№2909 ふくい旅と北陸新幹線 4.福井鉄道 と 白山テラスから新幹線

2024_1129-00.jpg
 慌ただしかった「ふくい旅」も、最終日。午前中は福井鉄道を往復します。それと、新幹線を見下ろして撮影できる場所がないか、ちょっと探してみました。

11月29日(金)

2024_1129-01.jpg
 福井鉄道(福鉄)は武生基点で往復します。武生までハピラインで移動。これは反対側の下り列車で、4連。

2024_1129-02.jpg
 武生駅には、新幹線開業(越前たけふ駅開業)を祝う看板が建っていました。
(この看板は今年になって、違うメッセージが書き込まれる事になります。それは後日)

2024_1129-03.jpg
 武生駅前には福井鉄道バスが乗り入れるが、方向幕は「JR」のまま。幕ではすぐには変えられないか。御覧の通り、武生はザンザ降り。

2024_1129-04.jpg
 福鉄のたけふ新駅。JRの駅とはショッピングセンターを挟んだ位置にあります。「武生新」→「越前武生」と改称して間がなかったはずだが、この名を新幹線に召し上げて、元の「たけふしん」に戻りました。

2024_1129-05.jpg
 真ん中は、サンドームで行われる椎名 林檎のライブ対応の臨時電車の時刻表。

2024_1129-06.jpg
 10月に修正したばかりの、現状のたけふ新駅の時刻表。日中の急行がなくなってしまって、普通電車のみ30分毎。半分が鷲塚針原直通。

2024_1129-07.jpg
 ホームには元名鉄が並ぶ。右の8時35分発・田原町行880形(元美濃町線)に乗車。左の770形(元揖斐線)は、この後の9時01分発の急行で福井駅に向かう。

2024_1129-08.jpg
 880形の、独特の形態のシートは変わりない。

2024_1129-09.jpg
 沿線は、基本的には田園地帯。椎名 林檎のライブがこの後(11月30日だった)に行われる、サンドーム福井。

2024_1129-10.jpg
 だいぶ端折っちゃうけれど、田原町駅。

2024_1129-11.jpg
「田原町駅広場案内図」。配線もキチンと書き込まれている。

2024_1129-12.jpg
 田原町からの織田経由かれい崎福鉄バス路線が廃止になった事は、前回書きました。このバスは道路の反対側から出発していたが、その当時の時刻表がまだ残っていた。「廃止になった」とも書いていない。

2024_1129-13.jpg
 折り返しの電車で福井城址大名町まで戻って、足羽川の橋梁を渡るハピラインの521系を撮ってみた。

2024_1129-14.jpg
 そして、その脇の高架橋を、福井駅に向かって進入する、北陸新幹線。

 ちょっときつかったけれど、足羽山に登ってみました。足羽山トンネルの上あたりに「自然史博物館」があって、併設されている「白山テラス」から、福井市中心部を見る事が出来ます。

2024_1129-15.jpg
 残念ながらこの曇天では、遠くの山々は雲に隠れて何も見えず。写真は少々古くて、新幹線の高架橋は影も形もない。

2024_1129-16.jpg
 その高架橋を、福井駅に向けて進入していく、EかWかは分からないが5系。

2024_1129-17.jpg
 ついでにここでも、足羽川を渡るハピライン電車を撮ってみました。

2024_1129-18.jpg
 自然史博物館の中に貼られていた、「千歳くんはラムネ瓶のなか」(略して「チラムネ」)。福井を舞台にしたラノベで、一応主人公は男子高校生、らしいんだけれど。新幹線開業で、コラボイベントを行っていたよう。

2024_1129-2.jpg
 コラボといえばこれもそう。先日もご覧に駄々いたが、福鉄の1003F「駅メモ!」ラッピング電車。アプリゲームなのだけれど、最近は全国各地の鉄道で、このゲームのキャラクター(「でんこ」と呼称する)を見る機会が、急に増えました。

2024_1129-20.jpg
 正面には、ステッカー状のヘッドマークが貼られています。

2024_1129-21.jpg
 この編成には7人(体?)描かれていて、これは左が北府 ゆめの、右が勝山 ていら。

2024_1129-22.jpg
 真ん中の車体は、左からリト・フォン・シュトゥットガルト、越美 きらら、田原町 つばさ。

2024_1129-23.jpg
 左は王子保 こはな、右は小浜 まい。各々のネーミングとコスチュームから連想できると思うが、どの「でんこ」も、実在の車両を擬人化したものになっているように見えました。今やどこも、二次元の女の子の力を借りないと、お客さんを呼べないのかなあ。

