「JTB時刻表2016年8月号」が発売になりました。
「やっぱり新幹線が好き」のタイトルの下、表紙は東海道新幹線・岐阜~米原間のN700A系。
「帰省・夏旅は渋滞知らずの鉄道で」って、なんだかキャッチフレーズは名鉄みたいだ。
やっぱり 新幹線が好き♥
北海道新幹線開業から既に4ヶ月、なぜ今新幹線なんだろう、とか思った。先月の「青春18きっぷ」特集と180°違う。
現役の新幹線車両の最古参は500系・E2系・E3系。500系もE2系も思えば来年でもう20年、新幹線としては相当な長寿になってしまいました。最近の新幹線は高速化もあってか寿命が短くなる傾向にあり、E1系や400系は18年しか使われませんでした。
(自身が高速運転を繰り返す事による老朽化、あるいは全体の高速化についていけない、など)
〔こだま746号〕は長時間停車を繰り返す事もあるが、在来線〔ひたち7号〕の上野→水戸間が108.5㎞/hなので、在来線特急より遅いという言い方もできる。
ここでは現役も過去車両も、車内設備についてはほとんど言及がありませんでした。過去には食堂車やビュッフェもあり、東北・上越新幹線ではカフェテリアが試行された事もありました。私も東海道新幹線で〔ひかり〕に乗り合わせた時は必ず食堂車に通っていたものだが(もはや年齢がバレる行為か?)、今や車内販売さえない列車も少なくなくなりました。「グランクラス」のような富裕層向けの車両もいいが、もう少しパブリックなゆとりが欲しい。〔はやぶさ〕〔こまち〕や〔みずほ〕、東京~博多間通しの〔のぞみ〕位は、せめて半室のバーコーナー程度は欲しいよなあ、というのはあります。とはいえ、普通車でもシートピッチが広くてゆったりしているのは旅客機や高速バスに対するアドバンテージで、これだけはなくならないで欲しいと願います。
2020年 首都圏の鉄道はこう変わる
東京オリンピックまであと4年、この間に首都圏の鉄道はどう変わるのか?というまとめ。
現在進行中の最大のプロジェクトは「相鉄・JR直通線」「相鉄・東急直通線」だが、当初の計画通りならすでに開通済みの所、完成あと2~3年はかかりそう。加えて特にJR直通は、この計画通りの設備で円滑な運行が可能なのか、正直懸念があります。
駅ナンバリングは、JR東日本の導入で、首都圏に関してはほぼ全部の鉄道が導入という事になりました。事業者各社が五月雨式につけて行ったので付与方法がバラバラになってしまって、もう少し早めに各事業者が話し合って、統一した付与方法が考えられれば良かったとは思います。
(いずれは私も各社の駅ナンバリングについて、他地域も含めて研究してみます。JR西日本も、「アーバンネットワーク」への導入を発表済み)
連続立体交差事業までは、JTB時刻表で取り上げる事ではなかったのでは?確かに小田急の下北沢付近は、列車の運行形態にまで大きく影響を与える事になるのだが(既に予告されている)。京成押上線の四ツ木~青砥間って「完成予定 未定」なの?同時に手が付いた押上~八広間が上下とも切り替えが終わっているのに、こちらは用地買収さえ完了していなくて、まだ相当時間がかかりそうだなあとは感じていたのだが。
「のりもの情報局」は、「世界鉄道博2016」「鉄道の日 記念フォトコンテスト開催中」「AIR DO 『ベア・ドゥ北海道JET』就航」「つくばエクスプレス×流鉄 『ご当地キャラスタンプラリー』」「静鉄×ジャストライン×エスパルスドリームフェリー 『スイスイ♪清水港まぐろきっぷ』」「伊賀鉄道 100周年記念イベント」。
エア・ドゥは、B767の「ベア・ドゥ」は初めて。
黄色のページ
まず、先月号と同様、JR各社毎の長時間運転列車のTOP3を並べています。
