「バスマガジンvol.104」、先月末発売になりました。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.104 北海道中央バス
当然北海道では最大手、全国規模でも大手の一社、だが、意外にも初登場になりました。
さすがに範囲が広く、本州でいうと都府県の3~4つくらいは楽に入るエリアを走るので、走行風景はバラエティに富んでいる。全体的に、やはり北海道らしい雄大さが出ていると感じます。
車両面では、何度か、特に札幌市で感じるけれど、大手事業者としては、本州からの移籍車両が結構多くて、バラエティがありますね。趣味的には面白い。北海道らしく長尺車両が主力だが、対照的と言える9m車が相当数入っていたのは、興味深い。
しかし北海道、特に札幌市も先月からコロナ禍が深刻で、感染者が再び急増、「Go To トラベル」も札幌市は除外されてしまった。高速バスも相変わらず運休便が少なくないし、年末年始に向けて、不安があります。北海道のバスのリーダーとして、乗り越えて欲しいが。
なお、小樽市の色内営業所は、旧おたもい車庫に移転して、今月からおたもい営業所として再スタートしているそう。地名が「オタモイ」、アイヌ語で「砂浜の入り江」という意味だそうです。
バスで?ゼロヨン大会 in富士川
スミマセン、「ゼロヨン」の単語の意味、知りませんでした。0m~400mの加速性能を争うもの、らしい。この点、「ベストカー」の別冊から始まっているバスマガジン誌らしい企画だろうか。
技術的な面はよく解らんが、テキストを読んだ感触では、EVはやはり、市街地を走る普通の路線バスが一番向いているだろう、高速道路を長時間、平均して100km/h以上で走る、貸切バスや高速バスにはどうかなあ、と感じました。この点、「バスラマインターナショナル179」の日野自動車・下 義生代表取締役社長へのインタビューでも、「シティバスにはEVが、大型トラックには燃料電池が向いているような感触がある」というコメントがあって、長距離バスも性能的には、大型トラックに近いものが求められるのだろうから、この「ゼロヨン」の結果は、そのコメントを裏付けているとも、考えられます。
上高地用 セレガハイブリッド 再登録列伝
前号予告で「転属を繰り返すバスを追う」とあって、どこだろう、どういう事だろうと思っていたのだが、アルピコ交通のセレガハイブリッド、だったか。
予告にあった「15枚目」のナンバーを付与されている12205号車は、一度東京に行っているが、基本的に新島々〔営〕と長野〔営〕の転属を、毎年繰り返している。他車両も大半がそうで、両営業所を管轄する陸運支局が違うので、こういう事が起きるという事だろう。夏と冬、シーズンが異なる大観光地を両方持つ事業者、ならではだろうか。
ただ、冬の長野〔営〕移動は白馬を目指すインバウンド対策であるわけだが、今冬は、スキー場自体はどうなるか解らないものの、少なくともインバウンド来訪は、間違いなく期待できない。となると、今冬は、大規模な転属劇は少なくなるのではないか?大半は新島々でおとなしく越冬、だろうか?
移籍バスの行方を追跡
第3回は国際興業のその1で、北東北の3社。いずれも以前は国際興業グループの有力企業だったが、近年国際東北グループとなり、「国際」の2文字は入っているものの、国際興業との資本的な関係は、もうないようだ。
とはいえ、今回の3社はいずれも、国際興業からの車両の移籍は、今でも一定数あるようだ。エルガのノンステップ車も、中古流通で出回りつつあるよう。
少々驚いたのは、旧秋北カラーをまとったキュービックで、元をたどれば江ノ電バス、国際興業では旧塗装を復刻して最後の1台となったが、まさか3度目の奉公をしているとは思わなかった(国際興業9501←江ノ電114→)。「小野沢」の行先からして、能代で見られるようです。
この車両のように、一般路線車だと過去のカラーに戻すケースもあるようだが、国際興業から離れて久しいのだから、今でも国際興業色を維持する貸切・高速バスも含めて、オリジナルカラーを模索する動きがあっても、良いのではないだろうか。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.36 静岡県 Part 2
PART2は、伊豆半島を中心に、薩捶峠より東側となるだろうか。
まず、今回のエリアで最大の都市が富士市、というのは意外だと思った。間違いなく沼津市だろうと思っていたのだが、近年はなだらかな減少傾向で、最近20万人を割り込んだようだ。一方の富士市は、工業地帯を抱えている事もあるだろう。富士宮市が約13万人、三島市が約11万人、御殿場市が約8万8千人、伊東市が約6万8千人、熱海市が約3万6千人、このあたりが、PART2のエリアでは有力な都市、という事になるだろう。静岡・浜松のような図抜けた大都市はなく、中規模の都市が連携しあっている、という構図でしょうか。
前回(2007(H19)年3月 Vol.22)の時点では、東海バスは分社で、伊豆・南伊豆・西伊豆・沼津登山(後のオレンジシャトル)・中伊豆(後の新東海)に分社になって数年、一方で伊豆箱根グループは、下田の伊豆下田バスがなくなり、新たに伊豆箱根バスが発足して間もない、という頃だった。東海バスは今年になってまた、運行は1社体制に戻っている。富士急モビリティが10月にスタートしたばかり、というのが最新のトピックスだろうか。
関東地方に近くて、早くから東京からの特急・急行列車が入り込んで、観光地として発達してきた事もあるだろう、小田急資本の東海バスと、西武資本の伊豆箱根バス、関東の資本が強いという印象があります(電車の伊豆急行も東急資本)。
前回、取り上げるべきと書いた山梨交通は、今回はありました。写真1枚だけであるが。昔は甲府~静岡間の一般長距離路線バスがあったらしいので、その名残だろうか。
このエリアで考えて欲しいのは、ICカードの導入。東海バスは全く入れていないし、伊豆箱根バスも、このエリアでは、神奈川県の影響が比較的強くなる熱海付近のみ(近年三島〔営〕持ちになったが、車両の運用が区別されたまま)。ここで他にICカードが利用できるのは、富士急行グループの各社と山梨交通、それに御殿場に入る箱根登山バス(Sky Lightの写真があれば良かった)と、県の外の資本の事業者だけ、という事になる(電車も、伊豆箱根鉄道の駿豆線は入っていない)。すでに(入れるなら)PASMOと、JR東海のTOICAの相互利用が始まって久しく、機は熟しているはず。ましてこのコロナ禍で、非接触のICカードが改めて注目されている上、政府が打ち出している、交通事業者向けの感染対策費用補助の条件として、感染症対策も踏まえた利便性の向上も要求されている(このコストも一部補助するという)事もあります。ローカル線中心だと難しいかも知れないが、今回のエリアの外からだと、圧倒的にJRからの乗り換え客が多いはずなので、行楽・観光客の誘致という点でも、この機にぜひ考えて欲しいと思います。
(東海バス「ゆめちゃんバス」は3台ではなく、3種類のラッピングが2台ずつで、合計6台)
鈴木 文彦が斬る!バスのいま 第30回
再び、コロナ禍におけるバス業界の現状。
「フォトラン」をはじめとするツアーは、参加はした事はないが、バス事業者のSNSなどを開くと、こういう事をやりましたよ、みたいな報告も散見します。「全方位レポート」の東海バスも、10~11月にかけて「バスの車庫めぐり撮影ツアー」を催行し、フェイスブックに乗せています。10月17日は熱海の紅葉ヶ丘車庫と多賀車庫、伊東の萩車庫を巡り、東海バス唯一のガーラミオや、「あまんちゅ!」ラッピング車の撮影、途中小室山レストハウスでの昼食があったりして、多少マニアックかなあとも思ったが、皆さま十分堪能されたとの事でした(悪天候のため、「フォトラン」はやれなかったそう。バス事業者単独ではなく、京成電鉄・成田空港交通・ジェットスター・ジャパンで共催したツアーも見かけました。
とにかく、11月になった途端、感染者が急増し、「Go To トラベル」どうなんだ?という事になると、ここまで手元にある資源、できる範囲でなんとか頑張ってきた事業者の努力も、水泡に帰する事になるのではないか(東海バスのツアーも、「Go To トラベル」対象だった)と、心配になります。バスの感染対策も、春の「緊急事態宣言」発出の前に、SNSでネガティブがコメントが拡散している事も、悪い印象を与え続けているのではないか。先に久大本線代行バスの高速便を利用した感触だと、バス側に一定の対策があれば、極端に恐れる必要なないと思いますけれどねえ。むしろ、乗客の行動の方に、引っかかる部分が散見されるような気がしました。
事業者そのものについては、やはり「業界再編成」的なものも、必要になりそうな所が出てきそうな気がする。これは貸切バスだけでなく、路線バスもそう。神奈川県でも、以前深夜バスの減少について書いたが、日中のバスについても、コロナ禍以降、減便が加速しているような感触があります。こうなると、もともとドライバー不足で体力を消耗している事もあったし、1事業者単独でなにもかも解決するのは、不可能だろう。リーダー的な大手事業者でも行政でもどこでもいいが、どこかが音頭を取って、単なる便数の増減だけでない、抜本的な運行形態の再編成に踏み出すべき時ではないだろうか?
「リモートワーク」「巣ごもり」「おうち〇〇」、皆聞こえはいいが、結局それは全て、バス(に限らず交通システム全体)にとっては、マイナス材料でしかない。移動のニーズがあってこその交通システム、なのだから。
終点の情景を求めて
関越交通の湯の小屋。水上駅前は先日、JRの乗り継ぎの間にちょっとだけ駅前に降りてみたが、バスの姿がありませんでしたねえ。今の水上は定期特急列車もないし、やはり新幹線の上毛高原が玄関口という事に、なるのだろうか?湯の小屋は通学客も少なくなっているそうで、そうなると、穴場として(伊香保ほどの賑わいにはならんだろうし、コロナ禍の時代にはいいのかも?)、観光客の来訪に期待をかける、という事になるのだろうか。
次号の潜入レポートは関東バス。ここもコロナ禍で全社的にバスの便数が減少傾向にあり、かなり遅くまで深夜バスがあったりするのだが、JRなどの終電の繰り上げで、どうなっていくのだろうか。全方位レポートの福井県は、新幹線延伸には期待がかかるだろうが、開通の延期が発表になっていて、影響はどの程度出るだろうか。年末年始も、高速バスの運休が続いたりして、雰囲気は良くありません。何とか明るい話題が欲しい。バスに限らないが。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
江ノ電からは、年末年始の運行のリリースが出ました。今年度は終夜運転を行わず、藤沢~江ノ島間・極楽寺~鎌倉間の上下で、初電を繰り上げるのみ。
また東葉高速鉄道からは、来春ダイヤ改正時の、最終電車の繰り上げのリリースが出ています。平日の西船橋→東葉勝田台間を10分程度繰り上げ。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 視覚障害者転落事故発生 東陽町駅ホーム 赤羽国土交通大臣視察
(ニセ確定申告書で持続化給付金詐取容疑 甲府税務署職員逮捕)
3日 NTTドコモ 月額2,980円 若者向け携帯料金プラン発表
(大阪府吉村知事 「医療非常事態宣言」発出)
とにかく、感染者数が〇〇県で過去最多、とかいうニュースばかりで、気が重くなって、イヤ…。「緊急事態宣言」再発出だけは、どうか御勘弁。イギリスではワクチン接種、という所にこぎつけそうだが、果たして日本は、いつになるのか。
№2237 バスラマインターナショナル182(ぽると出版)
「バスラマインターナショナル182」、先月末刊行になりました。
表紙は横浜市営バスの「あかいくつ」「BAYSIDE BLUE」、ブルーリボン・ハイブリッド。
各地の新車から
福島交通のメロディバスは、実物は見ていないが、先日福島駅に降り立った時、跨線橋の古関裕而の展示と並んで写真がありました。
後半の方に、秋葉バスサービスのエアロスターがあって、静岡鉄道旧塗装(銀+青帯)が施されているが、カラー以前に、新車が入るのか。何となくしずてつジャストラインからの移籍車がほとんど全てだろう、というイメージがあったので。
特集 新型コロナウィルスCOVID-19のバスへの影響Ⅱ
180号の緊急特集に続く2回目。
動向を、テキスト・グラフと合わせて私なりに業態別に整理、今後を展望してみると(以前書いた事に繰り返しの部分もあるが)、
一般路線 全体的に4~5月(「緊急事態宣言」が発出されていた頃)が底、以降は徐々に回復傾向にあったが、8月はまた減少。ただ北海道北見バスは、8月は前年比80%弱くらいには回復している。深夜バスに関しては、事業者によって対応が分かれているように思えるが、全体的に土曜日の運行が、ほぼなくなりつつある。JR東日本が終電の繰り上げを発表し、他鉄道会社も見直しを表明している所もあって、少なくとも24時台以降の便の運行は、ほぼなくなると思われる。深夜急行バスも、東武バスがいくつかの系統を運休のまま廃止にしていて、縮小傾向をたどるのだろうか(繰り上がる終電をフォローする形で、時刻を繰り上げて上で存続、の可能性もあるが)。
高速路線 不安定。再開・増便と再運休・減便の繰り返しになっている路線が少なくない。短・中距離路線のレンタカー移行傾向は、やはりと思った。マイカーへの転移も、非常に懸念される材料だと思われる。また、運行していても座席数の制限を行っている路線も少なくなく(窓側だけ使用で、定員の半分以下など)、採算上心配される。個人的には、先日乗ったJR久大本線代行バスの状況などを見ると、バス側の対策がしっかりしていれば、さほど神経質になる事もないのではないかと思われるが、どうだろう。
定期観光 はとバス、京阪バスのみ対象となっているが、この2社は大手級なのでまだ耐えられるかもしれないが、地方都市の路線は、維持が難しいかも知れない。元々旧来の定期観光バスは減少傾向で、観光スポットにバス停を設定する、循環形態の路線バススタイル(あとで出てくる横浜市営の「あかいくつ」など)に移行している場所が少なくなかったし、今後もこの傾向が続くのではないか。
貸切 実は今週、ちょっと伊香保温泉まで行ってきたのだが、当然最盛期なみとは行かないが、貸切バスを見かける機会が少なくなかった。修学旅行らしき学生も見られたので、その辺はある程度明るい材料ではないか。ただ、インバウンドをメインのターゲットにしてきた零細事業者は、今後も苦しいだろう。
空港連絡 グラフを見ると、東京は何とか右肩上がりだが、大阪は8月にまた減少してしまった。空港バスはやはりバス側だけ良くても、航空需要が持ち直さなければ回復は容易ではなく、特に大半を国際線に依存する成田空港関係の路線は、だいぶ厳しい状況が続くのではないか。このまま再開せず廃止、という路線も出てきそうだ。
「Go To トラベル」キャンペーンは、キャンペーンそのものより、当初は東京都発着が除外された事が問題、と考えられているようだ。問題、というよりガッカリ、という事だろうか?
続いて、バス事業者の取り組み。
京阪バス 定期観光バスは4月17日に全面運休になり、ドライバーは車両の重点的な手入れ、ガイドは事務や資料作り。京都府の緊急事態宣言は5月21日に解除されたが、定期観光バスの再開は6月19日。従ってまるまる2か月間運休になった。京阪バス全体ではコロナ禍後の需要はコロナ禍前の10%減少を予想。大阪・関西万博やIRは期待。
名鉄バス 緊急事態宣言発出中の輸送力は通常の20%だが、利用者は10%、という事は、単純計算では1便当たり半分以下の利用しかなかったという事か。空港バス関連のドライバーは他営業所の応援に回り、ドライバー不足に関しては一息付けた。一般路線は6月以降、細かなダイヤ改正を繰り返している。車両の購入計画には影響が出るだろう。
濃飛バス インバウンドが突然いなくなり、ある程度安定した需要だった通学も、休校措置でなくなってしまった。一般路線は必要最小限の利用はあったが、ほぼ空気輸送。観光に出たいという願望は潜在的にあるようだ。なおコロナ禍だけでなく、7月の豪雨災害も影響が大きかった(JR高山本線も止まってしまったから影響はさらに大だったろう)。
その後、リムジンバスの車両公開ツアーと、はとバスの「迷路」も紹介。空港内だけで使用される車両は、航空便が大幅減便になっている今だから、という事だろう。
他にも、バス以外も含めて、あるもの、できる範囲でなんとかしようという試みが、数多く見られるようになりました。皆が盛況で終わってくれればと思います。いずれにしろ、日常の利用さえ大幅減少、となると、それ以外の部分に頼る所が大きい地方の事業者などは、しばらくは辛い状況が続きそう。
バス事業者訪問 218 横浜市交通局
地元も地元、ある程度期待して読みました。
先に「BAYSIDE BLUE」に乗車した感想は、日曜日の午後に往復で乗ったのだが、利用者がまずまず多かったのはホッとしました。一方で、やはり横浜の宿命、となってしまうのか、道路事情の影響で、運行にスムーズさを欠いている印象がありました。「BAYSIDE BLUE」に限らない事だが、特に右折が弱い。一度赤信号に引っかかると、通過まで2分はかかってしまう。あとはやはりもう少し本数が欲しいと思う。20分間隔くらいにもってこられれば。「連節バス」そのものがどうこうという事は、特に感じなかった。
前回は2002(H4)年10月の74号以来で、18年ぶり。2007(H19)年の路線再編は、私にも重大な関心事となったので、市内をあちらこちら歩いて写真に撮り、本体に掲載させて頂いています。そういう事があって、路線網は、特に北部と南部でかなり減りました。ただ、本来はあと数系統民営に移管する予定だったのが、結局市営のまま維持されている系統も、いくつかあります。確か若葉台〔営〕も廃止という方向だったと聞いていたが、結局そのまま維持されています。
(市の西部はもともと民営バスの地盤だったので、市営バスは最初から走っていない)
輸送人員は、路線を大幅に減らした後の2009(H21)年度が大きく減少、しかし2013(H25)年以降は1.2億人台を回復し、去年度までは増加傾向、という感じでした。貸切は一旦廃止の後復活(貸切は、一般路線バススタイルも少なくない)、定期観光と特定(養護学校スクールバス)は廃止。
相鉄と東急の相互直通運転開始は、元々新横浜を境にして相鉄側、東急側共に直接競合する系統は少ない。せいぜい129系統が新横浜駅~西谷駅間で競合関係にあると言えるが、本数は元々あまり多くはないし、鉄道から離れたエリアを走るので、あまり影響はないと思う。むしろ東急が新横浜に入る事で、在来線で新横浜からダイレクトに東京に向かうルートが生まれる事になり、新横浜をベースにした路線の拡充が期待できるのではないか(陥没事故があったから開業は遅れると思う)。
病院の送迎バスを受託しているが、三ツ沢の市民病院が5月に移転し、系統の再編成も行われました。この辺の記述はなかった。
車両面では、「あかいくつ」は、「BAYSIDE BLUE」スタートと同時に1路線を廃止していて、初期の車両は15年に達しているから、そろそろ廃車になりそうな気がする。CNG車は、18年前にはは「55台になる予定」と記されていたが、現在は11台のみで、低公害車はハイブリッド車が主力になった。「赤レンガバス」は、まだラッピングはそのままなのか。黄色の水玉模様の車両は、元々は大さん橋に発着する客船の送迎車両だったはずで、一般路線でも走っていたのだが。それにしても(あくまで趣味的だが)、9割方がJ-BUS系になったので、正直面白みが薄くなりました。J-BUS以外の一般路線車は、2011(H23)年の三菱ふそうエアロスターが最後。
燃料電池バスが走り出したが、EVは1台が改造で走るけれど、本格的な展開は考えているのだろうか。海外製、特に中国製の採用はありうるか。
市営バス路線網は、再編成以降は基本的に現状を維持しているが、コロナ禍より前から、各系統とも便数が減少傾向にあるのが気になる所で、これは市営に限らないけれど、単純に系統毎の便数の増減だけでなく、この機に一度、全面的な運行形態の再編成も検討されるべきではないかと思っています。ここには記されていないが、民営バスとの協調関係(一部に民営との共同運行系統もあるが)も、さらに深度化すべきではないか。
(旧野庭〔営〕の敷地の一部ははとバスの営業所になっているが、ここには記されていなかった)。
今回、横浜交通開発の車両のリストが掲載になったのは、大変ありがたかったです。
バスラマ創刊30周年記念インタビュー
大阪バス㈱の西村 信義社長。
「大阪バス」「東京バス」のグループ各社は全て、新規に立ち上げたのではなく、在来の貸切バス会社を引き継いでいる。
都市間高速バスは、大半はグループ内、あるいは同じく新規参入の事業者との共同運行だが、一部には、在来の事業者との共同運行の形で参入した路線もある(羽田空港~王子・赤羽線は、国際興業・京浜急行バスとの共同運行)。大半は在来の路線との競合関係にあるが、高速にしろ貸切にしろ、一般路線にしろ、在来の事業者との関係はどう構築していくのだろうか?バスだけでなく、京都はタクシーの競争も激しくて、そこで軋轢みたいなものが、生まれなければ良いのだが。
安全対策については、運行そのものも、コロナ禍対策にしても、安心できるものと思えました。その立場からは、関越と軽井沢で発生した旧ツアーバスの事故は、どうとらえたのだろうか。一度、グループにおける具体的な安全の取り組みを、ルポなどで見たいと思う。
記念インタビューは次号以降も続くかは解らないが、2回目の両備グループCEO小嶋 光信氏、前回のみちのりホールディングスCEOの松本 順氏、今回の西村氏と、事業者サイドでは独特のポジションで、業界の内外に発言力を持つ人が集まりました。個性的な指導者、という事になるのだろうか。個人的にはそれこそ、日本バス協会の会長だとか、国土交通省の大臣とか、業界全体を俯瞰する立場の人に、バス業界が置かれた現状と、今後の在り方について問うて欲しいと思っています。また、もっと規模の小さい事業者の声も聴きたい。
京阪京都交通のラッピングバスの話題があったが、京都市中心部以外の、郊外や地方部の、京都府の観光をPRするラッピング車は、他社でも走っています。京都府って結構広くて、海だってあるのだから。
大阪シティバスが新デザインを発表したが、結局、発足直後に提案された3種類の、どれにもなりませんでした。
IAAへの出展を予定していたバスの記事もあったが、海外バスニュースを読むと、欧州のメーカーもまたコロナ禍の影響を受けて苦境にあるようです。第2波の影響で欧州各国はどこも、厳しい外出制限をまたやらなければならなくなり、イタリアやスペインでは反発から暴動も起きているそうです。この状況では、欧州と言えども、安定した公共交通の運行は難しくなっているかもしれません。今は無理でもいつかは、今コロナ禍における欧州の、バスを中心とした対応がどのようなものだったのか、検証する記事を読みたいと思っています。
今回、コロナ禍への対応、横浜市交通局の特集、記念インタビューなどの記事を合わせて読んでみて、現状のバス業界において、一つの事業者が単独で難局に立ち向かうのは、たとえ大手クラスと言えども、年々困難になりつつあるのではないかと、改めて感じました。元々利用者の減少に加えて、特にドライバー不足で都市部でもダイヤの維持が難しくなってきた所へこのコロナ禍、なので。単独で路線の改廃とか、便数の増減とかをやるだけではなく、複数の事業者が強調、場合によっては行政なども間に入って路線やダイヤの再編成、インフォメーションの再整備(伊香保温泉に行った時、事業者によって同じ位置のバス停の名称がてんでバラバラだったのが、非常に気になった)などを行う事も必要だろうと思います。無論利用者が不便を被ってはいけないし、事業者側の経営も無視はできないが。誰が音頭を取るのかという問題もあるけれど。あるいは、事業者グループの垣根を超えた、それこそ「業界再編成」的な事も、今後は起こるのかも知れません。そういう方向があるのかどうか、バスラマ誌も考察し、示して頂けないでしょうか。そうならざるを得ない状況に、なりつつあるのではないか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 千葉県知事選 千葉市熊谷市長 出馬表明
(静岡鉄道 乗客分散狙いクーポン券発行)
3日 「特撮アーカイブセンター」 福島県須賀川市にオープン
(J1柏レイソル 監督・選手が感染 ベガルタ仙台戦中止)
いよいよ米大統領選挙の投票が始まりました。大統領のやる事の影響は、アメリカ一国に留まらず、全世界にダイレクトに影響を与える事になる。しかし、選べるのはアメリカ国民しかいない、この点がシャクではありますけれど。トランプさんはもちろん、バイデンさんが勝ったとしても、世界が劇的に良い方向に変わるかと問われたら、とてもそうはならないだろうと思わざるを得ない。まずは投票・開票がまともに行われるのか、そこが第一関門でしょう。
表紙は横浜市営バスの「あかいくつ」「BAYSIDE BLUE」、ブルーリボン・ハイブリッド。
各地の新車から
福島交通のメロディバスは、実物は見ていないが、先日福島駅に降り立った時、跨線橋の古関裕而の展示と並んで写真がありました。
後半の方に、秋葉バスサービスのエアロスターがあって、静岡鉄道旧塗装(銀+青帯)が施されているが、カラー以前に、新車が入るのか。何となくしずてつジャストラインからの移籍車がほとんど全てだろう、というイメージがあったので。
特集 新型コロナウィルスCOVID-19のバスへの影響Ⅱ
180号の緊急特集に続く2回目。
動向を、テキスト・グラフと合わせて私なりに業態別に整理、今後を展望してみると(以前書いた事に繰り返しの部分もあるが)、
一般路線 全体的に4~5月(「緊急事態宣言」が発出されていた頃)が底、以降は徐々に回復傾向にあったが、8月はまた減少。ただ北海道北見バスは、8月は前年比80%弱くらいには回復している。深夜バスに関しては、事業者によって対応が分かれているように思えるが、全体的に土曜日の運行が、ほぼなくなりつつある。JR東日本が終電の繰り上げを発表し、他鉄道会社も見直しを表明している所もあって、少なくとも24時台以降の便の運行は、ほぼなくなると思われる。深夜急行バスも、東武バスがいくつかの系統を運休のまま廃止にしていて、縮小傾向をたどるのだろうか(繰り上がる終電をフォローする形で、時刻を繰り上げて上で存続、の可能性もあるが)。
高速路線 不安定。再開・増便と再運休・減便の繰り返しになっている路線が少なくない。短・中距離路線のレンタカー移行傾向は、やはりと思った。マイカーへの転移も、非常に懸念される材料だと思われる。また、運行していても座席数の制限を行っている路線も少なくなく(窓側だけ使用で、定員の半分以下など)、採算上心配される。個人的には、先日乗ったJR久大本線代行バスの状況などを見ると、バス側の対策がしっかりしていれば、さほど神経質になる事もないのではないかと思われるが、どうだろう。
定期観光 はとバス、京阪バスのみ対象となっているが、この2社は大手級なのでまだ耐えられるかもしれないが、地方都市の路線は、維持が難しいかも知れない。元々旧来の定期観光バスは減少傾向で、観光スポットにバス停を設定する、循環形態の路線バススタイル(あとで出てくる横浜市営の「あかいくつ」など)に移行している場所が少なくなかったし、今後もこの傾向が続くのではないか。
貸切 実は今週、ちょっと伊香保温泉まで行ってきたのだが、当然最盛期なみとは行かないが、貸切バスを見かける機会が少なくなかった。修学旅行らしき学生も見られたので、その辺はある程度明るい材料ではないか。ただ、インバウンドをメインのターゲットにしてきた零細事業者は、今後も苦しいだろう。
空港連絡 グラフを見ると、東京は何とか右肩上がりだが、大阪は8月にまた減少してしまった。空港バスはやはりバス側だけ良くても、航空需要が持ち直さなければ回復は容易ではなく、特に大半を国際線に依存する成田空港関係の路線は、だいぶ厳しい状況が続くのではないか。このまま再開せず廃止、という路線も出てきそうだ。
「Go To トラベル」キャンペーンは、キャンペーンそのものより、当初は東京都発着が除外された事が問題、と考えられているようだ。問題、というよりガッカリ、という事だろうか?
