JR九州は、コロナ禍による乗務員不足を理由として、今日7月27日~8月5日の間、特急列車の一部を運休すると発表しました。運休するのは、〔ソニック70~79号〕〔かもめ91・94号〕で、全て元々は、コロナ禍により需要減退を理由として運休になっていたものを、「9月22日(〔かもめ〕は8月31日)までの毎日運転」として運行していた、臨時扱いの列車です。お盆に加え、特に〔ソニック〕の場合、8月13日は関門海峡花火大会が開催予定で、(開催されるなら)昼間のうちから利用が多くなるはずだから、何とかそこまでには通常運行に戻って欲しい。
「JTB時刻表2022年8月号」、先週発売になりました。
今号は「のりもの情報局」はお休みになり、特別企画として、「オリジナルアイテムプレゼントキャンペーン」を掲載。4点あって、それぞれ10人ずつにプレゼント、なのだが、1名には全部プレゼントされるらしい。グラビアページの5P右下にある応募券をはがきに貼って応募する。8月22日当日消印有効。
旅したくなる 絶景駅
その「絶景駅」のTOPに島原鉄道の大三東駅が来ているが、実は、今号の刊行の2日後、22日金曜日のNHK「ドキュメント72時間」で、大三東駅の「72時間」が描かれていました。全くの偶然、何の関連もない、完全に別々の企画なんだろう?と思っていたら、全く違うというわけでもなく、猪井 貴志という、日本鉄道写真作家協会の会長さんが現れまして、時刻表の表紙の写真を撮っていると言って、今号の表紙(大三東駅に停車中の、旧型車両のカラーを施された2505号)もインサートされていました。猪井氏が差し出した名刺には、表紙写真でNEWS欄の下部にクレジットされている「マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ」の名前も記されていました(グラビアの扉にも記されている)。ちょっとビックリ。ガチャも出てきた。
今回上がった駅のうち、JRの西大山・原生花園・餘部は、「輸送密度1000人未満」の路線・区間上にあります。JR以外もそうだろうが、風光明媚な路線=過疎路線という事に、どうしてもなってしまうのだろうか。今回はラインナップされていないが、2年前に通った予讃線(「愛ある伊予灘線」)の下灘もそう。ホームの人は多かったけれど、どの程度列車を利用してくれているのか?という点では、ちょっと不安もあります。大三東も、TV上ではそんな感じも、なくはなかった。列車本数が少ないから(大三東は1時間に1本はあるが)やむを得ない部分もあるかも知れないが、やはり列車で訪れたいものだ。
個人的には、目を見張る絶景!でなくて構わないが、静かな駅に行きたいと思っています。都会の駅は、どうもこの頃、必要以上に騒々しく感じられてならなくて…(聴覚的にも、視覚的にも)。
特集のページ
「NEWS」の4文字は、JR九州の885系。
「青春18きっぷで長時間列車に乗ろう!」と謳った、JR各社毎の長時間運転列車のTOP3が、久々に掲載されています。2年前の2020年7月号以来。
この2年の間に全国規模のダイヤ改正が2度行われていて、残念ながらコロナ禍を反映した縮小や、運行形態の変更が多数行われています。一部ではそれを反映したランク付けになりました。なお西日本は、「?」という所がありました。偶然の発見、ではあったが。
北海道…1位と3位が宗谷本線になりました。1位は2年前と同じで、普通列車では唯一の宗谷本線全区間通し。列車番号が変わる名寄と音威子府で10分以上停車があるが、表定速度は42.8㎞/hと案外早い。また「青春18きっぷ」1回分は普通運賃の約40%、なので「コスパ」的には、今回上がった19本ではダントツに良い。ただし旭川発6時03分が、少々ツラいかも(特に冬至の頃だと、旭川の日の出が7時過ぎなのでまだ暗い)。この2年の間で、停車駅数が12も減少している。