臨時列車は、京葉線で「サマーソニック・ソニックマニア」開催の臨時列車を運転。今年は、2日目(今年は8月21日)早朝の府中本町行の設定はなし。
青梅線の青梅~奥多摩間で日中に臨時2往復を運転。8月10・12・15・16日と全て平日だが、この区間は3月の改正で平日日中が削減されているので、お盆期間の輸送に対応したものと思われます。
大曲花火大会(8月27日)の臨時は、秋田→大曲間で〔こまち〕1本を追加。同区間の快速は設定なし。
奥羽本線は大石田まつり最上川花火大会(8月16日)・むらやま徳内まつり(8月19・20日)が新設定。「大石田」は大石田→山形間1本、「むらやま」は村山→山形間2本を運転。
ぎおん柏崎まつり海の大花火大会・上越まつりダウい花火大会(7月26日)、長岡まつり大花火大会(8月2・3日)は、えちごトキめき鉄道(直江津→新井間)も掲載されました。
(昨年も運転されたかもしれないが、時刻表への掲載はなかった)
長野びんずる(8月6日)は、長野→松本間1本が新設定になり、長野→上田が2本増(1本は篠ノ井行を延長)。
神明の花火大会(8月7日)は、昨年の身延→市川大門間の1本が富士発に延長になり(富士→西富士宮間は定期列車)、市川→身延間の1本も富士まで延長。
熊野大花火大会(8月17日)は、名古屋8時台出発の〔南紀〕が取り止めとなり、下り臨時〔南紀〕は2本。上りは紀伊長島→多気間の普通列車が1本増、熊野市→亀山間の快速が名古屋へ延長。
会社線は、5月1日から運行されている関越交通の鎌田~中禅寺温泉路線が掲載されました。定員制ではあるが(予約制ではない)、金精峠を越える路線バスは東武鉄道バス路線廃止以来、かなり久しぶりです。10月30日まで毎日2往復運転。峠より東だけの乗降は不可。
(関越交通では〔かたしなエクスプレス号〕と呼称)
この他昨年同様、富士山五合目・上高地関連の高速バス(渋谷~上高地線はなかった)に、小田急ロマンスカー〔湘南マリン号〕など。
「今月のおトクなきっぷ情報」は、巻頭グラビアに連動して新幹線関連のきっぷをいくつか掲載。
JR西日本が発売する「北陸乗り放題きっぷ」が注目。北陸新幹線(黒部宇奈月温泉~金沢)・北陸本線(敦賀~金沢)・小浜線(敦賀~小浜)・高山本線(富山~猪谷)間に越美北線・七尾線・氷見線・城端線、及びIRいしかわとあいの風とやま(越中宮崎まで)が、特急・急行(はないけれど)の普通車自由席を含めて3日間乗り放題。大阪市内発で大人15,560円だが、子供は3,000円に抑えられていて、家族の利用を期待しているようです。
本文
常磐線の小高~原ノ町間が7月12日に再開しました。当面は9往復で、原ノ町から来て単純往復。
竜田~原ノ町間の代行バスは小高に停車。
豊肥本線は、阿蘇~宮地間再開を踏まえたダイヤの掲載になりました。肥後大津~阿蘇間が運休のまま。
〔九州横断特急〕は阿蘇~別府間の61~66号として運転、ほぼ地震前のダイヤを踏襲しています。阿蘇~宮地間は快速の扱い。
阿蘇~宮地間はこの快速扱いの3往復だけで、いこいの森駅は休止のまま。
南阿蘇鉄道は、地震前のダイヤを掲載したまま。31日に中松~高森間で運行を再開する事が発表になっています(4往復で、うち3往復はトロッコ列車)。
〔あそぼーい!〕は博多~門司港間の臨時運行がJR九州より発表になっているが、時刻表には掲載されていません。
上り
あそぼーい!92号 博多11:38 → 13:13門司港
下り
あそぼーい!91号 門司港14:57 → 16:12博多
停車駅:香椎・折尾・黒崎・小倉・門司
ただし92号は、〔ソニック21号〕にはもちろん、折尾では快速4238Mにまで抜かれる事になり、「特急」としてはどうなのか?
