№1920 JTB時刻表2018年11月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2018年11月号」が、先月25日に発売になりました。
 表紙は山陽新幹線500系(岡山~新倉敷間)。

今こそ!!魅力あふれる西日本へ
 西日本豪雨で被災した、中国・四国地方の特集。その関連なのだろう、表紙の裏は呉、裏表紙は倉敷の広告になっています。
 呉は7年前と6年前に行ったけれど、当時は旧呉市営バスの撮影が目的で、あとは郊外の清盛塚に行っただけで、中心部は行った事はないなあ。大和ミュージアムは名前は聞いているけれど、ミリタリーは興味がないので…。「呉ポートピア公園前にある1001号」はクーラーが積んであるから、伊予鉄道から里帰りだ。
 アイビースクエアって、実は高校の修学旅行で泊ったんだよなあ。でも、正直当時の印象は思い出せない。
 下津井電鉄は平成の世になってもしばらくは走っていたのに、一度も乗らずに終わっているのは、私の数多き後悔の一つです。「リンガーベル」くらいは、四日市あすなろう鉄道なり三岐鉄道(北勢線)なりが引き取って、レストアして観光電車として走らせる、なんてできないでしょうかねえ?走っている期間より、保存されている期間の方が圧倒的に長くなっているのは、もったいなさ過ぎるので。
 水島臨海鉄道のキハ37・38は、国鉄時代にこのカラーで走った事はないのだが。キハ37は首都圏色でデビューしているけれど。基本的に平日の朝夕しか走らないから、一般的なサラリーマンで、しかも遠方にいると見に行くのは一苦労。東京からだと〔サンライズ出雲〕に乗れば、夜行日帰りで見て、乗る事が可能。
 なお、観光支援事業として「ふっこう周遊割」があり、一定の条件で指定された府県を旅行すると、宿泊料金が4~6千円(1泊あたり)の支援金が交付される、という事。ただし支援金は申請先着順。

「のりもの情報局」は、「敦賀市・JTB『TSURUGA テツマチミーティング2018』開催」「小田急電鉄『LSE引退記念乗車券・入場券』限定発売」「京王電鉄『Mt.TAKAO号』運転」「大阪モノレール『3000系運行開始記念乗車券』好評発売中」「近畿日本鉄道『きんてつ鉄道まつり2018』開催」「西日本鉄道『柳川OUTING!きっぷ』好評発売中」。
 鉄道模型プレゼントコーナーは、一畑電車1000系オレンジカラーの2両セット。映画「RAILWAY」でお馴染みになった、デハニ50形のカラーです。

 今月から、黄色のページ・本文とも、特急以外でも指定席を連結している列車やライナー列車は、使用形式を併記するようになりました(SL列車は牽引機型式も併記)。「ムーンライトながら…185系で運転」「ホームライナー瑞浪5号…313系で運転」「SL冬の湿原号…C11+14系+43系で運転」など(欄外に記載する列車もあり)。

黄色のページ
 冬の臨時列車が発表になりました。
 東海道線・静岡~名古屋間は12月15日、急行〔愛知☆静岡DCトレイン〕が運行されます。

下り
静岡10:38 → 14:16名古屋
停車駅:浜松・愛知御津 75形

上り
名古屋11:35 → 15:05名古屋
停車駅:愛知御津 373系

上下列車とも全車指定席

 上下列車とも、愛知御津12時47分着・13時05分発で、ここで何らかのイベントがあるのだろうと思われます。
(JR東海公式Webでは、具体的な内容までは記されていない。地元による「おもてなし」イベントが行われるらしいが)
 キハ75の静岡発も注目なのだが、特に豊橋~名古屋間は、上下とも快速3本に抜かれる事になり、キハ75のアコモが快速用313系と同等である事を考えると、料金が必要な急行としての設定は疑問です。今冬は設定がない〔飯田線秘境号〕などもだが、最近のJR東海在来線は、料金が必要な列車・不要な列車のケジメが、なくなってきているのではないでしょうか?
 築城基地航空祭(11月25日)の臨時列車は、3月ダイヤ改正で定期列車が減便されたためか、臨時列車は設定が増になっています。ただし上り(航空祭終了後)は、小波瀬西工大前より先へ行く列車が少なくなっています。小倉行快速が1本設定になりました(行橋~城野間は下曽根のみ停車)。〔ソニック〕は去年とほぼ変わらず。

