№2915 2025年1月 今月は何があった 何をやった

 阪神・淡路大震災から30年、被災者の心の傷跡が消える事は、永遠にないかも知れない。が、あの時、そしてその先も神戸の人々に、その驚異的な打棒で勇気を与えてくれた若者がいた。永遠の野球少年・イチローの快挙。宮崎の地震と津波に、埼玉では道路陥没の一大事、長野では駅前で通り魔殺傷事件まで起きて、暮らしの足元は不安だらけ。カネの力で人の痛みも苦しみも弄び、世界をひれ伏せさせようとするドナルド・トランプ2.0と、大金持ち大統領にこびへつらう、IT長者たち(日本にもいるね)。中居 正広が芸能界を去り、一連の事態の行方はフジテレビの動向一本に絞られた感あり。かつてのブラウン管のトップランナーの行く末は如何に?アウシュビッツ強制収容所解放から80年(しかし今のイスラエル・ロシアの姿は、歴史の大いなる皮肉なのか?)、パリの風刺新聞社襲撃事件から10年。今月は、何が起きたのか。

12月31日 ロシア 日韓の原発など攻撃リスト作成 フィナンシャル・タイムズ誌報道

 1日 天然ガス ウクライナ経由欧州への供給 ロシア政府系ガス会社停止
 2日 NTTドコモにサイバー攻撃 goo・d払いなど障害
 3日 日本製鉄のUSスチール買収計画 米バイデン大統領 禁止命令発出
 4日 伊勢神宮 三が日参拝者754万1762人 5.1%増の発表
 5日 豊洲市場初競り 大間のマグロ2億700万円 21世紀の最高値
 6日 日経平均株価 39,307円5銭 500円以上値下がり
 7日 和歌山電鐵貴志駅 猫の「ごたま」 「ふく駅長」に就任
 8日 日本被団協 石破総理大臣と面会
 9日 Jリーグ・RB大宮アルディージャ 新体制発表

10日 2024年世界平均気温15.1度 産業革命以降最高 EU気象情報機関 分析発表
11日 合格祈願「突破石」 福井駅で受験生に配布
12日 サッカー全日本高校女子選手権 藤枝順心が史上初3連覇
13日 石破首相 米比両国大統領と電話会談 海洋安全保障など連携継続で一致
14日 イオン銀行 社長ら解任 マネーロンダリング対策不備で業務改善命令
15日 石丸 伸二氏 地域政党「再生の道」立ち上げ 東京都議選全42選挙区で候補者擁立目標
16日 「桜田門外の変」因縁 彦根市・鹿児島市 交流連携協定締結
17日 旧優生保護法被害者へ補償金支給 法律が施行
18日 バスケBリーグ NBAと提携 合意書に署名
19日 ボッチャ日本選手権 パラリンピック代表杉村 英孝 6回目優勝

20日 聴覚障害女児事故死 「逸失利益」健常者と同様の査定 大阪高等裁判所が判断
21日 中国不動産「碧桂園」 株式売買再建
22日 英ハリー王子の大衆紙提訴裁判 和解成立 大衆紙謝罪
23日 ICC(国際刑事裁判所) タリバン最高指導者らに逮捕状請求
24日 日銀 政策金利0.5%追加利上げ決定
25日 テニス全豪ジュニア女子 シングルス 園部 八奏初優勝 日本人初
26日 岐阜県知事選挙 新人江崎 禎英氏初当選 投票率36.21% 過去2番目低投票率 
27日 JR九州高速船 2月28日付事業廃止を発表
28日 ヤクルトスワローズ「つば九郎」 年俸6万円+商品飲み放題で「契約更改」

