№2303 バスジャパン・ハンドブックシリーズV105 岩手県交通

 首都圏の1都3県の緊急事態宣言は、2週間の延長となりそうです。イヤだと言ったのに。
 少なくともワクチンが広く普及し、効果がはっきり確認できるまでは、「生活を止める・制限する」事が、唯一の(緊急避難的としても)解決に至る道となります。これが震災や豪雨災害と決定的に違う所で、だから結局感染を止める事と経済活動は相容れず、感染を抑えるには人の行動も抑えるしかない。という理屈は解るけれど、それでもやはり、もうイヤ、というのが本音です。精神的にも苦痛だし、交通にももうリカバリーが不可能なくらいの損害が出ている事業者が、少なからずあるのではないか?(もちろん、他のビジネスでも)正式には明日決定になるが、今度こそ、これっきりになって欲しい。でないと私たちの暮らしも、交通業界も、もはや回復しようのない深刻なダメージが、何年も、何十年も続く事になるでしょう。それは、カネだけジャブジャブつぎ込めば全面解決、なんて甘い問題じゃないです。何度でも書くが、そうならないためには、政治や行政は関係ない、最終的には我々一人一人の自覚ある行動、それ以外にありません。

「バスジャパン・ハンドブックシリーズ」(以下「BJシリーズ」)最新刊、「V105岩手県交通」、今回は、割と早くデータ分析ができて、早めに書ける事になりました。

 岩手県交通は、だいぶ昔になるが27年も前の1994(H6)年夏、ハンドブックシリーズ初期の19号(といっても、初期は欠番が結構多くて、現行のハンドブックシリーズとしては6番目)で取り上げられていました。この当時は、今一部の車両が復刻している(このカラーのまま現役の車両もまだあるが)、銀+青帯のカラーを、そのまま表紙に使っていました。岩手観光バスは県交通とは別に書かれていて、さらに当時は遠野に、分社の早池峰バスもありました。表紙は、岩手観光バスの貸切車に県交通の夜行高速車(共にスーパークルーザーSHD)、中型路線車が並んでいました。
 事業所は、大迫・高田両営業所はなくなり、湯本・千厩両営業所は「バスターミナル」に格下げ(千厩〔営〕配下の大東車庫は廃止)、水沢・江差両営業所は統合して胆江〔営〕になっています。早池峰バスは県交通の遠野営業所となっています。一方、貸切専業で宮城〔営〕が開設されいます。
(現在の大船渡〔営〕高田支所は、JR東日本のBRT受託の事業所で、自社の車両の配置はない)

◆ 岩手県交通の車両たち

1.  今回は、岩手観光バスと早池峰バスが合併して岩手県交通一本になったが、全体で479台は、27年前の県交通・観光バス・早池峰3社の合計830台から、42.28%の大幅な減少になりました。
 乗合+高速(27年前は高速車と定期観光車を含んでいた。早池峰バスは代替貸切車のみだが、乗合に含める)は27年前の約63%に留まり、貸切25台は、27年前の岩手観光バス時代の半分以下です。
 便宜的に、盛岡市内に一般路線がある雫石・滝沢・松園・都南・矢巾・紫波各営業所と巣子車庫を「県北」、それ以南でJR東北本線沿線の花巻・遠野・北上・胆江・一関各営業所と湯本・千厩BTを「県南」、釜石・大船渡両営業所を「三陸」と分けると、一般的な乗合車は、県北が261台で全体の60%以上、1/3近くを占めています。県南は117台で27.95%、三陸は38台で、10%を切っています。当然の如く、県都の盛岡市近郊に集中する傾向にあります。
 各事業所毎に27年前と現状を比較すると、県北では、滝沢〔営〕は増減がなく、矢巾〔営〕はむしろ増えている。一方で都南〔営〕は64台→31台と、半分以下になってしまいました。県南・三陸はどこも大幅に減少しています。遠野〔営〕は(旧早池峰バスとの比較で)46.67%、他は全て50%以上の減少です。胆江〔営〕は旧水沢・江差両営業所の合算との比較だが、半分以下になってしまいました。三陸は旧高田〔営〕も含めて120台(貸切代替含む)あったのが、27年前の30%強にまで減少しました。
 高速車は、27年前は一般の乗合車に含まれているので、正確には比較できない。三陸の両営業所に16台もあるのが意外だが、東京行夜行や仙台線の他、県内路線でも一部高速道を使用しているので、高速車に計上しているのでしょう。
 貸切車は、県北は矢巾〔営〕の7台のみで、宮城〔営〕も含めた県南が25台と最も多い。平泉の世界遺産などを控えていて、東京などから新幹線で来た観光客を引き受ける輸送が多いのだろうか。
 用途別割合は、乗合86.64%、高速8.14%、貸切5.22%となりました。昨今の地方の大手としては、高速の割合が意外に少ないかも知れない。