続いて、バス事業者の取り組み。
京阪バス 定期観光バスは4月17日に全面運休になり、ドライバーは車両の重点的な手入れ、ガイドは事務や資料作り。京都府の緊急事態宣言は5月21日に解除されたが、定期観光バスの再開は6月19日。従ってまるまる2か月間運休になった。京阪バス全体ではコロナ禍後の需要はコロナ禍前の10%減少を予想。大阪・関西万博やIRは期待。
名鉄バス 緊急事態宣言発出中の輸送力は通常の20%だが、利用者は10%、という事は、単純計算では1便当たり半分以下の利用しかなかったという事か。空港バス関連のドライバーは他営業所の応援に回り、ドライバー不足に関しては一息付けた。一般路線は6月以降、細かなダイヤ改正を繰り返している。車両の購入計画には影響が出るだろう。
濃飛バス インバウンドが突然いなくなり、ある程度安定した需要だった通学も、休校措置でなくなってしまった。一般路線は必要最小限の利用はあったが、ほぼ空気輸送。観光に出たいという願望は潜在的にあるようだ。なおコロナ禍だけでなく、7月の豪雨災害も影響が大きかった(JR高山本線も止まってしまったから影響はさらに大だったろう)。
その後、リムジンバスの車両公開ツアーと、はとバスの「迷路」も紹介。空港内だけで使用される車両は、航空便が大幅減便になっている今だから、という事だろう。
他にも、バス以外も含めて、あるもの、できる範囲でなんとかしようという試みが、数多く見られるようになりました。皆が盛況で終わってくれればと思います。いずれにしろ、日常の利用さえ大幅減少、となると、それ以外の部分に頼る所が大きい地方の事業者などは、しばらくは辛い状況が続きそう。
バス事業者訪問 218 横浜市交通局
地元も地元、ある程度期待して読みました。
先に「BAYSIDE BLUE」に乗車した感想は、日曜日の午後に往復で乗ったのだが、利用者がまずまず多かったのはホッとしました。一方で、やはり横浜の宿命、となってしまうのか、道路事情の影響で、運行にスムーズさを欠いている印象がありました。「BAYSIDE BLUE」に限らない事だが、特に右折が弱い。一度赤信号に引っかかると、通過まで2分はかかってしまう。あとはやはりもう少し本数が欲しいと思う。20分間隔くらいにもってこられれば。「連節バス」そのものがどうこうという事は、特に感じなかった。
前回は2002(H4)年10月の74号以来で、18年ぶり。2007(H19)年の路線再編は、私にも重大な関心事となったので、市内をあちらこちら歩いて写真に撮り、本体に掲載させて頂いています。そういう事があって、路線網は、特に北部と南部でかなり減りました。ただ、本来はあと数系統民営に移管する予定だったのが、結局市営のまま維持されている系統も、いくつかあります。確か若葉台〔営〕も廃止という方向だったと聞いていたが、結局そのまま維持されています。
(市の西部はもともと民営バスの地盤だったので、市営バスは最初から走っていない)
輸送人員は、路線を大幅に減らした後の2009(H21)年度が大きく減少、しかし2013(H25)年以降は1.2億人台を回復し、去年度までは増加傾向、という感じでした。貸切は一旦廃止の後復活(貸切は、一般路線バススタイルも少なくない)、定期観光と特定(養護学校スクールバス)は廃止。
相鉄と東急の相互直通運転開始は、元々新横浜を境にして相鉄側、東急側共に直接競合する系統は少ない。せいぜい129系統が新横浜駅~西谷駅間で競合関係にあると言えるが、本数は元々あまり多くはないし、鉄道から離れたエリアを走るので、あまり影響はないと思う。むしろ東急が新横浜に入る事で、在来線で新横浜からダイレクトに東京に向かうルートが生まれる事になり、新横浜をベースにした路線の拡充が期待できるのではないか(陥没事故があったから開業は遅れると思う)。
病院の送迎バスを受託しているが、三ツ沢の市民病院が5月に移転し、系統の再編成も行われました。この辺の記述はなかった。
車両面では、「あかいくつ」は、「BAYSIDE BLUE」スタートと同時に1路線を廃止していて、初期の車両は15年に達しているから、そろそろ廃車になりそうな気がする。CNG車は、18年前にはは「55台になる予定」と記されていたが、現在は11台のみで、低公害車はハイブリッド車が主力になった。「赤レンガバス」は、まだラッピングはそのままなのか。黄色の水玉模様の車両は、元々は大さん橋に発着する客船の送迎車両だったはずで、一般路線でも走っていたのだが。それにしても(あくまで趣味的だが)、9割方がJ-BUS系になったので、正直面白みが薄くなりました。J-BUS以外の一般路線車は、2011(H23)年の三菱ふそうエアロスターが最後。
燃料電池バスが走り出したが、EVは1台が改造で走るけれど、本格的な展開は考えているのだろうか。海外製、特に中国製の採用はありうるか。
市営バス路線網は、再編成以降は基本的に現状を維持しているが、コロナ禍より前から、各系統とも便数が減少傾向にあるのが気になる所で、これは市営に限らないけれど、単純に系統毎の便数の増減だけでなく、この機に一度、全面的な運行形態の再編成も検討されるべきではないかと思っています。ここには記されていないが、民営バスとの協調関係(一部に民営との共同運行系統もあるが)も、さらに深度化すべきではないか。
(旧野庭〔営〕の敷地の一部ははとバスの営業所になっているが、ここには記されていなかった)。
今回、横浜交通開発の車両のリストが掲載になったのは、大変ありがたかったです。
バスラマ創刊30周年記念インタビュー
大阪バス㈱の西村 信義社長。
「大阪バス」「東京バス」のグループ各社は全て、新規に立ち上げたのではなく、在来の貸切バス会社を引き継いでいる。
都市間高速バスは、大半はグループ内、あるいは同じく新規参入の事業者との共同運行だが、一部には、在来の事業者との共同運行の形で参入した路線もある(羽田空港~王子・赤羽線は、国際興業・京浜急行バスとの共同運行)。大半は在来の路線との競合関係にあるが、高速にしろ貸切にしろ、一般路線にしろ、在来の事業者との関係はどう構築していくのだろうか?バスだけでなく、京都はタクシーの競争も激しくて、そこで軋轢みたいなものが、生まれなければ良いのだが。
安全対策については、運行そのものも、コロナ禍対策にしても、安心できるものと思えました。その立場からは、関越と軽井沢で発生した旧ツアーバスの事故は、どうとらえたのだろうか。一度、グループにおける具体的な安全の取り組みを、ルポなどで見たいと思う。
記念インタビューは次号以降も続くかは解らないが、2回目の両備グループCEO小嶋 光信氏、前回のみちのりホールディングスCEOの松本 順氏、今回の西村氏と、事業者サイドでは独特のポジションで、業界の内外に発言力を持つ人が集まりました。個性的な指導者、という事になるのだろうか。個人的にはそれこそ、日本バス協会の会長だとか、国土交通省の大臣とか、業界全体を俯瞰する立場の人に、バス業界が置かれた現状と、今後の在り方について問うて欲しいと思っています。また、もっと規模の小さい事業者の声も聴きたい。
京阪京都交通のラッピングバスの話題があったが、京都市中心部以外の、郊外や地方部の、京都府の観光をPRするラッピング車は、他社でも走っています。京都府って結構広くて、海だってあるのだから。
大阪シティバスが新デザインを発表したが、結局、発足直後に提案された3種類の、どれにもなりませんでした。
IAAへの出展を予定していたバスの記事もあったが、海外バスニュースを読むと、欧州のメーカーもまたコロナ禍の影響を受けて苦境にあるようです。第2波の影響で欧州各国はどこも、厳しい外出制限をまたやらなければならなくなり、イタリアやスペインでは反発から暴動も起きているそうです。この状況では、欧州と言えども、安定した公共交通の運行は難しくなっているかもしれません。今は無理でもいつかは、今コロナ禍における欧州の、バスを中心とした対応がどのようなものだったのか、検証する記事を読みたいと思っています。
今回、コロナ禍への対応、横浜市交通局の特集、記念インタビューなどの記事を合わせて読んでみて、現状のバス業界において、一つの事業者が単独で難局に立ち向かうのは、たとえ大手クラスと言えども、年々困難になりつつあるのではないかと、改めて感じました。元々利用者の減少に加えて、特にドライバー不足で都市部でもダイヤの維持が難しくなってきた所へこのコロナ禍、なので。単独で路線の改廃とか、便数の増減とかをやるだけではなく、複数の事業者が強調、場合によっては行政なども間に入って路線やダイヤの再編成、インフォメーションの再整備(伊香保温泉に行った時、事業者によって同じ位置のバス停の名称がてんでバラバラだったのが、非常に気になった)などを行う事も必要だろうと思います。無論利用者が不便を被ってはいけないし、事業者側の経営も無視はできないが。誰が音頭を取るのかという問題もあるけれど。あるいは、事業者グループの垣根を超えた、それこそ「業界再編成」的な事も、今後は起こるのかも知れません。そういう方向があるのかどうか、バスラマ誌も考察し、示して頂けないでしょうか。そうならざるを得ない状況に、なりつつあるのではないか。
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《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 千葉県知事選 千葉市熊谷市長 出馬表明
(静岡鉄道 乗客分散狙いクーポン券発行)
3日 「特撮アーカイブセンター」 福島県須賀川市にオープン
(J1柏レイソル 監督・選手が感染 ベガルタ仙台戦中止)
いよいよ米大統領選挙の投票が始まりました。大統領のやる事の影響は、アメリカ一国に留まらず、全世界にダイレクトに影響を与える事になる。しかし、選べるのはアメリカ国民しかいない、この点がシャクではありますけれど。トランプさんはもちろん、バイデンさんが勝ったとしても、世界が劇的に良い方向に変わるかと問われたら、とてもそうはならないだろうと思わざるを得ない。まずは投票・開票がまともに行われるのか、そこが第一関門でしょう。
№2230 JR東日本 首都圏最終電車 繰り上げ発表
以前から予告されていた、JR東日本の首都圏の最終電車の繰り上げが、昨日21日に発表になりました。一般のニュースでも大々的に取り上げられています。反響は大きいようです。
来春ダイヤ改正から実施されるもので、最終電車の繰り上げが17路線、多少ローカル色が濃くて元々終電が早かった路線を除く、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県のほとんどの路線が対象になっています。
対象は次の路線。
1.山手線
2.京浜東北・根岸線
3.東海道線
4.横須賀線
5.南武線
6.横浜線
7.中央線各駅停車
8.中央線快速
9.青梅線
10.武蔵野線
11.総武線各駅停車
12.京葉線
13.高崎線
14.宇都宮線
15.埼京・川越線
16.常磐線快速
17.常磐線各駅停車
また、初電の繰り下げも5路線あります。
1.京浜東北・根岸線
2.中央線各駅停車
3.総武線各駅停車
4.常磐線快速
5.常磐線各駅停車
繰り上げの予告があった時、どの程度の繰り上げになるのか、漠然と考えてみたのだけれど、むろん各路線のロケーションなどもあるので一律ではなかろうが、
① 始発駅を、0時台前半には出発
② 1時前には、終点に到着
これが基本線になるのではないかと考えていました。
今回の発表は、主要駅から郊外へ向かう路線の最終がどの程度繰り上がる事になるかを示したダイジェスト的なもので、具体的な時刻表が示されたものではありません(私鉄などの調整があるので、「程度」という表現になっている)。なので私が考えた基本線に完全に一致したものとなっているのかは、この時点ではまだ解りません。ともあれ、手持ちの「MY LINE 東京時刻表」を参考にして、もう少し具体的に、最終電車近辺のダイヤはどうなるのか、考察してみたいと思います。
なお、中央線と総武線の各駅停車は実質一体の運行なので、ここでは一本にまとめました。全て推測なので念のため。
(列車番号は、「MY LINE 東京時刻表」に記されている現行の平日ダイヤもの)
1.山手線
外回りは、全体的に、16~19分程度の繰り上げ。
大崎発23時55分発2335Gは池袋が終点になっているが、この列車を上野・東京経由で品川(か大崎)まで延長し、これが池袋以遠の最終となる。それ以降、品川まで運行される3本は池袋止まりとなり、今の最終の2429Gは取りやめ。
内回りは、西側の池袋・新宿・渋谷発が19~20分程度の繰り上げ。
現行の品川から先の最終の2306G→2406Gは、東側の東京・上野経由池袋行として現状通り。現行は池袋止まりの2302Gが大崎まで延長し、最終となる。以降の大崎行き2本が取りやめ(池袋止まり)。
2.京浜東北・根岸線
大船方面行(南行・品川基準)は、蒲田→桜木町間が33分程度、他区間も16~24分程度の繰り上げ。
品川23時53分発桜木町行2207Aを大船へ延長し、これが磯子→大船間の最終となる。0時04分発2339Aが磯子行の最終となる。次の0時11分発大船行2385Cは桜木町止まりとなり、桜木町行の最終となる。0時42分発桜木町行き2393Cは蒲田止まりとなり、京浜東北線の最終となって、1時02分発2377Aは、品川から先は取りやめ。
大宮方面行(北行・上野基準)は、赤羽までが18分程度、その先南浦和→大宮間が23分程度の繰り上げ。
上野0時17分発南浦和行2230Bを大宮へ延長し、これが南浦和→大宮間の最終となる。以降の大宮行2本は南浦和止まりとなり、0時31分発2346Aが、京浜東北線の最終となって、0時48分発2382Cは、上野から先は取りやめ。
3.東海道本線
平塚→国府津間が7分、国府津→小田原間が15分程度の繰り上げ。
東京発最終23時54分小田原行745Mが、平塚止まりとなる。
4.横須賀線
大船→逗子間が15分程度、逗子→久里浜間が18分程度の繰り上げ。
東京23時22分発久里浜行2229Sが逗子止まりとなる。23時35分発大船行2231Sを逗子へ延長し、これが逗子行の最終となる。東京発23時50分発逗子行2381Sは大船止まりとなる。
※このため、東海道線の東京発最終では、戸塚で連絡していた横須賀線大船以遠行の列車がなくなるので、鎌倉・逗子へは行けなくなる。
5.南武線
下りは、川崎→稲城長沼間で8~15分程度の繰り上げ。
川崎23時32分発立川行2329Fは変わらない。それ以降が全体的に変わり、稲城長沼行最終が23時51分頃、登戸行最終が0時06分頃、武蔵中原行最終が0時24分頃の発車となる。
上りは、全線で8~10分程度の繰り上げ。
立川23時33分発川崎行2348Fを8分、0時12分発最終武蔵中原行2440Fを10分繰り上げ。
6.横浜線
下りは、東神奈川→橋本間で12分程度繰り上げ。
東神奈川23時32分発八王子行2315Kは変わらない。0時15分発最終橋本行を12分繰り上げ。
上りは、橋本→町田間が15分程度、他の区間も3分程度の繰り上げ。
23時30分以降で全体的に変わり、東神奈川行最終が23時38分頃、町田行最終が23時59分頃、橋本行最終が0時11分頃の発車となる。
7.中央線快速
高尾まで、全体的に30分程度の繰り上げ。高尾→大月は16分程度の繰り上げ。
東京0時06分発高尾行2429Tが武蔵小金井止まりとなり、中央線快速の最終となる。以降の4本は全て取りやめ。0時00分発の中央特快高尾行2447Tも取りやめと思われる。23時15分発中央特快高尾行2345Tを大月へ延長し、23時30分発中央特快大月行2343Tは高尾止まりとなる。
8.青梅線
立川→青梅間は22分程度、青梅→奥多摩間は37分程度の繰り上げ。
立川0時43分発青梅行2317Tは取りやめ。東京始発の快速だが、立川あたりで終点になると思われる。立川23時36分発奥多摩行2313Hは青梅止まりとなり、立川22時59分発青梅行2207H(東京始発快速)から接続する、青梅→奥多摩間の列車が設定されると思われる。
9.武蔵野線
西船橋方面行(東行)は、府中本町→東所沢間で26分程度、東所沢から先が4分程度の繰り上げ。
府中本町0時05分発南越谷行2427Eを、0時01分発に繰り上げ、武蔵野線の最終となる。0時27分発東所沢行2411Eは取りやめ。
府中本町方面行(西行)は、東所沢→府中本町間で12分程度繰り上げ。
南浦和23時50分発府中本町行2246Eは東所沢止まりとなり、23時38分発2210Eが、府中本町行の最終電車となる。
両方向とも、南浦和の東側は変更がないようだ。2427Eは、南浦和で時間調整(京浜東北線からの接続を取るためため)を行うのだろう。
10.高崎線
籠原→高崎間は21分、高崎→新前橋(上越線)は37分程度の繰り上げ。
上野23時46分発高崎行863Mは籠原止まりとなる。23時23分発籠原行861Mが高崎まで延長(2分程度繰り下げになる模様)。なお、赤羽からはこの列車の後に湘南新宿ラインの高崎行最終2870Y(新宿23時33分発)があるが、この列車は変わらず、籠原→高崎間の最終列車となる模様(この点は記されていなかった)。
11.宇都宮線
小金井→宇都宮間が24分程度の繰り上げ。
上野23時38分発宇都宮行565Mは小金井止まりとなり、23時14分発1654E(東京始発)が、宇都宮行の最終となる。
12.埼京・川越線
池袋→赤羽間は19分程度、大宮→川越間は13分程度の繰り上げ。
池袋0時05分発川越行は、大宮止まりとなる。0時41分発赤羽行2457Kは取りやめ。
13.常磐線快速・普通列車
上野→取手間が18~23分程度、土浦→勝田間が23分程度の繰り上げ。
快速は、0時00分発取手行2489Hが、取手行の最終となる。0時12分発2443Hは我孫子止まり、0時23分発2483Hと、0時34分発2461H(我孫子行)は松戸止まりとなる。0時51分発松戸行2491Hは取りやめ。普通列車は、23時12分発勝田行1271Mは土浦止まりとなり、22時49分発土浦行1269Mを勝田まで延長する。
14.常磐線各駅停車
綾瀬→我孫子間で15~16分程度の繰り上げ。
綾瀬1時08分発松戸行2523S(北千住始発)は、北千住0時48分頃の発車になると思われる。0時41分発我孫子行は取りやめ(メトロ綾瀬止まり)。
15.中央・総武線各駅停車
三鷹方面行(西行・御茶ノ水基準)は、御茶ノ水→中野間は7分程度、中野→三鷹間は25分程度の繰り上げ。
0時台以降が全体的に変わり、三鷹行最終が0時18分頃、中野行最終が0時36分頃の発車となる。
千葉方面行(東行・御茶ノ水基準)は、御茶ノ水→津田沼間は16分程度、津田沼→千葉間は23分程度の繰り上げ。
御茶ノ水0時06分発津田沼行2378Bを千葉へ延長し、千葉行の最終となる。以降の千葉行は津田沼止まりとなり、0時25分発津田沼行2460Bが、中央・総武線各駅停車の最終となる。それ以降の2本は取りやめ。
16.京葉線
東京→新習志野間は11分程度、新習志野→蘇我間は30分程度の繰り上げ。
東京0時22分発蘇我行2435Yは新習志野止まりとなる。0時36分発蘇我行2423Yは取りやめ。
終電の直前には「三密」防止のための増発や、金曜日を中心に臨時列車の運行を行う路線があるという事です。
この結果、各新幹線の最終では到達できなくなる区間が発生する。
やまびこ70号・MAXとき350号・かがやき518号→東海道線(大磯以遠)・横須賀線(北鎌倉以遠)
のぞみ64号→青梅線(全線)・南武線(中野島以遠)・横須賀線(東逗子以遠)・常磐線(天王台以遠)
一方、初電の繰り下げは…。
1.京浜東北・根岸線
南行のみ、赤羽→東十条間が12分程度の繰り下げ(461Aが東十条始発になる)、東神奈川→大船間が3分程度の繰り下げ(407Bをそのまま繰り下げ)。
2.中央・総武線各駅停車
西行は、中野→三鷹間が17分程度の繰り下げ(445Bを取りやめ)。東行は、津田沼→千葉間が14分程度の繰り下げ(424Bをそのまま繰り下げ)。
