№1937 JRグループ 2019年3月16日(土)ダイヤ改正

 JRグループは昨日、2019(H31)年3月16日のダイヤ改正について一斉に発表しました。各社のプレスリリースからチェックしていきます。
 平成最後となる今改正は、JRとしては久しぶりに、比較的大きな改正となりました。JR東日本から見ていきます。

JR東日本

新幹線
◆ 東北・北海道新幹線〔はやぶさ〕〔はやて〕所要時間短縮
 青函トンネル内の160㎞/h運転運転開始により、一部列車(全列車ではない)の新青森~新函館北斗間が最大4分短縮。
 東京~新函館北斗間の最速は4時間を切り、3時間58分となりました。

下り
はやぶさ5号 東京8:20 → 12:18新函館北斗
はやぶさ11号 東京9:36 → 13:34新函館北斗

上り
はやぶさ38号 新函館北斗17:25 →21:23東京

◆ 東北新幹線〔はやて〕1往復にE5系導入 〔はやぶさ〕格上げ
 東京発着の〔はやて〕がなくなる事になります。残るは盛岡・新青森~新函館北斗間の2往復のみ(E5系)。

◆ 上越新幹線にE7系導入
 東京~新潟間〔とき〕4往復・東京~越後湯沢間〔たにがわ〕1往復。
 グランクラスは全て、座席のみの営業。東京~新潟間の運賃+グランクラス料金は17,250円。

◆ 上越新幹線⇔〔いなほ〕 同一ホーム乗換を定期全列車に拡大
 また、東京~新潟・酒田間で所要時間を短縮。

在来線

画像

◆ 〔あずさ〕〔かいじ〕定期全列車をE353系に置き換え
 また、停車駅見直しも加え、全体的な所要時間を短縮。新宿~甲府間の平均は1時間32分(△3分)、新宿~松本間は2時間38分(△6分)。
 新宿~松本間の最速は、上り〔あずさ12号〕の2時間23分。下りの最速は〔あずさ11号〕の2時間25分で、両列車とも八王子・甲府・茅野のみ停車(上諏訪は通過)。
 四ッ谷・三鷹は全特急列車、塩山・山梨市・石和温泉は〔あずさ〕全列車が通過。
〔スーパーあずさ〕の名称は廃止.。
〔かいじ19号〕は東京始発に延長。大糸線・千葉直通は変更なし。

◆ 富士急直通〔富士回遊〕新設
 E353系3連で、新宿~大月間は〔かいじ〕に併結。

下り
富士回遊1号 新宿8:30 → 10:22河口湖
富士回遊3号 新宿9:30 → 11:22河口湖

上り
富士回遊16号 河口湖15:05 → 16:58新宿
富士回遊20号 河口湖17:38 → 19:27新宿

停車駅:立川・八王子・大月・都留文科大学前・富士山・富士急ハイランド

 定期優等列車の富士急直通は、国鉄時代の165系急行〔かわぐち〕以来。
〔成田エクスプレス〕の富士急直通は、終わりとなるのだろうか?

◆ 〔はちおうじ〕〔おうめ〕新設
 現行の〔中央ライナー〕〔青梅ライナー〕に代わるもので、〔はちおうじ〕は東京~八王子間に下り6本・上り2本、〔おうめ〕は上下1本ずつの運行。下り夜間・上り朝方運行、土休日運休は変わらず。
 初めて、東京都内で完結する特急列車になります。

 中央東線全特急列車で、新着席サービスを導入(既にリリース済み)。「えきネットチケットレスサービス」がスタート(2月16日~)し、キャンペーンを実施。6月一杯までの申し込みで割引額を増額。中央東線特急全列車・全車両が対象。