2. 昔から中古車両を導入する事で新旧交代を図ってきた事業者なので、平均車齢は驚くほど高くなりました(2020(R2)年を0年として計算)。
 乗合車は19.66年。20世紀の車両(=20年以上)が192台で乗合車全体の46.27%、未だに半分近くを占めています。21世紀に入ってからの最初の10年の車両が51.33%で半分以上、一方で最近10年間の車両はわずか10台、2.4%にしかなりません。これまでも地方の事業者だと、傾向としては似ていた部分もあったけれど、ここまで極端ではなかったと思います。各年別だと、2005(H7)年式が65台で乗合車全体の約1/6、2003(H5)年式が51台で12.29%、2002(H4)年式が43台で、10.36%になります。
 U-LV324K・Lが合計72台、未だに全路線車の1/6以上を占めて、乗合車の主力であり続けています。
 エリア別では、県北19.59年・県南18.76年・三陸19.00年。事業所別では、遠野〔営〕が8.25年と、図抜けて若いのが目を惹く。かなり意外に映るが、8台しかないうちの5台が、2015(H27)年以降導入のポンチョになっている事が、車齢の引き下げにつながっています。一方で湯本BT(今月いっぱいで廃止予定)が23.67年と最高齢。滝沢・花巻・胆江・一関の各営業所が、20年以上になっています。
 高速車は13.31年。高速車としては高いだろう。
 貸切車は12.48年でこちらも高いが、高速車よりは若い。
 なお、最古参は滝沢・松園・矢巾・北上各営業所に1台ずつ在籍する、1992(H4)年式。これを含めて、シリーズ19刊行時よりも前の車両が50台程度あるが、全て近年の移籍車両になり、シリーズ19時点で掲載され、そのまま現存している車両はありません。

3. 岩手県交通は、一時は国際興業の傘下にあった事もあり、シリーズ19時点では、100%いすゞでした(それ以前は、合併前の各社が使用していた日野や三菱ふそうもあったが)。
 現在は資本関係が変わった事もあってか、4車種(+BYD)の導入があるが、それでもいすゞは359台あり、今でも全体の3/4を占めています。三菱ふそうが12.94%と、勢力を伸ばしつつあるようです。日野が8.56%、日産ディーゼルは3.13%と少ないけれど、県交通に日産ディーゼル車がある事自体、オールドバスファンにとっては少々オドロキに感じるかも知れません。BYD0.42%。
 大半が中古車両で、自社発注車は60台で12.53%、旧早池峰バス発注車を加えても69台にしかならず、85%以上を中古導入に頼っています。乗合車が363台で87.46%、高速車も30台で76.92%、貸切車は17台で68.00%が中古導入になっています。日産ディーゼルは全て譲渡車両。
 導入元は37者(自家用含む。神奈川中央交通東・神奈川中央交通西・津久井神奈交バス・相模神奈交バスは神奈川中央交通にまとめた)。最多は今でも国際興業で、乗合車216台は、今でも乗合車全体の62.05%を占めている(他に貸切車2台)。神奈中バスが45台で、全体の9.39%にまでなりました。シリーズ19でも富士・北村車体のいすゞ車の譲渡があったが、ここでは三菱ふそうの譲渡が多く、全62台中、半分近い34台は元神奈中バスです。京浜急行バスは38台中高速車が14台で、高速車全体の35.90%と最大勢力。他に東京都営バス28台、相鉄バス15台など、関東地方の事業者が多くなっています。最遠は兵庫県となり、淡路交通の高速車4台が目に付く。

