3月29日(火)
という事で、7時過ぎには西条を発ちます。

西条駅。近代的な橋上駅舎。
「青春18きっぷ」は使い切ったし、JRはもうガツガツとは乗らないので、今日・明日は手持ちのPASMOで乗ります。

駅前にあるパブリックアート。17年前に作られた「国際ロータリー創立100周年記念」で、この地にあった西国街道の四日市宿を模したものだそう。

階段には、コロナ対策の「新しい生活様式」。

中線には、「セノハチ」を登ってきたEF210ー316の姿がありました。この直後、単行で広島方面へ下っていきます。

7時36分発、快速5403M〔通勤ライナー〕。新白島まで乗ります。

寺家駅(通過)。上りとすれ違う。

八本松で貨物列車ともすれ違います。昔はここで補機切り離し(自動開放)だったが。

芸陽バスの旧塗装復刻ラッピング車。撮りたかったですね…。

もう一本、普通列車とのすれ違い。左は国道2号線だが、どういうわけか、広島から来る方向が渋滞している。

貨物列車とももう一本。貨物列車と言っても、今はほとんどがフレートライナー(コンテナ列車)だけれど。

EF210-300が、補機として連結されていました。今のJRで後部に補機が付くのは、碓氷峠区間廃止後はここだけ、のはず。定期列車では。

広島に近づくと、機関区にEF67 105の姿がありました。全然知らなかったが、この日が最終運用だったそうです。
新白島まで乗ったのは、まずアストラムラインに乗るため。アストラムラインはPASPY(11年前に買った、旧呉市交通局発行のもの)で乗ります。アストラムラインは、ちょうど10年ぶり。№684で、当時乗り降りして撮影した、全部の駅の画像を出しています。

まず本通駅へ。地下ホーム。

新白島までは地下線。なおアストラムラインは、運転士が乗務するワンマン運転。

地上部に出て、6000系とすれ違い。

太田川を渡る。遠くの山は二ヶ城山、でいいのだろうか?

緑井を過ぎると、ローカル色も出てきて、山の中腹は桜が、満開?

終点の広域公園駅。

エディオンスタジアムの最寄り駅、なので、サンフレッチェ広島の装飾が施されています。

本通への帰り道、長楽寺の「ヌマジ交通ミュージアム」を見下ろす。「被爆電車」654号車の姿もあります。
アストラムラインは、新型7000形への置き換えが進んでいるが、撮影はまた、次の機会になるのか…。

本通へ戻って、やはり行かねばなるまい、原爆ドーム。駅から徒歩10分弱、でしょうか。

動員学徒慰霊塔には花や千羽鶴がたくさん飾られているが…。

ウクライナ危機を反映したものも。

原爆ドーム付近では、恒久的な保存のための調査が行われていました。

改めて、原爆ドームと慰霊碑。
まだまだコロナ禍が収束には遠いのでインバウンドの姿はほとんどないが、もしいたら、「核攻撃」までチラついてしまったウクライナ危機と、どう重ね合わせるのだろうか。
ウクライナ危機についてはここまでにも少しづつ書いてきたし、まだ現在進行形なので、とりあえずここではダラダラとは書かない。ただ、繰り返しになるが、どこか「おとぎ話」的、情緒的な精神論に基づいた反核・反戦運動は、他人の声を無視・封殺してしまえる冷酷な指導者が率いる大国の軍事力の前には、限界を露呈してしまっているのではないか?ウクライナ危機より前からうすうす感じているのだが、改めて実感せざるを得ない。訴える側・叫ぶ側もまた、問われている。

広島駅までは、バスで戻りました。広島駅の工事を書いたもの。広電の駅も、ルート変更の上、駅ビルの中に移転する事になる。
ここからいよいよ、広電に乗ります。一日乗車券を購入。

何度か書いているが、「路面電車」が「LRT」に進化するためには、乗降方法も買えなければならないという主張も目立つが、例えばこの広島駅のように、圧倒的に降車が多い所だったら、駅員を張り付けて、降りた後に運賃の収受を行うという方式の採用も、他の路面電車でも考えられて良いのではないか。
(都電荒川線だと、王子駅前では逆に、乗車前に運賃収受を行っている)

この先あっち行ったりこっち行ったりで脈略がないが、ここは広島港(宇品口)。

乗客が減って苦しいのは広電でさえ同じで、前日28日の改正で、3号線(広島港~西広島)は、朝ラッシュ時も15分毎になってしまった。広島港からだ1号線もあるからカバーできるだろう、という事だと思う。
思ったのだが、他の電停もそうだけれど、広電の時刻表は、ややサイズが小さくないだろうか?号線によってサイズが異なっているのも難点で(便数の違いから来るのだろうが)、もっと統一感を出した上で、それと号線のナンバーをもっと大きく書いて、分かり易さを出して欲しい。これは広島以外の路面電車とか、バスにも言えるはずだ。

その3号線に乗って、西広島。他都市から来た旧型電車は、ほとんど見なくなった。元京都市電1900形くらいだったか。

横川駅。

歩道には「日本最初の国産バス誕生の地」のプレート。1905(M38)年に横川~可部間で走ったのが最初という事。現在の可部線が大日本軌道によって開業したのは、その4年後。

女子サッカーチーム、アンジュヴィオレ広島の大きな横断幕が、上屋に掲げられています。「アンジュヴィオレ」とは、フランス語で「天使」(ANGE)+「紫」(VIOLET)。現在はなでしこリーグ1部所属。去年スタートのプロリーグ「WEリーグ」への昇格を目指しています。