◆ 横須賀線は、上り朝ラッシュ時、大船始発→東京間で普通1本を増発。〔成田エクスプレス9号〕は新宿始発(7時28分)に運転区間を変更。
◆ 京葉線は、平日夜間に東京→西船橋行き1本を増発。
◆ 南武線は、平日夜間に快速を増発。下りは川崎→稲城長沼間、上りは登戸→川崎間に各4本運転。いずれも立川方面発着の各駅停車と接続。
◆ 〔つがる5号〕の時刻をシフトし、新青森で東北新幹線東京方面への接続を改善。
◆ 〔しらゆき9号〕の時刻をシフトし、長岡で上越新幹線東京方面への接続を改善。
◆ 〔ホームライナー千葉〕は、下りの運転は取り止め。総武快速線千葉行3本増発・津田沼行2本を千葉に延長。
◆ 常磐線・Jヴィレッジ駅が開業。臨時駅。Jヴィレッジのグランドオープンに合わせて4月に開業予定。
◆ 山手線内回り最終品川行は、大崎行に短縮(品川の留置線の廃止のため)。
 なお、〔踊り子〕関連については情報がありませんでした。E257系が改造途上でもあり、E261系デビューと、相鉄直通運転が始まる2020年に、大きく変わる事になるのでしょうか。

● 八王子支社では、〔青梅ライナー〕取りやめの代替で、青梅線直通通勤快速を新設。東京→青梅2本、東京→武蔵五日市・高麗川1本。
 夜間の高尾~大月間1往復を、東京発着に快速に延長。一方、立川発着の中距離電車の一部を、豊田・高尾発着に短縮。
 大月~小淵沢間で一部列車を削減。日中の大月~塩山間は、1時間に1本程度になります。
● 高崎支社では、八高線の運転間隔・運行区間を見直し。高麗川~高崎間通しは16→14往復に削減、一方高麗川~小川町間・児玉~高崎間の区間運転が増。両毛線は日中の宇都宮直通を小山折返しに、吾妻線は夜間の高崎発1本を新前橋始発に短縮。
● 水戸支社は、常磐線上野発12分・52分発を水戸方面行(一部は土浦で乗り換え)に統一。水戸発大津港行最終を35分繰り上げ、高萩行(上野発)は8分繰り下げ。この他、土浦~勝田間で夜間の普通を削減。水戸線は全列車E531系に統一、水戸線・水郡線で一部列車削減。
● 千葉支社では、平日の船橋発8時台の総武快速線2本を横須賀線直通に延長。京葉線は平日20時台の西船橋~南船橋間1往復を海浜幕張に延長。一方で一部夜間の列車を取り止め。内房線→久留里線の接続を改善、その他各線で接続を改善。成田線で夕方の千葉~成田空港間1往復を6→8連に増結。
● 仙台支社(14日中にはリリースが出なかった)では、仙石東北ラインが、信号設備の改良により、所要時間を短縮。仙台~石巻間は最速が3分短縮で49分。全列車4連で運転。黒磯~新白河間は夜間の列車を日中にシフト。陸羽東線・陸羽西線で列車を削減。陸羽西線下り快速〔最上川〕を普通列車に変更。
● 盛岡支社では、奥羽本線・青森~津軽新城間区間運転でワンマン運転を開始。釜石線〔はまゆり2号〕は松倉停車、山田線〔リアス〕は区界を通過。花輪線・盛岡~鹿角花輪は1往復削減。盛岡発は、6時55分の次は12時39分まで列車がなくなります(盛岡~好摩間はIGR電車が代替)。
 山田線・宮古~釜石間の再開・三陸鉄道移管(23日)は、ここではリリースされていません。
● 新潟支社では、新たに白新線普通列車1本(村上14時16分発)が、新潟で上越新幹線〔MAXとき330号〕と、同一ホームで接続。弥彦線・吉田~弥彦間1往復を土休日・多客期のみ運行に変更。陸羽西線は夜間の1往復が取り止め。余目発新庄行最終は19時台に繰り上げ。
● 長野支社では、佐久平・小淵沢で北陸新幹線・〔あずさ〕⇔小海線の接続を改善。篠ノ井線〔おはようライナー〕は取り止め、代替で211系の快速を設定(時刻はほぼ変わらず)。快速は全列車E127系または211系で運転。大糸線・ヤナバスキー場前臨時駅を廃止(スキー場は営業休止中)。

