№1450 思い出のトライジェット搭乗記 2.JAL DC-10-40
航空趣味にはまりだして約4年となった1996(H8)年。旅客機に乗る機会は増えていたが、まだ乗った事がない機種が、羽田に発着する中でもまだ残っていました。その内の一つがDC-10でした。長崎への遠征の往路で、DC-10のフライトを選んで乗る事となります。2月26日の事でした。
DC-10とは直接関係ないが、この日の羽田の朝。A滑走路R/W34(現34L)から離陸しようとする機体が、数珠つなぎ…。誘導路上に、8機(画像では6機だが)もいる。これが、当時の日本の空の現状を象徴していました。
搭乗開始、ブリッジからコクピットを見る。その向こうには、B747-400D。
今回搭乗するのは、JA8546。就航から15年、ひたすら国内線で飛んでいました。
キャビンのシートに収まってみると、やけに若い女性の姿が多かった。ハウステンボス目当て?とか思った。ファッション雑誌を指さしながらおしゃべりしたりしている。男の人は、少なくとも私の周りでは1人、2人くらいしか見当たらなかった。もっとも、私の隣の席はその数少ない背広姿のおじさん。ロマンスなんて、生まれるはずもありませんよ!?
出発の頃には誘導路の渋滞も解消されていた。やれやれ。ターミナルを離れてから9分で離陸、大きく右旋回すると、羽田空港の全景が見える。新C滑走路が工事中、という段階でした。
アクアラインの風の塔が、工事中でした。
A滑走路に進入する着陸機が、小さく見えます。
この日はやや北寄りのルートを飛行、甲府盆地も、八ヶ岳も、真っ白。
さて、キャビンそのものは同じワイドボディとあって、印象はジャンボジェットとほとんど変わりませんでした。
ただ、決定的に違っていたのは、酸素マスクは前の席の背もたれに内蔵されている事。
この便は出発が9時30分と遅くて朝食時間を外れたので、茶菓がサービスされました。「夕張のメロンケーキ」。長崎線だったらカステラだろ?とか、ちょっと思った。
いきなり長崎になります。有明海から雲を抜けると、長崎空港の全景が見えてきました。海上に浮かぶ、まるで要塞のよう。
ところが、どんどん遠ざかっていく。管制の許可待ちとかアナウンスがあり、スピードが上がったり下がったり、エンジン音の変化が繰り返される。ホールディングをさせられているようだ。
ようやく許可が下りて、大村湾を滑るようにアプローチ。左手の丘のてっぺんに見えるのは、妙法寺の仏舎利塔。
着陸して、ほぼ定刻通りかな、と思っていたら、誘導路に入ったのに、ターミナルから背を向ける形で、滑走路に正対する形で停止してしまった。誘導路が一部工事中、滑走路を経由してターミナルに向かう事になり、他機の離陸を待つため5分も停止。
さらに何とかターミナルに着いたのに(着陸から14分もかかった)、国際線の乗客が先にターミナルに向かうので、機内でお待ちください…、と再度アナウンス(ここは内際で通路が共用)。ついには、福江行乗継のお客様はお申し出下さい…との放送までありました。
結局、機体から降りられたのは、本来の到着時刻より17分も後になってからでした。フライトそのものは快適だったのに、最後で少々ケチがついた格好だったでしょうか。
荷物受取場も女の子ばかりでした。後方のブロックは団体で乗っていたみたいだし、少々恥ずかしくもありました。
2回に分けて、日本国内線の3発ジェット旅客機の旅について書きました。
改めて書いてみると、特に「3発ジェット」だから、他のワイドボディ(B747やA300)とここが違う、とは正直感じませんでした。それより、ANAでの朝食、JALでの茶菓のサービスのように、当時は国内線でも結構リッチな気分を味わえるサービスがあった事が印象的だったと思います。機体そのもの同様、こんな時代は、もう来ないのでしょう。
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№1425でも書いたボストン地下鉄レッドラインの電車が昨日、ブレインツリー駅から運転士がいないまま突然暴走、4つの駅の間を暴走したそうです。大きな事故にはならなかったが、満員の車内はパニックになったそう。日本ではJR西日本の麻耶新駅で足場が崩れ、電車の乗客がけがをしたそうです。今日は関東地方も強風で各路線が乱れて大変でした。
《今日のニュースから》
10日 巨人 杉内俊哉投手契約更改 プロ野球最大4億5000万円減額
11日 電力取引監視等委員会 新規参入事業者送電線使用料例を提示