№2691 「本線」のローカル線を訪ね 北海道へ 1.ANA557

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 災害のため長期に渡り不通になっている根室本線・東鹿越~新得間が、富良野~東鹿越間共々、来年3月いっぱいを持って廃止になる事が決定しました。
 前から予告していた通り、先月後半「青春18きっぷ」を利用して、この区間に乗ってきました。また合わせて函館本線・室蘭本線の、いずれも「JR北海道による運営が困難」とされている区間も訪ねています。今回から5回に分けて書く予定です。
 本当は学校が休みになる7月ではなく、9月の頭の部分で行きたかったのだが、6月終わりの時点では9月の仕事のシフトが確定せず、航空便の予約ができないため、時期を早める事になりました。結果として、列車そのものは混雑にはならず、その点では幸いでした。ただそれよりも、根室本線に乗る前後の一般のホテルがどこも満室で部屋を確保できず、やむなく札幌すすき野のカプセルホテルに連泊となりました。少々見込みが甘かった…。

 7月23日(日)
 休みは月・火・水の3日間だが、日曜日の午後、仕事が終わってから函館に飛びます。今回は、今の仕事場から近い新横浜駅から、空港バスで羽田空港に向かいます。

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 今の新横浜駅~羽田空港線は、京浜急行バスと東急バスの共同運行になっています(一部港北ニュータウン発)。14時50分発はプリンスホテル始発の京急便。乗客が多くて、ホッとさせられる。3年前、パンデミックの直前に乗った事があるが、午前便なのに完全にガラガラだったから…。

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 鶴見川を渡って、新横浜ランプに向かう途中で見た、日産スタジアム。

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 料金所を通過すると、いきなり長いトンネル。生麦まで続く。

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 トンネルを抜けると、これから通過する鶴見つばさ橋を見る。

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 東芝の工場。海芝浦駅に停車している205系が、分かるでしょうか?

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 上空を、羽田空港からの離陸機が横切っていく。R/W22からの離陸か。

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 羽田空港到着。今日はANA便なので、第2ターミナル下車。高速区間は、20分程度だった。

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 ANAではこの4月から搭乗のスタイルが変わり、搭乗券はこのようにスマホ画面上に表示される。このQRコードで行き来する事になる。

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 ターミナルはかなり混んでいた。混雑はイヤだが、活気があるのはいい事、空港はこうでなくちゃ(かなり矛盾しているな)。

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 荷物は別に預けなければならない。自動荷物預けのコーナー。

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 保安検査場もかなり列が長い。のに、一番南側(右側)の検査場Dは閉鎖されていた。やはり人手不足、なのか?

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 入ってすぐの「ANAフェスタ」で、カツカレーとうどんのセットを食する。セルフサービスの店舗にしては、少々高いかも?うどんのつゆは、関西風の薄味(私はこちらが好み)。

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 搭乗口69というのは、南側のフィンガーの最先端。検査場からだと歩いて10分弱はかかる。

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 南側のフィンガー。飲食店はなく、売店も小規模なものだ。

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 搭乗口69番。
 たどり着いた時にはB787がスポットにいて、これが函館行と思っていたのに、しばらくするとスポットから離れ、自力でどこかへ行ってしまった。回送でどこかに飛んでいくのか?

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 17時過ぎ、C滑走路・R/W16Lに着陸したB787-8が、改めてスポットに着いた。JA817A。どこから来たか分からないが、所定の時刻より遅れていたようだ。折返し函館行は17時35分出発予定だったから、たぶん定刻には出発できない。

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 TVでは、大相撲名古屋場所・豊昇竜vs伯桜鵬の一戦を中継していた。勝った方が、先に勝利していた北勝富士との優勝決定戦に臨む、という大一番。豊昇竜が買ったが、優勝決定戦は見れそうにない(結局豊昇竜が勝利し優勝)。

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 やはり出発は10分遅れ、と表示が出た。

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 事前改札・優先搭乗と続いて、本来の出発時刻の17時35分になって、自分の「GROUP3」(窓際席)の搭乗が始まった。ここまで空港ターミナル内や、搭乗のため列をなす乗客を見てきた感じでは、もう半分くらいはマスクをしていないようだった。
(ちなみに先のWEB搭乗券は、スクリーンショットでもOK)

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 機内安全ビデオ。やはり、早口ではないか?

