№2859 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 山陽電気鉄道

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 山陽電気鉄道は、兵庫県南部を東西に結んで走る、「準大手」とも目される都市近郊鉄道です。特に神戸高速鉄道開通で、神戸市の中心部で阪急・阪神と直接線路がつながった事は、同社の一層の飛躍につながりました。近年では阪神との相互直通で、姫路~大阪(梅田)間の直通特急の運行も盛んに行われています。
 今回はその山陽電鉄の、平成初期の頃の各駅の画像を並べてみました。例によって撮影日の記録を残しておらず、具体的な撮影日時が不明になってしまっているのは、いつもながら申し訳ない。が、おそらくは、相当数の駅の改称が行われた1991(H3)年4月7日~阪神大震災が発生する1995(H7)年1月17日の間の撮影がほぼ全てになろうか、と思います。

本線 西代~山陽姫路

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西代 にしだい
 地上時代。ここが神戸高速鉄道との境界の駅だが、今も昔も単なる中間駅風情(特急は通過だし)。当時は阪急電車も須磨浦公園まで直通運転があり、7000系の須磨浦公園行が見えます。

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板宿 いたやど
 こちらも地上時代。西代・板宿両駅付近は元々地下線化工事が行われていて、震災からの復旧の過程で、地下線に切り替わりました。

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東須磨 ひがしすま
 2面4線で、検査基地を併設しています。

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月見山 つきみやま

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須磨寺 すまでら

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山陽須磨 さんようすま
 2面4線の退避駅です。以前は電鉄須磨と称していました。この先もそうだが、現在「山陽○○」と称している駅は皆、以前は「電鉄○○」としていた所です。

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須磨浦公園 すまうらこうえん
 ロープウェイが接続しています。現在も阪神電車の一部が折り返しています。 

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山陽塩屋 さんようしおや
 この駅も、震災でかなりの被害を受けました。

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滝の茶屋 たきのちゃや

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東垂水 ひがしたるみ
 この付近はJR神戸線(山陽本線)と並走する区間で、JR西日本の221系が見えます。

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山陽垂水 さんようたるみ

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霞ヶ丘 かすみがおか
 2面4線の退避駅。

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舞子公園 まいここうえん
 明石海峡大橋開通前で、今とは駅そのものも、その周辺も、だいぶ姿が違う。

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西舞子 にしまいこ
 あまり駅という感じが出せていないが、駅舎は地下で、アプローチの地下道は自由通路を兼ねています。道路の向こうに、相対式ホームが見えます。

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大蔵谷 おおくらだに

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人丸前 ひとまるまえ
 ここと次の山陽明石は、1991(H3)年4月に高架化されました。その直後の訪問だったと思います。

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 日本標準時の東経135度の子午線が、ホームを横切っています。

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山陽明石 さんようあかし
 2面4線の退避駅。高架化の際に南側に移動し、JRの明石駅との間にバスターミナル・交通広場が整備されました。

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西新町 にししんまち
 ここは21世紀になってから高架化されています。

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林崎松江海岸 はやしざきまつえかいがん
 以前は電鉄林崎と称していました。

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藤江 ふじえ
 S特急の停車駅で、ここは上りだけ待避線があり、ラッシュ時を中心に、S特急と普通の接続が行われています。

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中八木 なかやぎ

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江井ヶ島 えいがしま

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西江井ヶ島 にしえいがしま

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山陽魚住 さんよううおずみ

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東二見 ひがしふたみ
 2面4線の退避駅。さらに工場と検査基地を併設した、山陽電車の運行拠点となっています。

 次の西二見駅は、当時はありませんでした。開業は2004(H16)年8月21日です。

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播磨町 はりまちょう
 以前は本荘と称していました。

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別府 べふ
 昭和の終わりまで、この近くに別府鉄道の路線がありました。ここでは駅名改称時には、「電鉄」の2文字を取り去っただけ。

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浜の宮 はまのみや

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尾上の松 おのえのまつ
 次の高砂との間で加古川を渡るが、以前は下流側を旧国鉄高砂線が走っていて、廃線後もしばらくは鉄橋が残っていたと思います。

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高砂 たかさご
 2面4線の退避駅。ここも改称の際は「電鉄」の2文字を取っただけです。

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荒井 あらい

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伊保 いほ

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山陽曽根 さんようそね

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大塩 おおしお
 2面4線の退避駅。手前の1番ホームのみ6連分に延長されている。撮影当時は、北側にある駅舎から構内踏切で上下ホームと結ばれていて、1番ホームのみ踏切を避ける形で延長されていて、6連の特急は1番ホーム発着でした。上りは当時はそうはいかず、6連の特急は、姫路方車両がはみ出して、ドアカットを行っていました。現在は橋上駅舎化で上下とも完全にホームが6連化されています。

