№2175 バスラマインターナショナル180(ぽると出版) 創刊30周年記念号

「バスラマインターナショナル」は、先月末発売された180号で、創刊30周年を迎えました。おめでとうございます。

 1990(H2)年8月刊行の第1号、どんな事が書いてあったっけ?と簡単に振り返ると、表紙ははとバスの「ヨーロコメット」、特集が日野(初代)セレガなどの新型国産観光バス、ボルボ・アステローペを使用していた、羽後交通の「レイク&ポート」乗車ルポ(当時は相模鉄道との共同運行で、相鉄のスーパークルーザー(FHI)の写真もある)、ユーザー訪問(現バス事業者訪問)がはとバス(ドレクメーラーのダブルデッカーや、ケスボーラもあった)、神戸シティループの話題もありました。今の都庁のビルがまだ工事中、という頃。カラーページはまだかなり少ない。 

 今号の表紙は北海道北見バスの高速車と、網走バスの貸切車。このカラー、先月末に、実際に現地で見ました(網走バスは「ドリーミント・オホーツク」車だったが)。

 JRバス関東が日野のハイブリッド連節バスを導入したという事だが、先行して導入した横浜市営バスはまだ運行計画そのものが発表になっていない段階なので、特殊なケースではあるが、乗客を乗せて走る初のケースだろうか?また、JRバス関東でハイブリッドの新車導入も、初めてだろうか?(JR東海バス中古のBRCハイブリッド導入はあったが)

緊急特集 新型コロナウィルスCOVID-19のバスへの影響

 バスや交通に限った事ではないが、近かろうが遠かろうが、人々が普通に行き来し、面と面を向き合わせてコミュニケーションを図る事、そんなの当然じゃんと思っていた事が、人々の営みにとっていかに大切であるか、痛烈に思い知らされました。そして繰り返しになるが、人や物の「移動」のニーズが失われたり絶たれたりすれば、「交通」は生きてはいけないシステムだと、当たり前ではあっても、これもまた改めて感じさせられた、半年間だったと思います。それが一番如実に出たのが、長距離からコミュニティまで幅広く担うバス事業、だったのではないでしょうか。
 まず、グラフの横軸は、どこにも記載が見当たらないが、対前年比(パーセント)、で良いのだろうか?基本的に全部右肩下がり、それも急坂を転げ落ちるように、傾きが極めて極端なものになっています。大震災の時でも、こうではなかったと思うのだが。
 一般路線は、横軸が対前年比とすると、濃飛バスは、1月は去年を大幅に上回る実績だった。北海道北見バスは、4月はやや回復している。北海道北見バスは、4月もかろうじて前月と同じレベルは維持していたようです。「北海道の高速バス路線は日常移動の足として定着しているからだろう」と分析されているが、北海道北見バスは、札幌行〔ドリーミント・オホーツク〕がかなりの割合を占めていると思っていたのだが。
「修学旅行需要」はねえ。私は先月、広域移動自粛要請が解除された直後に日光に行っているのだが、本来なら今の時期が関東各地の小学校の修学旅行のシーズンなのに、当然全く姿を見なくて、辛かったです。子供たちは数倍辛いはずで、秋にやれると良いです。このまま完全中止では、子供たちの心に深い傷を残しかねないので。
「需要回復の予測」では、「移動自粛が身について、外出自体が敬遠される」のが、需要が回復しないだろうと思われる要因とされているが、私は、外出の意欲は極めて旺盛だと思います。それより、「公共交通による感染」を恐れた利用者が、マイカーや自転車に転移する事で、バスを含む公共交通の利用が減少してしまうのではないか、そっちの方がはるかに深刻な懸念材料になると思う。既にその兆候が見えているような気がします。江ノ島付近の国道134号線は渋滞が激しくなりつつあるし(「STAY HOME」が強く呼びかけられた、GWの直前にも見られた)、ファストフードのドライブスルーも、結構長い列ができていたりするのも見ました。ごく最近では「ペーパードライバー」の講習が人気になっているとの報道もありました。外国でも、そのような傾向がみられるようです。神奈川県内では、去年暮れに大規模な減量ダイヤを実施した江ノ電バスが、先月末に再度の減量ダイヤを実施しており、臨港バスも1日にダイヤ改正を実施して、特に土休日は、系統によっては5割近い減便になっています。臨時減量ダイヤのまま様子見という事業者が多いと思われるが、一通り感染禍が収まったとしても、この状況が続くと、感染禍前のダイヤに戻れるのか、不安です。
 なお、テレワークの影響云々は、業種によるでしょう。前号の「事業者訪問・中日臨海バス」の所でも書いたが、扇島などの臨海部などに多数立地する、物流センターみたいな現場(アマゾンとか)で働く肉体労働者とかだと、当然テレワークなんて成り立たないので。逆にテレワーク普及で、オンライン物流がより旺盛になる可能性もあるし、企業が活動している間は、安定した需要が期待できると思います。
 若干脱線するが、テレワーク「できる」「できない」で、精神的な「格差」が人心の間に生まれないか、これが心配。特にバスドライバー。偏見もそうだし、アメリカでは特に、黒人ドライバーがウィルス感染により命を落とすケースが目立つそうで、これも5月以降の、「BLACK LIFES MATTER」運動の背景の一つになっているのは、間違いない。
 インバウンドは、とにかく国を越えた移動が成り立たないと、回復は見込めない。これは、バス業界単独ではどうにもならない。たとえ日本だけ今後劇的に改善できても、他国の状況が悪化するようなら、日本に呼び込む事は出来ないから。
 高速バスは、国内移動は少しづつ運行が再開されつつあるが、全部の席を埋められないので、収益性はかなり落ちるだろう。例えば東海バスは「三島エクスプレス」を、4日から1日2往復で再開するが、本来40人乗れるところ、窓際しか使用しないから18人までしか乗れない。個人的には、最前列席以外は考えすぎ、という気もするが、他の事業者もほとんど同じ対応でしょう。この対応をいつまで続けるべきか、の判断も難しい。ガイドラインに沿って、という事になるのだろうか。
 感染対策は、先月末あたりから、いくつかの事業者で具体的な取り組みが、WEBサイト上で公表されるようになりました。関東でいうと、朝日自動車とそのグループは、デンソーソリューションのクレベリン(二酸化塩素ガス)による除菌を行うと先月末に発表しており、東急バスも30日、YOOコーポレーション製造の無光触媒のコーティングによる除菌を行うと、リリースを出しました。今後も、特に大手事業者で続く事になるでしょう。
 政府など公的な金銭的な支援は今後も求められるだろうが、さすがに無尽蔵ともいかない。支援が必要なのは交通業界だけではないし、「いつまで」という問題もある。元々バス業界はウィルス感染禍の前からドライバー不足などで体力を消耗しているし、資金を注入されただけで十分だろうか?個々の事業者だけでは解決が難しくなっている問題が多く、これを機に、業界の大幅な再編成劇があるかも知れない。というより、業界・事業者の側から再編成を仕掛ける、という事も、ひょっとしたら必要な状況になってしまったのではないだろうか。

バス事業者訪問
 今回は北海道・オホーツク総合振興局の2社となったが、最近まで本州の大手私鉄の傘下にあって、現在は地元の資本になったという共通点があります。

215 北海道北見バス
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 北見は、ふるさと銀河線があった頃は割と足繁く通っていたのだが、廃線の直後に一回行ったあとは、14年間途絶えてしまいました。先日、網走と合わせて久しぶりに立ち寄って、列車の待ち合わせの間に市内線にも乗車したが、北見はだいぶ雰囲気が変わったような気がします。ここには記されていないが、北見バスターミナルの建物は、北海道ちほく高原鉄道の本社ビルがあった場所でした。以前は旧東急百貨店(今のコミュニティープラザパラボ)にバスターミナルが入っていたが、跡地は駐車場になっているようでした。百貨店ビルには東急インも入っていたが、北見から東急の資本は全て引き上げた事になります。
 1系統「三輪・小泉線」は、今でも日中が、土休日も含めて15分間隔が維持されていて、これは正直大したものだと思った。早朝深夜などは減便されているかもしれないが。市内線に関しては、若松線のデマンド化はあるが、基本的には全路線維持されているように思われました。
 ICカードは、PASMOでさえ2007(H19)年、札幌市のSAPICAは2009(H21)年だから、だいぶ早い。当時は東急資本だからできたのかも知れない。
 郊外線は、北見と遠軽で路線が繋がらなくなった(同じくかつては東急資本だった、北紋バスの北見~遠軽~紋別の急行路線も廃止になっている)。それと、佐呂間への路線(留辺蘂発着だった)がなくなっている。北見~佐呂間町間は町営バスが運行されているが、週2日(火・木曜日)のみ(3往復。北見は赤十字病院発着で、バスターミナルには行かない)。
 北見はオホーツクでは最大の都市だが、観光需要という点では微妙かも知れない。著名な観光地はたくさんあるが、北見は観光ルートから若干離れた位置にあり、道外の団体は女満別空港から直接目的地に行ってしまうだろうから、外部からの受け入れ、は少なくなるのだろう。だからインバウンドを最初から受注していないのか。
 車両面では、日産ディーゼルが、中古導入を含めてももうないのか。確かに北見や遠軽で見かけた北海道北見バスは、一部のラッピング車を除くと、皆現行カラーに統一されていました。
 今後は、路線そのもの、特に郊外線のPRに力を入れてもいいのかもしれない。陸別へ行く路線は、その先の十勝バスとセットでPRする事も、考えられるだろう。陸別にはふるさと銀河線の運転を体験できる施設が残されているし、厳寒体験のPRもありでは?
 輸送人員の推移を示すデータの記載がなかったのが残念。

216 網走バス

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 こちらは残念ながら、今回は一般路線は乗る機会がなかった(空港バスだけ乗った)が、網走駅前で何台か見ました。通学の時間だったので、JRの列車から降りた学生がたくさん乗り換えていくシーンも見られ、それは前回出しました。
 名鉄も昔は網走バスの他に根室交通などを傘下に置いていたが、既に北海道からは完全に撤退している。
 こちらは輸送人員の推移を示すグラフがあるが、1965(S40)年がピークで、利用者の減少が始まるのが早い。平成の世が始まってすぐの1990(H2)年で既に25年前の半分、さらに平成が終わる2019(H31~R元)で、さらに1/4にまで落ち込んでしまいました。ピークの12%程度にしかならない。
 異業種の参入であるが、自社の体験をバス事業の向上に結び付けよう、という姿勢は評価できると思う。「移動サービスの改革」とは、同じ地域の路線でも、朝夕の比較的需要が多い時間は大型車で時刻表通りの運行、日中は小型車両によるデマンド運行、と使い分けるイメージになるのだろうか。
 個々の路線の状況は記されていなかったが、市内線では、市南部でオホーツク海に面したつくしヶ丘団地と、市西部で刑務所に近い大曲を結ぶ系統が日中でも40分間隔で、これが一応の幹線、という事になるだろうか。網走市の中心部と網走駅が若干離れているので、この区間の本数が多くなるようにダイヤが組まれているように、時刻表からは見えます。
 郊外路線は、ここも佐呂間町への路線がなくなっている。旧国鉄湧網線の代替バスだったのに。佐呂間町営バスは、毎週水曜日の1往復のみ運行で、常呂までは無料だが、その先乗客がいなかったら、取りやめになるそうだ(網走バス路線と被るからだろう)。佐呂間町営バスは遠軽へも運行があるが(月・水・金の週3日で、各3往復)、中湧別には行かない。かつての鉄道、そして代替バス路線も、バラバラになってしまいました。現状では公共交通だけでは、アクセスが極めて難しい。
 今回は空港バスだけ乗ったが、路上の全てのバス停に停車しており、乗降制限も内容だったから、一般の路線も兼ねているのかもしれない。ただそうなると、航空便によって左右されるダイヤは、一般のお客さんには使いづらいだろう。ウィルス感染禍の影響で航空便に大幅な変動が出ている現状では、なおさら。
 ドライバー事情は(北海道北見バスは記されていなかった)、本州にも募集をかけたという事だが、どのあたりから来るのだろうか。北海道の最低賃金は861円で、東北6県よりは高い(宮城県よりも高い)から、このあたりが中心になるのだろうか。ただ、賃金以外のプラスも何かないと、網走のような小規模で、裾野が小さい(娯楽が少ないとか)都市に定住するのは、ためらいも生まれるかもしれない。
 観光バスは大変な状況だが、網走バスは札幌と函館にも営業所があるそうで、営業所ごとの影響の違いは出ているのだろうか。当面は国内需要の復活に期待するしかないだろう。
 車両は、名鉄の資本が引き上げて久しいのに、一般路線バスの見た目は名鉄バスのまま。車種も全部三菱ふそうだし。カラーを変えよう、という考え方は出なかったのか。変えようとするとコストもかかるし、このままでいいや、という事だろうか。一覧を見ると、一番新しいのは2016(H28)年式のローザだが、他は全て、21世紀に移り変わる前後の導入で、平均車齢が20年前後、という所だろうか?

 今回の北海道北見バスと網走バス、カラー写真にもあるが、以前は相互乗り入れで網走~美幌~北見間の急行バスの運行があり、私も一度乗った事があります。特に郊外部だと、番号を買えただけの、似たような名前のバス停が連続しているのが風変りと感じた記憶があります。確か、旧北見バスは網走~美幌間、網走バスは美幌~北見間が急行運転だったと思います。
 北海道北見バスが引き続き地域では最大手であるものの、両社とも規模は小さく、過疎対策や、現在のウィルス感染禍など、この程度の規模の事業者だと、単独での解決は難しくなっているのではないかと感じられます。といってすぐに統合だ合併だ、というのではないが、オホーツクの公共交通事業者としては比較的大手の2社、できるところは、協力関係の強化を図っていく事も考えられるべきでしょう。後はJR線(石北本線・釧網本線)の動向が、大きな影響を与える事になるかも知れません。

