「JTB時刻表2022年2月号」、先月末に発売になりました。
表紙は山形新幹線(奥羽本線)・大沢~関根間を走るE3系。ダイヤ改正を持って引退する「とれいゆつばさ」、とは行かなかったですかね。
「のりもの情報局」は、「津軽鉄道全線開業90+1周年オンライン仮想イベント参加記念乗車券発売中」「伊豆箱根鉄道 駿豆線一日乗り放題乗車券『旅助け』干支シリーズ発売」「名鉄×近鉄 『サクラサク入場券』発売中」。
津軽鉄道は「+1」というのは、やはり90周年(1930(S5)年開業)の2020(R2)年はコロナ禍の直撃を受けたので、1年延期になったという事ですかね。津軽鉄道も、近年は全然乗っていない(たぶん、21世紀になってからはまだ)。行きたいと思うけれど、行くなら冬場がいいかな。
「旅助け」って、本来はこの五角形が基本だったのに、最近はアニメやゲームとのタイアップが多くて、目移りしそうだ。「オマケ」が付いたものもあったしね。実は私、このご時世というのに一昨日駿豆線に乗ってきたのだけれど、「3JA」(JAとのコラボ)の「旅助け」にしていました。
カラーグラビアは、3月12日のJRダイヤ改正のあらまし。昨年末にJRグループから出されたものの繰り返しになるので、特に記すべき事項はないです。本当に、明るい話題が希少です。この改正でデビューする純粋な新型は、JR東海の通勤車315系のみ。
なお、合わせてJR東日本(北海道新幹線・北陸新幹線他JR区間含む)の新幹線及び一部の在来線特急料金の適用日カレンダーの見直し、JR九州の特急料金の「繁忙期」設定と、一部区間の車内料金の設定、JR北海道の〔エアポート〕〔くしろ湿原ノロッコ号〕〔富良野・美瑛ノロッコ〕号の指定席料金の値上げが、4月1日乗車分から行われます。
裏表紙のカレンダーは、これを反映したものになっていて、A・JR東日本の新幹線と一部特急列車の普通車指定席 B・それ以外の新幹線・在来線特急列車の普通車指定席 に分割されています(共に6月までの半年分)。Aに関しては、「最繁忙期」は、4月27日~5月6日のGW「10連休」に適用されます。一方で4月21・25・26日及び5月9・10日が「閑散期」となったのが注目される。「最繁忙期」の混雑を分散させるのが狙いだろうが、普通の平日にずらして旅行する人が、どれだけいるだろうか。「ワーケーション」ができる人なら、考えるかも知れない。
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「NEWS」の4文字は、今改正を持って〔おおぞら〕から退き、引退となる283系。〔オホーツク〕〔大雪〕に転用して183系置き換え、とはやはりできないものですかねえ。
今号では、新幹線・特急の改正ダイヤが掲載になっています。いくつかチェックしました。
1.山陽新幹線博多発は、6時00分発を〔のぞみ2号〕に譲った〔ひかり590号〕が、やはり小倉始発に変更。新岩国で〔のぞみ2号〕に抜かれ、広島で〔のぞみ94号〕(現行より16分繰り下げ)に接続、広島から先はほぼ変更はない。〔こだま770号〕は新下関始発に変更。
山陽新幹線内で完結する〔ひかり〕は、下りは1本減少して、新大阪6時06分発591号のみとなった。しかも通過駅が新倉敷・新尾道・厚狭しかなく、広島で同格のはずの〔さくら541号〕に抜かれる。上りは590・592・594号の3本で、「ひかりレーススターで運行」の注釈が付いているのは、上下で590・592号のみとなりました。九州新幹線全通時に大半が〔さくら〕に建て替えられた事が大きいが、東海道と九州に挟まれて、山陽新幹線独自の施策が、ほとんど見られなくなってきています。「レールスター」も700系だけに、いつまで走るのか。
2.東北新幹線は、白石蔵王停車列車に注目しました。現行は主に、下りは東京を毎正時(00分発)に出発し、福島まで〔つばさ〕を併結する〔やまびこ〕が主に停車するが、これが削減になる(〔つばさ〕単独運行)ため、東京~盛岡間・東京~仙台間単独運行〔やまびこ〕が代替で停車する。東京~仙台間207・209・211号及び216・222号(現行は白石蔵王のみ通過)は、全区間各駅停車に変更。白石蔵王の総停車回数は、下り19本(1本土休日運休)・上り20本で変わらないが、現行の日中はほぼきれいに60分間隔で停車しているものが、少々パターンが乱れる事になりました。