JR東海

新幹線
◆ N700A系による285㎞/h運転を拡大、東京発30本、東京着40本で所要時間を短縮。
◆ 土休日・休日の翌日等に、新大阪6時30分発〔のぞみ292号〕を設定。

在来線
◆ 東海道線は、平日夜間下りの金山始発快速2本を岡崎始発に延長(特別快速)。岡崎発は17時25分~18時35分の間で、特別快速・快速が10分間隔で発車。

JR西日本
 おおさか東線、「Aシート」、「らくラクはりま」は、既にリリース済み。

新幹線
◆ 山陽新幹線〔みずほ〕1往復増発

下り
みずほ607号 新大阪11:08 → 14:58鹿児島中央

上り
みずほ608号 鹿児島中央16:32 → 20:24新大阪

◆ 北陸新幹線臨時〔かがやき〕設定
 この列車は上野始発。

上野18:04 → 20:29金沢
(JR東日本のリリースにはなかった)

在来線
◆ 大阪~姫路間〔通勤特急 らくラクはりま〕新設
 平日のみ運転。

下り
大阪19:04 → 20:08姫路

上り
姫路6:21 → 7:21大阪

停車駅:三ノ宮・神戸・明石・西明石・加古川 289系6連

◆ 〔サンダーバード〕を、夜間に1往復増発。
◆ おおさか東線・新大阪~放出間が開業。各駅停車の他、直通快速を新大阪~奈良間に運行。平日は奈良発朝・新大阪発夜間に各4本運行、土休日は朝夕に2往復運行。新大阪~奈良間は平均55分・最速52分。高井田中央、JR河内永和に新規停車。JR東西線直通は取り止め。
◆ 新快速「Aシート」サービスがスタート。姫路~野洲間(平日上下1本ずつは網干発着)に午前・午後各1往復。料金500円。
◆ 〔はまかぜ5号〕〔スーパーはくと13号〕が西明石・加古川に停車。〔スーパーはくと13号〕は神戸も停車。
◆ 〔琵琶湖エクスプレス〕は〔通勤特急 琵琶湖エクスプレス〕に改称。
◆ 嵯峨野線(山陰本線)に梅小路京都西駅が開業。普通電車のみ停車。
◆ 学研都市線(片町線)東寝屋川駅を寝屋川公園に改称。

● 金沢支社では、〔サンダーバード〕上下各3本が敦賀に新規停車。〔おはようエクスプレス〕〔おやすみエクスプレス〕は福井~敦賀間延長(鯖江・武生停車)。〔能登かがり火〕1往復は3連に短縮、上り2本の時刻をシフト。
 米原~金沢間・近江今津~近江塩津間の521系2連はワンマン化(全ドアで乗降可)。
● 和歌山支社では、〔くろしお〕上下各3本が日根野に新規停車し、関西空港方面へのアクセスを改善。
 和歌山線・万葉まほろば線(桜井線)に227系を導入。2019年秋には全車両置き換え、完了後2020年春にICOCAエリアを拡大。
● 福知山支社では、園部~福知山間で朝方の一部列車の行先を変更。
● 岡山支社では、〔こだま〕→普通電車の三原での接続を改善。尾道(2018(H30)年度末に新駅舎開業)へのアクセスを向上。
 朝方の快速〔サンライナー〕2本を普通に変更。〔サンライナー〕は、夕方のみ運行。山陽本線は、岡山方面~広島方面間の直通を糸崎で分断。宇野線では夜間の児島行と宇野行の発車の順番を変更。瀬戸大橋線の普通列車は児島折返しに短縮(四国直通は取り止め、という事か)。
● 広島支社では、広島近郊の電車列車を227系に統一。厚狭での山陽新幹線⇔美祢線の接続を改善。
 西日本豪雨の影響による山陽本線・呉線の徐行運転は、3月15日を持って終了予定。
● 米子支社では、山陰本線の鳥取~倉吉間・江津~浜田間で日中の一部列車を取り止め。快速〔とっとりライナー〕1往復の鳥取~倉吉間、〔アクアライナー〕下り1本の江津→浜田間を各駅停車に変更。木次線・出雲横田からの松江直通を山陰本線内快速に、快速〔通勤ライナー〕を普通に変更。
● 福岡支社は、山陽新幹線小倉17~18時台の〔さくら〕〔こだま〕の時刻を変更し、帰宅ラッシュ時の待ち時間を短縮。博多南線・博多南発は等間隔化(毎時44~46分発)。

