
1月2日の続き。
長良川鉄道の終点、北濃でしばし佇み、折り返しの列車で美濃太田へ戻る。長々と今来た道を単純に帰るのも能がないといえばないが、鉄道にこだわるならこれしかない。名鉄美濃町線が残っていれば、美濃から名鉄にしたはずだが…。

北濃駅の駅舎。木造駅舎がそのまま残されている。駅前広場は雪がないから、年末からの数日は、降雪がなかったようだ。

駅員は当然いないが、今は飲食店が入っている。弁当も販売しているらしい(ただし予約制)。むろん年末年始の休業期間中だったが、営業していたら、折り返しの間に軽く飲み食いはしていたかもしれない。

駅前には、白鳥交通のバス停が立っている。美濃白鳥からのひるがの高原・石徹白(土休日・年末年始運休)路線が経由する。後ろの電話ボックスが割と新しい。都会の駅でなくなりつつあるのに、どの程度の利用があるのだろう。

北濃駅は海抜446mか。美濃太田駅の海抜は分からなかったが、美濃加茂市役所が65mだそうだから、やはり結構上がってきている。雪も当然か。

昔の写真も飾られているが、どん詰まりの終点なのに、転車台に給水塔まであって、ある程度SLの基地として機能していたようだ。

その転車台が、保存されています。

案内の看板。しかし、長良川鉄道転換後もしばらくは現役だったらしいが、DCの方向転換なんて、意味があったのだろうか?

ホームの名所案内の跡は、文字は全部消されていて、何と書いてあるかはほとんど読めないが、「国鉄バス」の跡が読み取れた。昔は国鉄→JR東海バスが鳩ケ谷まで走り、加越能鉄道のバスに乗り継げば、富山県の城端に抜けられたらしい。美濃白鳥からは九頭竜湖にも行けたし、良い時代だった…。

今は、棒線の終着駅にたたずむレールバスに乗って、乗ってきたばかりの路を戻るのみ。
北濃駅は、正月休み故「鉄」もいるにはいたけれど、何よりも静かだったのが、結構でした。

1両分だけホームが除雪されている北濃を後にする。次にここに来る機会は、あるかな…?

淡々と雪道を下っていく。静かだ。

郡上大和駅。

7列車はナガラ602号。旧国鉄首都圏色の単色。結構雪に映える。
長良川鉄道は、やはり郡上八幡を境に、特に冬場は気候が大きく異なる路線だ。今日2月9日も、郡上八幡以北は終日運休となり、明日2月10日も、初発から運休とアナウンスされている。雪国のローカル鉄道の運行の厳しさが、ちょっとだけ垣間見えた気がしました。
(白鳥交通バスも運休)

美濃太田駅に戻ってきました。穏やかだ。
長良川鉄道は、ダイヤ面では北部はこんなものだろうと思うが、南部の美濃太田~美濃市間くらいは、コンスタントに60分に1本くらいの運行本数は確保できないだろうか。この区間の利用は少なくはなさそうだから。

美濃太田駅駅舎自由通路にある、美濃加茂市制70周年の記念モニュメント。
この後はJRの高山本線と東海道本線を乗り継ぐが、名古屋で途中下車して、あおなみ線で金城ふ頭まで1往復。

名古屋も少々雲が多くなっていたけれど、金城ふ頭到着間際、夕日が西に沈んでいくのが見えました。

リニア・鉄道館。N700系。

あおなみ線は開業20周年を迎え、往復で乗車した1601Fには、記念のヘッドマークが掲げられていました。

最後に、豊橋駅のペデストリアンデッキの、イルミネーションアート。
豊橋駅近くのホテルに投宿。
明日は、これも何十年ぶり?になる飯田線に乗ります。今晩は、目覚ましをキチンとONにして寝ないと、明日は8時11分発で出発するので、寝坊したら大変だ。
(その後でも辰野まで乗り通せるが、帰宅がかなり遅くなってしまう)
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この数日、世界規模で大小さまざま交通の事故が起きていて、メキシコではバスとトラックの衝突で41人死亡とか伝えられています(生存者もいたようだけれど)。ニュース映像を見たら、バスが完全にまる焼け。ひょっとしたらバスの構造にも、何か問題があったのかも知れません。
《What's New》
9日 「希少難病」シンポジウム オンラインで開催
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