにがわ409号)
たにがわ411号 東京18:32 → 19:59越後湯沢 E2系(←E4系 MAXたにがわ411号)
たにがわ473号 上野18:52 → 19:43高崎 E2系(土休日運休)
とき341号 東京18:52 → 21:03新潟 E2系
たにがわ413号 東京19:12 → 20:41越後湯沢 E7系
とき343号 東京19:36 → 21:40新潟 E2系
たにがわ415号 東京19:48 → 21:25 越後湯沢 E2系
とき345号 東京20:04 → 21:55新潟 E7系
とき347号 東京20:24 → 22:35新潟 E7系
とき349号 東京20:52 → 22:56新潟 E2系
たにがわ475号 東京21:08 → 22:05高崎 E2系
とき351号 東京21:40 → 23:55新潟 E2系
たにがわ417号 東京22:28 → 23:54越後湯沢 E7系
たにがわ477号 東京23:00 → 23:57高崎 E7系
⑯…16連 ※…東京→越後湯沢間は〔MAXたにがわ〕を併結して16連
上り
たにがわ470号 高崎6:16 → 7:12東京 E7系
たにがわ472号 高崎6:31 → 7:24東京 E2系
たにがわ400号 越後湯沢6:08 → 7:36 E7系
たにがわ474号 高崎6:53 → 7:52 E7系(←E4系 MAXたにがわ474号 ⑯)
とき300号 新潟6:09 → 8:12東京 E7系(←E2系)
たにがわ476号 高崎7:23 → 8:20東京 E2系(土休日運休)
たにがわ402号 越後湯沢7:09 → 8:40東京 E7系
とき302号 新潟6:34 → 8:48東京 E2系(←E7系)
とき304号 新潟6:58 → 9:00東京 E7系(←E2系)
たにがわ404号 越後湯沢7:49 → 9:16東京 E2系(←E4系 MAXたにがわ404号)
とき306号 新潟7:19 → 9:40東京 E2系(←E4系 MAXとき306号)
とき308号 新潟7:50 → 10:04東京 E7系
とき310号 新潟8:26 → 10:28東京 E2系
とき312号 新潟9:05 → 10:43東京 E7系(←E2系)
たにがわ406号 越後湯沢9:29 → 11:00東京 E2系
とき314号 新潟9:24 → 11:28東京 E2系
たにがわ408号 越後湯沢10:31 → 12:00東京 E2系
とき316号 新潟10:18 → 12:28東京 E7系(←E4系 MAXとき316号 ※)
たにがわ410号 越後湯沢11:30 → 13:00東京 E7系(←E4系 MAXたにがわ410号)
とき318号 新潟11:20 → 13:28東京 E2系
とき320号 新潟12:20 → 14:28東京 E7系
とき322号 新潟13:20 → 15:28東京 E2系
とき324号 新潟14:14 → 16:00東京 E7系(←E2系)
とき326号 新潟14:20 → 16:28東京 E7系(←E4系 MAXとき412号)
たにがわ412号 越後湯沢16:01 → 17:28東京 E7系(←E4系 MAXたにがわ412号)
とき330号 新潟15:37 → 17:40東京 E7系(←E4系 MAXとき330号)
とき332号 新潟16:10 → 18:00東京 E7系
とき334号 新潟16:24 → 18:40東京 E2系
とき336号 新潟16:57 → 19:00東京 E7系
とき338号 新潟17:21 → 19:36東京 E2系
とき340号 新潟17:44 → 19:52東京 E7系
とき342号 新潟18:12 → 20:12東京 E7系
たにがわ414号 越後湯沢19:14 → 20:40東京 E2系
とき344号 新潟18:54 → 20:56東京 E2系
とき346号 新潟19:37 → 21:52東京 E7系(←E2系)
とき348号 新潟20:21 → 22:28東京 E7系(←E4系 MAX348号 ※)
たにがわ416号 越後湯沢21:41 → 23:08東京 E2系(←E4系 MAXたにがわ416号)
とき350号 新潟21:36 → 23:40 E7系
とき480号 新潟22:20 → 23:08越後湯沢 E2系
⑯…16連 ※…高崎→東京間は〔MAXたにがわ〕を併結して16連
今回の追加導入で、〔とき〕は下り8本・上り9本が置き換え(うち上り1本はE2系との運用の入れ替え)、27.5往復(越後湯沢・長岡~新潟間区間運転含む)中16往復がE7系で運行。〔たにがわ〕は下り2本・上り3本が置き換え、13往復(現在の〔MAXとき〕併結〔MAXたにがわ〕を除く)中下り5本・上り6本がE7系が置き換え。トータルで、上越新幹線の定期列車は、半分以上がE7系での運行になります。来年には、少なくとも〔とき〕の定期全列車で、E7系への置き換えが完了するのか?
現在、下り1本・上り2本の〔MAXとき〕で、途中駅で〔MAXたにがわ〕の増結・切り離しがあるが、これらも今回全列車、E7系〔とき〕に一本化される。なので、増結・切り離しに要する時間が多少短縮できるはずだが、今回は、時刻の変更までは行われない。来春改正時あたりで修正か。
〔とき300号〕は、現在は平日の普通車は全車自由席だが、10月2日以降は指定席を設定。
10月9・16日、常磐線で臨時特急〔ひたち92号〕を運行。「赤色ふわもこコキア号」の副称があり、正直ナニコレ?と思ったが、ひたち海浜公園に植生するコキアが、秋のシーズンには赤一色になるので、その観賞のための列車。今回初設定。常磐線全線運行再開初年の去年も設定されても良かったが、コロナ禍の影響が出たはずだ。今年こそ走れれば良いが。
ひたち92号 仙台8:36 → 11:54勝田 10月9・16日運転
途中停車駅:岩沼・亘理・相馬・原ノ町・富岡・広野・いわき・湯本・泉
E657系 全列車指定席
下りは設定がない。帰りは定期の〔ひたち19号〕あたりの利用を、という事か。
ひたち海浜公園関連の臨時列車は、大宮~勝田間でも快速〔花咲く ひたち海浜公園号〕として運行。こちらは10月9・10日の運行を予定。E653使用(特集のページに記載)。ひたちなか海浜鉄道の対応は、今の所発表になっていない。
会社線は、高速バスは相変わらず運休路線・便が多いが、「全便当分の間運休」の路線の一つ、山梨交通・しずてつジャストラインの甲府~静岡路線は、中部横断自動車道の開通に合わせて、先月29日に運行を再開しています。所要時間も短縮。身延は山梨交通の営業所に移転。土休日のみ運行は変わらない。
次号は…。去年の10月号は、グラビアそのものがなくなってしまっていた。今年はどうなるのか。大々的に「〇〇へ出かけよう!」などとは、大声では言えない状況が続いているはずだから。それと、JR西日本が10月2日より、各地で普通列車の減便を行います(今月号でも該当路線の欄外に注釈あり)。既に対象の列車は発表になっているが、改めてチェックしたいと思います。近畿はJRだけでなく、京阪も25日には減量ダイヤになってしまうし、このまま減量の連鎖になってしまうのか。
(叡山電鉄は18日に全線の運行を再開)
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
1日 スーパー展開 マックスバリュ西日本・フジ 経営統合で基本合意
(JRA 丸山 元気騎手 ウィルス感染 JRA騎手は初)
2日 池袋暴走母子死亡事故 被告に禁固5年実刑判決
(プロ野球ソフトバンク ワクチン2回接種者等限定で有観客開催)
9月に入った途端、関東地方は一転涼しくなりました。天候が不順だが、部屋でクーラーを使わずに済むのは何より。あとはどうにかコロナ禍が好転して欲しいのだが、現状では、まだ望み薄か。「なるようにしかならない」などと投げやりになりかけてもいるが、それでも心のどこかでは、明日は今日より、来週は今週より、来月は今月より、状況は(ほんの少しだけでも)良くなるはずだ、と、希望を抱き続けたいと思います。甘いですかね?今年も2/3が過ぎました。残り4ヶ月も、よろしくお願いいたします。