JR四国
◆ 牟岐線は、徳島~阿南間で日中30分間隔のパターンダイヤを導入。徳島発毎時00分・30分、阿南発毎時26分・56分。
 一方で阿南~牟岐・海部方面は、徳島バスの高速バスとの接続サービスを開始。という事は、阿南より南は大幅な減便、という事でしょうか?
(その辺の記載はなかった)
◆ 岡山での〔しおかぜ〕→〔のぞみ〕の接続を改善し、対新大阪で6~7分、対東京で11~12分、所要時間を短縮。〔しおかぜ21号〕〔いしずち21号〕併結駅を宇多津→観音寺に変更。
◆ 土佐くろしお鉄道直通の〔南風〕2往復は高知で分断、高知~中村・宿毛間は〔あしずり〕で運転。高知駅では発着ホームを、岡山・高松方面…1番線・中村・宿毛方面…2番線に統一。
(〔あしずり12号〕〔しまんと10号〕は〔しまんと10号〕に一本化し、宿毛→高松で直通)
◆ 〔うずしお33号〕がオレンジタウンに停車。
◆ 〔剣山6号〕の時刻をシフト。
◆ 〔うずしお22・29号〕(毎日)〔いしづち103号〕(土休日)〔宇和海3号〕(平日)で指定席を拡大。
 この他、本四備讃線・予讃線・土讃線・高徳線・牟岐線・徳島線で減便や運行区間の変更などを実施。〔マリンライナー〕以外の普通列車の本州直通がなくなりそうです。 

JR九州

新幹線
◆ 〔みずほ〕は増発以外では、〔611・604号〕が久留米、〔609・602号〕が川内に停車。
◆ 小倉で〔ソニック2号〕→〔のぞみ4号〕に接続。

在来線
◆ 香椎線は全列車、819系「DENCHA」に置き換え。所要時間が西戸崎~香椎間2分、香椎~宇美間3分短縮。香椎線への投入は意外だった。香椎駅構内以外は非電化だし、博多への直通もないから。
◆ 平日のみ、日豊本線・佐伯→臼杵間、吉都線・都城→吉松間に普通を増発。どちらも3月改正で減便になった列車で、吉都線の方は4月9日より臨時列車の扱いで復便していた列車の定期化。
◆ 折尾駅の福北ゆたか線・若松線(筑豊本線)の乗り場が変更。若松線は6・7番線となり、200m移動。小倉方面~直方方面直通はA・B乗り場と呼称。
◆ 筑肥線・糸島高校前駅が開業。筑肥線のダイヤは別途発表、との事。
 スペースワールド駅は、今回も名称の変更はない模様。行川アイランドや呉ポートピアの如く、駅名にのみ、テーマパークの名残を残し続けるのでしょうか。
 前回の改正があまりに大がかりだったからか、今回はややおとなしめ。在来線特急は、今回は変更なし。
 