3.常磐線快速・普通列車
下りは、上野→松戸間が3分程度繰り下げ(471Hをそのまま繰り下げ)。上りは、取手→松戸間が9分程度の繰り下げ(450Hをそのまま繰り下げ)。
4.常磐線各駅停車
下りは、松戸→我孫子間が16分程度繰り下げ(401Kを取りやめ、405Kを3分程度繰り上げ)。
以上を見た限り、中央線が一番キツイかな、と感じました。最終繰り上げだけでなく、初電の繰り下げ幅も大きい(4時台半ばの西行だから、こちらはあまり影響はないだろうと思うが)。この計画通りで行くと、中野→三鷹間の夜間の間隔は、現行の中野発最終1時08分~始発4時25分で3時間17分→最終0時37分頃~始発4時43分頃で4時間06分と、50分近く増える事になります。
今回の最終繰り上げは、コロナ禍が決定打とはなったけれど(山手線の深夜帯の利用は前年度比で66%減だそうでつまり1/3しか乗っていない)、元々「働き方改革」が叫ばれていた事もあり、夜間の作業時間の確保という意味も大きいという事で、特に中野~三鷹間は複々線で、しかも大半が高架線のため、作業そのものだけでなく、その準備・片付け作業も、大変なところがあるのだろうと考えられます。他にも、繰り上げ幅が大きい区間は、高架線が多いように見えます。それに、(JR以外も含めて)夜間作業がらみのインシデントが、朝ラッシュに影響を与える事態が少なからず発生していた事も、理由として挙げられようかと思います。
さて、この発表を受けて、次は私鉄や、バス(特に深夜バス)のダイヤの編成に焦点が移る事になるでしょう。当然、JR以外の鉄道・バスも同じ問題を抱えていて、鉄道は西武が終電の繰り上げをほのめかしているし、他にも大手私鉄数社が終電の繰り上げを検討していると聞いています(郊外の中小私鉄は元々終電が早めだから、JRからの接続という意味では、影響はほぼないだろう)。バスも、№2222で書いたとおり、深夜バスの見直しが急で、恐らく24時を過ぎて運行される便は、ほとんどなくなっていくのだろうと思われます。深夜急行バスも、大半の路線が運休中で、東武バスはいくつかの系統がこのまま廃止となります。他社も追随するのではないか(終電が繰り上がるJRなどの鉄道をフォローする形で、時刻を繰り上げて運行を再開・継続する系統もあるかも知れない)。
今回は首都なので反響が大きかったが、既にJR西日本が先月、アーバンネットワークの最終列車の繰り上げを発表しています。また、JR四国は今月になって、各県庁所在地駅からの最終列車6本を運休にしていていて(JTB時刻表には記載がない)、これが次のダイヤ改正でそのまま固定化される可能性もあります。私は深夜帯の列車はほぼ乗らないから現状は解らないけれど、全国的に深夜帯の需要の減退が著しいようなので、この傾向は次のダイヤ改正で、他のJR(北海道・東海・九州)も含めてはっきりする事になるのではないか。JR東日本は、郊外から都心方向への路線も終電の繰り上げを行うとしていて、それは12月の、来春のダイヤ改正のリリースで全容が明らかになる事になります。重大な関心を持って、発表を待ちたいと思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
コロナ禍は当然鉄道以外の交通、特に航空にも重大な影響を与え続けていて、ANAHDは、今年度の赤字が5,000億円規模になる見通しと発表しています。これまでは2009(H21)年度の579億円だったそうで、桁がひとつ違う。これを踏まえて、今後国際線は再開されても羽田発着便が優先され、成田・中部・関空発着は縮小、また大型機は全体の10%の30機を売却するとしています。既に冬のボーナスはナシとも発表になっていて、「今年は、こんなはずじゃなかったのに…」と、上も下も思っているはずです。B737MAXや、B777-9Xはどうなる?海外もCXは従業員の1/4を削減する計画で(香港ドラゴン航空は運航を停止した)、どこまで落ち込むのか、世界の航空業界は、限りなく「ブルー」です。楽しく乗りたいのに…。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
21日 死刑執行関連情報 法務省 犯罪被害者に提供開始
(日本触媒・三洋化成工業 経営統合中止発表 コロナ禍影響)
22日 PayPay システム不具合 クラウドサービス障害
(ハロウィン「渋谷来訪自粛を」 渋谷区長呼びかけ)
№2219 バスマガジンvol.103(講談社ビーシー/講談社)
「バスマガジンvol.103」、先月末発売になりました。コロナ禍の中で取材活動は大変なはずだが、ともかく2カ月おきの定期刊行が維持されている事は、評価したいと思います。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.103 越後交通
越後交通は、2005(H17)年のVol.13で取り上げられていて、2度目になりました。前回は新潟県中越地震から1年という時期で、沿線のあちらこちらで、未だに傷跡が残るという状況でした。結局2008(H10)年に廃止となる北長岡〔営〕が、プレハブで営業している姿の写真も見られます。
正直言って、私は、少なくとも一般路線の越後交通バスは、乗った事がありません。だから、実体験から語る事はありません。ただ、現状の路線を映した写真を見ると、むろん路線の廃止も進んでいるのだろうが、案外昔の面影が残った路線が少なくなさそうだな、のイメージ。範囲が広いから、海にも山に路線があって、車窓が美しそうと感じました。
車両面では、新車導入と中古車の購入を並行して進めているようだが、大型車は案外長尺が多い。FHIボディのKC-LV280Qは元横浜市営という事は、109系統でベイブリッジを渡っていた車両に違いない。「ハイライトカラー」なんて、今でもいいデザインだと思うが、どのくらい残っているのだろうか。
「あゆみ」では、ここでは田中 角栄の名前が出てこなかった。越後交通の歴史を語る上では外せない名前だと思うが。公式Webを見ると、「田中角栄記念館」なるものもあるらしい。「昭和の偉人」と祀り上げられている。新潟の外では、功罪様々という人物なのであるが。
高速バスが経営の柱だが、新潟~東京線は先月16日から運休が追加され、現在は6往復(4割弱)しか運行されていない(うち越後交通は新宿発夜行を含めた1往復)。上越~東京線も8月から再度運休になっている。越後交通に限らないけれど、この不安定な状況は、いつまで続くのだろうか。
移籍バスの行方を追跡
川崎市交通局。川崎市営は、昭和までいすゞと三菱ふそうが二分していたのは、市内に両社の工場があったからだろう(いすゞは今はなく、跡地はキングスカイフロントになっている)。長尺車が多くなったのは、東扇島方面への輸送量が増加したからか。なので譲渡車両も、長いの短いの様々という感じ。
譲渡先で印象的なのは、個人的には青森市営バス。テキストにもあるように、かなりまとまって導入があったので。青森市営バスはそれまでは中古導入を(たぶん)行っていなかったが、座席の地ですぐ解って、新鮮に感じたものだった。
オノエンスターEV 10.5 大型路線バスEVのぱってりーがカラっぽになるまで走る!!
思えば、中国製のEVは航続距離が長い、というのが高評価の理由の一つになってはいるが、では実際に、充電なしではどこまで走れるのか、その視点で長距離走行を行った、というルポは、他誌も含めてなかったねえ。
走行そのものだけではなく、ワイパーやヘッドライト、クーラーの使用も気を使ったという事だが、最終的には、1%(フル充電でどの程度の電力を蓄積できるのかは記されていなかった)で3㎞前後の航続距離と言う。という事は、非常に単純な計算では、テキストにもあるが、フル充電では300kmは走れる計算になる。無論実際には「ガス欠」ギリギリまでというわけにはいかないから、せいぜい250kmくらいが実用上の限界となろうが、確かに過酷な条件の高速道の走行でこの数字なら、一般路線バスとしては、十分すぎるスペック、という事になるだろう。
(走行ルートを記した地図があれば良かった)
日本の導入第一号は、どこになるか?
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.35 静岡県 Part 1
今回は、前号の予告と同じ静岡県。ただし今回は西側。イメージとしては、静岡県は薩捶峠で東と西に分けられ、東側は関東地方の影響が強まるような気がする。
前回は2007(H19)年に、やはり東西に分割して掲載されていた。ただし前回は富士急グループも西側に加えられていたが、今回は純粋に、静岡市(もだいぶ範囲が広くなっているが)より西。基本的には、静岡市を中心としたしずてつジャストラインと、浜松市を中心とした遠州鉄道に二分されている。どちらも、静岡県内では交通に留まらず、流通などにも幅広く手を広げる大手企業になると思う。市中心部に大規模なショッピングセンターを抱えているし。
ただ、今回はしずてつジャストラインの車両一覧があるが、未だにU-規制の車両が相当数残っているのは非常に気になるところで、しずてつレベルでも代替は大変という事だろうが、政令指定都市でもあり、早めに新車両への置き換えが望まれると思う。両者とも低公害車はないようだが(遠州鉄道のエアロスター・エコハイブリッドは早々に消えた)、この辺も、ぜひ。EVには、関心があるだろうか?
バスと直接関係はないが、「東海道新幹線は〔のぞみ〕の県内停車がなく、交通ネットワーク構築のネックになっている」の一文には、考えさせられた。JR東海は、リニア新幹線が開業すれば、東海道新幹線の〔ひかり〕〔こだま〕が増える(=静岡県内の停車が増える)と間接的にリニアの静岡県へのメリットをPRしていて、浜松駅での展示もご覧頂いているが、南アルプスの工事を巡る静岡県(知事)とJR東海の対立を見ると、この点は簡単には解消されそうにない気がする。
ところで13年前は、富士宮市の山梨交通(当時は山交タウンコーチ)の記載がなかった。県外資本であっても、県内に「自主運行路線を持つ事業者」なのだから、やはりキチンと取り上げるべき。次号での掲載があるのか。
鈴木 文彦が斬る!バスのいま 第29回
今回はいったんコロナ禍の現状を離れて、EVバス。正直、鈴木 文彦氏自ら大型免許を保有しているとは、知りませんでした。
登坂力が優れているというのは、先のレポートと同じ。全体が軽量化されているが、特に重いディーゼルエンジンがないというのもあるだろう。それは、乗ってはいないが、3月に行ったヘルシンキでEVのバスを見て、何となく感じた事でもあります(12m級で、ピュアディーゼルエンジンが後ろ2軸に対し、EVは1軸という所で)。
今回試乗したオノエンスターに、既に割と普及しているBYD、テキストには記されていないアルファバスと出そろった中国製のEVは、いずれも性能的には十分満足できるものと言える。では今後の課題は?やはりコストだと指摘している。ディーゼルバスの3倍では、大手クラスでも厳しい価格だろう。岩手県交通も、県内では大手であっても経営的には厳しいはずで、一方で昔から相当数の旧式のディーゼルバスを抱えている事業者だが、それを一気に置き換えるという事には、やはりならない。先のしずてつジャストラインでさえ、U-規制がかなり残っているくらいだから、数台でもEV導入というのは、事業者単独では簡単ではないだろう。まして、今のコロナ禍の現状では。行政、それも市町村レベルでなく都道府県、最終的には、最後に指摘されているが、国レベルのバックアップは求められるのではないだろうか(この点、菅新政権、あるいは野党連合は関心を持ってくれるだろうか?次の総選挙の争点の一つになるくらいにはなって欲しい)。
それとここでは指摘されていないが、バス以外の路上交通でもある程度EVが普及するのなら、充電ポイントとか以前に、肝心の電力の供給はどうする?発電は脱化石燃料・脱原発、全部再生可能エネルギー、とは簡単に言うが、それは、電力の消費が現状のレベルのままキープされ続けるのならいい(コスト面は心配はないだろう。太陽光発電などのコストも下がり続けているし、なんだかんだ言っても、日本が世界有数の経済大国であり続けているのは間違いないから、負担は耐えられるはずだ)。しかし、これも温暖化防止対策として、マイカーなども片っ端からEV化するというのなら、急増する事になる電力を、安定して供給し続けられるのだろうか?もちろん電力が必要なのは交通だけではないし、どこかで優先順位をつける必要もあるだろう。路上交通に関しては、バスなどの公共交通に電力を優先して配分するルール作りも、合わせて求められると思う。この辺も、政治的な判断が欲しい。
いずれにしろ、今後温暖化対策は都会だけでなく、地方都市でも重大な課題になる事は間違いなく、バスにおいてもピュアディーゼルエンジン車の早急な置き換えの要求が強まる事は十分に予想される。しかし、繰り返しになるが、経年化したディーゼルバスを長期間使い続けなければならない事業者には、大量に導入する体力はないだろう。今の所はEVも燃料電池車も、事業者のPRの材料の域を出ていない感があり、そうではなくて業界全体で導入を加速できる状況を作って欲しいし、国や行政も積極的にバックアップしてほしい。コロナ禍においては簡単に口にできないが、それでもやはり、EV化は公共交通優先の政策のレールに乗せて進めるべきだろう。とりあえずは、東京都営バスなどがリーダー役を務める事になるのだろう。
終点の情景を求めて
小松バスの尾小屋。小松バスの前身の尾小屋鉄道が廃線になって、もう43年になってしまった。私は、存在自体はリアルタイムで知っていたが、実際に乗った事がある方は、もうよほどの大先輩だけだろう。最後の非電化ナローオンリーの鉄道で、やはり一度は乗ってみたかった…。前回東京オリンピックの時の時刻表を開くと、新小松~尾小屋間は13往復の列車の運行がありました。16.8kmで1時間前後かかったから、やはり遅かった。今のバスは3往復しかないそうだが、あるだけまだ健闘しているのかも知れない。近年廃止になった鉄道でさえ、代替バスも数年で廃止に追い込まれる路線が少なくないので。キハ3は、元々は遠州鉄道奥山線の車両なので、「全方位レポート」とも縁がある。
平成初期のバスを振り返る
関東自動車(栃木県)。プロパー車は、前後ドアという事もあるが、やはりどこか田舎臭くも感じる。貸切改造車は、関東自動車以外でも、北関東は多かった。特に後付けの行先方向幕は印象的で、旧東野交通や、旧東武鉄道(日光だけでなく、昔は宇都宮にも路線があった)でも見られたものでした。関東自動車にはもうないけれど、どこか一般路線、それもできればガチな観光路線以外で貸切改造車が走っている所、ないでしょうかね?
横浜市営「BAYSIDE BLUE」を大きく取り上げるのではないか?と思ったが、全くなかったですね。次号は(予告通りやってほしいが)、「転属を繰り返してナンバー15枚」という記事が面白そうであるのと、ここにはないが、今日スタートした「東京BRT」はやって欲しいと思う。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
京王は、10月30日(金)からのダイヤを一部修正を発表しました。〔京王ライナー〕は、現在は空白となっている、下り18~19時台の新宿発京王八王子行1本、橋本行2本を増発し、京王八王子行は17時00分~23時00分、橋本行は18時20分~23時20分(+16時40分・17時40分)の間、60分間隔で運行。一方で0時台は平日・土休日とも取りやめ。上りは京王八王子発2号(現90号)・10号(現92号)を定期運行に変更。橋本発94号は取りやめ。一般列車は、夜間を12→15分サイクルに変更(平日・土休日とも)。平日の相模原線準特急の、京王多摩センター~橋本間各停運転の時間帯を拡大。京王はこの段階では、最終電車の時刻にまでは手を付けていないが、この他東武バスからは、深夜急行バスの一部系統廃止も発表になっています。関東の夜間の足が、急速に縮小しそうな予感です。
JALの英語の機内アナウンスの変更が、ちょっとした話題になっているようです。これまでの「Ladies and Gentleman」は、今日から「All Passenger」や「Everyone」と、性別を意識させない表現に改めているという事です。LGBTQの意識の高まりを反映しているものだが、ANAや、海外のキャリアはどうなのだろうか。海外の方がより敏感な気もする。先日乗った、ヴァイキングラインのトイレのマークも思い出しました。25年くらい前に乗ったフランスSNCFの列車のアナウンスが、「Madame、Mademoiselle, et Monsieur」で始まっていた事も思い出すが、彼の地は今は、どうなっているのだろうか。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
30日 楽天5Gサービス開始 月額2,980円
(NFLタイタンズ 選手ら陽性反応 試合中止)
1日 改正著作権法施行 無許可音楽アプリ運営は罰則対象
(「Go To トラベル」東京発着スタート)
声優の富田 耕生さんが亡くなりました。先月27日だったとの事。ご冥福をお祈りいたします。たくさんの代表作品があって、ロボットアニメでは悪の親玉の役が多かったが、個人的には、「装甲騎兵ボトムズ」のゴウトですね。「ボトムズ」も乾 裕樹氏(音楽)、滝沢 敏文氏(演出)、鳥海 尽三氏(脚本)、弥永 和子さん(フィアナ役)、塩山 紀生氏(キャラデザイン)と、関係された方々が次々に亡くなってきていて、だんだん遠くなっていくなあ。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.103 越後交通
越後交通は、2005(H17)年のVol.13で取り上げられていて、2度目になりました。前回は新潟県中越地震から1年という時期で、沿線のあちらこちらで、未だに傷跡が残るという状況でした。結局2008(H10)年に廃止となる北長岡〔営〕が、プレハブで営業している姿の写真も見られます。
正直言って、私は、少なくとも一般路線の越後交通バスは、乗った事がありません。だから、実体験から語る事はありません。ただ、現状の路線を映した写真を見ると、むろん路線の廃止も進んでいるのだろうが、案外昔の面影が残った路線が少なくなさそうだな、のイメージ。範囲が広いから、海にも山に路線があって、車窓が美しそうと感じました。
車両面では、新車導入と中古車の購入を並行して進めているようだが、大型車は案外長尺が多い。FHIボディのKC-LV280Qは元横浜市営という事は、109系統でベイブリッジを渡っていた車両に違いない。「ハイライトカラー」なんて、今でもいいデザインだと思うが、どのくらい残っているのだろうか。
「あゆみ」では、ここでは田中 角栄の名前が出てこなかった。越後交通の歴史を語る上では外せない名前だと思うが。公式Webを見ると、「田中角栄記念館」なるものもあるらしい。「昭和の偉人」と祀り上げられている。新潟の外では、功罪様々という人物なのであるが。
高速バスが経営の柱だが、新潟~東京線は先月16日から運休が追加され、現在は6往復(4割弱)しか運行されていない(うち越後交通は新宿発夜行を含めた1往復)。上越~東京線も8月から再度運休になっている。越後交通に限らないけれど、この不安定な状況は、いつまで続くのだろうか。
移籍バスの行方を追跡
川崎市交通局。川崎市営は、昭和までいすゞと三菱ふそうが二分していたのは、市内に両社の工場があったからだろう(いすゞは今はなく、跡地はキングスカイフロントになっている)。長尺車が多くなったのは、東扇島方面への輸送量が増加したからか。なので譲渡車両も、長いの短いの様々という感じ。
譲渡先で印象的なのは、個人的には青森市営バス。テキストにもあるように、かなりまとまって導入があったので。青森市営バスはそれまでは中古導入を(たぶん)行っていなかったが、座席の地ですぐ解って、新鮮に感じたものだった。
オノエンスターEV 10.5 大型路線バスEVのぱってりーがカラっぽになるまで走る!!
