№1609 カサンドラ・クロス

 いい時代になったと言って良いのか、一昔前では映画館で見逃すと限られたTVでしか見られなかった遠い昔の映画も、現代ではレンタルDVDで気軽に見る事ができるようになりました。と言っても、鉄道を舞台とした映画、特に列車そのものが一大事に陥るサスペンスものとなるとそんなに多くはないと思うが、そんな中からちょうど40年前、1976(S51)年に公開された、「カサンドラ・クロス」について書いてみます。
 細菌兵器開発のスキャンダルをもみ消すため、誤って細菌に汚染された(と思われる)長距離列車を、乗客ごと葬り去ろうと画策するアメリカの軍の幹部と、列車に乗り合わせて、その陰謀を阻止しようとする高名な医者との、(直接ではないが)対決を描いた作品、という事になろうかと思います。
 監督:ジョルジ・パン・コスマトス、脚本:トム・マンキーウィッツ、ロバート・カッツ、ジョルジ・パン・コスマトス。

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 まず、私が見たままの、全体のあらすじを記してみます。ラストのオチまで含めているのでネタバレになってしまうが、既に公開から40年も経っているし、どの道他のサイトで書かれてしまっているのだろうから、敢えてそのまま記しました。あらかじめご承知おきの上、注意してご覧下さい。

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 ジュネーヴの国際保健機構にテロリストの一団が潜入した。機構の爆破が目的だったが、目論見は失敗、細菌室に追い込まれた彼らは、警備員の発砲が元で、誤って病原菌の液体を浴びてしまう。病原菌は伝染性が強い肺炎菌で、アメリカが国連の決議に反し、密かに国際保健機構の内部で培養していたのだ。拡散すれば、欧州全体が汚染される事になる。捕えられた1人は尋問の最中に死亡した。米軍陸軍情報部のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)は、上層部からの命令で、事態を秘密裏に処理しようとした。
 ただ一人市中に逃走した仲間は、ジュネーヴ駅を出発しようとしていたストックホルム行大陸横断列車に潜り込んだ。この列車には、ストラスブール医学賞を受賞した高名な神経外科医・ジョナサン=チェンバレン博士(リチャード・ハリス)と、その元妻で、元夫に関する暴露本を出版した作家のジェニファー(ソフィア・ローレン)、初老の時計のセールスマン・カプラン(リー・ストラスバーグ)、登山家のサンティニ(本名ナバロ、マーティン・シーン)と愛人のドレスラー(エヴァ・ガードナー)、牧師のハリー(O・J・シンプソン)、トム(レイモンド・ラブロック)とスーザン(アン・ターケル)の若夫婦、その他1000人ほどの乗客が乗り合わせていた。
 マッケンジーは、逃走したテロリストが列車に乗り込んだ事を知り、進路を変えて、ポーランドのヤノフにある収容所に送り込もうとする。その路線の途中には「カサンドラ・クロス」の名がある大鉄橋があった。
 ジェニファーは、通過駅に物々しい警備が敷かれていた事、道路標識がバーゼルを過ぎていた事を示していた事から不信を抱く。知らぬ間に行先が変えられていたのだ。チェンバレンはマッケンジーより無線で、病原菌を浴びた者が列車に潜り込んでいると知らされ、ジェニファーらと共に列車内を捜索する。そして、荷物室に潜伏している所を発見。マッケンジーは、列車を追尾していたヘリコプターに、男と共にして病原菌に感染していた疑いがある、ドレスラーの飼い犬を収容させた。
 チェンバレンは主任医師のエレナ(イングリッド・チューリン)より、病原菌は空気感染で広がり、その割合は60%と知らされ、マッケンジーからは、乗客隔離のため、列車をポーランドの隔離施設に向かわせると聞かされた。途中のニュルンベルクで列車を封印するという。
 テロリストは死亡した。マッケンジーは無線を通じ、作り話を元にルートを変更すると乗客に伝える。パニックの真っ只中、列車はニュルンベルクに向かう。やがてスーザンを初め、1等のあちらこちらで、症状を訴える乗客が現れ始める。一方、エレナは国際保健機構に収容させた犬を元に、病原菌対策の追求を始める。しかし病原菌の増殖が速く、犬は昏睡状態に陥りそうだった
 カプランは車掌より、新しい行先がポーランドと聞かされ、顔色を変えた。

