№1841 2018年4月 今月は何があった 何をやった

「森友」に加えてセクハラ問題発覚で大揺れに揺れまくる財務省。国会の空転はいつまで続くのか、このまま総選挙突入か?南北首脳会談は、日本も含め、この後の世界全体に何をもたらすのか。また一人、野球界の偉大なるレジェンドが世を去ってしまった…。キング牧師暗殺から50年、福知山線事故から13年、セウォル号事故から4年、4月はどのような事が起きたのでしょうか。

 1日 加山雄三所有クルーザー 火災で全焼
 2日 イラク派遣 陸上自衛隊日報存在 防衛大臣陳謝
 3日 競泳日本選手権 池江璃花子 100mバタフライ日本新記録
 4日 アマゾン配送料 最大5割値上げ
 5日 みなとみらい本町小学校開校 10年限定開設
 6日 原発事故 15,000人申し立て 和解手続き打ち切り
 7日 20年以上長男監禁疑い 父親を逮捕
 8日 刑務所作業場から受刑者逃走 愛媛県今治市
 9日 島根県で未明に地震 大田市で震度5強

10日 「ジェンダーレス制服」で入学式 柏市柏の葉中学校
11日 米共和党ライアン下院議長 政界引退を表明
12日 民進党・希望の党 新党基本政策骨子案作成
13日 ヤフー 仮想通貨サービス参入を発表
14日 俳優 大杉漣しのび 「お別れの会」開催
15日 九州北部豪雨 不明者一斉捜索実施
16日 日中ハイレベル経済対話 8年振り開催
17日 災害被災鉄道復旧への補助拡大 福島・福岡・熊本・大分県知事要望
18日 3月の外国人旅行者260万7900人 前年比18%増で過去最高
19日 霧島連山 硫黄岳噴火 警戒レベル3

20日 英プレミア・アーセナル ベンゲル監督 今シーズン限り退任表明
21日 福島第一原発 自動運転バス導入
22日 コミック・アニメ海賊版サイト対策 緊急シンポジウム開催
23日 軽井沢バス事故 慰霊碑設置工事開始
24日 「準備宿泊」開始前 「安心安全ステーション」開設 福島県大熊町
25日 松田翔太・秋元梢 結婚発表
26日 フィリピン・ボラカイ島 半年間閉鎖措置開始

 今月はこの他、「火垂るの墓」高畑勲監督死去、サッカー日本代表ハリルホジッチ監督解任、フェイスブックCEOが米議会公聴会で証言、ゴルフ小平智が米ツアー初優勝、米英仏がシリア空爆、大分・中津市で大規模土砂崩れ、羽生結弦が仙台市でパレード、英ウィリアム王子キャサリン夫人が第3子出産(ルイ・アーサー・チャールズと命名)、などがありました。
 韓国・朴槿恵元大統領に有罪判決、ブラジル・ルーラ元大統領収監など、海外の国家元首経験者に関わる犯罪の評決が相次ぎました。
 サウスウエスト機のエンジン大破による旅客死亡事故を受けて、B737の緊急点検が日本でも行なわれました。日本では幸い運航への影響は出ない見込みだが、その直前にもB787のロールスロイスエンジンが不具合で、ETOPSの制限が行なわれる事もあり(ANAのシドニー・マニラ線で機材変更発生)、2年前には大韓航空機の羽田でのトラブルもあって(来月には調査報告書が出そうだが)、改めてエンジンは旅客機の最重要部分であると、思い知らされる事となりました。今後は、何も起きないように願います。

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《今月この一枚》

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 今月は半ば、北陸(富山・金沢・能登)と巡ってきました。5年振りの北陸で、のと鉄道に至っては…11年とちょっとぶり、か…。あの人気アニメのラッピング車も目的の一つで、天候に振り回される部分があったのは残念だったが、それでも何とか撮ってきました。来月公開したいが、その前に、金沢では北陸鉄道の石川線に乗ってきました。前回訪問後に開業していた陽羽里駅を訪れるためで、その陽羽里駅に停車する、7000系電車です。旧東急7000系だが、北陸鉄道移籍から早くも28年、既にキャリアの半分以上をここで過ごしています。17日に撮りました。この後、七尾経由でのと鉄道に移動しています。
 陽羽里駅は隣の四十万駅から500mしか離れていないが、金沢市内の四十万駅に対し、この駅は白山市にあり、駅前には白山市のコミュニティバス(加賀白山バスが運行)が乗り入れています。駅はホームだけの無人駅、近辺には商店などは何もないが、新しい住宅がいくつか建築中です。石川線もご多分に漏れず、一頃より列車本数が減少傾向にあって、23年前には準急を含め39往復運行されていたものが、12年前には33往復(普通のみ)、現在は30往復に留まっています。7000系の老朽化もそろそろ気になるところで、何とか新しい住宅の住人が積極的に電車を利用してもらいたいものだし、鉄道の側もそれに応える形で、車両やダイヤなどの面で、サービスの改善が行なわれて欲しいと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》
 JR東日本・東武・小田急・相鉄が昨日、2018年度の設備投資計画を発表しました。

