この日の後半は、北陸本線で福井に向かい、越美北線で九頭竜湖まで乗って、そのまま折り返して帰ってきます。越美北線も去年乗りたかったが、台風による混乱で乗れずじまいになってしまいました。そして、北陸新幹線・金沢~敦賀間が開通すると、北陸本線は並行在来線として、第3セクター鉄道に転換される事になる。福井県内は「ハピラインふくい」に転換されるが、という事は、JRの乗車券、ひいては「青春18きっぷ」では乗れなくなるので(特例措置が造られるだろうとは思うが)、「青春18きっぷ」で福井に行ける今年のうちに、何としても乗りたい、と考えていました。
この日は敦賀に宿泊。駅近くのホテルで大きなバッグを預かってもらい、身軽になってふくいを目指す。
敦賀駅の改札口。ICOCAエリアなので自動改札機も入っているが、古めかしくて少々狭い。新幹線開業後は、在来線改札も何らかの手が入るのだろうか。金沢行〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕の表示も、間もなく見納め。
新幹線敦賀延伸が来年3月16日と確定、イコール北陸本線の第3セクター移管も確定。という事で、定期券の発売は、徐々に制限されていく事になる。福井方面は、まもなく6ヶ月定期の発売が終了、という段階。
北陸本線1241M。クモハ521ー47の2連。北陸本線のダイヤが少々乱れがちで、この編成は発車間際の入線になった。どこにどう並べば良いのか分からない乗客が大半。ホームは長く、しかし列車は短いのに、大都市のような乗車目標が、ホームにない。待ち人が多いのに。
現在の、北陸関連のICOCAエリア。
いきなり端折ります。福井駅到着。右側は、後を追ってきた〔サンダーバード17号〕。
「サンダーバード」の名前自体は残るようだが、「金沢」の表示との組み合わせは、あと半年で見られなくなる。
越美北線725Dが出発する2番ホームは欠き取り式で、改札口からの階段から相当遠い。新幹線開業後は特急がなくなり、ホーム運用に余裕が出るはずだから、もっと階段から近い位置に発着させるよう、改善されるべき(ハピラインの判断にも拠るだろうが)。
越前花堂の手前で北陸本線と別れ、新幹線の高架下をくぐると、しばらくは平穏な農村地帯。
簡素な無人駅が続くが、一乗谷駅はかなりデコっていた。去年、県立の「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」(後方の建物)のオープンに合わせてリニューアルされたようだ。一乗谷は、一時は明智 光秀が隠遁生活を送っていた場所でもあって、3年前の「麒麟がくる」では、たいそう賑やかな街として描かれていて、少々びっくりしたものだ。博物館を訪れる人が、越美北線を利用してくれるようになるといいのだが。
2004(H16)年7月の豪雨災害でここから美山の間が約3年不通になり、西日本JRバスによる代行輸送が行われて、撮影もした(本体にキュービックの画像を出しています)。だから一乗谷駅に降りているはずなのだが、どうも駅の記憶がないなあ。
その豪雨災害で流出した、第七足羽川橋梁。まだ真新しく見える。
山間部にある美山駅。ここは行き違い可能。途中の越前東郷駅も行き違いができていたが、今は棒線化。
次の越前薬師駅の、待合室に掲げられている時刻表。下り8本・上り7本のみ(1往復は工事運休日あり)。
越前大野駅を出発。越美北線の中間では、一番大きい駅。
次の越前田野駅の先で交差する、大野油坂道路。この区間(大野~勝原間)は、3月19日に開通したばかりらしい。中部縦貫自動車道の一部でもあり、将来的には高山を経由して松本まで結ばれるらしい(一部は東海北陸自動車道と共用)。それがいつになるのかは分からないが、こんな高規格道路が開通しているようでは、貧弱なローカル線ではどこまで太刀打ちできるものなのか。
再び山間部になって、勝原駅。ここまでは1960(S60)年12月15日に開通。
この先九頭竜湖までは、ちょうど12年後の1972(S47)年12月15日の開通でした。まだ開通して50年ちょっと。
いきなり、長大トンネルに差し掛かる。全長5,251mという荒島トンネル。
越前下山駅。
この区間は、昭和40年代以降建設の路線の特徴として、ローカル線ではあっても、ある程度は規格が高くなっています。長いトンネルが多いし、踏切がない。
終点の九頭竜湖駅。今はこんな大きな駅舎なんだ。民営化直後に、この建物になったらしい。
駅前のバス停。大野市の市営バス。
ここでまた、年齢がバレる画像を出すが、これは1986(S61)年9月17日の撮影です。殺風景な無人駅でした。駅前にいる国鉄バスは、美濃白鳥から着いたいすゞBAナローです。この日は、当時はまだ長良川鉄道に転換する前だった越美南線で美濃白鳥に着いて、このバスに乗り継いで到着したものでした。国鉄バスの営業所は美濃白鳥にもあったが、これは大野〔営〕の車両です。当時は大野市にもある程度、国鉄バスの路線がありました。
ホームも簡素でした。キハ23+キハ20形の2連。
今の九頭竜湖駅ホーム。以前もご覧頂いたが、ホームは結構デコっていたが、列車は短くなりました…。
今の九頭竜湖駅は、簡易委託駅で、乗車券の発売もあります。「道の駅九頭竜」が隣接していてそれなりに賑わっているようだが、「道の駅」と称する通り、鉄道の方は向いていないかも知れない。これが鉄道の利用に結びつくかは、ちょっと…。
九頭竜湖駅の線路の終端。本当なら油阪峠を越えて、越美南線と結ばれるはずだった(国鉄バスはその先行の要素があった)が、もはやその可能性はなくなり、バスも廃止となって、公共交通で九頭竜湖から美濃白鳥を目指すのは、不可能になってしまいました。
