「JTB時刻表2023年4月号」、月曜日に発売になりました。
表紙はもう何回も見ているだろう、新相直ネットワークの7社局の車両の並び。左から、埼玉高速2000系・東京都6500系・東京メトロ9000系・東急3020系・相鉄21000系・東武50070型・西武40000系。
「のりもの情報局」は、今月は1件だけ。「秋田内陸地域公共交通連携協議会」の「秋田内陸線『田んぼアート』田植え体験参加者募集。
今月はJTB時刻表の年間購読キャンペーンがあって、ギフト券コード使用で、通常の13,253円から、さらに1,000円引き。
2023年春 私鉄ダイヤ改正 注目ニュース
2・3月号と連続してJRグループの改正になって、やはりここで来たか、という所。
当初はこの直通線、相鉄沿線から都心への、JR直通に続くもう一つの直通ルートという性格が第一、と思っていたのだが、近頃は、相鉄・東急双方からの新横浜へのアクセス(特に新幹線乗り継ぎ)の向上が強調されるようになった気がする。相鉄はともかく東急は?と思っていたが、渋谷・目黒はまだしも、沿線から新幹線の駅というと、品川にしてもそこに至るまで最低1度、あるいは2度の乗り換えは必要になり、新横浜で直接乗り換えられるのは、特に神奈川県側だとメリットは大きいだろう。ただ、地下4Fから高架線の新幹線のホームにたどり着くのは、一苦労のはずだが。駅も両者はやや離れているし。新横浜は、JRスタートの時点では、〔ひかり〕が停車するようにはなっていたがまだ回数は少なかったし(〔のぞみ〕はまだなかった)、市営地下鉄はその2年前に到達していたが、駅付近はまだまだ開発途上という感が濃かった。アリーナもスタジアムもなかったし。隔世の感があります。
7社局の車両がここでも並んでいるが、全社局が一斉に関係線区を走るわけではない。相鉄編成は東武東上線には入らないし、メトロ・都営・埼玉高速も、少なくとも今回の改正では相鉄線には入らない。東武・西武は新横浜にも行かない(東武東上線~新横浜・相鉄線間の列車はあるが、全列車東急編成)。関係する全区間を走るのは、東急のみ。
あとはこの開業で、在来の路線、横浜市営地下鉄ブルーライン・JR横浜線にはどの位影響が出るだろうか。特に菊名の乗降(乗り換え)は、どの程度変化が起きるか、興味が持たれます。
その他にも私鉄の改正が並んでいるが、全体的には後退の印象は、やはりあります。東武東上線は、川越特急の設定増があるが、旧快速急行・快速からの立て替えが多い(だから単純に「特急」にしても良かったのではないか?)。また西武は、秩父鉄道直通がまた減少し、上りは廃止(秩父鉄道線内で返却の列車として、三峰口→西武秩父・長瀞→御花畑間の区間運転が、午前中に設定されている)。
江ノ電は71年ぶりの改正として「話題」になっているそうだが、本数が減るのが「話題」とはね…。単線でネットダイヤを組んでいる路線だと、今回ここにはなかった伊豆箱根鉄道大雄山線もだが、本数が減っても行き違いの駅は変えられないので、所要時間が増大してしまうのが悩ましい。江ノ電は旧ダイヤが34分だったが、新ダイヤでは37分になってしまった。駅の乗降に時間がかかるのが遅延の原因になっていたとみているのだが、小型なので3ドア化とかもできないし…。
福岡市営地下鉄の延伸区間は、今年中には乗りに行くと、宣言しておきます。
特集のページ
「NEWS」の4文字だが、今月は、そうにゃん?のシルエットを模したマークが描かれた相鉄21000系・東急3020系・東京都6300系・東京メトロ9000系(更新車)・埼玉高速2000系が描かれています。この5系列が全部見られるのは、白金高輪~新横浜間。
まず、開通記念で、相鉄・東急新横浜線の全列車の時刻が掲載されています。
「早朝時間帯 新横浜駅へ便利な列車」というのは、東海道新幹線で新横浜始発の〔ひかり533号〕と、今改正で設定になった〔のぞみ491号〕(原則月・土曜日運転)に乗り換えができる列車で、全時刻公開より前に、各社よりリリースされていました。新幹線とは関係なくなるが、土休日の海老名5時14分発特急3700列車が、なんと小川町行だ。全区間で115.2㎞。
会社線は、西武(含む東急)・東武・京王のライナー列車と、白馬方面及び長野~野沢温泉間の、季節運行の高速バス。それと、東京・名古屋・大阪バスの東京(王子)~名古屋(愛知県庁)間と、沖縄~名護方面間の高速バス。
本文
北陸本線は、敦賀駅構内の工事のため、4月16日は一部列車が運休する。下り〔しらさぎ65号〕全区間と、普通列車2本の近江塩津→敦賀間、上り〔サンダーバード50号〕全区間と、普通列車1本の敦賀→近江塩津間。〔サンダーバード50号〕の代替で、金沢→敦賀間に〔ダイナスター50号〕を運行(全車自由席)。
磐越西線は、4月1日に全線の運行を再開、本文には4月1日からの時刻を掲載(3月31日までは「特集のページ」に掲載。被災前、去年の3月12日改正ダイヤと比較すると、被災していない区間も含めて、大規模な変化は確認できない(ただし喜多方~野沢間でワンマン運転を開始)。〔SLばんえつ物語〕は設定がない(SLは夏まで定期検査)。
