№2723の小田急小田原線の複々線化(登戸駅)、前回の京急線の立体化に比べるとやや地味に映るかも知れないが、東武アーバンパークライン(野田線)の複線化の進捗も、地域の輸送の改善に、大いに貢献しています。特に南側・柏~船橋間は完全に複線化され、終日に渡る本格的な急行運転が実現、大幅に輸送が改善されています。。
そして今回の高柳駅は、その急行運転や、車両運用の拠点の一つとして、駅周辺と共に、完全に昔と姿を変える事になりました。今回はその高柳駅の今を見てきました。
高柳駅は、大宮からだと27番目、柏からだと4番目の駅になります。一日の平均乗降人員は、2022(R4)年度は14,647人とされています。急行停車駅だが、乗降人員はそんなに多くはない。柏~船橋間だと、一番多いのは当然新鎌ヶ谷、その後は馬込沢、鎌ヶ谷、新柏、塚田と続いて、高柳は今のところ6番目。駅ナンバリングTD28。柏市にあります。
こちらは東口になります。
昔の高柳駅。完全に田舎の駅していました。電話ボックスが、もう懐かしい?左側のテントの「沼南タクシー」は、現在でも上の画像に映っています。
平成の世になった時点で、野田線は逆井~馬込沢間がまるまる単線で、高柳は相対式の行き違いが可能な駅でした。その後、複線化の進捗や新鎌ヶ谷駅の開業等で列車運用数が増えてきた事で、車両の留置線が造られました(駅から少し離れている)。2020(R2)年の完全複線化で、急行追い抜きや出入庫など、運行の拠点になっています。駅全体が旧駅舎・ホーム時代より若干西側に移動し、一から造られています。逆に、それまで車両の留置や折返しなどが行われてきたお隣の六実駅は、現在は単純な相対式ホームの駅となっています。
東口のエスカレーター。
東口のエレベーター。
一方、こちらは西口。橋上駅舎化で新たに開発が進んだところです。ヤオコーが進出しています。
東口もだけれど、どうも「東西自由通路」である事が強調されて、駅である事のアピール(「TOBU」のマークがあるとか)があまりない気がします。
この新しい西口からは、ちばレインボーバスのしいの木台線(高柳駅~しいの木台~五香駅)が発着しています。日中40分間隔。本当はせめて、30分間隔にできると良いのだが。
西口のエスカレーター。
西口のエレベーター。
コンコース。窓側は木目調のデザイン。
券売機。
改札口。
やはり「小駅」だからだろう、精算機ではなく、ICカードのチャージ機が置かれています。
改札口の、発車案内表示。
改札内のコンコース。
その真ん中にはベンチ…と言って良いでしょうか…があり、花も植えられています。
ホームのエレベーター。この駅のホームには、エスカレーターはない。
ホームの駅名標と、時刻表及び構内の案内図。終日急行が30分毎に運行され、日中は大宮まで直通します。普通(なぜか東武の音声案内は駅も列車内も「各駅停車」と呼称)はほとんどが、柏~船橋間の折り返し運転。
ホームの発車案内表示。高柳は両端の1・4番線が主本線で、2・3番線は退避や折返しなどで使用されます。
最後に、2面4線となったホーム。
高柳駅は、前述のように運行の拠点としての性格が濃くなったが、利用は(コロナ禍もあるだろうが)まだ少ない方です。とはいえ西口のようにこれからは開発もある程度は進んで行くのだろうから、伸びしろは期待できるのではないだろうか。
ところで、ここでは「アーバンパークライン(野田線)」という書き方をしてきました。これまでも何度か書いてきたと思うが、なぜ「野田線」ではダメなのか。今乗降人員を調べるために東武の公式WEBを開いてみたが、「野田線」の表記がどこにもない。野田が千葉県北部の一地方都市に過ぎず、埼玉県から連なる外環状線的な性格が近年ではさらに濃くなっているので、この名は相応しくないと思ったのかも知れないが、東武に限らないけれど、もう少し在来の路線名称を大事にし、その名で育てていく、という方策は、あり得ないのだろうか?
(「スカイツリーライン」は、伊勢崎線(北部)及び日光線への直通列車がほぼ均等に走る区間であるから、まだ分からないではないが)。
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