№1578 台風 大いに気になりつつ 山陽・山陰へ 5<終>.ANA1102便
ホテルの部屋の窓を打ち付ける雨は強いけれど、台風13号は温帯低気圧に変わり、どうやら関東地方への影響は、最悪の事態はまぬがれそう。鳥取発ANA1102便も、欠航にはならずにすみそうで、予定通りこの便で帰宅の途に就く事にします。
ただ、午後の出発なので、午前中はどうしようか。
9月 8日(木)
前日の時点では鳥取砂丘行も考えていたが、鳥取は雨もまだ残っていたので取りやめ。市内をうろつく事にします。特に記す事はあまりありませんが。
鳥取駅前の交差点にある、花時計。
県庁・日赤前付近。
やってくるのは、鳥取市のコミュニティバス「くる梨」(くるり)です。3コースあり、日ノ丸と日交が分担しています。
「わらべ館」。「童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム」だそう、以前は図書館だったらしいです。
「くる梨」緑コースの他、一般路線バスも一部経由。前日の日交バス若桜線も経由します(一部除く)。
わらべ館の一般路線バスには英語、韓国語、中国語の他、なんとロシア語があります。ロシア人の訪問も少なくないのか?境港~ウラジオストックの航路があるけれど(週1便)。
これまで県内になかった事から話題にもなった、スターバックスの鳥取県内1号店「シャミネ鳥取店」。ロードサイドスタイル。
鳥取空港へはもちろん駅前のバスターミナルから、航空便に合わせた日ノ丸自動車の空港連絡バスもあります。ただ、空港での時間に余裕を持たせたかったので、最初はJRに乗って、鳥取大学前駅から歩いて行くつもりでした。歩いても15分程度で、15年前はこのパターンで空港ターミナルまで行ったものでした。
しかし、12時55分の列車を逃してしまい、次の普通列車は14時02分。では、一般の路線バスで空港のそばへ行く路線はないのかとバスターミナルで聞いてみたら、13時05分発の日ノ丸バス賀露行が空港ターミナル前に入るそう。この便に乗る事としました。
日ノ丸バス。賀露行の表示が出ているが、実際は賀露地区の住宅地や、「かにっこ館」、さらに空港を経由して鳥取駅に戻る循環系統。ターミナル前には入るが、空港アクセスとしては機能していない。
(なので鳥取駅発車時点では、バスの表示には「空港」の2文字が全くない。出発後のアナウンスでは「鳥取砂丘コナン空港行」と言っていたが)
鳥取空港ターミナルビル。46分掛かりました。460円。
(空港連絡バスは所要20分で運賃は同じ)
1FのANAカウンター。路線は現在は、ANAの羽田線5便のみ。
乗客に混じって、1102便のクルーも姿を見せました。意外。こんな所で交代するんだ。
B787のエンジン整備による欠航(結局発生はないが)および時刻変更のお知らせが、カウンター前にありました。鳥取空港は元々B787の就航はないが(全便ナローボディ)。
空港もコナン尽くし。到着ロビーにもコナンと蘭のフィギュアが。
コンコースにもコナンの大きな幟が翻っています。
何しろ愛称が「鳥取砂丘コナン空港」なので(バス停の名前もそうなっている)。展望デッキにも、堂々と愛称が掲げられています。
羽田からのANA1101便は、ほぼ定刻に到着。
この便を受ける、日ノ丸の空港連絡バスもコナンのラッピング。
これを見て、手荷物検査場に向かう。
待合室。新学期に入ったばかりの平日にしては、10代くらいの若者が多いような。私服だから修学旅行でもなさそうだし、何だろう?
今や地方空港でもITコーナー設置は必須か。
運航はするが、台風に関わる悪天候の影響は免れられなかったようで、羽田空港の混雑のため、管制の指示により、出発が40分遅れるとアナウンスがありました。それに、飛行中終始ベルトサインが灯きっぱなしになる可能性もあるので、トイレは搭乗前に…とかとも。
搭乗開始。
ボーディングブリッジには、青山先生直筆?のコナンの原画が掲げられていました。当然ながら、うまいなー。鳥取は陸も空もコナン尽くしなので、ファンにはたまらない、のかなあ?