スマホの拡大機能で撮影したのでやや変に見えるが、1000形「グリーンムーバーLEX」の、「転生したらスライムだった件」ラッピング編成。

乗り継ぎで一旦広島駅に戻るのだが、その途中見かけた、広電の作業用トラック。頻繁に行き交う電車の間に作業をするので、大変そう。

広島から宮島まで、2号線で乗り通す。宮島は晴れだ。

なので、宮島口についてしばらくは、電車を撮りました。宮島ボートレース場駅の上りホームから撮影した、「グリーンムーバーAPEX」(臨時駅だが、競艇開催時には停車があり、ホームにも立ち入れる)。

また、近くの山陽本線の踏切から、227系も撮影。3+2連。

広電の宮島口駅は、現在移転工事が行われている。船の乗り場に近づく。

現在の広電宮島口駅。この駅舎も、比較的最近の改築だったはずだ。
宮島まで、フェリーで渡ります。2011(H23)年11月に乗って以来、10年と4ヶ月ぶり。これも№596で書き、№597では当時就航していた2社のフェリーの画像を並べました。

行きはJR西日本宮島フェリーの「ななうら丸」。この名は10年前にもあったが、船は変わった。双胴船になっている。降りてくるお客さんの多い事!

出航直前に見かけた、宮島松大フェリー(広電系)の「安芸」。これは新造船。

いきなりだけれど宮島。これから乗船、という旅客が長い列を作っている。

船の乗り場の前。たまたま目の前の人が少ないタイミングになったが、春休みに入っているからか、観光客が多かったです。混雑は(ウィルスがなくても)イヤだが、一方であまりにも閑散とし過ぎても辛いなあ、とも思います。明るい雰囲気は、嫌いではない。矛盾しているようだが。

島内の路線バス、と言ってもワゴン車だが。昔は広島電鉄の路線もあったそうだが、現在は宮島カープタクシーという会社が運行している。

宮島口行の船の乗り場。JRも松大も、ここから。島内の観光の拠点でもあります。

中はこのようなにぎわい。
コロナ禍の影響が出ているかもしれないが、現在は両社とも、基本的には15分間隔の就航。時刻を調整しているようで、同時に出発する事は、基本的にはない。

帰りは、松大の「厳島」。船そのものは10年前から引き続きだが、カラーが変わった。

宮島口に戻って、宮島に向かうJRのフェリーと、宮島を撮りました。
宮島口~宮島間は、JR・松大、どちらでも好きな方、都合のいい方に乗ればいいと思います。両者とも、ICOCAを始めとする全国相互利用交通系カード・PASPYどちらでも乗れます。
(広電が発売するフリーきっぷ類では、JRは乗れない。「青春18きっぷ」では、松大は乗れない)

工事中の、新しい広電宮島口駅。

来年には開業すると。フェンスに囲まれているのでよく解らないが、今の広電宮島口駅よりもさらに広くなるようです。
広島市内に戻ります。「グリーンムーバーAPEX」でした。宮島を見送る。
八丁堀で降りて、9号線(八丁堀~白島)に乗って、広電全線完乗です。9号線は10分間隔に減便され、この日は1900形と「LEX」がつるべ運転でした。
白島から広島駅だと、近くにバス停がなくて、しかし八丁堀経由だと時間がかかりそうだったから(もう暗くなってきたし)、思い切って駅まで歩きました。それでも15分程、だったかな。

現状の広島駅界隈。旧駅ビルが壊されていて、空が広い。

中の方は、エキナカ部が一部完成・営業していて、うどん店とかミスドがオープンしていました。
普通電車で西条に戻って、また明日に備えます。宮島が晴れてくれたから、明日は広島全体が晴れてくれるだろう、と期待してしまったが、甘かった…。
明日も更新する予定です。
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JR西日本が地方路線の収支の状況について公表して、それは来月書きたいと思うが、JR東日本も同様に、地方路線の収支の状況の公表を検討する考えである事を表明しました。既に北海道が出して、これをたたき台にして、路線や駅の存廃等を検討し、札沼線など具体的に事が動いている所もあるが、今後、他のJR旅客3社(東海・四国・九州)も、同様の方向に向かうのだろうか。私はそうすべきだと思う。実際に路線や駅をどうするかは別として、やはり正直に状況を公表すべきだろう。これはJR以外の純私鉄も同じだと思う。
先週の話だが、近鉄は15日、来年4月1日実施を予定した運賃改定(早い話が値上げ)の申請を出しました。17.0%というから、結構高率。東急でさえ値上げというのだから、地方路線が少なくない近鉄の状況は推して知るべし、か。初乗りが160→180円、大阪難波~名古屋間は2,410円→2,860円。特急等の各料金や、一部路線の加算運賃、ケーブルカーは変えない。運賃改定を踏まえた今後の投資の中に、「老朽車輛の取り換え」があって、昭和40年代製の一般車両を、2024(R6)年度以降に置き替えていくとしています。現在昭和40年代製は459両あり、全体(1412両)の1/3近くを占めていて、他の大手と比較しても、近代化が遅れているなあ、という印象はあります。何しろこの十数年は、一般車の新製導入が大手私鉄で唯一ないので。今後も減便・減車は続くのだろうから、459両がまるまる新型で代替、にはならないと思われるが、近鉄と言えども特急だけではないのだから、企業イメージという点でも、幹線区くらいは、車両の体質改善が急がれるのではないでしょうか。昭和~平成初期に書けては、大手私鉄の運賃改定は一斉に行われて、一部では批判もあったが、これからは東急・近鉄に続いて、東西関係なく、大手私鉄でも運賃改定(値上げ)の申請が、相次ぐ事になるのでしょうか。
《今日のニュースから》
18日 大阪府 吉村知事 家族コロナウィルス感染で濃厚接触者認定 午後から自宅待機
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