思えば、中国製のEVは航続距離が長い、というのが高評価の理由の一つになってはいるが、では実際に、充電なしではどこまで走れるのか、その視点で長距離走行を行った、というルポは、他誌も含めてなかったねえ。
走行そのものだけではなく、ワイパーやヘッドライト、クーラーの使用も気を使ったという事だが、最終的には、1%(フル充電でどの程度の電力を蓄積できるのかは記されていなかった)で3㎞前後の航続距離と言う。という事は、非常に単純な計算では、テキストにもあるが、フル充電では300kmは走れる計算になる。無論実際には「ガス欠」ギリギリまでというわけにはいかないから、せいぜい250kmくらいが実用上の限界となろうが、確かに過酷な条件の高速道の走行でこの数字なら、一般路線バスとしては、十分すぎるスペック、という事になるだろう。
(走行ルートを記した地図があれば良かった)
日本の導入第一号は、どこになるか?
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.35 静岡県 Part 1
今回は、前号の予告と同じ静岡県。ただし今回は西側。イメージとしては、静岡県は薩捶峠で東と西に分けられ、東側は関東地方の影響が強まるような気がする。
前回は2007(H19)年に、やはり東西に分割して掲載されていた。ただし前回は富士急グループも西側に加えられていたが、今回は純粋に、静岡市(もだいぶ範囲が広くなっているが)より西。基本的には、静岡市を中心としたしずてつジャストラインと、浜松市を中心とした遠州鉄道に二分されている。どちらも、静岡県内では交通に留まらず、流通などにも幅広く手を広げる大手企業になると思う。市中心部に大規模なショッピングセンターを抱えているし。
ただ、今回はしずてつジャストラインの車両一覧があるが、未だにU-規制の車両が相当数残っているのは非常に気になるところで、しずてつレベルでも代替は大変という事だろうが、政令指定都市でもあり、早めに新車両への置き換えが望まれると思う。両者とも低公害車はないようだが(遠州鉄道のエアロスター・エコハイブリッドは早々に消えた)、この辺も、ぜひ。EVには、関心があるだろうか?
バスと直接関係はないが、「東海道新幹線は〔のぞみ〕の県内停車がなく、交通ネットワーク構築のネックになっている」の一文には、考えさせられた。JR東海は、リニア新幹線が開業すれば、東海道新幹線の〔ひかり〕〔こだま〕が増える(=静岡県内の停車が増える)と間接的にリニアの静岡県へのメリットをPRしていて、浜松駅での展示もご覧頂いているが、南アルプスの工事を巡る静岡県(知事)とJR東海の対立を見ると、この点は簡単には解消されそうにない気がする。
ところで13年前は、富士宮市の山梨交通(当時は山交タウンコーチ)の記載がなかった。県外資本であっても、県内に「自主運行路線を持つ事業者」なのだから、やはりキチンと取り上げるべき。次号での掲載があるのか。
鈴木 文彦が斬る!バスのいま 第29回
今回はいったんコロナ禍の現状を離れて、EVバス。正直、鈴木 文彦氏自ら大型免許を保有しているとは、知りませんでした。
登坂力が優れているというのは、先のレポートと同じ。全体が軽量化されているが、特に重いディーゼルエンジンがないというのもあるだろう。それは、乗ってはいないが、3月に行ったヘルシンキでEVのバスを見て、何となく感じた事でもあります(12m級で、ピュアディーゼルエンジンが後ろ2軸に対し、EVは1軸という所で)。
今回試乗したオノエンスターに、既に割と普及しているBYD、テキストには記されていないアルファバスと出そろった中国製のEVは、いずれも性能的には十分満足できるものと言える。では今後の課題は?やはりコストだと指摘している。ディーゼルバスの3倍では、大手クラスでも厳しい価格だろう。岩手県交通も、県内では大手であっても経営的には厳しいはずで、一方で昔から相当数の旧式のディーゼルバスを抱えている事業者だが、それを一気に置き換えるという事には、やはりならない。先のしずてつジャストラインでさえ、U-規制がかなり残っているくらいだから、数台でもEV導入というのは、事業者単独では簡単ではないだろう。まして、今のコロナ禍の現状では。行政、それも市町村レベルでなく都道府県、最終的には、最後に指摘されているが、国レベルのバックアップは求められるのではないだろうか(この点、菅新政権、あるいは野党連合は関心を持ってくれるだろうか?次の総選挙の争点の一つになるくらいにはなって欲しい)。
それとここでは指摘されていないが、バス以外の路上交通でもある程度EVが普及するのなら、充電ポイントとか以前に、肝心の電力の供給はどうする?発電は脱化石燃料・脱原発、全部再生可能エネルギー、とは簡単に言うが、それは、電力の消費が現状のレベルのままキープされ続けるのならいい(コスト面は心配はないだろう。太陽光発電などのコストも下がり続けているし、なんだかんだ言っても、日本が世界有数の経済大国であり続けているのは間違いないから、負担は耐えられるはずだ)。しかし、これも温暖化防止対策として、マイカーなども片っ端からEV化するというのなら、急増する事になる電力を、安定して供給し続けられるのだろうか?もちろん電力が必要なのは交通だけではないし、どこかで優先順位をつける必要もあるだろう。路上交通に関しては、バスなどの公共交通に電力を優先して配分するルール作りも、合わせて求められると思う。この辺も、政治的な判断が欲しい。
いずれにしろ、今後温暖化対策は都会だけでなく、地方都市でも重大な課題になる事は間違いなく、バスにおいてもピュアディーゼルエンジン車の早急な置き換えの要求が強まる事は十分に予想される。しかし、繰り返しになるが、経年化したディーゼルバスを長期間使い続けなければならない事業者には、大量に導入する体力はないだろう。今の所はEVも燃料電池車も、事業者のPRの材料の域を出ていない感があり、そうではなくて業界全体で導入を加速できる状況を作って欲しいし、国や行政も積極的にバックアップしてほしい。コロナ禍においては簡単に口にできないが、それでもやはり、EV化は公共交通優先の政策のレールに乗せて進めるべきだろう。とりあえずは、東京都営バスなどがリーダー役を務める事になるのだろう。
終点の情景を求めて
小松バスの尾小屋。小松バスの前身の尾小屋鉄道が廃線になって、もう43年になってしまった。私は、存在自体はリアルタイムで知っていたが、実際に乗った事がある方は、もうよほどの大先輩だけだろう。最後の非電化ナローオンリーの鉄道で、やはり一度は乗ってみたかった…。前回東京オリンピックの時の時刻表を開くと、新小松~尾小屋間は13往復の列車の運行がありました。16.8kmで1時間前後かかったから、やはり遅かった。今のバスは3往復しかないそうだが、あるだけまだ健闘しているのかも知れない。近年廃止になった鉄道でさえ、代替バスも数年で廃止に追い込まれる路線が少なくないので。キハ3は、元々は遠州鉄道奥山線の車両なので、「全方位レポート」とも縁がある。
平成初期のバスを振り返る
関東自動車(栃木県)。プロパー車は、前後ドアという事もあるが、やはりどこか田舎臭くも感じる。貸切改造車は、関東自動車以外でも、北関東は多かった。特に後付けの行先方向幕は印象的で、旧東野交通や、旧東武鉄道(日光だけでなく、昔は宇都宮にも路線があった)でも見られたものでした。関東自動車にはもうないけれど、どこか一般路線、それもできればガチな観光路線以外で貸切改造車が走っている所、ないでしょうかね?
横浜市営「BAYSIDE BLUE」を大きく取り上げるのではないか?と思ったが、全くなかったですね。次号は(予告通りやってほしいが)、「転属を繰り返してナンバー15枚」という記事が面白そうであるのと、ここにはないが、今日スタートした「東京BRT」はやって欲しいと思う。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
京王は、10月30日(金)からのダイヤを一部修正を発表しました。〔京王ライナー〕は、現在は空白となっている、下り18~19時台の新宿発京王八王子行1本、橋本行2本を増発し、京王八王子行は17時00分~23時00分、橋本行は18時20分~23時20分(+16時40分・17時40分)の間、60分間隔で運行。一方で0時台は平日・土休日とも取りやめ。上りは京王八王子発2号(現90号)・10号(現92号)を定期運行に変更。橋本発94号は取りやめ。一般列車は、夜間を12→15分サイクルに変更(平日・土休日とも)。平日の相模原線準特急の、京王多摩センター~橋本間各停運転の時間帯を拡大。京王はこの段階では、最終電車の時刻にまでは手を付けていないが、この他東武バスからは、深夜急行バスの一部系統廃止も発表になっています。関東の夜間の足が、急速に縮小しそうな予感です。
JALの英語の機内アナウンスの変更が、ちょっとした話題になっているようです。これまでの「Ladies and Gentleman」は、今日から「All Passenger」や「Everyone」と、性別を意識させない表現に改めているという事です。LGBTQの意識の高まりを反映しているものだが、ANAや、海外のキャリアはどうなのだろうか。海外の方がより敏感な気もする。先日乗った、ヴァイキングラインのトイレのマークも思い出しました。25年くらい前に乗ったフランスSNCFの列車のアナウンスが、「Madame、Mademoiselle, et Monsieur」で始まっていた事も思い出すが、彼の地は今は、どうなっているのだろうか。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
30日 楽天5Gサービス開始 月額2,980円
(NFLタイタンズ 選手ら陽性反応 試合中止)
1日 改正著作権法施行 無許可音楽アプリ運営は罰則対象
(「Go To トラベル」東京発着スタート)
声優の富田 耕生さんが亡くなりました。先月27日だったとの事。ご冥福をお祈りいたします。たくさんの代表作品があって、ロボットアニメでは悪の親玉の役が多かったが、個人的には、「装甲騎兵ボトムズ」のゴウトですね。「ボトムズ」も乾 裕樹氏(音楽)、滝沢 敏文氏(演出)、鳥海 尽三氏(脚本)、弥永 和子さん(フィアナ役)、塩山 紀生氏(キャラデザイン)と、関係された方々が次々に亡くなってきていて、だんだん遠くなっていくなあ。
№2204 バスラマインターナショナル181(ぽると出版)
「バスラマインターナショナル181」、先月25日に刊行されました。
表紙は阪急グループ3社から1台ずつになり、阪急バスのエルガ、阪急観光バスのセレガ、大阪空港交通のエアロエース(リフト)。そういえば、近年のバスラマ誌では、事業者とゆかりがある名所などが背景としてあしらわれていたのだが、またなくなってしまいました。阪急バスだったら…有馬温泉あたりか?と思うが。
各地の新車から
京王バスがSORAを2台導入、というのは、既に京王バスのリリースで記されていました。なお、他の導入例もテキストで記されているが、一方で京急バスは8月いっぱいで、大井町~お台場間で運行していたSORAの運行を終了してしまいました。理由は公式WEB上では解らないが(「水素バスの運行を終了します」と一行で記されているだけ)、ウィルス感染禍で利用が落ち込んでいる中、コスト増に耐えられなくなった、という事だろうか?今の所、西日本の採用例を(少なくとも私は)聞かないが、さて、第1号はどこになるのだろうか?
日本初!ボンネット型電気バスデビュー
バスラマ誌でも、イーグルバスの「小江戸巡回バス」に導入された、EVのボンネットバスが取り上げられました。本来は3月28日(「小江戸川越春まつり」が予定されていた日)デビュー予定で、たぶん情報は入っていたはずだが、ここまで待っていた、という事でしょう。
ボンネットの車体は、最初は2次架装かと思っていたのだが、そうではなくて、最初からこの形態の車体が用意されていたらしい(日本で小改造を行ったらしいが)。需要の変化が、「大型」ボンネット車の導入を可能にしたという事だが、3月14日に行ったダイヤ改正とルート変更は、この車両を導入するためだったのか。
ここではEVそのものの技術的な部分はあまり記されていなくて、イーグルバスの沿革にある程度テキストが割かれている。同業他社との関係はどうなのだろうか。西武バスとは、現在は空港バスも共同運行しているから良好と思われるが、同じ川越の観光周遊バスを運行する東武バスウエストとは、やや微妙かも知れない?競争は当然あるとしても、あまり先鋭的な対立には、なって欲しくない(そんな事もないだろうが)。
「6666」と「7777」は、番号そのものの付与の由来は、ここでも記されていなかった。以前のシビリアンや、別ルートのポンチョもゾロ目の登録番号なので、その韻を踏んだのだろうが。あとはいつ、もう1台導入されるかが期待されるが、現状のウィルス感染禍の元では、先になるかも知れない(現在は土休日も、便数が少ない平日ダイヤで運行)。
今注目のバスの感染症対策
元々新型コロナウィルス感染禍より前から、交通では抗菌対策をやっている所は多々ありました。正直バスは解らないが、鉄道では、例えば去年デビューした京成3100形が、プラズマクラスターイオン発生装置を、各車両に4台ずつ設置しています。他にも最初から抗ウィルス対策を施している車両はあるだろうし、最近はJRなどでも、「ウィルス対策施行済み」旨のステッカーを見かけるようになりました。
「パンデミック」以降、高速バスなどに乗る機会がないので、実物の車内の様子は見た事がないが、プレートが供えられた車内の写真とかを見ると、飛沫防止に役立つだろうし、現状では仕方がないが、正直雰囲気はあまり良くは感じない。茨城の会社では、ベビーカーのフードを改良したカバーを試験的に撮りつけるとかニュースであったが、いつか、そんなものがなくなっても大丈夫な世の中は、来るのだろうか?これを「新しい日常」と、認めたくはないのだが。
バス事業者訪問 217 阪急バス
阪急バスは過去に19号(1993(H5)年9月)・95号(2006(H18)年5月)で取り上げられていて、3回目になります。表紙がある程度阪急バスの歴史を反映していて、19号は「高速 西鹿児島」の行先を掲げた西工SHDの夜行バスと路線車(どちらも行先表示は幕式)、95号は行先表示がLEDとなった、高速車と路線車。
輸送人員は、この10年においては、一般路線は2011(H23)年を底として(関西であっても、東日本大震災の影響は免れなかったか)、その後2017(H29)年までは増加して9,600万人台に達していたが、翌年は若干の減少。高速は年によってかなり上下動が大きい気がする。さらに95号から見ると、一般は1994(H6)~1996(H8)年の10,800万人台がピーク(阪神大震災の影響は、数字上は意外に出ていない)、高速は当時は右肩上がり、という状況でした。
路線網の比較では、27年の間で基本的には運行エリアの大きな変化は見られない。西谷車庫は、19号は西谷バス(西谷自動車)、95号は阪急田園バスでした。もちろん奥地の支線の廃止も少なくないが、一方で能勢電鉄の妙見口より北への路線が開通しているのが目を惹く。かつては旧京都交通の路線でした(旧京都交通は府境を越えて、亀岡の方まで走っていたが)。
高速バスは、〔ムーンライト〕がなくなったのが、やはり大きい。もう3年経ったのか。阪急バスと言えども、夜行バスは苦しいだろう。
車両面では、阪急バスとしてはこんな車両が欲しい、こんな車両を望む、という発言はなかった。環境面ではCNGバスがなくなり、ハイブリッド車が中心になっているが、燃料電池バスやEVには、どの程度の関心があるのだろうか。
当面は新型コロナウィルス禍をいかに乗り切るかに全力が注がれる事になろうが、差し迫っていると思われる課題として、3年後に予定される北大阪急行電鉄(おなじ阪急グループだが)の箕面萱野延伸があります。今現在は千里中央から北、船場または萱野までかなり系統が集中し、急行運転という系統も少なくないようだ。この辺の記載はなかったが、鉄道新線開業の影響はどの程度のものになるだろうか。新駅(箕面萱野あるいは箕面船場阪大前)に接続する形態に再編成されるのでしょうか。
(箕面船場にも出張所があるが、「路線概要」には記載がない)
95号から大阪空港交通も加えられているが、空港アクセスはここに限らずどこも、現在のウィルス感染禍は深刻。アクセス自体がウィルス対策が万全でも、航空の動向次第になるので。9月に入って国内線も再度大幅減便というようでは、苦境はまだ続きそうだ。とにかく航空需要の回復を待つ以外、ないのでしょう。リフトバスなんてもったいない話だが。
バスラマ創刊30周年記念インタビュー
みちのりホールディングスCEOの松本 順氏。
「『スケールメリット』はバス業界にはあまり存在しない」という発言は、意外と思った。そういう理由でグループ化ではない。そうではなくて、「ベストプラクティス」の創出に、複数のバス会社のグループ化のメリットがあるのだという。確かに高速バスあたりはともかく、一般の路線バスだと地域によって状況はかなり異なるから、A社ではすぐできる事でも、直接B社に当てはめる事は出来ないだろうから。
(その観点で言うと、常々地元としては、湘南モノレールを引き受けたのはなんでだろう?とも思っています。福島交通が鉄道もやっているが、湘南モノレールに応用できそうな内容はほとんどないだろう。逆も同じ)
コロナ禍の現状に関しては、「地方分散の時代が来るだろう(大都市のオフィスに行く必要がないから)。ただ、中距離の移動は増えるのではないか」という希望的な分析もあるが、一方で、オンライン・リモート化は医療の分野に及んでいて、通院の乗客数にも影響が出ているという。これは、通院の利用に支えられている部分が多いだろう地方路線としては、かなり心配な材料ではないでしょうか?実際、みちのりに限らず、地方のバス路線の時刻表などを見ると、地域の大きな病院を経由する路線が相当あるので。「高齢者の免許返納・若者のクルマ離れは追い風」とも語っているが、そうなればいいなとは思うが、前号で書いた事のまるまる繰り返しになってしまうけれど、「公共交通による感染」(いくら事業者が上で書いたような対策を施し、「そんな事はないんだ」とPRしたとしても)を恐れた利用者が、マイカーや自転車に転移する事で、バスを含む公共交通の利用が減少してしまうのではないか、という懸念はあります。自分がクルマを持たなくたって、カーシェアリングとかいう方法もあるし。東京では「GoToトラベルキャンペーン」から東京都発が除外されたことで、都内の行楽地に都民が集中、奥多摩の日原鍾乳洞が大渋滞になって、西東京バス路線の運行に悪影響(通常の3倍かかる大幅遅延)が出ている、という話も聞いています。やはり最終的には、地域の住人をはじめとする、バスを取り巻く市民の意識にも関わってきます。彼らにどう訴えるか。
全体を読んだ感触では、前号の両備HDの小嶋氏とは、同じ「公共交通を守る」にしても、方向性が多少違うように感じられた。ウーバーの影響とかには触れているが、同業が新規参入すると言ったらどうするのか、という所までは語られていない(みちのりHD傘下の各社とも、岡山のような先鋭的対立が発生しているとは聞いていないが)。法規的な事は持ち出さず、「まずは自己の経営をしっかり固めて、安定した収入を得る事で公共交通を守る」という思想のように思われました。みちのりに関しては、個人的にはむしろ、既にある同業他社との関係はどう構築するのか、そこを聞きたかった。茨城交通はICカードで「いばっぴ」を導入したが、関東鉄道グループのPASMOや、JR東日本のSuicaとの互換性がなく、特に水戸市内の利用者にとってはどうなのかと思う。岩手県北自動車も、岩手県交通とは、どのような関係を築きたいのだろうか。
ここでもEVの普及を期待しているが、「エンジン駆動のサプライチェーンが確立していて、簡単には産業構造は変えられない」の文言には、耳を傾けるべきと思う。それでもEV化は待ったなし、とは言うが、本格的なEVバスを造りたいなら、現状のディーゼルバスの延長線上ではもうダメ、全く新しい設計にしなければならない、というのは、私も感じてきている所。しかしそれなら、ピュアディーゼルエンジンのバスを造る事を前提にしている構造をどう変えるかは、実は結構難題のようにも思える。技術的な部分はシロートなので解らないが、その点はメーカーサイドも考えるべきだろう。
(シンク・トゥギャザーのように、他のしがらみがない、全く新しいところから生み出される可能性もあるが、高速で走る大型バスだと簡単ではないだろう)
ここでは、岩手県北自動車による、南部バス吸収については触れられていなかった。
「バステクフォーラム2020」、ともかく無事に開催できて良かったです。個人的には、オノエンスターの大型バスはやはりどこかあか抜けない印象があるし、特に中ドアの位置と幅が変えられないと、流動性はどうなのかとも感じるが、ともかくアルファバスも含め、日本の市販第1号はどこになるだろうか。既に会津バスも含め、日本でも相当数普及しているBYDに、どこまで迫れるでしょうか?(米中貿易紛争が影を落とさなければ良いが。特にBYDはトランプ政権に狙い撃ちされているので)
海外のバスのニュースが、やはり少なくなってきている。特に欧州は、国を跨ぐ路線が少なくない(通勤バスにだってある)が、国によってウィルスの感染の状況や、その対策はかなり違う。特にフランスやスペインはまた感染者がかなり増えてきているそう。彼の地ではどのような対策が施されたのか、ある程度落ち着いて、海外に取材に行ける状況になったら、まとめて取り上げられればと思っています。
ドイツに挑んだ韓国人バスドライバーの連載については、次号でまとめて感想を書きたいと思います(ドイツではバスとトラックでは免許が違う、とは以前どこかに書いてあったと思う)。韓国のバス情報は休止。
ニュースを見ると、こんな状況下でも新しい路線を開設する事業者、結構ある…。
次号の予告は、地元も地元、横浜市営バス。当然、今号で速報した「BAY SIDE BLUE」は、扱いが大きくなるでしょう。発売前に、一度乗ってみて、その感想を踏まえて、テキストを読みたいと思っています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
31日 「甲子園の土」キーホルダー 全国の高校球児に贈呈
(Bリーグ コロナ対策ガイドライン公表)
1日 Jリーグ ベガルタ仙台 女子チーム経営権「マイナビ」譲渡を発表
(新型コロナワクチン共同購入 加藤厚労相 参加意向表明)
2日 青森県むつ市の核燃料中間貯蔵施設 事実上合格の審査書案とりまとめ
(新型コロナウィルス感染状況公表 沖縄県・石川県「ステージ4」)
7月豪雨の傷が全く癒えていないのに、台風9号・10号が九州地方に近づいています。特に10号は「特別警報級」になる恐れがあるそう。日本接近は日曜日になるそうだが。とにかく、最低でも人的な犠牲が出ない事、そしてもうこれ以上、交通機関に重大なダメージが出て欲しくありません。既に九州はズタズタなので。
表紙は阪急グループ3社から1台ずつになり、阪急バスのエルガ、阪急観光バスのセレガ、大阪空港交通のエアロエース(リフト)。そういえば、近年のバスラマ誌では、事業者とゆかりがある名所などが背景としてあしらわれていたのだが、またなくなってしまいました。阪急バスだったら…有馬温泉あたりか?と思うが。
各地の新車から
京王バスがSORAを2台導入、というのは、既に京王バスのリリースで記されていました。なお、他の導入例もテキストで記されているが、一方で京急バスは8月いっぱいで、大井町~お台場間で運行していたSORAの運行を終了してしまいました。理由は公式WEB上では解らないが(「水素バスの運行を終了します」と一行で記されているだけ)、ウィルス感染禍で利用が落ち込んでいる中、コスト増に耐えられなくなった、という事だろうか?今の所、西日本の採用例を(少なくとも私は)聞かないが、さて、第1号はどこになるのだろうか?
