№2559 腰痛なのにいいのか?関西・北陸・信州めぐり 4.万葉線・城端線と富山地鉄

2022_09_08_00.jpg
 高岡自体は2年ぶりだが、万葉線とJR城端線には乗っていませんでした。この両線に乗って、後半は富山へ。

 9月 8日(木)

2022_09_08_01.jpg
 新しい、高岡駅の乗り場。ここは4年前に来ているが、電車には乗っていなかった。

2022_09_08_02.jpg
 7時30分発越ノ潟行に乗車。「獅子舞トラム」。

2022_09_08_03.jpg
 高岡市から射水市に入り、庄川を渡る。
 学生で混雑していたが、西新湊で全員降りて、一気にガラガラ。

2022_09_08_04.jpg
 越ノ潟到着時は、自分の他は1人だけ、だった。

2022_09_08_05.jpg
 富山新港を渡って、反対側の堀岡に向かう渡し船。無料です。乗っても良かったけれど、城端線に乗るなど今後の事を考えて、今日はパス。

2022_09_08_06.jpg
 渡し船、というにはやや大きめかも。基本的には30分間隔。

2022_09_08_07.jpg
 新湊大橋もかかっているが、一般の歩行者は大変ですよね。ただ、8時37分の便に乗ろうという人は、いないようだった。

2022_09_08_08.jpg
 改めて、越ノ潟駅。

2022_09_08_09.jpg
 こちらの8時37分発高岡駅行は、「ドラえもん」電車。水曜日が検査のため運休になっていて、検査明けでした。

2022_09_08_10.jpg
 車内にはドラえもんのぬいぐるみも。「未来の世界のネコ型ロボット」なのだから、本当はマスクはいらないよね?まあ、子供たちへの啓蒙の意味があるのだろう。

2022_09_08_11.jpg
 ほお、車内も、「ドラえもん」をイメージしたカラーリングだ。

2022_09_08_12.jpg
 新吉久駅の近くの「TEKリトルパーク」に、デ5022号車が静態保存されています。今の万葉線の線路は、富山新港ができるまでは越ノ潟から先にも延びて富山地方鉄道射水線となり、新富山までつながっていました。射水線との直通運転用に使われていた電車です。4年前から保存展示されているとの事。

2022_09_08_13.jpg
 高岡駅に戻ってきました。「ドラえもん電車」のパネル。

2022_09_08_14.jpg
 駅前の広場を挟んだ反対側、「ウイング・ウイング高岡」の広場にも、ドラえもんのキャラクターのブロンズ像が並んでいます。

2022_09_08_15.jpg
 城端線333D。キハ47×2連。

2022_09_08_16.jpg
 車内は一部改造されてはいるが、比較的原型を留めている。

2022_09_08_17.jpg
 新高岡駅の表記。DCのイラストが、旧高岡色のまま。

2022_09_08_18.jpg
 やはりこちらも、農村地帯が続く。

2022_09_08_19.jpg
 砺波で8332D(臨時列車の扱いだ)と交換。「忍者ハットリくん」ラッピング車。先日亡くなった藤子 不二雄Ⓐ先生が現氷見市出身、という事から、数年前からデザインを変えつつ運行されているそう。「ドラえもん電車」と合わせ、この機に漫画家「藤子 不二雄」の足跡を辿る、という企画があっても、良いのではないだろうか?

2022_09_08_21.jpg
 終点の城端駅。2面2線になっていて、入れ替わるように334D(一番上の画像の左側の方)が出ていきました。

2022_09_08_22.jpg
 旧城端町の中心部は、駅からやや遠い。行きは歩きだったが、腰痛持ちだし帰りは少々しんどいな、と思っていたら、ちょうど南栃市営バス「なんバス」の便が、「じょうはな座」からあって助かった。11時35分発の城端井波線、奥のポンチョ。

2022_09_08_23.jpg
 城端駅には、鉄道の積極的な利用を呼び掛ける地元のポスターが掲げられていました。城端線は一日6,000人ほどの利用があるようで、列車も1時間に1本はあるから他のローカル線と比べればまだ良い方だろうが、このままだとジリ貧だろう。富山県では氷見線と合わせ、今後の在り方の検討が進められているようだ。LRT化の他、蓄電池式LRT(台湾の高雄のようなタイプ)や、新型車両導入、BRT化まで比較の対象になっているようだが、形態はどうあれ、やはり軌道系(鉄道)としての存続を望みたい。

2022_09_08_24.jpg
 11時44分発336Dで戻る。農村地帯のかなた、突如要塞のような新高岡の新幹線駅が現れる。ホテルもある。

2022_09_08_25.jpg
 在来線の新高岡駅ホーム。在来線側はやはり、駅員はいない。

2022_09_08_26.jpg
 高岡駅に並ぶキハ47系。少なくとも、いつまでもキハ47、というわけにはいくまい。線路・車両とも、早いうちの近代化が必要なのは、間違いない。

