「JTB時刻表2019年4月号」、先週発売になりました。タイトル的には、平成最後の号という事になります。
(無論来月には5月号が発売になるが)
三陸鉄道リアス全線開通記念号として、グラビアは浪板海岸~吉里吉里間(撮影時点ではJR山田線)を走行する、36-700形の試運転列車。
祝!三陸鉄道 リアス線全線開通
今回転換の区間は、元々盛岡~宮古間が岩手県北バス「106急行バス」に押されて利用が減少していたので、三陸鉄道に譲渡して南北一体で運営にした方が良いのではないか、と言われていた区間でもありました。
インタビュー記事はJTB時刻表らしくなくジャーナリズム的な面も感じます。「豊間根に交換設備があれば…」というのは、陸中山田の次に交換設備がある駅は17.1㎞先の津軽石までなく、ダイヤ編成上のネックとなっているからでしょう。陸中山田~豊間根間は11.1㎞もあり、15分かかるので。
沿線のおすすめスポット
特に、転換区間の釜石~宮古間を中心に紹介。
津波被災区間は、駅舎は建て替えられているが、仙石線と違って線路は移動していないようだ。
ラグビーW杯の時には、ダイヤはどうなるのだろう。
今後の三陸鉄道は、無論我々外野の支援・応援も欠かせないが(私も、今年中には行きたいと思っている)、海外も含めて多数の支援を得ているのだから、三陸鉄道そのもの、沿線の自治体も、路線維持のためには、それなりの覚悟は必要なのだろう。震災前には「マイレール意識が低下している」と指摘されていた事だし、今一度意識を高める必要があるでしょう。今ダイヤでは設定されなかったJR直通列車は、いつか走る日があるだろうか。
矢野直美の ダイヤに輝く鉄おとめ 第77回
って、この連載、まだ続いていた事になっていたの?前回第76回は2014(H26)年6月号の松井玲奈(当時SKE48)だったから、5年振り。
三陸鉄道は、6年前の2013(H25)年2月号でも取り上げられていました。
「のりもの情報局」は、「つくばエクスプレス・流鉄流山線『ざんねんないきもの時点スタンプラリー』開催」「芝山鉄道 2019年度版乗車記念証明書発行」「高松琴平電鉄『還暦の赤い電車』運転中」「十河信二記念館・四国鉄道文化館『大新幹線展』開催」「長崎電気軌道151・701・1051号『さよならパレード運行』実施」「JTBパブリッシング『全国駅名あいううえお順一覧2019』電子書籍発売中」。
「鉄道模型プレゼントコーナー」は、新潟交通「かぼちゃ電車ラッピングバス・モハ14電車セット」。新潟交通の鉄道が全線廃線になって、ちょうど20年となりました。
特集のページ
まず、三陸鉄道全線乗車と、岩手開発鉄道を巡るツアーの告知があります。7月13~14日の1泊2日。13日は東京から新花巻へ移動し、盛で岩手開発鉄道を見学した後、盛→宮古間は「さんりくしおさい」(定期列車に併結する36-R形貸切車)に乗車。14日は午前中フリータイム、午後に宮古→久慈間を「さんりくはまかぜ」(36-Z形)で移動、八戸線と新幹線を乗り継いで変えるプラン。
会社線は、京王の〔Mt.TAKAO〕〔京王ライナー〕の時刻を掲載。3月21日~5月6日の土休日(GWは毎日)運転。〔Mt.TAKAO〕は新宿→高尾山口間ノンストップ、〔京王ライナー〕は、高尾山口~府中間の特急停車駅に停車(途中駅での降車は不可)。
高速バスは、先月号でも書いた、渋谷~鴨川間高速バスの改正時刻が掲載になりました(〔シーバレー〕の愛称は掲載されていない)。
本文
JR線は改正したばかりだし、春シーズンの臨時列車も発表済みだから、特に変更事項はないようです。
芸備線は4月4日、三次~中三田間で暫定的に運転を再開するが、今号では時刻は掲載されていません。朝と夕方に合計7往復運行。夏休み期間は全列車運休の予定。代行バスは引き続き、三次~下深川間で運行。
高速バスは、JRバス東北が撤退して羽後交通単独運行となっていた〔ドリーム鳥海〕が、4月1日より〔エクスプレス鳥海〕と改称。ここには記載がないが、関東バスとの共同運行になります。ダイヤは変更なく、東京は引き続き東京駅発着。
仙台~酒田・羽後本荘線は、庄内交通が運行する仙台空港(仙台国際空港と記されている)~酒田線と統合、1往復が仙台空港発着。仙台空港発便は羽後本荘まで運行。
会社線は、JR石勝線夕張支線が31日を持って廃止となるが、代替バスの時刻はまだ掲載されていない。夕張鉄道の公式Webでは、昨日公表になりました。新夕張駅~新札幌駅間運行便が3往復設定されています。
