№2579 留萌本線中心 やや弾丸っぽい北海道1泊2日の旅 1.ADO081便 ロコンジェット!
先月頭、北海道に行ってきました。メインの目的は、留萌本線に乗る事でした。ご存知のように、留萌本線は今年、来年9月いっぱいを持って石狩沼田~留萌間を廃止すると、JR北海道から鉄道事業廃止届が出されました。ただし条件が整えば半年繰り上げ、3月いっぱいで廃止するとも記されています。地元の方からこの内容が提案された経緯があり、3月廃止はほぼ間違いないと思われます。
という事で、早く乗りに行かなければ。本当は夏には行きたかった。廃止申請届がなされれば、特に「青春18きっぷ」シーズンの混雑が目に見えているから。しかし、腰痛のせいで延期にしている間に、届が出されてしまいました。ともかく12月中、冬の「青春18きっぷ」シーズンで行こう、と最初は考えていたのだが、どうもこの時期では、いろいろな面で遅すぎるのではないかという気がしてきて、急遽1ヶ月以上繰り上げ、先の九州旅行から帰ってすぐ、北海道行きを決定してしまいました。当然費用はかなりかかる事になり、失職の最中ではなおさら痛いのだが、それよりも早く乗りに行かねば、という、まあ「焦り」が勝った状況、に置かれていました。とにかく乗らずじまいになってしまって後悔したくは、なかったのです。
11月 7日(月)
そうは言っても九州から帰ってきたばかりでもあり、やはり日数はかけられません。1泊2日の、やや弾丸旅行っぽいスケジュールになりました。旭川へは、留萌本線への乗り継ぎも考慮して、一番早いADO便で飛ぶ事としたが、7時台前半の出発は、少々きつく感じられるようになってきました。先月もSKY便もそうだったけれどね。今後のプランニングは少し考えないといけないかも。
羽田空港へ向かう途中、京急蒲田駅のホームから。空が燃えるように赤い!
第3ターミナル駅。ここで降りる客も増えてきたようだ。パンデミック前と比べたら、まだまだだろうが。
第1・第2ターミナル駅。エスカレーター前は長い行列。
改札を出て、ターミナルへ向かうエスカレーターも、階段上がってすぐ目の前のエスカレーターは、長い行列。
しかし、ADO、あるいはSNA便に乗るのなら、左手、東京モノレールの改札の前にあるモノレールが空いていて、穴場だ。
第2ターミナルも、6時を過ぎたばかりなのに、ANAのカウンターを中心に、かなりの混雑。学生服姿が目立つが、修学旅行だろうか?良かったね、旅行ができて…。マジでそう思う。
ADOと、SNAのカウンター。しかしADOは、カウンターの他には、話を聞いてもらえるスタッフが見当たらなかった(SNAはいたが)。
荷物を預かってもらうには、このカウンターでチェックインの後、ANAの自動手荷物預け機を利用しなければならない。これが、手荷物検査場の反対側なので、結構遠い。この点、今後何とかならないか。大荷物用のカウンターは行列が長い。何だか国際線みたいだ。
手荷物検査場。当然ここも、行列が長い。
前日、メールで搭乗のお知らせが届いた時には搭乗口56とあったが、すぐに(3時間後)、搭乗口変更のお知らせが来た。500番、だからバスだ。
そのバスラウンジ。各方面への乗客が多い。
ADO081便のアナウンスでは、なに、「ロコンジェット」で運航、だと?これはラッキー。
事前改札の後、モノクラスだからすぐに自分の搭乗(というか、バス乗車)の順番になる。普通の月曜日なのに、子供が多いような。
3分程で、スポット508番に着く。おお、確かに「ロコンジェット」。記念撮影をする家族連れ?の姿も(それが、一番上)。
タラップを上がって搭乗。久しぶりだ。
シートカバーは、(公式WEBで見て書くが)スターボード側はオリジナルのロコン、ポートサイド側は「アローラの姿」のロコン、らしく、中央のD席は両者が並んでいる。
このJA607A号機は元ANA機で(最前部はプレミアムクラスのシートのまま)、天井部にはモニターがあり、キャビンの換気についての説明もある。
機内安全ビデオも流れる。CG+日英音声+字幕オーソドックスな内容だったと思う。この最中に出発。
ターミナル前には、ANA「鬼滅の刃」がいる。これは「じぇっと 弐」でいいんだっけ?
おお、もう一機。これは「じぇっと 壱」になるんだっけ?