 高岡とはこれでお別れ、午後は富山へ。

2022_09_08_27.jpg
 あいの風441M。

2022_09_08_28.jpg
 富山駅。

2022_09_08_29.jpg
 電鉄富山駅。普通の平日の早い午後、という事もあるが、人影が少ない。コロナ禍前の賑わいを思い返すと、やはり寂しい。

2022_09_08_30.jpg
 コンコースも、閑散としている。

2022_09_08_31.jpg
 券売機には、外国人向けの案内書きも記されているが、読む人は、今はどのくらいいるだろうか。

2022_09_08_32.jpg
 ところで富山は、あいの風だけでなく、地鉄も高架化される事になりました。以前の電鉄富山駅は3面4線だったが、高架化後は1面2線に集約される事になるようだ。

2022_09_08_50.jpg
 3月27日に旧2番ホームが閉鎖され、仮設の1番ホームが使用開始になっている。

2022_09_08_33.jpg
 改札口の先も、かなり変わって見える。1番ホームは右側の通路を通って行く。

2022_09_08_34.jpg
 相変わらず種別・行先を書いたプレートが並んでいて地鉄らしいと感じるが、今はどの位使われているのだろうか?

2022_09_08_35.jpg
 現状では、3・4番線はまだ手が付いていない。

2022_09_08_36.jpg
 2番線は使用停止中だが、仮設ホームが建設中、の様子。その反対側に、仮設の1番ホームがある。改札からかなり遠い。

 今回市内線より先に鉄道線に乗るのは、3年前、平成最末期の2019(H31)年3月16日に開業した、不二越線の栄町に降り立つためでした。2年前は行っていなかった。13時41分発岩峅寺行に乗車。元東急8090系の17480系。

2022_09_08_37.jpg
 3・4番線と1番線の間は、ご覧の通り大きく離れていて、その中間で工事が行われている。

2022_09_08_38.jpg
 電鉄富山駅からかなり離れた位置で合流する。単線並列という形になっている。

2022_09_08_39.jpg
 稲荷街の車庫には、元西武NRA10000系の20020系の姿もありました。

2022_09_08_40.jpg
 栄町駅。ここもホームだけの無人駅。県立中央病院が近いので、通院者の利用を見込んでいるのだろうか。

 この先はだいぶ端折るが、この後は市内線・富山港線に乗ります。まず南富山から、富山大学を目指しました。

2022_09_08_41.jpg
 富山大学前。再整備されている。大学前と言っているが、訪問時は帰宅の高校生が中心だった。

2022_09_08_42.jpg
 以前は手前の電停から一区間が単線だったが、富山大学前の手前まで、複線区間が延びました。8000形の行先表記はまだ「大学前」。

2022_09_08_43.jpg
 富山港線に移って、市内線直通運転開始時に新設された電停2か所を訪ねます。まず、オークスカナルパークホテル富山前と、ちょっと長ったらしい名前の電停。富山駅のすぐ次だが、ホームが片側にしかなく、岩瀬浜行のみの停車。

2022_09_08_44.jpg
 もう一か所、龍谷富山高校前(永楽町)。ここは両側にホームがあります。

2022_09_08_45.jpg
 岩瀬浜駅。接続するバスは、ポンチョに変わりました。

2022_09_08_46.jpg
 今の岩瀬浜駅の表示。

2022_09_08_47.jpg
 T100形が到着。折り返し循環線になります。これも、市内線直通と、富山港線が富山地鉄になった事を象徴しているシーンだったと思う。

 この先は曇天でどんどん暗くなっていくので、お見せできるような画像がありません。一周して、岩瀬浜まで1時間30分近くかかって戻ってきました。

 こうして富山と、その前の福井の「路面電車」各線に乗ってきたが、共通して思うのはやはり、特に路面区間の速度が遅いという事。他都市でもそうだが、じれったく感じる。線路そのものの近代化も一部を除いてあまり進んでいないし、車両も、特に富山の2路線は古いツーステップ車が多くて、これらが利用促進の妨げになりはしないかと、ちょっと心配になります。その課題は皆、今に始まった事ではないが。宇都宮のような「LRT」まるまる新設がどこでも造れるか、というのは解らないが、少なくとも在来の路線はもう、「路面電車」のレベルから大きく脱却しなければ、再び存亡の危機に立たされるかも知れない、そう感じました。「路面電車」に限らずローカル鉄道もそうだと思うが、「公共性」だとか「環境」だとかの言葉を並べれば黙ってマイカーから利用が乗り換えてもらえると考えるのは大甘で、むろん近代化には莫大な資金を要する事は間違いないから簡単ではないけれど、ともかく運営する側(事業者も、自治体等も)も、その辺はずっと考えてもらいたい事だと、改めて思います。

 明日は最終日です。いくつかプランが頭にあったが、大糸線に乗る事になりました。

《What's New》
23日 ゴルフ日本オープン 蝉川 泰果優勝 アマチュアVは95年ぶり

 今日更新したのは、実は明日から3日間、九州に行く事になったためです。むろん最大の目的は、西九州新幹線です。そろそろ腰痛も回復し、来月には仕事に戻れる見込みです。なので仕事に復帰すると、逆に当分は長期間の休みというのはなくなります。だからちょっと無理をしてここで行く事としました。他にも2000形が引退(11月7日)する筑豊電鉄なども回ってくる予定です。この旅行記についても、後日書きたいと思っています。新幹線を迎えた長崎の様子はどうでしょうか。とにかく晴れて欲しいが、予報はやや微妙、かな…。
 次回の更新は、たぶん28日の金曜日になります。

この記事へのコメント