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的形 まとがた

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八家 やか

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白浜の宮 しらはまのみや

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妻鹿 めが

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飾磨 しかま
 駅名改称時には、「電鉄」の2文字を取り去っただけ。飾磨線分岐駅で、飾磨線は以前は2線で、その両側を本線が挟む形でした。かつて朝晩は姫路発着で飾磨線の直通電車があって、ここでスイッチバックしていた。今の飾磨線は1線のみ(もう1線をふさぐ格好で下りホームが拡幅されている)。検査基地を併設しています。

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亀山 かめやま
 ここも駅名改称時には、「電鉄」の2文字を取り去っただけ。
 ここから手柄までの間は、下り線の外側を旧国鉄播但線(飾磨港支線)が走っていました。

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手柄 てがら

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山陽姫路 さんようひめじ
 終着駅が「ターミナル」しています。4線ある(それが一番上)。昔は改札口は1階にあったが、リニューアルで2階になりました。駅ビルの前は、以前は神姫バス専用のターミナルになり、道路の反対側(右側)に旧姫路市営バスのターミナルがありました。

飾磨線 飾磨~山陽網干

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西飾磨 にししかま
 高架化されたばかりの頃。

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夢前川 ゆめさきがわ

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広畑 ひろはた

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山陽天満 さんようてんま

山陽電気鉄道02-05平松.jpg
平松 ひらまつ

山陽電気鉄道02-06山陽網干.jpg
山陽網干 さんようあぼし

 という事で、当時の山陽電車の全ての駅を出しました。現在でもそうだと思うが、特急停車駅と通過駅の差が大きいかなと感じます。この点は関東の京急あたりに似ているかもしれない。都市間輸送が主な役割となる鉄道は、どこもそういう事になるのでしょう。あとは、やや殺風景な駅が多いというのが、今回画像を並べてみて感じた印象です。撮影後の約30年間で、また新たに姿を変えた駅がいくつかあります。訪れる機会を作れると良いと思っています。

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 総選挙が告示されて、今日で3日目。少々遅くなった感があるが、今回も、各候補・各政党(政治団体)に、聞けるものなら聞いてみたい事を並べてみます。総選挙は大概、事前に争点が示されていて(今回だと「政治とカネ」「経済対策」がメインとなるか)、それらに対しては、事前に回答を用意できて当たり前、でしょう。政党そのものの思想がストレートに反映されるものでもあるし。一方で、昨今日本の内で外で起きている事象にはどういう考えがあるのか、どう対応していくのか、そのあたりって、案外聞けていない気がします。むろん、その時々において、コメントなどが出されたりはしているだろうが、それらをまとめて聞く機会は、ほとんどない。でも私は、その分野にこそ、各政党(政治団体)の、真の思想が垣間見えるような気がするのです。だから毎回選挙のたびに記しているのですが、まあ回答を得る機会はないはず、だろうが、ともかくこちらで設問を考えてみました。

① この総選挙の直後には米大統領選挙がある。新大統領とはどう向き合うのか。特にトランプ氏が勝利した場合、同盟関係(特に国防)や経済問題などで、日本側に相当厳しい態度で(一期目より強硬に)挑んでくる可能性が高いが、渡り合う覚悟はおありか?

② おととしノーベル平和賞を受賞したウクライナの人権団体が「市民を守る唯一の方法は軍だけ」と発言している事を、どう受け止めるか。万一ロシアが戦争に勝利し、ウクライナがロシアのものになってしまったら、(事前の「核の脅し」も含めて)この事態とどう折り合うつもりか。

③ 長崎市が今年の平和祈念式典にイスラエルの大使を招待しなかったことは、物議を醸した。広島市と対応が分かれた形だが、この判断は正しかったと思うか。

④ 「闇バイト」と思われる凶悪事件が首都圏で頻発している。どう防ぐのか。これ以外にも凶悪犯罪への対策はどうする。

⑤ 「オーバーツーリズム」に対する具体的な対策案は持ち合わせているか。富士河口湖町で春先に起きたような事態に対処する術はあるのか。

⑥ バスドライバーの不足が今年に入って極度に深刻化し、通常の運行が確保できなくなった(一部地域では路線の大規模な廃止も起きている)地域が相当出ているが、バス以外も含めて、地方の公共交通をどのように保護していくのか。関連して、「日本版ライドシェア」に対する見解を聞きたい。

 西田 敏行さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りするが、ショックですよねえ!まだ76歳なのに、本当に突然でした。ついこの間までTVドラマにも出演していたのに(北野 武のコメントでは、体調が良くなかったらしいが)。

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