日本初!ボンネット型電気バスデビュー
バスラマ誌でも、イーグルバスの「小江戸巡回バス」に導入された、EVのボンネットバスが取り上げられました。本来は3月28日(「小江戸川越春まつり」が予定されていた日)デビュー予定で、たぶん情報は入っていたはずだが、ここまで待っていた、という事でしょう。
ボンネットの車体は、最初は2次架装かと思っていたのだが、そうではなくて、最初からこの形態の車体が用意されていたらしい(日本で小改造を行ったらしいが)。需要の変化が、「大型」ボンネット車の導入を可能にしたという事だが、3月14日に行ったダイヤ改正とルート変更は、この車両を導入するためだったのか。
ここではEVそのものの技術的な部分はあまり記されていなくて、イーグルバスの沿革にある程度テキストが割かれている。同業他社との関係はどうなのだろうか。西武バスとは、現在は空港バスも共同運行しているから良好と思われるが、同じ川越の観光周遊バスを運行する東武バスウエストとは、やや微妙かも知れない?競争は当然あるとしても、あまり先鋭的な対立には、なって欲しくない(そんな事もないだろうが)。
「6666」と「7777」は、番号そのものの付与の由来は、ここでも記されていなかった。以前のシビリアンや、別ルートのポンチョもゾロ目の登録番号なので、その韻を踏んだのだろうが。あとはいつ、もう1台導入されるかが期待されるが、現状のウィルス感染禍の元では、先になるかも知れない(現在は土休日も、便数が少ない平日ダイヤで運行)。
今注目のバスの感染症対策
元々新型コロナウィルス感染禍より前から、交通では抗菌対策をやっている所は多々ありました。正直バスは解らないが、鉄道では、例えば去年デビューした京成3100形が、プラズマクラスターイオン発生装置を、各車両に4台ずつ設置しています。他にも最初から抗ウィルス対策を施している車両はあるだろうし、最近はJRなどでも、「ウィルス対策施行済み」旨のステッカーを見かけるようになりました。
「パンデミック」以降、高速バスなどに乗る機会がないので、実物の車内の様子は見た事がないが、プレートが供えられた車内の写真とかを見ると、飛沫防止に役立つだろうし、現状では仕方がないが、正直雰囲気はあまり良くは感じない。茨城の会社では、ベビーカーのフードを改良したカバーを試験的に撮りつけるとかニュースであったが、いつか、そんなものがなくなっても大丈夫な世の中は、来るのだろうか?これを「新しい日常」と、認めたくはないのだが。
バス事業者訪問 217 阪急バス
阪急バスは過去に19号(1993(H5)年9月)・95号(2006(H18)年5月)で取り上げられていて、3回目になります。表紙がある程度阪急バスの歴史を反映していて、19号は「高速 西鹿児島」の行先を掲げた西工SHDの夜行バスと路線車(どちらも行先表示は幕式)、95号は行先表示がLEDとなった、高速車と路線車。
輸送人員は、この10年においては、一般路線は2011(H23)年を底として(関西であっても、東日本大震災の影響は免れなかったか)、その後2017(H29)年までは増加して9,600万人台に達していたが、翌年は若干の減少。高速は年によってかなり上下動が大きい気がする。さらに95号から見ると、一般は1994(H6)~1996(H8)年の10,800万人台がピーク(阪神大震災の影響は、数字上は意外に出ていない)、高速は当時は右肩上がり、という状況でした。
路線網の比較では、27年の間で基本的には運行エリアの大きな変化は見られない。西谷車庫は、19号は西谷バス(西谷自動車)、95号は阪急田園バスでした。もちろん奥地の支線の廃止も少なくないが、一方で能勢電鉄の妙見口より北への路線が開通しているのが目を惹く。かつては旧京都交通の路線でした(旧京都交通は府境を越えて、亀岡の方まで走っていたが)。
高速バスは、〔ムーンライト〕がなくなったのが、やはり大きい。もう3年経ったのか。阪急バスと言えども、夜行バスは苦しいだろう。
車両面では、阪急バスとしてはこんな車両が欲しい、こんな車両を望む、という発言はなかった。環境面ではCNGバスがなくなり、ハイブリッド車が中心になっているが、燃料電池バスやEVには、どの程度の関心があるのだろうか。
当面は新型コロナウィルス禍をいかに乗り切るかに全力が注がれる事になろうが、差し迫っていると思われる課題として、3年後に予定される北大阪急行電鉄(おなじ阪急グループだが)の箕面萱野延伸があります。今現在は千里中央から北、船場または萱野までかなり系統が集中し、急行運転という系統も少なくないようだ。この辺の記載はなかったが、鉄道新線開業の影響はどの程度のものになるだろうか。新駅(箕面萱野あるいは箕面船場阪大前)に接続する形態に再編成されるのでしょうか。
(箕面船場にも出張所があるが、「路線概要」には記載がない)
95号から大阪空港交通も加えられているが、空港アクセスはここに限らずどこも、現在のウィルス感染禍は深刻。アクセス自体がウィルス対策が万全でも、航空の動向次第になるので。9月に入って国内線も再度大幅減便というようでは、苦境はまだ続きそうだ。とにかく航空需要の回復を待つ以外、ないのでしょう。リフトバスなんてもったいない話だが。
バスラマ創刊30周年記念インタビュー
みちのりホールディングスCEOの松本 順氏。
「『スケールメリット』はバス業界にはあまり存在しない」という発言は、意外と思った。そういう理由でグループ化ではない。そうではなくて、「ベストプラクティス」の創出に、複数のバス会社のグループ化のメリットがあるのだという。確かに高速バスあたりはともかく、一般の路線バスだと地域によって状況はかなり異なるから、A社ではすぐできる事でも、直接B社に当てはめる事は出来ないだろうから。
(その観点で言うと、常々地元としては、湘南モノレールを引き受けたのはなんでだろう?とも思っています。福島交通が鉄道もやっているが、湘南モノレールに応用できそうな内容はほとんどないだろう。逆も同じ)
コロナ禍の現状に関しては、「地方分散の時代が来るだろう(大都市のオフィスに行く必要がないから)。ただ、中距離の移動は増えるのではないか」という希望的な分析もあるが、一方で、オンライン・リモート化は医療の分野に及んでいて、通院の乗客数にも影響が出ているという。これは、通院の利用に支えられている部分が多いだろう地方路線としては、かなり心配な材料ではないでしょうか?実際、みちのりに限らず、地方のバス路線の時刻表などを見ると、地域の大きな病院を経由する路線が相当あるので。「高齢者の免許返納・若者のクルマ離れは追い風」とも語っているが、そうなればいいなとは思うが、前号で書いた事のまるまる繰り返しになってしまうけれど、「公共交通による感染」(いくら事業者が上で書いたような対策を施し、「そんな事はないんだ」とPRしたとしても)を恐れた利用者が、マイカーや自転車に転移する事で、バスを含む公共交通の利用が減少してしまうのではないか、という懸念はあります。自分がクルマを持たなくたって、カーシェアリングとかいう方法もあるし。東京では「GoToトラベルキャンペーン」から東京都発が除外されたことで、都内の行楽地に都民が集中、奥多摩の日原鍾乳洞が大渋滞になって、西東京バス路線の運行に悪影響(通常の3倍かかる大幅遅延)が出ている、という話も聞いています。やはり最終的には、地域の住人をはじめとする、バスを取り巻く市民の意識にも関わってきます。彼らにどう訴えるか。
全体を読んだ感触では、前号の両備HDの小嶋氏とは、同じ「公共交通を守る」にしても、方向性が多少違うように感じられた。ウーバーの影響とかには触れているが、同業が新規参入すると言ったらどうするのか、という所までは語られていない(みちのりHD傘下の各社とも、岡山のような先鋭的対立が発生しているとは聞いていないが)。法規的な事は持ち出さず、「まずは自己の経営をしっかり固めて、安定した収入を得る事で公共交通を守る」という思想のように思われました。みちのりに関しては、個人的にはむしろ、既にある同業他社との関係はどう構築するのか、そこを聞きたかった。茨城交通はICカードで「いばっぴ」を導入したが、関東鉄道グループのPASMOや、JR東日本のSuicaとの互換性がなく、特に水戸市内の利用者にとってはどうなのかと思う。岩手県北自動車も、岩手県交通とは、どのような関係を築きたいのだろうか。
ここでもEVの普及を期待しているが、「エンジン駆動のサプライチェーンが確立していて、簡単には産業構造は変えられない」の文言には、耳を傾けるべきと思う。それでもEV化は待ったなし、とは言うが、本格的なEVバスを造りたいなら、現状のディーゼルバスの延長線上ではもうダメ、全く新しい設計にしなければならない、というのは、私も感じてきている所。しかしそれなら、ピュアディーゼルエンジンのバスを造る事を前提にしている構造をどう変えるかは、実は結構難題のようにも思える。技術的な部分はシロートなので解らないが、その点はメーカーサイドも考えるべきだろう。
(シンク・トゥギャザーのように、他のしがらみがない、全く新しいところから生み出される可能性もあるが、高速で走る大型バスだと簡単ではないだろう)
ここでは、岩手県北自動車による、南部バス吸収については触れられていなかった。
「バステクフォーラム2020」、ともかく無事に開催できて良かったです。個人的には、オノエンスターの大型バスはやはりどこかあか抜けない印象があるし、特に中ドアの位置と幅が変えられないと、流動性はどうなのかとも感じるが、ともかくアルファバスも含め、日本の市販第1号はどこになるだろうか。既に会津バスも含め、日本でも相当数普及しているBYDに、どこまで迫れるでしょうか?(米中貿易紛争が影を落とさなければ良いが。特にBYDはトランプ政権に狙い撃ちされているので)
海外のバスのニュースが、やはり少なくなってきている。特に欧州は、国を跨ぐ路線が少なくない(通勤バスにだってある)が、国によってウィルスの感染の状況や、その対策はかなり違う。特にフランスやスペインはまた感染者がかなり増えてきているそう。彼の地ではどのような対策が施されたのか、ある程度落ち着いて、海外に取材に行ける状況になったら、まとめて取り上げられればと思っています。
ドイツに挑んだ韓国人バスドライバーの連載については、次号でまとめて感想を書きたいと思います(ドイツではバスとトラックでは免許が違う、とは以前どこかに書いてあったと思う)。韓国のバス情報は休止。
ニュースを見ると、こんな状況下でも新しい路線を開設する事業者、結構ある…。
次号の予告は、地元も地元、横浜市営バス。当然、今号で速報した「BAY SIDE BLUE」は、扱いが大きくなるでしょう。発売前に、一度乗ってみて、その感想を踏まえて、テキストを読みたいと思っています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
31日 「甲子園の土」キーホルダー 全国の高校球児に贈呈
(Bリーグ コロナ対策ガイドライン公表)
1日 Jリーグ ベガルタ仙台 女子チーム経営権「マイナビ」譲渡を発表
(新型コロナワクチン共同購入 加藤厚労相 参加意向表明)
2日 青森県むつ市の核燃料中間貯蔵施設 事実上合格の審査書案とりまとめ
(新型コロナウィルス感染状況公表 沖縄県・石川県「ステージ4」)
7月豪雨の傷が全く癒えていないのに、台風9号・10号が九州地方に近づいています。特に10号は「特別警報級」になる恐れがあるそう。日本接近は日曜日になるそうだが。とにかく、最低でも人的な犠牲が出ない事、そしてもうこれ以上、交通機関に重大なダメージが出て欲しくありません。既に九州はズタズタなので。
№2198 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.20
ウィルス感染禍に加えて、今年もまた酷暑。そんな中、短い夏休みが終わって、今週から二学期、という学校が大半のようです。私が卒業した小学校も。小学校だと、都会は徒歩通学が大半だろうが、高校位だと電車・バスの通学が多くなるだろうと思います。運行する側も、あちらこちらの事業者で従業員のウィルス感染の報告のリリースが目立つようになり、なのに乗客が少なく、高速バスなんかは再び運休、という路線も多いようで(電車も、近鉄は土休日の特急の一部を減便にするそう)、辛い夏がまだ続きそうです。乗る方も、動かす方も、何とか無事に夏を乗り切って欲しいです。
首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日21日までのリリースを中心にまとめます。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。ウィルス感染禍対策とは別に、イベントも一部記しています。ただいま富士山のふもとで、二次元アイドルに絡んだ大きなライブが行われています。無事に終わりますように。
*** 鉄道 ***
JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。大曲花火大会(8月28日~30日)関連の臨時列車は、大会延期のため、全て取りやめ。
JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。御殿場線の普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
東京メトロ 通常通り運行。
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。「京成電鉄 夏休みチャレンジミッション」を実施。8月31日まで。
東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。「SL大樹」は、当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。
西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急など一般列車は通常通り運行。特急「スタジアムエクスプレス」(西武球場前→池袋)は、25~27日(日本ハム3連戦)に運行。
京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は通常通り運行。そのほかの一般列車は通常通り運行。5000系使用の全席指定列車を、明日23日に新宿~高尾山口間で運行。下り〔Mt.TAKAO〕は新宿発8:00・9:00発(高尾山口までノンストップ)、上り〔京王ライナー〕は高尾山口発15:15・16:15・17:15分発。
小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕を、30日までの土休日運転。「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE 第3新東京市スタンプラリー」を、9月30日まで実施。箱根登山鉄道色の1000形4連1編成を、8月いっぱい、小田急の全線で運用する。一般小田急色の6連と連結した10連で運転。9月5・6日の〔メトロえのしま91・93号〕が大和に臨時停車。〔えのしま1・2・3・5・21号〕〔ホームウェイ60号〕と共に、大和着の特急券所持者に、ロマンスカーオリジナルノベルティをプレゼントする(両日の女子ソフトボール及び「なでしこリーグ」試合開催に合わせた企画)。
東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。定期券売り場の営業時間を、今月一杯短縮(13時~)。
京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は、引き続き運休している。土休日の一部快特の「ウイングシート」は、サービスを再開している。車内での取り扱いを開始(この場合の料金は500円)。
相鉄 通常通り運行。
りんかい線 通常通り運行。
つくばエクスプレス 通常通り運行。
関東鉄道 通常通り運行。
新京成 通常通り運行。
北総 通常通り運行。
東葉高速 通常通り運行。
東京モノレール 通常通り運行。ラッピングトレインは運用を公表していない。
ゆりかもめ 通常通り運行。
多摩都市モノレール 通常通り運行。
舞浜リゾートライン 通常通り運行。
千葉都市モノレール 通常通り運行。
埼玉高速鉄道 通常通り運行。23日のJリーグ輸送は、試合開始前に下り5本、終了後に4本の臨時列車を運行(再開後の、これまでの土曜日と同じ内容)。
埼玉新都市交通 通常通り運行。
横浜市営地下鉄 通常通り運行。
横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。土休日は混雑緩和のため、当面の間、日中5分間隔で運転。
湘南モノレール 通常通り運行。
江ノ電 通常通り運行。
箱根登山 通常通り運行。
伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続。「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、10月29日までの運用を公表している。位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」とのコラボ企画を実施中(11月5日まで)。ヘッドマーク付き編成の運用を公表している。駿豆線は9月30日まで(3501F 軌道線色復刻)、大雄山線は9月15日まで(5505F ミントスペクタクルトレイン)。
伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は使用停止。「黒船電車」には31日まで「ロイヤルボックス」車を連結(普通乗車券・ICカード等のみで乗車可)。
富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は、定期3往復は運行)。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定していない。「バンドリ!」ラッピング電車を運行中(9月6日まで予定)。21~23日は、サウンドコニファー239の「バンドリ!」ライブに合わせて、特別ダイヤで運行。最終電車を繰り下げ(一部列車は快速運転)。22・23日は立川11:41 → 13:27河口湖の臨時快速を運行(JTB時刻表8月号には記載なし)。河口湖線開業70周年イベントとして、9月5日に河口湖駅で、車両撮影会を実施。
小湊鐵道 通常通り運行。
いすみ鉄道 通常通り運行。
銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。なお8~10日、13~15日の日中、6往復の臨時列車の運行を行った。香取市の企業による抗ウィルス・抗菌・消臭処置を、2000系・3000系の6両に実施。
秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行。「ELパレオエクスプレス」を、9月27日までの土休日(8月29・30日を除く)と8月20日運行。「SLパレオエクスプレス」はSLの全般検査のため、元々今年の運行計画はない。
*** バス *** 基本的に一般路線バス
深夜バス(主に23時台以降、運賃を倍額にして運行されるバス)の運行を、別に記しました。ただし、事業者によって表記内容が結構異なり(はっきり「深夜バスは運行(運休)」と書く所もあれば、時刻表を見ないと解らない所もある)、私の解釈で記した所もあるので、違う部分もあるかも知れません。その点はご容赦ください。
東京都営 通常通り運行。
深夜バス:運行
日立自動車交通 通常通り運行。
京成バス 中山競馬場のアクセスのバスは引き続き運休(次のレース開催は9月12日)。ZOZOマリンスタジアム臨時直通バスは運行。その他の一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、高速バスの浜松町バスターミナル乗り入れが9月30日を持って終了する(貿易センタービル建て替えによるバスターミナル閉鎖のため。共同運行他社も含む)。
深夜バス:運行
京成タウンバス 通常通り運行。
京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。成東~ウォーターガーデン間臨時便を運行中(9月23日まで)
深夜バス:運休
ちばレインボーバス 通常通り運行。
ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。
東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、運行を再開している。ウィルス感染対策と関係あるかは解らないが、「TOBU FREE Wi-Fi」は9月いっぱいまで休止。ウィルス感染禍とは関係ないが、天沼〔営〕は浸水被害のため、定期券発売業務を中止している。24日、柏の葉キャンパス駅発着系統でダイヤ改正を実施。
深夜バス:運休
国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。埼玉スタジアム直行バスは、当面は運行しない。
深夜バス:運休(折り返しが深夜バスとなる便も運休)
西武バス 深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。〔川越100〕系統(本川越駅~川越水上公園)は、今年度は運行しない。メットライフドーム直行バスは、(立川バスも含め)当面は運行しない。練馬・大宮・川越・狭山・飯能の各営業所は9月1日にダイヤ改正を実施し、川越・狭山〔営〕は深夜バスを廃止(〔藤01深夜〕のみ存続)〔宿20〕系統(新宿~池袋)は、土休日は3往復のみに縮小。
深夜バス:東京都内 運行 埼玉県内 運休
関東バス 青梅街道〔営〕は24日にダイヤ改正を実施。
深夜バス:運行
立川バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(深夜ご帰宅バス「楽帰ぃ」は運休)
京王バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
小田急バス 土曜日は通常土曜ダイヤで運行(世田谷〔営〕は、〔下61〕系統は臨時ダイヤ、そのほかの系統は休日ダイヤを継続)。〔渋24・26〕〔向10・13〕各系統、三鷹の森ジブリ美術館路線、みたかシティバスは臨時ダイヤを継続。
深夜バス:運行
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。自由が丘や、田園都市線の駅を発着する系統の一部は、土曜日は土曜ダイヤで運行。なお、渋谷~上高地間高速バスは、渋谷発8月24日、上高地発8月25日を持って今年は運休。
深夜バス:運休
京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。オープントップバスは、1便当たりの乗車人数を最大19人に制限して運行。〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、大井北部陸橋補修工事のため、大井町駅→台場方面各系統は、23日~1月31日まで迂回運行を実施。品川バスターミナルが9月30日に移転。横浜~五所川原線〔ノクターン〕は品川経由に変更。浜松町バスターミナル乗り入れは、9月30日を持って終了。
深夜バス:運休
KMバス 通常通り運行。
銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は、平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している(予約制)。
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。。
新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉交通 一般路線は通常通り運行。
千葉中央バス 「C-bus」は運休中。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。なお、夜行高速バス京都線は、9月1日から当分の間運休。
深夜バス:運行
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。稲毛海浜公園プールオープンに伴い、9月22日まで、稲毛海岸駅~海浜公園プール間急行便を運行(土休日と8月13~15日)。9月1日より、美浜線・高洲二街区線のダイヤ改正を実施。共に平日減便(美浜線は、小湊鐵道便は変わらない。高洲二街区線は平日のみ運行)
深夜バス:運行
成田空港交通 一般路線は通常通り運行。
小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。千葉白子急行は(平日・土休日同一ダイヤで、一部減便)。その他の路線は、通常運行に復帰。9月1日より、大網駅~みどりが丘線のダイヤ改正を実施。
日東交通 一般路線は通常通り運行。
館山日東バス 一般路線は通常通り運行。
鴨川日東バス 一般路線は通常通り運行。
平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
あすか交通 一般路線は通常通り運行。
東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。
朝日自動車 通常通り運行。
深夜バス:運休
阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。
国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
関越交通 「水上温泉わくわく号」は、今年度は運行しない。その他の一般路線は通常通り運行。
イーグルバス 小江戸巡回バスは当面の間、土休日も平日ダイヤで運行。
横浜市営 一般路線は通常通り運行。「雨の日臨時便」は運行しない(今月一杯)。「ピアライン」は、運行時間帯を縮小して運行している。
深夜バス:運休
横浜交通開発 通常通り運行。
川崎市営 通常通り運行。等々力スタジアム直行バスは、運行開始が延期になった。
深夜バス:運行
