小田急小田原線の複々線区間のうち、東北沢~成城学園前間の各駅は、21世紀以降の複々線化により、高架駅もしくは地下駅となり、複々線化前とは全く違った駅になりました。
これまで機会あるごとに各駅の複々線化後の姿をご覧頂いてきたが、あと1か所、梅ヶ丘駅が残っていました。今回は、高架駅になって20年の時が経ってしまったが、梅ヶ丘駅の今をご覧いただきます。
梅ヶ丘は、新宿から9つ目の駅になります。2022(R4)年度の1日平均乗降人員は30,091人、小田急全体では33位。東京都内にある17駅のうち、各駅停車しか停車しない駅は9駅あるが、その中では一番乗降人員が多くなっています。駅ナンバリングOH09。これは南口。
2003(H15)年には高架駅となり、翌年には複々線となった。これで梅ヶ丘~登戸間が複々線でつながったが、肝心の下北沢付近の事業が進行せず、14年の間、複々線と複線の境界となっていました。
地平時代の梅ヶ丘駅。橋上駅舎・相対式ホームでした。これは北口。小田急バスのバス停があります。
今の北口。小田急バスの他、東急バスの〔等13〕系統・等々力操車場行が入ります。平成末期に運行を開始したらしい。日中は平日30分・土休日35分間隔。
コンコース。南北を繋ぐ自由通路にもなっています。
改札口の南側に、スターバックスが入っています。
反対側には、小田急系のスーパー、「Odakyu OX」が入っています。
小田急では東京都内も含めて各駅に横浜銀行のATMがあります。もちろん梅ヶ丘駅にもあります。ここは改札外。右には交通ICにも対応した、コインロッカー。
周辺の案内図。
時刻表と、停車駅の案内。日中は各駅停車が10分間隔で停車します。
券売機。
改札口。
発車案内表示。改札口は液晶式。
精算機。ここはまだ紙の乗車券の精算も扱う。次の機器交換の時期に、ICチャージ専用になるのだろう。
改札内コンコース。
ホーム行のエスカレーター。これは下りホーム行。
ホームのエレベーター。これも下りホーム。
ベンチと、寄りかかるための棒?(何というんだろう?)小田急では「子育て応援マスコットキャラクター」として、「もころん」がデビューしました。小田急グループのブランドカラーのブルーに(てっきりMSEから来ているかと思っていた)、GSEのオレンジとポシェットをあしらっています。
待合室。これは下りホーム。上りにもあります。
ホームの発車案内表示で、ホームはLED。ちょっと見づらくなってしまった…。
最後に、ホーム。複々線の両側に相対式ホームがあります。ホームドアが整備されています。真ん中2線は急行線、両側は緩行線、だが、千代田線直通列車は急行・準急も緩行線を通過していきます。ちょっと小さくなっているが、JRE233系の我孫子行急行が通過していきました。
これで何とか、東北沢~成城学園前間の全ての駅の今の姿をご覧頂きました。輸送量が(コロナ禍もあって)減少している昨今だが、それでも複々線化の効果は絶大なはず(登戸~向ヶ丘遊園間の下りが残っているが、2線化される日はいつになるのか?)。利用は回復傾向であり(梅ヶ丘駅は前年度比9.9%増)、充実したインフラを最大限活用した輸送サービスの拡充が、大いに期待されます。
東北沢~成城学園前間の各駅はこれまで、ここでご覧頂きました。豪徳寺から先は、もう10年前の発表になってしまった…。
東北沢 №2689(2023(R5)年8月11日)
下北沢 №2660(2023(R5)年5月23日)
世田谷代田 №2690(2023(R5)年8月14日)
豪徳寺 №1029(2013(H25)年9月27日)
経堂 №1123(2014(H26)年2月20日)
千歳船橋 №1124(2014(H26)年2月21日)
祖師ヶ谷大蔵 №1125(2014(H26)年2月22日)
成城学園前 №1126(2014(H26)年2月23日
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日本のバスは昨日、120周年の節目を迎えました。が、現状は見る限り、正直明るい展望を見出すのが難しくなってきています。なにより運行の根本をなすドライバーがいないというのが致命的で、3万6千人が不足する試算がある2030(R12)年まで、7年しかない。日本のバスの未来は、どうなってしまうのだろう。道路交通におけるバスの地位の低さが何より問題、と私は考えているが、業界だけでなく、自治体も、国レベルでも、そして我々利用者となりうる立場になる人々も、ちょっとばっかし真剣に考えなければならない時期です(それもてんでバラバラではなく)。本当にバス(を始めとする公共交通)が必要だと思うなら、大声で叫ぶだけではダメ。策を練らないと。
《What's New》
19日 損保ジャパン・ビッグモーター 金融庁が立入り調査
20日 米FRB 利上げ見送りを決定
21日 元参議院議員ガーシー氏保釈 保釈金3,000円万円
Jリーグ・浦和レッズの、来年度の天皇杯の出場資格がはく奪されました。8月に行われた名古屋戦でのサポーターの暴力行為を問題視したJFAが発表したものです(JFAのホームページでは今日現在、発表のリリースを確認していない。見落としているのか?)。レッズは9年前にサポーターの行動がもとで無観客試合処分を受けているが、その後もサポーターの問題行動が後を絶っていないそう。レッズのサポーターはこんな連中は少数、暖かなおもてなしで観客を迎える人々の姿を映した映像を見た事もあります。それだけに、一部の過激な連中のために何もかもを台無しにしかねない事態は、何とも腹立たしい。球団・チームも対応を今一度考えなければならないが、何よりも、サポータ―自身が考えなければならない。暴力的な連中の思想は変えられないだろうから、何とか他の心ある人々がこのような輩を駆逐する事を、やらなければならないだろう。日本のサッカーに「フーリガン」はいらない。
プロ野球・オリックス・バファローズが、パ・リーグ3連覇を達成しました。オリックスは1990年代にイチローらを擁して2連覇を達成した後は、やや低迷していた感があったが、中島監督になって急に強くなった感があります。今はこの後クライマックスシリーズを勝ち抜かなければならないが、阪神タイガースとの「関西対決」、いよいよ実現が現実味を帯びてきたようです。
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