№2295 最後の「日高本線」の旅 それにしても 何もかもが「寒かった」 4〈終〉.北海道新幹線 はやぶさ40号

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 今回の旅、最後は新函館北斗から〔はやぶさ〕です。北海道新幹線は開業した年に北海道区間だけ乗った事があったが、東京まで乗り通すのは、初めてになりました。4時間強の旅はどんなものになるのか。
 そういえば今回は、行きは飛行機、帰りは鉄道(新幹線)となったが、我ながら珍しい(逆は何度もあるが)。最初は帰りも飛行機にするつもりだったが、調べてみると、この状況でもやはり年始は運賃が高いし、それだけならまだしも、窓際の空席がもうないみたいで、状況が状況だから変動があったかも知れないが、だったら最初から新幹線と決めておけば、いろいろな面でラクだ、と思いました。

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 新函館北斗駅の、新幹線連絡の改札口。

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 ここにも新千歳空港同様、コロナ対策への協力をお願いする、北海道の張り紙がありました。去年は北海道が流行の中心の一つとなったし、警戒感が強まるのも当然だろう、が。

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 新幹線ホームへの、コンコース。旅行者は多い。が、この時期に来た事がないから比べようがないけれど、この時期としてはやはり少ない、という事になるのだろうか。

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 今は行き止まりの線路。この先長万部、そして札幌に通じるのは、いつの日か。

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 10分ちょっと前になって、11番線に入線してきました。東日本E5系のU27編成。

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 8号車に乗車。その車内。

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 車端部は座席を撤去して、荷物置き場に改造してありました。

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 発車直前の、11番線ホーム。人影がほとんどない。

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 すぐに雪原。

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 そして、函館山。
 この先、木古内に停車して青函トンネルを通過するが、この頃にはもう真っ暗になってしまって、車窓に関しては、書く事はほぼない。青函トンネル区間では、8号車の乗客は18人。今の8号車(E526-400)は98人座れるが、乗車率18.36%、1/5にもならない。

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 新青森。
(この先数枚の画像は、少々ピンボケ気味です。ゴメンナサイ)
 新青森で若干乗客は増えるが、それでも半分もいない。普段の年なら年始輸送がまだ続いて、ほぼ満席になるのではないかと思われるのだが。子供が目立つのは、らしいところか。

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 盛岡駅到着。ホームの発車案内表示。
 ホームにいると完全防護だから解らないが、駅の外は雪が降りしきる。

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〔はやぶさ〕と、〔こまち〕の連結部。いつもなら、連結作業の見物客で賑わうのだろうが。以前乗った時はそうだったし。
 連結相手の〔こまち40号〕は10分近く遅れて到着、とアナウンス。この間にホームから覗いた限りでは、9号車のグリーン車は7人、10号車のグランクラスは、2人しか人影が見えなかった。

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〔こまち40号〕が現れました。かなり雪まみれ。この雪が、遅れを出す原因だったに違いない。

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 連結作業完了。盛岡は8分遅れで出発。

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 ここでようやく、新函館北斗駅で買っておいた駅弁を広げます。「北の駅弁屋さん」。

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 スィーツも。「ロマネスク函館焼きチーズ」。

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 だいぶ遅れを回復して、東京は1分程度の遅れで済みました。人影が少ないなあ。

 この4時間12分という所要時間、個人的には苦痛とは感じなかった。PCやったり、駅弁を食べたり、盛岡で「こまち」の連結を見て、居眠りもして、と変化がついたからかも知れない。空いていた事もあっただろう。例年通りの、年始輸送を引きずった混雑だったら、また違った感想になったかも。ただやはり、座席以外で一息付けるフリースペースが、欲しかった。車内販売も、東北新幹線だとホットコーヒーすらないという現状だし、いつ来るか解らないワゴンを待つより、欧州の列車のようなバーコーナーに、自分で行く方がいい。もっとも今のコロナ禍では、あっても営業休止になるんだろうねえ。

 こうして、今年最初の旅行は、個人的にはつつがなく終わりました。それにしても、行きのANA便も新千歳空港も、登別で見た〔北斗〕も、最後の新幹線〔はやぶさ〕も、まだ年始輸送の余韻が残る期間のはずなのに、乗客は異常と思える位少なくて、冷え冷えしたものを感じました。決して、氷点下の気温だけがもたらしたものではない。コロナ禍云々以前に人込み・混雑は元々苦痛になっていたのだから本来は歓迎のはずだが、少なすぎても、逆に痛々しい。こんなのは、見たくない。北海道に限らず、とにかく今は耐えるしかないのだが、耐え抜いた果てに、光は見えるのだろうか。そう信じるしかない。
 この直後、11都府県には緊急事態宣言が発出されました(栃木県のみ2月に終了したが、今でも県独自の「特定警戒」が宣言されている)。という事で、去年ほどキツくはないが、やはり軽々しく遠出できる状況ではなくなってしまいました。現状は少なくとも、関東地方の外へは行っていません。早く自由に遠くへ行ける日が、戻ってきて欲しい。

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 昨日書くべきだったが、京浜急行バスは15日、3月15日を持って、夜行高速バス〔ノクターン〕〔キャメル〕〔ビーム1〕の廃止と、〔エディ〕の休止を発表しました。〔ノクターン〕は弘南バス、〔ビーム1〕は岩手県北自動車が単独で運行するが、〔キャメル〕は完全に廃止、〔エディ〕は今後の再開に含みを残しているようにも感じられるが、全面的に休止となります。また今日は、一昨年6月に起きたシーサイドラインの新杉田逆走事故、9月発生の京急線の神奈川新町踏切事故の調査報告書が公表されました。どれもいろいろ思う所はあるが、来週書きたいと思います。
 JR西日本は、今後もコロナ禍の影響を免れず、利用者の回復が見込めないとして、ローカル線は廃止も含めて在り方を見直す、と発表しました。また、早ければ今年の秋にも列車の本数を削減するともしています。今回の旅で乗った日高本線に代表されるように、この数年はJR北海道ばかりに目が向きがちだったが、JRグループは東も西も、北も南も、いやJRだけではない、私鉄も第3セクターも、危機的な状況を迎えている路線は、少なくないはず。これから1~2年のローカル鉄道は、「廃止の嵐」が巻き起こる事に、なってしまうのか。

《今日のニュースから》
17日 豪雨被災の日田彦山線沿線 地域振興計画決定
(大阪市議会 民生保険委員会 初のオンライン質疑)
18日 台風1号 西太平洋海上で発生
(韓国 新規感染者 2日連続600人超)

 東京オリ・パラ組織委員会の新会長に、橋本 聖子氏が就任する事になりました。オリ・パラの開催はここへきて国の内外から否定的な論調が少なくなくなってきているが、延期決定から一年経ち、シラケムードが世間に漂いつつあるのが、背景にあるかも知れない。アスリートたちの心情を考えたら(彼らも相当苦悩しているようだが)、個人的にはどんな形態になったとしても、やって欲しいとは思うが。開催そのものがどうなるか解らないが、少なくとも組織のゴタゴタだけは、もうこれっきりにして頂きたい。でないと自分で自分の首を絞める事になるから。

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