4.乗合車のノンステップ率は中古導入車が主力とあってまだ高いとは言えないが、それでも59台となって、14.22%という所までは来ました。県南が18.10%と、エリア別では最も高い。やはり遠野〔営〕のポンチョが効いているのか。県北14.56%、三陸は7.89%にしかなりません。事業所別ではやはり遠野〔営〕がダントツの75.00%、それ以外では都南〔営〕が29.03%と高率。一方で雫石・大船渡両営業所、湯本BTには配置がありません。
 BYDのEVの導入が話題になったわけだが、これが県交通初の低公害車でもありました。それ以前にハイブリッド車、CNG車等の導入はナシ(譲渡車両にはハイブリッド車もあるが、システムを停止して使用している)。

◆ 岩手県交通のあゆみ

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 過去にシリーズ19を読んだ時点でも感じた事だが、とにかく「岩手県交通」成立の前も後も、経営を成り立たせるのに非常に四苦八苦する歴史が、今に至るまで続いているという印象。資金の枯渇・労使紛争・再編成の失敗と経営破綻…。無論岩手県交通に限らず、岩手県に限らず、歴史的に地方ではどこでも起こっている事ではあるのだろうが、これが県民の利用にまで悪影響を与えてしまったのは、非常にまずかった。合併後に国際興業が資本に入る事でなんとか落ち着いた、という所だろうが、東北新幹線開業後までひきずってしまったのは痛手だっただろう。本格的に再生の道のりがある程度確実なものになったのは、東北道延伸に伴う高速バスへの参入以降、という事になろうか。
 シリーズ19時点では、特に乗合車はほとんどがモノコック、大型の新車導入を取りやめて久しかったから自社発注のキュービック(LV系)がなかったりするが、それよりもう少し前の岩手に行って、県交通バスを少しばかし撮影した事もあります。昭和の終わりの頃だったか?上の「オバQ」もそうだし、まだ旧県南バス色の日野車を見たりもしていて、趣味的には面白いのだけれど、これもまた、当時の県交通の混乱の象徴だった、という事でしょう。
 国際興業系になって落ち着いた、と思ったら、その国際興業も怪しくなってまたグループの再編成とは、これはみちのりHD傘下となった県北バスなどもそうだと思うけれど、自社だけで安定した経営がなかなかできない、東北の各バス事業者の苦しさが、いまでも続いているという事だろうと思います。「国際東北」は、国際興業との資本的なつながりはなくなっているようだが、経営者が国際興業出身だから「国際」の2文字を冠しているのだろうか。
 東日本大震災は、むろん施設や車両の損害が大きかったのは、もうどうしようもなかったと思う。県交通一社だけでどうにかなる事ではない。とにかく、乗客やドライバーなど、人的な被害がなかった事が、何よりだった。大槌町を走るエルガミオの写真は、ヨソ者には何とも形容できない異常さを醸し出している。
 遠野~陸前高田間は2004(H16)年までJRバス東北の遠野線があり、廃止時、東部の世田米~陸前高田間は県交通が引き継いで現在も路線が維持されているが、これについては言及がなかった。この他にも、旧早池峰バスがJRバス(遠野〔営〕)を一部でも引き継いだ、という事はなかったのだろうか(恩徳へ行く路線はそうだろうと思う。雑誌スタイル時代のバスジャパン№3に、当時の国鉄バスの終点として出てくる)。

◆ 岩手県交通バスのいる風景
 やはりローカル色が濃い路線が多くて、海も山も風光明媚な所が多そうだ。観光地も少なくないが、それだけに去年からのコロナ禍は打撃だっただろう。

