
久しぶりにやります。令和では初めてです。
今回は横須賀市の「当り湯」さんです。こんなところに、こんな昔ながらの銭湯が?いい構えですねえ。
(訪問日:2022(R4)年1月29日)
なお、神奈川県の銭湯の料金は、現在は大人490円・6歳以上12歳未満200円・6歳未満100円になっています。
〈アクセス〉
鉄道の駅からは遠い。ヨソ者だと、それこそバスを利用する。バス停不入斗橋(いりやまずばし)が最寄り。JR横須賀線横須賀駅・京急線横須賀中央駅から、京浜急行バスの系統が多数ある。〔須1〕系統(横須賀駅~横須賀中央駅~聖徳寺坂上~衣笠駅)系統が10分間隔。他に総合体育会館経由衣笠駅・横須賀市民病院・佐島・長井・三崎口駅行などのバスも利用でき、全体で1時間に10本程度はある。

横須賀駅方向から来ると、不入斗橋バス停は三崎街道上に2つポールが並んでいる。手前が衣笠駅行(〔須1〕と、総合体育会館経由の〔須18〕)、奥がその他の行先。
横須賀中央駅からだと、普通に走れたら10分弱だと思うが、行楽シーズンとかだともう少しかかってしまうかも知れない。
下車したら、バスの進行方向に歩いて行く。

すぐ先の鶴久保小学校信号。聖徳寺坂上を経由してきたバスは左に向かうが、「当り湯」さんは右へ。信号に従って、横断歩道を渡る。

一番上の画像でお解りの通り、目の前にも京急バスの不入斗橋バス停がある。これは別の系統のバス停で、横須賀駅を起点とする循環系統。〔須20〕系統(横須賀駅→西来寺→不入斗橋→鶴ヶ丘→横須賀駅)・〔須21〕系統(横須賀駅→鶴ヶ丘→不入斗橋→西来寺→横須賀駅)があり(横須賀中央駅は通らない。京急線なら汐入駅)、目の前のバス停は〔須20〕系統用。ただし、午前と午後でルートが変わり、〔須20〕系統は13時台までで、以降は〔須21〕系統に移行する。従って目の前のバス停は、「当り湯」さんメアテだと、開店前に運行が終わるから意味はない。このBRCハイブリッドは〔須21〕系統。30分間隔。
三崎街道上のバス停からでも徒歩で5分はかからない。
なおオススメはしないが、駐車場も2台分ある。