 夜中になり、列車はニュルンベルクに着いた。操車場で待っていたのは、防護服に身を固め、銃を構えた多数の憲兵たちだった。列車の封印が始まった。窓にはシェルターが溶接され、医療班により列車の消毒が始まる。救護班と共に憲兵が車内の監視に廻る。新たな犠牲者も発生、列車内の重苦しい緊張感に耐えられない乗客も現れる。
 ヤノフには妻子を殺された忌まわしい記憶しかないカプランは、列車からの脱出を試みるが、憲兵に発見され、撃たれて傷を負ったうえ列車に戻されてしまった。マッケンジーは憲兵の隊長に、射殺も厭わず、乗客を一人も外に出さないよう厳命していたのだ。カプランはチェンバレンより傷を治療される最中、列車がカサンドラ・クロスを経由する事を知り動揺、激しく暴れまわる。チェンバレンにより安静を取り戻すが、カサンドラ・クロスに何があるのか。チェンバレンとジェニファーは激しい不安に襲われる。

 列車は動き出した。夜が明けて、列車内には一応平穏が戻ったようだ。しかしその行く手にはカサンドラ・クロスが、激しい老朽化を隠せないまま、それでも朝霧に身を隠しつつも、その威容を不気味なまでに誇っているのだ。
 車掌の話では、カサンドラ・クロスは30年前には列車が通らなくなっていたという。カプランは、終戦の直後には誰も通る者はなく、付近の住民は皆避難してしまったと、呆然とつぶやくのだった。
 チェンバレンは、患者は1等の61人、死者は2名で済んでおり、2等には患者が出ていないのだから、列車を一度停めて、2等を切り離したらどうかと提案する。しかしマッケンジーは聞く耳を持たない。その最中、エレナが調べていた犬が快方に向かい始めていた。
 さらにカサンドラ・クロスは危険ではないかと問い正すチェンバレンに対し、マッケンジーは、ポーランド当局が安全性を保障しているというばかり。その態度から、チェンバレンは、逆にマッケンジーが嘘をついていて、このままでは危険だと感じた。
 サンティニとドレスラーの個室にハリーが現れた。実はハリーは麻薬捜査官で、密輸に関わっていたサンティニを追っていたのだ。サンティニはドレスラーを「人質」にして荷物室に向かい、憲兵に列車を止めるよう脅すが、車内の憲兵には権限がない。サンティニはチェンバレンに己の臆病さを突かれて一喝され、投降した。
 列車内の患者は皆、一転して快方に向かいつつあった。国際保健機構の犬も同じだ。エレナは、高濃度の酸素がバクテリアを分裂させ、燃え尽きさせていた事に気づく。密閉状態の中で高濃度酸素を供給している列車の患者も治るはずだ。エレナはこの事実を伝えようとチェンバレンと連絡を取ろうとするが、列車の無線はサンティニによって破壊され、通じなくなっていた。
 列車内でもチェンバレンが憲兵に列車を止めるよう主張するが、隊長は取り合わない。残された手段は、自ら蜂起して列車を強制的に止めるより他にない。チェンバレンはサンティニやハリーらを集め、行動を起こす。一斉に憲兵を襲い、武器を奪い取る。チェンバレンたちが憲兵たちと銃撃戦を起こして注意を惹きつけている間に、サンティニが客車の屋根を伝って、機関車に向かう段取りだった。しかし屋根上にも憲兵がいて計画は失敗。チェンバレンは、食堂車の床下を爆破して連結制御装置を破壊、後方の2等を切り離す策に出る。列車を止められないまでも、2等を切り離す事で前方も軽くなり、鉄橋をクリアできるかも知れない。
 サンティニは窓のシャッターを伝って機関車に行こうと提案、チェンバレンが注意を惹きつけている間に行動を開始した。しかし運悪く憲兵に見つかり、射殺されてしまった。ハリーも銃撃戦の最中に取り残されていた少女を助けようとして撃たれ、落命した。チェンバレンの作戦もうまくいかない。しかしその最中、ポーランド行に失望したカプランが自爆、食堂車の床下に穴が開いた。
 ついに列車はカサンドラ・クロスに進入した。チェンバレンはかろうじて切り離しに成功し、後部の2等車は寸前で停止した。しかし、鉄橋はやはり列車の重みに耐えられなかった。車外に放り出されたチェンバレン、2等車に残ったジェニファーが見たのは、崩れ去る大鉄橋、取り残された乗客たちの阿鼻叫喚と共に、大爆発を起こし藻屑と消えゆく列車の姿だった。
 マッケンジーはエレナに口止めを命じ、上層部への報告の後、機構を後にする。しかし、彼はまだ知らない。チェンバレンを初め2等車の乗客が生き延びた事、何より自らも、上層部から監視されている事を。





