№1808 大サービス! HAPPY PARTY TRAIN

画像

 相変わらず人気ですねぇ、「ラブライブ!サンシャイン!!」。

(以下長いので「LLS」)

 このシリーズ2作目は地方都市が舞台という事もあるのか、ビジュアルが公共交通機関にも展開(1作目「ラブライブ!」ではなかったよね?)、我々鉄道ファン、バスファンにも大いに注目されるところになっています。
 バスについては伊豆箱根バス、東海バス(オレンジシャトル)がラッピング車を運行していて、それらは本体でも公開しています。
 今回は鉄道、伊豆箱根鉄道駿豆線を昨年から走っている「HAPPY PARTY TRAIN」(これも長いので、以下「HPT」、ヘッドマークにもそう書かれているし)の画像を公開します。

 はっきり言って私はアニメをナマでは見ていないし、もう私みたいなオジサンが、「Aqurs」(ユニット名)のファンだの、「〇〇ちゃん大好きーっ!」とか叫んでも、キモいだけでしょ?この年齢ではかなり照れ臭い、というのが正直な所なのだが、伊豆箱根鉄道は昨年創立100周年を迎え、各種記念行事も展開されています。その100年の歴史の1ページを記録したものだ、と思っていただければ幸いです。

 アニメファン、鉄道ファン双方に絶大な人気を誇るHPTだけに、ネットで検索してみれば、画像はいくらでもヒットします。
 ただ意外に、側面全体を撮った、まして編成全体を大きく撮った、という画像はほとんど見かけません。
 伊豆箱根鉄道は全線電化の路線なので、架線の柱とかが邪魔になって撮りづらい、と思う方も多いと思う。
 しかし丁寧に探してみると、時間帯限定ではあるが、そういう写真を撮れる場所はあるものなので、先日12日の振り替え休日を使って、場所を探して、撮ってみました。

 当ブログをご覧になる方々のどの程度がLLSのファンなのかは覚束ないが、そんな方々には、今回は大サービス!?いつもよりかなり大きなサイズで、画像を提供させていただきます!

 まず、編成全体の画像です。

画像

 こういう構図の画像は見ないもので(むろん過去に多数撮影されているだろうが)、今回トライしてみました。 
 これは午後に撮ったものです。三島二日町~大場間で、午後に富士山をバックにして撮れる超有名な撮影場所「北沢林道踏切」に近い小道から、多分50㎜で撮ったものだと思う。
 しかし派手だよねえ。常々思うが、渋谷やアキバなどの大都会でなら映えると思うが、ローカル鉄道としてはどうなんだろう、という気はしています。

 とか言いながらも、次に1両ずつ並べてみます。「Aqurs」メンバーも紹介。
 便宜的に「東側」「西側」と呼称します。まず西側。

画像

 三島方先頭車、3011号車の西側です。先の編成全体と同じ場所から、確か85㎜で撮影。
 左が三島、右が修善寺になります。三島方から主人公の高海千歌(CV:伊波杏樹)、渡辺曜(CV:斉藤朱夏)、桜内梨子(CV:逢田梨香子)。

画像

 中間車、3012号車の西側。下枠交差型パンタグラフが2台。
 三島方から国木田花丸(女の子に「花丸」って名前、どうなんだろう…。CV:高槻かなこ)、黒澤ルビィ(CV:降幡愛)、津島善子(CV:小林愛香)。

画像

 修善寺方先頭車、3501号車。クハです。
 三島方から黒澤ダイヤ(CV:小宮有沙)、小原鞠莉(CV:鈴木愛奈)、松浦果南(CV:諏訪ななか)です。

 次は東側です。午前中に、原木~韮山間にある空き地から、これも確か50㎜で撮ったと思う。
 メンバーは左右で点対象に配置されているのかと思っていたのだがそうではなくて、三島→修善寺へ、メンバーの並びは東西同じです。
 模型ファンの方、いるかな?台車や床下機器にも注目して頂けると嬉しい。

画像

 三島方先頭車の3011号車で、左は修善寺、右は三島になります。三島方(右)から高海千歌、渡辺曜、桜内梨子。

画像

 三島方から国木田花丸、黒澤ルビィ、津島善子。
 台車の間、広いスペースを抵抗器が埋めています(伊豆箱根鉄道は今の所、大雄山線を含めてすべて抵抗制御)。

画像

 三島方から黒澤ダイヤ、小原鞠莉、松浦果南。ダイヤとルビィは、姉妹…。

 いかがでしょう、拙い画像ではあったが、ファンの方々、堪能して頂けましたでしょうか?

