№2467 2022年2月 今月は何があった 何をやった

 日本はついに一日の感染者が10万人、世界全体では累積4億人を突破。それでも数多くの混乱を招きながらも日本で、世界で、「アフターコロナ」への模索が続く、ウィルス感染禍。政治的な思惑が絡んだ上に、15歳の少女に降りかかったドーピング疑惑。一方で平野 歩夢・小林 陵侑・高木 美帆・ロコソラーレらの活躍に、羽生 結弦・小平 奈緒らの健闘も讃えたい、北京オリンピック。しかし、ロシアのウクライナ侵攻は、何もかもを塗りつぶして、どこかへ追いやってしまった。世界中で高まる反戦の叫びも、「独裁者」の耳には、届くのだろうか?(先月の「核戦争に勝者なし」宣言には、ロシアも入っているんだよね!?)太平洋戦争中の日系人強制収容から80年、米ニクソン大統領訪中から50年、あさま山荘事件からも50年、日航機羽田沖墜落事故から40年、結局今月は、どんな事が起きたのだろう。

 1月30日 「アンコウつるし切り」 糸魚川市海洋高校生徒が動画をネット公開
 1月31日 中小企業への国の給付金最大250万円 申請受付開始

 1日 ミャンマー クーデターから1年 市民「沈黙のストライキ」で抗議
 2日 NFLワシントン 新チーム名「コマンダーズ」発表
 3日 自民党 茂木幹事長 家族コロナ感染で自主待機
 4日 ナスカ地上絵遊覧の軽飛行機墜落 乗客乗員全員死亡
 5日 政府分科会尾身 茂会長 ワクチン3回目接種
 6日 カナダ 運転手ワクチン接種接種義務反対デモ オタワ市長 非常事態宣言
 7日 アメリカ政府 日本への渡航「中止勧告」に引き上げ
 8日 台湾 福島県など原産の食品 輸入規制緩和方針を発表
 9日 北海道音更町「山本忠信商店」とJALUX 農産品・食品販路拡大で提携

10日 ファイザー開発 新型コロナウィルス飲み薬「パキロビッドパック」 後藤厚生労働大臣 正式に承認
11日 日米豪印外相会合 安全保障などの広範囲提携で一致
12日 「“こどもの本”総選挙」 一位は「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
13日 NFLスーパーボウル ラムズ22年ぶり2度目優勝
14日 ヤマダデンキ 大塚家具吸収合併を発表
15日 大阪市ヘイトスピーチ条例は合憲 最高裁初の判断
16日 IAEA 福島第一原発現地調査 動画で公開
17日 立憲民主党 新年度予算案組み替え案まとめ 医療従事者への支援充実盛り込み
18日 香港政府行政長官選挙 5月に延期発表
19日 神奈川県 コロナ重点観察対象 65歳以上・2歳未満限定の方針決定

20日 韓国大統領選挙 アン・チョルス候補 野党一本化提案撤回
21日 ミャンマー ロヒンギャ迫害問題 国際司法裁判所の審理再開
22日 旧優生保護法不妊手術 大阪地裁 国に初の賠償命令
23日 上野動物園 双子パンダ生後8ヶ月 映像を公開
24日 亀田3兄弟への処分は違法 JCBに約1億円支払い命令
25日 富士急ハイランド 連続ジェットコースター事故 調査結果公表
26日 5~11歳へのワクチン接種開始 足立区

 今月はこの他、佐渡山の金山の世界文化遺産推薦が閣議で了解、元運輸大臣・東京都知事石原 慎太郎氏(成田空港アクセス鉄道の引き金となった「一声」でも知られた)・映画監督恩地 日出夫氏・芥川賞作家西村 賢太氏・漫画家とりい かずよし氏・「御三家」歌手西郷 輝彦氏死去、NFLトム・ブレイディ引退、藤井 聡太の最年少「五冠」と羽生 善治のA級陥落、英エリザベス女王が在位70年、北日本記録的大雪でJR北海道混乱、無免許運転の元都議に有罪判決、グーグルがスマホアプリ利用履歴の広告利用制限を発表、アニメ「半島の鳥」がベルリン国際映画祭「特別表彰」、ブラジルで大規模土砂災害、台湾が福島県産などの輸入規制を緩和、長崎県知事選挙で現役最年少知事誕生、米連邦最高裁判所の判事に初の黒人女性指名、などがありました。
 アサリの産地偽装と「内密出産」、熊本発の出来事が、波紋を呼びました。
 今月は国土交通省で、「ローカル鉄道の在り方について」の検討会、「鉄道の運賃料金制度の検証」の小委員会と、2つの議論が行われました。「アフターコロナ」を見据えた部分もあるだろうが、前者は必ずしも鉄道の維持にはこだわらない、という姿勢が見えるようです。後者は、航空や高速バスで見られる「ダイナミックプライシング」導入が視野に入っているようだが、交通はどこもコロナ禍で利用の減り方が半端ではないし、輸送の安全に関わるコストが増しているので(運行そのものだけでなく、去年続発した車内での事件などへの対策も必要)という事で、どちらも難しい話し合いが続きそう。
(どちらも、今日現在では議論の中身は公表されていない。運賃制度に関しては、明日明後日、鉄道事業者を呼んで第2・3回の小委員会が行われる)

