№1931 青空の南九州 1.SNA89便
今回から、先月の南九州旅行について書きます。他の記事を交えつつ、今の所6回に分けて書く予定です。
大分・宮崎・鹿児島と回ってきたが、大分と宮崎は、当ブログをスタートさせる前に行って以来になります。大分は12年振り、宮崎は17年振りになります。バスや鹿児島市電の他、鹿児島では旅客機、特にJACのSaab340Bの撮影が目的でした。それと、JR線に乗る事。大分~宮崎~鹿児島の路線の現状を見ておきたいと思ったのです。
一週間位前のこの地方の天気予報がやや不安にさせるものであったが、ともかく出発です。
11月 5日(月)
大分まで、今回はソラシドエア(SNA)で行きます。正直どのキャリアでも良かったけれど、大分行はSNAが一番早いので。
羽田空港まで、東戸塚駅から神奈中バスで行きます。港南台駅が始発で、東戸塚は4時55分と早かったけれど、既に10人程度の乗客がいました。
横浜は夜半に雨が降っていて、路面が濡れている。曇り空でもあり、11月ともなると5時過ぎではまだ暗い。そんな中、首都高速を淡々と走る。ベイブリッジで前を走るバスは空港バスではなく、ウィラーの夜行便だ。「横浜/東京駅」と記されていました。
第1ターミナル到着。他の空港バスはまだ少ないが、他にイーグルバスの川越からの便も見ました。ターミナル巡回のBRCハイブリッドも。
ここまででお客さんは皆降りました。国際線までの人はいなかった。
第1ターミナルの出発ロビーは、混雑、とは言わないまでも、こんな早朝から行き交う旅客が多い。
北の端の、SNAとADOのカウンターがあるあたり、少々暗い。
SNAのカウンターには「ソラシドテラス」なる待ち合わせコーナーが出来ていて、ソファの他、モデルプレーンが並んでいる。B737-800しかないが、機体後部のラッピングが多彩。
SNAのカウンターに行ったのは荷物を預けるためだったが、ANAの手荷物預かりに行くよう指示された。自分で荷物を入れて操作して、タグを付ける。
手荷物検査場。
大分行SNA89便は、北側フィンガーの最も端の54番。手荷物検査場から5分は掛かった。待ち合わせの乗客はあまり多くはないように見えた。89便は、羽田からのSNAでは一番早い出発になります。ここは、2年前に長崎に飛んだ時の31便の時と同じだ。
この日の89便はJA808X。最近のSNAでは珍しく?後部のラッピングがない。
国際線の到着はチラホラ見られるようになり、駐機中の機体の向こうに、C滑走路に着陸したSQのB777-300ERを見ました。
SNAでは10月より、搭乗の順番をグループで分けるようになり(ANAと同じ方式)、事前改札の次の優先搭乗がグループ1・2、そして、今回私が座る27Fを含んだ後部の窓際がグループ3になります。一番後ろ。この便には、男性CAが乗務していました。
乗客が少なめだったからか、定刻より心持ち早めに出発。関東地方は天候が回復傾向にあるのか、雲の切れ目から、朝日が差し込んで来ました。
キャビンが減光され、青白い明かりになるが、もうその必要はなさそうに思った。
D滑走路のR/W05に向かう途中、南側の駐機場に、エンジンを外されたANAのB787-8が並んでいた。事態の収束はいつになるか(B777-200にもあった)。
離陸。この後すぐ、東京湾の上空で大きく右旋回していく。
風の塔。
振り返ると羽田空港が遠くに。
しかし関東地方は回復途上で、この後すぐに雲の中に突っ込んで、下界は何も見えなくなりました。
雲海の上空は、まぶしい青空。この差は飛行機ならでは。
しかし、下界に西に向かうにつれて晴れてきて、南アルプスの山々を見る事ができました。
キャビン。スカイインテリア。
SNAといったらこれだよね、と、今回も「アゴユズスープ」を注文して、ついでに20個入りの箱も買いました。これと、空港で買っておいたサンドイッチで朝食。
あまり知られていないかも知れないが、今はSNAもWi-Fiによるコンテンツの提供があります(ネットはできない)。ちょうどスマホを買ったばかりで機内に持ち込んであるから、機内Wi-Fiモードにして、いくつか閲覧してみました。マップもあるが、スマホという事もあるだろうが、ややおおざっぱ。1㎝≒50㎞位までしか縮小できない。データは7時過ぎの南アルプス上空で、高度32,000feet(≒9,754m)と、やや低い。時速748㎞/h。
動画は、やはりANAやJALと比べると少ないと思うが、一通りのジャンルがあります。九州関連の動画が大半なのがSNAらしいか。大分行なので、大分の動画を見てみました。「ポケモン」や「プリキュア」もありますよ。他に雑誌や音楽も。
南アルプスはまだ雪がなかったけれど、遠くの北アルプスは雪景色になっていました。
若狭湾。
姫路の北の、市川の沿岸。北部は福崎。
7時30分少し前、岡山の上空を通過。
「あと5分で降下開始」とアナウンス。え、もう?大分は10分早着になるそう。大分は晴れ。これは嬉しいが、気温12℃とは、やや肌寒そう。
広島空港。既に降下が始まっている。
東広島市。
瀬戸内海の上空で、広島も見えてくる。高度がもう7,500mまで落ちている。
さらに宮島。
岩国基地。もう13,450feet(4,100m)だ。ここから国東半島へダイレクトとは、鉄道ネットワークに馴れきった身には、どうにもピンと来ない。
玖珂。
柳井上空。峨眉山と光市。左側には、大橋の貨物船衝突でライフラインに支障が出ていた、周防大島が見えていたはずです(今日12月1日、水道が全面復旧)。
笠戸島。背景には徳山。
少し耳が痛くなる。グラグラ揺れる。既にベルトサインがついている。
周防灘を渡って、船が見えたと思ったら、もう国東半島だ。
国東市。
遠くに見える山は、福岡県の英彦山、でしょうか?
着陸直前の、武蔵港。
R/W19に着陸。
なんと、定刻より18分も早い到着になりました。向かい風が弱かったのだろう。ボーディングブリッジに降り立つと、なるほど少々肌寒い。
入れ替わりに、JAL662便が出発。
大分までバスで行くが、おかげで余裕が出来たので、3Fの展望デッキに行ってみました。入口には、モデルプレーンなどの展示があります。
展望デッキは、ここもワイヤーフェンスか…。ただ、やや高くなっている所があり、フェンスをクリアできます。JAL機はR/W01からの離陸。ここはよほど風が強いとか、間隔が詰まっているとかなければ、離陸は01、着陸は19となるようです。
2Fの出発ロビーの一角では、J2大分トリニータの応援コーナーが。この日の時点では2位で、自力でのJ1昇格が目前、という段階でした。
(この後2位確定、J1昇格が決まる事になる。J3経験チームのJ1昇格は初)
12年前はホーバークラフトで大分市内に向かったのだけれど、残念ながら廃止になって久しく、今回は直行バスで大分駅へ向かいます。それは次回。
(たぶん違う事を書くので、木曜になると思います)
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