№2844 私が撮った スカンジナビア航空
先月末の№2842で書いたように、北欧のスカンジナビア航空(SAS)は、8月いっぱいを持って、自らが創設メンバーの一員でもあったスター・アライアンスを脱退し、昨日の9月1日より、スカイチームのメンバーとなりました。
経営悪化により、エールフランス=KLMの傘下に入ったからだが、浮き沈みの激しい(コロナ禍後は特に)航空業界を象徴する出来事ともなりました。
私は欧州の中でも特に北欧が好きで、何度も行ったことがあり(パンデミック直前の4年前にも行った)、またスター・アライアンスのANAやルフトハンザ(LH)と提携している事もあって、実際の搭乗の機会も数回ありました。そのほか、他の地域での空港での撮影で、SAS機を撮った事もあります。
今回は、これまで撮影してきたSAS機を、ほんの一部にはなりますが、ご覧頂こうと思います。
基本的には、撮影順です。
B767-300ER OY-KDN
と言っても、これは撮影日を特定できません。私の悪癖でした。1990年代に、成田空港R/W34(現34L)の脇で撮ったはずです。SASの日本路線は、長らくB767の時代が続きました。この時期は確か、コペンハーゲン路線が週5便・ストックホルム路線が週2便で、合わせてデイリーだったと思います。
A340-300 OY-KBA
これも撮影日を特定できず。新デザインのA340-300となりました。パンデミック前まで、このタイプを使用していたと思われます。成田空港のR/W16(現16R)の脇、通称「ゲジポイント」での撮影でした。
A340-300 OY-KBM
これは2019(H31)年1月14日の撮影です。№1955でもご覧いただきました。SASのスター・アライアンス色は過去に見た事がなかったし、この先も、もう見る事はないはずです。
長距離のワイドボディ機は撮影の機会があまりなくて、以降は小型機・ナローボディ機です。
DC-9-81 OY-KGZ
チューリヒ空港で、欧州縦横断の最中の1996(H8)年7月14日の、時間を作って撮影した中の1機です。
MD-87 LN-RMU
同じく、チューリヒ空港の展望デッキから撮影。当時のSASのナローボディ機は、マクドネル・ダグラスのDC-9→MD-80シリーズで統一されていたと思います。
DC-9-41 SE-DOM
1999(H11)年6月25日の撮影です。フィンランドに向かう途中、フランクフルトで乗り継ぎの間の時間を使って、第1ターミナルの展望デッキから撮影しました。№1219でも書いています。
(この時の成田→ヘルシンキは、LH同士の乗り継ぎだった)
DC-9-21 OY-KID
これはフィンランドからの帰りです。ストックホルムのアーランダ空港で撮影しました。ターミナルの脇から、だったかな?DC-9シリーズでも最小クラスです。
MD-82 LN-RMD
これもストックホルム・アーランダ空港。スペシャルカラーだったが、何だったっけ?赤いデザインもありました。
MD-87 LN-RMH
これもストックホルム・アーランダ空港。SASは新デザインが始まっていたが、実物を見たのは、これが初めてだった。
(この時のストックホルム→成田は、LH→ANAの乗り継ぎ)
B737-600 OY-KKD
2002(H14)年5月16日、オスロのガーデモエン空港での撮影です。LHの乗り継ぎで成田からフランクフルト経由で到着した時に、ターミナルビルの歩道から撮影したものです。この頃からSASのナローボディ機は、B737シリーズにシフトしつつありました。600型はB737の第3世代では最小でした。
DHC-8-400 LN-RDW
同じ日の、同じ場所での撮影。今回出す画像では、唯一のターボプロップ機です。
B737-700 DTI
翌2003(H15)年、またもノルウェーへ。この時はデンマークとのセットだったのだが、この辺の事情(というか、私個人の心情)は、過去の記事を読んで頂ければ。5月19日の撮影です。
MD-81 OY-KHR
MD機も、新デザインへの移行が進んでいました。
なお、上2枚は、前年と同じターミナルビルの歩道から撮ったものだが、この時は西側からの撮影でした。しかしこの後、西側にはサテライトが建設され、ターミナルから連絡通路がつながって、目の前を遮る格好になったので、このような画像は、もう撮れません。
MD-90 OY-KIL
さらに翌年、2004(H16)年6月10日の撮影です。アイルランドへ行く途中、またもフランクフルトのターミナルの展望台から撮影したものです。この時はフランクフルトで一泊して、その翌日でした。
B737-800 LN-RRF
今度はうんと後になって2013(H25)年10月8日。ロンドンへの旅の最中、ヒースロー空港で撮影の時間を作って、R/W27Rの脇で撮りました。
A320-200 OY-KAR
SASはこの頃には、さらにナローボディ機はエアバスにシフトしつつあったようです。
CRJ-900LR EI-FPE
最後に、2018(H30)年3月5日、ノルウェーのベルゲンで撮影したCRJ機です。市中からLRTに乗っていきました。地方路線向けだったのでしょうか。EIはアイルランドの国籍記号で、リースだったのか。
以上、本当にささやかながら、私が撮影したSASの旅客機の画像を並べてみました。
なお、上のA350に見られる通り、近年のSASはデザインがマイナーチェンジしていて、「SAS」のロゴが胴体に大きく記されるようになりました。一方でエンジン部は赤→グレーになっているようです。赤は良いアクセントだと、思っていたのだけれど。
ちなみにSASはこれまで7回搭乗しているが、うち5回はフランクフルト発着便でした。冒頭に書いたように、同じスター・アライアンスのLHやANAと提携していた事があります。さて、スカイチーム乗り換え後のSAS便に乗る機会は、今後あるでしょうか(というか、次に欧州に行く機会を作れるのはいつなのか)。スカイチーム統一色の機体は、いつ見られるのか。羽田で見られるといいけれど。
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