三陸鉄道リアス線一般営業開始の24日より、宮古~釜石間で運行されていたバス路線は、宮古側は引き続き岩手県北バスが運行(平日9往復・土休日6往復)、釜石側の岩手県交通は、ここにはないが今月一杯は道の駅やまだまで運行し、4月1日からは浪板まで運行。浪板~山田間は、バスでは繋がらなくなる事になります。
西鉄天神大牟田線が、23日に改正済み。甘木線の北野~甘木間の最終電車が、30分程度繰り上がりました。改正前の最終電車が北野止まりとなり、そのまま折り返して久留米方面へ向かう。
空港バスは、成田空港路線は第3ターミナルの降車場整備の完成により、28日に一斉に改正。空港行が、現在の第2→第1→第3終着から、第3→第2→第1終着の順になります。
(空港発は第3始発→第2→第1で変わらない)
国際線航空は、成田~ホノルル線の、ANAのA380就航が予告になりました。5月24日~6月いっぱいは、NNH184/NH183便の火・金・日曜日出発が、A380による運航。
BAが関空~ロンドン線を開設。B787-8でデイリー。AYが関空~ヘルシンキ線を増便。週3便(関空発が月・木・土)で、関空発、ヘルシンキ発共に深夜出発。S7が関空~ウラジオストック線を開設。4月27日から週2便(関空発着水・土曜日)。全てJALとコードシェア。
LHが関空~ミュンヘン線を開設。A350XWB-900でデイリー。ANAとコードシェア。
イスタンブールは4月6日より、現在のアタチュルク空港から、イスタンブール新空港発着に変更となる予定(このため、5日~20日は一部が欠航となる模様)。
次号は、平成最後の発行になります。グラビアは、GW10連休特集となるらしい。
(私にはほとんど関係ない。休みは2日だけになる見込み。混雑は苦痛だから、全然構わないけれどね)。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日は何だか色々盛りだくさんだが、そろそろ、鉄道各社の設備投資計画が発表になる時期が来ました。
東京メトロ(設備投資予算約1,850億円)…日比谷線・丸ノ内線の新型車両の導入を進めると共に、半蔵門線・有楽町線・副都心線の新型車両の設計を推進。銀座線と丸ノ内線は、750V(現在は600V)への昇圧に向けた取り組みを推進。各線区において混雑緩和対策を推進し、南北線は8連化へ準備。有楽町線は日中の運転間隔を5分に短縮する。
名鉄(設備投資予算393億円)…今年度より130億円増。目玉は、新通勤車9500系の新造。2019年度は4連×4本=16両で、これで5300系・5700系はいよいよ終焉か。9500系の他、1200系・2200系の一般車にフリーWi-Fiを整備。
また、車内表示など、インバウンド受け入れ環境を整備。知立・喜多山・布袋付近の連続立体化を引き続き推進するほか、新安城駅の橋上駅舎化、豊川稲荷駅舎の建て替えなどを実施。
これとは別に、去年示された中期経営計画に盛り込まれていた名古屋駅付近の再開発に伴うと思われる、「名鉄名古屋駅4線化計画」が発表になりました。ただここでは図面だけで、いつ、どのような形で行うとまでは記されていない。範囲が太閤通の南側にまで及ぶ事になり、相当な難工事になりそう。
JR東海(単体設備投資予算5,830億円・リニアを除くと2,110億円)…来年春に、東海道新幹線全列車が285㎞/h化し、これを活かしたダイヤ改正を実施。ガードレール設置など、地震対策も進められる。無料Wi-Fi設備は、新幹線車両全車に導入を完了。N700S系の導入の準備も推進(2020年度導入予定)。東海道本線御厨駅(袋井~磐田間)も、同じ来年春ダイヤ改正で開業予定。
メトロの他、東急(目黒線)と埼玉高速鉄道も、8連化に向けての取り組みが発表になりました(東京都(三田線)は既に経営計画で発表済み)。東急は新型3020系3編成を今秋に導入(この時点では6連)し、東急編成に関しては、2022年度の東急新横浜線開業までに8連化を完了。埼玉高速は、車両はどうするのだろう?現在の9000系は、8連運転開始の時期には車齢が20年を越える事になり、単純に2両を新造して組み込む、というのはちょっと考えにくい。
東武は、日比谷線~スカイツリーライン直通電車に、有料着席サービスの列車の運行を発表しました。70000系をベースにした70090型を新造し、2020年度に運行を開始。具体的な運行内容は、後日発表。
《今日のニュースから》
24日 政府専用機 B747からB777に交代 千歳基地で式典実施
25日 夫婦別姓訴訟 東京高裁 戸籍法の規定は合憲判断
26日 「津久井やまゆり園」解体工事終了 敷地公開
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