№1559 2016年7月 今月は何があった 何をやった

 世界で、そして日本でも吹き荒れた「殺戮」の嵐。日米で政治の季節の真っ只中、現実のものになるかも知れない、新しい世の中の訪れの予感。7月はどのような事が起きたのでしょうか。

 1日 軽井沢ツアーバス事故遺族 旅行会社の団体と意見交換
 2日 川越 菓子屋横丁 昨年全焼の菓子店営業再開
 3日 サンフレッチェ広島浅野拓磨 アーセナル完全移籍発表
 4日 独立記念日アメリカ ニューヨークでホットドッグ早食い競争
 5日 東京地域タクシー初乗り400円台 運賃改定審査開始
 6日 野々村元兵庫県議会議員 懲役3年執行猶予4年の有罪判決
 7日 東京都動物園協会Webサイト「ズーネット」 不正アクセス発見
 8日 米最新迎撃ミサイル「THAAD」 韓国配備決定
 9日 釧路港 サンマ初水揚げ 去年の2倍の高値

10日 サッカーEURO2016 ポルトガル初優勝
11日 文化庁京都移転 実証実験の勤務開始
12日 ミャンマーで大規模都市開発 三菱商事など正式発表
13日 日本人の人口1億2589万人 減少幅過去最大
14日 タイ国鉄 中国から車両115輌購入 記念式典開催
15日 日産自動車 自動運転技術搭載新型車公開
16日 ASEM終了 「国際法に基づく紛争解決」議長声明
17日 熊本地震 県内最大の仮設住宅 入居開始
18日 競走馬2頭を銃撃 牧場経営者を逮捕
19日 マレーシア~シンガポール間高速鉄道 2026年開通めざし覚え書き

20日 独メルケル=英メイ 首脳会談 英EU離脱問題を協議
21日 ロシア五輪委員会提訴を却下 スポーツ仲裁裁判所が裁定
22日 佐賀県 龍谷高校 野球部員喫煙で準決勝辞退
23日 長崎大水害から34年 川平町内平地区で慰霊祭
24日 G20財務相・中央銀行総裁会議閉幕 英EU離脱影響を懸念
25日 警視庁 インターンシップ制度初導入 大学生が交番勤務体験
26日 太陽光発電飛行機 アブダビ到着 世界一周達成
27日 安倍首相 新経済政策発表 事業規模28兆円超

 今月はこの他、日本一の観覧車が大阪万博記念公園にオープン、米探査船「ジュノー」木星軌道投入、大西卓哉航宙士(元ANA機長)ISS長期滞在開始、仲裁裁判所が南シナ海の中国管轄権否定の判断、イギリス・メイ内相が首相就任、国立西洋美術館が世界文化遺産に登録、永六輔氏・大橋巨泉氏・中村紘子氏死去、などがありました。
 ソフトバンクにJリーグ、LINE、そして「ポケモンGO」とITビジネスが注目を集めました。
(モンスター探しもホドホドに!モンスターをゲットしたって大金持ちになれるわけでもない)
 今月は常磐線と豊肥本線で一部区間が運行を再開、箱根ロープウェイは全線で再開になりました。明日には南阿蘇鉄道も一部再開します。どの路線も全面復旧まで道は遠い(特に常磐線。相馬~浜吉田間は12月10日再開と発表になった)が、鉄道を初めとする乗り物の力が、被災地に光を灯してほしいと願います。
 ジャンボ機の時代の終わりが、現実味を増してきたようです。

《今月この1枚》

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 11日の小田急小田原線、向ヶ丘遊園駅北口の小田急バス乗場です。以前は駅を出て左側に乗場があり、ターンテーブルも設けられていたが、再開発の一環で、数年前に右側に移転しました。登戸〔営〕の各路線の他、大学の送迎バスが発着します。一般路線車は、今や皆エルガです。
 訪れたのは10時過ぎだったが、特に専修大学行の乗場(一番右のエルガが停まっている所)はクソ暑い中長蛇の列、3~5分間隔で頻発するのに、どの便もギュウギュウ詰め。日本女子大学行(今は小田急バスから、ワールド自興のレインボーⅡに代わっている)に至っては積み残しまで出てしまっていました。次の便までは1時間近くあるのに…。他の駅の状況を見ても、大学輸送とは乗る側も乗せる側も大変なものだなあと。「バスグラフィックVol.28」(来月取り上げます)の特集の連接バスが、現状では大半が大学輸送関連なのも当然の流れなのかなあとも感じます。ここは道路事情から連接車は難しいとみているが。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》
 運輸安全委員会は一昨日、今月分の事故調査報告書を公表しました。
 この内航空では、4年前に成田で起きたANAのハードランディングのインシデントが、ようやく公表されました。
 犠牲者が出た訳でもなく、機体も修理の上既に復帰しているのにずいぶん時間かかったんじゃないの?というのが正直なところだが、「構造及び運動の解析」に3年を要した事が要因となっています。
 結論としては、直接的には突風を伴う横風の最中、着陸の際にバウンドが起きた事を認識できずに前輪着地を行った事が機体の損傷を招いたとしているようです。
 成田の強風については、既に北京出発時に認識していたようです。成田の、特にA滑走路は風の影響がかなり出やすいみたいで、7年前のフェデックス機事故も記憶に新しいし、私もこの所、ゴー・アラウンドを何度か見ているので、そういうのがあるのかなあと、改めて感じました。
 去年沖縄で起きたピーチの水面への衝突回避のインシデントは、機長が意図せずに降下の操作を開始した、そして高度維持を自動操縦装置に任せきりにしたため手順の順位付けが適切でなかった、さらには地上の管制の側にも問題があったとしているようです。
 同じく去年、山手線が長時間不通になった架線柱転倒の一件は、工事により撤去する架線柱が傾いたとの情報が複数の機関に伝わったものの、情報の伝達がきちんと行われていなかったとの事で、一昨年の川崎の一件もそんな感じだったし、どの交通機関もそうだが、こういう事が正確にできていないと、アクシデントになりやすいという事だと思います。
 いずれにしろ、今後これらのアクシデントを教訓に、事故・インシデントゼロを目指して頂きたいと思います。いつもの事ではありますが。

《今日のニュースから》
28日 羽田空港新ルート 関係自治体合意
29日 渋谷PARCO一時休業 最終セール開始
30日 群馬大学附属病院腹腔鏡手術死亡事例 調査委員会が会見


 今月は3日おき更新とさせて頂きました。来月も引き続き3日おき更新とし、次回は8月2日に更新します。9月より隔日更新に戻す予定。

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