№2107 今年最初の 関西弾丸旅行 2.久しぶりの阪堺電軌
阪堺電軌もまた久しぶりです。特に「堺トラム」1000形以降、いつかは行かねばと思いつつ、だいぶ時が経ってしまいました。この間、住吉公園駅も廃止になっているし。天気が回復傾向にあるので、初志貫徹、阪堺電軌を訪ねます。と言っても今回は、天王寺駅前~浜寺駅前間のみになってしまいましたが。
阪堺電軌の、天王寺駅前。モダンに作り替えられているようです。駅だけでなく、線路も阿倍野までは変わっています。
今回はこの一日乗車券を、車内で購入しました。昔ながらのスクラッチタイプ。
確か以前は我孫子町を境に、大阪市と堺市で運賃が異なっていたが、今は全線均一。堺市の補助が入っているそう。
最初は神ノ木で降りて、数枚撮ってみたけれど、後でもう一度来る事にして、住吉まで歩いて行きます。
かつての住吉公園までの路線は、この交差点を直進していました。
これは、天王寺駅前からの路線と、恵美須町からの路線が合流する地点から撮ったもの。旧住吉公園は左手、となります。
旧住吉公園の駅舎はまだ残されていて、テナントも引き続き営業中です(ただし訪問日は正月休み)。
線路・ホームの跡は、コインパーキングになっているよう。阪堺電軌の事業用車両も使用しているようです。
電車で一気に浜寺駅前に行きます。一頃よりかなり整備されていると感じました。
浜寺駅前。
南海線浜寺公園の旧駅舎は移転の上保存され、カフェが入っているよう(ここも正月休み)。
今の、浜寺公園の架設駅舎。記憶が少々あやふやで申し訳ないが、工事開始前は跨線橋でホームを移動していたはずだが、現状は、東西をつなぐ地下自由通路の一部を仕切って、駅の通路として使っています。
上りホームは、4番線は3番線の先を欠き取った形で設けられていて、待避列車は、3番線はスルーして、4番線で乗降を扱います。これ、今の京急蒲田の2・5番線と同じですよね。
ただし、仮設駅舎とホームの間には、既に仮線路が敷かれていました。切り替えがいつになるのかは解らないが、この独特のホーム形状は、南海ではあとわずかか。
神ノ木へ戻るが、南海線の電車ではしょってしまいました。粉浜が一番近いが、無人駅…。
神ノ木駅へ向かう途中にある、閻魔地蔵尊。
神ノ木駅は、南海高野線を跨ぐ築堤の上にあります。右側に、高野線の住吉東駅があります。
今日は、161形が動いています。さすが臨時ダイヤ。164号はブルーベース+雲を描いているが、側面の広告が韓国のLCCとは、時代だ…。
166号。クリーム+緑の「金太郎塗り」。
やや新しいところで、502号。
701号はパンダが描かれていて、これ、子供に結構な人気でした。アドベンチャーワールドがスポンサー。
ようやく堺トラムも撮れたが、やや影が邪魔くさい。後で撮り直しに挑戦。
天王寺行だと前パンになるので、アングル的に苦しい。そこで、昼前になって、もう一度、住吉大社の方に移動してみます。
住吉電停。本来は天王寺前→我孫子道・浜寺駅前方向の乗り場になるが、閉鎖され、通過扱い。恵美須町からの電停と共に、合流した先に仮設の電停を置いています。
乗り場の案内。正月規制中、天王寺駅前・恵美須町→我孫子道・浜寺公園方面は、住吉は降車専用・次の住吉鳥居前は乗車専用としています。反対方向は逆で、住吉の乗り場は行先で分離。
161形が動いている(この日は3台でした)とあって、参拝客のみならず、鉄道ファンも多数来ていました。当然交通規制で車は走行不可。
何しろ、南海住吉大社駅と住吉大社の間は、この大賑わい。
住吉鳥居電停を、南側のカーブから見る。しばらくはこのカーブで撮ったりしました。
166号。
1001号。
353号。500形と車体は同じだが、こちらは吊り掛け式。350形と500形は、最近になって補助ステップが付きました。案内放送もしきりに流れる。
1003号。これは少々出来が悪い、シャッターが早すぎて小さくなったのと(画像はトリミングしている)、すれ違った電車の色が映り込んでしまった。だからいつか、もう一度撮り直ししたい。
