№2114 2020年1月 今月は何があった 何をやった

 町中を歩いていても、急激に増えたと解る、マスク姿の人々。カルロス・ゴーン逃亡劇も、旅客機まで巻き添えにした米・イランの対立先鋭化も、ダボス会議も、いつの間にかどこかへ吹き飛ばしてしまった、武漢発・新型肺炎の世界的拡散。WHOの「公衆衛生上の緊急事態」まで宣言され、社会・政治・経済・スポーツ・社会、全ての分野で今後、甚大な影響が出るでしょう。良くも悪くも、今の世界は中国抜きでは動かないので。バスケ界のレジェンドの突然の最期は、衝撃的でした。アウシュビッツ強制収容所開放から75年、阪神淡路大震災から25年、ハイチ大地震から10年、パリの風刺新聞社襲撃テロから5年、今月はどんな事が起きたのでしょうか。

 1日 陸上 桐生祥秀 結婚発表
 2日 台湾空軍ヘリコプター 新北市山中に墜落
 3日 アメフト ライスボウル 富士通4連覇
 4日 センター試験受験生に「勝つカレー」 大分舞鶴高校
 5日 豊洲市場 初競り クロマグロ最高値1億9320万円 
 6日 就職氷河期世代 新職員に辞令交付 宝塚市
 7日 全国高校ラグビー 桐蔭学園優勝 史上3校目の三冠達成
 8日 養豚場のブタ CSF感染確認 沖縄県うるま市
 9日 横浜市で水道管破裂 磯子・港南・南区で断水

10日 ロンドンブーツ1号2号 田村亮 芸能活動再開
11日 ラグビー全国大会選手権 早稲田大学 11大会ぶり優勝
12日 フィリピン・マニラ近郊 ルソン島タール火山噴火 1万人避難 航空便に影響
13日 米財務省 中国の為替操作国認定の解除決定
14日 秋本司議員 IR汚職収賄容疑で再逮捕
15日 米中貿易紛争 両国政府 第一段階合意文書に署名
16日 「埼玉西武ライオンズ・レディース」4月発足 球団発表
17日 「チバニアン」 国際学会命名決定
18日 世田谷区一家殺害事件 現場の住宅を一部初公開
19日 リビア巡る国際会議 軍事支援停止で合意

20日 日大ラグビー部員 大麻所持疑いで逮捕
21日 「桜を見る会」 内閣府 過去6年分の招待者内訳提示
22日 WADA モスクワのドーピング検査所 再び暫定的資格停止処分
23日 日本プロゴルフ殿堂 海老原清治氏ら4人 渋野日向子に特別賞
24日 東京オリンピックまで半年 お台場でイベント
25日 ソフトバンク関連会社元社員逮捕 ロシア通商代表部職員らに機密情報提供容疑
26日 バレーボールVリーグ1部女子 JT9年ぶり2回目優勝
27日 レジ袋削減に向け実験 中央省庁内コンビニ店舗で開始 
28日 大関豪栄道 現役引退
29日 JR原宿駅 新駅舎公開

 今月はこの他、サッカー天皇杯でヴィッセル神戸初優勝、西武秋山翔吾がMLBレッズと契約、脚本家上原正三氏・元中日高木守道氏・ロッテ創業者重光武雄氏・俳優宍戸錠氏・米元キャスター・ジム・レーラー氏死去、台湾総統選で蔡英文氏再選、バトミントン桃田賢斗が交通事故遭遇で骨折、立憲民主党・国民民主党の合流当面見送り、米トランプ大統領弾劾裁判、などがありました。そして今日を持って、イギリスがEUから離脱します。
 やまゆり園障害者殺傷事件公判開始、大津保育園児事故裁判の判決言い渡し延期、伊方原発3号機運転再開不認可、淡路島殺人事件の死刑判決取り消しと、刑事・民事双方で、裁判に関わる大きなニュースもありました。
 近鉄・阪神・山陽・神鉄に続いて、西武・東京メトロ、さらにはつくばエクスプレスも今日、3月14日ダイヤ改正のリリースを出しました。この日は京急線6駅・東京モノレール3駅の駅名改称の他、東武桐生線阿左美駅の移転も先日発表になっていて、いつにも増して、忙しい1日になりそうです。各鉄道のダイヤ改正は、来月まとめて書く予定です。

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《今月この一枚》

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 今年最初の1枚はこれです。今週の日曜日午後から火曜日にかけて、大分から熊本へ横断する旅に行って参りました。詳しくはまた来月書くが、熊本は、地震以降では初めてになりました。地元への貢献は、あまりできなかったかなあ…。天気が良くなかったし、また出来るだけ早い内に再訪したいが、その熊本の熊本駅近くで28日に撮影した、九州産交バスです。熊本空港(「阿蘇くまもと空港」と称している)路線専用らしきエアロスターです。バスの写真もほとんどないが、それでも束の間の晴れ間の間に、2枚だけ撮りました。産交と熊本電鉄1枚づつを、明日の晩更新する本体で公開します。
 全国的にはどれだけ報じられているか解らないが、同日の熊本日日新聞は、熊本市内を走るバス事業者5社(九州産交バス・産交バス・熊本電気鉄道・熊本バス・熊本都市バス)が、路線バス事業を「共同経営」に移行する事で合意した、と報じました(合併などの企業体再編成ではない)。ダイヤや路線の調整、共通定期券や運賃均一化など運賃制度の見直し、ドライバーや車両の配置などを共同で見直す、としています。同紙は、2018(H30)年度の熊本都市圏のバス利用者は、1975(S50)年度の4分の1に落ち込んだと記し、「利用者にとって使い勝手の良いバスサービスの実現には、各社の利害を越えた、利用者本位の議論が欠かせない。行政の本気度も問われる」と指摘しています。その通りだとも思うが、これは熊本に限った話ではないでしょう。全国的に見ると、岡山のように新規参入があってスッタモンダ、という都市もあり、未だにバス事業者同士がうまくいっていないのではないか?と思わせる所がいくつも見られます(例えば長崎県は、ICカードが長崎自動車とその他で別々になってしまった。茨城県もそう)。今の日本のバスは、事業者同士がいがみ合いをやっていられる状況にはないし、熊本市の場合は、民営事業者を救済する意味もあって、市営バスを民営に移行したという経緯もあります。過去の歴史を活かすためにも、他の都市への手本とするためにも、熊本の取り組みは期待されると思います。あとはバス以外の交通、熊本市の場合は市電やJR九州との連携も、もちろん必要でしょう。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR東日本は今日、気仙沼線・大船渡線BRT区間(柳津~気仙沼~盛)の、鉄道事業廃止日の繰り上げの届け出を提出したと発表しました。4月1日付けで廃止、鉄道としては3月いっぱいとなります。BRTがあるが、東日本大震災によって正式に廃線となる鉄道は、初めてという事になります。

《今日のニュースから》
30日 ふるさと納税訴訟 泉佐野市の訴え棄却
31日 沢尻エリカ 初公判 求刑懲役1年6ヶ月


 明日の更新はお休みします。次回は2月4日(火)更新です。

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