 会社線は、先の京王〔Mt.TAKAO号〕の時刻を掲載。11月中の土休日は高尾山口発15時01分発・17時09分発の2本、平日となる11月21・22日は15時04分発の1本を運転。いずれも新宿までノンストップ。所要時間50分~1時間。座席指定料金は京王ライナーと同じ400円。高尾山口駅でのみ発売(Webでは購入不可)。
 10月1日に開業した、日東交通・鴨川日東バスの渋谷~安房鴨川線の時刻が掲載になりました。1日4往復で、安房鴨川発午前2本、渋谷発午後2本は久留里経由。
 立山黒部アルペンルートは冬季ダイヤを掲載。11月30日(今シーズンのアルペンルート営業終了)を持って関西電力のトロリーバスの運行が終了するが、今号では特に何も記されていない。何か書くとすれば来月号か?立山~美女平間ケーブルカー工事のため、12日から高原バスが立山~室堂間直通運転(7往復)。

本文
「12月30日(日)→1月3日(木)は休日ダイヤで運転されます」の欄外の文言に、もうそういう季節なんだなあと思った。

 山陽本線・岡山~広島~岩国間は豪雨被災前のダイヤがそのまま掲載されているが、今日現在では土休日も平日ダイヤでの運行となり、快速〔シティライナー〕は取り止め。
 なお、呉線・安芸川尻~安浦間が、10月28日に運行を再開しています。
 平成筑豊鉄道も、10月27日に全線で運行を再開。

 函館本線の苗穂駅は11月17日に新駅舎に移転し、同日より函館本線・千歳線とも一部列車の時刻を修正。下りは発車が1分繰り上げ、上りは1分繰り下げ。駅は札幌方に300m移動するが、営業キロは変更しない。来年の消費税率引き上げで運賃改定が行われるだろうから、その時点で変更だろうか。

 高速バスは、富士急シティバス東京~沼津線の10月1日改正ダイヤが掲載になりました。東京駅9時00分発・沼津駅北口16時00分発で、東京から日帰りで行けるようになります。途中ノンストップ(沼津発は霞ヶ関に停車)。
 富士急シティバス公式Webに拠ると、この新規増発便、「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング車、だって。富士急にもか。しかも高速車、撮影、どうしよう?この1往復のみ、沼津は駅南口が起終点(在来他便は沼津営業所発着)。
 この他、沼津駅北口5時30分発は、土休日のみ新木場まで延長運行。
 三重交通の南紀特急線は、10月1日に松坂~尾鷲市瀬木山間を熊野市まで延長。三重交通公式Webに拠ると、同区間にはいすゞエルガハイブリッドを導入。沿線の全バス停に停車し、利便性を高める、としています。時刻表上の便数は削減(他にローカル便が多数運行されている)。

 国際線航空は、欧州のサマータイム終了の10月28日より、ウインタースケジュールに移行しました。
 SFJが、中部・北九州~台湾(桃園)線で国際線に再参入しました。

7G811 中部8:30→11:00台北 7G810 台北18:30→22:10中部
7G801 北九州15:55→17:40台北 7G800 台北11:50→15:05北九州
全便デイリー運航

 一つオドロキなのがガルーダ・インドネシア航空で、羽田~ジャカルタ・成田~デンパサール線はJALとのコードシェアが始まったが、ANAとのコードシェアも継続しているため、この両社のナンバーが同時に付与されています。こんなの、アリなのか?
(関空~ジャカルタはANAのみ)。
 ANAはアリタリアとのコードシェアが始まったが、今号では掲載がありません。

 来月12月号も、グラビアの予告はなし。復興支援企画だろうか。西日本だけではないからねえ、今は。終夜運転ダイヤも、一部の発表があるでしょう。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 今朝、成田市で観光バスが事故を起こし、運転手が死亡したが、その死因は心筋梗塞だったとの事。因果関係はまだ不明だが、66歳の年齢も考えると、またドライバーの「健康リスク」の問題なのか。先日の神奈中バスの一件は、事故車両が事故の翌日から私の自宅の近くの営業所に運び込まれているが、この数日は早朝から敷地外にTV局のカメラ(昨日は日テレ、今日はTV朝日)がいて、事故車両(ブルーシートで覆われているのだが)の方に向けています。でも何を報道するつもりなのだろう?旅客を死亡させてしまった以上、ドライバーや会社の責任追及は免れないけれど、今のバス業界の現状は、それだけでは済まないはず。番組は見ていないけれど、事件をセンセーショナルにあおるだけではなく、どうしたらバスドライバーの健康、ひいてはバス運行の安全を守れるのか、皆が真剣に考えるような方向に導く事が必要なのではないでしょうか。最近はジャーナリズムがエンタメ化する傾向にあり、やや信用できない所があるので。
 
 ANA・JALでパイロットの飲酒に関わるトラブルが連続して発生、運航にも影響が出ています。JALの副操縦士は英警察に逮捕されたそう。困ったもの。

《今日のニュースから》
31日 世界最大182mの銅像 インド・グジャラート州に完成
 1日 楽天・KDDI 携帯電話事業で業務提携発表

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