JR北海道
◆ 新幹線改正に合わせ、〔はこだてライナー〕の時刻を見直し、所要時間を対本州で、平均4~5分短縮。
◆ 〔スーパー北斗〕に261系を追加投入し、12往復中9往復が261系による運行。〔スーパー北斗23号〕は停車駅を南千歳→千歳に変更し、手稲行普通に接続。南千歳を通過する定期特急は、(旧千歳空港駅時代も含めて)初めてか?
◆ 〔スーパーおおぞら4号〕が、トマムに通年停車。〔1・7・8号〕が追分・新夕張に新規停車。
◆ 函館本線では、朝方の手稲行1本を小樽へ延長。
◆ 学園都市線(札沼線)・あいの里教育大~北海道医療大学前間で12本の運転区間を延長。
◆ 石勝線・追分~新夕張間は、普通列車10往復中5往復を取り止め。
◆ 石勝線(夕張支線)は3月31日限りで廃止。ダイヤ改正日以降廃止まで、臨時列車を運行予定。
◆ 宗谷本線・旭川~比布・名寄間で一部列車の行先を変更。
◆ 石北本線の特別快速〔きたみ〕は時刻を繰り上げ、札幌からの接続は〔カムイ17号〕に変更。上川行普通は時刻を繰り下げ、〔ライラック15号〕から接続。
◆ 根室本線の直別・尺別・初田牛駅を廃止。

JR貨物
◆ 東京(タ)(深夜発・早朝着)~神戸(タ)間のコンテナ列車を、福岡(タ)へ延長。。
◆ 名古屋南~北九州(タ)で、大手自動車メーカー(たぶんトヨタ)専用の直行輸送力を増強。
 (名古屋(タ)~熊本間の列車に貼り付ける形。稲沢~名古屋南間は名古屋臨海鉄道線経由)
◆ 東京(タ)→広島(タ)間・金沢(タ)→岡山(タ)間・広島(タ)→相模貨物間のコンテナ輸送力を増強。
◆ 一部列車の所要時間を、最大で4時間03分短縮。
 EF210型4両、HD300型5両を新製。コンテナは2タイプ合計3,950個新製。
 
 JRグループで整理すると…。
列車新設 … 富士回遊(新宿~河口湖) はちおうじ(東京~八王子) おうめ(東京~青梅) 通勤特急 らくラクはりま(大阪~姫路)
列車改称 … 琵琶湖エクスプレス → 通勤特急 琵琶湖エクスプレス
駅新設 … Jヴィレッジ(東日本・常磐線 臨時駅・4月以降) 梅小路京都西(西日本・嵯峨野線(山陰本線)) 糸島高校前(九州・筑肥線)
駅廃止 … ヤナバスキー場前(東日本・大糸線 臨時駅) 直別・尺別・初田牛(北海道・根室本線)
駅改称 … 東寝屋川→寝屋川公園(西日本・学研都市線(片町線))

 JR以外で確認出来ているのは、次の鉄道(全部は見きれていない)。

小田急
◆ 新宿発着の各駅停車で、10連運転を開始。平日24本・土休日18本。
◆ 開成に急行が停車。快速急行は、新松田~小田原間の種別を急行に変更して停車する形になる。
◆ 小田急多摩センター始発新宿行通勤急行1本を8→10連に増結。
◆ 平日夜間下りの経堂停車時間帯を拡大。22台以降の全列車停車。
◆ 〔ホームウェイ〕は、新宿22時発以降の発車時刻を一部変更し、所要時間を短縮。
◆ 土休日、海老名始発〔モーニングウェイ〕を本厚木始発に、秦野始発〔モーニングウェイ〕を小田原始発に延長。箱根湯本行〔ホームウェイ〕1本を小田原行に短縮。上り22時台の秦野・伊勢原停車を〔さがみ〕→〔はこね〕停車に変更。
◆ 下北沢は全時間帯、種別・行先により発着ホームを統一。

東京メトロ
◆ 千代田線は、北綾瀬駅ホーム完成で、綾瀬~北綾瀬間10連運転を開始、代々木上原・小田急線方面へ直通。夜間に平日10往復・土休日9往復増発。
◆ 東西線は、平日の朝ラッシュピークの前に増発・区間延長を実施。6時台に浦安始発中野行2本を設定。東葉高速鉄道は発表なし。