バスラマ創刊30周年記念インタビュー
 両備グループCEO、小嶋光信氏。地方公共交通の維持に関して、多大な関与をしてきた方で、その発言や行動は、一般のメディアでも触れる機会は多いから、それらについて書く必要は、たぶんないでしょう。
 ただ、小嶋氏の主張が、バス業界全体の共通意志であるかというと、そうは言えない部分が、間違いなく多い。岡山に限っても、(以下敢えて社名・個人名を出すが)岡山市内中心部で循環バス「めぐりん」を運行してきた八晃運輸が、両備バスの主力路線に競合する形で路線を申請、しかも全線で250円という運賃だったため、それに反発した両備バスが郊外部の31路線の廃止を申請した事で、一気に事が全国レベルで表面化する事になりました。結局この廃止申請は撤回されるものの、今度はこのバスの岡山駅前バスターミナルへの乗り入れを巡り、現在も係争中、という段階です。
 この八晃運輸側の姿勢に対し、両備以外の在来事業者も足並みそろえて反対か、というとそうではない。いくつか各種WEBサイトを巡ってみると、宇野自動車は明らかに八晃運輸寄りの大度のようです。宇野自動車自身も、岡山駅前~後楽園間に100円のバスを運行、しかも駅前バスターミナルに乗り入れています(現在は新型コロナウィルス感染禍の影響で運休中)。宇野自動車自身も「日本最低(の運賃)を目指す」とうたっていて(民営では最低だと言っている)、両備とはかなりの部分で相容れない。
 小嶋氏は、八晃運輸の申請が認められれば、郊外路線を支えられなくなるのでやむなく廃止申請、としているが、それに対して八晃運輸の成石敏昭氏が2018(H30)年5月に要望書を出していて、その中では、補助金の支給基準・支給金額は透明性のある議論がなされるべきとして、この点は両備と同じかと思うが、一方で「黒字路線で赤字路線を補填するという考え方は、道路運送法の趣旨から賛同できない」と主張しています。この点については、小嶋氏からの回答らしき発言はない。「交通政策基本法」の施行が答えになるのかと思うが。
「規制緩和は愚策」と小嶋氏は断じているが、それを強力に主張した小泉純一郎氏を、当時の世論、さらにはメディアまでがこぞって後押しして、政権を与えて規制緩和策の推進を認めた事を、忘れてはならない。私はもっと前の部分だと思う。「公共交通と言えども、採算度外視は許されない」(それは小嶋氏も同じ考えだと思うが)、「民間企業は利益を上げてナンボ」という考え方が、日本では出来上がってしまっているのではないか。特に国鉄分割民営化と、そこに至るまでの過程が決定的だった、あそこで、公共交通も完全に民営に任せた方が良いという思想が、国民意識の中に定着したと思う。大手私鉄の成功体験も反映されているだろう。加えてバブル期だったし。
 また、民間企業で後発なら、「オイシイ所に参入したい」という考え方になるのも、当然なのではないか。例えば携帯電話事業で、ドコモ・au・ソフトバンクの3社体制だったところに楽天が新規参入したが、これを在来事業者が痛手を被る事になるからダメ、とはもう言えないでしょう。無論公共交通は携帯電話と同列に語れないだろうが、日本の携帯電話の料金は世界的にも未だに高いとの不満から、競争による料金引き下げを期待する声は、小さくはなかった。似たような声が、岡山のバス事情を探ろうといくつかWEBサイトを閲覧した中で見られました。「両備バスは高い」と。
 むろんすぐに値下げしろ、と言うのではないが、岡山に限らないと思うが、都心の利用者だと逆に、「地方の路線のために、なぜ我々が高い運賃を負担しなければならないのか?」という声は、実は少なからずあるのではないだろうか?(国鉄分割民営化も、並行する大手私鉄に対して割高な運賃が、都心の利用者の不満を招いたために加速した面があった。無論国鉄自体の経営の問題もあったが、多数のローカル路線(しかも国鉄自体は最初からやりたくなかった路線もあった)を維持しなければならない事情もあった)これまでの小嶋氏の発言は対政治・対行政という面が全てで、特に都心部の利用者に対する、運賃面に関する説明が、やや欠けているのではないか?と感じる部分もありました。
 それに、「私たちは補助金をもらっていません。『官から民の時代だ』」と堂々と車内に掲げる鹿児島のいわさきコーポレーション(安易に補助金獲得のみに奔走する事業者が多いからそういう事を叫ぶ者が現れるのだ、という事なのだろうが)や、行政自ら「民設民営」に移行した大阪市の地下鉄・バスは、どう考えたらよいのだろうか。また、網走バスのように、異業種からのバス事業者への資本参加も、今後さらに増える事が予想されるが、数年前に西武を買収しようとした、実態を無視した(利用者が多いのに、鉄道路線を廃止しろみたいな発言とか)行動を要求するファンド等には、どのように立ち向かえばよいのか、それは交通政策だけでは防衛できない事だと思う。
 全国的な政策とその効果については解らないが、岡山に限っては、各事業者間、行政の間の意思の疎通が決定的に欠けている。無論なれ合いなどとは言わないが、今のままだと、もっと先鋭的な対立に陥る可能性もある(例えば、交通政策基本法は独占禁止法違反だ、とかいう訴訟沙汰にならないとも限らない)。それこそ「利用者無視」になりかねない。どこでも、どの分野でもそうだが、決まり事を振りかざして、我らが正しい、あなた方は間違いだと言葉の応酬に終わるのではダメ。一度関係者が同じテーブルについて、主張する事は主張するが、耳を傾けるべき時は傾け、冷静に議論を積み重ねるべきではないでしょうか。
(行政と言えば、岡山市は来年10月に市長選挙が行われるが、バスの問題は争点となるだろうか)

 香港のバス情報で、ランタオ島のMAN車の話題があるが、「香港国家安全維持法」の施行が香港全体にどのような影響を与えるのか、非常に懸念されます。バスにも影響が出るのか。例えば、今号で試乗ルポが掲載されたヤーシンとか、BYDやアルファバス等、メインランドのメーカーの車両の購入を香港の事業者が強制させられる事になりはしないか?とか、考えすぎでしょうか?(とも言い切れないのが中国の現状だと思う)

 次号は、バス事業者訪問は阪急バスで、30周年記念インタビューはみちのりHDの松本代表。両備の小嶋氏とは違った視点で、バス事業の維持のあるべき方向が語られるのだろう。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
 1日 「NAVERまとめ」サービス 9月末サービス終了発表
(上方落語「天満天神繁昌亭」 3か月ぶり再開)
 2日 日産自動車 「セレナ」など11万台リコール
(PRC検査新センター 成田空港など設置 加藤厚生労働大臣 方針表明)

 東京都では今日一日で、ウィルス感染者が100人を超えて、これはGW前以来だと大騒ぎになっています。まず、この107人がどういう人たちなのかが問題だと思う。政治・行政と国民、どちらかだけというのではなく、両者が足並みをそろえないと、拡大は止められないと思う(その点で、国民の政治に対する信頼感があまりない現状こそが懸念材料、なのかも知れない)。いずれにしろ、「緊急事態宣言」の再発出だけは、どうか勘弁してほしい。

№2173 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.12

幸手駅西口.jpg
 東京ディズニーランド・ディズニーシーの、来月1日の再開が発表になりました。全国各地でテーマパークなどの再開が相次いでいるが、TDRはその中でも最大の「大物」と言えます。対応して、TDR関連のバス路線も、運行再開の動きが出てきました。まだ全路線・全便というわけにはいかないが。スポーツも、プロ野球に続いて、サッカーも今日、J2が開幕・J3が開幕しました。来週にはJ1も再開します。最初の2試合はどこも無観客になるが、観客が入れるようになると、アクセスの電車・バスが走るようになるのでしょうか。東京などではまだ感染者が相次いで発見されていて、やや際どい状況にあるようでもあるが、ともかく「クラスター」の発生を見る事なく、予想される第2波・第3波を、無事に乗り越えて欲しいと思います。それが、「移動」あってこその乗り物のためでもありますので。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日26日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
 赤い文字の部分が、この一週間の新しい発表・動きです(SNS上の情報もあります)。本来の通勤通学輸送の生活輸送だけでなく、行楽の列車、バスの運行の再開も相次いでいます。一方で、利用状況を踏まえた、定期ダイヤでバスの減便改正という、心配な状況も出てきました。

*** 鉄道 ***

JR東日本 〔成田エクスプレス〕は早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。成田空港発着の快速・普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕は、毎日運転の7・15・4・18号(E257系運用)は25日より運行を再開。指定券は18日より販売。土休日運転の〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子9・17・2・12号〕は引き続き運休。19日より東北・北海道新幹線のグランクラス、新幹線(北陸は除く)・在来線特急・普通列車グリーン車の車内販売を再開。臨時列車は、7~9月の運行分が発表になった。新幹線2,601本(〔かがやき〕〔はくたか〕は8月分まで。北海道直通は別途)、在来線特急2,002本。24日から、通常の1か月前発売を再開。北陸・上越新幹線グランクラス、北陸新幹線車内販売、〔サフィール踊り子〕のカフェテリアは、7月1日再開。「のってたのしい列車」は、7月3日より順次運行を再開。サービスやイベントは、一部取りやめや制限が行われる。

JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は7月1日以降設定。7月は前年比95%、8月は97%設定。お盆期間(7~17日)中は前年比103%、8月16日は過去最多の455本を運行予定。〔踊り子〕〔ふじさん〕については、JR東日本・小田急のWebで確認をとの事。

東京メトロ 通常通り運行。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。

京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。関連で、他の列車にも一部時刻変更。

東武 「SL大樹」は、7月4日より運行再開。当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。他列車は通常通り運行。

西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。〔52席の至福〕は20日のブランチコースから運行再開。

京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は引き続き、全列車運休。鉄道全車両(873両)で、抗ウイルス・抗菌効果のあるコーティング剤の噴霧加工を、7月中旬から順次実施。

小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕の運行を発表。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転JTB時刻表2020年5月号のグラビアで特集されていた「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE 第3新東京市スタンプラリー」を、7月1日に再開し、9月30日まで実施。

東急(みなとみらい線含む) 大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。

京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は引き続き運休。土休日の一部の快特で設定の「ウイングシート」は取りやめ。土曜日・休日の12連運転を再開している。7月20日より平日ダイヤの一部を改正。快特上下1本ずつ、品川~金沢文庫間で12連に増結(上り887SH・下り976SH)。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。

舞浜リゾートライン 終日14分間隔で運行。6月30日より、最終はリゾートゲートウェイ・ステーション23時30分発に繰り下げ。「リゾートライナー Type-C」は、7月3日運行開始。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。延期されていた三井アウトレットパーク横浜ベイサイドのリニューアルオープンにより、土休日は当分の間、特別ダイヤで運行(日中5分間隔)。

湘南モノレール 通常通りの運行。 

関東鉄道 通常通り運行。

江ノ電 通常通り運行。

箱根登山 小田原~箱根湯本間は通常運行。箱根湯本~強羅間代行バス、ケーブルカーは減便。箱根湯本~強羅間の電車は、7月23日運行再開が発表になった。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山共に最終電車を繰り上げ。25日より、駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転に復帰している。駿豆線は、土休日などのみ運転の〔踊り子9・17号〕〔踊り子2・12号〕は、6月も運行を取りやめ(7月より運行再開)。毎日運転の2往復は運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。

伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。〔踊り子7・15・4・18号〕、下り601・上り5652M(伊豆高原→伊東間)の運行、日中のJR~伊豆急行直通運転は再開している。「リゾート21」の展望室は使用停止。7月以降の臨時特急の指定券を、24日より発売開始(1か月前)。

富士急行 特別ダイヤで運行中。〔富士山ビュー特急〕〔フジサン特急〕〔富士登山列車〕は運休。〔富士回遊〕は、定期列車の3往復は運行するが、大月折り返しの線内特急となる可能性がある。一般列車は、平日8往復・土休日下り9本・上り8本を取りやめ。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定しない。

小湊鐵道 (6月15日より)平日は五井~上総牛久間下り3本・上り4本、里見~養老渓谷間1往復、養老渓谷~上総中野間1往復、土休日は五井~上総牛久間3往復・上総牛久~里見間1往復・里見~上総中野間2往復を運休(いずれも区間運休を含む)。「里山トロッコ」は運行再開。

いすみ鉄道 土休日の「急行」4往復(普通列車区間含む)を取りやめ(7月11日運行再開)。

銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。

秩父鉄道 平日ダイヤをベースにした「計画運休」ダイヤで運行(土休日も同一ダイヤ)。西武直通は引き続き取りやめ。


*** バス ***(一般路線を中心に記載 基本的に高速バスは含まない)

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 「晴海ライナー」は、臨時ダイヤで運行。「風ぐるま」は、休日は運休。

京成バス TDL・TDS発着路線は7月1日より通常運行再開。水元公園循環バス「ファミリーシャトル」(土休日のみ運転)は7月4日より運行再開。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 深夜バスは引き続き運休。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。

東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は、土休日も平日ダイヤで運行。セントラル・ウエストの一部系統は、通常ダイヤでの運行に復帰している。スカイツリーシャトルは、19日より上野・浅草線の運行を再開。当面は30分間隔の臨時ダイヤ。他の路線は引き続き運休。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、7月1日から当分の間運休。日光鬼怒川線は、「SL大樹」運行再開に合わせ、7月4日運行再開。

国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜バス及び23時台に鉄道駅などに到着する便(折り返しが深夜バスとなる便と思われる)、深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。

西武バス 三井アウトレットパーク直通バス、深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。西武園ゆうえんちの再開により、所沢駅西口~西武ゆうえんち系統は20日より再開している(土休日のみ運転)。深夜バスは、東京都内は7月1日より、運行再開。〔川越100〕系統(本川越駅~川越水上公園)は、今年度は運行しない。

関東バス 全線で、休日ダイヤをベースにした特別ダイヤで運行(〔池11〕系統はカレンダー通りの運行)。丸山〔営〕の平日は通常平日ダイヤに復帰、阿佐谷・武蔵野両営業所は増便を中心とした特別ダイヤの変更を実施。青梅街道〔営〕は22日より、ダイヤを変更(平日のみ)。7月1日より〔阿50・51〕〔西50〕と、関連する出入庫系統の時刻を変更(感染対策と関係あるかは不明)。

立川バス 通常ダイヤでの運行に復帰。

西東京バス 全路線(奥多摩地域は除く)で、平日は休日ダイヤをベースとした特別ダイヤ、土休日は休日ダイヤで運行(一部は休日ダイヤをベースに増便)。夜間・深夜便の運行は一部再開している。22時以降発便は、平日は一部、土休日は全便を運休。奥多摩駅~日原鍾乳洞路線の白妙橋、川苔橋両停留所は通過(登山道の崩壊に加え、ウィルス対策のため)。奥多摩・檜原方面への臨時バスは、乗車制限を行う可能性がある。

京王バス 通常ダイヤでの運行に復帰。

小田急バス 平日は平日ダイヤでの運行に復帰。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(〔下61〕系統の土曜日は臨時ダイヤ)。深夜バスは運休。

東急バス 平日は通常の平日ダイヤに復帰。E-Liner・深夜バス・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。深夜バス全路線は引き続き運休。オープントップバスは運行を再開。1便当たりの乗車人数を最大19人に制限。羽田イノベーションシティ開業に伴い、7月3日より、羽田空港に関連する系統の一部のダイヤを改正。〔森21〕〔蒲31・40〕系統は、天空橋駅の交通広場に乗り入れる(〔蒲40〕は、羽田空港第3ターミナル乗り入れは廃止、天空橋駅発着に変更)。羽田空港二丁目停留所を再開。

KMバス お台場レインボーバスは、通常ダイヤに復帰。

銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は7月1日よりダイヤを変更。平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している(予約制)。
 
東京ベイシティ交通 7月1日より、TDR・TDS発着を再開

新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは全路線、土曜日は通常土曜ダイヤ、休日は通常休日ダイヤに復帰。

千葉交通 佐原循環バス(土休日のみ運行)は7月4日より運行再開。銚子駅~千葉科学大学路線は減便(7月2日より通常運行に復帰)。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。東京駅→大網駅線は、19日深夜より運行を再開している。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。清見台団地線は一部減便。千葉白子急行は土休日は全便運休、平日は5往復のみ運行。その他の路線は、通常運行に復帰。

日東交通 マザー牧場路線は運休。清見台団地線・イオンモール木更津線が一部減便。

平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス 通常通り運行。

関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。

朝日自動車 深夜バスは全路線運休。29日より、久喜駅西口23時15分発菖蒲仲橋行、菖蒲仲橋22時46分発久喜駅西口行の運行を再開。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は減便(6月1日以降も当面継続)。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。

国際十王 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

関越交通 「水上温泉わくわく号」は、7月前半までは運休の予定。

イーグルバス 小江戸巡回バスは、19日より運行を再開している。当分の間は土休日も平日ダイヤ。アジアスター社EVベースのボンネットバスの運行開始を発表した。

横浜市営 一般路線は通常ダイヤに復帰している。23時30分以降出発の深夜バスは引き続き運休。「ピアライン」は運行時間帯を短縮(大さん橋客船ターミナルは休業のため通過)。「あかいくつ」は、土休日も平日ダイヤで運行。「ぶらり三渓園BUS」「ぶらり赤レンガバス」は運休。 ※「ぶらり野毛山動物園BUS」は、一般の89系統を兼ねているため運行(動物園は、6月いっぱいは火~金曜日のみ開園。7月から通常通り(月曜日休園))。

川崎市営 市営川崎高校行直行バスは、7月1日より運行再開(学校は既に再開しているが、今月いっぱいは分散登校)。

神奈中 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

相鉄バス 土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

臨港バス 平日のダイヤを変更(運休の系統あり)。全線規模で土曜・休日を、減便した休日ダイヤで運行。7月1日(神明町〔営〕は10日予定)、ほぼ全系統でダイヤ改正を実施。土曜日は土曜日専用ダイヤに戻る。全体的に減便。深夜バスは引き続き運休。

江ノ電バス 今日27日、全線でダイヤ改正実施。全体的に減便。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。その他の路線は通常運行に復帰。

伊豆箱根バス 小田原〔営〕は、13日より小田原いこいの森線を特別ダイヤで運行。三島〔営〕は15日より、三島・沼津・大場・長岡関連の路線を特別ダイヤで運行。芦ノ湖の「NINJA BUS」は運行を再開している。6月は土休日のみ運行。

富士急行 富士急行の一般路線(御殿場地区)は、河口湖~御殿場駅路線は、運休便の一部が運行再開。ウィルス感染禍とは関係ないが、10月1日より、御殿場〔営〕全事業を新会社「富士急モビリティ」に譲渡すると、リリースがあった。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは15→21分間隔に削減。「ちぃばす」芝ルート・麻布東ルートの平日ダイヤは引き続き、土休日ダイヤで運行(7月6日より通常平日ダイヤに復帰)

富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は19日より運行再開。9~15時台の7往復(60分間隔)。「YAMANAKO NO KABA」は20日より運行再開。土休日のみ1日最大5便。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、15日運行開始(富士山の登山道は、今夏は全て閉鎖)。「ブルーライン」は3往復のみ運行。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は、22日より運行再開便を増強。「グリーンライン」、富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、スバルライン五合目線、富士山駅~新富士駅路線は運休。他エリアは、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。上野原駅~光電製作所前、帝京科学大学線(平日)、本町三丁目発上野原駅行(土休日)を減便。土休日運行の上野原駅8時32分発松姫峠行は、小菅の湯止まりに短縮。