表紙はグラビア企画と連動して、JR東海の923形“ドクターイエロー”、東急の7500系「TOQ i」、近鉄のモワ24系「はかるくん」と、検測車両が並びました。これも、時刻表としては異例だと思う。お客さんが乗れない列車なのだから。
「のりもの情報局」は、「京成電鉄『船橋~千葉間開業100周年記念乗車券』発売中」「遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道『1日フリーきっぷ ~限定エヴァンゲリオンデザイン~』発売」「岳南電車『岳南富士岡駅 がくてつ機関車広場』オープン」「JTBパブリッシング『脳内&リアルに楽しむ!達人が教える鉄道旅』発売中」。
岳南富士岡駅には、貨物輸送がなくなって以降、電気機関車が留置された状態になっていました。この中には戦前製の貴重な車両もあるのだが、近年は劣化が著しく、このまま朽ち果ててしまうのではないかと、先行きが不安視されていたものだった。今回ボランティアの力も借りて再整備し、同時に観光スポットとしても整備されたそうで、夜間はライトアップなども行われるそうです。グッズもいくらか発売されています(特設売店は土休日のみ営業)。
検測車両カタログ
正直、グラビア何やろう?と、編集部内部でも悩みがあるのではないかと思うが、6月号の鉄道模型に続いて、時刻表上には出てこない検測車両が、時刻表のグラビアの特集として取り上げられる事になりました。
ただ、こちらは営業の路線・列車(つまり、時刻表に現れる路線・列車)の運行を直接支えるものだし、鉄道趣味の裾野の広がりを反映してか、近年では市民権も勝ち得ているようです。「ドクターイエロー」がその最もたるものだし、これが火付け役になったと言っても良いのでしょう。
当然人目に触れる機会は(今でも)少ないから、昔は相当マニアックな領域にあったと思います。今回、JR九州に生き残っているマヤ34形も出てきているが、JR線内のみならず、私鉄にも入線する事があり、どこから情報をかぎつけるのか、その時点では大騒ぎにもなりました。ファンの間では「マヤ検」と呼ばれていたものだ。
マヤ34は新造だったが、国鉄~JRはともかく、私鉄は検測車両自体が少ない、あるいはあっても経年化した旅客車両の改造で賄うケースが大半でした。ここでも相鉄のモヤ700形は7000系の改造だが(営業用7000系が全滅したので相鉄唯一の抵抗制御車両となったが、今後どうするのだろう?)、近年は新造する事が多くなりました。東急は、以前はアルミ車体の7200系を改造していたのが、「TOQ i」は新造になったし、京王もそうです。新造車両が多くなったのは、昼間に検測する場合、営業列車の合間を縫って走る事になるから、改造車だと低性能で足を引っ張ってしまうという事も、あるかも知れない。愛称を付けるケースが多くなったのも、近年の傾向か。
「ヤ」というのは別に試験車両に限らず、旧国鉄では事業用車両全般に付けられていた文字でした(配給車両の「ル」もあったが)。例えば全滅が近いが、JR東日本に残るクモヤ143形は、それ自体は検測の機能はなく、それこそマヤ34を間につないで走ったり、車両基地内の入換えや、基地⇔工場あるいは基地⇔基地間の車両の回送などで見られました。信号方式の違いに対応するため、臨時急行の先頭に立った事もあります。私鉄にも、検測機能はないが事業用車両がいくらかあるようなので(京急のデト11・12とか)、そこまで範囲を広げても良かったかも知れません。
JR東日本の「East i」は、白石蔵王駅で見学するツアーが東京・仙台発で9月11日に予定されていたが、コロナ禍のため、中止になってしまいました。これは残念だが、近年は基地公開イベントなどで、検測車両などを見学できる機会が増えているようです。これも、近年の事業用車両を巡るトピックスか。
特集のページ
「NEWS」のイラスト、実は最初にパッと見た時点では、どこの車両か解りませんでした。調べてみてようやく、JR西日本・山陰地域の187系DC特急と判明。お恥ずかしい話でもあるが、モノクロのデフォルメでは、すぐに解らない事も。左の「NE」は鳥取県の花・二十世紀梨を描いた500番台、右の「WS」は島根県の花・牡丹を描いた0番台。
JR東日本が5,000円・10,000円の高額オレンジカード(券売機で乗車券に引き換えるタイプの磁気カード)を今月いっぱいで廃止(来月から払い戻しを開始)するが、対象となるのは、JR東日本が発行した高額オレンジカードであって、他のJR5社が発行した、及び国鉄時代に発行されたものは対象外(低額カード共々、引き続き使用可能)。イオカードさえ利用が終了して相当経つのに、未だに「オレンジカード」の文字を見るとは。
今夏はついに、「青春18きっぷ」を購入・使用する機会がないまま、終わりそうだ。
今回は、JR・私鉄の工事運休がまとめて記されています。月1回程度の定期的なものもあれば、平日の日中を利用した集中工事、さらに今回は、渋谷駅の工事に伴う山手線の工事運休もあります。渋谷は去年の埼京線ホーム移転もあったし、メトロ銀座線ホームの移転工事もあったし、この数年、工事運休が多い。開発がまだまだ途上、という事か。「代行輸送はありません」という路線が多いのは、昔はあまり考えられなかったと思う。地方は、昼間の利用がすくないんだねえ…。
秋の臨時列車が発表になったが、今回は初めて、B.B.BASEの臨時列車が掲載になりました。B.B.BASEは通常、JR東日本の旅行商品としての運行だが、今回は1・2号車が一般に開放される形になっています。指定席料金は大人840円・小児420円、「SL銀河」や「HIGH RAIL 1375」などと同額の、高めの設定。座席がクロスシートに改造されているとはいえ、通勤型が全車指定席の列車として、車両形式まで表示されて掲載されるのも異例。「専用の袋に収納していない自転車は持ち込めない」が、逆に自転車を持たない人は利用していいのだろうか?10月2日から順次運行されるが、そこまでにコロナ禍が及ぼす「規制」が、ある程度でも緩和されていれば良いのだが。
会社線は、上高地への直行バス、乗鞍高原へのシャトルバスが中心。沖縄の「リゾートライナー」「エアポートライナー」は半数が運休中で、かりゆしビーチを経由する、那覇空港~本部町(備瀬フクギ並木入口)間の5往復のみ運行(美ら海水族館は休業中)。何度か書いているが、ローカル私鉄の時刻表が欲しい。
本文
10月1日を持ってE4系「MAX」が定期運用から退く上越新幹線は、翌10月2日よりE7系が追加導入になります(今現在も金沢文庫で製造しているのが、京急の電車から見えます)。
長くなるけれど、10月2日以降の、上越新幹線の運用をまとめてみました。
(定期列車のみ。もっとも東北・北海道・秋田・山形・北陸と共に、今月も臨時列車の掲載はない)
赤い文字は、10月2日以降にE7系の運用となる列車、オレンジの文字は、現状既にE7系の運用の列車です。一方で、青文字の〔とき302号〕は、E7系→E2系に変更。
(他にE4系→E2系置き換えもある)
下り
とき491号 長岡7:00 → 7:23新潟 E2系(土休日運休)
とき481号 越後湯沢7:00 → 7:49新潟 E2系
とき301号 東京6:08 → 8:12新潟 E7系(←E2系)
たにがわ401号 東京6:36 → 8:05越後湯沢 E2系
とき303号 東京7:04 → 9:01新潟 E7系(←E4系 MAXとき303号)
たにがわ471号 東京7:36 → 8:32高崎 E2系(休日運休)
とき305号 東京7:48 → 9:55新潟 E7系
たにがわ403号 東京8:04 → 9:34越後湯沢 E7系(←E4系 MAXたにがわ403号 ⑯)
とき307号 東京8:24 → 10:27新潟 E7系(←E2系)
とき309号 東京8:52 → 11:10新潟 E7系
とき311号 東京9:12 → 10:48新潟 E7系(←E2系)
とき313号 東京9:28 → 11:33新潟 E2系(←E4系 MAXとき313号)
とき315号 東京10:16 → 12:24新潟 E7系
とき317号 東京10:40 → 12:38新潟 E2系
とき319号 東京11:40 → 13:47新潟 E2系
とき321号 東京12:40 → 14:48新潟 E7系(←E4系 MAXとき321号 ※)