電停に移動して、1002号。この日は、堺トラムも3台全部動いていました。
先の164号をもう一度。164・166号は、天王寺駅前~我孫子道間の運用に入っていました。
161形も3台動いていました。深緑1色の162号は、恵比寿町~我孫子道間の運用に投入。
161形どうし、164号と166号の並び。
いつもより電車の数が多いし、それ以上に参拝客でごった返しているので、ホームには運転の職員がいて、手旗を振って、電車に停止・進行の指示を出していました。
降車時の運賃収受は、電車を降りてから。ICカードも対応します。乗客が多い時は、路面電車でもこの方法は有効で、通常時の他都市でも、場合によっては考えられて良いと思う。
電車を待つ、住吉電停の行列。これは恵美須町行。少し先の天王寺駅前行は、もっと長い。
とにかくどんどん参拝客があふれて、線路を横切っていく者だから、警備員など人をたくさん出して捌いています。先の信号の旗を振る職員や、運賃収受にあたる職員達も皆そうで、たくさんの裏方の方々が、私たちの楽しい初詣でを支えてくれているのだという事を、今一度考えても良いのではないでしょうか。
14時30分位を回ると、沿道の建物の影が線路にもかかってきて、撮影には向かなくなってきました。そろそろ帰宅も考えなければ成らないし、今回はこれで後にします。しかし、せっかく161形が動いているのなら、やはり乗らなくちゃ。今後、吊り掛け駆動の電車にいつ乗れるか、もう解らないのだし。
我孫子道まで行って、始発で乗ります。166号
最初から座るつもりはなく、最前部(以前のドアを埋めた部分)に立って、前を見ています。車内。
「昭和参年」のプレート!1928年だから、今年で92年!!一方でICタッチのピッピッピポパの音が、アンバランス。
住吉に戻ってきました。
改めて電車から、住吉電停の分岐部を見ます。天王寺駅前行の行列は、旧住吉公園駅方向の駐車場の方まで伸びている。ただ、当然混雑はするが、ギュウギュウ押しくらまんじゅう、というのでもない。乗車に時間がかかるが、ステップがかなり高い事が原因と見ました。「最後部」のプラカードは、年末セールの福引きみたいだ。
161形出動、とあっては、ファンも参拝客に負けていません。
先の神ノ木電停までは上り勾配。目立った勾配があるのは、阪堺ではここだけだと思うが、さすがに旧型電車では苦しげだ。
高野線と交差し、今度は下って、姫松。
専用軌道の区間もあります。
ハルカスが近づいて来ました。
前述のように、天王寺駅前~阿倍野間は、鹿児島市のような、センターポールの芝生軌道に変わっています。今後、他の併用軌道区間にも波及するのかは、私には解りませんでした。
という感じで、この日の阪堺電軌の乗車・撮影は終わりました。何しろ初詣での特殊な期間なので、日常の利用はどうなのか、また確かめなければならないが、この日に関しては、161形・堺トラム全車両出動して、満足できる1日でした。やはり撮りたい・乗りたい車両があるのなら、リスクを犯してでも、時間を長めに撮らなければならない、と、改めて思わされました。
今回は、恵美須町~住吉間は未乗に終わってしまいました。この区間の乗車も含め、いずれ近いうちに再訪しなければ。
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《今日のニュースから》
12日 フィリピン・マニラ近郊 ルソン島タール火山噴火 1万人避難 航空便に影響
13日 米財務省 中国の為替操作国認定の解除決定
14日 秋本司議員 IR汚職収賄容疑で再逮捕
バトミントンの桃田選手などが、マレーシアで事故に遭ってしまいました。腕や脚ではなく、鼻の骨折、という事であれば、プレーには影響はないのかなと思うが、運転手が死亡してしまったので、精神的な動揺が心配されます。
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