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≪今月この一枚≫

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 千葉県の新交通システム・山万です。7日に撮影しました。山万というのは基本的には不動産の会社なのだが、同社が佐倉市に開発したユーカリが丘の住宅地の足として、新王通システムも運営しています。京成線のユーカリが丘を基点として、公園からラケット状の循環路線になっているが、その公園=ユーカリが丘南公園で撮影したものです。3編成あり、「こあら1~3号」と命名されていて、平日朝夕は2編成、それ以外は1編成がひたすらグルグル回っています(京成の快速に合わせておおむね20分間隔)。ループの内側は開発されておらず、案外ローカルな車窓が展開します。山万は一昨年からバス事業にも参入していて、通しで「こあら4~10号」(4~7がレインボー、8~10がポンチョ)と命名されています。バスも、「鉄道事業本部」が運営しています。この事からも、バスは鉄道を補完する役割を担っていると考えられます。
 メインの新交通システムは、1982(S57)年11月2日に、ユーカリが丘~中学校間が開業しました。なので、今年の暮れには40周年を迎える事になります。「こあら1~3号」はその時からの車両です。老朽化もあるのだが、冷房がないので、夏場はちょっとしんどいかも知れません。先述のバス事業開始もあって、新交通自体はどうなる?なんて噂も聞こえてくるが、山万自体は引き続き運営の意向のようです(特にラッシュ時だとこの位の輸送力が必要だろう)。であれば、そろそろ車両の更新を考えるべき時かも知れません。40周年記念という事で、新車両導入の期待したいです。いかが?

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 ロシアのウクライナ侵攻は航空にも影響が出ていて、EU等がロシア機の領空の飛行を禁止した事への対抗措置として、ロシアも欧州機の領空通過を禁止、日本~欧州路線のルートを変更せざるを得ないため、欧州キャリアでは代替ルート確定までの間、運休も発生しているようです。日本は今のところ対象外で、JALやANAの欧州便はロシア経由で飛んでいるそう。逆にアエロフロートが土曜日に羽田に来ているのも見たが、この先どうなるのか。8年前のマレーシア機撃墜事件のような大惨事は、本当にご勘弁!

 いすゞと日野は、2024(R6)年度より、EVのフルフラット路線バスの生産を開始すると発表しました(実際の生産はJBUS)。また、トヨタも含めて、次世代の燃料電池バスの企画・開発に向けた検討を開始するともしています。まだ2年以上先だが、いよいよ日本のバスも脱ディーゼルエンジンに向けて、本格的に動き出すのか。三菱ふそうはどうする?

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 今年の「Myカレンダー」、2月は東急東横線と、横浜高速鉄道みなとみらい線です。先月にも書いた「反則かも知れない手」とはこの事で、神奈川県の鉄道事業者14者を13枚(表紙含む)に収めるには、どこかで2社を1つの画像の中にまとめなければならず、苦肉の策でこうなりました。昨年の2月20日、大倉山駅での撮影だが、みなとみらい線Y500系は東急と完全に共通運用(東急に委託なので)だから、目撃したら、東急発行の時刻表に記された列車番号から運用と、東急編成とどの駅で並ぶかを推測して、その駅のホームで並ぶのを待つ。この方法しか思いつきませんでした。走行中にすれ違う両者をピッタリな構図で撮る、なんて器用なマネはできませんから。だから季節感がない、つまらない画像なのは、どうかご勘弁ください。

《今日のニュースから》 
27日 北朝鮮 弾道ミサイル発射 EEZ外落下と推定
28日 外環道トンネル工事 東京地裁 一部区間の中止命令を決定


 明日はお休みし、次回は木曜日に更新します。3月になるが、「まん延等防止措置」はどうなる。大阪府は3週間程度延長したいそう、神奈川県も、6日の終了は難しいとしているそうだが。

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