◆ 遠野物語とイーハトーブ
 27年前の紀行は、種村 直樹氏の乗り歩き+食べ歩き?釜石の生うに丼、小岩井のジンギスカン、盛岡のわんこそば。当時あった定期観光バスに乗り、往復は夜行高速バス。帰りは横浜・本厚木線で、本厚木駅前に停車するスーパークルーザーの写真がありました。
 今回の谷口 礼子さんの紀行は、遠野と宮沢 賢治の歴史をたどる旅になりました。宮沢 賢治の作品は、正直それ自体読んだ事はないから偉そうな事は何も言えないが、「銀河鉄道の夜」があるからか(アニメにもなっているし)、結構SFのコミック作品でも、作品が引用される事が多いです。漫画家の方々にも、インスピレーションを与える部分が多いのでしょう。
(ちなみに「グスコーブドリの伝記」では、主人公ブドリが日照りや冷夏から人々を救うため、火山ガスを利用して天候を変えようとした、という下りがあるらしい。今で言えば「温暖化」させようとしたわけで、昨今の温暖化防止の議論を見ると、なんだか複雑だ)
 大迫というのは、何となく聞いた事がある地名だったが、「ぶどうとワインの産地」は初耳だった。ワインだと遠野の方がまだ知名度があるし。
「イギリス海岸」のネーミングは、賢治はイギリス(どころか海外)には行った事がなかったらしいが、日本の、それも海ではなく川の岸辺なのに、どこから北上川の風景をイギリス風と感じたのだろうか。今はダムの整備が進んだ事で、その面影を見出す事が難しくなっているらしい。バス停の名前にもなっているが、平日4回・土休日2回しかないから、バスで行こうとしたら大変そうだ(花巻駅からはそんなに遠くないから、元気な人なら歩いてもいいだろう)。このバス停がある道路は、昔の岩手軽便鉄道の跡だったらしい(後に国有化され、ルートを変更して改軌、今の釜石線になる)。

◆ 終点の構図
 27年前は、旧早池峰バスの大出でした。先の紀行にも出てきた附馬牛線が入っていたようだったが、ここは今は一般のバス路線がなくなってしまい、デマンドバスが平日3往復運行されるのみになっているらしい(もう少し奥まで入っているようだ)。
 碁石海岸の終点は、27年前は「穴通磯」だったのか?路線が短縮されたのだろうか。「碁石海岸」というと、大船渡線BRTで旧小友駅~旧細浦駅の間に新設された「碁石海岸口」駅があるが、改めて地図で確認したら、全く違う場所だ。歩いたら、たっぷり1時間はかかるだろう。これはこれで楽しいかも知れないが、やはり大船渡から県交通バスで行くべきか。県交通バスの時刻も、JTB時刻表に掲載があります。1日3往復、土休日も同ダイヤで運行。この路線に限らないが、県交通は路線が少なくなってしまったが、残存路線は土休日も運行が確保されている路線が大半で(むろん大幅に少なくなる路線も多いが)、これは今どき大したものだと思う。震災に関しては、私には何も語る資格はないと思う。直接的な被害を被る事も、何より親しい人を失った事もなかったのだから。ただ、亡くなられた方々の冥福を祈るのみです。

◆ 岩手県交通の路線エリア
 基本的に岩手県南部(JR東北本線沿線と、釜石線沿線より南側)を地盤とする構図は変わらない、とは思うが、とにかく路線が27年で激減してしまって、かなりスカスカになってしまいました。純粋なローカル線だけでなく、夏油(げとう)温泉や網張温泉といった観光路線もなくなっている(夏油温泉は北上駅から送迎バス、網張温泉も盛岡駅から宿泊者専用送迎バスのみ)。
 27年前は例外的に、北部の盛岡~岩泉・龍泉洞間にも路線があったが、JRバス東北(早坂高原線)との共同運行でした。県交通は後に撤退し、JRバスの単独運行になっています。
 最北は好摩駅だったが、現在は乗り入れがなくなり、盛岡大学という事になるのだろうか。最南は花泉駅に近い涌津下町という所になり、一関からの路線がある。ここも昔はもっと先まで路線が伸びていたらしい。花泉~一関間は、JR東北本線は一旦宮城県(有壁)を経由するが、バス路線は県境をかすめるものの、越境はしない。気仙沼を除いて、他の県に入る路線は、27年前も今もない。
 なお今の「路線エリア」は、JR山田線(現三陸鉄道リアス線)が不通だった頃運行されていた、浪板~道の駅やまだ間が残ってしまっている。