●IGRいわて銀河鉄道 … 花輪線削減に対応し、下り朝方に盛岡→好摩間・上り夕方にいわて沼宮内→盛岡間の列車を設定。金田一温泉始発朝方の列車を繰り上げ、東北新幹線への接続を改善し、好摩~盛岡間の混雑を緩和。夕方のいわて沼宮内行1本を繰り上げ。
●えちごトキめき鉄道 … 上越妙高・糸魚川で北陸新幹線との接続を改善。直江津~妙高高原間1往復を、二本木折返しに短縮。夜間の直江津~新井間1往復を、妙高高原発着と統合。直江津→糸魚川間の夜間1本を後続の快速と統合し、快速は普通列車に変更。
●あいの風とやま鉄道 … 朝方下り列車の行先を変更し、泊着を約60分間隔に改善。夕方の上り富山行1本を高岡まで延長など。富山駅は下り線も高架されるようです。北陸新幹線・JR高山本線との接続を改善。
●IRいしかわ鉄道 … 夕方のJR七尾線からの直通1本を繰り下げ、後続の混雑を緩和。〔IRホリデー号〕は〔IRおでかけ号〕と改称の上、GW・お盆・年末年始、及び金沢百万石まつり開催日の運行に変更。
●土佐くろしお鉄道 … ごめん・なはり線で一部列車の行先を変更。

 富士急行は、〔富士回遊〕以外の発表はまだなし。

 以上、本当に簡単ながら、JRグループを中心とした、来春のダイヤ改正についてチェックしてみました。かなり端折った所、書き漏らした所も多々あったはずです。今後のリリースや、新ダイヤ掲載の時刻表なども、改めてチェックしてみたいと思っています。
 かつてのJRのライナー列車は、特急車両の回送の有効活用的な性格が濃く、事前の座席の確保はできず、乗車当日に整理券を購入、というスタイルでした。そういう列車は今でも地方都市の路線であるけれど、今回の〔はちおうじ〕〔おうめ〕に〔らくラクはりま〕の設定や、一方で〔ホームライナー千葉〕の下り便取り止めとかを見ると、この数年のJRのライナー列車は、特急ネットワークに組み込むか、逆に一般列車の増発によって廃止か、の二極に分化しているようです。〔さざなみ〕〔有明〕のように、実質ライナー化した特急もあります。JR以外も含めて通勤時・帰宅時の着席サービスが多様化しつつあり、今後鉄道業界全体としてどのような方向に向かうか、注目していきたいと思います。東海道線の〔湘南ライナー〕などはどうなるのかなあ。2020年には前述のようにE261系のデビューや、相鉄直通開始という動きがあるので、あわせて何か大きな変化があるのかも知れません。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 山手線・京浜東北線の新駅名「高輪ゲートウェイ」の駅名は評判がかなり悪いようで、撤回を訴えるネット署名が3万人分集まっているそう。「センスがない。シンプルな名前にすべきだ」という識者のコメントもあるようです。ただ、あくまで個人的な感想として、そこまで入れ込んで抗議行動までしなければならない事なのか?(私は、あっそう、という程度の感想)これが、昔からある駅の伝統的な駅名をこの名前に変える、という話なら反対も解るが、まっさらな再開発地域に造られる、まっさらな新駅の名前で、頭に血をたぎらせても、健康に良くないだけ。票数が少ないから問題、というのも、以前名古屋市営バスが基幹バスに着けていた愛称「ミッキー」は、1票だけだったそう。駅名も大事だろうが、それ以上に、駅として必要な機能がキチンと備わるのか、そちらの方が、私ははるかに優先度が高い事だと思っています。
 ちなみに私は、「ネット署名」というものは信用していません。逆のこの運動の方に作為があるようにも感じる。もっと他に論じるべき重要な出来事が、日本には山積みだと、思うけれどね…。

《今日のニュースから》
14日 職場でのハラスメント防止策 厚生労働省 報告書とりまとめ
15日 北海道地震から100日 厚真町で慰霊祭

 全く今年は全国各地で災害が多くて、交通機関の被害も甚大だったが、今日は呉線で全線の運行が再開しました。一昨日は福塩線も全線で運転を再開、20日には芸備線・備後落合~備後庄原間も運行再開の見込みで、西日本豪雨によるJR西日本の不通区間は、芸備線・三次~狩留家間のみとなります。

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