富士急湘南バス 〔松71〕系統(新松田駅~ビオトピア)は運行を再開している模様(ビオトピアは5月27日に再開している)。

富士急シティバス 日中の一部が減便。三島駅~御殿場プレミアムアウトレット路線は運休。三島駅~水ヶ塚公園路線は、三島駅7時41分発須山行準急1本のみ運行。根方線は、平日のららぽーと沼津発最終を22時40分→20時30分に振り替え、最終は全日21時40分に繰り上げ。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、ぐりんぱ路線、大石寺路線は全便運休(大石寺路線は7月11日再開予定)。

山梨交通 通常ダイヤに復帰。南アルプス登山バス(甲府駅~広河原・奈良田~広河原)は当初予定を1ヶ月遅らせ、7月23日運行開始予定。

東海バス 熱海市内「湯~遊~バス」は全便運休(「彩(いろどり)」の動画をフェイスブックで配信中)。定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。一部の通学対応便は運行を再開している。MOA美術館線は5日より、運行便数を半減させている。

JRバス関東 ツインリンクもてぎ乗り入れを再開している(降車の際、検温を実施)。定期観光バス「善光寺と戸隠・小布施号」は7月22日まで運休。

 この他、鉄道・バスの各事業者とも、窓口・改札口・案内所などの営業体制の縮小・時間短縮・休業(バスの場合は委託先の休業もある)、売店・グッズショップや「エキナカ」をはじめとする商業施設の営業時間短縮・休業、フリーパスなどの企画乗車券の発売中止(「TOKYO SUPPORTERS PASS」の発売は延期)、博物館などの展示施設の休業、従業員の採用活動の停止、広報誌の休刊、などを実施。乗客・職員の感染防止のため、防護シートの設置や、バスでは最前部座席の使用停止が実施されています。なお、窓口の営業体制を元に戻す動きが見られます。売店やグッズショップなども、再開が始まっています。
 
 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 6月も終わり、そろそろ夏休みシーズンが見えてきたけれど、今夏はこれ運行するの?するとしてもこの部分はどうするの?みたいな路線が、鉄道にもバスにも、いくつか見られます。動向を注視したいと思います。7月以降も、もう少し続けます。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
26日 クレーン車横転 住宅破壊 大阪府高槻市
(現金10万円給付 事務一元化 政令指定都市市長ら国に要請)
27日 「四万十川ジップライン」オープン 高知県四万十町
(オンライン歌舞伎 ライブ配信開始)

 横浜にいると、ウィルス感染にばかり目が行きがちで、東京で連日50人以上感染者発見とか聞くと、大丈夫かなあ?とか(ややノーテンキだけど)思うのだが、九州南部は大雨の恐れが出ていて、JR九州は、南部の路線は少なくとも昼までは全部運休、〔きりしま〕やD&S列車も、運休が決まっています。少なくとも人的な被害、長期不通に追い込まれるような鉄道の被害は、出ないで欲しい。

№2171 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 15〈終〉.JL414便 帰国!

 3か月にも及んだ3月の北欧旅行記、当初の予定より1回多くなったが、ようやく最終回、帰国です。

200 JAL B787-9.jpg
 ヘルシンキからは往路と同じく、JALのB787-9で成田に向かいます。3月29日から羽田発着にシフトするので、JALでヘルシンキから成田に飛ぶ、というパターンは、最初で最後。

201ヘルシンキ空港コンコース.jpg
 JL414便が出発する、46番ゲートに向かうコンコース。マスク姿の日本人のグループを見かけると、いよいよ重苦しい現実に引きずり戻されたような感じがしました。 

202ヘルシンキ空港出発案内表示.jpg
 その重苦しさを増幅させたのが、この出発案内表示。よく見ると、イタリアへ向かう便が1つもない(「欠航」じゃなくて、最初からリストにない)。元々フィンランドとイタリアを結ぶ便は多くはないと思うが、この時間は日本などアジアからの便が多数到着、接続する欧州便も多数あるので、通常なら全くないはずはない。イタリア北部でウィルス感染が深刻な状況になっていたと、日本出発前に聞いていたのだけれど、これを見て、改めて危機的な状況にあると強く感じました。運行されるAY欧州便は、JALのコードシェアナンバーが付与された便が大半。

203ゲート入口.jpg
 ゲートへの入り口。JAL・AYのアジア方面行は、この奥からまとめて出発していきます。

204ソウル行出発43番ゲート.jpg
 43番ゲートはソウル行。韓国もかなり感染者が出ていたのだが、その割には、韓国人旅行者の姿が多い。制服姿だったから、修学旅行?まさか?と思ったが(時期的にも違うだろう)、各々のリュックの文字から見て、アイスホッケーチームの合宿だったらしい。韓国人は皆が皆、マスク姿、というわけではなかった。

205ソウル行AY041便.jpg
 そのソウル行AY041便、A350-900で、スペシャルカラーのOH-LWL。いつか日本でも、撮る機会は生まれるのだろうか?コクピットクルーが、地上職員と冗談をかわしつつ、機内に消えていきました。

206 46番ゲート.jpg
 B787がたたずむ、46番ゲートのたたずまい。JL414便は、AY5811と、BA3448のナンバーが付与されています。

207成田行AY073便.jpg
 一方、49番からはAYの成田行きが出発します。AY073便は、JL6800と、BA6085のナンバーが付与されています。どちらもBAのナンバーがある。5分あとの出発。AYはA350-900がだいぶ増えています。

208搭乗開始.jpg
 搭乗開始。

209AY機.jpg
 席に落ち着いて左を見ると、AY機が並んでいるのが見える。手前はE170。10年前にヘルシンキ→パリで乗っています

210タキシング.jpg
 定刻に出発。R/Wは、もう一本の滑走路の、R/W22Rから。だからタキシングは長い。10分位はかかった。陽がかなり西に傾いている。

211シルボラ貯水池.jpg
 離陸。左に見えるのはシルボラ貯水池。

212ボドム湖.jpg
 ボドム湖を今度は西側から見て、右旋回していく。

213ヌルミヤルヴィ.jpg
 ヌルミヤルヴィ。

 ベルトサインが消灯。ここで時計を7時間進めると、日付が変わります。

********************

2020年 3月 9日(月)

001湖.jpg
 湖というか、池というか、平地にまだら上に散らばっているのが見えるのが、フィンランドらしいだろうか。

002夕暮れ.jpg
 西の空に、陽が沈んでいきました。

003 キャビン.jpg
 キャビン。もちろん往路と変わりない「SKY SUITE」だが、往路以上に乗客が少なくて、この後の夜間飛行では、中央部4席分をベッド代わりにして寝ている人も何人か見かけました。

004 オツマミ.jpg
 まずオツマミ。

005 離陸後食事.jpg
 珍しい事に、食事は先に洋食がなくなり、自動的にメインが「鱈の和風あんかけ」という和食になりました。フワフワしておいしい。直後にハーゲンダッツのアイスクリームを提供される。

006 ナンプレ.jpg
 帰り便は何となく映画を見るタイミングは逸してしまって、ゲームとかやっていました。まずナンプレ。昨今の個人TVのゲームの定番だが、この先、解けます?

007 ソリティア.jpg
 これも定番のソリティア。

008 マンガ.jpg
 B787だとマンガだよなあ、でも何にしようかと、タイトルどこかで聞いた事があるなと思ってチョイスしたのが、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」。高校進学でモテモテを夢見ていた腐女子JKが繰り広げるドタバタ、という内容のようだったが、機内エンタメ誌では「少年」のカテゴリーに分類されているけれど、「際どい」描写が多いと思った…。機内では1~3巻を配信。ちなみにJALの電子書籍は相変わらずマンガが大半だが、日本語以外の作品もあって、中国語の「アトム・ザ・ビギニング」や、インドネシア語の「JIN-仁-」もあった。

009 夜明け.jpg
 6時を過ぎて、東の空が明るくなってきた。陽が沈んでから、5時間も経っていない。

010 日の出.jpg
 日の出!

011 朝日.jpg
 シベリアの夜明け。欧州発日本行は、こういうシーンが見られると、とても嬉しい。

012 マップ.jpg
 マップ。具体的な地名は解らないが。

013 到着前食事.jpg
 到着前の食事。珍しく、和風だ。鳥のそぼろと玉子が乗った、ご飯もの。

014 BBCワールド.jpg
 BBCワールド。ヘルシンキ出発前の録画だが、新型コロナウィルス関連のニュースを伝えている。

 シベリアから日本海に抜け、日本ももうすぐだな、と思って左手を見ると…。

015 男鹿半島.jpg
 あれって、男鹿半島?欧州発日本行はもう十数回くらいは乗っているが、男鹿半島を見るのは、初めてだ。

016 男鹿半島&岩木山.jpg
 どんどん近づいてくる。その遠くには、岩木山も見る。

017 飛島.jpg
 飛島も、こんなに近くでは初めてだ。

018 鳥海山.jpg
 さらに、鳥海山。こんなに近くで見るのは、これまた初めて。麓には雪が全くないのに、鳥海山だけ真っ白だ。改めて鳥海山は「特異」な山と感じさせる。

019 山形県上空.jpg
 山形県の上空。

020 到着直前マップ.jpg
 到着直前のマップ。いつもならもっと西側、佐渡や新潟市の上空を通過して成田に向かう所だが、かなり東のルートをたどっている。

021 アプローチ.jpg
 ヘルシンキ出発前のアナウンスで言っていたけれど、関東地方は天気が悪い。雲が広がる。だいぶ低いようだ。

022 芝山中学校.jpg
 雲海を抜けると、もう地上がスレスレ。左側のオレンジの屋根は、芝山中学校。という事は、R/Wは34Lだ。ちょっと意外。B滑走路かと思っていたので。

023 風和里しばやま.jpg
 風和里しばやま。中央に黄色い物体が2つ見えるが、以前成田空港第2ターミナルの本館とサテライトを結んでいたシャトルの車体です。

024 ひこうきの丘.jpg
 ひこうきの丘を見て、着陸。

025 LX B777-300ER.jpg
 第2ターミナルに向かう途中見たスイス・インターナショナル(LX)機は、ついにB777-300ERになりました。LXは成田残留で、現在は週2便成田に来ているそうだ。いつか撮る機会が作れるのだろうか?これで成田は、A340の定期便は全滅、という事になるのだろうか。

026 第1ターミナル.jpg
 第1ターミナルに並ぶ機体。一番手前のLOT機には、オリンピックのマークが描かれている。

027 未買収地.jpg
 第2ターミナルに向かう途中の、未買収地。

028 到着.jpg
 62番ゲートに到着。9時45分。

030 JAL&AY.jpg
 降機してターミナル内を歩いていると、サテライトの方に、5分後にヘルシンキを出発したはずのAY機が見えた。どちらが先になったのだろうか。
 
031 到着案内表示.jpg
 到着案内表示。これを見ると、中国に加えて韓国・香港からの便が多数欠航になっています。

032 到着ロビー.jpg
 到着ロビー。皆方々に散っていく。皆様のこの先の運命は…?

033 成田エクスプレス.jpg
 帰りは少々迷いました。何より、紛失してしまったPCの代替機を早めに求めに行かなければならないので早めに帰りたかったが、直行の足がなく、〔成田エクスプレス12号〕で品川まで行って、東海道線乗り換えを選択しました(ダイヤ改正前だったが、〔12号〕は元々横浜編成を連結していない)。出国審査や荷物受け取りがスムーズなので早めの列車に乗れたが、車内はガラガラだった。いよいよ、ウィルス感染の影響が出てきたのか、と思わされました。
 帰宅してから大慌てでPCを求めに行ったのだが、出費自体は確かに痛かったが、それは自分のせいだから仕方がない。しかしここにもウィルス感染の影響が出ていて、本来欲しかったモデルは、中国の感染の影響で入荷が月末になると聞かされ、不本意だったが、在庫があった、やや割高なモデルを購入する事になったのでした。この後例によって、設定などで四苦八苦する事になります。

 帰国から5日後の14日、デンマークは国境を全て閉鎖しました。ノルウェーは16日に国境管理を厳格化、フィンランドは19日に緊急事態を宣言して国境を事実上封鎖、スウェーデンも同日、外国人の不要不急の入国を原則禁止する措置をとっています。木曜日にA350をご覧いただいたSASは、コペンハーゲン~羽田路線は8月2日まで休航になり、その後は現地発毎週月曜日に運航する予定、との事です。
 いよいよ北欧も、ウィルス感染の波に飲み込まれていく事になります。いやあ、たった1週間でも遅かったら、危なかった。帰国のタイミングが失われたかも知れなかった。

 そんなこんなで、3か月に渡った北欧旅行記も、ようやく完結を迎えました。相も変わらず重大な大ポカを連発してしまって、自分で自分の旅を台無しにしてしまうとは、いい歳して進歩がないなあ、と、毎度の事ながら痛感します。
 それにしても、やっぱり北欧は、3月が(少なくとも私には)ベストシーズンだな!と、改めて思いました。2年前のノルウェー・ベルゲンもそうだし、11年前のスウェーデンもそうでした。やはり雪が相当残っていて、列車やバスの車窓がより美しく感じられる事(他のシーズンももちろん美しいのだが)、北欧と言えども3月となればそれなりに昼間の時間も長くなるし、航空券も「比較的」安くなりますので。
 これはあくまで個人的な嗜好でしかないが、去年のハワイの、常夏の底抜けの明るさももちろんいいのだが、やはり北欧の冬~初春の、どこかしら「重さ」を感じさせる自然の中を走る列車の旅の方が、私には合っていると、これは間違いない印象です。
 
 というわけで、次はどこに行こうかなー、という事になるのだが、いまさら書くまでもなく、新型コロナウィルスは今もなお世界各地で猛威を振るっていて、少なくとも日本から海外へ、観光で出かけるという状況にはなっていません。
 元々、今年の海外は3月の北欧だけと決めていたけれど(去年のハワイから日も経っていなかったし)、来年は、韓国くらいは考えています。ただそれもウィルス感染がどの程度収束しているかによるのだが。欧州は、早くても再来年位になりますかね。でもいつかもう一度、ヨーロッパの地に立ちます。必ず。やはり3月くらい、という事になりますかね?