とき323号 東京13:40 → 15:47新潟 E2系
とき325号 東京14:40 → 16:46新潟 E7系
とき327号 東京15:16 → 17:03新潟 E7系
とき329号 東京15:40 → 17:48新潟 E2系
とき331号 東京16:16 → 18:16新潟 E7系(←E2系)
とき333号 東京16:40 → 18:47新潟 E7系(←E4系 MAXとき333号)
とき335号 東京17:08 → 19:02新潟 E2系
たにがわ405号 東京17:12 → 18:38越後湯沢 E2系
とき337号 東京17:40 → 19:43新潟 E7系(←E4系 MAXとき337号)
たにがわ407号 東京17:52 → 19:23越後湯沢 E7系(←E4系 MAXたにがわ407号)
とき339号 東京18:12 → 20:12新潟 E7系
たにがわ409号 東京18:16 → 19:45越後湯沢 E2系(←E4系 MAXたにがわ409号)
たにがわ411号 東京18:32 → 19:59越後湯沢 E2系(←E4系 MAXたにがわ411号)
たにがわ473号 上野18:52 → 19:43高崎 E2系(土休日運休)
とき341号 東京18:52 → 21:03新潟 E2系
たにがわ413号 東京19:12 → 20:41越後湯沢 E7系
とき343号 東京19:36 → 21:40新潟 E2系
たにがわ415号 東京19:48 → 21:25 越後湯沢 E2系
とき345号 東京20:04 → 21:55新潟 E7系
とき347号 東京20:24 → 22:35新潟 E7系
とき349号 東京20:52 → 22:56新潟 E2系
たにがわ475号 東京21:08 → 22:05高崎 E2系
とき351号 東京21:40 → 23:55新潟 E2系
たにがわ417号 東京22:28 → 23:54越後湯沢 E7系
たにがわ477号 東京23:00 → 23:57高崎 E7系
⑯…16連 ※…東京→越後湯沢間は〔MAXたにがわ〕を併結して16連
上り
たにがわ470号 高崎6:16 → 7:12東京 E7系
たにがわ472号 高崎6:31 → 7:24東京 E2系
たにがわ400号 越後湯沢6:08 → 7:36 E7系
たにがわ474号 高崎6:53 → 7:52 E7系(←E4系 MAXたにがわ474号 ⑯)
とき300号 新潟6:09 → 8:12東京 E7系(←E2系)
たにがわ476号 高崎7:23 → 8:20東京 E2系(土休日運休)
たにがわ402号 越後湯沢7:09 → 8:40東京 E7系
とき302号 新潟6:34 → 8:48東京 E2系(←E7系)
とき304号 新潟6:58 → 9:00東京 E7系(←E2系)
たにがわ404号 越後湯沢7:49 → 9:16東京 E2系(←E4系 MAXたにがわ404号)
とき306号 新潟7:19 → 9:40東京 E2系(←E4系 MAXとき306号)
とき308号 新潟7:50 → 10:04東京 E7系
とき310号 新潟8:26 → 10:28東京 E2系
とき312号 新潟9:05 → 10:43東京 E7系(←E2系)
たにがわ406号 越後湯沢9:29 → 11:00東京 E2系
とき314号 新潟9:24 → 11:28東京 E2系
たにがわ408号 越後湯沢10:31 → 12:00東京 E2系
とき316号 新潟10:18 → 12:28東京 E7系(←E4系 MAXとき316号 ※)
たにがわ410号 越後湯沢11:30 → 13:00東京 E7系(←E4系 MAXたにがわ410号)
とき318号 新潟11:20 → 13:28東京 E2系
とき320号 新潟12:20 → 14:28東京 E7系
とき322号 新潟13:20 → 15:28東京 E2系
とき324号 新潟14:14 → 16:00東京 E7系(←E2系)
とき326号 新潟14:20 → 16:28東京 E7系(←E4系 MAXとき412号)
たにがわ412号 越後湯沢16:01 → 17:28東京 E7系(←E4系 MAXたにがわ412号)
とき330号 新潟15:37 → 17:40東京 E7系(←E4系 MAXとき330号)
とき332号 新潟16:10 → 18:00東京 E7系
とき334号 新潟16:24 → 18:40東京 E2系
とき336号 新潟16:57 → 19:00東京 E7系
とき338号 新潟17:21 → 19:36東京 E2系
とき340号 新潟17:44 → 19:52東京 E7系
とき342号 新潟18:12 → 20:12東京 E7系
たにがわ414号 越後湯沢19:14 → 20:40東京 E2系
とき344号 新潟18:54 → 20:56東京 E2系
とき346号 新潟19:37 → 21:52東京 E7系(←E2系)
とき348号 新潟20:21 → 22:28東京 E7系(←E4系 MAX348号 ※)
たにがわ416号 越後湯沢21:41 → 23:08東京 E2系(←E4系 MAXたにがわ416号)
とき350号 新潟21:36 → 23:40 E7系
とき480号 新潟22:20 → 23:08越後湯沢 E2系
⑯…16連 ※…高崎→東京間は〔MAXたにがわ〕を併結して16連
今回の追加導入で、〔とき〕は下り8本・上り9本が置き換え(うち上り1本はE2系との運用の入れ替え)、27.5往復(越後湯沢・長岡~新潟間区間運転含む)中16往復がE7系で運行。〔たにがわ〕は下り2本・上り3本が置き換え、13往復(現在の〔MAXとき〕併結〔MAXたにがわ〕を除く)中下り5本・上り6本がE7系が置き換え。トータルで、上越新幹線の定期列車は、半分以上がE7系での運行になります。来年には、少なくとも〔とき〕の定期全列車で、E7系への置き換えが完了するのか?
現在、下り1本・上り2本の〔MAXとき〕で、途中駅で〔MAXたにがわ〕の増結・切り離しがあるが、これらも今回全列車、E7系〔とき〕に一本化される。なので、増結・切り離しに要する時間が多少短縮できるはずだが、今回は、時刻の変更までは行われない。来春改正時あたりで修正か。
〔とき300号〕は、現在は平日の普通車は全車自由席だが、10月2日以降は指定席を設定。
10月9・16日、常磐線で臨時特急〔ひたち92号〕を運行。「赤色ふわもこコキア号」の副称があり、正直ナニコレ?と思ったが、ひたち海浜公園に植生するコキアが、秋のシーズンには赤一色になるので、その観賞のための列車。今回初設定。常磐線全線運行再開初年の去年も設定されても良かったが、コロナ禍の影響が出たはずだ。今年こそ走れれば良いが。
ひたち92号 仙台8:36 → 11:54勝田 10月9・16日運転
途中停車駅:岩沼・亘理・相馬・原ノ町・富岡・広野・いわき・湯本・泉
E657系 全列車指定席
下りは設定がない。帰りは定期の〔ひたち19号〕あたりの利用を、という事か。
ひたち海浜公園関連の臨時列車は、大宮~勝田間でも快速〔花咲く ひたち海浜公園号〕として運行。こちらは10月9・10日の運行を予定。E653使用(特集のページに記載)。ひたちなか海浜鉄道の対応は、今の所発表になっていない。
会社線は、高速バスは相変わらず運休路線・便が多いが、「全便当分の間運休」の路線の一つ、山梨交通・しずてつジャストラインの甲府~静岡路線は、中部横断自動車道の開通に合わせて、先月29日に運行を再開しています。所要時間も短縮。身延は山梨交通の営業所に移転。土休日のみ運行は変わらない。
次号は…。去年の10月号は、グラビアそのものがなくなってしまっていた。今年はどうなるのか。大々的に「〇〇へ出かけよう!」などとは、大声では言えない状況が続いているはずだから。それと、JR西日本が10月2日より、各地で普通列車の減便を行います(今月号でも該当路線の欄外に注釈あり)。既に対象の列車は発表になっているが、改めてチェックしたいと思います。近畿はJRだけでなく、京阪も25日には減量ダイヤになってしまうし、このまま減量の連鎖になってしまうのか。
(叡山電鉄は18日に全線の運行を再開)
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