 岩手県交通も日常的には乗らない事業者だからあまりあれこれとは言えないが、最低、これ以上の路線の縮小は起きないで欲しいと思う。しかし、湯本BTの廃止=ほっとゆだ駅からの路線の全廃が県交通からもリリースされていて、これで西和賀町からは完全撤退になり、また一つ、温泉に行く県交通バスがなくなってしまう(西和賀町からは今日時点では、代替の交通に関する発表がない。「おでかけバス」というコミュニティバス的なバス(ただし曜日限定)があるので、これを拡充する事になるのだろう)。バスそのもののみならず、拠点となる地方都市自体の地盤沈下もあり(だいぶ前に降り立った北上も、駅付近はかなり寂れた様子だった。新幹線停車駅なのに)、県交通単独では難しい部分も多いだろう。行政の側にも考えて欲しいとは思うが、今のコロナ禍では難しい部分も、多々あるだろう。
 従って一般路線に関しては、ある程度盛岡市とその近郊に、資源を集中する傾向になるのだろうか。地域連携カードは3月27日、「Iwate Green Pass」の愛称でスタート、Suica機能もあるので、全国相互利用も可能になります(まずは「でんでんむし」と花巻空港線、雫石〔営〕担当路線)。その後、盛岡市内から順次展開していく事になるのだろうか。ただ、鉄道は、岩手県内のJRは入っていないに等しいし、IGRも入らないと(滝沢駅からの大学輸送があるので)、効果が出ないかも知れない。この辺は鉄道側に頑張って欲しい。あとは他事業者、特に岩手県北バスとの協調関係も築いて欲しい。県北バスはICカードの導入予定はないようだが、やはり「Iwate Green Pass」になって欲しい。路線の広範囲な競合はないようだし、山田線不通時には、道の駅やまだで路線の接続を図っていた事もあったのだから、良好な関係は築けるはずです。県交通&県北バス、だけでなく、「国際東北」と「みちのりHD」という視点での協調も必要だろう(青森県でも、十和田観光電鉄と旧南部バスがある)。
 車両面では、やはりもう少し若返りが必要ではないかと思うが、中古車両に大多数を委ねなければならない現状のは、変えられないのだろう。中古でもノンステップ車が相当流通しているようで、低床化は進むだろう。むしろ、県北以上に高齢者が多そうな県南や三陸で、先行して導入を進めるべきかもしれない。低公害車は、BYDのEVの増車はあるのか、ハイブリッド車などの導入の可能性はないか。
 高速バスはやはりコロナ禍の影響で厳しい。そうでなくても、旧ツアー組との競合もあって、特に夜行バスは存続の是非が問われる場面も、あるかも知れない。むしろ三陸地方と東京を結ぶ路線の方が地域密着性もあって、案外可能性はあるかも知れない。
 とにかく、厳しい状況はコロナ禍が何とか収束したのちも長期に渡って影響を残し続ける事は残念ながら間違いないが、何とか踏みとどまって、頑張って欲しいと願います。私たちも、岩手県の観光では、鉄道や県北バスと共に、積極的に利用したいです。

 次回刊V106は、誌面では神奈川中央交通になっていたが、BJエディターズの公式Webでは、西日本ジェイアールバスと中国ジェイアールバスを1冊で出すと発表しています。どちらも発足当時は別々に刊行されていたが、一般路線がかなり縮小して高速中心になってしまって、単独で出すのが難しくなったのかも知れません。それでも両社とも、残存の一般路線もそれなりにサービスの改善が進んでいて、利用の増加に結びつけようという施策も見られます。5月下旬予定という刊行を、楽しみに待ちたいと思います。
 
 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 昨日の東急東横線は、大変だったようです。復旧までまる1日はかかるのではないかと思っていたのだが、案外早く復旧して良かったです。

《今日のニュースから》
 3日 スペースX社試作宇宙船 着陸後に爆発
(ガンバ大阪 5人に陽性反応 名古屋グランパス戦中止)
 4日 糸魚川市で地滑り 付近世帯に避難勧告
(アストラゼネカから委託 JRCファーマ 神戸市にワクチン製造工場建設発表)

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