まず、入り口でいきなり現実に直面する事になる。

この先、入ってからも「マスクをして」「会話はしないで」のお願い書きが、他の銭湯に比べても多いと思った。小さい所なので密になりやすいから、仕方がないだろう。現在は通常営業だが、緊急事態宣言発時には短縮営業等も行われた模様。どこでもそうだが、現状で銭湯を訪れた際には、十分に心したい。「公衆衛生」の維持のために、どこも頑張っているのだから。
〈営業時間・定休日〉
14:30~21:00。金曜日定休。
〈脱衣場〉
番台式。小ぢんまりとしていて、ロッカーは少ない。衣類を入れるかごはビニール袋が被せられていた。理由を聞く事はしなかったが、あるいはこれもウィルス対策だったかも知れない。
貸しタオルもあるが、あくまで「忘れた人向け」で、1人につき2枚までは無料だが、3枚目からは100円(そんなにたくさん使う人がいるのか?)。
洗濯機はある(200円)が、乾燥機は見当たらなかった。ヘアードライヤー10円×2枚。
金魚の水槽と、有名人のサインがあった。
入浴後の飲料は、コーヒー牛乳は森永で130円、他にもいくつかソフトドリンクがある。
〈浴場〉
カラン15器(うちシャワーがあるのは、壁側の9器)
浴槽も小さい。ラドンイオン温泉浴だそう。2:1に分けられていて、広い方は、泡風呂。
壁面の絵画は、富士山は女湯側に描かれている。男湯側の農家は、どこか日本離れしているようにも感じられた。どこのものだろう?
繁華街にあるわけではないが、開店直後から、特に近場に住んでいると思われる、割と高齢の方々が頻繁に訪れているように思えました。地域のコミュニティという役割も銭湯にはあるので、この状況だから無理はしないで欲しいが、頑張って続いてくれるといいと思います。
今後も、以前ほどは頻繁にはならないが、また新しい、「バスで行ける銭湯」を探して、書いてみたいと思っています。次がいつになるか覚束ないのだが。
平成の間に訪れて、当ブログで書いた銭湯を、改めて記しておきます。残念ながら、第1回で書いた、我が家に一番近かった銭湯も含め、廃業してしまったところも、いくつかあります。
1.矢部の湯(神奈川県横浜市戸塚区:№239) 残念ながら廃業
2.第二常盤湯(神奈川県横浜市保土ヶ谷区:№242)
3.横浜天然温泉くさつ(神奈川県横浜市南区:№245)
4.中島湯(神奈川県川崎市川崎区:№250)
5.徳の湯(神奈川県横浜市神奈川区:№252)
6.第二大和湯(神奈川県横浜市南区:№259)
7.太平館(神奈川県横浜市西区:№264)
8.鷲の湯(神奈川県横浜市神奈川区:№274)
9.港南泉(神奈川県横浜市港南区:№275)
10.中島館(神奈川県横浜市南区:№276)
11.朝日湯(神奈川県川崎市川崎区:№278)
12.興和浴場(東京都葛飾区:№282)
13.ひばり湯(神奈川県鎌倉市:№304)
14.富士見湯(神奈川県藤沢市:№305)
15.反町浴場(神奈川県横浜市神奈川区:№316)
16.ファミリーアイランドさくらゆ(神奈川県横浜市瀬谷区:№325)
17.記念湯(神奈川県横浜市西区:№335)
18.六郷温泉(東京都大田区:№339) 残念ながら廃業
19.金晴湯(こんぱるゆ・神奈川県横浜市磯子区:№350)
20.関の湯(神奈川県横浜市港南区:№394)
21.光明泉(東京都目黒区:№408)
22.政の湯(神奈川県川崎市川崎区:№414)
23.さかえ湯(東京都渋谷区:№462)
24.亀遊館(神奈川県横浜市金沢区:№470)
25.寿湯(神奈川県横浜市鶴見区:№493)
26.安善湯(神奈川県横浜市鶴見区:№533)
27.葛の湯(神奈川県横浜市泉区:№583)
28.亀の湯(神奈川県川崎市川崎区:№609)
29.千代の湯(神奈川県横浜市鶴見区:№635)
30.みなと湯(神奈川県横浜市金沢区:№655)
31.竹の湯(神奈川県横浜市鶴見区:№707)
32.亀の湯(神奈川県横須賀市:№726)
33.ねぎしの湯 大盛館(神奈川県横浜市磯子区:№771)
34.クアーズMISAKI(神奈川県三浦市:№828)
35.さざなみ湯(栃木県宇都宮市:№918)
36.恵比寿湯(神奈川県茅ヶ崎市:№93) 残念ながら廃業
37.日の出湯(沖縄県那覇市:№1063) 残念ながら廃業
38.旭湯(神奈川県横浜市港北区:№1109)
39.たから湯(埼玉県秩父市:№1134)
40.平和湯(神奈川県川崎市川崎区:№1195)
41.恵びす温泉(横浜市中区:№1232)
42.菊の湯(熊本県熊本市中央区:№1323)
43.千代田湯(神奈川県横浜市神奈川区:№1368)
44.みどり湯(東京都品川区:№1439)
45.蒲田温泉(東京都大田区:№1493)
46.さかえ湯湘南館(神奈川県藤沢市:№1558)
47.ふくの湯(東京都文京区:№1596)
48.桜湯(静岡県静岡市葵区:№1705)
49.本庄湯(福岡県福岡市中央区:№1752)
50.かまぶろ温泉(神奈川県川崎市川崎区:№1896)
51.大勝湯(東京都荒川区:№1914)
特に前半の20回くらいは、当時の私が置かれた状況もあって(あまり人には言えないです…決してやましい事じゃないですよ!)、10数年くらい前にまとめて訪れたものでした。従ってこれ以降、全部は確認できなかったが、廃業してしまっている所が少なくないし、定休日・営業時間など、当時書いた事からは変わっている事項も多々あります。特に最近はコロナ禍の影響で、臨時に変わっているという事も、あるかと思います。その点、ご承知おきください。あくまで参考の上、正確には都道府県毎の公衆浴場業生活衛生同業組合みたいな、銭湯の組合などが作る公式のWebで再度確認をしてくださればと思います(ない県もあります)。
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《今日のニュースから》
20日 韓国大統領選挙 アン・チョルス候補 野党一本化提案撤回
21日 ミャンマー ロヒンギャ迫害問題 国際司法裁判所の審理再開
22日 旧優生保護法不妊手術 大阪地裁 国に初の賠償命令
北海道の方は相変わらず風雪が激しいようで、JR北海道は列車がほとんど走れず、新千歳空港発着便は、今日は全便欠航となりました。関東地方は、今日は日が差すと割と暖かく感じる場面もあり、梅の花もあちこちで咲いていて、2月もあと一週間もないから、そろそろ春かなあとか思ったりするが、申し訳ないような気もします。