№1860 涼しかった、いや寒かった?6年ぶりの由利本荘 2.気の毒だった?まごころ列車

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 6年ぶりの由利本荘は、残念無念の、雨模様…。
 というより、この寒さは何?

 5月14日(月)

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 羽後本荘駅。

 待合室にはTVが2台あって、NHKとAKT(フジ系の民放)が放映されているけれど、由利本荘の天気は、今日はずっと曇りと言っている。最高気温も15℃止まり、だって。秋田県でも北部は晴になっていくらしいけれど。両局とも、全国的には暑くなると伝えているが、信じがたい。トレーナーを持ってきたのは、正解だった。

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 駅舎内。由利本荘名産「ごてんまり」がぶら下がっています。
 6時16分始発の秋田行の発車が近づくと、特に学生が急に増える。皆、マイカーで自宅から送られている。

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 JRの発車時刻表。〔あけぼの〕もなくなり、〔いなほ〕も日中の3往復にまで減少して、本線の主要駅にしては、大分少ないなあの印象が否めない。

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 由利高原鉄道の窓口。

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 2番線に酒田行524M、3番線には由利高原鉄道の初列車2Dが着きました。逆にゾロゾロ学生が降りてくる。東北の朝は早い…!
 2DはYR3002+YR3003の2連。

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 羽後交通バスも、7時を過ぎて本格的に出入りが始まりました。

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 7時40分発の3D。YR2001+YR2002。2001はラッピングを剥がされて、元のカラーになっていました。2002は「EVOLTA ギネス記録」記念のラッピング。

 この天気だと慌ただしく乗り降りしても仕方ないだろうと、昼前の7D「まごころ列車」で行く事にします。
 まずは朝食。こんな地方都市でも、国道沿いにはファミレスがありました。

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 とはいえ7D出発は10時43分。その間、市の中心部を循環する「ごてんまり号」に乗ります。青ルートと赤ルートがあり、青ルートはリエッセ。初便は9時ちょうど。
(ルートがかなり複雑なので、「内回り」「外回り」とは言えない)

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 駅の南の、大鍬町の住宅地。かなり狭い道。

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 一転して、羽越本線の東の国道7号線。ショッピングセンターや量販店が並び、この辺は大都会とほとんど変わりない。

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 反対回りの赤ルート。6年前はエアロミディMEで、3年前に行われたらしい再編成時も引き続き使用されていたのだが、最近ポンチョに代替されたらしい。

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 車内にもごてんまりがぶら下がっています。
 この循環バス、何度も同じ所を経由する。羽後本荘駅も1回立ち寄る。それにしても、乗客が少ない。終始3人以下、三度駅に戻ってきたとき、乗客は私一人だけでした。これでは、先が思いやられるかも。1時間間隔で土休日も同じダイヤとは、この規模の地方都市では破格だと思うのに、利用に結びつかないのは寂しい。

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 駅に掲げられていた、「鳥海山・飛島 ジオパーク構想」。
 鳥海山は特異な山だ、というのは、翌日見て、何となく感じる事になります。

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 由利高原鉄道の窓口脇に掲げられていた、「東北・函館 地方鉄道 共用乗車券」。台湾で発売されているもので、7日の間、東北・函館の私鉄や第3セクター鉄道に乗れるものらしい。
(仙台市営地下鉄・仙台空港鉄道を除き、栃木県に入る野岩鉄道は含む)

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 話題になった、「EVOLTA ギネス記録達成」のポスター。

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 今回は、「コロプラ1日フリー切符」を利用して、由利高原鉄道に乗ります。1,500円。矢島まで片道600円だから、往復+何度か途中下車すれば元が取れるか。
 という事で、一度矢島まで乗り通した後、久しぶりに途中の駅を乗り降りしてみる事にします。

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 10時43分発7Dは「まごころ列車」と称して運行されます。YR-3003。

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 8D~7Dの「まごころ列車」では、専用のヘッドマークがつきます。

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 しかし、車内は正直寂しい…。乗客は私を含めても、4人…。しかも1人は地元客。「おばこ」姿のアテンダントが沿線や鉄道、イベントなどのガイドをして回るのだが、平日という事もあるし、天気も雨模様、鳥海山も全く見えず、少々気の毒だと思いました。
 このあとグッズ販売もあります。クリアファイルと絵はがきを買ったら、しおりをプレゼントしてくれました。

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 窓の外に垣間見える農村地帯も、雨模様…。視界が悪い。
 窓ガラスには、秋田犬と人間をシンボルしたシルエットが描かれています。