滞在時間わずか10分、折り返し726Dで、福井に戻ります。
行きは全く行き違いがなかったが、帰りは美山で、越前大野行727Dと行き違い。
一乗谷駅の近くの、西山光照寺の跡。
越前花堂駅の先で北陸本線と合流し、福井に戻る。越美北線は、全線が戦後の開通の比較的新しい路線だが、やはり北陸本線とは違いすぎるな、というのが実感。
越美北線も利用状況が悪く、近年は常に廃止のうわさが立っているようです。列車の本数が少ないし。少なくとも、福井~越前大野間の利用がもっと増えないと、確かに先行きは厳しいかも。仮にも大野は「市」なのだし、かつては旧京福電鉄の路線もあったほどで、もう少し利用が多くても良さそうなものだが、先の通り高規格の自動車道が開通すると、ローカル線は一気に苦しくなるね、という事になる。その辺はJRだけでなく、関係自治体も考えて欲しい。
さて、敦賀へ戻る事になるが、「青春18きっぷ」だし、JR西日本時代に乗るのは、たぶん最後になるはず。なので、途中下車もしてみました。
福井からすぐに接続する北陸本線1244Mは武生止まり。
なのでその手前、大土呂で降りてみました。もちろん無人駅だが、この後帰宅の学生で賑わう事になります。
次の246M(ちなみに521系の4連で、今回乗車したJR西日本の在来線では初めて、車掌が乗務していた列車になった)に乗ったら、武生付近は土砂降りになってビックリ。今庄付近では止んだが、スマホのニュースアプリの気象情報を見たら、発達した雨雲がちょうど、武生付近にかかっていたのでした。
南今庄でも降りてみました。ホームに待合室があるだけの、さらに簡素な駅(ただし手前の青い小屋にICカードリーダーがある)。駅付近には人家はなく(集落はかなり離れている)、特急が行き来していても、「秘境駅」の装い。
もうすぐ見納め、JR西日本スタイルの駅名標。ハピラインになったら、どんなデザインになるのか。
〔サンダーバード36号〕。683系もここでは、見納めだろう。683系はまだしも、681系はどうなる?相当廃車が発生する事になりそうだ。
この後の250Mで、敦賀に戻ってきました。途中通過の北陸トンネルは13,870mあるが、現在のJR以外のトンネルの最長は、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインにある頸城トンネル(11,353m・中間に筒石駅がある)。なので、この区間がハピラインに転換されると、北陸トンネルはJR以外の鉄道で最長のトンネル、という事になります。どちらも、北陸本線の抜本的な改良の副産物として生まれたトンネルでした。
最後に、敦賀を発つ時には見落としていたのだけれど、正式に来年3月16日開業と謳った、北陸新幹線敦賀延伸のポスターがありました。
翌日の最終日は、湖西線・草津線・関西本線経由で名古屋に出て、東海道本線の普通列車乗り継ぎで帰ります。
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京急・京成・北総・東京都(浅草線)は昨日、11月25日のダイヤ改正に関するリリースを出しました。
京急 … 〔イブニング・ウイング14・16号〕は「Le Ciel 」4連による品川→金沢文庫間の設定となり、8連の快特に併結するスタイルとなる(京急蒲田・京急川崎・横浜ではドアが開かず、乗降はできない)。土休日の「ウイングシート」は、運用開始時刻が繰り上がる一方、昼以降は60分間隔の設定となる。平日朝ラッシュ時の上り快特(「B快特」)のうち1本を、全区間特急の運行に変更。下り堀ノ内→浦賀間特急を神奈川新町始発に、羽田空港→京急蒲田間普通を金沢文庫行急行に延長。土休日23時台に羽田空港発品川行急行・金沢文庫行特急を増発。「エアポート急行」→急行に変更(停車駅変更なし)。
京成 … 成田空港22時40分発〔スカイライナー〕を増発、22時台は20分間隔で出発。成田空港発夜間の通勤特急は快速(京成上野行)に変更。この他利用状況に応じて運行本数を見直す他、一部列車の時刻・運行区間・種別を変更する。京成は全線時刻表を発売(11月16日から 600円)。
北総 … 前回改正で新規設定した新鎌ヶ谷折返し列車のうち、平日2往復・土休日6往復を矢切まで延長、東松戸からの武蔵野線利用の便を測る。
都営地下鉄浅草線 … 一部列車の時刻・行先・運行区間を変更。
全容は11月中旬にならないと分からないようだが、特に京急はコロナ禍以降、〔イブニング・ウイング〕の縮小が目立ちます。他社では、ライナー列車はむしろ拡充傾向にあると見えるのだが、京急は朝方上り(B)快特も減少しているし、ラッシュ時の利用の減り方が、他社以上に大きくなっている、という事なのか?
いすゞは今日、待望されていた国産EVノンステップバス「ERGAEV」を発表しました。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で公開します。これまで同社の、ショーの特設サイトでは1台がシークレットになっていて、これがEVバスだろうと思っていたのだが、やっぱりね、という所です。一般公開初日の土曜日に、見に行く予定です。
(発売は2024(R6)年度を目指すとしている)
伊予鉄道市内線の「坊ちゃん列車」が、来月から当分の間、運休になります。ご多分に漏れず、運転士不足が理由としています。
《What's New》
23日 日本大学への補助金 3年連続全額不交付 日本私立学校振興・共済事業団決定
24日 IAEA 福島第一原発調査 処理水放出開始後初
25日 「性別変更」特例法の規定は憲法違反 最高裁判断
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