1日 スーパー展開 マックスバリュ西日本・フジ 経営統合で基本合意
(JRA 丸山 元気騎手 ウィルス感染 JRA騎手は初)
2日 池袋暴走母子死亡事故 被告に禁固5年実刑判決
(プロ野球ソフトバンク ワクチン2回接種者等限定で有観客開催)
9月に入った途端、関東地方は一転涼しくなりました。天候が不順だが、部屋でクーラーを使わずに済むのは何より。あとはどうにかコロナ禍が好転して欲しいのだが、現状では、まだ望み薄か。「なるようにしかならない」などと投げやりになりかけてもいるが、それでも心のどこかでは、明日は今日より、来週は今週より、来月は今月より、状況は(ほんの少しだけでも)良くなるはずだ、と、希望を抱き続けたいと思います。甘いですかね?今年も2/3が過ぎました。残り4ヶ月も、よろしくお願いいたします。
№2371 JTB時刻表2021年8月号(JTBパブリッシング)
本当なら先月7月号共々、オリンピック特集で賑わっていたかもしれない「JTB時刻表8月号」、先週発売になりました。
表紙はグラビア企画と連動して、留萌本線の峠下駅。
「のりもの情報局」は、「NHKエンタープライズ『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』DVD発売」「敦賀市 北陸新幹線敦賀駅ご当地メロディー募集」「三岐鉄道『三岐鉄道開業90周年記念乗車券』『北勢線電化全線開通90周年記念乗車券』発売」「名古屋鉄道『7000系パノラマカー60th記念乗車券&記念入場券』発売中」「国際両備フェリー 新造船『第十一こくさい丸』7月21日就航」。
プレゼントは、今月はナシ。
留萌本線 ノスタルジー
留萌本線は、この文中では一切触れられていないが、JR北海道が5年前に「JR北海道単独では維持する事が困難な線区」の一つに挙げられている路線。2015(H27)年度の輸送密度が183人/キロ/日(ちなみに函館本線・小樽~札幌間は44,981人/キロ/日)、一列車当たりの平均乗車人員が11人、営業係数(100円の収入を得るのにいくら必要かという数字で、3~40年前の旧国鉄特定地方交通線存廃の議論で盛んに使われていた。今でも京都市営バスのバス停の時刻表に記されている)が1,342と、極めて悪い数字が示されていました。
私は30年以上前の国鉄時代末期に、当時存続していた羽幌線と共に乗車しているのだが、正直記憶がほぼありません。今と違って写真をほとんど残していない、のもあるのだが、それ以上に体調を崩してしまって、特に羽幌線の車内でウンウンうなって寝っ転がってしまっていたので(翌日稚内市内の病院に行って、点滴まで受けたほどだった)。今でも、数ある後悔の一つになっています。
やはり、石炭輸送あっての留萌本線だったのか、と感じます。1964(S39)年、前回の東京オリンピックの年の時刻表を見ると、札幌から直通の急行・準急もあるし、恵比島から留萠鉄道直通の車両を連結した列車も見られる。が、34年前の分割・民営化の時の時刻表では既に普通列車のみになっていて、下り8本・上り9本と、現状と大差ない本数になっていました(ちなみにこの時点では、石狩沼田と滝川を結ぶJRバスが7往復あった)。元々旅客輸送は希少、23年の間の石炭産業の衰退で、凋落が決定的になってしまった、という事でしょう。
したがって、「乗りつぶし」は難しい。単純に往復するだけならまだしも、途中の駅を乗って降りてする、というのはなおさら。加えて民営化の時点で仮乗降場から格上げになった駅は普通列車でもほとんど止まらない「秘境駅」で、特に北秩父別は、下りは夕方の2本、上りは朝方3本と夕方1本の停車のみ。深川方面から訪問するなら、夕方の4929D(旭川始発)で着いて(16時21分着)、折り返し4928D(17時02分発)で戻るのが、現実的な訪問プランになるだろう(ただし、冬場になるともう暗いはず)。
私の場合、特に本数が少ないローカル線の場合、次の駅まで歩いてしまう、という事も良くやります。他のローカル私鉄の駅を撮る時の手法なのだけれど、隣の駅まで4㎞くらいまでなら、歩いて1時間程度なので、次の列車を待つより遥かに早くなる事が多いです。留萌本線は駅間の最短でも秩父別~北秩父別間2.4㎞、最長では恵比島~峠下間で7.6㎞もあるので、全部の駅を見たい、撮りたいなら、歩く事になる道路の事情も合わせて、よくよく考えなければならないが(私は北海道ちほく高原鉄道で、小利別→川上間6.3㎞を歩いた事があります)。留萌本線の場合は、石狩沼田~峠下間を除いて並行バス路線もあるので、これも合わせて検討するといいと思います。
この路線バスは旭川から直通の快速便で、沿岸バスと道北バスの相互直通で8往復(うち3往復は快速)あります。また、JR北海道が「見直し」の理由のひとつとして挙げている、並行した高規格道路(深川留萌自動車道)も、去年の3月に開通しています。これにコロナ禍によるJR北海道自体の経営危機も合わせて考えると、留萌本線は残念ながら、廃止はもう避けられないと思う。自治体との協議次第だが、遅くとも2~3年のうちには、廃止の申請が出されるのではないかと見ています。
なので、廃止の申請が出されるより前に、早ければ来年の前半にも、もう一度、今度こそキチンと、留萌本線を乗り通しておきたい。既に廃止になっている、留萌~増毛間も含めて。コロナ禍の動向も見る必要があるが、とにかく行くと、宣言しておきます。途中駅の乗り降りは、しないと思うけれど。申請が出されたら、その時点から「お別れ乗車」がわんさか押し寄せてきそうなので。
なお、恵比島で分岐していた留萠鉄道についても簡単に記されていたが、この鉄道の現役車両は、ひたちなか海浜鉄道を最後に、もうない。でも、なぜ「留萠鉄道」だったのか?全線が恵比島峠の東側で空知支庁(現空知総合振興局)の管内にあり、留萌支庁(現留萌振興局)には入っていない。駅名にも留萠と冠した所はなかった。留萌本線と接続するからだろうか?57年前の時点では旅客列車が6往復あったが、現在は乗合タクシーすらなく、旧沿線の公共交通は完全に失われているようです。そもそも、旧路線の一部はダム湖の底、らしい。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、小田急の新通勤車、5000形。
東武の「SL大樹」は、31日から毎日運行。最低、1・2・5・6号の2往復が運行される。最大4往復で、この場合4号と5号が途中で行違う(新高徳と思われる)。また、鬼怒川温泉でのSLの並びが2回見られる。
〔仙台七夕まつり号〕〔福島わらじまつり号〕が、8月号でも掲載があります。両方とも今の所、まつり自体は規模を縮小しながらも開催の方向(「七夕まつり」は、他地域からの来場はご遠慮くださいとしている)。
本文
東海道・山陽新幹線は、9月までの臨時列車が掲載になりました。九州・東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線は、〔とれいゆつばさ〕を除いて、臨時列車の掲載がない。北海道新幹線は、8月12~16日間は一部列車で所要時間の短縮が行われる。接続する〔はこだてライナー〕も、時刻を変更。
8月7~9日・14日・15日に予定されていた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の開催中止のため、同日の〔ときわ35・39・41・43・46・48号〕は取りやめ。ただし情報がまだ伝わっていなかったようで、今月号にはそのまま時刻が掲載されています。
会社線では、江ノ電が7月17日にダイヤ改正。と言っても変わったのは23時台以降のみ。藤沢23時18分発鎌倉行は稲村ヶ崎止まりとなり、23時49分発江ノ島行は9分繰り上げ(〔湘南17号〕からの乗り換えはできなくなった)。鎌倉23時55分発稲村ヶ崎行は取りやめ。24時を過ぎて運行される列車がなくなりました。
伊賀鉄道・養老鉄道は、近鉄に合わせて7月3日にダイヤ改正。伊賀鉄道は伊賀上野~上野市間で1往復増発。その他伊賀・養老とも、他線との接続を改善。
また同日、名古屋ガイドウェイバスも改正を行ったが、藤塚(地平一般道の区間)の交通広場乗り入れのみで、他に大きな変更点はなし。