JR東日本 … 単体でも5,250億円だから、大手私鉄との比較でもケタが違う。
 車両面ではE353系を追加導入すると言うから、現行のE255系〔あずさ〕の〔スーパーあずさ〕転換を行うという事なのか?E235系の山手線への追加導入も実施。東京モノレールも車両を新造するとしています。相鉄直通線の準備も進行。
〔踊り子〕185系置き換えの話がいっこうに出てこないなあ。去年一部地方紙が伝えたように、E353系導入で置き換わるE255系転用、という形に落ち着く、という事になるのか?
 毎日JR東日本で通勤していて感じるのは、路線によっては、もっと抜本的な線路形態の改善に投資を行うべきではないのか?という事。不測の事態に備えた線路配線の変更(折返し線・渡り線の新設など。この後の品川駅の工事で、京浜東北線に新設される)などは行われるが、湘南新宿ライン・上野東京ラインの開通も踏まえると、ちょっとダイヤが乱れたらすぐ直通運転を中止して折返し運転に移行、というのはまずい。普段から直通サービスを売り込んでいる以上、直通運転に適した線路配線・構造に転換を図るべきで、無論莫大な費用は掛かるが、逆に、その方向にもっと投資を投資して、通常からダイヤの改善を図る事が検討されるべきではないのか?北海道あたりと違って、資金的には充分に余裕があるはずなのだから。

東武 … 車両面では、今年度も70000系を6編成追加導入。日比谷線直通22編成中19編成が70000系となり、2019年度には全編成置き換えが完了します。
 また予想通り、20000系のローカル転用が行われます。編成数・両数は不明だが、夏以降の日光線南栗橋以北~宇都宮線で運用開始。イメージ図があるが、紺色の帯で、黄色のワンポイントが入るよう。
 50050系・50070系は、ドア上に液晶モニターを設置、Wi-Fiも整備。
 アーバンパークライン(野田線)は、2019年度末予定の逆井~六実間複線化完成後の2020年春以降、運河~柏~船橋間で急行運転を開始するとアナウンスがありました。複線区間全区間で急行が走る事になります。
 ホームドアは、2020年度末までには乗降10万人以上及び東京オリ・パラ会場最寄り駅(北越谷…サッカー・朝霞…射撃)に整備。今年度は池袋・朝霞の整備が完了し、北千住(3F地下鉄直通ホーム)・新越谷・北越谷への整備を開始。2021年度以降は北千住~北越谷間・池袋~志木間各駅、他乗降5万人以上の駅に整備。
 高柳・幸手両駅は橋上駅舎の共用を開始し、越生駅は自由通路の使用を開始。その他東武日光駅などでリニューアルを実施。ときわ台駅は、現行の駅舎を活用したリニューアルになるよう。
 特急券の公式Web上からの購入を可能にするシステムを構築。
 総額360億円で、前年度比15億円増。

小田急 … 下北沢複々線化開業というビッグイベントが終わったばかりだが、設備投資額約336億円は、2017年度とほぼ同額です。
 アレッ?と思ったのが、代々木八幡と共に、開成駅のホーム延伸を行うという事。次のダイヤ改正では、快速急行・急行が停車になるので10連対応となるが、開成って、快速急行の停車が行われる事になるほど、乗客が多かったっけ?2016(H28)年度の1日平均乗降人員が11,038人、小田急全体で70駅中60駅と決して多くはないのだが、開発が進んでいるのだろうか?代々木八幡は島式ホームとなり(この駅は元々、上下間が大きく離れている)、ホームドアも整備される。これにより、新宿発着の各駅停車の一部10連化も、次のダイヤ改正で実施。
 車両面ではGSEの2編成目を新造、普通電車用の3000形中間車4両を増備して、2編成を10連化。EXEと1000形のリニューアルも継続。
 その他、下北沢駅の駅舎構築、鶴巻温泉駅の改良、本厚木駅のエスカレーター増設などを実施。ホームドアは、今年度は代々木八幡の他、下北沢駅(B1F(各駅停車用)ホーム)に設置。
 なお、別リリースで、海老名に「ロマンスカーミュージアム」を建設すると発表がありました。LSE・HiSE・RSEも展示。2021年春開業予定。

相鉄 … 例年はGW後の発表なので、やや早めか。今年も、相鉄バスを含んでいます。
 JR直通線用の12000系を新造。11000系の増備かと思ったが、新系列になるという事は、E235系がベースになるのだろうか。今年度は1編成新造。東急直通線用20000系と別系列になるが、大手とはいえ規模が大きくない相鉄で、直通先に合わせて別々の系列を用意するのは、コスト面とか、ダイヤが混乱した時とかに対応がうまくいくだろうかとか、心配もあります。かといって直通先の規格から、統一もできないのだが。JR東日本でも相鉄直通の準備が謳われていて、ようやく直通運転の実現が見えてきたようです。
 この他9000系のリニューアル、8000系の機器更新(リニューアルはしないのか?)を実施。
 駅関係は、2022年度末までに、全駅にホームドアを設置すると発表になりました。今年度は準備工事を実施し、2019年度末までに海老名(総合的な改良工事を実施中)に設置。星川の連続立体交差事業は、今年度中に上り線も高架切り替えを実施。二俣川駅を増築し、西横浜・緑園都市・弥生台でリニューアル。
 バスは高速バス(ASV装備)2台、ノンステップ乗合バス19台を導入。
 投資額は鉄道115億円で2017年度比17億円、バス11億円で4億円の、いずれも増。
 小田急・相鉄両社のリリースを読むと、海老名界隈はこの数年でずいぶん変わったけれど、これから先の数年でも、さらに大きく変わりそうに思えます。

《今日のニュースから》
27日 新潟県米山知事辞職 臨時県議会で決定
28日 江ノ島岩屋 半年ぶり公開

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