神奈中 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(一部例外の系統あり)。深夜急行バスは運休中。横浜〔営〕は24日にダイヤ改正を実施。全体的に減便となる上、大半の系統で最終バスを繰り上げ、深夜バスは一部を除き(土曜日は全系統)取りやめ。
深夜バス:運行(土曜日は運休)
相鉄バス 116系統(神奈中バスとの共同運行)の土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行
臨港バス 一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、「すみっコぐらし」ラッピングバスは、車両の不調のため当面の間運行休止。
深夜バス:運休
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
箱根登山バス 定期観光バスは運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。
伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。
富士急行 河口湖~御殿場駅路線は、一部減便。21~23日は、サウンドコニファー239の「バンドリ!」ライブ終了後、三島・新宿・東京・大阪への高速バス臨時便を運行(グループ会社による運行を含む。東京線は、運休中の便を3日間に限り運行)。
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。
富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)、「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。富士山駅~富士スバルライン五合目線は運行しているが、富士山の登山道は、今夏は全て閉鎖。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、富士山駅~新富士駅路線は運休。大月及び都留地域のハイキングバスは運休。
富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。9月5・6日に富士スピードウェイで行われる「スーパー耐久シリーズ」にあわせて、開成駅・新松田駅~スピードウェイ間の臨時バスを運行。開成駅発7~10時台の毎時00分(新松田駅は+15分)発、スピードウェイ発14~17時台の毎時30分発。
富士急シティバス 富士宮五合目線は運休。三島駅~富士山二合目(水ヶ塚公園)間は特別ダイヤで運行。8月23日までの毎日、特急・準急合計4往復運転。
富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、鷹岡車庫・富士宮駅~ぐりんぱ路線は全便運休。大石寺路線は再開している。富士駅~吉原中央駅~ぐりんぱ路線は運行再開。1日1往復。8月いっぱいは毎日、9月以降は土休日運行。
山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バス(甲府駅・南アルプス市営駐車場・奈良田~広河原)は登山道閉鎖のため、今年度は運休。
東海バス 定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は一部便の運行を再開している。「彩(いろどり)」は運用しない(動画をフェイスブックで配信)。ボランティアガイドは当面乗務しない。
JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
西武バス、神奈中バスのように、深夜バスの運行を縮小する傾向(一時的な運休、ではなく)が、いよいよ見られるようになりました。今後、他事業者にも波及する事になるのか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
今日はANAのA380「FLYING HONU」が、遊覧飛行をしたそうです。5か月ぶりの営業運行になるらしい。ANAとしても絶対の自信作だったのは、去年ハワイへ行く時に乗って感じた通り。それだけに、就航からわずか1年足らずでこんな事になるとは、悔しいという他はないだろう。前回書いたとおり、ハワイは感染者が拡大していて、隔離期間の短縮が先送り、という現状では、当分ハワイ路線の再開はないでしょう。何とか年末年始には、と期待したいけれど。でも、アロハシャツにマスクなんて、ミスマッチもいいところだよなあ。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
21日 「光の玉」 首都圏各地で目撃
(ワクチン接種の在り方の議論 西村経済再生相がコロナ分科会で要請)
22日 中国・楊政治局委員 訪韓 習近平国家主席韓国訪問早期実現で韓国ソ・フン国家安保室長と合意
(大阪 国立文楽劇場 半年ぶりに再開)
№2194 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.19
いつもの年なら「お盆をふるさとで過ごす人々の移動が…」でニュースが始まる今の時期、なのに、今年は…。ウィルス感染だけでなく、熱中症の危険もあるので、自宅でおとなしく過ごすのが、一番なのでしょうかねえ。それは、交通にとっていい事ではないのだが。お盆休みなのに、高速バスも運休や減便が相次いでいて、どうしようもなく悲惨です。
首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日14日までのリリースを中心にまとめます。といっても、鉄道や一般の路線バスに関しては、新しいリリースはほぼなし。
対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
*** 鉄道 ***
JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。大曲花火大会(8月28日~30日)関連の臨時列車は、大会延期のため、全て取りやめ。
JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は、お盆期間(7~17日)中は前年比103%、8月16日は過去最多の455本を運行予定。御殿場線の普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
東京メトロ 通常通り運行。
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。「京成電鉄 夏休みチャレンジミッション」を実施。8月31日まで。
東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。「SL大樹」は、当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。
西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急など一般列車は通常通り運行。特急「スタジアムエクスプレス」(西武球場前→池袋)は、8月の運行は11日~16日(楽天6連戦)、25~27日(日本ハム3連戦)。「52席の至福×ありがとうとしまえん」を8月18日運行。
京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は通常通り運行。そのほかの一般列車は通常通り運行。5000系使用の全席指定列車を、8月15・16・22・23日に新宿~高尾山口間で運行。下り〔Mt.TAKAO〕は新宿発8:00・9:00発(高尾山口までノンストップ)、上り〔京王ライナー〕は高尾山口発15:15・16:15・17:15分発。
小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕を運行。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転。「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE 第3新東京市スタンプラリー」を、9月30日まで実施。箱根登山鉄道色の1000形4連1編成を、8月いっぱい、小田急の全線で運用する。一般小田急色の6連と連結した10連で運転。9月5・6日の〔メトロえのしま91・93号〕が大和に臨時停車。〔えのしま1・2・3・5・21号〕〔ホームウェイ60号〕と共に、大和着の特急券所持者に、ロマンスカーオリジナルノベルティをプレゼントする(両日の女子ソフトボール及び「なでしこリーグ」試合開催に合わせた企画)。
東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。定期券売り場の営業時間を、今月一杯短縮(13時~)。
京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は、引き続き運休している。土休日の一部快特の「ウイングシート」は、サービスを再開している。車内での取り扱いを開始(この場合の料金は500円)。
相鉄 通常通り運行。
りんかい線 通常通り運行。
つくばエクスプレス 通常通り運行。
関東鉄道 通常通り運行。
新京成 通常通り運行。
北総 通常通り運行。
東葉高速 通常通り運行。
東京モノレール 通常通り運行。ラッピングトレインは運用を公表していない。
ゆりかもめ 通常通り運行。
多摩都市モノレール 通常通り運行。
舞浜リゾートライン 通常通り運行。
千葉都市モノレール 通常通り運行。
埼玉高速鉄道 通常通り運行。15日のJリーグ輸送は、試合開始前に下り5本、終了後に4本の臨時列車を運行(7月12日・8月1日と同じ内容)。
埼玉新都市交通 通常通り運行。
横浜市営地下鉄 通常通り運行。
横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。土休日は混雑緩和のため、当面の間、日中5分間隔で運転。
湘南モノレール 通常通り運行。
江ノ電 通常通り運行。
箱根登山 通常通り運行。
伊豆箱根 駿豆線・大雄山共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続。「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、10月29日までの運用を公表している。位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」とのコラボ企画を実施中(11月5日まで)。ヘッドマーク付き編成の運用を公表している。駿豆線は3501Fで9月30日まで、大雄山線は5505Fで9月15日まで公表。
伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は使用停止。「黒船電車」には31日まで「ロイヤルボックス」車を連結(普通乗車券・ICカード等のみで乗車可)。
富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は3往復とも運行)。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定していない。「バンドリ!」ラッピング電車を運行中(9月6日まで予定)。
小湊鐵道 通常通り運行。
いすみ鉄道 通常通り運行。
銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。
秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行。「ELパレオエクスプレス」の運行を開始。9月27日までの土休日(8月29・30日を除く)と8月20日運行。「SLパレオエクスプレス」はSLの全般検査のため、元々今年の運行計画はない。
*** バス *** 基本的に一般路線バス
深夜バス(主に23時台以降、運賃を倍額にして運行されるバス)の運行を、別に記しました。ただし、事業者によって表記内容が結構異なり(はっきり「深夜バスは運行(運休)」と書く所もあれば、時刻表を見ないと解らない所もある)、私の解釈で記した所もあるので、違う部分もあるかも知れません。その点はご容赦ください。
東京都営 通常通り運行。「おでかけパスもキャンペーン」は、今年は中止。
深夜バス:運行
日立自動車交通 通常通り運行。
京成バス 中山競馬場のアクセスのバスは引き続き運休(次のレース開催は9月12日)。ZOZOマリンスタジアム臨時直通バスは運行。その他の一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、高速バスの浜松町バスターミナル乗り入れが9月30日を持って終了する(貿易センタービル建て替えによるバスターミナル閉鎖のため。共同運行他社も含む)。
深夜バス:運行
京成タウンバス 通常通り運行。
京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。成東~ウォーターガーデン間臨時便を運行中(9月23日まで)
深夜バス:運休
ちばレインボーバス 通常通り運行。
ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。
東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、運行を再開している。ウィルス感染対策と関係あるかは解らないが、「TOBU FREE Wi-Fi」は9月いっぱいまで休止。ウィルス感染禍とは関係ないが、天沼〔営〕は浸水被害のため、定期券発売業務を中止している。
深夜バス:運休
国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。埼玉スタジアム直行バスは、当面は運行しない。
深夜バス:運休(折り返しが深夜バスとなる便も運休)
西武バス 深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。〔川越100〕系統(本川越駅~川越水上公園)は、今年度は運行しない。メットライフドーム直行バスは、(立川バスも含め)当面は運行しない。
深夜バス:東京都内 運行 埼玉県内 運休
関東バス 全線で、特別ダイヤで運行(一部系統を除く)。
深夜バス:運行
立川バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(深夜ご帰宅バス「楽帰ぃ」は運休)
京王バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
小田急バス 土曜日は通常土曜ダイヤで運行(世田谷〔営〕は、〔下61〕系統は臨時ダイヤ、そのほかの系統は休日ダイヤを継続)。〔渋24・26〕〔向10・13〕各系統、三鷹の森ジブリ美術館路線、みたかシティバスは臨時ダイヤを継続。
深夜バス:運行
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。自由が丘や、田園都市線の駅を発着する系統の一部は、土曜日は土曜ダイヤで運行。なお、渋谷~上高地間高速バスは、渋谷発8月24日、上高地発8月25日を持って今年は運休。
深夜バス:運休
京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。オープントップバスは、1便当たりの乗車人数を最大19人に制限して運行。〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。
深夜バス:運休
KMバス 通常通り運行。
銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は、平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している(予約制)。
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。。
新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉交通 一般路線は通常通り運行。
千葉中央バス 「C-bus」は運休中。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。
深夜バス:運行
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。稲毛海浜公園プールオープンに伴い、9月22日まで、稲毛海岸駅~海浜公園プール間急行便を運行(土休日と8月13~15日)
深夜バス:運行
成田空港交通 一般路線は通常通り運行。
小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。千葉白子急行は(平日・土休日同一ダイヤで、一部減便)。その他の路線は、通常運行に復帰。
日東交通 一般路線は通常通り運行。
館山日東バス 一般路線は通常通り運行。
鴨川日東バス 一般路線は通常通り運行。
平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
あすか交通 一般路線は通常通り運行。
東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。
朝日自動車 通常通り運行。
深夜バス:運休
阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。
国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
関越交通 「水上温泉わくわく号」は、今年度は運行しない。その他の一般路線は通常通り運行。
イーグルバス 小江戸巡回バスは当面の間、土休日も平日ダイヤで運行。
横浜市営 一般路線は通常通り運行。「雨の日臨時便」は運行しない(今月一杯)。「ピアライン」は、運行時間帯を縮小して運行している。
深夜バス:運休
横浜交通開発 通常通り運行。
川崎市営 通常通り運行。等々力スタジアム直行バスは、運行開始が延期になった。市立川崎高校行直行バスは14日まで運休(という事は、17日から運行=2学期という事だ)。
深夜バス:運行
神奈中 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(一部例外の系統あり)。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行(土曜日は運休)
相鉄バス 116系統(神奈中バスとの共同運行)の土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行
臨港バス 一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、「すみっコぐらし」ラッピングバスは、車両の不調のため当面の間運行休止。
深夜バス:運休
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
箱根登山バス 定期観光バスは運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。
伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。
富士急行 河口湖~御殿場駅路線は、一部減便。
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。
富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)、「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、運行を開始している(ただし富士山の登山道は、今夏は全て閉鎖)。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、富士山駅~新富士駅路線は運休。大月及び都留地域のハイキングバスは運休。
富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
富士急シティバス 富士宮五合目線は運休。三島駅~富士山二合目(水ヶ塚公園)間は特別ダイヤで運行。8月23日までの毎日、特急・準急合計4往復運転。
富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、鷹岡車庫・富士宮駅~ぐりんぱ路線は全便運休。大石寺路線は再開している。富士駅~吉原中央駅~ぐりんぱ路線は運行再開。1日1往復。8月いっぱいは毎日、9月以降は土休日運行。
山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バス(甲府駅・南アルプス市営駐車場・奈良田~広河原)は登山道閉鎖のため、今年度は運休。
東海バス 定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は一部便の運行を再開している。「彩(いろどり)」は運用しない(動画をフェイスブックで配信中)。ボランティアガイドは当面乗務しない。
JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
川崎市営バスの川崎高校直行バスの運行に見られるように、次の月曜日からもう2学期が始まる学校が大半のようです。ウィルス感染禍+猛暑で、学校へ通う方も、運行する方も大変だと思います。何とか感染もせず、熱中症で倒れもせず、双方とも無事に乗り切って欲しいです。とにかく明るい話題が少ないのが、辛い…。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
14日 大戸屋ホールディングス オイシックスとの業務提携発表
(Bリーグ アルバルク東京 選手3人に陽性反応 活動休止)
15日 ヤクルト 小川泰弘 ノーヒット・ノーラン達成
(感染終息願い 「さんさ踊り」奉納 盛岡市)
突然ですけれど、「口裂け女」って、知っています?私が子供の頃に、かなり現実味を持って語られていた妖怪で、「都市伝説第1号」とかされているそう。マスクをした女性が近づいてきて、「わたし、きれい?」と尋ねてマスクを取ると、その口が耳元まで裂けていた、というお話。夏は妖怪の季節、なのに町中はマスク姿の人々、という所で、唐突に思い出しました。今一番注目されている妖怪は、一番上の画像(小田急の車内)にもある「アマビエ」だけれど、「口裂け女」の方が、このご時世では現実的かもなあ、とか思いました。
№2190 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.18
梅雨が明けて、酷暑が訪れても、新型コロナウィルスの感染が止まりません。ここではバスは、一般路線を中心に見ているが、いよいよお盆休みというのに、高速バスは夜行・長距離路線を中心に再度の運休、減便が少なくありません。行く末が非常に心配です。誰だよ、「暖かくなったら、ウィルスはきれいさっぱり消えてなくなる」とかほざいたのは。ドナルド・トランプのウソツキ(ハナから信じてはいなかったけれどね)。
首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日7日までのリリースを中心にまとめます。といっても、お盆休みが近いので、鉄道や一般の路線バスに関しては、新しいリリースはほぼありません。
対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
*** 鉄道 ***
JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。臨時列車は、7~9月の運行分が発表。大曲花火大会(8月28日~30日)関連の臨時列車は、大会延期のため、全て取りやめ。
JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は、8月は前年比97%設定。お盆期間(7~17日)中は前年比103%、8月16日は過去最多の455本を運行予定。御殿場線の普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
東京メトロ 通常通り運行。
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。「京成電鉄 夏休みチャレンジミッション」を実施。8月31日まで。
東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。「SL大樹」は、当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。
西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急など一般列車は通常通り運行。特急「スタジアムエクスプレス」(西武球場前→池袋)は、8月の運行は11日~16日(楽天6連戦)、25~27日(日本ハム3連戦)。「52席の至福×ありがとうとしまえん」を8月18日運行。
京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は通常通り運行。そのほかの一般列車は通常通り運行。5000系使用の全席指定列車を、8月15・16・22・23日に新宿~高尾山口間で運行。下り〔Mt.TAKAO〕は新宿発8:00・9:00発(高尾山口までノンストップ)、上り〔京王ライナー〕は高尾山口発15:15・16:15・17:15分発。