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《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
21日 イギリス南部レディング殺傷事件 テロ事件として捜査開始
(感染終息願い 獅子舞披露 横浜・神戸中華街 )
22日 サッカー女子W杯 2023年大会立候補取り下げ
(ドイツ 「実効再生産数」2.76 大幅上昇)
23日 C/C情報不正取得 高校生逮捕
(新型コロナウィルス対策 新たな有識者会議立ち上げ発表 メンバー黒川清氏・山中伸弥氏ら)

№2170 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.11

たまプラーザ駅.jpg
 広域の移動の自粛要請は昨日解除され、プロ野球もついに開幕しました。当分は無観客開催なので、西武バス・立川バスのメットライフドーム路線など、観客輸送の交通機関も運行・増便はないのだが、ともかく各交通機関で、運行再開・復便の動きが慌ただしくなってきました。いつまで感染の第2波・第3波を恐れなければならないのか解らないのが不安だが、それは我々次第という事になります。私個人は、いまさらあいつが悪いこいつが悪いなどと、叫びたくはない、とにかくこのまま、少なくとも日本は、無事にウィルス感染禍を乗り切ってほしいと願います。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日19日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
 赤い文字の部分が、この一週間の新しい発表・動きです(SNS上の情報もあります)。

*** 鉄道 ***

JR東日本 〔成田エクスプレス〕は早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。成田空港発着の快速・普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕は、毎日運転の7・15・4・18号(E257系運用)は25日より運行を再開。指定券は18日より販売。土休日運転の〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子9・17・2・12号〕は引き続き運休。19日より東北・北海道新幹線のグランクラス、新幹線(北陸は除く)・在来線特急・普通列車グリーン車の車内販売を再開。臨時列車は、7~9月の運行分が発表になった。新幹線2,601本(〔かがやき〕〔はくたか〕は8月分まで。北海道直通は別途)、在来線特急2,002本。「のってたのしい列車」は別途。24日から、通常の1か月前発売を再開。北陸・上越新幹線グランクラス、北陸新幹線車内販売、〔サフィール踊り子〕のカフェテリアは、7月1日再開。

JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は引き続き、全て取りやめ。〔踊り子〕〔ふじさん〕については、JR東日本・小田急のWebで確認をとの事。

東京メトロ 通常通り運行。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。

京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。関連で、他の列車にも一部時刻変更。

東武 「SL大樹」は、7月4日より運行再開。当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。特急券・「SL大樹」指定券は19日より、通常通り1か月前から発売している。

西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。〔52席の至福〕は20日のブランチコースから運行再開。

京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は引き続き、全列車運休。

小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕の運行を発表。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転。

東急(みなとみらい線含む) 大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。

京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は引き続き運休。土休日の一部の快特で設定の「ウイングシート」は取りやめ。土曜日・休日の12連運転を再開している。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。

舞浜リゾートライン 終日14分間隔で運行、最終はリゾート・ゲートウェイステーション20時03分発に繰り上げ。「リゾートライナーType-C」は、5月21日営業運転開始を延期。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。延期されていた三井アウトレットパーク横浜ベイサイドのリニューアルオープンにより、土休日は当分の間、特別ダイヤで運行(日中5分間隔)。

湘南モノレール 通常通りの運行。 

関東鉄道 通常通り運行。

江ノ電 通常通り運行。

箱根登山 小田原~箱根湯本間は通常運行。箱根湯本~強羅間代行バス、ケーブルカーは減便。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線とも、日中・夜間は半数を運休し、駿豆線は30~35分の間隔、大雄山線は24分間隔で運行。両路線共に最終電車を繰り上げ。朝夕の時間帯は通常運行。駿豆線は、土休日などのみ運転の〔踊り子9・17号〕〔踊り子2・12号〕は、6月も運行を取りやめ。毎日運転の2往復は運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。

伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。19日より、〔踊り子7・15・4・18号〕、下り601・上り5652M(伊豆高原→伊東間)の運行、日中のJR~伊豆急行直通運転を再開している。「リゾート21」の展望室は使用停止。7月以降の臨時特急の指定券を、24日より発売開始(1か月前)。「スーパービュー踊り子引退記念乗車券」の通信販売を開始している。

富士急行 特別ダイヤで運行中。〔富士山ビュー特急〕〔フジサン特急〕〔富士登山列車〕は運休。〔富士回遊〕は、定期列車の3往復は運行するが、大月折り返しの線内特急となる可能性がある。一般列車は、平日8往復・土休日下り9本・上り8本を取りやめ。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定しない。

小湊鐵道 平日は五井~上総牛久間7往復・里見~養老渓谷間1往復・養老渓谷~上総中野間2往復、土休日は五井~上総牛久間6往復・上総牛久~里見間1往復・里見~上総中野間2往復を取りやめ。「里山トロッコ」は今日20日より、運行再開。

いすみ鉄道 土休日の「急行」4往復(普通列車区間含む)を取りやめ。

銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。

秩父鉄道 平日ダイヤをベースにした「計画運休」ダイヤで運行(土休日も同一ダイヤ)。西武直通は引き続き取りやめ。


*** バス ***(一般路線を中心に記載 基本的に高速バスは含まない)

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 「晴海ライナー」は、臨時ダイヤで運行。「風ぐるま」は、休日は運休。

京成バス 「シャトル☆セブン」は葛西臨海公園駅~TDR間、新小岩駅東北広場 ~ TDR路線は、葛西駅~TDR間を取りやめ。水元公園循環バスは運休。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 深夜バスは引き続き運休。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。

東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は、土休日も平日ダイヤで運行。セントラル・ウエストの一部系統は、通常ダイヤでの運行に復帰している。スカイツリーシャトルは、19日より上野・浅草線の運行を再開。当面は30分間隔の臨時ダイヤ。他の路線は引き続き運休。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は運休中(「SL大樹」運行再開が発表になったが、バスについては今の所リリースなし)。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、7月1日から当分の間運休。

国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜バス及び23時台に鉄道駅などに到着する便(折り返しが深夜バスとなる便と思われる)、深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。

西武バス 所沢駅西口~西武ゆうえんち系統は西武園駅止まりで運行。三井アウトレットパーク直通バス、深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。軽井沢地域は19日より、通常通り運行。深夜バスは、東京都内は7月1日より、運行再開。

関東バス 全線で、休日ダイヤをベースにした特別ダイヤで運行(〔池11〕系統はカレンダー通りの運行)。丸山〔営〕の平日は通常平日ダイヤに復帰、阿佐谷・武蔵野両営業所は増便を中心とした特別ダイヤの変更を実施。青梅街道〔営〕は22日より、ダイヤを変更(平日のみ)。

立川バス 通常ダイヤでの運行に復帰。福生〔営〕は16日、系統の新設を含めたダイヤ改正を実施。

西東京バス 全路線(奥多摩地域は除く)で、平日は休日ダイヤをベースとした特別ダイヤ、土休日は休日ダイヤで運行(一部は休日ダイヤをベースに増便)。夜間・深夜便の運行は一部再開している。22時以降発便は、平日は一部、土休日は全便を運休。奥多摩駅~日原鍾乳洞路線の白妙橋、川苔橋両停留所は通過(登山道の崩壊に加え、ウィルス対策のため)。奥多摩・檜原方面への臨時バスは、乗車制限を行う可能性がある。

京王バス 通常ダイヤでの運行に復帰。

小田急バス 平日は平日ダイヤでの運行に復帰。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(〔下61〕系統の土曜日は臨時ダイヤ)。深夜バスは運休。

東急バス 平日は通常の平日ダイヤに復帰。E-Liner・深夜バス・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。深夜バス全路線は引き続き運休。オープントップバスは、三浦は19日より、横浜は今日20日より運行再開。1便当たりの乗車人数を最大19人に制限。〔中央1〕系統(横須賀駅~三笠循環)は、22日より運行再開。

KMバス お台場レインボーバスは、通常ダイヤに復帰。

銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は平日・土休日とも土休日ダイヤで運行(学校の開校状況により変更あり)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している。
 
東京ベイシティ交通 TDR・TDSは通過または運休。

新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは今日20日より全路線、土曜日は通常土曜ダイヤ、休日は通常休日ダイヤに復帰。

千葉交通 佐原循環バス(土休日のみ運行)は運休。銚子駅~千葉科学大学路線は減便(7月2日より通常運行に復帰)。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅0時50分発ちはら台行のみ運行再開。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 通常通り運行。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。清見台団地線は一部減便。千葉白子急行は土休日は全便運休、平日は5往復のみ運行。その他の路線は、通常運行に復帰。

日東交通 マザー牧場路線は運休。清見台団地線・イオンモール木更津線が一部減便。

平和交通 深夜急行バスは運休。検見川線・幕張本郷線は、平日は減便、土休日は同じダイヤで運行。稲毛線は8日より、臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス 千葉シーサイドバスはダイヤ改正を実施済み。海浜幕張~メッセ・マリンスタジアムは、平日朝方の1往復ずつのみの運行に削減。

関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。

朝日自動車 深夜バスは全路線運休。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は減便(6月1日以降も当面継続)。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。

国際十王 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

関越交通 「水上温泉わくわく号」は、7月前半までは運休の予定。

イーグルバス 小江戸巡回バスは、19日より運行を再開している。当分の間は土休日も平日ダイヤ。同日より、アジアスター社EVベースのボンネットバスの運行開始を発表した。本来は3月28日からの運行開始を予定していたとの事。

横浜市営 一般路線は通常ダイヤに復帰している。23時30分以降出発の深夜バスは引き続き運休。「ピアライン」は運行時間帯を短縮(大さん橋客船ターミナルは休業のため通過)。「あかいくつ」は、土休日も平日ダイヤで運行。「ぶらり三渓園BUS」「ぶらり赤レンガバス」は運休。 ※「ぶらり野毛山動物園BUS」は、一般の89系統を兼ねているため運行(動物園は、6月いっぱいは火~金曜日のみ開園)。

川崎市営 藤子・F・不二夫ミュージアム路線は再開した。市営川崎高校行直行バスは運休(学校は再開しているが、今月いっぱい分散登校のため)。

神奈中 平日は平日ダイヤでの運行に復帰した(通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり)。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

相鉄バス 土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

臨港バス 平日のダイヤを変更(運休の系統あり)。全線規模で土曜・休日を、減便した休日ダイヤで運行。7月実施を目途にした、新ダイヤの編成作業を行っていると、発表があった(現状は、利用者数は回復傾向にあるが、感染禍以前の5~6割にとどまっているとの事)。

江ノ電バス 一般路線は、平日のみ通常ダイヤに復帰している。深夜バスは平日のみ運行を再開。土曜ダイヤがある路線の土曜日は、引き続き休日ダイヤで運行(深夜バスは運休)。大船高校・舞岡高校直行バス・定期観光バスは運休。27日ダイヤ改正。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。その他の路線は、6月1日より通常運行に復帰している(一部改正を実施)。箱根キャリーサービスは休業。

伊豆箱根バス 小田原〔営〕は、13日より小田原いこいの森線を特別ダイヤで運行。三島〔営〕は15日より、三島・沼津・大場・長岡関連の路線を特別ダイヤで運行。芦ノ湖の「NINJA BUS」は運行を再開している。6月は土休日のみ運行。

富士急行 富士急行の一般路線(御殿場地区)は、河口湖~御殿場駅路線は、運休便の一部が運行再開。ウィルス感染禍とは関係ないが、10月1日より、御殿場〔営〕全事業を新会社「富士急モビリティ」に譲渡すると、リリースがあった。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは15→21分間隔に削減。「ちぃばす」芝ルート・麻布東ルートの平日ダイヤは引き続き、土休日ダイヤで運行。

富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は19日より運行再開。9~15時台の7往復(60分間隔)。「YAMANAKO NO KABA」は20日より運行再開。土休日のみ1日最大5便。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、15日運行開始。「ブルーライン」は3往復のみ運行。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は、22日より運行再開便を増強。「グリーンライン」、富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、スバルライン五合目線、富士山駅~新富士駅路線は運休。他エリアは、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。上野原駅~光電製作所前、帝京科学大学線(平日)、本町三丁目発上野原駅行(土休日)を減便。土休日運行の上野原駅8時32分発松姫峠行は、小菅の湯止まりに短縮。

富士急湘南バス 〔松71〕系統(新松田駅~ビオトピア)は運行を再開している模様(ビオトピアは5月27日に再開している)。

富士急シティバス 日中の一部が減便。三島駅~御殿場プレミアムアウトレット路線は運休。三島駅~水ヶ塚公園路線は、三島駅7時41分発須山行準急1本のみ運行。根方線は、平日のららぽーと沼津発最終を22時40分→20時30分に振り替え、最終は全日21時40分に繰り上げ。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、ぐりんぱ路線、大石寺路線は全便運休(大石寺路線は7月11日再開予定)。

山梨交通 通常ダイヤに復帰。南アルプス登山バス(甲府駅~広河原・奈良田~広河原)は当初予定を1ヶ月遅らせ、7月23日運行開始予定。

東海バス 熱海市内「湯~遊~バス」は全便運休(「彩(いろどり)」の動画をフェイスブックで配信中)。伊東駅~マリンタウン路線、定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。一部の通学対応便は運行を再開している。MOA美術館線は5日より、運行便数を半減させている。

JRバス関東 ツインリンクもてぎ乗り入れを再開している(降車の際、検温を実施)。長野原草津口駅~草津温泉間急行便、定期観光バスは運休。深夜バスは22日より、運行再開。

 この他、鉄道・バスの各事業者とも、窓口・改札口・案内所などの営業体制の縮小・時間短縮・休業(バスの場合は委託先の休業もある)、売店・グッズショップや「エキナカ」をはじめとする商業施設の営業時間短縮・休業、フリーパスなどの企画乗車券の発売中止(「TOKYO SUPPORTERS PASS」の発売は延期)、博物館などの展示施設の休業、従業員の採用活動の停止、広報誌の休刊、などを実施。乗客・職員の感染防止のため、防護シートの設置や、バスでは最前部座席の使用停止が実施されています。なお、緊急事態宣言解除に伴い、定期券発売窓口の営業体制を元に戻す動きが見られます。売店やグッズショップなども、再開が始まっています。
 なお、朝日自動車とグループ各社は、クレベリン(二酸化塩素ガス)によるウィルス感染予防を行うと、一斉にリリースしています。ウィルスを99%除去し、その効果は約3か月持続する、という事。今後、他事業者も続くかも知れません。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。なお、バスはダイヤを急遽変更し、Webでのリリースが間に合わない場合がある、とする事業者があります。
 一般の路線バスは復便の動きが慌ただしいが、それでも特に、深夜バスが未だに全部運休、という事業者が大半です。私は深夜に出歩くという事がないので実態は見えないが、やはり深夜帯の利用、というより、深夜帯の人の動き自体が相当減っている状態が続いているのでしょう。ファミレスもガストが23時30分以降の営業を原則取りやめとか言っているし、東京都のウィルス感染者の大半が夜の繁華街に絡んでいるというニュースとかに触れていると、今後は鉄道も含めて、感染禍が収まった後も、深夜の輸送の在り方が変わってくるのかも知れないと感じます。

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 先月に外房線で起きた脱線事故は、小学生の置き石が原因で、警察が小学生を、児童相談所に送ったらしい(別に運輸安全委員会が調査中)。ちょうど40年前に京阪線でやはり置石よる脱線事故があり、5000系1両が廃車になった(代替新造あり)という事があったのを、思い出しました。
 一昨年の神奈中バスの桜木町での死傷事故で、ドライバーに有罪判決が下りました。前にも書いたが、ドライバーの「罪」だけ問うとか、バス会社にばかり対策を求めるとかだけではダメで、業界全体、さらには行政や政治まで含めて、深刻化するドライバー事情(が事故の背景にあるはずだから)をどう解決すべきか、改めて真剣に考えるべき。まして今のウィルス感染禍でバス事業者が被ったダメージは極めて大きく、単独では解決できなくなってきていると思われるので。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
19日 「大阪都構想」協定書案 賛成多数で可決
(日本・ベトナム 相互の入国制限緩和で合意)
20日 東京大空襲・戦災資料センター リニューアルオープン
(日本センチュリー交響楽団 全国初 フルオーケストラの公演再開)

№2169 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 14.AY954便

 都知事選の告示やら(22人も立候補したそうだが、神奈川県民の私には関係なし。ウルサイのはイヤ)、元法務大臣夫婦の逮捕やら、それに北九州市はウィルス感染禍の只中なのに大雨で10万人以上に避難勧告が出たそうで、国の内も外も非常に慌ただしく、騒々しいのだが、そんな中、ようやく明日、都道府県を跨ぐ移動の自粛が緩和される事になりました。
 というわけで早速今月末、遠出します!北海道です!そんな大した旅行じゃない、人が集まりそうな観光地とかは行かないけれど、今書いている北欧旅行から帰って3カ月以上、神奈川県を中心にした南関東の外には、1回も出ませんでした。なので、いい加減うっぷんもたまっているし、これを機に、ひとっ飛びして、スカッとしてこようと思います。網走と旭川に2泊、石北本線の普通列車に乗ってきます。往復の飛行機も、現地のホテルも列車も、その他あちらこちら、いっぱい制限はあるはずだが、逆に、どこまでが自由で、どこからが制限があるのか、現状を見て、体験してくるのも、悪い事ではないだろうと思っています。無論、JR北海道の現状を見るというのも。何もかもが以前と同じ、とは行かないが、ともかくこれで、思う存分…とも言いにくいが、遠出を楽しみたいと、考えています。帰ってきたら、また旅行記を書きます。ウィルス感染禍の日本列島、何が見えてくるのか。
 なお、感染者と接触した可能性がある場合に通知を受けられる、というスマホ向けのアプリ、欧州では既に始まっているらしいが、私は使いません。プライバシー云々、の心配はしないけれど、「あの人、感染しているんじゃないの?」とか疑ってかかるようなマネはしたくないので。「マスク」と「社会的距離」、この2点を心掛けたいと思います。

100 AY A320-200neo.jpg
 その3か月前の北欧旅行記、続けます。いよいよ帰国便搭乗。
 前日にオスロから着いたばかりのカストラップ空港から、帰国の途に就きます。ヘルシンキまで、AY便。

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 コペンハーゲン中央駅のホーム。ここからカストラップ空港まで、左側にいる電車で行きます。ホイエ・タストゥルップで購入した乗車券は時間切れなので、改めて買い直す。36DKK(≒570円)。

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 カストラップ空港駅のホーム。明るい。

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 AY便が出発する、ターミナル2。

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 ターミナル内のコンコース。相変わらず、大勢の旅行者が行きかう。皆楽しそう。数日後、北欧にも襲い掛かる嵐の事など、思いもしなかったのではなかったのか。

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 AYのカウンター。ヘルシンキからのJAL便の搭乗券も、ここで発券される。

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 ターミナル内コンコースの全景を、上部から撮ってみました。