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 出演者のリストを見ると、トップにラインナップされているのはジェニファー役のソフィア・ローレン。確かに世界的な大女優ではあるが、でも主人公は明らかに、リチャード・ハリス演じるチェンバレン博士なのだけれど。
 ハリー役のO.J.シンプソンは、映画の世界は知らなくても名前くらいは聞いている、という人が少なくないはず。この2年前、1974(S49)年公開の「タワーリング・インフェルノ」にも出演しているが、元はプロのフットボールの選手で、NFLのビルズや49ERSのスターでした。引退後に俳優業に転じたが、今から22年前の1994(H6)年、妻を殺害した容疑で警察に追われている最中、ロサンゼルスのフリーウェイで大逃走劇を演じたため、世界的な関心を集める事となった。結局刑事事件としては無罪となったが、民事事件としては有罪となり、その後2007(H19)年に別の事件で有罪となって、現在服役中です。

「カサンドラ・クロス」として使われた鉄橋は、フランス中部に「ガラビ橋」として実在しています(ラストシーンは模型だが、割と良く出来ていたかも)。ギュスターヴ・エッフェルが設計したもので、私も6年前にローカル列車で通過した事があります。映画のラストシーンみたいな事があるはずはないが、それでも建造から120年くらい経つ代物なので、4連の電車でも恐ろしくノッソリノッソリ通過していました。電車の乗客という立場だったから鉄橋を外から見る事は出来なかったが、並行するハイウェイには、橋を眺める事ができるポイントがあるようでした。
 ヤノフという地名は、少なくとも私が調べた限りは、ポーランドにはなかった。途中経由したと思われる(劇中では言及されていない)チェコ(当時はチェコスロバキア)にあるのだが。カプランが激しく怯えたのは、劇中では触れられなかったが、やはりナチスがらみの忌まわしい記憶からだったのでしょうか?何しろアウシュビッツがあった国だから。

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 あくまで今の目で見てしまうからだろうが、現代に見直してみると、ツッコミどころ満載、「これどうよ?」と思ってしまう描写がそこかしこに見られます(特に前半のニュルンベルクまでの間)。いくつか記してみます。

 冒頭で、テロリスト3人組が救急隊と患者に偽装して国際保健機構に侵入するが、簡単に構内に入りすぎ。なぜ入口の所で止めないのか?欧州は当時としてもパレスチナなどのテロの脅威があり、公開4年前の、1972(S47)年のミュンヘン五輪のテロ事件は記憶に新しかったはずだし。後にマッケンジーも列車をニュルンベルクに転進させる際、テロをダシにしたウソをついていたくらいだ。また、警備員の発砲も、病原菌がある割には迂闊すぎる。アメリカが秘密裏に行っていた事なので、警備員は存在を知らされていなかったのかも知れないが。

 列車はジュネーヴを始発とし、バーゼル・パリ・アムステルダム・コペンハーゲンを経由してストックホルムに向かう設定になっているが(相当な遠回りだ)、実は、ジュネーヴ駅として撮られている場所自体がバーゼルSBB駅だ。背後を緑色の市電が行き交うのが見えるシーンがあるし、アルプスの絵を描いた古風な切符売り場も映っている(№1593でご覧頂きました)。バーゼルはジュネーヴと違ってホーム上屋がドーム状なので、始発駅のムードが欲しかったのかも知れない。
 チェンバレンやジェニファーが乗る個室寝台には扉部に乗客の名前を記していたが、当時はそんな事をしていたのだろうか?乗客は乗車券を購入する際には、名前を言わなければならなかったのか?カプランやハリーが切符を買うシーンでは、そんな事はなかった。しかも旅客機みたいな乗客名簿が作成されていて、しかもそれが鉄道の運行に関係しない機構のコンピューターに出力されていたりする(それでマッケンジーらはチェンバレンやドレスラーが列車に乗っている事を知る)のも変だ。

 列車はマッケンジーの指示により、密かに進路を変更してニュルンベルクへ向かうよう仕向けられる(ように見える)。乗客が途中で降りられない(逃げられない)ように、ノンストップで向かわせる算段だったようだ。しかしジュネーヴ~ニュルンベルク間は直線でも500㎞、当時の欧州の鉄道技術をもってしても、2~3時間程度で走り抜けられる距離ではない。また、スイスとドイツは電源方式は同じだが、スイスのELが直通出来るものなのか?
(ちなみにニュルンベルク到着時は、いつの間にかELがイタリア?の2車体式に交換されていた)
 そもそも、機関車の運転士の体調(特に生理現象)はどうするの?
 それに、運転士はあらかじめ決められた(通過する駅構内の線路まで含めて)走行ルートを指示されているから、いきなり違った進路に向かう信号が表示されていれば、たとえ青信号でも一旦停止して、理由を聞くだろう。これではマッケンジーの目的は達成できない。