7月号の時点では再編成前の旧社名のままだった、北陸鉄道グループの加賀・白山地域のバスが、新社名になりました。
鶴来駅~白山体験村・小松駅~辰口・小松駅~いしかわ動物園 加賀白山バス→北鉄白山バス
小松駅前~ハニベ前・小松駅間~那谷寺 小松バス→北鉄加賀バス
加賀温泉駅~山中温泉・加賀温泉~片山津温泉・大聖寺駅~山代東口・兼六園下~菊の湯前 加賀温泉バス→北鉄加賀バス
裏表紙はまた、JRの繁忙期・閑散期のカレンダーになりました。8月いっぱいまではずっと繁忙期。
次号は秋の臨時列車の発表があるはずだが、あまり楽しい秋には、今年もなりそうにない…。今の状況を見れば、「鉄道の日」のイベントも、ほとんどが取りやめになるでしょう。それと、JR西日本が予告している秋の減量改正が、そろそろ発表になると思われます(秋の臨時列車と同時か?)。特急は3月改正で減量を行っているので、次号の時点では、時刻表上の変化はないと思われるが。とにかく、ため息…。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
25日 杉田官房副長官 在任3134日 歴代最長
(オリンピック警備 兵庫県警警察官 2名の感染判明)
26日 レバノン ミカティ元首相 新首相候補に指名
(「ワクチンパスポート」 申請受付開始)
27日 三菱自動車工業 小型EV 来年度早期販売の方針発表
(大阪府 ウィルス感染者714人 5月以来の700人超)
東京都は2,848人と過去最多、神奈川県も1月以来の700人超。また何か、突然感染者が爆発的に増えた印象、ではあるのだが、1回目の緊急事態宣言が発出された時、東京都の感染者は1日100人前後、それで世の中全体がかなり緊迫した去年の春先を思い返すと、あれ、現況はどう考えればいいのかなという感があります。先日、横須賀の観音崎に行く機会があったが、海水浴場はかなりの人でした。一昨年、それより前と比べて多いのか少ないのかは解らないが、ひょっとしたら私自身も含めた世の中全体で、感染状況に対する判断が、どこかマヒしてしまっている所があるのかも知れません。オリ・パラの是非云々以前の事だと思う。何度でも繰り返すが、我が身と自由な日常を護れるのは、自分自身のみ。
(でも、人を長期間狭い空間に閉じ込めておくのは、少なくとも「自主的に」は、もうムリ。弊害は明らか)
4年前の№1714で、新京成電鉄の各駅の昔の画像を並べてご覧頂きました。この時、高根木戸駅は「なぜか画像がない」とか書いて、近年撮影した画像を公開していました。先日、大森 重宏様よりメールでご指摘がありまして、習志野駅として公開していた画像こそ、昔の高根木戸駅のものと判明しました。既に訂正をしてあるが、このため現在、習志野駅の画像がない状態になっています。まったくもって、お恥ずかしい限りです。本当に申し訳ありませんでした。何をやっていたのだか。新京成線に関してはミスが多すぎるので、コロナ禍がある程度落ち着いたら、改めて、全ての新京成線の駅の撮影をやり直します。もちろん、北初富・新鎌ヶ谷・鎌ヶ谷の各駅は高架線に移行しているし、薬園台も移転して新駅舎になったりしているなど、昔からは姿を変えた駅も多いので、単純に昔の画像の代わりにはならなくなる事は、お断りしておきます(新旧比較にはなるだろうが)。ともかく、しばらくお待ちください。大森様、本当にありがとうございました。
表紙はグラビア企画と連動して、留萌本線の峠下駅。
「のりもの情報局」は、「NHKエンタープライズ『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』DVD発売」「敦賀市 北陸新幹線敦賀駅ご当地メロディー募集」「三岐鉄道『三岐鉄道開業90周年記念乗車券』『北勢線電化全線開通90周年記念乗車券』発売」「名古屋鉄道『7000系パノラマカー60th記念乗車券&記念入場券』発売中」「国際両備フェリー 新造船『第十一こくさい丸』7月21日就航」。
プレゼントは、今月はナシ。
留萌本線 ノスタルジー
留萌本線は、この文中では一切触れられていないが、JR北海道が5年前に「JR北海道単独では維持する事が困難な線区」の一つに挙げられている路線。2015(H27)年度の輸送密度が183人/キロ/日(ちなみに函館本線・小樽~札幌間は44,981人/キロ/日)、一列車当たりの平均乗車人員が11人、営業係数(100円の収入を得るのにいくら必要かという数字で、3~40年前の旧国鉄特定地方交通線存廃の議論で盛んに使われていた。今でも京都市営バスのバス停の時刻表に記されている)が1,342と、極めて悪い数字が示されていました。
私は30年以上前の国鉄時代末期に、当時存続していた羽幌線と共に乗車しているのだが、正直記憶がほぼありません。今と違って写真をほとんど残していない、のもあるのだが、それ以上に体調を崩してしまって、特に羽幌線の車内でウンウンうなって寝っ転がってしまっていたので(翌日稚内市内の病院に行って、点滴まで受けたほどだった)。今でも、数ある後悔の一つになっています。
やはり、石炭輸送あっての留萌本線だったのか、と感じます。1964(S39)年、前回の東京オリンピックの年の時刻表を見ると、札幌から直通の急行・準急もあるし、恵比島から留萠鉄道直通の車両を連結した列車も見られる。が、34年前の分割・民営化の時の時刻表では既に普通列車のみになっていて、下り8本・上り9本と、現状と大差ない本数になっていました(ちなみにこの時点では、石狩沼田と滝川を結ぶJRバスが7往復あった)。元々旅客輸送は希少、23年の間の石炭産業の衰退で、凋落が決定的になってしまった、という事でしょう。
したがって、「乗りつぶし」は難しい。単純に往復するだけならまだしも、途中の駅を乗って降りてする、というのはなおさら。加えて民営化の時点で仮乗降場から格上げになった駅は普通列車でもほとんど止まらない「秘境駅」で、特に北秩父別は、下りは夕方の2本、上りは朝方3本と夕方1本の停車のみ。深川方面から訪問するなら、夕方の4929D(旭川始発)で着いて(16時21分着)、折り返し4928D(17時02分発)で戻るのが、現実的な訪問プランになるだろう(ただし、冬場になるともう暗いはず)。
私の場合、特に本数が少ないローカル線の場合、次の駅まで歩いてしまう、という事も良くやります。他のローカル私鉄の駅を撮る時の手法なのだけれど、隣の駅まで4㎞くらいまでなら、歩いて1時間程度なので、次の列車を待つより遥かに早くなる事が多いです。留萌本線は駅間の最短でも秩父別~北秩父別間2.4㎞、最長では恵比島~峠下間で7.6㎞もあるので、全部の駅を見たい、撮りたいなら、歩く事になる道路の事情も合わせて、よくよく考えなければならないが(私は北海道ちほく高原鉄道で、小利別→川上間6.3㎞を歩いた事があります)。留萌本線の場合は、石狩沼田~峠下間を除いて並行バス路線もあるので、これも合わせて検討するといいと思います。
この路線バスは旭川から直通の快速便で、沿岸バスと道北バスの相互直通で8往復(うち3往復は快速)あります。また、JR北海道が「見直し」の理由のひとつとして挙げている、並行した高規格道路(深川留萌自動車道)も、去年の3月に開通しています。これにコロナ禍によるJR北海道自体の経営危機も合わせて考えると、留萌本線は残念ながら、廃止はもう避けられないと思う。自治体との協議次第だが、遅くとも2~3年のうちには、廃止の申請が出されるのではないかと見ています。
なので、廃止の申請が出されるより前に、早ければ来年の前半にも、もう一度、今度こそキチンと、留萌本線を乗り通しておきたい。既に廃止になっている、留萌~増毛間も含めて。コロナ禍の動向も見る必要があるが、とにかく行くと、宣言しておきます。途中駅の乗り降りは、しないと思うけれど。申請が出されたら、その時点から「お別れ乗車」がわんさか押し寄せてきそうなので。
なお、恵比島で分岐していた留萠鉄道についても簡単に記されていたが、この鉄道の現役車両は、ひたちなか海浜鉄道を最後に、もうない。でも、なぜ「留萠鉄道」だったのか?全線が恵比島峠の東側で空知支庁(現空知総合振興局)の管内にあり、留萌支庁(現留萌振興局)には入っていない。駅名にも留萠と冠した所はなかった。留萌本線と接続するからだろうか?57年前の時点では旅客列車が6往復あったが、現在は乗合タクシーすらなく、旧沿線の公共交通は完全に失われているようです。そもそも、旧路線の一部はダム湖の底、らしい。