107免税品店.jpg
 免税品店。お土産はヘルシンキで買う事にして、ここはスルー。

108出発案内.jpg
 出発案内。13時10分発AY954便は、左から2番目の、下から数えて6番目。

109ターミナル通路.jpg
 AY954便が出発するA14番ゲートは、ターミナルから延びるフィンガーの端で、やや遠い。手荷物検査場から、10分はかかっただろうか。

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 A14番ゲートの搭乗案内。この便はJALのコードシェアがあり、今回はJL6814便としての搭乗なのだが、先の出発案内にも、ここにも、JALのナンバーの表示がなかった。

111AY機到着.jpg
 12時を10分ほど回って、ヘルシンキからのAY機が着きました。OH-LZI、A321-200。

112アトランティック・エア.jpg
 遠くを見るとまず、2年前にノルウェーのベルゲン空港で撮った、フェロー諸島のアトランティック・エアウェイズ機がいました(レジは違うようだ)。

113SAS A350.jpg
 SASにもA350が導入されている。どの路線で飛んでいるのか。現在SAS機の日本乗り入れは停止中だが、再開されたら、羽田で見られるようになるのだろうか。

114A14番ゲート.jpg
 A14番ゲート付近。カフェがある。やはり機内食などないだろうと、ここでサンドイッチとヨーグルト、コーラを食して過ごす。結局、基本的に北欧の食事は、ずっとこのパターンだった。「比較的」安上がり、だからね…。ヘルシンキでJALやAYの日本路線に接続するので、日本人の姿が少なくなかった。

115ノルウェジアン.jpg
 反対側には、ノルウェジアン機がいる。

116ノルウェジアン尾翼.jpg
 尾翼には有名人が書かれていて、Dirch Passer(ディルヒ・パッサー、でいいの?)という人は、デンマークの俳優・コメディアンだそうだ(1926-1980)。

117搭乗開始.jpg
 出発30分前には、もう搭乗が始まる。

118後部タラップ.jpg
 後方の乗客(私も)は、いったん地上へ降りて、後方ドアにしつらえられたタラップから搭乗する。もう北欧では、この搭乗・降機スタイルは当たり前、と考えて良いのか。

119LH機.jpg
 タラップを上る途中、隣に止まっていたLHのA320を撮ってみました。

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 13時を過ぎて、もう出発。定刻より9分も早かった。非常デモはやはり実演で、英語の音声(BGM入り)に合わせて行われる。

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 タキシングの途中、エミレーツのA380がいました。スペシャルカラーだが、ドバイからの直行だったのか?ドバイ~デンマーク間に、A380を飛ばすだけの需要があるのだろうか。

122SASA340.jpg
 SASのA340の姿もありました。もう日本に来る事はあるまい。コロナウィルス感染禍は、衰退していく4発機にとどめを刺す事になるのか。

123ハイフライ.jpg
 さらに真っ白なハイフライ機。
(ちょっと見づらくてスミマセン)

124離陸.jpg
 離陸は、昨日とは逆に、北側のR/W22Lから。

125ドラウエア.jpg
 海岸に面した、ドラウエアの街。海上には、スウェーデンのマルメに向かう橋が見えます。

126セーバング.jpg
 しばらくして、大きく左旋回。セーバング。

127カストラップ全景.jpg
 空港をはじめとする、カストラップの全景を見下ろします。

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 海峡を越え、スウェーデンのランツクルーナ海岸。

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 キャビン。CAはマスクを着けていませんでした。

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 ドリンクサービスが回ってきたので、コーヒーと、有料の飲食物からブルーベリーマフィンを注文。3.5€(≒420円)はカード払い。

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 スウェーデン上空は曇りがちだったが、バルト海上空は晴れていました。青い海が広がる。

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 1時間ちょっとで、フィンランドの陸地が見えてきた。ハンゲのはずだ。ユニークな形状の半島。

133エスポー上空ボドム湖.jpg
 ベルトサインが点灯し、どんどん降下していく。左に見えるのはボドム湖で、たぶんエスポー上空。

134ヴァンター空港.jpg
 左手に、ヴァンター空港の全景が見えた。が、どんどん遠ざかっていく。

135ヒェッカハリュー.jpg
 ヒェッカハリュー。左下から右側中央部に直線で延びて、急カーブで左に曲がり、空港方面に向かう鉄道が見える。空港への鉄道だろう。

136ケラヴァ.jpg
 ケラヴァ。

137ボルグビー.jpg
 ボルグビー、のあたりだと思うが、ここで大きくUターンして、空港へアプローチしていく。

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 R/W22Lへのアプローチ。初日の成田からのJAL便と同じになるが、反対側を見る事になる。ヘルシンキは雪はないが、人工スキー場が見えました。

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 着陸直前。森が広がる。

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 着陸。エルロンが一斉に立ち上がる。

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 左手、エア・ハンブルグのERJがすれ違う。

142ヘルシンキ到着.jpg
 ヘルシンキ到着。5分の早着。ただし、最後方の席からだと、外に出るのに10分位かかってしまう。ここは、後部ドアからの降機は行わない。

143ウィーデロー.jpg
 ターミナルの窓から外を見ると、ノルウェーのウィーデロー機が見えた。へえ、今はジェット機があるんだ。24年前にナルヴィクからボーデーまで乗ったが、DHC-8だった。コミューター航空会社、というイメージがあったのだが。

 いよいよJALのB787-9で日本に戻る事になるが、その前にこのヴァンター空港で、重苦しい現実を垣間見て、ごく近い将来に起こるだろう出来事を連想させられる事になるのです。それは次回、最終回、来週火曜日に書く予定。

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 《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
17日 日本医師会会長選挙 現職横倉 義武氏・現副会長中川 俊男氏立候補
(訪日外国人旅行者 前年比99.9%減 2か月連続過去最少更新)
18日 韓国 日本をWTOに提訴 「輸出管理厳格化はルール違反」主張
(カザフスタン ナザルバーエフ前大統領 ウィルス感染を公表)

「99.9%」という数字は、要するに「外国からは人は来ないでください」みたいな施策を採っていれば、当然の結果でしょう。先日、仕事帰りに江ノ電の乗る機会があって、長谷付近に大勢の観光客がカメラを抱えてびっくりしたのだけれど、例年ならインバウンドが多数来ていて、こんなものではなかったはず、とも感じました。電車そのものもまだ空いていたしね(そろそろ遅延が気になってきたが)。今日は合わせて、タイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドとの間では、とりあえずビジネス活動を中心にした入国に限って、制限を緩和する方向で協議を始める、というニュースもあったが、世界各地から観光客を受け入れられるようになるには、まだまだかなり時間がかかるでしょう。下手すると、今年いっぱいは無理かもしれない。それは、我々日本人が、観光で海外に出ていく事も、当分は事実上不可能、である事をも意味しています。国境をまたいだ自由な往来、いつできるようになるのでしょうか。

№2168 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 13.コペンハーゲン近郊電車

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 3月の北欧旅行も、ついに最終日になりました。昼過ぎにコペンハーゲンを起つAY便に乗り、ヘルシンキでJAL便に乗り継いで日本に向かう事になるが、時間があるので、少しだけ、電車に乗っておこうと思います。フィンランドも、スウェーデンも、ノルウェーも乗ったのだから、デンマークも乗らないと。

2020年 3月 8日(日)

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 ホテルの部屋からは、ホイエ・タストゥルップ駅を見る事が出来ます。新型DCが見える。貨物列車も通過しました。
 前日SAS便で着いた時は星や月がきれいに見えていたのに、今日は曇り空だ。

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 ビュッフェスタイルの朝食をたらふく食べて、出発。駅前の広場にある、このモニュメントは何だろう。

003ホイエ・タストゥルップ駅前.jpg
 駅前の道路は、バスターミナルも兼ねています。既に運行は始まっているが、日曜日の朝なので人影はほとんどなく、寂しい。

 昨日、コペンハーゲン中央駅から乗った、SトークのB線に乗ろうと思います。コペンハーゲンをスルーして、ファルムへ行く路線。
 パスは前日に使い切っていたから、切符を買う必要がある。ところが例によってこの駅も、券売機はC/Cオンリー。68DKK(≒1,120円)もする。一回ぽっきりではなく、購入から2時間15分有効なのだが、やはりデンマークも、物価は高いと思わされる。

004ホームインフォメーション.jpg
 それと、インフォメーションが、路線図(運転系統図)しかない。時刻表が見当たらなくて、どのくらいの間隔なのか、始発・最終の時刻さえ解らない。

005ホーム発車案内表示.jpg
 このモニターだけが頼り。次と、その次の電車が何分後に発車する、という表示だけ。日曜日の早朝は20分間隔、という所だろうか。

006Sトーク電車.jpg
 ともあれ、8時20分に出発するだろう、ファルム行に乗ります。この電車、17年前にも乗っていて、№1468で書きました。当時はA・E線で集中的に運用されていた、と書いたが、今は、Sトークのほとんどの列車はこのタイプのようです(全部は見ていないから断言はしない)。17年前は2編成を併結していたが、やはり日曜日だと乗客が少なくなるので、1編成の運行。

007Sトーク電車車内.jpg
 車内。幅がかなり広いから3-3配置。ただし座席は小ぶり。

008ホーム.jpg
 改めて、ホイエ・タストゥルップ駅のホーム。右側は、中長距離列車のホーム。

009新型DC.jpg
 コペンハーゲン中央駅までは複々線。前方が見えないけれど、ひたすら直線が続いているようだ。朝、ホテルの部屋からも見たけれど、流線型の新型(といってもいつ造られたかは解らないのだが。少なくとも17年前はなかった)DCが追い抜いていきました。

010ファルム駅.jpg
 いきなり端折ってしまって申し訳ないが、終点のファルム駅。コペンハーゲン中央からは、一転してカーブが多くなり、駅の数も多くなります。2つの異なる性格の路線を直通していたような感じ。ホイエ・タストゥルップからは1時間05分。
 ファルム駅は相対式ホームの頭端駅だが、通常は、バスターミナルと同じレベルのホームからのみの発着となるようです。住宅地の中という感じ。
 この駅のはずれには留置線があるが、B線は9時台から10分間隔となるようで、今ホイエ・タストゥルップから乗ってきた電車が折り返して出ていくと、その留置線から、出庫の電車が出てきました。これでコペンハーゲン中央に戻ります。

011Sトーク路線図.jpg
 車内のドア上に掲げられている、Sトークの運転系統図。土休日(右側)は平日(左側)と運転形態がかなり異なり、運行がない系統もあります。この点が日本とはかなり異なる。

012コペンハーゲン中央駅ホーム.jpg
 コペンハーゲン中央駅に戻ってきました。ホームに直接接続する跨線橋の歩道からの撮影。

013コペンハーゲン中央駅.jpg
 中央駅の駅舎。

014市内観光バス.jpg
 定番のダブルデッカー観光バス。オープントップバスだが、屋根はカバーで覆われている。

015コペンハーゲン中央駅前.jpg
 中央駅前(といっても駅舎からは少し離れている)に発着する路線バス。後方のモニュメントは解らない。

016コペンハーゲン中央駅コンコース.jpg
 駅舎内のコンコース。サイン類は変わっているが、全体的な雰囲気は、17年前と変わらない。前日に降り立った時は暗くて、こんなだったっけ?とか思ったりもしたが、天窓の影響もあったかもしれない。

017コペンハーゲン中央駅窓口.jpg
 窓口は、さすがに早くから開いているようです。

018コペンハーゲン中央駅券売機.jpg
 券売機は、鉄道だけでなく、バスや、今回は乗る機会がなかった地下鉄も共通で買う事が出来ます。ところが、ここもまた半分以上はC/Cとコインのみ対応、紙幣は半分が対応するのみです。
 それ以上に困ったものだと思ったのがトイレで、5DKK(≒80円)と有料なのはともかく、ここもC/Cでしか入れない。だから、5DKK渡すから、あなたのC/Cで入れてください!と他の客に泣きつく男性客も、見かけたりしました。ヘルシンキに着いてから、北欧4か国における支払いの類がどこもかしこもC/C、というのはイヤというほど見てきたが、100円未満の支払いまでC/Cに限定してしまうのは、さすがに行き過ぎではないか?当然C/Cというのは支払い能力に関わる審査があるから、誰もかれもが持てるものではなく、これでは、C/Cを手にできない人は、日常の生活から相当困る事になってしまいそうだ。「格差」の2文字が、頭をもたげてしまうのだが…。北欧には「貧困層」なんていないイメージがなんとなくあるけれど、実際はどうなんだろう…。

 とか思いながら、いよいよ帰国の途に就く時が来ました。空港まで電車に乗っていって、北欧とお別れのフライトになります。

 ところで、17年前の時は、デンマークからノルウェーに立ち寄って、オスロから帰国の途に就いていたのだが、この頃は香港で「新型肺炎 SARS」の流行が問題になっていて、成田では「質問票」を書かされたとか、サーモグラフィーによる体温測定とか、入国審査官がマスクをしていたとかありました。№1484で書いているが、あの時は本当に、「ひと事」でしか、なかったんだねえ。今読み直して、つくづく感じました。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
14日 「インターステラテクノロジズ」開発ロケット エンジン停止 海上に落下
(北京市ウィルス感染者 4日間で50人以上確認 当局関係者「非常時」強調)
15日 東京都知事選 れいわ新選組山本太郎代表 立候補表明
(ちばてつやら漫画家100人 コロナ描く漫画 ツイッターで連載開始)
16日 クルーズ船「飛鳥2」から出火 横浜港停泊中
(プロ野球DeNA PCR検査で選手ら150人全員陰性)

 プロ野球と言えば、昨日はプロ野球とJリーグの試合日程が発表になりました。J1・J2は開幕戦を行った直後に中断に入ってしまって、再開後も最初の2試合(2・3節)は無観客試合(「リモートマッチ」と呼ぶ事になったそう)、4~7節は5,000人以下、8節以降当分の間はスタジアムの収容人員の半数以下で観客を入れるという事になるようだが、「リモートマッチ」はともかく、入場人員に制限がある試合だと、交通アクセスはどうなるんでしょうねえ。例えば浦和レッズは4節が鹿島アントラーズ戦で、通常なら埼玉スタジアムのスタンド全部が観客で埋まりそうなカード、6節も柏レイソル戦で「ダービー」に近いカードだが、観客が最初から5,000人限定(アウェー席は作らないらしい)、となると、埼玉高速鉄道や国際興業バス、東武バスはどういう体制を敷く事になるのか。アントラーズの鹿島臨海鉄道などもそうで、これから運行体制を考えていく事になると思うのだけれど、難しいものになりそうだ(交通アクセスそのものも、現状では一度にたくさんは乗せられないし)。プロ野球はいつから観客を入れるのかは明確にされていないが、たぶんJリーグと同じ時期になるでしょう。ともかく、一般の観客を入れられる状況になったら、野球もサッカーも、両方行くつもりです。元々「チャレンジ・再チャレンジ」の一環でやってみたいと思っていた事だったし、ちょっとでも支援・応援になればいいなと、思っている所です。

№2167 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.10

池袋駅西口.jpg
「東京アラート」は解除になりました。都内では今日も24人、神奈川県でも6人の感染が確認されているそうなのでまだ油断はならない、だろうが(都会だとどうしてもそうなるかも知れないし、ソウルあたりなどよりはまだ抑え込まれていると思う)、それでも街はかなり活気が戻ってきました。でも行き交う人は皆マスク姿で、店はどこもビニールのシートやパーテーションがあったりして、しばらくは仕方がないのは解るけれど、正直精神的にはよろしくない部分も、多々あります。ともかくこのまま第2波、第3波が来る事なく、「元の日常」が戻ってくる事を願います。街だけでなく、乗り物も。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日12日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
 赤い文字の部分が、この一週間の新しい発表・動きです(SNS上の情報もあります)。

*** 鉄道 ***

JR東日本 〔成田エクスプレス〕は早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。成田空港発着の快速・普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕は、毎日運転の7・15・4・18号(E257系運用)は25日より運行再開。指定券は18日より販売。土休日運転の〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子9・17・2・12号〕は引き続き運休。19日より、東北・北海道新幹線のグランクラス、新幹線(北陸は除く)・在来線特急・普通列車グリーン車の車内販売を再開。〔サフィール踊り子〕のカフェテリアは引き続き休止。臨時列車は「のって楽しい列車」・多客対応の臨時列車とも、6月いっぱいの運転は取りやめ。7月以降の列車の指定券発売を見合わせ。

JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は引き続き、全て取りやめ。〔踊り子〕〔ふじさん〕については、JR東日本・小田急のWebで確認をとの事。