小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕を運行。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転。「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE 第3新東京市スタンプラリー」を、9月30日まで実施。箱根登山鉄道色の1000形4連1編成を、8月いっぱい、小田急の全線で運用する。一般小田急色の6連と連結した10連で運転。8月10日、医療従事者への感謝の一環として「Thank you プロジェクト」を実施、その一環でMSE(車体がブルーだから)を使用した特別列車「Thank you ロマンスカー」を、小田急線全線で運行する。9月5・6日の〔メトロえのしま91・93号〕が大和に臨時停車。〔えのしま1・2・3・5・21号〕〔ホームウェイ60号〕と共に、大和着の特急券所持者に、ロマンスカーオリジナルノベルティをプレゼントする(両日の女子ソフトボール及び「なでしこリーグ」試合開催に合わせた企画)。
東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。
京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は、引き続き運休している。土休日の一部快特の「ウイングシート」は、サービスを再開している。車内での取り扱いを開始(この場合の料金は500円)。
相鉄 通常通り運行。
りんかい線 通常通り運行。
つくばエクスプレス 通常通り運行。
関東鉄道 通常通り運行。
新京成 通常通り運行。
北総 通常通り運行。
東葉高速 通常通り運行。
東京モノレール 通常通り運行。ラッピングトレインは運用を公表していない。
ゆりかもめ 通常通り運行。
多摩都市モノレール 通常通り運行。
舞浜リゾートライン 通常通り運行。
千葉都市モノレール 通常通り運行。
埼玉高速鉄道 通常通り運行。15日のJリーグ輸送は、試合開始前に下り5本、終了後に4本の臨時列車を運行(7月12日・8月1日と同じ内容)。
埼玉新都市交通 通常通り運行。
横浜市営地下鉄 通常通り運行。
横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。土休日は混雑緩和のため、当面の間、日中5分間隔で運転。
湘南モノレール 通常通り運行。
江ノ電 通常通り運行。
箱根登山 通常通り運行。
伊豆箱根 駿豆線・大雄山共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。「HAPPY PARTY TRAIN」も含め、運用は公表していない。位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」とのコラボ企画を実施中(11月5日まで)。
伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は使用停止。「黒船電車」には31日まで「ロイヤルボックス」車を連結(普通乗車券・ICカード等のみで乗車可)。
富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は3往復とも運行)。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定していない。「バンドリ!」ラッピング電車を運行中(9月6日まで予定)。
小湊鐵道 通常通り運行。
いすみ鉄道 通常通り運行。
銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。
秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行。「ELパレオエクスプレス」の運行を開始。9月27日までの土休日(8月29・30日を除く)と8月20日運行。「SLパレオエクスプレス」はSLの全般検査のため、元々今年の運行計画はない。
*** バス *** 基本的に一般路線バス
深夜バス(主に23時台以降、運賃を倍額にして運行されるバス)の運行を、別に記しました。ただし、事業者によって表記内容が結構異なり(はっきり「深夜バスは運行(運休)」と書く所もあれば、時刻表を見ないと解らない所もある)、私の解釈で記した所もあるので、違う部分もあるかも知れません。その点はご容赦ください。
東京都営 通常通り運行。「おでかけパスもキャンペーン」は、今年は中止。
深夜バス:運行
日立自動車交通 通常通り運行。
京成バス 中山競馬場のアクセスのバスは引き続き運休(次のレース開催は9月12日)。ZOZOマリンスタジアム臨時直通バスは運行。その他の一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、高速バスの浜松町バスターミナル乗り入れが9月30日を持って終了する(貿易センタービル建て替えによるバスターミナル閉鎖のため。共同運行他社も含む)。
深夜バス:運行
京成タウンバス 通常通り運行。
京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。成東~ウォーターガーデン間臨時便を運行中(9月23日まで)
深夜バス:運休
ちばレインボーバス 通常通り運行。
ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。
東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は今日1日より、土休日は通常の土休日ダイヤに復帰。スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、運行を再開している。ウィルス感染対策と関係あるかは解らないが、「TOBU FREE Wi-Fi」は9月いっぱいまで休止。
深夜バス:運休
国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。埼玉スタジアム直行バスは、当面は運行しない。
深夜バス:運休(折り返しが深夜バスとなる便も運休)
西武バス 深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。〔川越100〕系統(本川越駅~川越水上公園)は、今年度は運行しない。メットライフドーム直行バスは、(立川バスも含め)当面は運行しない。
深夜バス:東京都内 運行 埼玉県内 運休
関東バス 全線で、特別ダイヤで運行(一部系統を除く)。
深夜バス:運行
立川バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(深夜ご帰宅バス「楽帰ぃ」は運休)
京王バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
小田急バス 土曜日は通常土曜ダイヤで運行(世田谷〔営〕は、〔下61〕系統は臨時ダイヤ、そのほかの系統は休日ダイヤを継続)。〔渋24・26〕〔向10・13〕各系統、三鷹の森ジブリ美術館路線、みたかシティバスは臨時ダイヤを継続。
深夜バス:運行
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。自由が丘や、田園都市線の駅を発着する系統の一部は、土曜日は土曜ダイヤで運行。
深夜バス:運休
京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。オープントップバスは、1便当たりの乗車人数を最大19人に制限して運行。〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。
深夜バス:運休
KMバス 通常通り運行。
銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は、平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している(予約制)。
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。。
新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉交通 一般路線は通常通り運行。
千葉中央バス 「C-bus」は運休中。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。
深夜バス:運行
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。稲毛海浜公園プールオープンに伴い、9月22日まで、稲毛海岸駅~海浜公園プール間急行便を運行(土休日と8月13~15日)
深夜バス:運行
成田空港交通 一般路線は通常通り運行。
小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。千葉白子急行は(平日・土休日同一ダイヤで、一部減便)。その他の路線は、通常運行に復帰。
日東交通 一般路線は通常通り運行。
館山日東バス 一般路線は通常通り運行。
鴨川日東バス 一般路線は通常通り運行。
平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
あすか交通 一般路線は通常通り運行。
東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。
朝日自動車 通常通り運行。
深夜バス:運休
阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。
国際十王 一般路線は通常通り運行。
関越交通 「水上温泉わくわく号」は、今年度は運行しない。その他の一般路線は通常通り運行。
イーグルバス 小江戸巡回バスは当面の間、土休日も平日ダイヤで運行。
横浜市営 一般路線は通常通り運行。「雨の日臨時便」は運行しない(今月一杯)。7月23日より「BAYSIDE BLUE」が運行を開始している。同時に観光系路線バスの再編成を行い、「ぶらり三渓園バス」は運行を再開(ルートを変更)。「ぶらり赤レンガバス」と「あかいくつ」(Mルート)は廃止。「ピアライン」は、運行時間帯を縮小して運行している。一部の系統は3日より、特別ダイヤまたは土曜ダイヤで運行している(328・345系統(急行)は運休)。
深夜バス:運休
横浜交通開発 通常通り運行。
川崎市営 通常通り運行。等々力スタジアム直行バスは、運行開始が延期になった。
深夜バス:運行
神奈中 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(一部例外の系統あり)。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行(土曜日は運休)
相鉄バス 116系統(神奈中バスとの共同運行)の土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行
臨港バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運休
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
箱根登山バス 定期観光バスは運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。
伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。
富士急行 河口湖~御殿場駅路線は、一部減便。
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。
富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)、「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、運行を開始している(ただし富士山の登山道は、今夏は全て閉鎖)。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、富士山駅~新富士駅路線は運休。大月及び都留地域のハイキングバスは運休。
富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
富士急シティバス 富士宮五合目線は運休。三島駅~富士山二合目(水ヶ塚公園)間は特別ダイヤで運行。8月23日までの毎日、特急・準急合計4往復運転。
富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、鷹岡車庫・富士宮駅~ぐりんぱ路線は全便運休。大石寺路線は再開している。富士駅~吉原中央駅~ぐりんぱ路線は運行再開。1日1往復。8月いっぱいは毎日、9月以降は土休日運行。
山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バス(甲府駅・南アルプス市営駐車場・奈良田~広河原)は登山道閉鎖のため、今年度は運休。
東海バス 定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は一部便の運行を再開している。「彩(いろどり)」は運用しない(動画をフェイスブックで配信中)。ボランティアガイドは当面乗務しない。
JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
なお、今夏は学校の夏休み期間の短縮により、通学対応系統・運行便の運行内容の変更がある事業者がいくつかあるようです。
一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
来週は、緊急事態の発生がなければ運行に関するリリースは少ないと思われるが、土曜日に、各社の運行について書きます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
6日 お台場オリンピックシンボル 点検のため一時中止
(大阪府 225人の感染確認 過去最多)
7日 「徴用」問題 日本製鉄 即時抗告
(大相撲 松ヶ根親方 ウィルス感染 入院)
8日 東京オリンピック 競歩コース 札幌市で気温・湿度調査実施
(全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部 オンライン会議開催 帰省対策協議)
大阪・東京を初めとして連日全国各地で感染者が再び激増して、これも心配材料だが、東北地方は大雨が予想されていて、明日は秋田新幹線区間が、始発から夕方まで運休とアナウンスされています。五城目町では避難勧告も出されているそうで、また豪雨で河川が氾濫・大洪水、なんて事にならないで欲しい。今年の夏はとにかく暑いだけでなく、精神的にしんどくてイヤだ。
№2189 バスマガジンvol.102(講談社ビーシー/講談社)
日曜日の午後から月曜日、また「弾丸旅行」で関西に行ってきました。こんな状況でなんだよ、と言われそうだが。帰りに新幹線〔ひかり〕に乗ったが、5号車の自由席は、名古屋を出た時点で、乗客が14人しかいなかった…。90人座れるのに。こんなの東海道新幹線じゃない。正直ため息が出ました。お盆休みは、どんな事になってしまうのだろうか。この旅行については、また後日書きます。
「バスマガジンvol.102」、先月末に発売になりました。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.102 ジェイアールバス東北
JRバス東北は、初めてだ。同じJRバスでも北海道と九州は2回ずつ、関東と中国も取り上げられているのだが。
(他に東海・四国がまだ)
表紙にもなっている、二戸駅前のエルガミオ、私も同じく二戸駅前で撮影して、本体でも公開しました(実際に乗車もしている)。
一般の路線はやはり会社発足時と比較して大幅に減少し、秋田・山形・宮城県は、普通の路線バスはなくなってしまった。残った路線は、著名な観光地へ向かうため、比較的長距離の路線も多く、貸切・高速タイプが多数使われているのが特徴的だろうか。ただ、JRバス東北では最大の観光地だった十和田湖もかなり縮小してしまった。国鉄時代の〔みずうみ号〕は指定券を必要としていたほどだったし、秋田の十和田南へ抜けられる路線もあったのに。下北の路線は他のJRバス路線からはかなり離れた地点で、仙台行夜行バスも比較的短期間になくなり、他のJRバスからは孤立した感もあるので、今後はやや心配。
青森駅~青森空港間の空港バスは、JRバス単独としては、唯一の空港バス(他に広島空港に中国JRバスが入るが、他社との共同運行)。写真を見る限りは、他路線との共同運行なのだろうか。
受託運行する仙台市営バスの写真もあるが、二戸の市営バスについては触れられていない。白ナンバーの自家用登録車をJRバスが運行を受託しているようだったが、現在はどうなっているのだろうか。仙台の市営バスは出す必要はないと思ったが、JRバスオリジナル車が教習車として、七北田に常駐しているようだ。しかも緑ナンバーだね。仙台からの古川や角田方面への一般路線は廃止になって久しいし、乗客を乗せないなら白ナンバーに変えても良さそうなものだが、(JRバス東北に限らず)この辺は、どのような判断になっているのだろうか。
今後はやはり、仙台を中心とした高速バスが、経営の中心になっていくのだろうか。当然、新型コロナウィルス感染禍の影響はJRバス東北でも避けられず、高速バスも運休や減便が多数出ているし、十和田湖などの観光路線も、今後はちょっと心配です。特にインバウンドがいなくなってしまっているから…。
移籍バスの行方を追跡
東急バスの第2回で、1990年代後半以降。ハイブリッド車も移籍しているのか。元々宗谷バス自身がハイブリッド車を運行していたので受け入れやすかったのだろうが。最初期の2台というと、東山田〔営〕に入った2005(H17)年式だろうか。神奈中(舞岡)、JR東海バス(瀬戸)と同期だ。
低床化の時代の車両でも、相変わらず譲渡先が、北は稚内から南が沖縄と、幅広いなあ。沿岸バスが、UD+西工車体で違和感ありあり。後は岡山の八晃運輸に中型車が2台移籍しているが、両備グループとの確執は、バス事業の在り方にも関わる一大事として全国的にも報道されている。この2台の運命はどうなるのだろうか。
東急バスは、近年は小型車(リエッセ、エアロミディME、ポンチョなど)の導入も見られるが、移籍例はまだないのだろうか。トランセ代官山循環線のローザとかもあったが、移籍があるとしたら、次回で取り上げてもらえるのだろうか。
イーグルバス×オノエンジニアリング
イーグルバスの「小江戸循環バス」は6月19日に運行を再開したが、同時にオノエンジニアリングのEVベースのボンネットバスが運行を開始しました。本来は3月28日の「川越まつり」の日に合わせてデビューさせたかったようだが。バス趣味誌では「バスマガジン」が一番最初になりました。
イーグルバス公式Webでも、パワーポイントを使用した特設ページを開設していて、力が入っているのが解ります。ただ、現状はまだ、土休日も平日ダイヤでの運行(便数が少ない)だが、平日ダイヤでも最低3台、土休日ダイヤになった場合は、4台以上が必要になります。今後増車もありうる、と期待していいのか。
登録番号は、青が「川越230あ6666」、赤が「川越230か7777」だが、どのような意味があるのか。どこにも記されていなかった。
川越は比較的近くだから、早いうちに乗りに行ってみようかと思うが、EVをベースにオリジナル色がある車体を架装できるのなら、今後この手のバスでは、かなりの可能性があるのではないか。インバウンドが戻ってきて、中国の人々が何と評価するか、聞いてみたいけれどねえ。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.34 栃木県
前号の予告(長野県)とは、また違っている…。
栃木県は2007(H19)年のvol.23以来で13年ぶりだが、構図はだいぶ変わった。何より、最大手の関東自動車と、県内№2だった東野交通が、ともにみちのりHDの傘下になった上に、2年前に合併したというのが、とても大きい。またJRバス関東は、13年前には烏山にも路線があったが(かつては茨城県の常陸大宮まで路線が繋がっていた)、現在は廃止。
東武バス日光は、昨今は「世界遺産めぐり循環バス」とか、軌道線電車をモチーフにしたバスとか、ユニークな車両もあるが、一般路線で中禅寺湖・湯元温泉へ行くバスは、今はどうなっているのだろうか。首都圏からの貸切車の転用が多かったのが、近年はワンステップ車の直接導入で体質改善が図られているようだ。
しおや交通が運行している日光市営バスは緑ナンバーだが、先日、わたらせ渓谷鉄道からの乗り継ぎで、足尾→日光駅間で同じ日光市営バスに乗った(JTB時刻表にも掲載あり)けれど、こちらは白ナンバー(日光交通が受託しているらしい)でした。日光市は「平成の大合併」の結果、範囲がとてつもなく広くなり(足尾から、野岩鉄道の男鹿高原駅付近、福島県境までが日光市)、しおや交通の路線は旧栗山村営、私が乗った路線は旧足尾町営の路線、という出自の違いが出てくるのだが、同じ市のバスだったら、「緑」か「白」、どちらかに統一すべきだと思う。
一般路線で県外資本の入り込みは、もうないか。遠い昔は、福島交通が那須に、会津バスが鬼怒川に入っていたらしいが。後は季節運行になるが、関越交通が金精峠を越えて、中禅寺温泉に乗り入れるようになったが、それだけか。観光路線も、なんとか元気を出して欲しいが、現状は苦しそうというのは、日光中心部の街並みの様子をみて感じてきたところです。修学旅行の小学生もいないし。
ご多分に漏れず利用者は、全権的には減少に歯止めがかかっていないようだが、それでもJR宇都宮駅から大通りを経て、東武宇都宮駅方向に向かう区間は多数の路線が集まっている事もあって、少なくとも便数は少なくない。群馬(高崎・前橋あたり)よりは、活気が感じられると思う。だからLRTの計画も、実現に向けて動き出せるのではないか。一時は関東自動車が懸念を示した事もあったが、その関東自動車も新LRT会社に出資しているし、関東自動車、JRバス、新LRT会社で共通ICカード(Suicaのシステムらしい)を導入するともリリースされているので、いい方向に行けると思う。ここでもウィルス感染禍の影響が心配だが、LRTを中心とした公共交通網の再編成が成功し、栃木県内、そして日本全国の都市交通に好インパクトを与えて欲しいと思います。ただ全県レベルでいうと、宇都宮一極集中の傾向は気になる。有力な都市のはずで、東京からも決して遠くない(少なくとも宇都宮よりは近い)栃木市や小山市あたりは、ややバスの元気がない気がするが、どうだろう。
関東自動車は、「壬生シスターズ」ラッピング車は出して欲しかったかな。
鈴木文彦が斬る!バスのいま 第28回
今回もパンデミック状況下のバス業界のサバイバルになるのは、致し方ない。現状で心配なのは、夏休みに入ってお盆も間近だというのに、感染者が全国的に再び増えてきている事もあって、高速バスで再度運休・減便、あるいは運行再開が延期になっている路線が少なくないという事。地方の県の知事の帰省の自粛の要請も相次いでいるし。東海バス「三島ライナー」も、明日6日から再度運休になるし、夏休みが終わっても、運行が元に戻らない路線が相当数出てくるのではないか。マイカーへの転移も心配だし、このまま廃止という路線も出てくるだろう。既に小湊鐵道の大多喜~羽田空港・品川線も、運行を再開しないまま9月いっぱいで廃止、とリリースを出しています(元々利用が定着していなかったのかも知れないが)。お盆の輸送状況は、バス以外も含めて注視すべきだろう。
一般路線は、特に深夜時間帯の運行は、(ドライバー不足もあって)大幅な見直しが行われる公算が大。深夜バス・深夜急行バスは縮小が進むのではないか。鉄道でさえ、JR東日本が最終電車の繰り上げを検討していると明らかにしているくらいなので。
結局前号の繰り返しになってしまうのだが、公的な支援も必要だが、バス業界はウィルス感染禍より前からドライバー不足などで減便が相次いだりしていて、体力を相当消耗している事業者が、大手でさえも少なくない。事業者サイドから、業界の外部まで含めた、大幅な経営形態・事業形態の再編成を仕掛ける事も、必要な時期になって来るのではないだろうか。
これも一部繰り返しになるが、多少希望的な観測としては、①関越や軽井沢のような事故を起こしかねない「ブラック事業者」は、自然に淘汰されるだろう。②感染症防止対策として、ICカードの普及が、地方部でもある程度は進むかも知れない。大手私鉄などの資本が入っている所は特に。
とにかくバスに限らず、交通とは「移動のニーズ」があればこそのシステム、移動の手段を売るのが交通ビジネス、しかし、ウィルス感染は、人の行動・移動に連動して起こるもの。当然両社は相容れない。ウィルス感染禍がどうにか改善しないと、バスに限らず交通業界全体が共倒れになってしまう。まして「緊急事態宣言」が再度発出されるようだと、本当に息の根を止められる事業者が、大手クラスでも相当数出てくる恐れがあります。何とかしないといけない。
(左最前部シートは、関東でも神奈中バスは再度、利用できるようになっているようだ。他は未確認)
終点の情景を求めて
函館バスの恵山御崎。全線は申し訳ないが乗り通した事はないが、途中、函館空港のウォッチングスポットに近いバス停を経由するので、根崎の地域までは利用した事がある。ただ恥ずかしながら、旧国鉄未成線の跡の存在は、比較的最近まで知りませんでした。
この路線は、日ノ浜団地で、椴法華方面への路線から分岐するらしい。椴法華方面は、途中で乗り継ぐと函館本線の鹿部方面へ抜けられるので、こちらも魅力的だが、本数が少ないのが、難点だなあ。
(日ノ浜団地は、元の函館バスの出張所なのか。区間運転便の発着場所としては中途半端なバス停名だと思ったのだが)
平成初期のバスを振り返る
サンデン交通。「ふくふく」のダブルデッカー車は乗った事があるが、東京⇔山口は、バスレベルでも需要が大きくなかったのだろうか。ANAと総代理店の契約をしているので、山口宇部空港まで自社のバス、そこから東京まではANAでどうぞ、と割り切っているのだろうか。地盤となる下関は九州と結びつきが強いので、本州よりは北九州・福岡へ、という事になるのだろう。旧山陽急行バスは残念ながら生で見た事がなかったが、正面の五角形の区間表示板が、サンデンのみならず、昭和後期のローカル長距離バスの黄金時代を象徴している気がします。下関も、最近は全然行っていないなあ。カラーリングも変わり、顔触れも変わっているので、一度時間を作って、ガンガン撮りたいと思っているが、いつの事になるのだろうか?