新しい出発時刻の10分前に出発。ところが、なかなか前進しないなと思ったらアナウンスがあって、離陸は15時57分になると。さらにその後コクピットから直接のアナウンスがあって、これからエンジンをスタートさせて滑走路に向かうと。そういえば、まだエンジンが始動していなかった。やがてエンジンが掛かって、のっそりのっそりR/W28に向かい、ターニングパッドでまた10分近く停止。
ようやく離陸だ。ターミナルを離れてから30分も経っている。小空港なのに。湖山池を左に見て右旋回。
しかしすぐに雲海に突っ込み、下界は何も見えなくなる。上も下も雲が広がってうっとおしい。
キャビン。ANAの他機種では新しい座席への交換が進んでいるようだが、A320に関しては変わっていません。退役が近い事もあるのか。
腰の方がややグラグラするがたいした揺れではなく、ベルトサインが消灯して、ドリンクサービスも行われました。基本的にはコールドドリンクで、ホットコーヒーなどはリクエストベースになるが。オレンジジュースを注文して、空港で買ったサンドイッチと共に頂きます。
オーディオはジャズを聴いていました。今のANA国内線のオーディオプログラムって、洋楽ポップスがないんだ。
20分位で少しだけ雲が切れて、地上が見えました。右下は恐らく、浜名湖の引佐だと思う。
降下開始。遠くにはかなりの高さの積乱雲も見ました。
安房鴨川。
ここから房総半島上空を北上していきます。
高架の鉄道の駅のホームを見るが、東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅です。この先で左旋回。
新鎌ケ谷。工事中の新京成線の高架橋も見えます。かなり強引な急カーブが確認できます。
つまり、西からの羽田へのアプローチなのに、だいぶ遠回りしている事になります。悪天候の影響か。
中山競馬場。
浦安。
TDR。すぐ真下は葛西臨海公園です。
東京ゲートブリッジをこんな間近に見るのは、初めてかも知れない。
かなり高度を下げてコンテナ船を見る頃から、急に視界が悪くなってきた。羽田も雨だ。
R/W22に着陸。相当視界が悪く、第1ターミナルが霞んでしまっている。
やや遠かったのだが、第2ターミナル70番ゲートまではスムーズに走れました。A滑走路からの離陸便で待たされる事もなかったし。
結局到着は、1時間ほどの遅れになってしまいました。こんな事は初めてではないけれど、ヤレヤレです…。
1102便はまだ良い方だったか。他の便もことごとく大幅な遅延。沖縄からのANA468便は「到着時刻未定」とか表示されていたし、鹿児島からのSNA78便は欠航、だって…。
とにもかくにも、無事帰ってこれました。
行きも帰りも台風の進路にヤキモキさせられる羽目になったし、旅行中も2日目の広島を除いて天候に恵まれず、特に一畑電車訪問を割愛したりしたのは残念でした。
ただ一方で、本当に久しぶりに可部線や芸備線、木次線に乗って、現状を見る事ができたのは、当初は想定していなかったプランだったが、収穫だったと思います。この所、都市と都市の間の移動は高速バスとか、特急や新幹線を利用する事が多くなってしまっているのだが、今一度、特にJRのローカル線にも乗る機会を作って、どのような状況に置かれているのかを見る事も、再度ローカル線の危機が叫ばれる今、必要なのだと思っています。
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近鉄の車掌の一件は、具体的な状況が解らないからああだこうだいえないが、車掌経験者としては身につまされる部分もありました。単に一職員の「不適切な行動」だけで片付けず、会社全体の異常事態発生時の案内・誘導のあり方にまで踏み込んで考えるべきでしょう。
《今日のニュースから》
21日 フォルクス・ワーゲン 新型ビートル 日本で販売開始
22日 米軍ハリアー攻撃機 沖縄本島東辺戸岬沖に墜落