東日本…2年前までは熱海→黒磯間の上野東京ラインが1位だったが、今春改正で上野東京ラインは宇都宮以北へ行かなくなり、TOP3からは消えた。中央本線絡みの2・3位→1・2位に繰り上がり、3位は五能線になりました。ただ、上野東京ラインは現在でも4時間を超える列車が数本あり、高崎→伊東間1941E(土休日のみ)が4時間24分、沼津→宇都宮間5326M~1564E(土休日のみ)が4時間23分で、上位3本とそんなに違いません。同じ運行区間でも所要時間にはバラつきがあるが、熱海~高崎・宇都宮間をフルに走りぬき、なおかつもっと遠い駅(沼津・伊東・前橋)を発着する列車で、所要時間が4時間を超える列車が目立つ。
東海…相変わらずTOP3は飯田線が独占。飯田線以外を探してみると、①紀勢本線・亀山→新宮間(180.2㎞)335Dが4時間51分(表定速度37.15㎞/h) ②高山本線・岐阜→猪谷間(189.2㎞)1725D(土休日4725D)~1833Dが4時間49分(39.33㎞/h) ③紀勢本線・亀山→新宮間339Dが4時間45分(37.93㎞/h)、これがTOP3になります。東海道本線・静岡→岐阜間(216.1㎞)111F(土休日運休)が4時間20分で4位になるが、距離ではこちらが、JR東海の普通列車では最長になります。
西日本…まず2位は、播州赤穂5時35分発→米原10時14分着の5718T(土休日運休)が所要時間4時間39分、この列車ではないでしょうか?今春の改正の前は大阪終着(5718M)だったが、後続の姫路始発の列車と入れ替える形で、大阪~米原間を延長しています。
2年前は1・2位とも伯備線だったが、1位は新見で、2位は米子で完全に別の列車として分断されたため圏外へ。今回の(一応本文上の)TOP3は山陰本線のDC列車になりました(3位は姫路→近江塩津間の快速と同点)。2位は米子で43分も停車し、後続の西出雲発146Dに追いつかれる(土休日は時刻は完全に同じだが、米子で乗り換えになる)。「青春18きっぷ」でも230円しか「おトク」にならない。
四国…1・2位は(多少の時刻の変動はあるが)変わらず。3位は、2年前は伊予西条と松山で乗り換えを必要としていたものが一本化されて、一気にTOP3入り。前々から感じるが、予讃線は案外、高松~松山間を通しで走る普通列車が目立つ。車両運用の都合、という理由だと思うが、本州の感覚で言うと、いつかは観音寺あたりで完全に運転系統を分断、という事も、起りえるのではないだろうか。
九州…1位は変わらない。が、肥前大浦編成は9月23日の西九州新幹線開業ダイヤ改正でなくなる。早岐編成は存続するだろうか。鹿児島中央→延岡間を走っていた2年前の2位6954M~750Mは、宮崎から先の本数削減のあおりでなくなっている。同区間を逆に走っていた3位が繰り上がり、福岡の鹿児島本線・門司港→荒尾間が3位になった。9月23日以降は、普通列車はどう変わり、それはTOP3のランキングにどのような影響を与えるだろうか。
今回上がった19本で、営業キロの最長は、北海道の1位の259.4㎞。ただ、現在でも西日本の新快速で、敦賀→米原→姫路→播州赤穂と直通する列車が1本(土休日2本)あり、営業キロ275.5㎞は、現在のJRの「普通」列車では最長であり続けていると思われます。運賃4,510円で、「青春18きっぷ」なら2,100円の「おトク」。
「ロック・イン・ジャパン」(ロッキン)のひたちなか→千葉移転は一般のニュースになるほどの大事で、これもコロナ禍の副産物のわけだが、新しいロッキンの臨時列車が掲載になりました。総武快速線と京葉線で運行。基本的には土休日の8月6・7・11・13日と、平日ダイヤとなる8月12日の2パターンで、京葉線は8月6日のみ運行の列車も設定されている。総武快速線の下りは朝方の運行になっていて、蘇我まで運行されればよいはずだが、12日とそれ以外の開催日で行先が異なっている(12日の9727F~9927Fは内房線姉ヶ崎、他の日の9775F~9975F外房線誉田)のはなぜ?(どちらも、東京→津田沼間定期列車の延長運転)蘇我駅の線路容量から来ているのか。8月6日のみ運転の京葉線上り8076Eは新習志野→西船橋間、9002Eは海浜幕張→西船橋間、下り9103Eは西船橋→新習志野間の運行で、ロッキンとは関係なさそうに見えるが、どのような意図を持っての設定なのだろうか?