次号は、「バス会社」は越後交通、「県別」は静岡県を予定。予告にはないが、横浜市の「BAYSIDE BLUE」が7月23日に運行を開始していて、一般のお客さんが乗れるハイブリッド連節バスは初(運行が延期になっている間にJRバス関東に先を越されたが、JR東日本の社員輸送用で、一般の乗客は利用できない)なので、大きくとりあげられる事になるのではないでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 北陸・東北南部 梅雨明け
(沖縄 美ら海水族館 感染拡大で臨時休館)
3日 CoCo壱番屋 インドに初出店
(東京都 酒提供飲食店 営業時間短縮を要請)
4日 国民民主党玉木代表 立憲民主党との合流協議 党首会談呼びかけ
(「100か国で教育システム混乱」国連指摘 学校早期再開呼びかけ)
5日 「田澤ルール」撤廃 選手会 NPBに申し入れ
(シャープ 3か月間決算36%減少 テレワーク普及でコピー機トナー販売減少)
ベイルートの爆発は、当然ながら「リアル」だったですねえ。カルロス・ゴーンが逃げ込んだところでもあり、邸宅も被害に遭ったそうだが、今の、少なくとも普通の日本の国民には、日本を逃げ出した人物の行方を気にする余裕なぞない。我が身と自由な暮らしの防衛の方が、はるかに一大事だ。
「バスマガジンvol.102」、先月末に発売になりました。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.102 ジェイアールバス東北
JRバス東北は、初めてだ。同じJRバスでも北海道と九州は2回ずつ、関東と中国も取り上げられているのだが。
(他に東海・四国がまだ)
表紙にもなっている、二戸駅前のエルガミオ、私も同じく二戸駅前で撮影して、本体でも公開しました(実際に乗車もしている)。
一般の路線はやはり会社発足時と比較して大幅に減少し、秋田・山形・宮城県は、普通の路線バスはなくなってしまった。残った路線は、著名な観光地へ向かうため、比較的長距離の路線も多く、貸切・高速タイプが多数使われているのが特徴的だろうか。ただ、JRバス東北では最大の観光地だった十和田湖もかなり縮小してしまった。国鉄時代の〔みずうみ号〕は指定券を必要としていたほどだったし、秋田の十和田南へ抜けられる路線もあったのに。下北の路線は他のJRバス路線からはかなり離れた地点で、仙台行夜行バスも比較的短期間になくなり、他のJRバスからは孤立した感もあるので、今後はやや心配。
青森駅~青森空港間の空港バスは、JRバス単独としては、唯一の空港バス(他に広島空港に中国JRバスが入るが、他社との共同運行)。写真を見る限りは、他路線との共同運行なのだろうか。
受託運行する仙台市営バスの写真もあるが、二戸の市営バスについては触れられていない。白ナンバーの自家用登録車をJRバスが運行を受託しているようだったが、現在はどうなっているのだろうか。仙台の市営バスは出す必要はないと思ったが、JRバスオリジナル車が教習車として、七北田に常駐しているようだ。しかも緑ナンバーだね。仙台からの古川や角田方面への一般路線は廃止になって久しいし、乗客を乗せないなら白ナンバーに変えても良さそうなものだが、(JRバス東北に限らず)この辺は、どのような判断になっているのだろうか。
今後はやはり、仙台を中心とした高速バスが、経営の中心になっていくのだろうか。当然、新型コロナウィルス感染禍の影響はJRバス東北でも避けられず、高速バスも運休や減便が多数出ているし、十和田湖などの観光路線も、今後はちょっと心配です。特にインバウンドがいなくなってしまっているから…。
移籍バスの行方を追跡
東急バスの第2回で、1990年代後半以降。ハイブリッド車も移籍しているのか。元々宗谷バス自身がハイブリッド車を運行していたので受け入れやすかったのだろうが。最初期の2台というと、東山田〔営〕に入った2005(H17)年式だろうか。神奈中(舞岡)、JR東海バス(瀬戸)と同期だ。
低床化の時代の車両でも、相変わらず譲渡先が、北は稚内から南が沖縄と、幅広いなあ。沿岸バスが、UD+西工車体で違和感ありあり。後は岡山の八晃運輸に中型車が2台移籍しているが、両備グループとの確執は、バス事業の在り方にも関わる一大事として全国的にも報道されている。この2台の運命はどうなるのだろうか。
東急バスは、近年は小型車(リエッセ、エアロミディME、ポンチョなど)の導入も見られるが、移籍例はまだないのだろうか。トランセ代官山循環線のローザとかもあったが、移籍があるとしたら、次回で取り上げてもらえるのだろうか。
イーグルバス×オノエンジニアリング
イーグルバスの「小江戸循環バス」は6月19日に運行を再開したが、同時にオノエンジニアリングのEVベースのボンネットバスが運行を開始しました。本来は3月28日の「川越まつり」の日に合わせてデビューさせたかったようだが。バス趣味誌では「バスマガジン」が一番最初になりました。
イーグルバス公式Webでも、パワーポイントを使用した特設ページを開設していて、力が入っているのが解ります。ただ、現状はまだ、土休日も平日ダイヤでの運行(便数が少ない)だが、平日ダイヤでも最低3台、土休日ダイヤになった場合は、4台以上が必要になります。今後増車もありうる、と期待していいのか。
登録番号は、青が「川越230あ6666」、赤が「川越230か7777」だが、どのような意味があるのか。どこにも記されていなかった。
川越は比較的近くだから、早いうちに乗りに行ってみようかと思うが、EVをベースにオリジナル色がある車体を架装できるのなら、今後この手のバスでは、かなりの可能性があるのではないか。インバウンドが戻ってきて、中国の人々が何と評価するか、聞いてみたいけれどねえ。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.34 栃木県
前号の予告(長野県)とは、また違っている…。
栃木県は2007(H19)年のvol.23以来で13年ぶりだが、構図はだいぶ変わった。何より、最大手の関東自動車と、県内№2だった東野交通が、ともにみちのりHDの傘下になった上に、2年前に合併したというのが、とても大きい。またJRバス関東は、13年前には烏山にも路線があったが(かつては茨城県の常陸大宮まで路線が繋がっていた)、現在は廃止。
東武バス日光は、昨今は「世界遺産めぐり循環バス」とか、軌道線電車をモチーフにしたバスとか、ユニークな車両もあるが、一般路線で中禅寺湖・湯元温泉へ行くバスは、今はどうなっているのだろうか。首都圏からの貸切車の転用が多かったのが、近年はワンステップ車の直接導入で体質改善が図られているようだ。
しおや交通が運行している日光市営バスは緑ナンバーだが、先日、わたらせ渓谷鉄道からの乗り継ぎで、足尾→日光駅間で同じ日光市営バスに乗った(JTB時刻表にも掲載あり)けれど、こちらは白ナンバー(日光交通が受託しているらしい)でした。日光市は「平成の大合併」の結果、範囲がとてつもなく広くなり(足尾から、野岩鉄道の男鹿高原駅付近、福島県境までが日光市)、しおや交通の路線は旧栗山村営、私が乗った路線は旧足尾町営の路線、という出自の違いが出てくるのだが、同じ市のバスだったら、「緑」か「白」、どちらかに統一すべきだと思う。
一般路線で県外資本の入り込みは、もうないか。遠い昔は、福島交通が那須に、会津バスが鬼怒川に入っていたらしいが。後は季節運行になるが、関越交通が金精峠を越えて、中禅寺温泉に乗り入れるようになったが、それだけか。観光路線も、なんとか元気を出して欲しいが、現状は苦しそうというのは、日光中心部の街並みの様子をみて感じてきたところです。修学旅行の小学生もいないし。
ご多分に漏れず利用者は、全権的には減少に歯止めがかかっていないようだが、それでもJR宇都宮駅から大通りを経て、東武宇都宮駅方向に向かう区間は多数の路線が集まっている事もあって、少なくとも便数は少なくない。群馬(高崎・前橋あたり)よりは、活気が感じられると思う。だからLRTの計画も、実現に向けて動き出せるのではないか。一時は関東自動車が懸念を示した事もあったが、その関東自動車も新LRT会社に出資しているし、関東自動車、JRバス、新LRT会社で共通ICカード(Suicaのシステムらしい)を導入するともリリースされているので、いい方向に行けると思う。ここでもウィルス感染禍の影響が心配だが、LRTを中心とした公共交通網の再編成が成功し、栃木県内、そして日本全国の都市交通に好インパクトを与えて欲しいと思います。ただ全県レベルでいうと、宇都宮一極集中の傾向は気になる。有力な都市のはずで、東京からも決して遠くない(少なくとも宇都宮よりは近い)栃木市や小山市あたりは、ややバスの元気がない気がするが、どうだろう。
関東自動車は、「壬生シスターズ」ラッピング車は出して欲しかったかな。
鈴木文彦が斬る!バスのいま 第28回
今回もパンデミック状況下のバス業界のサバイバルになるのは、致し方ない。現状で心配なのは、夏休みに入ってお盆も間近だというのに、感染者が全国的に再び増えてきている事もあって、高速バスで再度運休・減便、あるいは運行再開が延期になっている路線が少なくないという事。地方の県の知事の帰省の自粛の要請も相次いでいるし。東海バス「三島ライナー」も、明日6日から再度運休になるし、夏休みが終わっても、運行が元に戻らない路線が相当数出てくるのではないか。マイカーへの転移も心配だし、このまま廃止という路線も出てくるだろう。既に小湊鐵道の大多喜~羽田空港・品川線も、運行を再開しないまま9月いっぱいで廃止、とリリースを出しています(元々利用が定着していなかったのかも知れないが)。お盆の輸送状況は、バス以外も含めて注視すべきだろう。
一般路線は、特に深夜時間帯の運行は、(ドライバー不足もあって)大幅な見直しが行われる公算が大。深夜バス・深夜急行バスは縮小が進むのではないか。鉄道でさえ、JR東日本が最終電車の繰り上げを検討していると明らかにしているくらいなので。
結局前号の繰り返しになってしまうのだが、公的な支援も必要だが、バス業界はウィルス感染禍より前からドライバー不足などで減便が相次いだりしていて、体力を相当消耗している事業者が、大手でさえも少なくない。事業者サイドから、業界の外部まで含めた、大幅な経営形態・事業形態の再編成を仕掛ける事も、必要な時期になって来るのではないだろうか。
これも一部繰り返しになるが、多少希望的な観測としては、①関越や軽井沢のような事故を起こしかねない「ブラック事業者」は、自然に淘汰されるだろう。②感染症防止対策として、ICカードの普及が、地方部でもある程度は進むかも知れない。大手私鉄などの資本が入っている所は特に。
とにかくバスに限らず、交通とは「移動のニーズ」があればこそのシステム、移動の手段を売るのが交通ビジネス、しかし、ウィルス感染は、人の行動・移動に連動して起こるもの。当然両社は相容れない。ウィルス感染禍がどうにか改善しないと、バスに限らず交通業界全体が共倒れになってしまう。まして「緊急事態宣言」が再度発出されるようだと、本当に息の根を止められる事業者が、大手クラスでも相当数出てくる恐れがあります。何とかしないといけない。
(左最前部シートは、関東でも神奈中バスは再度、利用できるようになっているようだ。他は未確認)
終点の情景を求めて
函館バスの恵山御崎。全線は申し訳ないが乗り通した事はないが、途中、函館空港のウォッチングスポットに近いバス停を経由するので、根崎の地域までは利用した事がある。ただ恥ずかしながら、旧国鉄未成線の跡の存在は、比較的最近まで知りませんでした。
この路線は、日ノ浜団地で、椴法華方面への路線から分岐するらしい。椴法華方面は、途中で乗り継ぐと函館本線の鹿部方面へ抜けられるので、こちらも魅力的だが、本数が少ないのが、難点だなあ。
(日ノ浜団地は、元の函館バスの出張所なのか。区間運転便の発着場所としては中途半端なバス停名だと思ったのだが)
平成初期のバスを振り返る
サンデン交通。「ふくふく」のダブルデッカー車は乗った事があるが、東京⇔山口は、バスレベルでも需要が大きくなかったのだろうか。ANAと総代理店の契約をしているので、山口宇部空港まで自社のバス、そこから東京まではANAでどうぞ、と割り切っているのだろうか。地盤となる下関は九州と結びつきが強いので、本州よりは北九州・福岡へ、という事になるのだろう。旧山陽急行バスは残念ながら生で見た事がなかったが、正面の五角形の区間表示板が、サンデンのみならず、昭和後期のローカル長距離バスの黄金時代を象徴している気がします。下関も、最近は全然行っていないなあ。カラーリングも変わり、顔触れも変わっているので、一度時間を作って、ガンガン撮りたいと思っているが、いつの事になるのだろうか?
次号は、「バス会社」は越後交通、「県別」は静岡県を予定。予告にはないが、横浜市の「BAYSIDE BLUE」が7月23日に運行を開始していて、一般のお客さんが乗れるハイブリッド連節バスは初(運行が延期になっている間にJRバス関東に先を越されたが、JR東日本の社員輸送用で、一般の乗客は利用できない)なので、大きくとりあげられる事になるのではないでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 北陸・東北南部 梅雨明け
(沖縄 美ら海水族館 感染拡大で臨時休館)
3日 CoCo壱番屋 インドに初出店
(東京都 酒提供飲食店 営業時間短縮を要請)
4日 国民民主党玉木代表 立憲民主党との合流協議 党首会談呼びかけ
(「100か国で教育システム混乱」国連指摘 学校早期再開呼びかけ)
5日 「田澤ルール」撤廃 選手会 NPBに申し入れ
(シャープ 3か月間決算36%減少 テレワーク普及でコピー機トナー販売減少)
ベイルートの爆発は、当然ながら「リアル」だったですねえ。カルロス・ゴーンが逃げ込んだところでもあり、邸宅も被害に遭ったそうだが、今の、少なくとも普通の日本の国民には、日本を逃げ出した人物の行方を気にする余裕なぞない。我が身と自由な暮らしの防衛の方が、はるかに一大事だ。
№2188 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.17
27日、「青春18きっぷ」を1日分使って、久留里線・鹿島線・水郡線(常陸太田支線)(それと別払いの鹿島臨海鉄道)に乗ってきました。どの列車も通学、または帰宅の学生が多かったですねえ。やはり夏休みが短縮されて、授業があったのでしょう。仲間内で(マスク越しだが)結構ペチャクチャオシャベリしていたけれど、お友達が感染しているんじゃないの?と疑ってかかるのは、イヤだよねえ。ともかく乗り物は皆、今日も走り続けています。いくらウィルス感染者が激増しようとも。
首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日7月31日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
赤い文字は、この一週間の間の新しいリリースです。なおこれ以外に、大半のバス事業者でお盆の時期の運行内容がリリースされています。
*** 鉄道 ***
JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。臨時列車は、7~9月の運行分が発表。「のってたのしい列車」は、順次運行を再開。サービスやイベントは、一部取りやめや制限が行われる。大曲花火大会(8月28日~30日)関連の臨時列車は、大会延期のため、全て取りやめ。
JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は、8月は前年比97%設定。お盆期間(7~17日)中は前年比103%、8月16日は過去最多の455本を運行予定。御殿場線の普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
東京メトロ 通常通り運行。
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。「京成電鉄 夏休みチャレンジミッション」を実施。8月31日まで。
東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。「SL大樹」は、当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。
西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急など一般列車は通常通り運行。特急「スタジアムエクスプレス」(西武球場前→池袋)は、8月の運行は11日~16日(楽天6連戦)、25~27日(日本ハム3連戦)。「52席の至福×ありがとうとしまえん」を8月18日運行。
京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は通常通り運行。そのほかの一般列車は通常通り運行。
小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕を運行。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転。「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE 第3新東京市スタンプラリー」を、9月30日まで実施。箱根登山鉄道色の1000形4連1編成を、8月いっぱい、小田急の全線で運用する。一般小田急色の6連と連結した10連で運転。8月10日、医療従事者への感謝の一環として「Thank you プロジェクト」を実施、その一環でMSE(車体がブルーだから)を使用した特別列車「Thank you ロマンスカー」を、小田急線全線で運行する。
東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。「親子でめぐろう!東急線電車スタンプラリー」は、今夏は実施しない。
京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は運休している。土休日の一部快特の「ウイングシート」は、サービスを再開している。車内での取り扱いを開始(この場合の料金は500円)。
相鉄 通常通り運行。
りんかい線 通常通り運行。
つくばエクスプレス 通常通り運行。
関東鉄道 通常通り運行。
新京成 通常通り運行。
北総 通常通り運行。
東葉高速 通常通り運行。
東京モノレール 通常通り運行。ラッピングトレインは運用を公表していない。
ゆりかもめ 通常通り運行。
多摩都市モノレール 通常通り運行。
舞浜リゾートライン 通常通り運行。
千葉都市モノレール 通常通り運行。
埼玉高速鉄道 通常通り運行。今日1日のJリーグ輸送は、試合開始前に下り5本、終了後に4本の臨時列車を運行(7月12日と同じ内容)。
埼玉新都市交通 通常通り運行。
横浜市営地下鉄 通常通り運行。
横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。土休日は混雑緩和のため、当面の間、日中5分間隔で運転。
湘南モノレール 通常通り運行。
江ノ電 通常通り運行。
箱根登山 通常通り運行。
伊豆箱根 駿豆線・大雄山共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。「HAPPY PARTY TRAIN」も含め、運用は公表していない。5日より、位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」とのコラボ企画を実施(11月5日まで)。
伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は使用停止。「黒船電車」には31日まで「ロイヤルボックス」車を連結(普通乗車券・ICカード等のみで乗車可)。
富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は3往復とも運行)。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定していない。「バンドリ!」ラッピング電車を運行中(9月6日まで予定)。
小湊鐵道 通常通り運行。
いすみ鉄道 通常通り運行。
銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。
秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行(今日1日より、平日と土休日で別になる)。「ELパレオエクスプレス」の運行を開始。9月27日までの土休日(8月29・30日を除く)と8月20日運行。「SLパレオエクスプレス」はSLの全般検査のため、元々今年の運行計画はない。
*** バス ***
深夜バス(主に23時台以降、運賃を倍額にして運行されるバス)の運行を、別に記しました。ただし、事業者によって表記内容が結構異なり(はっきり「深夜バスは運行(運休)」と書く所もあれば、時刻表を見ないと解らない所もある)、私の解釈で記した所もあるので、違う部分もあるかも知れません。その点はご容赦ください。
東京都営 通常通り運行。「おでかけパスもキャンペーン」は、今年は中止。
深夜バス:運行
日立自動車交通 通常通り運行。
京成バス 中山競馬場のアクセスのバスは引き続き運休(次のレース開催は9月12日)。ZOZOマリンスタジアム臨時直通バスは運行。その他の一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、高速バスの浜松町バスターミナル乗り入れが9月30日を持って終了(貿易センタービル建て替えによるバスターミナル閉鎖のため。共同運行他社も含む)。
深夜バス:運行
京成タウンバス 通常通り運行。
京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。成東~ウォーターガーデン間臨時便を運行中(9月23日まで)
深夜バス:運休
ちばレインボーバス 通常通り運行。
ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。
東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は今日1日より、土休日は通常の土休日ダイヤに復帰。スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、今日1日から運行再開。ウィルス感染対策と関係あるかは解らないが、「TOBU FREE Wi-Fi」は今日から9月いっぱいの間休止。
深夜バス:運休
国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。埼玉スタジアム直行バスは、当面は運行しない。
深夜バス:運休(折り返しが深夜バスとなる便も運休)
西武バス 深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。〔川越100〕系統(本川越駅~川越水上公園)は、今年度は運行しない。メットライフドーム直行バスは、当面は運行しない。
深夜バス:東京都内 運行 埼玉県内 運休
関東バス 全線で、特別ダイヤで運行(一部系統を除く)。
深夜バス:運行
立川バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(深夜ご帰宅バス「楽帰ぃ」は運休)
京王バス 一般路線は通常通り運行。調布・世田谷エリアでは今日1日より、土曜日のみダイヤ改正。
深夜バス:運行
小田急バス 土曜日は通常土曜ダイヤで運行(世田谷〔営〕は、〔下61〕系統は臨時ダイヤ、そのほかの系統は休日ダイヤを継続)。〔渋24・26〕〔向10・13〕各系統、三鷹の森ジブリ美術館路線、みたかシティバスは臨時ダイヤを継続。
深夜バス:運行
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。自由が丘や、田園都市線の駅を発着する系統の一部は、土曜日は土曜ダイヤで運行。なお、夜行高速バス・渋谷~今治線の運行再開は、延期。
深夜バス:運休
京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。オープントップバスは運行を再開。1便当たりの乗車人数を最大19人に制限。〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。なお、夜行高速バス〔キャメル〕は、「鳥取県版新型コロナ警報」発令に伴い、当面の間運休。
深夜バス:運休
KMバス 通常通り運行。
銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は、平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している(予約制)。
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。。
新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは通常通り運行。前原線、津田沼線は今日1日にダイヤ改正を実施。
深夜バス:運行
千葉交通 一般路線は通常通り運行。
千葉中央バス 「C-bus」は運休中。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。
深夜バス:運行
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。稲毛海浜公園プールオープンに伴い、今日から9月22日まで、稲毛海岸駅~海浜公園プール間急行便を運行(土休日と8月13~15日)
深夜バス:運行
成田空港交通 一般路線は通常通り運行。
小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。千葉白子急行は(平日・土休日同一ダイヤで、一部減便)。その他の路線は、通常運行に復帰。なお、高速バス大多喜~羽田空港・品川線は運行を再開しないまま、9月30日を持って廃止となる。
日東交通 一般路線は通常通り運行。
館山日東バス 一般路線は通常通り運行。
鴨川日東バス 一般路線は通常通り運行。
平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
あすか交通 一般路線は通常通り運行。
東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。
朝日自動車 通常通り運行。
深夜バス:運休
阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。
国際十王 一般路線は通常通り運行。
関越交通 「水上温泉わくわく号」は、今年度は運行しない事になった。その他の一般路線は通常通り運行。上毛高原駅・沼田駅~たんばらラベンダーパークシャトルバスを、6日まで運行。
イーグルバス 小江戸巡回バスは当面の間、土休日も平日ダイヤで運行。アジアスター社EVベースのボンネットバスの運行を開始。
横浜市営 一般路線は通常通り運行。「雨の日臨時便」は運行しない(今月一杯)。23日より「BAYSIDE BLUE」が運行を開始している。同時に観光系路線バスの再編成を行い、「ぶらり三渓園バス」は運行を再開(ルートを変更)。「ぶらり赤レンガバス」と「あかいくつ」(Mルート)は廃止。「ピアライン」は、運行時間帯を縮小して運行している。一部の系統は3日より、特別ダイヤまたは土曜ダイヤで運行(328・345系統(急行)は運休)。
深夜バス:運休
横浜交通開発 通常通り運行。
川崎市営 通常通り運行。等々力スタジアム直行バスは、運行開始が延期になった。
深夜バス:運行
神奈中 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(一部例外の系統あり)。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行(土曜日は運休)
相鉄バス 116系統(神奈中バスとの共同運行)の土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行
臨港バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運休
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
箱根登山バス 定期観光バスは運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。
伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。小田原駅~箱根園路線はウィルス感染禍とは関係なく、地滑り警戒のため元箱根経由で運行しており、大涌谷・元箱根は経由しない。
富士急行 河口湖~御殿場駅路線は、一部減便。
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。
富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)、「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、運行を開始している(ただし富士山の登山道は、今夏は全て閉鎖)。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、富士山駅~新富士駅路線は運休。大月及び都留地域のハイキングバスは運休。
富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
富士急シティバス 富士宮五合目線は運休。三島駅~富士山二合目(水ヶ塚公園)間は特別ダイヤで運行。8月23日までの毎日、特急・準急合計4往復運転。
富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、鷹岡車庫・富士宮駅~ぐりんぱ路線は全便運休。大石寺路線は再開している。富士駅~吉原中央駅~ぐりんぱ路線は、23日より運行再開。1日1往復。8月いっぱいは毎日、9月以降は土休日運行。
山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バス(甲府駅・南アルプス市営駐車場・奈良田~広河原)は登山道閉鎖のため、今年度は運休。
東海バス 定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は一部便の運行を再開している。「彩(いろどり)」は運用しない(動画をフェイスブックで配信中)。ボランティアガイドは当面乗務しない。
JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
なお、今夏は学校の夏休み期間の短縮により、通学対応系統・運行便の運行内容の変更がある事業者がいくつかあるようです(確認している所では山梨交通)。
一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
JR東日本は30日、2020年度第一四半期が1,553億円と過去最大の赤字になったと発表した上、来春には運賃改定に加え、最終電車の時刻を早める事を検討するとしました。元々人員不足の問題があったし、現状は夜間の需要が減少しているようでもあるので。どの程度のものになるか、実際には具体的な計画を見なければならないが、少なくとも午前1時を過ぎての運行は、取りやめになりそうな気がします(始発駅を0時台前半くらいに出発、までか)。既にJR西日本において、ウィルス感染禍より前から、来春の終電繰り上げを行うのではないかとのウワサも出ているし、このJR東日本の発表を聞いて、大手私鉄や地下鉄も追従する事になると思われます。当然、電車から接続するバス路線の、特に深夜バスの運行にも影響が出るでしょう。バスに関してはとりあえず、お盆休みが終わったらどうなるのか、動向を注視したいと思います。とにかく感染が、どうにか収まらないと…。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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小田急電鉄は昨日、2020年度の設備投資計画を発表しました。去年より3か月遅い発表。5000形は4編成増備し、30000形「EXE」は1編成を「α」に改造(既に改造済みで、運用に入っている)。1000形は10連×1をリニューアル。駅舎は参宮橋と片瀬江ノ島をリニューアル(片瀬江ノ島は先月、駅舎が完成している)。ホームドアは、下北沢1・2番ホーム(各停ホーム)、登戸1・2番ホーム(下りホーム)で、今年度中に稼働開始。なお、新百合ヶ丘は「大規模改良工事のため」設置時期未定となったが(去年は2022年度までに設置としていた)、横浜市営ブルーライン受け入れのためだろう。「ロマンスカーミュージアム」は来春開業予定だが、その通りに行って欲しいけれどねえ。投資総額265億円は昨年度より62億円少ないが、新型コロナウィルス感染禍の影響があるのだろうか。
ピーチが今日、成田~釧路線を就航させました。しかし、LCCは世界どこでも、苦しいだろうねえ。できるだけ搭乗率を上げるという、LCCの基本的なビジネスモデルが、しばらくは成り立たないので。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
31日 香港 立法会議員選挙 1年延期発表
(6000万人分ワクチン供給 米ファイザー社と合意 加藤厚労相発表)
1日 御嶽山 王滝村側山頂 6年ぶり登山規制解
(歌舞伎座 5か月ぶり公演再開)
先日撮ってきた、江ノ電2000形の行先表示をご覧頂こうと思います。更新後の2000形では、1000形更新車と同様フルカラーLEDで、イラストも(2種類を交互に)出すようになっています。これは花火。今年はおそらく、全国ほとんど全ての花火大会が中止なので(江の島は去年も警備上の理由で中止になっていて、今年も元々開催は微妙だったようだが)、せめてこの程度のイラストででも、花火大会ムードを、少しは感じたいと思います。
来週は、水曜日と土曜日に更新します。9日から、平成の鉄道を回顧する企画を始めます。