 ところがこの後コクピットから直接のキャプテンアナウンスがあり、前の便で発生したコクピット内部の不具合を再度点検するため、出発が遅れる、という事だった。整備士を呼ぶため時間がかかるので、不具合が解消できるまでの間はトイレに行ってもいいし、電波を発する機器を使用しても良い、とも。CAが巡回し、一度オートにしていたドアモードを、再度マニュアルに戻していく。

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 機内は家族連れの姿も少なくなかったが、幸い殺伐とした雰囲気にはならなかった。全体的には空席が少なくなかった事もあるか。満席だったらこうはいかないかも。CAがキャンディを配って回っていた(CAは、マスクをしていない方が1名いた)。

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 この間に、隣の70番に駐機していた、セントレア行のB737-800が、サッサと出発してしまった。本来はこちらの30分あとの便なのだが。

 不具合は解消したものの、書類を作成する必要があると言って、さらに出発が遅れる事になる。こんな経験は他社も含めて初めてなのだが、ともかくじっと待つしかない。私は良いけれどねえ。

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 ようやく全てが終わり、ベルトサイン再点灯の後スポットを離れたのが18時30分、55分の遅れになってしまった。

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 離陸はB滑走路・R/W16L。第2ターミナルの前をタキシングしていく。既に陽がだいぶ西に傾いて、沈みかけている。

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 AIR DO「ロコンジェット」の姿も。

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 遅れている上に出発便が固まってどうなる、と思ったが、先に来ていたUA便を追い抜いて、R/W16Lに進入する。

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 19時が近づいているためか、新飛行経路による運用は終了していたようで、B滑走路・R/W22への着陸機(ソラシド)を見る。

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 ようやく離陸。D滑走路上空を横切る。この後左旋回。

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 東京湾を横切る。中央防波堤の埋め立て地から、東京を見る。

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 さらに左旋回。羽田空港のシルエットを見る。夕陽は雲の向こうに消えていた。

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 浦安を見る。だいぶ暗くなってしまった。

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 渡良瀬の遊水地。だから古河の上空か。

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 改めて、キャビン。この機体は、キャビンの改修が行われていない。

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 先に売店で買っておいたバウムクーヘンを、機内サービスのコーヒーと共に食する。コップは「鬼滅の刃 じぇっと参」。

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 モニターでは、プロ野球の中継を放映していた。ライブだ。ZOZOマリンのロッテvsソフトバンク(なのだが、ユニフォームを見て一瞬、ソフトバンクのホームなのかと思ってしまった)。

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 沈んだはずの夕陽が、高高度で再び現れる。この後粟島、鳥海山や男鹿半島が何とか確認できたが、写真にはならない。大幅な遅延で窓の外の景色を楽しめなくなったのが、何とも残念。

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 今度こそ完全に夜になり、函館市の上空に差し掛かる。すぐ真下は、フェリーターミナルだろうか。

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 ライトアップされた、五稜郭タワー。

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 20時前、着陸。

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 ターミナルには、HACのATR-42がいる。今は丘珠からの函館着20時00分、という便があるんだ。という事は、この機体は函館に泊まるという事だろうか?
(JAL2757便は土曜日休航。この日は運航があった)

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 結局遅れがさらに増幅し、1時間07分の遅れで函館到着になった。左はJAL588便で、本来は向こうが函館発最終便。
 ターミナルの待ち人は多い。私は、今日はこのまま函館のホテルに入れれば一件落着だが、帰りの人は、羽田到着が22時を回るはずだから、帰り道が大変、だろうねえ…。

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 バゲージクレームは、受け取りの旅客が案外多い。

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 到着ロビー。逆の出発便ももう終わりだから、閑散としたムード。ローソンも閉まっている。

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 函館行の、函館帝産バス。当然ながら、ちゃんと待っていてくれました。ありがたや。乗客も多く、外国人の姿もあって、英語が聞こえてきた。函館駅までは500円。15分程。終点はホテル WBFグランデ前(市電の宝来町電停近く)。ICは不可。

 遅れもあって疲れたけれど、とにかく函館に着いてくれれば、この日は結構。宿も、この晩の函館は確保できていました。
 明日は、午前中は市電に乗ります。昼から函館本線の普通列車を乗り継いで、札幌に向かいます。

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《What's New》
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 台風7号は大変だったが、鉄道は幸い、長期不通に追い込まれそうな事態に陥る路線は出なかったようで、幸いでした。正直、非常にイヤな予感がしていたので、胸をなでおろしました。東海道・山陽新幹線の運行はちょっといただけない所もあったが、ともあれ全区間が無事に走れるのが、一番です。

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