特集のページ
「NEWS」のイラストは、小田急の新通勤車、5000形。
東武の「SL大樹」は、31日から毎日運行。最低、1・2・5・6号の2往復が運行される。最大4往復で、この場合4号と5号が途中で行違う(新高徳と思われる)。また、鬼怒川温泉でのSLの並びが2回見られる。
〔仙台七夕まつり号〕〔福島わらじまつり号〕が、8月号でも掲載があります。両方とも今の所、まつり自体は規模を縮小しながらも開催の方向(「七夕まつり」は、他地域からの来場はご遠慮くださいとしている)。
本文
東海道・山陽新幹線は、9月までの臨時列車が掲載になりました。九州・東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線は、〔とれいゆつばさ〕を除いて、臨時列車の掲載がない。北海道新幹線は、8月12~16日間は一部列車で所要時間の短縮が行われる。接続する〔はこだてライナー〕も、時刻を変更。
8月7~9日・14日・15日に予定されていた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の開催中止のため、同日の〔ときわ35・39・41・43・46・48号〕は取りやめ。ただし情報がまだ伝わっていなかったようで、今月号にはそのまま時刻が掲載されています。
会社線では、江ノ電が7月17日にダイヤ改正。と言っても変わったのは23時台以降のみ。藤沢23時18分発鎌倉行は稲村ヶ崎止まりとなり、23時49分発江ノ島行は9分繰り上げ(〔湘南17号〕からの乗り換えはできなくなった)。鎌倉23時55分発稲村ヶ崎行は取りやめ。24時を過ぎて運行される列車がなくなりました。
伊賀鉄道・養老鉄道は、近鉄に合わせて7月3日にダイヤ改正。伊賀鉄道は伊賀上野~上野市間で1往復増発。その他伊賀・養老とも、他線との接続を改善。
また同日、名古屋ガイドウェイバスも改正を行ったが、藤塚(地平一般道の区間)の交通広場乗り入れのみで、他に大きな変更点はなし。
7月号の時点では再編成前の旧社名のままだった、北陸鉄道グループの加賀・白山地域のバスが、新社名になりました。
鶴来駅~白山体験村・小松駅~辰口・小松駅~いしかわ動物園 加賀白山バス→北鉄白山バス
小松駅前~ハニベ前・小松駅間~那谷寺 小松バス→北鉄加賀バス
加賀温泉駅~山中温泉・加賀温泉~片山津温泉・大聖寺駅~山代東口・兼六園下~菊の湯前 加賀温泉バス→北鉄加賀バス
裏表紙はまた、JRの繁忙期・閑散期のカレンダーになりました。8月いっぱいまではずっと繁忙期。
次号は秋の臨時列車の発表があるはずだが、あまり楽しい秋には、今年もなりそうにない…。今の状況を見れば、「鉄道の日」のイベントも、ほとんどが取りやめになるでしょう。それと、JR西日本が予告している秋の減量改正が、そろそろ発表になると思われます(秋の臨時列車と同時か?)。特急は3月改正で減量を行っているので、次号の時点では、時刻表上の変化はないと思われるが。とにかく、ため息…。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
25日 杉田官房副長官 在任3134日 歴代最長
(オリンピック警備 兵庫県警警察官 2名の感染判明)
26日 レバノン ミカティ元首相 新首相候補に指名
(「ワクチンパスポート」 申請受付開始)
27日 三菱自動車工業 小型EV 来年度早期販売の方針発表
(大阪府 ウィルス感染者714人 5月以来の700人超)
東京都は2,848人と過去最多、神奈川県も1月以来の700人超。また何か、突然感染者が爆発的に増えた印象、ではあるのだが、1回目の緊急事態宣言が発出された時、東京都の感染者は1日100人前後、それで世の中全体がかなり緊迫した去年の春先を思い返すと、あれ、現況はどう考えればいいのかなという感があります。先日、横須賀の観音崎に行く機会があったが、海水浴場はかなりの人でした。一昨年、それより前と比べて多いのか少ないのかは解らないが、ひょっとしたら私自身も含めた世の中全体で、感染状況に対する判断が、どこかマヒしてしまっている所があるのかも知れません。オリ・パラの是非云々以前の事だと思う。何度でも繰り返すが、我が身と自由な日常を護れるのは、自分自身のみ。
(でも、人を長期間狭い空間に閉じ込めておくのは、少なくとも「自主的に」は、もうムリ。弊害は明らか)
4年前の№1714で、新京成電鉄の各駅の昔の画像を並べてご覧頂きました。この時、高根木戸駅は「なぜか画像がない」とか書いて、近年撮影した画像を公開していました。先日、大森 重宏様よりメールでご指摘がありまして、習志野駅として公開していた画像こそ、昔の高根木戸駅のものと判明しました。既に訂正をしてあるが、このため現在、習志野駅の画像がない状態になっています。まったくもって、お恥ずかしい限りです。本当に申し訳ありませんでした。何をやっていたのだか。新京成線に関してはミスが多すぎるので、コロナ禍がある程度落ち着いたら、改めて、全ての新京成線の駅の撮影をやり直します。もちろん、北初富・新鎌ヶ谷・鎌ヶ谷の各駅は高架線に移行しているし、薬園台も移転して新駅舎になったりしているなど、昔からは姿を変えた駅も多いので、単純に昔の画像の代わりにはならなくなる事は、お断りしておきます(新旧比較にはなるだろうが)。ともかく、しばらくお待ちください。大森様、本当にありがとうございました。
№2358 JTB時刻表2021年7月号(JTBパブリッシング)
「JTB時刻表2021年7月号」は、先週21日に発売になりました。
表紙はグラビア企画に連動して、銚子電鉄の海鹿島~君ヶ浜間。
「のりもの情報局」は、「上田電鉄 別所線100周年記念思い出エッセイ・作文募集」「鉄道・運輸機構『鉄道のある風景写真コンテスト』作品募集」「島原鉄道 おうみさきっぷ発売中」。
上田電鉄は、残念ながら写真の旧型車「丸窓電車」には乗った事がなかった…。初めて訪れた時は、既に元東急5000系、という時代だったので。
「おうみさきっぷ」は販売価格1,000円だが、島原⇔大三東間は往復560円。差額440円が、「黄色いハンカチ」分なのだろうか。リモート祈願編は6日に発売になっているが、なぜか「おおみさきっぷ」と称している。なぜ変えたのか。大三東駅は「おおみさき」だから、先行販売分が間違っていたのだろうか?
鉄道模型プレゼントコーナーは、近鉄けいはんな線7000系6両セット。けいはんな線は大阪メトロ中央線と相互直通を行う路線で、大手私鉄唯一の、第三軌条方式の集電を行っている。
伊東 壮吾と巡る 夏のローカル線の旅
伊東 壮吾君は「SUPER★DRAGON」のメンバー、という事だが、正直どちらも初耳でした。ファンの皆様ゴメンナサイ。
銚子電鉄は去年暮れに日帰りで乗りに行ったのだけれど、コロナ禍で減便していた事もあり(ここには記載がないが、今も夕方2往復が運休中)、表紙でも走っていた「大正ロマン電車」は、残念ながら動いていませんでした。仲ノ町駅の車庫見学も、やっていなかったんじゃなかったかなあ。
笠上黒生のタブレット交換は、それ自体は一日中見られるが、列車の行き違いは、現在は朝方のみ(「髪毛黒生」の駅名標については、記されていなかった)。
№2269・№2326で書いた事の繰り返しになってしまうのだが、現状でローカルムードを手軽に味わうにはいいし、路線存続の熱意も感じられるのだが、恒常的に運行の継続を望むなら、特に設備が貧弱だから、どこかで近代化をしなければいけないと思う。距離が短いうえに、バス路線網がそれなりにあるので、「精神論」だけでは、いつか限界を迎える事になる。無論銚子電鉄だけでは解決できず、地元銚子市、さらには千葉県が、銚子電鉄を銚子市の交通網にどう位置付けるのか、まずはそこから考えなければならないでしょう。近代化してしまうと、ローカルの味わいは消えてしまうのかも知れないけれど、それで路線が残せるなら、仕方ないと思う。
