空の旅について書こうか、という回のしょっぱなでナンだが、シンガポール航空機が激しい乱気流に巻き込まれ、バンコクに緊急着陸した一件は、世界中で報道されました。この手のアクシデントは程度の差はあれ、最近日本でもたまに起きるようになったが、しかし乗客に犠牲者まで出てしまうとは…(直接身体が損傷を受けたのが原因ではないようだが)。話を聞いていると、到着前の食事の時間に起きたようで、シートベルトを締めていなかった乗客が相当数いたようです。正月の羽田の事故も思い出されるのだが、とにかく機内安全ビデオは毎回キチンと見て、異常時にはそこで伝えられた事はキチンと守る事、なにより着席時は常時シートベルトを締める事。最低この2点は、確実に守りたいものです。これだけでも、ずいぶん違うはず。
旅は終わり、山口宇部空港から帰宅の途に就きます。
山口宇部から羽田まではJAL・SFJもあるが、今回は最初からANA利用と決めていました。しかし、1日3便のANA便(他にSFJとのコードシェアあり)は、夕方は17時40分発と少々遅くなり、今回は私的には少々異例と言えるが、真昼間、まだまだ午後は長い、という時間の12時40分出発の便で帰る事としました。
宇部新川から、宇部市営の空港連絡急行便で行きます。と言っても、クルマ自体はごく普通のエルガミオ。
急行なので、途中の停車は少ない。途中からの乗車はなく、宇部新川からの、自分を含めて4人のみだった。宇部市営バスはICOCAを導入していて、他の客も皆ICだったようだ。
空港到着間際、草江駅前の宇部線の踏切を通過。駅は、これだけ見たら普通の田舎の無人駅。空港ターミナルまで、歩いて5~10分くらい?
山口宇部空港のターミナル。チョコッと宇部市営バスの屋根が見えるが、これは新山口へ行く便で、本格的なリムジン仕様。この空港、以前は山口や下関へ行く路線があったが、廃止になって久しく、公共交通のアクセスは少々お寒い?
通路みたいななりだが、一応展望デッキ。
11時53分、羽田からのANA693便が、西側のR/W07に着陸。定刻。B737-800。JA59AN。ANAウイングス運航。
1FのANAのカウンター。
搭乗待合室は、ほとんどが旅行者で、ビジネスパーソンは少ないように見えた。昼間だからね。
萩の焼き物が陳列されているが、萩・石見空港が開港して久しい今となっては、少々?かも。
搭乗開始。事前改札で車イスの乗客がゲートを通過して行った後、グループ1・2・3の純に搭乗していく。自分は3だが、グループ2(上級会員)が結構多い。
11K席は、エンジンカウルのすぐ横、という位置で少々外が見づらいが、実は最初に予約した時は、窓際は翼の真横しか残っていなかった。それが、直前のオンラインチェック時に座席表を見たらこの位置に空きが発生していたので、即変更。少なくとも、翼の真横よりは遥かに良い。
機内安全ビデオは、やはり少々早口だなあの印象が否めない。緊急脱出時には手荷物を持たないで、と言っているが、正月の羽田の一件を踏まえて、今後さらにこの点を強調した内容に、改められるのではないか。
定刻より心持ち早めの出発。グランドスタッフが見送ってくれる。
R/W07から離陸。右手に海を見る。
すぐに右旋回。曇り空になっていたが、まだ雲の位置が高くて、下界を見る事ができる。
陸地が見えてきたが、国東半島だ。鉄道にはまっているとすごく遠回り、という印象しかしないが、空路だともう目と鼻の先だ。竹田津。
大分空港も見える。
しかしやがて、窓の外は白くなって、下界は見えなくなった。その代わり頭上は、いつでも青空。
キャビン。
ドリンクサービスが回ってきたので、コーヒーを注文して、空港で買っておいた「月でひろぅた卵 山口夏みかん」というお菓子をほおばる。
スマホをWi-Fiに接続させて、ANAのアプリを見る。飛行経路。国東半島をかすめて、愛媛県上空、という所。
コクピットからは、こんな感じで見えますよー、という前方の風景もある。もっともこのフライトではそうはなっていないはずだが。
リアルタイムのTVもある。これは日テレNEWS24。大谷 翔平の通訳のスキャンダルを報じている。他にCNNやGAORAなどもある。
ビデオプログラムも多数あるが、一方でオーディオは、機内誌「翼の王国」の一部をCAが朗読するプログラムだけ。オーディオは引き続きシートサービスで、という事だが、洋楽(ポップス・ロック等)はない。
頭上のTVでは、GAORAを放映していた。前日の阪神vs広島戦の録画。
徳島付近はちょっとだけ地上が見えた。空港も確認。離陸から23分。
渥美半島のあたりでもう降下が始まる。もう伊豆諸島だが、何と言う島だろう?
手前が利島、奥が鵜渡根島。
房総半島上空。戸面原のダム湖。
さらに北上して、木更津市の上空にかかる。館山自動車道の上を横切る。
木更津駅。
東京湾上空に出て、アクアライン・海ほたるをすぐ右に見る。
風の塔。という事は、羽田のランディングはA滑走路・R/W34Lだ。
D滑走路。航空母艦のよう。
山口宇部空港の離陸から1時間12分、14時ちょうどに着陸。この後ターミナルの北側を回り込んでいく。降機後はバスになるとアナウンスが入る。
ソラシドが3機並んでいる。その向こうでは、新サテライトが工事中だ。
定刻より早く、14時09分に84番スポットに入った。もっともこの後バスに乗り換え。2台口の1台目に乗車。
席は全部埋まった状態で、立ったまま撮影しています。窓のブルーがかなり濃い。
途中、スターウォーズ機のトーイングを待ったりして、ターミナルまでは5分かかった。
バゲージクレームは、案外人が多かったですかね。
到着ロビーは、昼を過ぎたばかりだと、羽田と言えどもそんなには多くないかも。
京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅のホームドアには、次の列車の情報が表示される。
14時37分発の急行に乗れました。605F。この列車は印旛日本医大からの特急で着いて、すぐの折返しになる。
という感じで、多少のハプニングはあったが、中国地方の旅は終わりました。
そういえば、今回の旅先の鉄道はほとんどがJR西日本になったが、全体的な印象としては、鉄道としては切羽詰まった状況にあるなあ、という路線と、やりようによっては、もう少し何とかなるんじゃないかなあという路線(芸備線広島口・宇部線など)と、様々あると感じました。純粋なローカル線のみならず、山陽本線も、以前の岡山県内でもだったが、特に山口県内は本数がだいぶ減ってきていて、冴えない印象は否めず。中国地方は他にもまだ、しばらく乗っていない路線がいくつもあるし、姫新線も残してしまっているが、じっくりと訪れたいと考えています。そこまでに、少なくとも今のダイヤが維持されていると、良いのだけれど。
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JR四国の新社長に、四之宮 和幸専務が就任する事になりました。現在の西牧 世博社長は、会長になります(なぜかJR四国の公式WEB上では、今日現在ではリリースを確認できない)。四之宮氏は1989(H元)年入社で、国鉄時代を知らないという事になります。国鉄分割・民営化からもう37年、JRのグループのどの会社も、もう上も下も、国鉄時代を経験していない人材がほとんどになってきています。四国もご多分に漏れずローカル輸送は深刻な状況で、四之宮氏は「利便性向上を図りつつ、今後の在り方について協議したい」という意向のようだが、どのような解決策を示す事になるのでしょうか。
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