№2888 11月最初の旅は広島路 3〔終〕.呉線の旅 海を愛でつつ 最後にちょっと困ったことが

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 11月5日の後半です。呉線に乗ります。呉ポートピアまでは12年前、廃止直前だった呉市営バスの撮影で乗車、さらに呉まではその前年に乗っているが、呉から先の東半分は、やはりもう何十年ぶり、の話になってしまいました。

 広島13時30分発快速〔安芸路ライナー〕で出発。呉線もこの12年の間で車両面では様変わり、完全に227系の天下になりました。クモハ227ー53を始めとする3連で、ワンマン運転。

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 坂を過ぎると、右手に瀬戸内の海を見るようになります。

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 小屋浦で、広島行き2641Mが待っていました。広島~呉間は、前回呉ポートピアまで乗車した時点では、〔安芸路ライナー〕は60分、普通は30分間隔でした。これが乗車直後の3月17日改正で、運行本数の関係が逆転する事になります。〔安芸路ライナー〕は停車駅の変更もありました(海田市・吉浦に停車、天神川は通過となった)。

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 さらに穏やかな瀬戸内の海は続く。

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 通過の川原石駅が近づくと、呉の市街地が近づいてきました。
 呉はそのままスルー、長いトンネルを通過していく。

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 黒瀬川を渡る。呉市は休山がある半島で東西に分断された格好だが、その東側も住宅や工場が多い。

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 広で始発の120M三原行に乗り換え。広側もかつては市電も走っていたようだが(駅前ではなく、その手前で曲がって海の方へ向かっていった)、1分では駅のたたずまいを見る余裕もなく、このようなツーショットを撮るのが精いっぱい。120Mはクモハ227-69×2連で、当然のごとくワンマン列車。

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 呉より東側は(西側もあったかもしれないが)、正規のJR西日本の駅名標の他、イラスト入りの駅名標が目立つ。

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 安浦を発つと、再び瀬戸内海を見る。島も多い。駅の駅名標はカニが描かれていたが、この付近は「生かき」の看板が目立つ。
 それにしても乗客が少ない。風早~安芸津間(ちなみに東広島市内。ピンとこない)で数えてみたら、1両目…5人・2両目…9人、合計14人だけ、だった。さすがに竹原からの乗車は少なくなかったが。

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 忠海では小型のフェリーを見かけた。大久野島(ウサギで有名なのだそうだ)へ行くのだろうか。

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 安芸幸崎駅。当然無人駅。

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 この駅で、広行127Mの待ち合わせ。ところが、山陽本線の踏切のトラブルを引きずったらしく、6分の遅れでやってきた。ちょっと待ってよ、三原から岡山まで、普通列車の乗り継ぎで行きたいのに…。

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 須波の手前、佐木島を見る。

 結局遅れを取り戻せないまま、三原到着。
 ところが、15時44分発岡山行1546Mは、さっさと時刻通りに出て行ってしまっていた。なんで?この程度は待ってくれないの?15時43分発広島行329Mは待っていたのに。
 次の岡山方面行は、16時19分発428M(糸崎行・岡山行連絡)になるらしい(16時05分発329Mはその後)。30分以上も待つ事になるのが分かっているなら、なんで5分くらい待ってくれないんだ、と思った。同じJR西日本だし、1546Mは福山で8分停車があるので遅れは取り返せるはずなのに(あるいは福塩線や新幹線への接続があるかと思ったが、それはない)。
 はっきり言って腹立たしい、が、泣いてもわめいても駄々こねてもカスハラかましても、何も変わらない。問題なのは、岡山まで普通列車で行ってしまうと、帰りが遅くなりすぎる事。名古屋からは小田原停車の〔ひかり〕に乗るつもりで、横川では乗車券のほかに岡山→小田原間の自由席特急券も購入していたのだが(C/Cで)、ここから新幹線、とせざるを得なくなった。新幹線の改札口の脇の窓口に聞くと、不足分は現金で支払ってほしい、という事で、新しい新幹線の特急券を手にする事になる。

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 今の三原は、山陽新幹線は事実上〔こだま〕しか停車しない(下り〔ひかり591号〕は新大阪~博多間で通過駅が新尾道と厚狭しかなく、〔こだま〕同然)。16時12分発〔こだま856号〕は「レールスター」編成だった。最後部の723-7013に乗車。

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「レールスター」編成に乗るのは初めてだったが、結構古びているなあ、の印象は否めなかった。コンセントが全くないのも、現代の旅客にはマイナスに映るだろう。華々しく山陽路を駆け抜けた「レールスター」も、輝きは短く終わってしまった感がある。九州新幹線全通・相互乗り入れが一因だろう。

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 福山城。

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〔こだま856号〕は新大阪行だが、乗り通してしまうと、新大阪からの〔ひかり662号〕には乗れなくなる。岡山で〔のぞみ42号〕に乗り換え。

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 大阪はもう真っ暗。茶屋町の高層ビル群の明かりがまぶしい。

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 新大阪で駅弁を購入する。コンコースの賑わいを見て思ったのだが、「フードコート」が新幹線の駅構内にあっても、良いのではないか?新大阪駅はコンコースも広くて、場所は確保できそうな気がするのだが。

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 本当は名古屋から乗りたかった(〔のぞみ〕からの乗り換えで)〔ひかり662号〕。基地から出てきて、折り返す形で出発する。5号車の785-1318(東海)に乗車。

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 先の新大阪で買っていた、とんかつ弁当の駅弁。

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 小田原20時38分着。東海道線に乗り換えるが、1938Eは4分しかない。むろん正式な接続列車ではないが、その次の1670Eは20時57分発だから20分近くも後になる。東海・東日本と会社が違うといっても、小田原の接続、もう少し何とかなりませんかねえ?夜は特に。小田原停車〔ひかり〕⇔東海道線沿線相互の乗り換え需要は、かなりあるので。

 という感じで、なんとか22時を回る前に、自宅に帰り着く事が出来ました。終盤にケチがついてしまったけれど。
 次の「弾丸旅」は、3週間後になります。小浜線と、樽見鉄道に乗りたかったのだが、小浜線が…。

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 いすみ鉄道は今日、「運休期間の長期化が見込まれ、再開時期は現状ではお知らせできない」旨の発表がありました。今年中は無理っぽいなと思っていたが、いすみ鉄道に限らないが、ローカル鉄道はどこも線路が貧弱だ、というのは、全国のローカル線に乗ってきて感じていたところで、函館本線の一件もあるし、やはりどこの鉄道も足元からしっかり固めないと、いずれもっと大変な惨事を引き起こす事になるのではないか。いすみ鉄道に関しては、とりあえず来春の菜の花のシーズンには、間に合わせる事ができるだろうか?
(今日から平日の代行バスの増便・増車を行っている)

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