もう一つは、「青春18きっぷ」を使った、東京起点のJR乗り継ぎ。鶴見線の海芝浦は、今は土日は改札を完全に閉鎖してしまって、工場の従業員さえ出入りできない。完全に駅に封じ込め。ICカードの改札装置は使えるが、普通の切符はどうしよう?「青春18きっぷ」なら関係ないが。
北関東の205系も、先日JR東日本よりE131系の導入が発表になっていて、今回はルートに入らなかった相模線共々、いつまで走る事になるのか。こうなると211系も、そろそろ「危ない」かも知れない。路線も車両も、なくなってから嘆く前に、今あるものを、今あるうちに大切にしたいと思う。
(日光線の「いろは」がなかったね)
特集のページ
「NEWS」のイラストは、今月いっぱいで引退するJR九州のキハ66+67。左の「NE」が国鉄色、右の「WS」がシーサイドライナー色(モノクロで塗装について記しても意味なさそうだが)。
夏の臨時列車がいくつか掲載になっていて、全部運転されて欲しいが、8月7日、福島~仙台間で110系DCによる臨時列車が設定されています。
下り 仙台七夕まつり号 9577D
福島15:33 → 16:49仙台
途中停車駅:白石・岩沼
上り 福島わらじまつり号 9574D
仙台13:45 → 15:13福島
途中停車駅:南仙台・名取・岩沼・大河原・白石
共に全車指定席。七夕まつりもわらじまつりも今日の時点では、規模を縮小しつつ開催の方向。
会社線は、上高地・乗鞍・八ヶ岳・尾瀬などの観光バス路線が中心。他に東海汽船の高速船、大阪バス・名古屋バスの高速バス王子・東京・横浜~名古屋線(この区間で大阪バスとはヘンな気もする。グループに東京バスもあるのに)。
本文
6月号で書くべきだったが、常磐線は8月7~9日と14・15日、〔ときわ〕の臨時の設定があり、特に下り35・39号は、品川を早朝の出発。正直理由が解らなかった。茨城でイベント、だろうか?なお、6月号には記載があった〔ひたち91・92号(相馬野馬追号)〕(土浦~原ノ町)は、7月25日予定の運転が取りやめになり、7月号は掲載がなくなりました(相馬野馬追自体は無観客で開催)。
高速バスは、福岡~下関線が「当面の間全便運休」と記されているが(5月12日から再度運休になっていた)、7月1日より10往復での再開が発表になっています。なおサンデン交通では、下関~山口宇部空港間の空港連絡バスを、9月いっぱいを持って廃止すると、別途リリースしています(代替交通は決定次第、別途通知との事)。
高速バスは未だに各地で相当数が運休になっていて、緊急事態宣言の発出と終了が繰り返される現状では、落ち着くのは時間がかかるだろう。見た感じ、特に九州が多いように思われるが、JR九州の特急も相当数減便になっている現状では、九州内の移動は、困難が多そうだ。なお、西鉄の一部路線は7月1日より、一部路線で運賃を改定。
会社線は、近鉄が7月3日にダイヤ改正を実施。案の定、相当減量色が濃い内容になりました。伊勢・志摩や、吉野と言った観光地へ行く特急が、相当減便されています。
大阪~伊勢志摩間は、日中の上本町~鳥羽間の列車がほとんどなくなり、大阪難波~賢島間が1時間毎(大阪難波毎時10分発)。停車駅が統一になって、大阪上本町・鶴橋・大和高田・大和八木・榛原・名張・伊賀神戸・榊原温泉口・伊勢中川・松阪・伊勢市・宇治山田・五十鈴川・鳥羽・志摩磯部・鵜方。これまでは基本的に選択だった伊賀神戸と榊原温泉口の両方に停車。布施の停車がほとんどなくなり、下り朝方2本、上り夕方3本のみ。
数少ない布施停車のうち、平日の805列車(大阪上本町始発8時50分)は、時刻表上では名張行の形になっていて、名張から、列車番号はそのままながら別列車の形になって宇治山田まで行く形態になっている。どういう事だろうか(近鉄の公式Webでは、大阪上本町→宇治山田間の1本の列車の扱い)。名張→宇治山田間はビスタカーの「V」マークがないから、名張から先はビスタカーは連結されない、と強調したいという事か。
(土休日は通しで、全区間「V」マーク付き)
吉野線の特急は、基本的に平日は日中2時間間隔、土休日は1時間間隔に大幅な削減。「青の交響曲」の水曜運休は変わらないが、現状は一般特急車で代走していたものが、列車そのものがまるまる運休になる。平日大阪阿部野橋22時40分発は、下市口止まりに短縮。
京都~奈良間も、日中30分→1時間間隔と半減。
日高本線代替バスは、本文の会社線のページに移動しました(P774-C)。「書くべきだ」と書いた道南バスの静内~浦河路線も、静内~様似間のJHBの時刻表に組み込む形で記載されています。
横浜市営地下鉄は、あさって26日にダイヤ改正を実施。本文では解らないが、一部最終電車の繰り上げを実施(途中駅を終点とする最終電車の時刻は記載されていない)。
江ノ電も7月17日に深夜帯の時刻変更を行うが、今号では記載なし。
こんな最中ではあるが、7月1日、横須賀~門司間に東京九州フェリーが就航します。日曜日を除く毎日出航、横須賀23時45分→21時00分新門司・新門司23時55分→20時45分横須賀。一番安いツーリストAは12,000円(繁忙期18,000円)で、上級クラスはツーリストAにルームチャージ料金を加算。横須賀新港は、京急線横須賀中央駅からタクシー6分。新門司港は、門司駅・小倉駅へ連絡バスを運行する予定。
裏表紙は、JTBパブリッシング刊行の「渡航手続き 早わかりマニュアル 2021」(10,450円)「ビザ早わかり 2021」(9,680円)。コロナ禍による変更点を反映しているというが、現状は、これだけではなかなか海外には行けないよなあ。有用な内容だと思うが、一般の旅行者が購入するには、少々値が張る。一般の書店では販売しない。Webから、30日までに申し込む。
「繁忙期・閑散期カレンダー」は、1年分のものは今号では掲載なし。
(営業案内の50ページに、4か月分を掲載)
営業案内
新幹線の編成案内から、電話のマークが消滅しました(今月一杯でサービス終了)。
付録は、4月号のトートバッグに次ぐ、時刻表で使われていた(一部は今も使われている)記号を書いた、オリジナルチケットケース。
今回の解説は、最終頁に1ページを費やして記されています。前回は何と呼称するのか解らなかった、「指定券を一ヶ月一日前から発売する列車・連絡船」のマークは、「手裏剣マーク」という通称だったそうで、確かにそんな感じだが、なぜ「手裏剣」?赤帽は、宅配サービスが普及したら、廃れてしまうのはやむなし、なのか。
解説がないところでは、「そば」というのは、今の駅そば、だろうか?こちらは「エキナカ」として増加傾向にあり、私鉄の駅でも相当数見られるので、逆に時刻表から消える事になったのだろう。「エック」「国鉄特選」は旅行商品だと思うが、国鉄が長距離の旅行の主力だった、古き良き頃の名残か。硬軟様々、いろいろあるものだなあ。
裏面の「NO TRAIN, NO LIFE!」は、トートバッグと同じ。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
23日 上野動物園 パンダ「シンシン」 双子を出産
(広島カープ鈴木 誠也 ワクチン接種副反応で1軍登録抹消)
24日 「表現の不自由展」東京開催 延期決定
(ワクチン誤って再冷凍 3000回分廃棄処分 新潟市)
パンダの出産は、京成からもお祝いのメッセージがありました。
明日は、東京都議会選挙の告示です。議論かびすましいオリンピックの直前という事もあって、どんな結果になるのか。とりあえずウルサイのはイヤなので、ウィルス云々関係なく、しばらくは東京には近寄りたくない。
表紙はグラビア企画に連動して、銚子電鉄の海鹿島~君ヶ浜間。
「のりもの情報局」は、「上田電鉄 別所線100周年記念思い出エッセイ・作文募集」「鉄道・運輸機構『鉄道のある風景写真コンテスト』作品募集」「島原鉄道 おうみさきっぷ発売中」。
上田電鉄は、残念ながら写真の旧型車「丸窓電車」には乗った事がなかった…。初めて訪れた時は、既に元東急5000系、という時代だったので。
「おうみさきっぷ」は販売価格1,000円だが、島原⇔大三東間は往復560円。差額440円が、「黄色いハンカチ」分なのだろうか。リモート祈願編は6日に発売になっているが、なぜか「おおみさきっぷ」と称している。なぜ変えたのか。大三東駅は「おおみさき」だから、先行販売分が間違っていたのだろうか?
