№2113 JTB時刻表2020年2月号(JTBパブリッシング)

 JTB時刻表2020年2月号、先週金曜日に発売になりました。
 表紙はグラビア特集に合わせて、過去のJTB時刻表の表紙をバックに、中川家礼二と、松井玲奈。

 裏表紙が、JR東日本の「ガンダムスタンプラリー」。ガンダム40周年記念、の意味があるのだろうが、「ファースト」だけではなく、Z、ZZ、ν(「逆襲のシャア」)、ユニコーンまで描かれていて、宇宙世紀を描いたシリーズの前半を、全て網羅しているようだ。
(どこかの駅のスタンプが、アーガマ(「Z」での地球連邦軍の戦艦)だったっけ)

特別展 天空ノ鉄道物語 潜入レポート

「天空ノ鉄道物語」ポスター.jpg
 正直この展覧会は行った事がないので、あまり語る事がありません。ややエンタメ的な要素が濃いのだろうか。
 これから行く機会があるとしたら、時刻表の表紙、JTB版とJR版(筆が回るとは思わなかった)の比較か。書店で見比べてみたりすると、JTB版は「国鉄監修」の縛りがなくなっているから、近年はさらにバラエティが豊富になっていて(鉄道以外もあるし、アニメも)、それは今号の表紙にも現れているが、一方JR版は当たり前だが、表紙は必ずJR車両だ。
「鉄道とアニメーション」も、近年のトレンドか。去年見た「天気の子」は、JR東日本が監修していたから東北新幹線や山手線が描写されていたが(中盤のあの展開は、鉄道会社としては容認出来るものなのか?とも思ったが)、コーナーにはあるのだろうか。
「天鉄展グルメ」は、個人的にはうどんのようなB級グルメの方が合っている。駅弁の販売なんで、ないのだろうか?
 やはり実際に行って見てみないと、解らない部分も多そうだ。でも、一般2,500円は、少し高いかもなあ?入場料に見合うだけの展示がある事を、期待したいと思っています。

「のりもの情報局」は、「西武鉄道『氷柱鑑賞きっぷ』発売」「水島臨海鉄道『ゾロ目記念貢献入場券』発売」「大井川鐵道「SLおでん列車」「東武鉄道『鉄道娘&SL大樹スタンプラリー2020 in 東武鉄道』開催」「京急電鉄『京急ミュージアム』オープン」「JTBパブリッシング『のりもの大集合かるた』」。
 しかし「あしがくぼの氷柱」は現在、暖冬の影響で閉園しており(氷柱がなければ話にならない)、「きっぷ」も発売していない。
 京急の「ミュージアム」は、入館制限がなくなったら行きます。GWが過ぎたら、かな。ビルの1Fだからスペース的に仕方がないのかも知れないが、実物の車両がもう1~2台程度欲しかった。久里浜にある旧湘南電鉄デ1や、初代1000形など。
「鉄道プレゼントコーナー」(毎月名前が変わるな)は、「FIRST CAR MUSEUM E5系はやぶさ+電源ユニットセット」。

特集のページ
「JRグループ ダイヤ快晴のあらまし」(3月14日)が掲載されました。合わせて掲載になった、14日からの特急列車の時刻と共に、主に特急について見てみます。

 新幹線のダイヤ改正は影響が広範囲に及び、とても全部は見切れない。
 これまで何度も乗ってきて、当ブログでも書いてきた、東海道新幹線の小田原(または豊橋)停車〔ひかり〕は、上下とも名古屋で5~6分停車するようになります。臨時〔のぞみ〕退避。ただ、東京~新大阪間のトータルの所要時間は、下りは1分増にとどまり、上りは変わらない。下り東京発は毎時33分で変わらず、上り新大阪発は毎時16分→18分。号数は変わり、528号→658号、など。
 静岡・浜松停車の〔ひかり〕は、下り東京発は毎時03分で変わらず、上り新大阪発(岡山始発)は毎時43分→48分。

 常磐線は、全線運転再開とは記されていないが、〔ひたち〕の時刻は、全線再開後のダイヤを掲載。

〔踊り子〕は、E257系は当面、定期2往復・臨時2往復で運用。

下り
踊り子1号 新宿8:30 → 11:15伊豆急下田 <主に土休日運転>
踊り子7号 東京10:00 → 12:41伊豆急下田
踊り子15号 東京13:00 → 15:44伊豆急下田
踊り子57号 東京15:00 → 17:54伊豆急下田 <5月2~5日運転>

上り
踊り子4号 伊豆急下田9:51 → 12:32東京
踊り子6号 伊豆急下田11:34 → 14:18東京 <主に土休日運転>
踊り子18号 伊豆急下田16:02 → 19:05池袋
踊り子58号 伊豆急下田18:18 → 21:15東京 <5月2~5日運転>

 185系は、定期列車は3往復で変わりなし。現行ダイヤでは定期列車での運行がない、新宿始発(主に土休日は池袋始発)の5号にも入ります。時刻は、現行の〔スーパービュー踊り子3号〕に近い。
 今回、修善寺直通編成併結列車の置き換えはないが、E257系は、JR東海・伊豆箱根の習熟がまだ行われていない。特に伊豆箱根は(私が知る限り)VVVF制御車両の入線の実績がないはずで、信号などの障害が起きないよう、対策を取る必要もあるのでしょう。
(修善寺直通は、少なくとも全列車が廃止になる事はない、と私は見ています。でなければ5連の2500番台は仕立てないだろう)
 号数がほぼ全列車1~2桁になり、3桁は臨時の我孫子直通(111・114号)のみ。
〔サフィール踊り子〕は、設定ダイヤを見る限り、日帰り行楽の利用は考えられていない。宿泊を伴う、少々ゆったりとした行程の贅沢な旅をしたい人向け、という事でしょう。プレミアムグリーン車のマークが、宝石形。
〔マリンエクスプレス踊り子〕は、設定がなくなりました。
〔踊り子〕の後継車両はJR東日本と東急グループの共同開発にして欲しかった、とは、今でも思っています。ただ冷静に考えれば、E257系は21世紀に入ってからの車両なのでまだ若く、一方でまとまった転用先は〔踊り子〕しかなかった、という事実もあります。来年以降は〔踊り子〕の他、ライナー列車(今改正のライナーへの導入は、ここでは解らない)や臨時列車の運行も注目されるでしょう。