離陸はR/W34R、C滑走路。
ピンボケで申し訳ないが、離陸後右旋回して埋め立て地の上空を通り、この浦安を見ながら、今度は左旋回する。
江戸川区の上空。中央に見えるのは中山競馬場。
中川。すぐ下には常磐線の亀有駅。環七も確認できる。
その先には金町。
三郷市の上空。すぐ下は江戸川で、遠くに手賀沼、その先に霞ケ浦。
常総市上空、だろうか。遠くは霞ケ浦、手前に延びる川は、鬼怒川か。
筑波山。
キャビンは、基本的にはANA時代そのまま、という感じでしょうか。全体的には空いている。
ドリンクサービスが回ってきた。ほたてスープをチョイスし、空港で買っておいたカツサンドで朝食にする。何しろ空港は、慌ただしかった…。
ADOも紙の機内誌(「rapora」)の、座席ごとの搭載を残していて、11月はカレー特集。10月3日にスタートしたばかりの、SNAとの共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」に着いても記されていた。
後はコーヒーを注文して、これとスィーツ。紙コップは当然「ロコンジェット」オリジナルデザイン。
天井のモニターでは、「ロコンジェット」のメイキングが上映されていた。
オーディオもあるが、チャンネルは2つだけ。音尾 琢真がパーソナリティの邦楽と、NHK第一。
フライトは順調に進み、遠くには松川浦。
8時を過ぎて、すぐ真下に岩手山を見る。富士山みたいに雪を被っている。
ベールのような薄ーい雲のために解りづらいと思うが、八戸です。離陸から1時間20分。
三沢基地・空港と、小川原湖。
北海道に入る。鵡川だ。日高自動車道と国道が鵡川にかかっているのはすぐわかると思うが、さらに下流側に、旧日高本線の鉄橋が残っているのが、解るでしょうか?
厚幌ダムが造った湖だが、湖は名前がないようだ。4年前に完成したばかりの新しいダムらしい。
ベルトサインが点灯するが、その前に「あと〇〇分でベルトサイン点灯」みたいなアナウンスはなかった。
旭川が近づいてきた。石狩川を見る。
旭川の市街地の西側から進入し、グルっと右に見る形で、空港に進入していく。
市街地の北側に広がる、東鷹栖の農村地帯。ひたすら長い直線道路が、北海道らしい。
市街地へ。石狩川沿いの花咲スポーツ公園。スタルヒン球場も確認できるが、解りづらいかな?
宗谷本線の高架橋が右にカーブして、旭川駅に進入していく。
着陸直前、東神楽町上空。すぐ右下を流れるのはポン川。また北海道らしい農村地帯が、空港のすぐ近くに広がっているとは。
R/W16に着陸。ドスンときた。
空港の南側には、展望台がある。
ほぼ定刻に到着。ボーディングブリッジに降りると、寒い!事前のアナウンスでは、3℃と言っていたっけ。さすが北海道。空港の周囲は、完全に晩秋の装いだった。
新体制での出発となった今後のADOはどうなるか、だが、やはりSNAと共にどれだけ独立色を出せるか、だと思う。現状の資本関係はよく解らないが、経営悪化時の再建の過程でANAとの関係が強くなり、コードシェア運行やハンドリングなどで今でも、ANAに依存する部分が多々あります。機材からしてそうなのだが、来年にはANAの「スキップ」廃止に伴い、ADOも独自のオンラインチェックインサービスに移行する事になります。これを機に、SNAと共に、より独自色を発揮する方向に行って欲しい。それが、元々、創業時に掲げられた志、だったわけだから。
手荷物引き取り場の出口のカウンターに、ANAとJALの、紙の時刻表は終了した、以降はWEBで、という案内が並んでいる。
旭川電気軌道の空港バス。乗り具合は良かった。旭川駅までは750円。
最後に、なんと!車内にはコロナ禍対応のお願いと並んで、「Jアラート」発出時の運行方についても記されていた。初めて見た。現に先日は北海道上空をミサイルが飛び越えていったわけで、狂った時代だと思う。
旭川駅は定刻到着。この後〔ライラック〕で深川に出て、留萌本線に乗る事になるが、それは次回(明日の予定)。
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JR五能線は、明日岩館~深浦間の運行が再開されるが、残る深浦~鰺ヶ沢間も、今月23日の運行再開が発表になりました。まずは一安心、だろうが、今回不通になった岩館~鰺ヶ沢間は、2021(R3)年度の通過人員は、民営化初年度の1987(S62)年度比で70~76%の減少になったと、先月発表になっています。1/4前後に減ってしまっているわけで、〔リゾートあすなろ〕が走るほどだから今後も観光資源として活路を見出すのだろうが、到底安心できない状況だと思います。
《What's New》
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日本代表、残念でした。日本も必死だったがクロアチアも必死、だからPK戦にまでもつれたのだろう。日本のサッカーは今後も、W杯のアジア地区予選突破は当然、本大会のグループ予選突破ももはや当然、あとは如何にして決勝トーナメントで出来る限り上位に行けるか、がテーマであり続けるはずです。ともあれ皆様、お疲れさまでした。それにしても今回は、JALのW杯スペシャルマーキング機が出なかった…。残念だが、コロナ禍だから仕方ないか。
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