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 旧鮎川小学校。
 7月1日に、「鳥海山 木のおもちゃ博物館」として、グランドオープンします。

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 子吉川。

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 前郷で、10Dと交換。YR-2002。

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 矢島に着くと、YR-3003は運用が終了。
 代わって、緑のYR-3001が運用に入るようです。

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 矢島駅。6年前は駅前に鯉のぼりが掲げられていたのだが、今年は見られなかった。

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 駅舎内には、台湾の平渓線との提携に関連した展示がありました。

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 本棚には、「涼宮ハルヒの憂鬱」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」など、アニメファンに人気がありそうなコミックが並んでいます。しかし、他には鉄道の書籍と、一方では宗教関連の書籍も同居していて、どこかカオスな印象も。
 手前は、「私立百合ヶ咲女子高鉄道部」とのコラボ。「ゆりてつ」つながりで…。YR-2001にラッピングされた事もあったそうです。

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 旅行センターでは、6年前にもお会いした佐藤さんが、ご健在でした。TVの取材を受けていたよう。また桜茶を振る舞ってくださいましたよ。

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 今回はすぐ折返し。12Dに乗ります。YR-3001。
 フリー切符で乗っているし、ジグザグに各駅を乗り降りして行きます。

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 まず、久保田駅。

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 9Dで一つ戻って、西滝沢駅。
 9Dは由利高原鉄道の職員が添乗していたものの、乗客は、わずか1人…。その一人も、私と同じく西滝沢で降りてしまいました。

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 次の吉沢駅までは、子吉川を挟んでいるが、歩いて行けます。比較的最近できた駅です。

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 子吉川。先ほど乗ったYR-3001が、11Dとして折り返して、渡っていきます。
 川辺駅までは、すぐ後を追ってきた羽後交通バスで移動しました。川辺駅前で降りた時に撮影した画像が、№1855で公開したものです。

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 川辺駅。以前降りた時と比較して、駅舎が建て替えられている。

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 各駅にはこのように、「まごころ通信」と称した、アテンダント発行の新聞が掲げられています。

 16Dで前郷へ。先のYR-3001の折返し。この列車も、乗客は1人…。

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 前郷駅。タブレット交換があるが、駅員は女性でした。
 黒沢まで歩いて行きます。

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 その途中、築堤上にある曲沢駅。待合室は、由利高原鉄道の旧車両(YR-1000形)と同じデザインが施されています。

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 黒沢駅。ここは6年前にも降りているが、ホームが変わった?

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 18Dで子吉駅へ。ここも6年前に降りています。玉ノ池簡易郵便局が入っている、というか、郵便局が駅を兼ねているという感じ。ただし鉄道業務は行いません。

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 今回、旧駅舎を描いた絵画を初めて見ました。

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 改めて、YR-2002。15Dで鮎川へ。

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 鮎川駅。

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 この駅は、先の「鳥海山 木のおもちゃ博物館」の最寄り駅となり、バスが運行されるそう。
 また、この駅自体を「おもちゃ駅」として改修しようと、クラウドファンディングで資金を集める動きもあるようです。
 ただ、バスでのアクセスを必要とするのは、鉄道の利用を遠のかせる要因になりはしないか。「おもちゃ駅」改修もいいのだけれど、旧鮎川小学校は線路に隣接しているので、開館日・開館時間中のみ停車の臨時扱いでいいから、駅を新設する方が、鉄道の利用に繋がるのではないかと思いました。

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 こういうロケーションにあるのだから。羽後本荘からだと、鮎川を渡る手前の踏切に隣接して博物館ができる事になるので、この付近に駅を造った方が、格段に便利でしょう。

 18Dは、ようやく帰宅の学生の姿が見えて、乗客数が2桁に乗っていました。
 後は薬師堂駅が残っているが、明日も午前中はここに留まるので、明日に回す事にして、宿泊のホテルに向かいました。

 とにかく、明日15日くらいは晴れて欲しい。でないと、ここへ来た意味が薄くなってしまうので…。

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 日本貨物航空(NCA)は、整備作業記録に事実と異なる不適切な点があり、全11機を点検する必要があるとして、今日から全ての便を運航停止にする事になりました。運行再開までには、最低でも一週間程度かかる見込みとの事。NCAは先月から、国土交通省の立ち入り検査が入っていて、行政処分も検討しているとの事。

《今日のニュースから》
15日 スティーブン・ホーキング博士 ロンドン・ウェストミンスター寺院に埋葬
16日 楽天 梨田監督 辞任

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