画像

 参考までにHPTのベースとなった、ラッピング前の3011Fの画像も掲げておきます。3000系は伊豆箱根鉄道初のカルダン駆動車として1979(S54)年にデビュー、2次車からはステンレスとなり、窓割も変更。座席指定車連結快速用の7000系製造を挟み、1997(H9)年に製造された3次車がこの編成です。正面にはスカートがつきました。伊豆箱根鉄道では最新の編成でもあります。側面は国鉄・JR211系とほぼ同じです。

 むろん、撮影はHPTだけではありません。他にもいくつか撮りました。

画像

 朝早く、戸塚を一番で立って、三島で乗り継いで原木まで。寒かったです。夜明け前の戸塚より寒かった。
 まず沿線で、「イエローパラダイストレイン」(以下YPT)を1枚。バレンタインデー企画で、「鉄道むすめ」も描かれたヘッドマークが掲げられた他、(この画像では解りづらくなってしまったが)行先表示に♡が加えられています。
 この日のYPTは、HPTの1本前を走る運用に就いていました。

画像

 沿線に梅が咲いているのを見かけたので、先にHPTと梅の組み合わせを撮ってみました。柵はあるが、複線分の用地がある分スペースがあって撮りやすい。

画像

 先のHPTを撮った空き地から、YPTの編成全体を撮ってみました。東側で、左が修善寺方、右は三島方です。
 YPTは西武101系旧塗装時代を模したもので、3連である事、社紋を除けば、西武時代と同じです。

画像

 このED重連運転が、今回の伊豆箱根訪問の決め手となりました。午前中~昼間にかけて、大場→修善寺→三島→大場と展示走行しています。
 現状では通常走る機会があまりなく、工事列車や、大雄山線車両の大場入場で運用される位で、私にはこういう機会しか、撮影するチャンスが生まれないのです。
 これは、伊豆長岡駅の近く、三島寄りの川を渡った先での撮影です。単線だけれど、複線分の用地が確保されているので、柵(比較的新しい)をクリアして撮る事ができました。

画像

 HPTの後を追って走ってきた、〔踊り子105号〕。

画像

 伊豆長岡駅。「Aqurs」のメンバーがデコレーションされているが、メンバー9人に対し、上部の窓ガラスは8枚しかないので、松浦果南のみ、下段のドアの左側にデコレーションされています。「韮山反射炉世界遺産登録」と、ずいぶんなミスマッチ。

画像

 7000系の7101F。正面は金色、帯の色はHPTと同じ紺色になっています。なぜだろう?

画像

 駅前から出る伊豆箱根バス、当然LLSラッピング車に人気が集中するが(1号車は取り直しました。明日公開します)、もう一路線、「歴バス のるーら」が運行されています。韮山反射炉や江川邸など、近郊の観光地を循環する路線で、伊豆の国市が伊豆箱根バスに委託しています。土休日中心の運行で、午前2周、午後4周。大人・子供とも300円で、乗車券を購入すると1日乗り放題。バスは沼津市「ビーバス」からの転用らしい。結構な乗り具合が、頼もしく感じられました。

画像

 アニメなどのタイアップでない編成では、ドア部分に広告がラッピングされています。三ツ矢サイダーは、今はアサヒ飲料が販売するサイダーのブランド名。オールドファンだと、大瀧詠一のCMソングが思い出されるのではないでしょうか。

 午後は大場に向かいます。先にご覧いただいた、HPTの編成全体の写真を撮りに行くためです。

画像

 大場で1300系が並びました。予告はされていなかったが、♡マークは白+青の、伊豆箱根カラーの1301Fでも見られました。

画像

 伊豆箱根鉄道本社ビル。車庫・工場も併設されています。ここの前を通って、先の北沢林道踏切へ向かいました。

 HPTの撮影も終わって、この日は終了、三島へ戻ると、先に通過したHPTがまだホームにいました。

画像

 HPTでは、「Aqurs」のメンバーの誕生日に合わせて、メンバーを描いたヘッドマークを掲げて走っています。この日は、2月10日が誕生日という、松浦果南のマークを掲げていました。
(21日まで。22・23日はヘッドマークなし、24日~3月11日は国木田花丸(3月4日バースデー))

画像

 車内。中づり広告と、窓上の広告部は「Aqurs」のメンバーが掲げられています。吊り輪のカラーもカラフルで、ひたすらHPT仕様。
 窓部からは、ラッピング部であっても、きちんと外を見る事ができるようです。

画像

 ドア注意喚起ステッカーも、Aqursのメンバー。ドア毎にメンバーが違い、これは黒澤ダイヤ。

画像

 HPTのデコレーションのアップ。修善寺方先頭部の松浦果南。バス同様、電車にもCVの方のサインが記されていて、(この画像では解らないだろうが)窓柱には「しゅっぱーつ!」と描かれていました。
 しかし窓部にまでラッピングされていたら、窓を開けた瞬間(一段下降式)、大変なブーイングを浴びる事になるだろうな(特にキャラクター部)。戸袋窓がなかったら、その部分にキャラクターを描いたのだろうが。
(駿豆線には、戸袋窓がない旅客車両はない)

 バスもなのだけれど、アニメファンには大いにウケるだろうが、一般のお客さん、特に乗客の主力であろう高齢者の方々には、どう映るのだろう。逆に、キャラクターと同年代の10代の皆さんは、どう感じたりするものでしょうかねえ?去年沼津駅でLLSラッピングバスを撮影していた時、同世代のJKの皆さんがバスを見て、クスクス笑っていたのを、思い出したりしました。伊豆長岡駅のたたずまいなんかもそうで、その点はちょっと気になったりしています。

画像

 最後に、今回購入した一日乗車券「旅助け」のLLSバージョン。一般の「旅助け」は1,080円だが、通常のヘッドマークを模したバッジがついていて、合わせて1,200円。バッジは正直要らなくて、欲しいという人にあげても良いのだけれど、とりあえず記録の一部として、コレクションしておきます。

画像

「変われば変わるもんだ」。という事で、3年前の駿豆線のアニメラッピングは、「弱虫ペダル」でした。№1346でご覧いただいたものを再度掲載するが、LLSとは全く対照的な、昨今のアニメには珍しく男臭い作品と映ったものでした。記念乗車券も発売されていたものです。 

 いろいろくだらない事を書いたが、ともかく、現役JK9人が歌って踊って、だからこのアニメって、いろいろな面でインパクトがあるよね。もうしばらく、沼津のバスともども、人気が続くでしょう。
 ただし、LLSラッピングの第1弾、3501F。この日は終日車庫の中にいて運用されなかったのだが、この日、ラッピングの耐久性を考慮した結果として、4月1日(日)の営業運行をもって、ラッピング電車としての運行を終了すると発表がありました。後日、最後の撮影会も企画しているとの事。いつかは終わってしまうのは仕方がない事。ケジメをつけるイベントなどが行われれば、ファンも納得してくれるでしょう。一昨年4月スタートだったから約2年。となると、昨年4月8日運行開始のHPTも、長くてあと1年とちょっとか?焦る必要はないと思うが、撮りたい、乗りたいファンの方々は、機会があるうちに行っておいた方が良いかと思います。
 その際はバスと同様、他のファンや鉄道関係者、何より乗客の方々とのトラブルなど、絶対ないように。そんな事がなくても、十分楽しめるはず、だと思いますので…。また、沿線の撮影時は、特に踏切では要注意。ワンマン運転士から、「危ない!」などと思われないような行動を。HPT以外も含めて、みんなで譲り合って、撮影や乗車を楽しみましょう。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
14日 南アフリカ ズマ大統領 辞任表明
15日 三浦知良 ギネス世界記録に認定

 また、アメリカで銃乱射…。正直聞き飽きた(こんな事ではいけないと解ってはいるが)事件だけれど、この所、学校で発生する頻度が高まっている気がする。10代の少年が、同じ10代の若者たちを殺めるとは、狂っている。二次元スクールアイドルの追っかけに青春の一ページを費やしていい日本の社会、何のかんの言っても健全なのかも知れない。

この記事へのトラックバック