東京メトロ 土休日の〔S-TRAIN〕・小田急直通ロマンスカーは運行を再開している。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。

京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。関連で、他の列車にも一部時刻変更。

東武 「SL大樹」は当分の間運休(7月運行再開予定)。伊勢崎線・日光線特急列車の指定券の発売開始は当分の間、1週間前から(JR直通を除く)。

西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。〔52席の至福〕は20日のブランチコースから運行再開。

京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は引き続き、全列車運休。

小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕の運行を発表。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転。


東急(みなとみらい線含む) 大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。

京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は引き続き運休。土休日の一部の快特で設定の「ウイングシート」は取りやめ。土曜日・休日の12連運転を再開している。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。

舞浜リゾートライン 終日14分間隔で運行、最終はリゾート・ゲートウェイステーション20時03分発に繰り上げ。「リゾートライナーType-C」は、5月21日営業運転開始を延期。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。延期されていた三井アウトレットパーク横浜ベイサイドのリニューアルオープンにより、土休日は、特別ダイヤで運行している(日中5分間隔)。

湘南モノレール 通常通りの運行。 

関東鉄道 通常通り運行。常総線は、土休日は終日単行で運転。

江ノ電 通常通り運行。

箱根登山 小田原~箱根湯本間は通常運行。箱根湯本~強羅間代行バス、ケーブルカーは減便。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線とも、日中・夜間は半数を運休し、駿豆線は30~35分の間隔、大雄山線は24分間隔で運行。両路線共に最終電車を繰り上げ。朝夕の時間帯は通常運行。駿豆線は、土休日などのみ運転の〔踊り子9・17号〕〔踊り子2・12号〕は、6月も運行を取りやめ。毎日運転の2往復は運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。

伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。19日より、〔踊り子7・15・4・18号〕、下り601・上り5652M(伊豆高原→伊東間)の運行を再開。日中のJR~伊豆急行直通運転を再開。「リゾート21」の展望室は使用停止。7~9月の臨時特急は、全て発売開始を見合わせ。「スーパービュー踊り子引退記念乗車券」の通信販売を開始している。

富士急行 特別ダイヤで運行中。〔富士山ビュー特急〕〔フジサン特急〕〔富士登山列車〕は運休。〔富士回遊〕は、定期列車の3往復は運行するが、大月折り返しの線内特急となる可能性がある。一般列車は、平日8往復・土休日下り9本・上り8本を取りやめ。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定しない。

小湊鐵道 平日は五井~上総牛久間7往復・里見~養老渓谷間1往復・養老渓谷~上総中野間2往復、土休日は五井~上総牛久間6往復・上総牛久~里見間1往復・里見~上総中野間2往復を取りやめ。「里山トロッコ」は運休中。

いすみ鉄道 土休日の「急行」4往復(普通列車区間含む)を取りやめ。

銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。

秩父鉄道 平日ダイヤをベースにした「計画運休」ダイヤで運行(土休日も同一ダイヤ)。1日より、急行〔秩父路〕4往復、普通電車の一部の運行を再開している。西武直通は引き続き取りやめ。「疫病退散!アマビエ入場券」を発売する。羽生、熊谷、秩父の各駅で発売。駅毎にデザインが異なる。1枚170円。「ちちてつe-shop」でも発売する(3枚セットのみ)。


*** バス ***(一般路線を中心に記載 基本的に高速バスは含まない)

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 「晴海ライナー」は、臨時ダイヤで運行。「風ぐるま」は、休日は運休。

京成バス 「シャトル☆セブン」は葛西臨海公園駅~TDR間、新小岩駅東北広場 ~ TDR路線は、葛西駅~TDR間を取りやめ。水元公園循環バスは運休。

京成タウンバス 〔有01〕〔新小52乙・59〕系統は、運行再開。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 深夜バスは引き続き運休。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行


東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は、土休日も平日ダイヤで運行。セントラル・ウエストの一部系統は、通常ダイヤでの運行に復帰している。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は運休中(「SL大樹」運休のため)。スカイツリーシャトルは、19日より上野・浅草線の運行を再開。当面は30分間隔の臨時ダイヤ。他の路線は引き続き運休。

国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰(〔赤31〕のみ休日ダイヤで運行しているが、15日より通常通りの運行に復帰)。深夜バス及び23時台に鉄道駅などに到着する便(折り返しが深夜バスとなる便と思われる)、深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。

西武バス 所沢駅西口~西武ゆうえんち系統は西武園駅止まりで運行。三井アウトレットパーク直通バス、深夜急行バスは運休。深夜バスは全路線取りやめ。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。軽井沢地域は19日より、通常通り運行。

関東バス 全線で、休日ダイヤをベースにした特別ダイヤで運行(〔池11〕系統はカレンダー通りの運行)。15日より、丸山〔営〕の平日は通常平日ダイヤに復帰、阿佐谷・武蔵野両営業所は増便を中心とした特別ダイヤの変更を実施。

立川バス 通常ダイヤでの運行に復帰。

西東京バス 全路線(奥多摩地域は除く)で、平日は休日ダイヤをベースとした特別ダイヤ、土休日は休日ダイヤで運行(一部は休日ダイヤをベースに増便)。夜間・深夜便の運行は一部再開している。22時以降発便は、平日は一部、土休日は全便を運休。奥多摩駅~日原鍾乳洞路線の白妙橋、川苔橋両停留所は通過(登山道の崩壊に加え、ウィルス対策のため)。奥多摩・檜原方面への臨時バスは、乗車制限を行う可能性がある。バス乗車時のマスク着用を要請している。

京王バス 通常ダイヤでの運行に復帰。

小田急バス 平日は平日ダイヤでの運行に復帰(世田谷〔営〕は14日まで休日または臨時ダイヤ、15日より平日ダイヤ)。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(〔下61〕系統の土曜日は臨時ダイヤ)。深夜バスは運休。

東急バス 平日は通常の平日ダイヤに復帰。E-Liner・深夜バス・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。深夜バス全路線は引き続き運休。〔須28〕系統は7日より、観音崎自然博物館乗り入れを再開している。オープントップバスは、三浦は19日から、横浜は20日から運行再開。1便当たりの乗車人数を最大19人に制限。

KMバス お台場レインボーバスは、通常ダイヤに復帰。

銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は平日・土休日とも土休日ダイヤで運行(学校の開校状況により変更あり)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している。
 
東京ベイシティ交通 TDR・TDSは通過または運休。

新京成バス 船橋新京成バスの金杉台線・鎌ヶ谷線・小室線は土休日ダイヤを減便させた特別ダイヤ、その他の路線と松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。

千葉交通 佐原循環バス(土休日のみ運行)は運休。銚子駅~千葉科学大学路線は減便(7月2日より通常運行に復帰)。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅0時50分発ちはら台行のみ運行再開。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 通常通り運行。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。清見台団地線は一部減便。千葉白子急行は土休日は全便運休、平日は5往復のみ運行。その他の路線は、通常運行に復帰。

日東交通 マザー牧場路線は運休。清見台団地線・イオンモール木更津線が一部減便。

平和交通 深夜急行バスは運休。検見川線・幕張本郷線は、平日は減便、土休日は同じダイヤで運行。稲毛線は8日より、臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス 千葉シーサイドバスはダイヤ改正を実施済み。海浜幕張~メッセ・マリンスタジアムは、平日朝方の1往復ずつのみの運行に削減。

関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。

朝日自動車 深夜バスは全路線運休。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は減便(6月1日以降も当面継続)。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行再開(1時間に1~2本)。

国際十王 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

関越交通 「水上温泉わくわく号」は、7月前半までは運休の予定。

イーグルバス 小江戸巡回バスは19日より運行再開。

横浜市営 一般路線は通常ダイヤに復帰している。23時30分以降出発の深夜バスは引き続き運休。「ピアライン」は運行時間帯を短縮(大さん橋客船ターミナルは休業のため通過)。「あかいくつ」は、土休日も平日ダイヤで運行。「ぶらり三渓園BUS」「ぶらり赤レンガバス」は運休。 ※「ぶらり野毛山動物園BUS」は、一般の89系統を兼ねているため運行(動物園は、6月いっぱいは火~金曜日のみ開園)。

川崎市営 藤子・F・不二夫ミュージアム路線は再開した。市営川崎高校行直行バスは運休(学校は再開しているが、今月いっぱい分散登校のため)。

神奈中 平日は平日ダイヤでの運行に復帰した(通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり)。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

相鉄バス 土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

臨港バス 平日のダイヤを変更(運休の系統あり)。全線規模で土曜・休日を、減便した休日ダイヤで運行。7月実施を目途にした、新ダイヤの編成作業を行っていると、発表があった(現状は、利用者数は回復傾向にあるが、感染禍以前の5~6割にとどまっているとの事)。

江ノ電バス 一般路線は、平日のみ通常ダイヤに復帰している。深夜バスは平日のみ運行を再開。土曜ダイヤがある路線の土曜日は、引き続き休日ダイヤで運行(深夜バスは運休)。大船高校・舞岡高校直行バス・定期観光バスは運休。27日のダイヤ改正を予告している。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。その他の路線は、6月1日より通常運行に復帰している(一部改正を実施)。箱根キャリーサービスは休業。

伊豆箱根バス 小田原〔営〕は、13日より小田原いこいの森線を特別ダイヤで運行。三島〔営〕は15日より、三島・沼津・大場・長岡関連の路線を特別ダイヤで運行。「NINJA BUS」は運行を再開している。6月は土休日のみ運行。

富士急行 富士急行の一般路線(御殿場地区)は、河口湖~御殿場駅路線は、運休便の一部が運行再開。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは15→21分間隔に削減。「ちぃばす」芝ルート・麻布東ルートの平日ダイヤは引き続き、土休日ダイヤで運行。

富士急バス 「グリーンライン」、富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。「ブルーライン」は3往復のみ運行。富士山駅~馬返線、スバルライン五合目線、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。富士山駅~新富士駅路線は運休。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線、河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレット(東山旧岸邸前発着に短縮)、上野原駅~光電製作所前、帝京科学大学線(平日)、本町三丁目発上野原駅行(土休日)を減便。土休日運行の上野原駅8時32分発松姫峠行は、小菅の湯止まりに短縮。「レッドライン」は19日より運行再開。9~15時台の7往復(60分間隔)。「YAMANAKO NO KABA」は20日より運行再開。土休日のみ1日最大5便。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、15日運行開始。

富士急湘南バス 〔松71〕系統(新松田駅~ビオトピア)は運行を再開している模様(ビオトピアは5月27日に再開している)。

富士急シティバス 日中の一部が減便。三島駅~御殿場プレミアムアウトレット路線は運休。三島駅~水ヶ塚公園路線は、三島駅7時41分発須山行準急1本のみ運行。根方線は、平日のららぽーと沼津発最終を22時40分→20時30分に振り替え、最終は全日21時40分に繰り上げ。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、ぐりんぱ路線、大石寺路線は全便運休(大石寺路線は7月11日再開予定)。

山梨交通 通常ダイヤに復帰。南アルプス登山バス(甲府駅~広河原・奈良田~広河原)は当初予定を1ヶ月遅らせ、7月23日運行開始予定。

東海バス 熱海市内「湯~遊~バス」は全便運休(「彩(いろどり)」の動画をフェイスブックで配信中)。伊東駅~マリンタウン路線、定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。一部の通学対応便は運行を再開している。MOA美術館線は5日より、運行便数を半減させている。

JRバス関東 ツインリンクもてぎ乗り入れを再開している(降車の際、検温を実施)。深夜バス、長野原草津口駅~草津温泉間急行便、定期観光バスは運休。

 この他、鉄道・バスの各事業者とも、窓口・改札口・案内所などの営業体制の縮小・時間短縮・休業(バスの場合は委託先の休業もある)、売店・グッズショップや「エキナカ」をはじめとする商業施設の営業時間短縮・休業、フリーパスなどの企画乗車券の発売中止(「TOKYO SUPPORTERS PASS」の発売は延期)、博物館などの展示施設の休業、従業員の採用活動の停止、広報誌の休刊、などを実施。乗客・職員の感染防止のため、防護シートの設置や、バスでは最前部座席の使用停止が実施されています。なお、緊急事態宣言解除に伴い学校が再開になるため、定期券を発売する窓口の営業体制を元に戻す動きが見られます。売店やグッズショップなども、再開が始まっています。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。なお、バスはダイヤを急遽変更し、Webでのリリースが間に合わない場合がある、とする事業者があります。
 バスはここでは、基本的に一般の路線バスを対象にしているが、高速バスも近距離だけでなく、長距離の夜行便も再開の動きが活発になってきました。発売席数など、いろいろ制限はあるが。鉄道も、首都圏だけでなく、JR各社から、運休にしていた新幹線や特急などの運行再開の発表が相次いでいます。航空も、国内線は復便の動きが見られます。元通りとはまだ行かないが、繰り返しになるけれど、交通の世界も早く「元の日常」が戻って欲しいと思います。戻っても、その先がまた厳しくなるのだろうが。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 昨日は京成の青砥の脱線と、新横浜の陥没で落ち着かない1日でした。新横浜は、東急新横浜線工事が関わっているのだろうか。
 東海道新幹線のN700S系が今日、公開されました。リニア中央新幹線開通前の、最後のモデルチェンジとなるのだろうか。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
12日 ツイッター社 中国共産党関連アカウント削除
(イタリア・コンテ首相 感染拡大巡り検察から事情聴取)
13日 福井県開発新種トマト「越の宝石」 福井市で試験販売開始
(東京・銀座 歩行者天国再開)

№2166 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 12.SK1477便

200SAS.jpg
 この日のうちにコペンハーゲンに着かなければならないが、もう鉄道だけでたどり着く事が出来ない時刻になっていて、やむなく、前日にスマホから予約したSAS便で、空路移動する事になります。

201オスロ中央駅コンコース.jpg
 ガーデモエン空港まで、鉄道で戻ります。オスロ中央駅のコンコース。

202オスロ中央駅発車案内表示.jpg
 コンコースの発車案内表示。

203オスロ中央駅ホーム運転系統案内図.jpg
 ホームに掲げられている、近郊電車の運転系統案内図。オスロ中央を中心に、放射状になっている事が解ります。

204近郊電車.jpg
 パスでは「フライトーク」には乗れないので、近郊電車で行きます。エイスヴォル行のR11系統。2年前も乗ったタイプ。

205ガーデモエン空港駅ホーム.jpg
 ガーデモエン空港駅のホーム。通路は、日本では(たぶん)見られなくなった回転扉で仕切られています。

206ガーデモエン空港ターミナルコンコース.jpg
 空港ターミナルのコンコース。

207ガーデモエン空港カウンター.jpg
 SASのカウンター。

208ガーデモエン空港手荷物検査場.jpg
 早めに手荷物検査場を抜けます。

209展示.jpg
 型式は解らないが、クラシックな飛行機と、新しい乗用車が並んでいます。

210ゲートコンコース.jpg
 SK1477便が出発する、D9番ゲートに向かうコンコース。

212駐機.jpg
 ターミナルから駐機された飛行機を見ると、パキスタン航空機は旧デザインを復刻した機体のようだ(成田にも来ていたらしい)。というか、パキスタンとノルウェーを結ぶ空路があるとは思わなかった。その向こうにはエチオピア航空機だ。

213ゲート付近.jpg
 D9番ゲート付近。

214食事.jpg
 今の短距離便では普通の機内食は出ないのは解っているし、ホテルに着くのがかなり遅くなるのも解りきっているので、ここで食事にしてしまう。夕食…のつもりだったが、ホットサンドイッチにヨーグルトとオレンジジュース、「夕食」というには、あまりに寂しい…。しかし、これで171NOK(≒2,000円)する。2年前からしつこく書いてしまうが、とにかくノルウェー(というか北欧)の物価は、極めて高い。北欧旅行は、これだけがどうしても辛い。
 それにしても、昨日からずっと、口に入るのはサンドイッチばかり…。

215オスロ駐機中.jpg
 SK1477便となるA320-200は、既に駐機していました。OY-KBH。「OY」とは、デンマークの機体だ。SAS搭乗は11年ぶり7回目になるが、エアバスは初めて。

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 搭乗開始。SASも搭乗の順番をグループ分けしているが(自分は「E」)、見た所、ANAほどは厳密ではなさそう。

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 座席は、前日の時点でかろうじて1つだけ残っていた窓際の36F。落ち着くと、TAPのA320neoが到着するのが見える。この機体も、後部のタラップから乗客が降りていく。2年前にノルウェジアン機で同じシーンを見ていて、あれはLCCだったからか(ターンアラウンド短縮のため)かと思っていたのだが、ガーデモエン空港では当たり前に行われているのか。

219出発.jpg
 9分遅れて出発。先のパキスタン機、エチオピア機を見る。

220離陸.jpg
 空港付近はほんの少し積雪があるが、この日は防氷剤の散布はなく、すぐに19Lから離陸。暗くなってきている。どこか幻想的、とも思えません?