先にも少し書いた「関門海峡花火大会」の臨時列車は、前回開催の2019(R元)年とは、かなりパターンが変わりました。鹿児島本線の下りは、3年前は臨時〔きらめき〕の後に、博多に1時12分に到着する普通列車があったが、今回はなし。一方で、前回は記載がなかった(設定されなかったはずはない)、終了後の日豊本線の臨時普通列車が掲載されています。門司港→柳ヶ浦・中津・新田原・行橋間で9本設定。筑豊本線は運行されないようだ。また、下関側の山陽本線・山陰本線も記載がない(今日現在ではJR西日本の公式WEBにも掲載がない)。他にも花火大会を始めとするイベントの列車が数多くあるが、とにかく皆無事に開催にこぎつけて、そして臨時列車も皆、無事に走って欲しい。
会社線では、近鉄志摩線で「ミジュマルトレイン」が運行されます。「ミジュマル」とは「みえ応援ポケモン」、なんだそうで、通勤車1編成(1266F)の内も外もラッピングしてあって、普段は一般列車で運用されているらしい。8月11・13~15日(近鉄は15日も土休日ダイヤで運行。7月16~18日の3連休も運行されていた)に4往復運行。中之郷・船津・上之郷・鵜方のみ停車(志摩磯部は通過)。
本文
既に無事終了しているが、24日は不発弾処理のため、JR京都線(東海道本線)・高槻~大阪間で大規模な列車の運休が発生しました。特急は〔サンダーバード21・23・25・27号および16・18・20号〕〔はるか27・31・35号および18・22・26号〕〔スーパーはくと4・7号〕の、京都~大阪間が運休。
なお〔はるか〕は、今月運行を再開した日中の列車の時刻が掲載になりました。再開された列車は全て、「8月31日まで運転」の、列車番号8000番台の臨時列車の扱い。
IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道では、9月に臨時快速〔青森・盛岡ライナー〕を運行。
上り
9502M 青森8:25 → 11:22盛岡
下り
9501M 盛岡17:55 → 20:44盛岡
途中停車駅:筒井・東青森・浅虫温泉・野辺地・三沢・八戸・三戸・二戸・一戸・いわて沼宮内・好摩・滝沢
9月17~19日・23~25日運転。両社の相互直通開始20周年記念という事で、10月以降も運行を予定しているという事(7月16~18日も運行されたが、7月号には掲載がなかった)。
盛岡~青森間は、通常は合算で5,590円だが、「盛岡割引きっぷ」(片道タイプ 大人3,500円・小児1,750円)・「もりもりフリーパス」(連続2日間有効 大人5,500円・小児2,750円)を発売中。紙券の他、デジタルチケットもあり。10月31日まで。
会社線は、西日本JRバス・金沢〔営〕が今月路線を縮小し、ついに福光発着がなくなってしまった(富山県のJR一般路線は全滅。路線名は「名金線」のまま)。田の島にも行かなくなったのに、今号もまだ古い時刻が残ってしまっている(818P)。また、4月に廃止になっている箱根登山バス・湯河原駅→小田原駅路線(804P)も、そのままだ。東海バスの湯河原~熱海路線は、5往復になった現行の時刻なのに。
次号はいよいよ、西九州新幹線が登場する事になります。8月22日発売で、その翌日より西九州新幹線の指定券が発売になるが、この状況では、どの程度利用が発生するものだろうか。私は今のところ、コロナ禍と私の腰の具合にもよるが、10月前半位には乗りに行きたいと考えています(3連休は外したい)。参考になる情報が載るだろうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします(なお本体の通常の更新は、当面の間休止しています)。
BIGLOBEの「ウエブリブログ」が、来年2023(R5)年1月一杯でサービスを終了します。このため当ブログは通常更新の体制に戻す時点で、「Seesaaブログ」に移転する予定です。その時期になったら、改めてお知らせします。
ドイツでは、ルフトハンザが地上職員のストライキで、フランクフルト・ミュンヘン便のほぼ全て、合計で1000便が欠航になっているらしい。日本路線も影響が出ているようです。日本からだと幸か不幸かこのコロナ禍だから、どのみち観光需要はまだ、ほぼないはずで、影響は小さいだろうと思うが、イギリスでは鉄道の大規模ストライキも起きているし、彼の地の労働者は、どんな状況下でも容赦がないですねえ。
《What' New》
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