従って東京~白石蔵王間は、現行の日中は1時間50分前後だが、改正後に各停タイプの利用では、2時間5分かかる事になります(速達タイプから・への乗り換えはできない)。
3.中央本線〔あずさ〕の新宿~松本間は、現行の最速は、途中八王子・甲府・茅野にのみ停車する、上り18号が2時間23分、下り17号が2時間25分。しかし、新ダイヤではどちらも大幅に停車駅が追加され、上り18号は2時間34分、下り17号は2時間35分になります。
この結果最速は、立川・八王子・甲府・茅野・上諏訪に停車する、下り37号の2時間29分になりました。同じ停車駅の下り9号は2時間39分、上り38号は2時間33分かかる。どちらも八王子~松本間は2時間ちょうどで走れるが、新宿~八王子間で時間を食う事になる。立川・上諏訪は全〔あずさ〕停車になりました。
新宿発8~20時台は、毎時00分→〔あずさ〕・毎時30分→〔かいじ〕で統一され、規格化されて覚えやすくはなりました(7時30分発〔あずさ3号〕も、甲府までは〔かいじ〕と停車駅が同じ)。
〔はやとの風〕は、3月21日まで運転。
私鉄時刻表は、今月は伊豆箱根鉄道駿豆線だけ。何度か書いているけれど、もう駿豆線もPASMOを導入するべき時が、来ているはずです。伊豆箱根バスの導入がほぼ全線になったし(修善寺からの路線は入っていないが、3月いっぱいで撤退)、東海バスも3月には一般路線全線で入ります。PASMOとTOICAの相互利用が行われるようになって久しく、機は熟しているはずだが、先日乗った感じでは、今日明日導入、とは見えなかった。もうしばらくかかってしまうのか。
「私鉄・バス・船のおトクきっぷ」のうち、東海バス各種パスの値段が、「こども半額」となっているが、小田急のMaaSアプリ「EMoT」で購入すると、「こども」は上限500円で購入できます(大人1人にこども5人まで)。
本文
JR線に関しては、ダイヤ改正を控えているから、目立った動きはないように見えます。
奈良線は26日に、複線化に伴う工事があり、22時以降は宇治~棚倉間で列車が運休、バス代行輸送を実施。翌27日から、1665Mは平日・土休日共新田→城陽間が4分、1667M(平日のみ運行)は2~3分の繰り上げ(複線化により、新田で上りを待つ必要がなくなる)。
阿佐海岸鉄道は、「JRバス・地方別会社線」のページ(851P)に移動しました。旧国鉄の特定地方交通線あるいは工事路線を引き継いだ第3セクター鉄道が、JR線のページから一般の私鉄・バスのページに移動したのは、初のケースになります。全便に指定席があり(土休日運行の室戸岬直通は全席指定)、「発車オーライネット」の予約、または宍喰駅での事前購入が必要。
次の3月号は、普通列車も全列車が掲載になります。どこまで拾えるか解らないが、できるだけチェックしていきたいと思います。今回は少々気が重いけれど。
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《今日のニュースから》
1日 ミャンマー クーデターから1年 市民「沈黙のストライキ」で抗議
2日 NFLワシントン 新チーム名「コマンダーズ」発表
3日 自民党 茂木幹事長 家族コロナ感染で自主待機
東京都の1日の感染者数が、2日連続で2万人を超えました。全国では9万6845人。明日には10万人を超えそうだけれど、その割には、街は一見いつも通り、日中に新宿へ行く機会があったのだけれど、三島からの東海バスの高速バスも運行が継続されて、時刻通り到着するのも見ました(例のアニメのラッピング車ね)。しかし、高速バスは再度運休という路線があるし、特に空港バス路線は、運休を継続したまま今月で廃止、という路線がいくつか出てきています(我が戸塚の路線も。たまには乗る機会もあったのに)。このままでは、「第6波」が何とか収束したとしても、交通網はもはや元に戻る事はなく、衰退の道を歩む事になってしまうのではないかと、やはり心配でなりません。
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