221インターチェンジ.jpg
 離陸してすぐの、インターチェンジ。しかしこの後すぐに雲海に突っ込んで、しばらくは何も見えない。

222キャビン.jpg
 キャビン。

223スィーツ&コーヒー.jpg
 ドリンクサービスが回ってきた。と言っても、コーヒー・紅茶以外は有料。コーヒーを注文し、やはり茶菓子が欲しいよなあと、カタログからチョコボールをチョイス。支払いはC/Cオンリーだが、ノルウェーとデンマークを結ぶ便なのに、価格はSEK建てだった。25SEK(≒280円)。

224Wi-Fi説明書.jpg
 Wi-Fiサービスもあるようです。説明書き。上級会員は無料になるらしい。

225USBハブ.jpg
 USBのハブもあります。この程度は、今はあって当たり前か。

226エーテボリ.jpg
 雲が切れて、下を見ると、おお、エーテボリだ。本当はここで、列車を乗り継ぐはずだったんだよなあ。

227宵.jpg
 一番星!「宵の明星」、でいいんだっけ?

228マルメ.jpg
 短距離便ゆえ、レベルフライトは30分足らず、早々にベルトサインが点灯し、グングン降下していく。マルメだと思う。

229トーンビュー.jpg
 デンマーク上空に差し掛かって、トーンビュー。左側は空港が見えていたと思う。

230月.jpg
 キャビンの明かりが消されるが、外はお月様に照らされて、明るい。

231着陸.jpg
 R/W04Lに着陸。

232スペイン機.jpg
 右手の機体はスペインの機体らしいが、真っ白ではねえ。ワンワールドのマークがついているので、イベリア航空系だろうか。ほぼ定刻の到着。

233後部タラップ.jpg
 しばらくキャビンで待機していると、後方から冷気が…。後部の乗客は、後部ドアのタラップを降りる。コペンハーゲンでもやるんだ。それを自分が体験するとも思わなかった。北欧はどの空港も、どのキャリアも同じ、なのだろうか。

234SAS A321.jpg
 歩いて、ボーディングブリッジの階段に向かう。その途中、見上げるようにA321を見る。空気は冷たいが、かえって心地いいかも…。
 といい気になっていたのもつかの間、階段を上がると、ドアが開いていない!鍵がかかったままだ。段取りが悪いよ。

235ボーディングブリッジタラップ.jpg
 皆でゾロゾロと機体に戻ろうとしたら、先にブリッジから降機したCAが開けてくれた。
 この機体、次は同じノルウェーのスタヴァンゲルに行くようだ。

241バゲージクレーム.jpg
 バゲージクレームは、解るだろうか?そろそろ、マスク姿の乗客がチラホラ見られるようになった。全体的にはまだまだ、日本ほどは多くはなかったが。
 荷物が出てくるまでの間、最後の両替。タブレットに指でサインを書いて、メルアドの入力を要求される。レシート送付のため、だって(ネットやらない人は両替できないの?)。

238到着ロビー.jpg
 到着ロビー。
 ここから、この日の投宿先のホテルがある、ホイエ・タストゥルップまで電車で乗り継いでいく事になる。

240空港駅ホーム.jpg
 空港駅のホーム。久しぶり。
 20時04分発のヘルシンオア行に乗れた。検札は、デンマークでもバーコード読み取り方式だ。北欧はみんなそうだなあ。

 コペンハーゲン中央駅は、この晩は電車を乗り換えるだけ。すぐ来てくれて助かった。20分間隔運転、という時間帯になっていたので。25分程でホイエ・タストゥルップに到着し、すぐにホテルへ。寝る前に、最後の片づけ。今回もドジを踏みすぎた。最後の最後くらいは、キチンとしないと。

 ところで、デンマークもそろそろ新型コロナウィルス感染の拡大が懸念され始めていて、大規模なイベントはすべて中止になった、と聞かされました。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR東日本は、25日より、現在運休している毎日運転の〔踊り子〕2往復(E257系運用)の運行を再開し、定期列車は全列車運行される事になりました。また19日より、東北・北海道新幹線のグランクラス、新幹線や在来線、普通列車のグリーン車の車内販売も大半は再開されると、発表がありました(車内販売は、アルコールは販売しない。上越・北陸新幹線のグランクラス、北陸新幹線の車内販売、〔サフィール踊り子〕のカフェテリアの再開はまだ)。これで、JR東日本の定期列車で、新型コロナウィルス感染禍の影響で引き続き運休になるのは〔成田エクスプレス〕のみになるが、NEXは航空需要次第になるはずなので、しばらくは全列車の運行再開は、難しいだろうと思います。
 JR北海道は、14日より〔エアポート〕全列車の運行を再開し、予定していた〔ライラック〕2本の追加減便は取りやめ。7月1日以降は、減便している列車は北海道新幹線3往復も含めて全列車運転を再開し、減車している特急も所定の編成に復帰。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
10日 約30億円横領容疑 AIベンチャー企業元役員逮捕
(東京都 コロナ対策含め5800億円補正予算成立)
11日 国民投票法改正案 今国会成立見送り 
(虎ノ門ヒルズ 商業施設 感染禍影響 2か月遅れで開業)

№2165 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 11.代行バスも交えて オスロ行

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 またドジ踏んでしまって、やや精神的にヨレヨレになりながらもなんとかトロンヘイム行夜行に潜り込み、とにもかくにもオスロへ、という所、夜明けとともに、また一つ予期せぬ事態が待ち受けていたのでした。これまでの体験からして、そんなに稀有な出来事、でもなかったですけれど。

2020年 3月 7日(土)

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 気候はまだ冬、の北欧と言えども、3月ともなれば、5時を過ぎればどんどん明るくなってきます。

002月.jpg
 雪山の向こうには、お月様。

 やはりこの区間、夜行で寝て過ごすのは、もったいないなあ。できればもう一度、ボーデー~トロンヘイム間を昼間に乗りたいが、いつか、そんな機会は作れるだろうか?

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 車窓が急に都会の様相になって、トロンヘイムは、定刻より早めの到着。

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 驚いた、トロンヘイムって、こんな近代的な駅、だったっけ?
 トロンヘイムは、前回は18年前、2002(H14)年の5月に降り立っていて、船着き場の反対側から駅舎の写真を撮っているが、その駅舎の内部がかなり近代的に改装されている。何より、ホームの上の方に駅施設が展開されていて、エスカレーターとかあったりしました。前回がかなり昔なので、記憶があやふやな部分も多く、どこまで違いがあるのか、はっきりとは言えないのだが。

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 地下通路もあるのだが、壁画が掲げられています。

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 その駅舎内。

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 ところが、次の8時18分発オスロ行42列車、どうも様子がおかしい。
 なんと、ドンボースとリレハンメルの間が休止らしい。インフォメーションの最下段には「derailment」の文字が。脱線って事?
 アナウンスがあって、ドンボースからリレハンメルはバス代行という。しかし、最低でもここトロンヘイムは定刻に出られるのだろうか?そうでないとオスロからの空路もあって、困った事になる。しかし、指定券も一応必要なのだが、窓口は、土曜日だと7時45分にならないと開かない(平日だと7時オープンだが、休日だと何と12時から)。時間はかかっても確実と思われるレーロース経由も一応考えたが、結局この42列車でオスロに向かう事にして、開いたばかりの窓口で指定券(50NOK≒590円)を購入する。

105トロンヘイム出発.jpg
 ホームには大勢のお客さんがごった返すが、列車が入線してきたのは、定刻の3分前だった。北欧としては、かなり慌ただしい。ともかく、すぐに出発。
 雪ばれのトロンヘイムの街並みはすがすがしい。

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 まずは食堂車で朝食。レイアウトは、今乗ってきた夜行、あるいは2年前のベルゲンへの列車との違いはない。

107朝食.jpg
 サンドイッチとヨーグルト、コーヒーで朝食。200NOK(≒2,360円)。

108雪原.jpg
 ステーレンを過ぎると、どんどん高度が上がって、雪も深くなる。

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 山間部は、北部のような険しさまではないと思うが、湯台ですがすがしい眺めだ。

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 1時間40分で、オップダールの集落に差し掛かる。

111オップダール.jpg
 オップダールも、スキーリゾートの街なのだろう。スキーヤーがかなり多数降りていきました。
 オップダールを出発すると、直後にドンボースからの代行バス乗り換えの案内放送が流れる。アナウンスは必ず、ノルウェー語と英語の2か国語だ。

112集落.jpg
 小ぢんまりとした集落も現れる。

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 雪山と雪原。山越えがあったと思ったらなだらかな雪原が続いたりと、この区間は、地形の変化が大きいと感じる。

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 トロンヘイムから2時間40分、ドンボースに着きました。ここでバスに乗り換え、となります。
 このドンボースからは、ロムスダルスフィヨルドの畔のオンダルスネスへのローカル線が分岐していて(真ん中のDCがオンダルスネス行)、今グーグルマップで見てみたら、途中オメガカーブとかもあるようで、魅力を感じる路線だが、今の所は、行く機会を作れないなあ。

116リレハンメル行代行バス.jpg
 代行バスはホームに直付け。6台用意されていて、5台までは出る事になりそう。その5台目に乗車。列車の到着から5分程のインターバルで、すぐ出発。

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 車内。シートピッチがかなり広かったです。

119集落.jpg
 ひたすら下り坂レールとつかれず離れず。思い出したように集落が現れる。

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 ずっと国道E6号線を走ってきたが、40分程走ったところでいったん分かれて、オッタの駅前に立ち寄る。元々長距離のバスターミナルとなっているようでした。このバスはドンボース行の代行バスのよう。

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 再び国道に戻るが、鉄道をまたぐ橋から、オッタ駅を見ます。

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 教会も見ます。

126氷原.jpg
 左手はずっと川、のはずだが、ほとんど凍っている。驚かされたのは、その氷の上に車が何台も連なって、グルグル走り回っていた事。そんなに厚くガチガチなの?しかも下流の方は氷がなくなって、水流をじかに見かけたりしたので、大丈夫なのか?と思わされた。なぜか凍ったところと、そうでないところが交互に現れた。
 ドンボースやオッタは快晴だったのに、リレハンメルが近づいたら曇りだした。

127リレハンメル到着.jpg
 13時21分、リレハンメル駅前に到着しました。30分の遅れ、という事になりますか。寒い

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 リレハンメル駅となると、27年ぶり、ですかね?冬季オリンピックの前年になるが、雰囲気はその頃と、あまり変わらないかな…。

129オスロ行.jpg
 この駅からのオスロ行は、電車列車になりました。以前乗車した「シグナチュール」タイプらしいが、今はそういう呼び方はしていないようだ。。
(写真は編成の後部)

132車内.jpg
 車内は、改装はされているようだが、ノルウェーらしいウッディな、温かみのあるデザインコンセプトは、変わっていないように感じます。

134リレハンメル出発.jpg
 リレハンメル出発。形の上では54分遅れ、という事になりました。

136カフェカー.jpg
 すぐにカフェカーへ。雰囲気は昔と変わりない。

137昼食.jpg
 昼食は、ポテト・チキン・ブロッコリーのメインは、昨晩食べたものと同じ。これとペプシコーラゼロ。171NOK(≒2,020円)。

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 食後にワッフルとコーヒー。66NOK(≒710円)。

139ミョーサ湖.jpg
 ミョーサ湖。

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 ハーマル近郊。

 あまり大幅な遅延が生じるなら空港駅で降車するつもりだったが、オスロ中央駅に降り立つ時間はありそうです。このまま乗り通しました。

142オスロ中央到着.jpg
 オスロ中央到着。結局42分の遅れになりました。長距離のバス代行があった割には、健闘した方ではなかったでしょうか。

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 ホームから駅舎に通じるスロープの壁面には、いよいよ新型コロナウィルスの感染の脅威が、北欧にも近づきつつあると感じさせる、FHI(ノルウェー公衆保健研究所)の通知が掲げられていました。英語、ノルウェー語、そして中国語で書かれています。感染地域に滞在し、なおかつ症状を感じたら、下の電話番号で相談してください、と書かれています。

144オスロ中央駅.jpg
 オスロ中央駅。2年前に来たばかり。でも、2年前は同じ3月でも雪があったのに、今年は、駅付近は全く雪を見ませんでした。

145オスロ中央駅前トラム乗り場.jpg
 中央駅前の、市電乗り場。

147オスロEVバス.jpg
 EVバスは、オスロでも走っています。ソラリス。

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 駅前の、虎の像。

 本来ならここからさらに列車でスウェーデンのエーテボリを経由し、コペンハーゲンを目指すはずだったが、残念ながらこの時間では、鉄道だけでコペンハーゲンに着く事はできません。前日ファウスケで予約したSAS便に搭乗すべく、すぐ空港に戻る事になります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 JR東日本の、5月の新幹線・特急列車の利用者が、前年比で89%の大幅な減少になったと、発表がありました。定期列車は基本的に、〔成田エクスプレス〕以外はほぼ全列車運行されたものの、とにかく「STAY HOME」、まして遠出なんかしないで、と言われたら、こういう数字になって当然でしょう。東日本でこうだと、いまだに減便が続く北海道・四国・九州は、夏以降も先行きが心配されます。なお、JR九州は19日以降、一般特急の定期列車と「D&S列車」は基本的には全列車運行とリリースがありました。〔あそぼーい!〕は8月8日の豊肥本線全線運転再開に合わせて運行再開。それまでは〔九州横断特急〕を運行。「ななつ星in九州は7月14日から、乗客を最大8組16人に制限した上で再開。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
 7日 沖縄県議会選挙 知事与党 過半数維持
(西村経済相・小池都知事 繁華街感染対策で連携確認) 
 8日 セクハラ禁止法案 野党4党共同提出
(USJ 3か月ぶり営業再開)
 9日 神奈川県庁等HDD盗難・情報流出事件 元データ消去会社社員に有罪判決
(キャセイパシフィック航空 香港政府 約3,800億円公的支援を発表)

 CXも2月からの収益が前年比わずか1%、だそう。基本的には国際線オンリーのキャリアだから、他国との行き来が断たれると、経営が相当苦しくなるのも当然。現在の香港国際空港は外国人入境禁止だし、再開されても「国家安全法」を巡る動乱があるので(今晩また大規模抗議行動が起きている)、しばらくは観光で気軽に訪れる、という状況にはならないはず。CX(に限らず、香港のキャリア)は皆、厳しい状況に置かれ続ける事になるでしょう。

№2164 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.9

江ノ電鎌倉駅.jpg
「緊急事態宣言」は解除されたものの、東京都に関してはなかなか落ち着かないようで、独自の「東京アラート」が発出されるに至りました。とはいえ、少しづつではあるが、町は活気を取り戻しつつあるようです。「パンデミック」前と変わったところ、変わらないで済んだところ、様々ではあるようだが。どうかこのまま、少なくとも日本は落ち着きを取り戻してほしい。「緊急事態宣言」の再発出だけは、勘弁。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日5日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
 赤い文字の部分が、この一週間の新しい発表・動きです(SNS上の情報もあります)。

*** 鉄道 ***

JR東日本 一般の快速・普通列車等は通常通り運行。東北・秋田・山形・上越・北陸各新幹線、常磐線特急〔ひたち〕〔ときわ〕及び中央線中央線特急〔あずさ〕〔かいじ〕〔富士回遊〕の定期列車も通常ダイヤで運行(〔はやぶさ〕は、2往復が新青森~新函館北斗間運休)。全新幹線のグランクラスは引き続きサービス中止、全車指定席の〔はやぶさ〕〔はやて〕〔こまち〕〔かがやき〕は発売する座席を、普通車指定席は6割、グリーン車は5割を限度に発売。
〔成田エクスプレス〕は早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。成田空港発着の快速・普通列車は通常通り運行。〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子7・9・15・17・2・4・12・18号〕は運休。〔サフィール踊り子1・2号〕のカフェテリアは休止。臨時列車は「のって楽しい列車」・多客対応の臨時列車とも、6月いっぱいの運転は取りやめ。7月以降の列車の指定券発売を見合わせ。

JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は引き続き、全て取りやめ。〔踊り子〕〔ふじさん〕については、JR東日本・小田急のWebで確認をとの事。

東京メトロ 土休日の〔S-TRAIN〕・小田急直通ロマンスカーは、今日6日より運行再開。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。