阿武隈急行は、4月16日は架道橋拡幅工事のため午後の全列車が運休し、代行輸送を実施(福島~梁川・梁川~丸森・丸森~槻木の各区間で代行バスを運行)。
留萌本線は、今月号は3月31日までと、石狩沼田~留萌間廃線後の4月1日からの時刻を両方掲載。残存の深川~石狩沼田間は、7往復の運行は変わらない。基本的の朝方の石狩沼田→深川間と、夕方の深川→石狩沼田間は、現行のダイヤと大きな違いはない。
変わるのは下りの旭川からの直通で、夕方の旭川15時16分発現行4929Dは、旭川→深川間も取りやめ。なので旭川からの函館本線の普通列車は、13時47分発(2328M)から16時12分発(2334M)間で、約2時間30分空く事になる。一方で旭川12時04分発石狩沼田行4925Dを設定。
会社線では、名鉄も3月18日にダイヤ改正を行ったが、知多新線はほとんどが線内折返しのワンマン運転となって、名古屋方面~内海間の特急は、夜間の内海行・早朝の内海発各2本のみとなりました(河和発着に立て替え)。知多新線は上野間・野間の行き違いが廃止になって棒線化されており、凋落が著しい(線内で行き違いができるのは、別曽池(信)と知多奥田のみとなっている)。
また関西の私鉄は、南海以外の大手4社と、大阪メトロ・山陽・神鉄・神戸高速で、バリアフリー料金導入による運賃改定を行う。他に嵐電・叡山も改定。
札幌市営地下鉄は4月1日ダイヤ改正とあったが、南北線麻布駅の一時的な修正のみ(線路設備更新によるホーム利用方法変更のため 7月31日まで)で、全体のダイヤ形態に変更はないし、東西線・東豊線も変更しない。
筑豊電鉄は3月18日に再度ダイヤ改正を行ったが、平日のラッシュ対策で、黒崎駅前~筑豊中間間は減便だが、筑豊中間~筑豊直方間は増便。日中以降と土曜日・休日は変更なし。
横浜シーサイドラインは、3月25日に改正を実施。平日ラッシュ時は、7~8時台は1時間当たり平均15本→13本に削減、土休日はほぼ終日10分間隔で運転。
スカイレールサービスは、5月3・4日は運休になるそう。理由は解らないが(スカイレールサービスは公式WEBがない)、噂されている今年中の廃止・EVバス転換をにらんでの、何かの実験的な事が行われるのだろうか?
羽後交通の角館~田沢湖間路線は、現在平日7往復・土休日2往復が運行されているが、今月一杯を持っての廃止が、羽後交通よりリリースされています。田沢湖エリアは、他のエリアから孤立する事になります。慢性的なドライバー不足を理由に挙げていて、羽後交通は他の路線も、特に土休日は大半の路線が全便運休の状態になっているが、北東北では各社とも、路線バスの運行維持に相当苦慮しているようです。何とかならないものか。
岩手県北バスの〔106特急〕は、ダブルデッカー車(アストロメガ)の運行が終了と発表になっています。4月1日より在来車両で、一部時刻を変更して運行、との事。
営業案内
JR西日本の「特定区間」も、4月1日より値上げ。バリアフリー料金(普通運賃は10円)導入もあるが、もっと値上げになる区間もあります。大阪~京都間570円→580円・大阪~神戸間410円→460円・天王寺~和歌山間870円→900円など。
JR東日本の「オフピーク定期券」の案内は先月号から記されているが、「ピーク時間帯」は一部、JR以外の私鉄にも設定されています。設定されているのは、相鉄線全線(新横浜除く)・東京メトロ全線(中目黒・代々木上原・和光市・渋谷・目黒除く)・りんかい線・東武スカイツリーライン区間(伊勢崎線)・亀戸線・大師線。ピーク時間帯(入場時にIC普通運賃が必要になる時間帯)が最も早く訪れるのは、青梅線の奥多摩・白丸で、5時50分~7時20分。一方で電車特定区間のみを発売対象としているので、東海道本線の大船~小田原間や、京葉線の蘇我あたりの設定がないのは、不合理ではないだろうか? (「電車特定区間」自体がもう実態に合っていない)
今号は付録で「しおりセット」があります。過去の時刻表の表紙をモチーフにしているそうで、なるほど「よん・さん・とお」の583系に、「一本列島」の快速〔海峡〕か。女の子のシルエットも、ありますねえ。
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《What's New》
19日 創立147年 岩手県岩泉町安家小学校 閉校式
20日 IPCC 統合報告書9年ぶり公表 温室効果ガスの早期大幅削減を強調
21日 「空飛ぶクルマ」テスト飛行 今治市で実施
22日 「都民割」6月末まで延長 東京都発表
WBC日本優勝、おめでとうございました。やはり準決勝の「村神様」逆転サヨナラタイムリー、じゃないですかね?個人的にはそろそろ、最初のラウンド(日本が入るグループ)及び準々決勝も、日本以外の国でも行われるようになって然るべきと思うが、どうでしょう?
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