鉄道模型プレゼントコーナーは、近鉄けいはんな線7000系6両セット。けいはんな線は大阪メトロ中央線と相互直通を行う路線で、大手私鉄唯一の、第三軌条方式の集電を行っている。
伊東 壮吾と巡る 夏のローカル線の旅
伊東 壮吾君は「SUPER★DRAGON」のメンバー、という事だが、正直どちらも初耳でした。ファンの皆様ゴメンナサイ。
銚子電鉄は去年暮れに日帰りで乗りに行ったのだけれど、コロナ禍で減便していた事もあり(ここには記載がないが、今も夕方2往復が運休中)、表紙でも走っていた「大正ロマン電車」は、残念ながら動いていませんでした。仲ノ町駅の車庫見学も、やっていなかったんじゃなかったかなあ。
笠上黒生のタブレット交換は、それ自体は一日中見られるが、列車の行き違いは、現在は朝方のみ(「髪毛黒生」の駅名標については、記されていなかった)。
№2269・№2326で書いた事の繰り返しになってしまうのだが、現状でローカルムードを手軽に味わうにはいいし、路線存続の熱意も感じられるのだが、恒常的に運行の継続を望むなら、特に設備が貧弱だから、どこかで近代化をしなければいけないと思う。距離が短いうえに、バス路線網がそれなりにあるので、「精神論」だけでは、いつか限界を迎える事になる。無論銚子電鉄だけでは解決できず、地元銚子市、さらには千葉県が、銚子電鉄を銚子市の交通網にどう位置付けるのか、まずはそこから考えなければならないでしょう。近代化してしまうと、ローカルの味わいは消えてしまうのかも知れないけれど、それで路線が残せるなら、仕方ないと思う。
もう一つは、「青春18きっぷ」を使った、東京起点のJR乗り継ぎ。鶴見線の海芝浦は、今は土日は改札を完全に閉鎖してしまって、工場の従業員さえ出入りできない。完全に駅に封じ込め。ICカードの改札装置は使えるが、普通の切符はどうしよう?「青春18きっぷ」なら関係ないが。
北関東の205系も、先日JR東日本よりE131系の導入が発表になっていて、今回はルートに入らなかった相模線共々、いつまで走る事になるのか。こうなると211系も、そろそろ「危ない」かも知れない。路線も車両も、なくなってから嘆く前に、今あるものを、今あるうちに大切にしたいと思う。
(日光線の「いろは」がなかったね)
特集のページ
「NEWS」のイラストは、今月いっぱいで引退するJR九州のキハ66+67。左の「NE」が国鉄色、右の「WS」がシーサイドライナー色(モノクロで塗装について記しても意味なさそうだが)。
夏の臨時列車がいくつか掲載になっていて、全部運転されて欲しいが、8月7日、福島~仙台間で110系DCによる臨時列車が設定されています。
下り 仙台七夕まつり号 9577D
福島15:33 → 16:49仙台
途中停車駅:白石・岩沼
上り 福島わらじまつり号 9574D
仙台13:45 → 15:13福島
途中停車駅:南仙台・名取・岩沼・大河原・白石
共に全車指定席。七夕まつりもわらじまつりも今日の時点では、規模を縮小しつつ開催の方向。
会社線は、上高地・乗鞍・八ヶ岳・尾瀬などの観光バス路線が中心。他に東海汽船の高速船、大阪バス・名古屋バスの高速バス王子・東京・横浜~名古屋線(この区間で大阪バスとはヘンな気もする。グループに東京バスもあるのに)。
本文
6月号で書くべきだったが、常磐線は8月7~9日と14・15日、〔ときわ〕の臨時の設定があり、特に下り35・39号は、品川を早朝の出発。正直理由が解らなかった。茨城でイベント、だろうか?なお、6月号には記載があった〔ひたち91・92号(相馬野馬追号)〕(土浦~原ノ町)は、7月25日予定の運転が取りやめになり、7月号は掲載がなくなりました(相馬野馬追自体は無観客で開催)。
高速バスは、福岡~下関線が「当面の間全便運休」と記されているが(5月12日から再度運休になっていた)、7月1日より10往復での再開が発表になっています。なおサンデン交通では、下関~山口宇部空港間の空港連絡バスを、9月いっぱいを持って廃止すると、別途リリースしています(代替交通は決定次第、別途通知との事)。
高速バスは未だに各地で相当数が運休になっていて、緊急事態宣言の発出と終了が繰り返される現状では、落ち着くのは時間がかかるだろう。見た感じ、特に九州が多いように思われるが、JR九州の特急も相当数減便になっている現状では、九州内の移動は、困難が多そうだ。なお、西鉄の一部路線は7月1日より、一部路線で運賃を改定。
会社線は、近鉄が7月3日にダイヤ改正を実施。案の定、相当減量色が濃い内容になりました。伊勢・志摩や、吉野と言った観光地へ行く特急が、相当減便されています。
大阪~伊勢志摩間は、日中の上本町~鳥羽間の列車がほとんどなくなり、大阪難波~賢島間が1時間毎(大阪難波毎時10分発)。停車駅が統一になって、大阪上本町・鶴橋・大和高田・大和八木・榛原・名張・伊賀神戸・榊原温泉口・伊勢中川・松阪・伊勢市・宇治山田・五十鈴川・鳥羽・志摩磯部・鵜方。これまでは基本的に選択だった伊賀神戸と榊原温泉口の両方に停車。布施の停車がほとんどなくなり、下り朝方2本、上り夕方3本のみ。
数少ない布施停車のうち、平日の805列車(大阪上本町始発8時50分)は、時刻表上では名張行の形になっていて、名張から、列車番号はそのままながら別列車の形になって宇治山田まで行く形態になっている。どういう事だろうか(近鉄の公式Webでは、大阪上本町→宇治山田間の1本の列車の扱い)。名張→宇治山田間はビスタカーの「V」マークがないから、名張から先はビスタカーは連結されない、と強調したいという事か。
(土休日は通しで、全区間「V」マーク付き)
吉野線の特急は、基本的に平日は日中2時間間隔、土休日は1時間間隔に大幅な削減。「青の交響曲」の水曜運休は変わらないが、現状は一般特急車で代走していたものが、列車そのものがまるまる運休になる。平日大阪阿部野橋22時40分発は、下市口止まりに短縮。
京都~奈良間も、日中30分→1時間間隔と半減。
日高本線代替バスは、本文の会社線のページに移動しました(P774-C)。「書くべきだ」と書いた道南バスの静内~浦河路線も、静内~様似間のJHBの時刻表に組み込む形で記載されています。
横浜市営地下鉄は、あさって26日にダイヤ改正を実施。本文では解らないが、一部最終電車の繰り上げを実施(途中駅を終点とする最終電車の時刻は記載されていない)。
江ノ電も7月17日に深夜帯の時刻変更を行うが、今号では記載なし。
こんな最中ではあるが、7月1日、横須賀~門司間に東京九州フェリーが就航します。日曜日を除く毎日出航、横須賀23時45分→21時00分新門司・新門司23時55分→20時45分横須賀。一番安いツーリストAは12,000円(繁忙期18,000円)で、上級クラスはツーリストAにルームチャージ料金を加算。横須賀新港は、京急線横須賀中央駅からタクシー6分。新門司港は、門司駅・小倉駅へ連絡バスを運行する予定。
裏表紙は、JTBパブリッシング刊行の「渡航手続き 早わかりマニュアル 2021」(10,450円)「ビザ早わかり 2021」(9,680円)。コロナ禍による変更点を反映しているというが、現状は、これだけではなかなか海外には行けないよなあ。有用な内容だと思うが、一般の旅行者が購入するには、少々値が張る。一般の書店では販売しない。Webから、30日までに申し込む。
「繁忙期・閑散期カレンダー」は、1年分のものは今号では掲載なし。
(営業案内の50ページに、4か月分を掲載)
営業案内
新幹線の編成案内から、電話のマークが消滅しました(今月一杯でサービス終了)。
付録は、4月号のトートバッグに次ぐ、時刻表で使われていた(一部は今も使われている)記号を書いた、オリジナルチケットケース。
今回の解説は、最終頁に1ページを費やして記されています。前回は何と呼称するのか解らなかった、「指定券を一ヶ月一日前から発売する列車・連絡船」のマークは、「手裏剣マーク」という通称だったそうで、確かにそんな感じだが、なぜ「手裏剣」?赤帽は、宅配サービスが普及したら、廃れてしまうのはやむなし、なのか。
解説がないところでは、「そば」というのは、今の駅そば、だろうか?こちらは「エキナカ」として増加傾向にあり、私鉄の駅でも相当数見られるので、逆に時刻表から消える事になったのだろう。「エック」「国鉄特選」は旅行商品だと思うが、国鉄が長距離の旅行の主力だった、古き良き頃の名残か。硬軟様々、いろいろあるものだなあ。
裏面の「NO TRAIN, NO LIFE!」は、トートバッグと同じ。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
23日 上野動物園 パンダ「シンシン」 双子を出産
(広島カープ鈴木 誠也 ワクチン接種副反応で1軍登録抹消)
24日 「表現の不自由展」東京開催 延期決定
(ワクチン誤って再冷凍 3000回分廃棄処分 新潟市)
パンダの出産は、京成からもお祝いのメッセージがありました。
明日は、東京都議会選挙の告示です。議論かびすましいオリンピックの直前という事もあって、どんな結果になるのか。とりあえずウルサイのはイヤなので、ウィルス云々関係なく、しばらくは東京には近寄りたくない。