(91号は退避なし)
8月中の木~日曜日及び15日に運転(ただし13日は運転しない)。
仙石東北ラインは8月6日より、女川まで1往復の延長運転を開始。
下り
9681D(←5557D) 仙台20:23 → 22:18女川
上り
9680D(←5540D) 女川6:05 → 7:35仙台
快速で、石巻線内は各駅に停車。
石巻線内の1往復は、石巻~女川間を仙石東北ラインに譲って運転を取り止め(列車番号を変更)。
全て11月30日まで運転の臨時列車の扱いで、列車番号は9000番台。
山陰本線の田儀駅構内の土砂流入災害の復旧で、30日より通常ダイヤに復旧。
高速バスは、豊鉄バスが7月1日より、新城駅~藤が丘線の運行を開始。
平日3往復・土休日2往復を運転。所要1時間15~25分。運賃1,000円。
藤が丘からさらにリニモ長久手古戦場駅まで運行されるが、名鉄バス名古屋営業所が隣接しているからと思われる。
国際興業系の東京~盛岡線の盛岡バスセンター乗り入れがなくなり、盛岡駅東口始終着に変更。
その他の高速バスや普通のバス路線は盛岡バスセンター乗り入れは継続。
(ただし、仙台~盛岡線も盛岡BC乗り入れは7月31日までとしている)
京王・阪急の池袋・新宿~大阪梅田線は、7月15日よりUSJに乗り入れ。
京王・アルピコの新宿~白馬線は、7月15日より扇沢経由便が、直行と扇沢始終着便に分離。扇沢始終着便は、新宿はバスタではなく、西口発着で運行。
北鉄・加越能の金沢~高岡線は、7月16日より1往復増発。
札幌市営地下鉄東豊線は7月18日にダイヤ改正済み。来年のワンマン運転開始に備えたATO運転開始によるもので、所要時間が全線で1分増の25分。さっぽろ→栄町で初電繰上げ(さっぽろ6時11分発)。
一般路線バスは、JRバス関東の霞ヶ浦線が7月1日よりダイヤ改正。平日早朝下り1本を美浦トレセン経由に変更。
(同日より土浦駅~阿見坂下間で関東鉄道バスと共通乗車を開始)
定期観光バスは、JR九州バスの「さつま特産ぐるめぐり」が新設定。7月16日~10月30日の土休日運転。昼食付。
空港バスは、7月13日より京急・東武の羽田空港~上尾・桶川線が運行開始。4往復で所要1時間50分~2時間10分。
同日、リムジン・京王の羽田空港~調布線・成田空港~調布線の一部が若葉台駅まで延長(稲城駅経由)。他にも同日に改正になる路線がいくつかあります。
なお、二子玉川・渋谷~羽田空港線の東急バス便は、同日より東急トランセに移管。
付録としてミニクリアファイル「新幹線 はじまりの列車たち」が付いています。「はじまり」とはどんな意味かと思ったが、それぞれの新幹線が開業した時点での車両という事です(北陸新幹線のE2系は、長野新幹線として開業した時点)。
+検測車「ドクターイエロー(922形)」と「East-i」。
次号のグラビア特集は未定みたい。秋の臨時列車掲載は予告されているが。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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《今日見た・聞いた・思った事》
日本では3月の改正を持って定期の夜行列車が〔サンライズ瀬戸・出雲〕1往復だけとなってしまったが、夜行列車を巡る状況はフランスも同じようです。
フランス国鉄(SNCF)は10月1日より、現行の夜行列車の半分を取り止めると先頃発表しました。乗客激減(夜行の利用者はSNCF全体の3%以下だそう)で、採算が全く取れない状況、赤字は1億€に上るそうです。
今回廃止になるのはパリ~サボア、パリ~アルビ(ロデズまで運行)、ルクセンブルク~ニース・ポルトボウ、ストラスブール~ニース・ポルトボウ。さらに来年にはパリ~ニース、パリ~アンダイヨ間も廃止となり、フランスの夜行は2往復のみとなるとの事。
ご多分に漏れず、1981(S56)年のTGV開業以降転移が進んだという事で、日本で起きた事象が、時を経て欧州でも同じくして起きるというのは、鉄道の世界でも変わらないようです。
日航ジャンボ機墜落事故の現場に至る登山道の整備にあたっていたJALの社員が登山道から滑落し、死亡したという事です。遺族対応担当の方だったというのも、より哀しさを誘う気がしました。旅客機事故で大勢の方々が亡くなるのも大いなる不幸だが、このような事故もまた不幸。事故犠牲者520名と共にご冥福をお祈りする、としか言えません。
《今日のニュースから》
22日 佐賀県 龍谷高校 野球部員喫煙で準決勝辞退
23日 長崎大水害から34年 川平町内平地区で慰霊祭
24日 G20財務相・中央銀行総裁会議閉幕 英EU離脱影響を懸念
「長崎大水害」といっても私自身記憶がかなりおぼろげだが、長崎市中の「眼鏡橋」が手ひどい被害を受けた事ははっきり覚えています。日本ではこれ以降も犠牲者を伴う水害がたびたび起こるものの、長崎だけで299人という犠牲者数は、長崎以降例がありません。
「ポケモンGO」フィーバーが連日ニュースになっているが、案の定様々なトラブルも続発しているそうです。特に交通への影響が大いに懸念されます。ただでさえ、スマホアプリ熱中でアクシデントが頻発していたのだから…。でも結局、小さな画面で展開される楽しいゲームの方が、外野から発せられる各種の警告などより圧倒的に訴求力が強いのは明らかなので、もっと大きなトラブル・アクシデントは間違いなく起きてしまうでしょう。世界各地で殺戮や政変まがいの行為が相次いでいる時、日本は能天気すぎだろ?と思うのは私だけでしょうか?
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