〔成田エクスプレス〕は、横浜方面直通がほぼ1時間間隔になり、横浜始発・終着の設定がなくなる。羽田空港の国際線増便で、神奈川県、特に東南部からの成田空港の利用が減っており(バスも少なくなってきている)、3月29日以降はさらにその傾向が顕著になると思われるので、先手を打った形だと考えられます。横浜直通編成の連結がなくなった列車は、品川に新規に停車。

〔あずさ〕系統は、現行の臨時〔かいじ55・54号〕(信州かいじ55・54号)が、改正後は〔あずさ75・74号〕としての運行になります。去年の改正では、〔あずさ〕は全列車塩山・山梨市・石和温泉が通過となりました。なので、この3駅に停車し、なおかつ松本へ向かうこの列車は、〔あずさ〕と区別すべく、やや妙ちくりんな名前になっていました。次の改正で一部〔あずさ〕の3駅停車が復活するので、臨時も〔あずさ〕に愛称を統一、という事でしょう。なお、改正以降は臨時〔あずさ84〕号も3駅停車で設定。

 中央線快速・中央総武線各駅停車の運行形態変更は、正直なところ、なぜホームドアの整備がかかわってくるのか、最初は意味が解りませんでした。中央線快速はまもなく、グリーン車を組み込んだ12両編成になるので、各駅停車のホームドアでは対応できなくなる、という事でしょう。

〔むろと2号〕は、改正後は海部始発・牟岐まで普通列車で運転、となるらしい。欄外に注釈がありました。

 ダイヤ改正関連以外では、2月9日に京都~亀岡~園部間で臨時列車を運転。J2京都サンガの新スタジアム(サンガスタジアム by KYOCERA)が亀岡市に開場し、この日はこけら落としでセレッソ大阪戦を開催。それにしても亀岡とは、ずいぶん遠い所にスタジアムを作ったものだと思った。これでも埼玉西武ライオンズのドーム球場(池袋~西武球場前間)や、3年後開場予定の北海道日本ハムファイターズの新球場(札幌~北広島間)よりは、京都駅からは近距離。保津峡の先になるから、遠く感じるのかも知れない。

 会社線は、小湊鐵道の暫定ダイヤ(養老渓谷~上総中野間バス代行)が記載されているが、27日に全線の運行が再開されています。

本文
 会社線は、和歌山県の熊野交通と御坊南海バスが1月1日に合併し、熊野御坊南海バスとなっています。
 夜行高速バスは、〔レイク&ポート号〕(横浜・東京~秋田県南部路線)は、東京都内の停車場所が、2月1日より東京駅(乗車:八重洲南口・降車:日本橋口)に変更。羽後交通の単独運行は変更なし。
〔シーガル号〕(大阪・京都~日立・いわき線)は、今月いっぱいで休止。

 次号は、JRの改正ダイヤが全面的に発表になります。可能な限りチェックします。今年の3月14日はJRグループ関連に加えて近鉄や阪神、そして今日は西武と東京メトロ副都心線・有楽町線の改正も発表になっています。例年以上に忙しい日になりそうです。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 その西武・東京メトロ有楽町線・副都心線の3月14日ダイヤ改正は、西武池袋線は、全特急が「Laview」に統一となり、池袋→西武秩父間最速を78分→77分に短縮。平日下り「S-TRAIN」は小手指まで延長し、練馬・西所沢に停車(降車専用)。有楽町線直通増発に伴い、快速急行は新桜台は通過。土休日の池袋発秩父鉄道直通快速急行は飯能始発各駅停車に短縮(4000系の池袋定期乗り入れはなくなるのか)。新宿線は、土休日下りのみ快速急行2本を設定(以前の列車とは停車駅が異なる)、平日夜間は運行形態を一部変更し、高田馬場駅の混雑を緩和。多摩湖線は日中の国分寺~西武遊園地間直通を20分間隔で運転。有楽町線は、日中の運転間隔を6分→5分に短縮、など。東武東上線・東急東横線・みなとみらい線は、今日の時点ではリリースがありません。修正程度で終わるのか。

《今日のニュースから》
26日 バレーボールVリーグ1部女子 JT9年ぶり2回目優勝
27日 レジ袋削減に向け実験 中央省庁内コンビニ店舗で開始 
28日 大関豪栄道 現役引退
29日 JR原宿駅 新駅舎公開

 武漢からのチャーター機(ANAのB767-300ER 国内線仕様のJA607A)が今朝、戻ってきました。今晩も出発しています。日本国内もだんだん、のっぴきならない状況になってきているのか。実は日曜日午後から昨日にかけて九州に行ってきていまして、後日書くが、中国から来ていたらしい人々はほとんど、マスクをしていました。日本にいる限りは心配ないよ、と、言いたいのだけれどなあ。海外のニュースもほとんどが(アジアだけではない)、トップニュースは新型肺炎だ。収束までには、どの程度かかるのだろうか。遅くとも東京オリ・パラまでにはなんとか、と思う。

 次回は金曜日に更新します。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック