№1680 菜の花咲き乱れる いすみ鐵道

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 例年に比べてやや遅かった関東の桜のシーズンも、ついに終わってしまいました。
 なので完全に季節外れになってしまったが、1ヶ月前の3月20日、祝日ながらそのまま休みになったので(現状の私は通常月曜日休み)、天気も良さそうでどこへ行こうかと思いました。せっかくの祝日なので、休日のみ運行される列車を撮りに、乗りに行きたいと考えて、いすみ鐵道に行く事としました。いすみ鐵道は2012(H24)年暮れにキハ52形目当てに訪れているが、あのときは大多喜の検修庫にいたキハ28形が、営業運転に入っています。なので今回はキハ28の撮影&乗車を目当てに出かける事としました。
 しかし時期はちょうど菜の花満開、かなりの人出でやや混乱するところも見かけました。こうした方が良いのではないか、と思ったところも…。

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 改良が続く千葉駅は、橋上通路が完成していて、モーニング提供のカフェもオープンしていました。

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 外房線233M。209系。

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 大原駅。

 先に少しばかし歩いて、鉄橋で列車を待ってみました。

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 やってきた54Dは、いすみ300形の単行。

 この後場所を変えて、キハ28を撮りました。それが一番上。快速100Dです。

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 大原駅のいすみ鐵道売店。急行券もここで買います。

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 9時18分発の急行1号。キハ28運用開始後は、指定席はキハ28になり、キハ52は自由席。

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 その車内はボックス毎、そしてロングシート改造部にそれぞれ大型テーブルが設けられています。何に使うのか?

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 車内には国鉄時代の、それもやや古めの物が並んでいます。左の加賀能登路のキャンペーンは、松田聖子ですよね。グリコがスポンサーだったから?

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 沿線の池(進行方向右側)ではムーミンがお出迎え。アナウンスもあり、減速もします。
 この先も、特に菜の花の見所で減速します。どこもカメラマンが多いなー。

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「急行」ながら国吉で9分も停車。ホーム脇は公園風になっていて、咲き乱れる菜の花の中、思い思いに乗客が憩う。

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 56Dと交換。いすみ300+いすみ350。

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 国吉駅構内には、JR久留里線で使用されていたキハ30形と、腕木式信号機があります。

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 田んぼにもカメラマン。

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 大多喜駅に着きました。
 最初はこのまま上総中野へ行くつもりだったのだが、ちょっと席を外した間に、団体の旅行者がわんさか乗り込んできて、指定席だったからそのまま乗っても良かったのだけれど、ここで降りてしまいました。騒々しいのは苦手、なので…。

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 駅の外から、キハ52の出発を撮る。一般色から、首都圏色に変わっていました。30年前、JRスタート時のDCはオリジナル地域色への変更が進み始めていた頃だったが、後にこのカラーが見直されるようになりました。国鉄末期に初めて現れた頃はボロクソにこき下ろされていたのに、ファンって勝手だよなあ、とか思ったりします。

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 駅の大原寄りの猿稲踏切から、先に国吉で行き違った列車の折返し、いすみ350+いすみ300を撮影。

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 先のキハ28+キハ52が上総中野から102Dで戻ってきました。この列車は折り返し103Dで上総中野に戻ります。
 団体さんも多いです。右のエアロエースはクラブツーリズムで、㈱丸藤が運行。

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 大多喜駅構内。左はキハ20+いすみ300で、この後60Dで大原へ向かう。
 こちらは103Dに乗るが、先のキハ28は「レストラン・キハ」として貸切営業となり、一般客はキハ52のみ乗車可能。かなりの混雑。

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 線路は「簡易線」だっただけあって、少々貧弱。沿線はどこも菜の花満開で、カメラマンも多い。
 西畑で降りて、折返し列車を撮ってみようかと逆戻り。テクテク歩いて行く。

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 途中こんな感じで、大勢のファンが固まっている所も。ここをやり過ごしてしまったのが失敗。土地勘がない悲しさ、線路がどんどん離れていく。

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 結局かなり離れた場所から、106Dを撮る事となりました。

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 西畑~総元間の踏切の近くから、61Dを撮ってみました。先の59D~58Dと走ってきた2連の、後ろの300形は大多喜で切り離されていました。菜の花と満開間際の桜、いい絵になっているかな?

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 総元駅は、こんな感じ。線路際の菜の花が満開。大勢の人々が、折り返してきた62Dを撮る。今はみーんなスマホ。

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 大多喜到着直前列車は減速、夷隅川を渡る鉄橋で、左手の山の上に大多喜城を見る。ガイドのアナウンスもありました。

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 大多喜駅で行き違いの63D。キハ20+いすみ350形。
 トンボ帰りでこの列車に乗るが、キハ20はイベントをやっていたらしくて貸切。2両目のいすみ350形も混雑して、外を見る余裕もない。

 実はここでフィルムを使い果たし、替えも持ってきていなくて、この先の写真がありません。申し訳ありません。
 上総中野に着いたら小湊鐵道の列車も着いて、ホームは相当な大混雑。20形のイベントの片付けが終わらないうちに350形の方で乗車を始めてしまったから、内も外も大混雑だ。観光バスも待機していたし。
 片付けが終わった20形のボックスシートに落ち着いたのもつかの間、この車両は大多喜で切り離し、その先は単行になるとの事。案の定大多喜から大混雑になってしまった。菜の花を楽しむ、どころではなくなってしまった。
 思うに、菜の花シーズンの休日は大混雑が繰り返される事はもう解っているだろうから、「菜の花ダイヤ」みたいなものを組む事も必要なのではないか?第3セクター鉄道だから難しいかもしれないが、そうでないと観光客のイメージが悪くなるし、地元のお客さんも迷惑だろう。ワンマンの運転士も負担が増える事になるし(現に何度か運転士が外に降りて乗客の対応に当たっていた)。本当はキハ28+52も取り止めた方が良さそうな気もするが、「国鉄型DCが菜の花畑を走る」ビジュアル面の売りがあるからそれは無理か。ただ団体の受け入れや、「レストラン・キハ」は止めた方が良いか。
 それにしても、ほとんど(全て?)のお客さんの撮影がスマホ。情報を得るのも、写真を撮るのも、それを仲間に伝えるのも、みんな同じデバイスになってしまった訳だ。重っ苦しいカメラを抱えてホームを右往左往する人間なんて、もやは私くらいになってしまった?時代遅れ…?

 大原からはそのまま外房線、上総一ノ宮から横須賀線直通快速で帰宅の途に就きました。
 次回機会があるなら、普通の平日に訪れたいと思います。キハ28+52は走らないが、落ち着いて車窓を楽しみたいので。

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《今日のニュースから》
21日 サンフランシスコ中心部 7時間の大停電 
22日 熊本県益城町ボランティアセンター 閉鎖前最後の活動

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