2024_1129-24.jpg
「駅メモ!」ラッピング編成と入れ違いになるようにやってきた、たけふ新行。880形。この電車で武生に戻ります。

2024_1129-25.jpg
 F2000形との行き違いもありました。これも鷲塚針原までの直通運転だが、ここでリトルダンサーを入れるとは、どのような理由だったのか。

2024_1129-26.jpg
 前日は電車代替路線の福鉄バスに乗ったが、バスは北鯖江発着・神明経由でした。電車の南越線は鯖江発着で、この水落を経由していたらしい。しかし、痕跡は電車内からは分からなかった。
 それにしても、西鯖江からの乗客は、私を含めて、2人だけ…。天候イマイチの平日の午前中、という事もあろうが、寂しすぎる。このままでは…。せめて現状の普通30分間隔運転は、死守して欲しいのだが。

2024_1129-27.jpg
 たけふ新に着くと、真ん中にえちぜん鉄道「Ki-bo」、そして右手には臨時急行福井行が乗客を待っていました。臨時というか不定期運行で、運行日のパターンは特に決まっていないような感じ。

 武生では昼食として、「ボルガライス」なるもの(要は上にトンカツが乗っているオムライス)を食してみました。スマホの検索で店を探して入ってみたが、既に食べている人、あとから来て注文する人、皆「ボルガライス」だったのには(こっそり)笑ってしまった。それほどここでは人気なんだ。何回も書いているが、食を売りにした観光列車は「はなあかり」も含めて全国各地で走るようになったが、かしこまった高級料理ではなく、もっと気軽に食せる「ボルガライス」のようなご当地B級グルメをふるまう観光列車だって、ありなんじゃないですか?

2024_1129-28.jpg
 ハピラインの武生駅に戻ってきました。駅前のバスは、去年の大河ドラマ「光る君へ」のラッピング車で、大河ドラマ館と往復する。主人公・紫式部がほぼ唯一、京を離れて赴いたのが、この越前の地、だったらしい(ドラマの最終盤で博多に行ったのは、たぶんオリジナルの展開)。駅から遠くて行けなかったが、紫式部公園というのもあるようです。

 ハピラインの電車で敦賀へ。

2024_1129-29.jpg
 敦賀駅の構内には、JR西日本の521系の姿もありました。JR西日本の在来線は、七尾線用を除けば交流機器は不要のはず、ダイヤ改正時には運用の変更もあるのかと思ったが、今回それはなかったようだ。とりあえずは、2連単位で走れる3ドア車、というのが買われているのだろうか?

 さて、最終回はいよいよ、新規開業・北陸新幹線です。開業区間のみならず、金沢~上越妙高間も、今年(2025(R7)年)でもう10年になるというのに、初めて乗ります。これでふくい旅は完結です。

当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 東急は今日、「都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請」しました。「蒲蒲線」についての事で、多摩川線・矢口渡~蒲田間で地下に入り、そのまま地下線で京急線の京急蒲田駅に接続する0.8㎞の路線で、列車の一部は東横線に直通。「営業構想の認定を申請」というのは耳慣れなかったが、蒲蒲線は「上下分離方式」になり、東急は第2種鉄道事業者として営業を行う事になるので、第2種鉄道事業者としてこういう事をやりたい、と申請したと思われます。さて、実際に列車が走る事になるのは、いつになるでしょうか。
(この時点で、現在の京急蒲田駅は、駅名を変える事になるのではないか)

《What's New》
16日 「桜田門外の変」因縁 彦根市・鹿児島市 交流連携協定締結
17日 旧優生保護法被害者へ補償金支給 法律が施行
 今日は阪神・淡路大震災から30年、の節目の年でした。改めて犠牲者の方々にはお悔やみを申し上げます。正直なところ、東日本大震災と違って関東地方は被害がなかったため、TVなどで「うわー酷いなあ、凄まじいなあ」の感覚はあったが、それ以上のものがなかった、のは、被災者の方々に申し訳ないとも思います(東京キーのTV報道も、最初の内は能天気なものだった)。その後やや落ち着いて、電車が全て再開し、観光のための乗り物も動き出した時点で神戸を訪れたが、電車に乗っていたら、沿線のいたるところで、家屋がブルーシートを被っていた、そちらが今でも強く印象に残っています。

この記事へのコメント