京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。京成上野発朝方、成田空港発夜間を除き、40分間隔の運行になる。運行される一部列車の青砥停車を実施中。下り京成上野発3号(6時00分発)~13号(7時40分発)、上り成田空港発72号(20時30分発)~82号(23時20分)。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。関連で、他の列車にも一部時刻変更が生じている。6月1日より停車列車を拡大。日中、運行列車の2本に1本が新規停車(80分毎)。

東武 「SL大樹」は当分の間運休(7月運行再開予定)。特急列車は今日6日ダイヤ改正時より、全列車を運行。指定券の発売開始は当分の間、1週間前から(JR直通・〔THライナー〕を除く)。

西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。特急・ライナー列車は、平日・土休日とも全列車の運行を再開。〔52席の至福〕は全コース取りやめ(6月14日まで。20日以降は別途通知)。

京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は引き続き、全列車運休。

小田急 特急ロマンスカーは6月以降、全列車運行。一般列車は通常通り運行。

東急(みなとみらい線含む) 大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。今日6日の改正で「Q-SEAT」設定列車が増発されるが、サービスは引き続き取りやめ。〔S-TRAIN〕は運行再開。。

京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は運休。土休日の一部の快特で設定の「ウイングシート」は取りやめ。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。

舞浜リゾートライン 終日14分間隔で運行、最終はリゾート・ゲートウェイステーション20時03分発に繰り上げ。「リゾートライナーType-C」は、5月21日営業運転開始を延期。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。延期されていた三井アウトレットパーク横浜ベイサイドのリニューアルオープンにより、今日6日からの土休日は、特別ダイヤで運行(日中5分間隔)。

湘南モノレール 通常通りの運行。 

関東鉄道 通常通り運行。常総線は、土休日は終日単行で運転。

江ノ電 通常通り運行。

箱根登山 小田原~箱根湯本間は通常運行。箱根湯本~強羅間代行バス、ケーブルカーは減便。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線とも、日中・夜間は半数を運休し、駿豆線は30~35分の間隔、大雄山線は24分間隔で運行。両路線共に最終電車を繰り上げ。朝夕の時間帯は通常運行。土休日などのみ運転の〔踊り子9・17号〕〔踊り子2・12号〕は取りやめ(6月も継続)。毎日運転の2往復は運行。駿豆線は県立高校の授業再開に対応して、一部列車(9時台下り1本、15~16時台の2往復)の運行を再開。また大場→三島間臨時(通常修善寺→三島間運行)を1本運行。大雄山線は、夕方6往復、夜間2往復の運行を再開(12分間隔運転の時間帯を拡大)。駿豆線の「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。

伊豆急行 夜間を中心に一般列車を5往復減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。日中はJR伊東線直通を取りやめ、伊東乗り換えに変更。8日より、下り701・上り706の全区間(当面平日のみ運転)、下り5653M・上り5662Mの伊豆高原~伊豆急下田間の運行を再開。〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子7・15・4・18号〕は、6月も運行を取りやめ。「リゾート21」の展望室は使用停止。7~9月の臨時特急は、全て発売開始を見合わせ。「スーパービュー踊り子引退記念乗車券」の通信販売を開始している。

富士急行 特別ダイヤで運行中。〔富士山ビュー特急〕〔フジサン特急〕〔富士登山列車〕は運休。〔富士回遊〕は、定期列車の3往復は運行するが、大月折り返しの線内特急となる可能性がある。一般列車は、平日8往復・土休日下り9本・上り8本を取りやめ。最終電車は大月発22時05分(1日より)、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定しない。

小湊鐵道 平日は五井~上総牛久間7往復・里見~養老渓谷間1往復・養老渓谷~上総中野間2往復、土休日は五井~上総牛久間6往復・上総牛久~里見間1往復・里見~上総中野間2往復を取りやめ。「里山トロッコ」は運休中。

いすみ鉄道 土休日の「急行」4往復(普通列車区間含む)を取りやめ。

銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。

秩父鉄道 平日ダイヤをベースにした「計画運休」ダイヤで運行(土休日も同一ダイヤ)。1日より、急行〔秩父路〕4往復、普通電車の一部の運行を再開している。西武直通は引き続き取りやめ。今日6日より「疫病退散!アマビエ入場券」を発売する。羽生、熊谷、秩父の各駅で発売。駅毎にデザインが異なる。1枚170円。「ちちてつe-shop」でも発売する(3枚セットのみ)。


*** バス ***(一般路線を中心に記載 基本的に高速バスは含まない)

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 「晴海ライナー」は、臨時ダイヤで運行。「風ぐるま」は、休日は運休。

京成バス 「シャトル☆セブン」は葛西臨海公園駅~TDR間、新小岩駅東北広場 ~ TDR路線は、葛西駅~TDR間を取りやめ。水元公園循環バスは運休。

京成タウンバス 〔有01〕〔新小52乙・59〕系統は、今日6日より運行再開。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 植草学園大学線は平日・土曜日は特別ダイヤで運行し、休日は運休(6月13日まで延長)。深夜バスは引き続き運休。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 酒々井プレミアムアウトレット線は、29日より運行再開している。

東武バス 定期観光バス・スカイツリーシャトル・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は、土休日も平日ダイヤで運行。セントラル・ウエストの一部系統は、通常ダイヤでの運行に復帰している。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は運休中(「SL大樹」運休のため)。

国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰(〔赤31〕のみ休日ダイヤで運行しているが、15日より通常通りの運行に復帰)。深夜バス及び23時台に鉄道駅などに到着する便(折り返しが深夜バスとなる便と思われる)、深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは6月4日より、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。

西武バス 所沢駅西口~西武ゆうえんち系統は西武園駅止まりで運行。三井アウトレットパーク直通バス、深夜急行バスは運休。深夜バスは全路線取りやめ。軽井沢地域は、軽井沢駅~旧軽井沢・中軽井沢駅・星野温泉トンボの湯・西武軽井沢営業所・鬼押出し園間は特別ダイヤで運行し、万座・草津温泉・風越公園方面は運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。

関東バス 全線で、休日ダイヤをベースにした特別ダイヤで運行(〔池11〕系統はカレンダー通りの運行)。

立川バス 通常ダイヤでの運行に復帰。

西東京バス 全路線(奥多摩地域は除く)で、平日は休日ダイヤをベースとした特別ダイヤ、土休日は休日ダイヤで運行(一部は休日ダイヤをベースに増便)。夜間・深夜便の運行は一部再開している。22時以降発便は、平日は一部、土休日は全便を運休。奥多摩駅~日原鍾乳洞路線の運行を再開しているが、白妙橋、川苔橋両停留所は通過(登山道の崩壊に加え、ウィルス対策のため)。奥多摩・檜原方面への臨時バスは、乗車制限を行う可能性がある。バス乗車時のマスク着用を要請している。

京王バス 特別ダイヤは終了し、通常ダイヤでの運行に復帰(中野・永福町両営業所は8日から。同時にダイヤ改正を実施)。

小田急バス 平日は平日ダイヤでの運行に復帰(一部系統は除く。世田谷〔営〕の臨時ダイヤは継続)。〔渋54〕系統以外の深夜バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

東急バス 平日は通常の平日ダイヤに復帰。E-Liner・深夜バス・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。深夜バス全路線は引き続き運休。オープントップバスは運休。

KMバス お台場レインボーバスは、平日・土休日とも通常ダイヤに復帰。

銀河鉄道 8日より、恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は平日・土休日とも土休日ダイヤで運行(学校の開校状況により変更あり)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している。
 
東京ベイシティ交通 TDR・TDSは通過または運休。

新京成バス 船橋新京成バスの金杉台線・鎌ヶ谷線・小室線は土休日ダイヤを減便させた特別ダイヤ、その他の路線と松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。

千葉交通 佐原循環バス(土休日のみ運行)は運休。銚子駅~千葉科学大学路線は減便(7月2日より通常運行に復帰)。イオンモール成田線は、今日6日より通常ダイヤに復帰。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅0時50分発ちはら台行のみ運行再開。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 通常通り運行。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。清見台団地線は一部減便。千葉白子急行は土休日は全便運休、平日は5往復のみ運行。その他の路線は、通常運行に復帰。

日東交通 マザー牧場路線は運休。清見台団地線・イオンモール木更津線が一部減便。

平和交通 深夜急行バスは運休。津田沼駅~ららぽーとTOKYO-BAY線は運行を再開。稲毛線・検見川線・幕張本郷線は、平日は減便、土休日は同じダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス 千葉シーサイドバスは、6月1日にダイヤ改正を行っている。海浜幕張~メッセ・マリンスタジアムは、平日朝方の1往復ずつのみの運行に削減。

関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。

朝日自動車 深夜バスは全路線運休。鴻巣駅東口~免許センター路線は、日曜日は7日より、通常の日曜日ダイヤで運行。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は減便(6月1日以降も当面継続)。

茨城急行 東武動物公園の一部再開に伴い、東武動物公園駅からのバス路線も運行を再開している。北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、今日6日より、特別ダイヤで運行再開(1時間に1~2本)。

国際十王 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

関越交通 「水上温泉わくわく号」は、7月前半までは運休の予定。尾瀬戸倉~大清水間は、今年の運行を開始している。鎌田~湯元温泉路線は今日6日運行開始。

イーグルバス 小江戸巡回バスは運休。

横浜市営 一般路線は通常ダイヤに復帰している。23時30分以降出発の深夜バスは引き続き運休。「ピアライン」は運行時間帯を短縮した上で、運行を再開している(大さん橋客船ターミナルは休業のため通過)。26系統の港湾カレッジ~海つり桟橋・横浜港シンボルタワー間は運行を再開している。「あかいくつ」は、(土休日も含めて)平日ダイヤで運行再開。「ぶらり三渓園BUS」「ぶらり赤レンガバス」は運休。 ※「ぶらり野毛山動物園BUS」は、一般の89系統を兼ねているため運行(動物園は6月11日再開。6月いっぱいは火~金曜日のみ開園)。

川崎市営 藤子・F・不二夫ミュージアム路線は再開した。市営川崎高校行直行バスは運休(学校は再開しているが、今月いっぱい分散登校のため)。

神奈中 平日は平日ダイヤでの運行に復帰した(通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり)。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

相鉄バス 土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休中。

臨港バス 平日のダイヤを変更(運休の系統あり)。全線規模で土曜・休日を、減便した休日ダイヤで運行。なお、7月実施を目途にした、新ダイヤの編成作業を行っていると、発表があった(現状は、利用者数は回復傾向にあるが、感染禍以前の5~6割にとどまっているとの事)。

江ノ電バス 一般路線は、平日のみ通常ダイヤに復帰している。深夜バスは平日のみ運行を再開。土曜ダイヤがある路線の土曜日は、引き続き休日ダイヤで運行(深夜バスは運休)。大船高校・舞岡高校直行バス・定期観光バスは運休。27日のダイヤ改正を予告している。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。その他の路線は、6月1日より通常運行に復帰している(一部改正を実施)。箱根キャリーサービスは休業。

伊豆箱根バス 三島〔営〕は熱海相の原団地線、笹良ヶ台団地線は1割減便し、21時以降は取りやめ。熱海後楽園線、清水町循環線は半数に減便。熱海大場線は、大場発熱海行1本減便。熱海箱根線は、元箱根まで3往復の運行を再開している。小田原〔営〕は、小田原市内線は1割減便し、21時以降は取りやめ。湯河原箱根線は取りやめ。湯河原温泉場線は箱根登山バスと共に、15分間隔に削減。定期観光バスは運休。小田原箱根線(小田原駅~湖尻・箱根園)は減便の上、箱根園までの運行を再開。一部便の大涌谷乗り入れも再開している。

富士急行 富士急行の一般路線(御殿場地区)は、河口湖~御殿場駅路線は、運休便の一部が運行再開。ぐりんぱ路線は一部便が乗り入れ再開。三島駅~御殿場プレミアムアウトレット路線、駿河小山駅~明神峠路線は運行再開。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは15→21分間隔に削減。「ちぃばす」全ルートは今日6日より、土休日は通常の土休日ダイヤに復帰。芝ルート・麻布東ルートの平日ダイヤは引き続き、土休日ダイヤで運行。

富士急バス 「YAMANAKO NO KABA」、「レッドライン」、「グリーンライン」、富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。「ブルーライン」は3往復のみ運行。富士山駅~馬返線、スバルライン五合目線、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。富士山駅~新富士駅路線は運休。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線、河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレット(東山旧岸邸前発着に短縮)、上野原駅~光電製作所前、帝京科学大学線(平日)、本町三丁目発上野原駅行(土休日)を減便。土休日運行の上野原駅8時32分発松姫峠行は、小菅の湯止まりに短縮。

富士急湘南バス 未病バレ-ビオトピア休館のため、〔松71〕系統(新松田駅~ビオトピア)は運休中。〔松07・78〕系統(平日のみ運行)は、ビオトピアには入らない。

富士急シティバス 日中の一部分が減便。三島駅~御殿場プレミアムアウトレット路線は運休。三島駅~水ヶ塚公園路線は、三島駅7時41分発須山行準急1本のみ運行。根方線は、平日のららぽーと沼津発最終を22時40分→20時30分に振り替え、最終は全日21時40分に繰り上げ。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、ぐりんぱ路線、大石寺路線は全便運休。「ぐるっとふじ」夜ルート、モーニングシャトル、富士桜墓園路線は運行再開。

山梨交通 通常ダイヤに復帰。南アルプス登山バス(甲府駅~広河原・奈良田~広河原)は当初予定を1ヶ月遅らせ、7月23日運行開始予定。

東海バス 熱海市内「湯~遊~バス」は全便運休(「彩(いろどり)」の動画をフェイスブックで配信中)。伊東駅~マリンタウン路線、定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。石廊崎オーシャンパークの全面再開により、16日よりオーシャンパーク乗り入れを再開。MOA美術館線は通常ダイヤで運行。一部の通学対応便は運行を再開している。下田海中水族館の再開により、下田駅~水族館路線は5往復の運行を再開。あじさい公園経由の運行は、今年は行わない(あじさい祭り中止のため)。沼津駅~明電舎路線は通常運行に復帰。

JRバス関東 休日運行の宇都宮~ツインリンクもてぎ系統は、茂木駅発着に短縮。深夜バス、長野原草津口駅~草津温泉間急行便、定期観光バスは運休。

 この他、鉄道・バスの各事業者とも、窓口・改札口・案内所などの営業体制の縮小・時間短縮・休業(バスの場合は委託先の休業もある)、売店・グッズショップや「エキナカ」をはじめとする商業施設の営業時間短縮・休業、フリーパスなどの企画乗車券の発売中止(「TOKYO SUPPORTERS PASS」の発売は延期)、博物館などの展示施設の休業、従業員の採用活動の停止、広報誌の休刊、などを実施。乗客・職員の感染防止のため、防護シートの設置や、バスでは最前部座席の使用停止が実施されています。なお、緊急事態宣言解除に伴い学校が再開になるため、定期券を発売する窓口の営業体制を元に戻す動きが見られます。売店やグッズショップなども、再開が始まっています。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。なお、バスはダイヤを急遽変更し、Webでのリリースが間に合わない場合がある、とする事業者があります。
 観光路線や商業施設へのバス路線はまだかなりウィルス感染禍の影響が残っているものの、日常の路線は鉄道・バスとも以前のダイヤに戻りつつあるようです。しかし、「緊急事態宣言」発出時の外出自粛要請は交通事業者にかなりのダメージを与えてしまったのは間違いなく、神奈川県ではこの実態を踏まえるのであろうダイヤ改正の予告をしたバス事業者があります。おそらく、かなりの減便となるでしょう。他地域でもそのような動きがあるだろうと思います。外出しないで仕事とかできてしまうなら、これまでの通勤時間帯も利用が減少する事になり、それはゆとりのある利用の点では(感染拡大防止の意味からも)歓迎でも、行き過ぎて減便の繰り返し、となったら、最悪、路線の存続も危うくなる事になります。心配な傾向だと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
 5日 レオパレス21 希望退職者1000人の募集発表
(イギリス コロナウィルス感染死者 4万人超) 
 6日 旧政府専用機貴賓室 石川県立航空プラザで公開 お披露目式
(日本最北遊園地「ファミリー愛ランドYOU」 延期の営業を開始)

 小松での貴賓室の展示は、2年間の予定だそう。
 ウィルス感染禍は日本もまだまだ大変だけれど、イギリスははるかに深刻で、全く大雑把な計算だが、感染した人の7人に1人は死亡してしまう計算になるようです。
(日本は18人に1人、これも決して少なくはないが。アメリカは17人に1人だが、地域や人種による格差が大きい。これも今現在全米で起きている抗議行動の背景の一つになるはずだ)。