№1975 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 名古屋鉄道.10
四半世紀位前の名鉄の駅をご覧頂くシリーズ、長丁場だがあと2回、2005(H17)年3月までに全線廃線になってしまった、岐阜県内の600V電化区間の各駅を、2回に分けてご覧頂きます。
今回は岐阜市内から東側、岐阜市内線、揖斐線、谷汲線の各駅です。このうち揖斐線と谷汲線は9年も前、2010(H22)年7月8日に書いた№272で全駅取り上げているのだが、改めて書きたいと思います。
岐阜市内線 岐阜駅前~忠節
岐阜駅前 ぎふえきまえ
JR線の高架化前。ここまで行かず、新岐阜駅前で折り返す電車もあったが、岐阜市内線で安全地帯があった電停は、ここだけでした。JR岐阜駅高架化工事に関連して、全線廃止に先行して、2003(H15)年12月より休止していました。
新岐阜駅前 しんぎふえきまえ
ここで折り返す電車も少なくなく、利用者も一番多かったが、安全地帯がありませんでした。ロープで仕切られているだけ。
金宝町 きんぽうちょう
ここも安全地帯がなく、なので電停という雰囲気が出る写真が撮れませんでした。
徹明町は、次回の美濃町線で出します。
金町 こがねまち
千手堂 せんじゅどう
本郷町 ほんごうちょう
西野町 にしのちょう
早田 はやた
揖斐線 忠節~本揖斐
忠節 ちゅうせつ
揖斐線は大半が770形、780形による直通で、急行運転も行われていたが、揖斐線線用の高床式ホームもありました。広電の西広島に似ていたか。
近ノ島 ごんのしま
旦ノ島 だんのしま
尻毛 しっけ
又丸 またまる
北方東口 きたがたひがしぐち
北方千歳町 きたがたちとせまち
美濃北方 みのきたがた
撮影当時は駅員がいたが、2001(H13)年の末端区間廃止時に、駅員の配置がなくなったようでした。樽見鉄道の北方真桑駅間では徒歩10分程度でした。
真桑 まくわ
政田 まさだ
下方 しもかた
相羽 あいば
黒野 くろの
揖斐線最大の駅で谷汲線分岐駅、車庫もある一大基地でした。駅舎の前に名阪近鉄バスのバス停があるが、現在はルートを変更している模様。
黒野~本揖斐間と谷汲線は、2001(H13)年9月いっぱいで廃止になりました。
中之元 なかのもと
清水 きよみず
瀬戸線は「しみず」だが、こちらは「きよみず」。
本揖斐 ほんいび
養老鉄道(当時は近鉄養老線)の揖斐駅は少し離れていて、バス路線がありました。
谷汲線 黒野~谷汲
黒野北口 くろのきたぐち
豊木 とよき
稲富 いなとみ
更地 さらぢ
北野畑 きたのばた
行き違いが可能で、朝夕にはタブレット交換も見られたが、後に減便により、特定日(毎月18日の谷汲山の命日の日)の臨時列車運転時以外は、閉塞統合により駅員の姿がなくなりました。
赤石 あかいし
長瀬 ながせ
昔はここで行き違いが可能だったようです。
ここと谷汲の間に結城(ゆうき)駅があったが、平成の世になってすぐ、1990(H2)年4月22日限りで廃止になっています。なので写真がありません。末期は朝方上り、夕方下り各3本が停車するのみでした。
谷汲 たにぐみ
駅舎はこの後改築されるが、短命に終わりました。現在はモ755号が保存されていて、たまにイベントが行われているようです。
前にも書いた事だけれど、揖斐線・谷汲線は、(車両も含めて)他の路線以上にローカル色が濃くて、大手私鉄の路線とは思えないたたずまいでした。それだけに、生き残りのための近代化の投資は、相当な負担になっただろうと思われます。近鉄の支線のような、自治体主導の新会社への移管はありえなかったのか?とも一瞬思ったが、費用の負担に加えて、岐阜市内線の存続を前提にしなければならなかったはずで、市内線の近代化がほぼ望み薄、という状況では、揖斐・谷汲両線の廃線は不可避だったのでしょう。
次回は最終回、ようやくここまで来ました。美濃町線と田神線で、完結です。
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ボーイング737MAX8は、ついにアメリカも、トランプ大統領自らが運行停止を命じる事態になりました。ついこの間、ベトナムに多数売り込んでドヤ顔、だったのにね。事態はいつ、どのような形で収束するのか、ANAはもちろん、JALやSKYあたりも、そろそろB737-800型の後継機を考えなければならない時期のはずで、この行方は、日本の航空業界にも、大きな影響を与えることになりそうです。
《今日のニュースから》
13日 「5G」割り当て ドコモ・au・ソフトバンク・楽天からヒアリング
14日 日産・三菱 提携後初 新型軽乗用車公開
軽乗用車は、日産は「デイズ」「デイズ ハイウェイスター」、三菱は「ek ワゴン」「ek クロス」。バスで言うと、日野セレガ・いすゞガーラのような関係、と言ってよいのか。