 ジェニファーは沿線の警官と、バーゼルを過ぎた事を示す標識からこの列車が本来の進路から外れている事を知るが、この点も何か間抜けに見える。まず、車掌にあらかじめこの事が知らされていないのがヘン。列車には無線があり(無線係が乗っている)、外部から車掌に通告する手段はいくらでもあるはず。しかも、列車の運行に直接関係ない機構から、マッケンジーが直接乗客に放送までしているのだから。
(車掌と運転士の間の通話が可能かどうかは解らなかった)

 一番びっくりさせられたのは、先頭のELが、非電化区間で堂々と、パンタグラフを下して走っていた事だ!撮影用に、後部にDLをつないで後押しで運行させていたのだろう。架線柱があると、追尾していたヘリコプターがドレスラーの飼い犬を収容するシーンを描けなくなるからだろうか?さすがに唖然とした。

 後半、チェンバレンは食堂車の床に穴を空けて連結器をはずそうとするが、「連結制御装置」なるものは存在していたのか?見た所、固定編成ではなく、一般用客車の寄せ集めのようにしか見えなかったが。普通に「床に穴を空けて、連結器を切り離す」で良かったと思うが。それにしても、ネジ式連結器の解放は、プロの連結手が、停車中に行うのだって大変で、危険な作業だ。それを、全くドシロートの医者が、走行中にやれるものだろうか?

 一つ疑問なのは、マッケンジーにとって、本当に何が何でもカサンドラ・クロスに列車を突っ込ませて、乗客を皆葬り去る事が第一だったのだろうか?無論、細菌兵器開発のスキャンダルを秘密裏に葬ろうとしていた事は間違いないが、わざわざ西側同盟国の目を盗んで列車をポーランドに向わせるのであり、そのヤノフという場所に送り込んでしまえば、目的は達成ではないか?カサンドラ・クロスの通過に失敗しても、仮に成功しても、マッケンジーにとっては乗客全員を「社会的」に抹殺できれば良いはずだ。言葉は適当ではないが、カサンドラ・クロスは「保険」だった可能性もある。
(当時ポーランドは東側だが、旧ソ連との関係は(今の対ロシアもだが)あまり良くない。アメリカには案外好都合?)
 しかし、悪魔的な策を企てるにしては、情報をチェンバレンらに漏らしすぎ。カサンドラ・クロスなど地図に記す必要はなかった。ヤノフという行先自体、乗客に知らせる必要もなかったろう。カサンドラ・クロスの存在や現況を知る者は、列車の中にはカプランと車掌しかいなかったのだし、無駄に事を起こさせないためにも、秘密裏にカサンドラ・クロスの方向へ仕向ければ良かったのではないか?

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 結論としては、個々の場面を一つ一つ見た場合には、最初の牧歌的なイメージ(コンパートでグループが歌を合唱していたりしている)が、少しづつ緊迫感が増す構成になっていて、見所もなくはなかった(個人的には、ニュルンベルク停車中の密閉作業中、乗客の女性が狂ったように叫び出すシーンが印象的だった。確かに、いきなり列車の中に閉じ込められる状況に追い込まれ、マスク姿の憲兵がゾロゾロ車内の警備に廻る場面を見せつけられれば、そうなるだろうなとは感じる)。
 しかし改めて全体を通して見直すと、ラストシーンに導きたいがために、ご都合主義的に展開をこじつけていた印象が否めない。ラストシーンと、その直前の(チェンバレンたちと車中の憲兵との)戦闘シーンを描きたくて、そこから逆算させるために、構成に無理が生じたように思えました。
 鉄道のパニックもの、特に列車そのものの存在が危うくなる、というパターンは、難しいのかも知れません。地べたを走るため、逃げ道が比較的多くなるので。空中に上がってしまえば飛行中は完全に密室、止まってしまえば墜落という旅客機の(特にハイジャックもの)映像作品とは、ここが根本的に異なるのだろうと思います。この1年前には日本で「新幹線大爆破」という映画があったが、新幹線の保安システムを無視した構成のため、当時の日本国鉄が撮影への協力を拒否。私はTVで見た記憶があったが、列車がミニチュアだったり、本来停車なのにフィルムを早送りする形で通過に見せたりして、ずいぶん「ちゃっちい」と感じたものでした。それに比べるとこの映画は一応欧州各国の鉄道の協力を得られたらしいが、先に挙げたようなシーンを描かれて、どう感じたものでしょうか?(実際スイス国鉄は、この後の映画作成への協力を拒否する事になったらしい)。

 まあ、日本やアメリカのハリウッド映画のような安易なハッピーエンドにならない(…あ、ネタバレか)最後は潔くて良いが、今の目で見てしまうと、いろいろな点で今一歩、だったのかなあと感じました。鉄道パニックものの宿命でしょう。これからDVDを借りて見たいと言う方は、この点は注意しておくべきだと思います。

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