№3055 相模線で感じた疑問

 前々から予告している「神奈川の駅を全部撮る!PART2」が遅れに遅れて申し訳ないが、今日は休日、JR相模線の駅を一気に撮ってきました。
 通院を挟んだ事もあるが、7時前に茅ケ崎を出て、橋本に着いたのは14時過ぎでした。

相武台下駅1.jpg
 相武台下駅です。「駅舎」はこぎれいになったけれど、今は無人駅になってしまいました。駅員の配置はあっても常駐じゃない、というのではなく、完全に最初から無人駅です。今の相模線の中間駅で、初列車~終列車の間、終日駅員がいるのは、海老名くらい?(厚木は小田急委託)
 バス停は神奈中です。相武台前駅~相武台下駅~磯部と、相武台下駅~さがみ野駅の2路線があります。昔は小田急江ノ島線の長後駅へ行く便もありました。

相武台下駅2.jpg
 島式のホームからは丹沢を一望できます。丹沢のランドマーク・塔ノ岳もはっきり確認できます。

相武台下駅3.jpg
 ここで問題にしたいのは、「駅舎」とホームを結ぶのが、跨線橋しかない事。エレベーターもありません。
 相模線では北茅ケ崎もエレベーターがないが、そもそも乗降がそれほど多くない駅で跨線橋、というのは、大げさではないだろうか?というか、これでは高齢者は苦痛だろうし、車いすも通り道がありません。

 相模線で行き違いができる駅、そして橋上駅舎の海老名や原当麻を除いた他の駅はエレベーターもあるが、以前にも別の路線の所で書いているけれど、跨線橋というのは、ローカル路線ではもう問題だと思うのです。バリアフリーもそうだし、高齢者が鉄道の利用を避ける要因になってしまっている可能性もあります。
 また、跨線橋もエレベーターも、今後の維持費用は問題になりそうです。
 電化前の相模線の各駅は構内踏切だったのだし、跨線橋を撤去して構内踏切に戻す選択肢は、ないでしょうか?踏切とは時代に逆行しているかもしれない、当然安全の確保はどうする?という問いも出るはずだが、相模線は全部各駅停車なのだし、運転士が駅進入時・出発時に注意し、減速して通過すればよい。高速特急がガンガン通過する近鉄などでも、駅とホームを結ぶのは踏切、という駅は幾らでもあります。まして他に駅員がいない無人駅、介助の駅員の派遣が遅くなりがち、あるいは事前に「予約」をしなければならないのでは、障害者や高齢者が楽に鉄道を利用するための「バリア―」になってしまって、昨今のバリアフリーの流れに反すると思います。
 さらには、ホームの配置の変更や信号形態の変更で、できるだけ構内踏切を通らなくて済むようなダイヤ構成とする、事も考えられます。相模線は列車長に対して線路の有効長が長く(特に南部は相鉄の車両の甲種回送がたびたび通る)、ホームの新設や配線の変更は、いくらでも可能だと思う。費用は掛かるが、都心と同様のバリアフリー対策の一環としての投資は、できないでしょうか?3月の運賃値上げの理由に、バリアフリー整備も挙げられているが(バリアフリー料金は廃止される)、必要なのは都会だけではない。むしろ、高齢者の利用が多い郊外、地方の路線の方こそ先行してバリアフリー整備、という考え方もできるはずです。これはJR東日本に限った事ではないが(敢えて社名を挙げさせてもらうと、東武)、跨線橋の廃止・構内踏切とスロープの整備、というのも、バリアフリーの一環と考えられないでしょうか。
(この辺、地元の利用者の方々もちょっと考えてもらえると良いのだが)

 一方で、起点の茅ケ崎、終点の橋本は共に神奈川県でも主要な駅でありながら、特に改札口がかなり狭く、列車が到着するたびに大混雑になります。主要な駅はそれなりに、乗降が少ない駅も少ないなりの、各々の規模にあった駅施設の整備が必要。この点、特にJR東日本はどう考えているのか?と疑問を覚えるところが、少なくないです。京葉線のダイヤのドタバタに象徴されるように、このところのJR東日本は、都市部の輸送を、駅も列車も、どこか軽視しているところがあるのではないか?

 相模線ではこの他、特に海老名より南側では利用者が相当多くなって、上下ともかなり混雑するようになってきています。海老名の再開発が進み、大型商業施設(ららぽーと)が進出している事に加え、並走して圏央道が開通し、それに伴い物流センターが多数立地するようになり、そこへの通勤客が多くなってきているように思われます。
 単線なので増発に限界があるのかも知れないが、特に朝ラッシュ時は、行き違い駅ごとに3~4分の停車が繰り返されて、余分に所要時間がかかるようになっています。205系時代からそういう傾向にあるが、全線複線化というのもまた相当難しいが(地元の要望はあるようだが、カネだけで済む問題ではないのも事実)、信号系統の改善など、できるところは手を入れて、可能なら部分的にも複線化して、もっと早く、もっと多くの列車が走れるようになって、混雑が緩和されるよう、もう一段の近代化が必要ではないか。ワンマン運転になったならなおさら、運転士の負担低減のためにも。
 日中も、海老名の利用者が相当いる事を考えると、やはり増発して終日15分間隔くらいで走るダイヤも、必要になっていると思う。現状ではきれいな15分間隔にしようとすると、それこそ行き違い駅での待ち時間が長くなってしまうが、この点からも、もう一段近代化が求められると思います。電化からもう35年が経ったが、郊外のローカル色が濃い路線とはいえ、もう一歩、通勤など日常輸送の一翼を担う路線にふさわしい施設・ダイヤ等の実現が必要なのではないかと、今日改めて感じました。

番田駅.jpg
 自己満足的?なオピニオンだけでもなんだから、ここで全く関係ない一枚。番田駅の傍らにある幼稚園では、梅が咲いていました。このところ関東地方は、快晴でもかなり寒いが、それでも春はゆっくりとだが、じりじりとではあっても近づいてきているのか、そうも感じました。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 なお、「日本の路線バス・フォトライブラリー」は、3月いっぱいを持って、閉鎖させていただきます。長い間、ありがとうございました。残りの期間もどうぞよろしく。

《What's New》
 9日 元ロッテ澤村 拓一 現役引退発表

この記事へのコメント