 今月はこの他、「SHOGUN」がゴールデングローブ賞作品賞など4部門受賞、受験予備校「ニチガク」閉鎖、「国民戦線」創設者ジャンマリー・ルペン氏・作家童門 冬二氏・「ツインピークス」等デビッド・リンチ監督・政治評論家俵 孝太郎氏・経済アナリスト森永 卓郎氏ら死去、東京女子医大元理事長逮捕、都議会自民党が略式起訴、キャベツ高騰、横綱照ノ富士引退と大関豊昇龍の横綱昇進、イスラエル=ハマス間停戦、韓国尹 錫悦大統領が拘束・逮捕、三苫 薫がイングランドプレミアリーグ日本人選手最多ゴール記録更新、中国の日本人学校男児死亡事件で被告に死刑判決、生島 ヒロシが「コンプライアンス違反」でラジオ番組降板、中国ディープシークが低コスト生成AIリリースで波紋、などがありました。夕刊フジと東京中日スポーツ(紙版)が、今日を持って休刊しています。
 青森の大豪雪で新年が始まったが、その後はとにかく、火事が多かった!犠牲者も少なくなかったし、横浜では京急線を長時間不通にした火災も。LAは壊滅的だったし、トルコのリゾートホテルの火災も、大惨事に発展しました。
 年末に松山で営業運転が始まったバスの自動運転だが、今月も川崎市~大田区間や兵庫県養父市で自動運転の実証実験が行われました。実証実験そのものの課題も指摘されているが、一般のバスの運行そのものが綱渡りになっている状況を変えられない以上、導入そのものへの流れは止められない、という事だろうか。
 ワシントンDCの前には、韓国でまた航空の事故(火災)がありました。今度は全員脱出できたのが幸いだが(沖縄のCA機の火災を思い出した)、旅客が機内に持ち込んだリチウムイオン電池が発火元と見られているらしい。13年前のANA機緊急着陸もあって、リチウムイオンって結構おっかないなあ、と改めて思ったが、スマホ携帯が一般的になっている以上、持ち込みまで全面禁止にするわけにはいかないはずで、今後世界の航空業界全体で課題となるのではないか。
「鉄道ジャーナル」誌も、休刊が発表になりました。(2月22日訂正)4月発売の6月号が最後です。

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≪今月この一枚≫

202501photo 糸魚川バス.jpg
 年末から3日にかけて関西・中部、そして今月半ば・13~14日に大阪から北陸と、2度も泊りがけの旅に出ました。どちらも来月書くが、2度目の旅の終わりが近づいた14日の夕方(と言ってももう暗いが)、糸魚川駅アルプス口で北陸新幹線待ち合わせの最中に撮影した、糸魚川バス(頸城自動車の分社)です。大糸線北部・JR西日本区間では現在、列車に追加して運行する「増便バス」の実証実験が行われています。今年の3月いっぱいまでだが、昨年末にダイヤとルートが変更になり(冬季の安全・定時運行のため)、小滝・平岩駅、JR東日本区間の千国・白馬大池・信濃森上が通過となり、白馬八方バスターミナル停車と改められています。4往復中3往復は長野県側の白馬交通運行で、糸魚川駅17時20分・白馬駅19時10分発の1往復のみ、この糸魚川バスの運行です。変則的だが、糸魚川バスが長野県への路線バスとして運行されているわけです。
 しかしこの便、普通の平日(火曜日)だったのに、糸魚川発車時点での乗客は、3人しか見当たらなかった。この便に限ると、約30分前に南小谷行、約1時間後に平岩行の列車があって、ダイヤ設定の面ではどうだったろう。列車に追加してバスを増発する以上、相乗効果が表れなければならないと思うが、正直この先、鉄道共々どうなのかなあ。大糸線はJR東日本区間も特に白馬以北は厳しく、3月改正では〔あずさ〕の運行もなくなるし、この増便バス運行区間全体で、鉄道の維持がより難しくなってくる懸念があります。バスが4月以降はどうなるのかも含めて、大糸線北部区間の行方は注視する必要があります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《What's New》
29日 米テスラ社3か月間決算発表 営業利益23%減少
30日 東京証券取引所元社員TOB事件 CEOら報酬減額処分
31日 東京都新年度当初予算案 一般会計総額 過去最大9兆1580億円

 まもなく2月だが、関東地方はいきなり、平地でも積雪、の予報が出ています。交通への影響はどうなるか。2月も後半に2回出かけます。ともかく来月も、よろしくお願いいたします。

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